JPH0943264A - 加速度検出装置 - Google Patents
加速度検出装置Info
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- JPH0943264A JPH0943264A JP21526595A JP21526595A JPH0943264A JP H0943264 A JPH0943264 A JP H0943264A JP 21526595 A JP21526595 A JP 21526595A JP 21526595 A JP21526595 A JP 21526595A JP H0943264 A JPH0943264 A JP H0943264A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P21/00—Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups
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- G—PHYSICS
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- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P1/00—Details of instruments
- G01P1/006—Details of instruments used for thermal compensation
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度センサの出力信号から不要成分を除去
することができる、加速度検出装置を提供する。 【解決手段】 加速度検出装置12は加速度センサ14
を含む。加速度センサ14の出力端は、加速度センサ1
4の出力信号から不要成分のみからなる補正信号を除去
するための差動回路16の非反転入力端に接続される。
入力端子18は、たとえば自動車のシガレットライタの
ソケットなどの自動車の電源システムに接続される。入
力端子18には、ノイズフィルタ20、周波数カウンタ
22および微分回路24が直列に接続される。微分回路
24の出力端は、サンプルホールド回路26の入力端に
接続される。サンプルホールド回路26の別の入力端に
は、加速度センサ14の出力端が接続される。補正信号
を出力するサンプルホールド回路26の出力端は、差動
回路16の反転入力端に接続される。差動回路16の出
力端は、第1の出力端子28に接続される。
することができる、加速度検出装置を提供する。 【解決手段】 加速度検出装置12は加速度センサ14
を含む。加速度センサ14の出力端は、加速度センサ1
4の出力信号から不要成分のみからなる補正信号を除去
するための差動回路16の非反転入力端に接続される。
入力端子18は、たとえば自動車のシガレットライタの
ソケットなどの自動車の電源システムに接続される。入
力端子18には、ノイズフィルタ20、周波数カウンタ
22および微分回路24が直列に接続される。微分回路
24の出力端は、サンプルホールド回路26の入力端に
接続される。サンプルホールド回路26の別の入力端に
は、加速度センサ14の出力端が接続される。補正信号
を出力するサンプルホールド回路26の出力端は、差動
回路16の反転入力端に接続される。差動回路16の出
力端は、第1の出力端子28に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加速度検出装置に
関し、特に、自動車の進行方向における加速度に対応し
た出力信号を得るための加速度センサを有し、たとえ
ば、自動車のナビゲーションシステムなどにおいて自動
車の走行速度や走行距離を検出するために利用される加
速度検出装置に関する。
関し、特に、自動車の進行方向における加速度に対応し
た出力信号を得るための加速度センサを有し、たとえ
ば、自動車のナビゲーションシステムなどにおいて自動
車の走行速度や走行距離を検出するために利用される加
速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車のナビゲーションシス
テムとして、カーソルなどによって地図上に自動車の位
置を表示し、自動車の走行にしたがってカーソルを移動
させる装置がある。このような装置では、自動車の走行
速度または走行距離と、自動車の回転角度とを検出する
必要がある。自動車の回転角度を検出するためには、た
とえば角速度検出装置などが利用される。また、自動車
の走行速度または走行距離を検出するためには、加速度
検出装置が利用される。
テムとして、カーソルなどによって地図上に自動車の位
置を表示し、自動車の走行にしたがってカーソルを移動
させる装置がある。このような装置では、自動車の走行
速度または走行距離と、自動車の回転角度とを検出する
必要がある。自動車の回転角度を検出するためには、た
とえば角速度検出装置などが利用される。また、自動車
の走行速度または走行距離を検出するためには、加速度
検出装置が利用される。
【0003】従来の加速度検出装置は、自動車の進行方
向における加速度に対応した出力信号を得るための加速
度センサを有し、加速度センサによる加速度の検出方向
が自動車の進行方向に向くように取り付けられる。この
