JPH09435U - 渦巻ポンプ - Google Patents

渦巻ポンプ

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JPH09435U
JPH09435U JP003020U JP302097U JPH09435U JP H09435 U JPH09435 U JP H09435U JP 003020 U JP003020 U JP 003020U JP 302097 U JP302097 U JP 302097U JP H09435 U JPH09435 U JP H09435U
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JP
Japan
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suction cover
pump
recessed
swirl chamber
centrifugal pump
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静夫 田中
泰人 窪
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポンプ性能重視の清水用と、夾雑物の通過性重
視の汚水用とに変換できる渦巻ポンプを提供すること。 【構成】吸込カバー4の一面4aを羽根板下縁2eに対
向させて渦流室7aを凹設させ、また、吸込カバー4の
他面4bを羽根板下縁2eに対向させて渦流室7bを凹
設させるよう構成した渦巻ポンプにおいて、吸込カバー
4の一面4a上に凹設される渦流室7aにおける水切り
部13aは、ポンプ性能の若干の低下と引き換えに夾雑
物の通過し易い形状に形成され、吸込カバー4の他面4
b上に凹設される渦流室7bにおける水切り部13b
は、ポンプ性能重視の形状に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、渦巻ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
渦巻ポンプを汚水中で使用した場合、吸水中に混在する夾雑物によって渦流室 内に閉塞を生じることが多く、特に繊維状の長物が、水切り部に引掛かり易いの である。水切り部の突出を短くしてその先端に丸味を持たせた形状とすれば、夾 雑物は通過し易くなるが、これは反面ポンプ性能を犠牲にすることにもなるので 、清水中で使用するポンプには不適当である。
【0003】 従来の渦巻ポンプは、汚水中で使用されるものは当初から汚水用として設計さ れており、清水中で使用されるものは当初から清水用として設計されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
汚水用に設計されたものを清水用に適したように変更したり、清水用に設計さ れたものを汚水用に適したように改造することも、従来のケーシング構造では困 難である。
【0005】 本考案の目的は、渦流室内部が清水用に適した状態と、汚水用に適した状態と に変更し得られる渦巻ポンプを提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本考案に係る渦巻ポンプにおいては、吸込カバーの外縁部分を上下に凸出させ てポンプケーシング周壁に形成し、一方の周壁をポンプケーシング上壁の周辺部 へ接続させることにより吸込カバーの一面上に渦流室を凹設させ、また、他方の 周壁をポンプケーシング上壁の周辺部へ接続させることにより吸込カバーの他面 上に渦流室を凹設させ、かつ、吸込カバーの一面上に凹設される渦流室における 水切り部の突出長さを、吸込カバーの他面上に凹設される渦流室における水切り 部の突出長さよりも短く形成して、その先端に丸みを持たせている。
【0007】
【実施例】
以下実施例の図面により説明をする。
【0008】 1はポンプケーシング上壁、2はポンプケーシング上壁1の下方においてモー ター軸3に嵌着された羽根車、4は羽根車2の羽根板下縁2eと裏返し自在に対 向する吸込カバーであって、中央部に吸込孔5を穿設し、外縁部分を上下に凸出 させてポンプケーシング周壁6a,6bに形成し、各周壁6a,6bの端縁部を ポンプケーシング上壁1の周辺部下縁への取付部に形成する。そして図1のよう に吸込カバー4の一面4aを羽根車2の羽根板下縁2eに対向させ、一方の周壁 6aをポンプケーシング上壁1の周辺部下縁へ接続させることにより吸込カバー 4の一面4a上に渦流室7aが凹設される。また、図2のように吸込カバー4の 他面4bを羽根車2の羽根板下縁2eに対向させ、他方の周壁6bをポンプケー シング上壁1の周辺部下縁へ接続させることにより吸込カバー4の他面4b上に 渦流室7bが凹設される。ただし、吸込カバー4の一面4a上に凹設される渦流 室7aにおける水切り部13aの突出長さを、吸込カバー4の他面4b上に凹設 される渦流室7bにおける水切り部13bの突出長さよりも短く形成して、その 先端に丸みを持たせておくのである。更に要すれば、渦流室7aにおける減速の ための円周部分12aを渦流室7bにおけるそれよりも若干外側へ拡げた態様に 形成する。従って図1の場合には、ポンプ性能は若干低下するが夾雑物は通過し 易く、繊維状の長物などが水切り部13aに引掛かることを防止し得られるので 、汚水用として好適な渦巻ポンプが構成されたことになる。他方、図2の場合に は、夾雑物の通過性は良好と言えず、繊維状の長物などが水切り部13bに引掛 かるおそれもあるので汚水用には不向きであるが、清水用としては図1の場合よ りもポンプ性能に優るものである。
【0009】 8‥‥8は取付ボルト、9‥‥9はポンプケーシング周壁6aおよび6bの取 付部に配設されたボルト挿通孔、10‥‥10はポンプケーシング上壁1の周辺 部にその下縁から穿設されたネジ孔である。