状態で、自動車が走行すると、加速度センサに加速度の
検出方向に力が加わり、その力に対応した出力信号が得
られる。したがって、この出力信号を測定すれば、自動
車の進行方向における加速度を検出することができる。
そして、この加速度に対応した出力信号を積分回路で積
分することによって、自動車の走行速度を検出すること
ができ、その積分した出力信号を別の積分回路で積分す
ることによって、自動車の走行距離を検出することがで
きる。
向における加速度に対応した出力信号を得るための加速
度センサを有し、加速度センサによる加速度の検出方向
が自動車の進行方向に向くように取り付けられる。この
状態で、自動車が走行すると、加速度センサに加速度の
検出方向に力が加わり、その力に対応した出力信号が得
られる。したがって、この出力信号を測定すれば、自動
車の進行方向における加速度を検出することができる。
そして、この加速度に対応した出力信号を積分回路で積
分することによって、自動車の走行速度を検出すること
ができ、その積分した出力信号を別の積分回路で積分す
ることによって、自動車の走行距離を検出することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の加速
度検出装置では、温度変化などの環境変化によって、自
動車の進行方向における加速度とは無関係のドリフト成
分が加速度センサの出力信号中に生じる場合がある。さ
らに、従来の加速度検出装置では、それが用いられた自
動車が坂道などで傾斜すると、重力加速度が加速度セン
サに加わり、自動車の進行方向における加速度とは無関
係の重力加速度成分が加速度センサの出力信号中に生じ
る場合がある。このように、加速度センサの出力信号中
に、自動車の進行方向における加速度とは無関係のドリ
フト成分や重力加速度成分などの不要成分が生じると、
自動車の進行方向における加速度を正確に検出すること
ができなくなってしまうだけでなく、自動車の走行速度
や走行距離も正確に検出することができなくなってしま
う。
度検出装置では、温度変化などの環境変化によって、自
動車の進行方向における加速度とは無関係のドリフト成
分が加速度センサの出力信号中に生じる場合がある。さ
らに、従来の加速度検出装置では、それが用いられた自
動車が坂道などで傾斜すると、重力加速度が加速度セン
サに加わり、自動車の進行方向における加速度とは無関
係の重力加速度成分が加速度センサの出力信号中に生じ
る場合がある。このように、加速度センサの出力信号中
に、自動車の進行方向における加速度とは無関係のドリ
フト成分や重力加速度成分などの不要成分が生じると、
自動車の進行方向における加速度を正確に検出すること
ができなくなってしまうだけでなく、自動車の走行速度
や走行距離も正確に検出することができなくなってしま
う。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、加
速度センサの出力信号から不要成分を除去することがで
きる、加速度検出装置を提供することである。
速度センサの出力信号から不要成分を除去することがで
きる、加速度検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、自動車の進
行方向における加速度に対応した出力信号を得るための
加速度センサを有する加速度検出装置であって、自動車
のエンジンの回転数が一定であるときの加速度センサの
出力信号を補正信号としてそれ以後の加速度センサの出
力信号から除去する除去手段を有する、加速度検出装置
である。
行方向における加速度に対応した出力信号を得るための
加速度センサを有する加速度検出装置であって、自動車
のエンジンの回転数が一定であるときの加速度センサの
出力信号を補正信号としてそれ以後の加速度センサの出
力信号から除去する除去手段を有する、加速度検出装置
である。
【0007】なお、この発明にかかる加速度検出装置で
は、自動車の発電機で発電された電力によって自動車の
電源ラインに発生する脈流の周波数が一定であるときの
加速度センサの出力信号が、補正信号として用いられて
もよい。
は、自動車の発電機で発電された電力によって自動車の
電源ラインに発生する脈流の周波数が一定であるときの
加速度センサの出力信号が、補正信号として用いられて
もよい。
【0008】また、この発明にかかる加速度検出装置で
は、自動車のエンジンの点火プラグによる点火の周期が
一定であるときの加速度センサの出力信号が、補正信号
として用いられてもよい。
は、自動車のエンジンの点火プラグによる点火の周期が
一定であるときの加速度センサの出力信号が、補正信号
として用いられてもよい。
【0009】
【作用】この発明にかかる加速度検出装置では、除去手
段によって、自動車のエンジンの回転数が一定であると
きの加速度センサの出力信号が、補正信号として、それ
以後の加速度センサの出力信号から除去される。
段によって、自動車のエンジンの回転数が一定であると
きの加速度センサの出力信号が、補正信号として、それ
以後の加速度センサの出力信号から除去される。
【0010】自動車のエンジンの回転数が一定であると
きは、自動車が停止しているとき(特にアイドリングの
とき)あるいは自動車が一定速度で走行しているときで
あり、自動車の進行方向における加速度が0である。そ
のため、このときの加速度センサの出力信号、すなわち
補正信号は、自動車の進行方向における加速度に対応し
た必要成分が0であり、自動車の進行方向における加速
度とは無関係のドリフト成分や重力加速度成分などの不
要成分のみからなる。また、それ以後の加速度センサの
出力信号は、そのような不要成分とともに、自動車の進
行方向における加速度に対応した必要成分を有する。そ
して、この補正信号がそれ以後の加速度センサの出力信
号から除去されることによって、加速度センサの出力信
号から不要成分が除去されるとともに、加速度センサの
出力信号に自動車の進行方向における加速度に対応した
必要成分が残される。
きは、自動車が停止しているとき(特にアイドリングの
とき)あるいは自動車が一定速度で走行しているときで
あり、自動車の進行方向における加速度が0である。そ
のため、このときの加速度センサの出力信号、すなわち
補正信号は、自動車の進行方向における加速度に対応し
た必要成分が0であり、自動車の進行方向における加速
度とは無関係のドリフト成分や重力加速度成分などの不
要成分のみからなる。また、それ以後の加速度センサの
出力信号は、そのような不要成分とともに、自動車の進
行方向における加速度に対応した必要成分を有する。そ
して、この補正信号がそれ以後の加速度センサの出力信
号から除去されることによって、加速度センサの出力信
号から不要成分が除去されるとともに、加速度センサの
出力信号に自動車の進行方向における加速度に対応した
必要成分が残される。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、加速度センサの出力
信号から不要成分を除去することができる、加速度検出
装置が得られる。そのため、この発明にかかる加速度検
出装置を用いれば、自動車の進行方向における加速度を
検出する際に不要成分によって生じる誤差を軽減するこ
とができる。したがって、この発明にかかる加速度検出
装置を利用すれば、自動車の走行速度や走行距離を検出
する際に不要成分によって生じる誤差を軽減することが
できる。
信号から不要成分を除去することができる、加速度検出
装置が得られる。そのため、この発明にかかる加速度検
出装置を用いれば、自動車の進行方向における加速度を
検出する際に不要成分によって生じる誤差を軽減するこ
とができる。したがって、この発明にかかる加速度検出
装置を利用すれば、自動車の走行速度や走行距離を検出
する際に不要成分によって生じる誤差を軽減することが
できる。
【0012】なお、この発明にかかる加速度検出装置で
は、自動車の発電機で発電された電力によって自動車の
電源ラインに発生する脈流の周波数が一定であるときの
加速度センサの出力信号を補正信号として用いる場合に
は、その電源ラインに発生する脈流の周波数を自動車の
シガレットライタのソケットから検出することができる
ので、この発明にかかる加速度検出装置を自動車に簡単
に接続することができる。
は、自動車の発電機で発電された電力によって自動車の
電源ラインに発生する脈流の周波数が一定であるときの
加速度センサの出力信号を補正信号として用いる場合に
は、その電源ラインに発生する脈流の周波数を自動車の
シガレットライタのソケットから検出することができる
ので、この発明にかかる加速度検出装置を自動車に簡単
に接続することができる。
【0013】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の一
例を示すブロック図である。図1に示す検出装置10
は、加速度検出装置12を含む。
例を示すブロック図である。図1に示す検出装置10
は、加速度検出装置12を含む。
【0015】加速度検出装置12は、加速度センサ14
を含む。この加速度センサ14は、自動車の進行方向に
おける加速度に対応した出力信号を得るためのものであ
り、加速度の検出方向が自動車の進行方向に向くように
自動車に取り付けられる。
を含む。この加速度センサ14は、自動車の進行方向に
おける加速度に対応した出力信号を得るためのものであ
り、加速度の検出方向が自動車の進行方向に向くように
自動車に取り付けられる。
【0016】加速度センサ14の出力端は、差動回路1
6の非反転入力端に接続される。この差動回路16は、
加速度センサ14の出力信号中のドリフト成分や重力加
速度成分などの不要成分を除去するために、不要成分の
みからなる補正信号をその出力信号から除去するための
ものである。
6の非反転入力端に接続される。この差動回路16は、
加速度センサ14の出力信号中のドリフト成分や重力加
速度成分などの不要成分を除去するために、不要成分の
みからなる補正信号をその出力信号から除去するための
ものである。
【0017】また、この加速度検出装置12は、入力端
子18を含む。この入力端子18は、たとえば自動車の
シガレットライタのソケットなどの自動車の電源ライン
に接続される。
子18を含む。この入力端子18は、たとえば自動車の
シガレットライタのソケットなどの自動車の電源ライン
に接続される。
【0018】入力端子18は、ノイズフィルタ20の入
力端に接続される。このノイズフィルタ20は、自動車
の発電機で発電された電力によって自動車の電源ライン
に発生する脈流以外のノイズを抑制するためのものであ
る。
力端に接続される。このノイズフィルタ20は、自動車
の発電機で発電された電力によって自動車の電源ライン
に発生する脈流以外のノイズを抑制するためのものであ