【0010】 前述のようにして一方の周壁6aをポンプケーシング上壁1の周辺部下縁へ対 向させた場合には、吸込カバー4の一面4a上において水切り部13aが短く先 端に丸味を持った態様となっている渦流室7aが形成せられ、また、他方の周壁 6bをポンプケーシング上壁1の周辺部下縁へ対向させた場合には、吸込カバー 4の他面4b上において水切り部13bが普通の態様となっている渦流室7bが 形成せられる。これらいずれかの状態により、取付ボルト8‥‥8をボルト挿通 孔9‥‥9からネジ孔10‥‥10へ螺着して、吸込カバー4と一体のポンプケ ーシング周壁6a,6bをポンプケーシング上壁1の周辺部下縁へ着脱自在に定 着させるのである。
【0011】 そして図1の使用例においては汚水用として好適な渦巻ポンプが構成せられる が、この使用例における吸込カバー4を取り外してこれを裏返し、他面4bを羽 根板下縁2eに対向させた図2の状態により再び吸込カバー4を定着させると、 清水用として好適な渦巻ポンプが構成されるのである。
【0012】 図8および図9に例示されたストレーナー14は、本考案渦巻ポンプに附設し て好適なものであり、多数の通水用細孔15‥‥15を穿設した固形物流入阻止 板16を環状板17の一方の端縁寄りに横設し、固形物流入阻止板16の通水用 細孔15‥‥15よりも粗目の通水口18を環状板17の周側部に開設してなり 、固形物流入阻止板16の一面16aを吸込カバー4の下面へ対向させて定着す ることにより通水口18から通水用細孔15‥‥15を経てポンプ吸込口5に至 る通水路が構成せられ、また、固形物流入阻止板16の他面16bを吸込カバー 4の下面へ対向させて定着することにより通水口18から吸込カバー4の下面を 経てポンプ吸込口5に至る通水路が構成される。
【0013】 上記ストレーナー14を本考案渦巻ポンプに附設するについて、固形物流入阻 止板16の一面16aを吸込カバー4の下面へ対向させて定着した場合には、渦 巻ポンプの駆動時において、汚水中に混在している大きな固形物は固形物流入阻 止板16により遮断され、通水用細孔15‥‥15により濾された水および微小 な固形物のみがポンプ吸込口5から吸い込まれるので、清水用として図2のよう に構成された渦巻ポンプへの附設態様として好適である。また、固形物流入阻止 板16の他面を吸込カバー4の下面へ対向させて定着した場合には、渦巻ポンプ の駆動時において、ポンプ吸込口5を通過し得ないような極く大形の固形物のみ が環状板17により阻止せられ、その余りの固形物は水と共に粗目の通水口18 を通ってポンプ吸込口5から吸い込まれるので、汚水用として図1のように構成 された渦巻ポンプへの附設態様として好適である。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、吸込カバーの取付面を変更するだけの簡単な作業により、渦 巻ポンプの用途に従い、渦流室の内部を清水用に適した状態と、汚水用に適した 状態とに変更し得るので、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】渦流室の内部が汚水用に適した状態となるよう
組み立てられた本考案渦巻ポンプの要部縦断側面図であ
る。
【図2】渦流室の内部が清水用に適した状態となるよう
組み立てられた本考案渦巻ポンプの要部縦断側面図であ
る。
【図3】本考案渦巻ポンプにおける吸込カバーおよびポ
ンプケーシング周壁部分の一面から見た平面図である。
【図4】図3のA−A線における縦断側面図である。
【図5】本考案渦巻ポンプにおける吸込カバーおよびポ
ンプケーシング周壁部分の他面から見た平面図である。
【図6】図5のB−B線における縦断側面図である。
【図7】本考案渦巻ポンプにおける吸込カバーの一面に
形成された渦巻室の水切り部と、吸込カバーの他面に形
成された渦巻室の水切り部との比較を示した説明図であ
る。
【図8】本考案渦巻ポンプに附設して好適なストレーナ
ーの平面図である。
【図9】図8のC−C線における縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング上壁 4 吸込カバー 4a 吸込カバーの一面 4b 吸込カバーの他面 6a ポンプケーシングの一方の周壁 6b ポンプケーシングの他方の周壁 7a 吸込カバーの一面上に凹設された渦流室 7b 吸込カバーの他面上に凹設された渦流室 11 吐出口 13a 一方の渦流室における水切り部 13b 他方の渦流室における水切り部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸込カバー(4)の外縁部分を上下に凸出させてポンプ
    ケーシング周壁(6a,6b)に形成し、一方の周壁
    (6a)をポンプケーシング上壁(1)の周辺部へ接続
    させることにより吸込カバー(4)の一面(4a)上に
    渦流室(7a)を凹設させ、また、他方の周壁(6b)
    をポンプケーシング上壁(1)の周辺部へ接続させるこ
    とにより吸込カバー(4)の他面(4b)上に渦流室
    (7b)を凹設させ、かつ、吸込カバー(4)の一面
    (4a)上に凹設される渦流室(7a)における水切り
    部(13a)の突出長さを、吸込カバー(4)の他面
    (4b)上に凹設される渦流室(7b)における水切り
    部(13b)の突出長さよりも短く形成して、その先端
    に丸みを持たせたことを特徴とする渦巻ポンプ。
JP1997003020U 1997-04-03 1997-04-03 渦巻ポンプ Expired - Fee Related JP2569630Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005240766A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Shin Meiwa Ind Co Ltd 液体ポンプ
KR101312498B1 (ko) * 2013-02-22 2013-10-01 이정기 수중 분쇄 배수 펌프, 배관 이송 볼텍스 가속기 및 이를 이용한 오수 이송 시스템

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