る。
【0019】ノイズフィルタ20の出力端は、周波数カ
ウンタ22の入力端に接続される。この周波数カウンタ
22は、自動車の発電機で発生された電力によって自動
車の電源ラインに発生する脈流の周波数をカウントする
ためのものである。この周波数カウンタ22では、その
入力端に入力されている脈流の周波数に比例した電圧の
信号が、その出力端から得られる。
ウンタ22の入力端に接続される。この周波数カウンタ
22は、自動車の発電機で発生された電力によって自動
車の電源ラインに発生する脈流の周波数をカウントする
ためのものである。この周波数カウンタ22では、その
入力端に入力されている脈流の周波数に比例した電圧の
信号が、その出力端から得られる。
【0020】周波数カウンタ22の出力端は、微分回路
24の入力端に接続される。この微分回路24は、周波
数カウンタ22の出力信号を微分するためのものであ
る。そのため、周波数カウンタ22の出力信号が一定の
電圧のときには、微分回路24の出力信号は0になる。
24の入力端に接続される。この微分回路24は、周波
数カウンタ22の出力信号を微分するためのものであ
る。そのため、周波数カウンタ22の出力信号が一定の
電圧のときには、微分回路24の出力信号は0になる。
【0021】微分回路24の出力端は、サンプルホール
ド回路26の入力端に接続される。このサンプルホール
ド回路26の別の入力端には、加速度センサ14の出力
端が接続される。このサンプルホールド回路26は、微
分回路24の出力信号が0であるときの加速度センサ1
4の出力信号を補正信号としてそれ以後出力し続けるた
めのものである。なお、サンプルホールド回路26は、
微分回路24の出力信号が再び0になったときに、その
ときの加速度センサ14の出力信号を新たな補正信号と
してそれ以後出力し続ける。このサンプルホールド回路
26の出力端は、上述の差動回路16の反転入力端に接
続される。
ド回路26の入力端に接続される。このサンプルホール
ド回路26の別の入力端には、加速度センサ14の出力
端が接続される。このサンプルホールド回路26は、微
分回路24の出力信号が0であるときの加速度センサ1
4の出力信号を補正信号としてそれ以後出力し続けるた
めのものである。なお、サンプルホールド回路26は、
微分回路24の出力信号が再び0になったときに、その
ときの加速度センサ14の出力信号を新たな補正信号と
してそれ以後出力し続ける。このサンプルホールド回路
26の出力端は、上述の差動回路16の反転入力端に接
続される。
【0022】差動回路16の出力端は、自動車の進行方
向における加速度に対応した信号を出力するための第1
の出力端子28に接続される。
向における加速度に対応した信号を出力するための第1
の出力端子28に接続される。
【0023】さらに、差動回路16の出力端は、第1の
積分回路30の入力端に接続される。この第1の積分回
路30は、差動回路16の出力信号を積分するためのも
のである。
積分回路30の入力端に接続される。この第1の積分回
路30は、差動回路16の出力信号を積分するためのも
のである。
【0024】第1の積分回路30の出力端は、自動車の
走行速度に対応した信号を出力するための第2の出力端
子32に接続される。
走行速度に対応した信号を出力するための第2の出力端
子32に接続される。
【0025】さらに、第1の積分回路30の出力端は、
第2の積分回路34の入力端に接続される。この第2の
積分回路34は、第1の積分回路30の出力信号を積分
するためのものである。
第2の積分回路34の入力端に接続される。この第2の
積分回路34は、第1の積分回路30の出力信号を積分
するためのものである。
【0026】第2の積分回路34の出力端は、自動車の
走行距離に対応した信号を出力するための第3の出力端
子36に接続される。
走行距離に対応した信号を出力するための第3の出力端
子36に接続される。
【0027】次に、この検出装置10の動作について、
図2に示すフロー図を参照して説明する。
図2に示すフロー図を参照して説明する。
【0028】ステップS1では、加速度検出装置12の
加速度センサ14によって、自動車の進行方向における
加速度が検出され、加速度センサ14の出力端から出力
信号Vgが得られる。この場合、加速度センサ14の出
力信号Vgは、自動車の進行方向における加速度に対応
した必要成分を有するが、それ以外にドリフト成分や重
量加速度成分などの不要成分を有する場合がある。
加速度センサ14によって、自動車の進行方向における
加速度が検出され、加速度センサ14の出力端から出力
信号Vgが得られる。この場合、加速度センサ14の出
力信号Vgは、自動車の進行方向における加速度に対応
した必要成分を有するが、それ以外にドリフト成分や重
量加速度成分などの不要成分を有する場合がある。
【0029】そして、ステップS3、S5およびS7で
は、自動車のエンジンの回転数に関連して自動車の電源
ラインに発生する脈流の周波数fが直前の周波数Fと同
一であるかどうか、すなわち、自動車のエンジンの回転
数が一定であるかどうかが判定される。この場合、ノイ
ズフィルタ20によって、自動車の発電機で発生された
電力によって自動車の電源ラインに発生する脈流以外の
ノイズが抑制され、加速度検出装置12の周波数カウン
タ22によって、その脈流の周波数がカウントされ、微
分回路24によって、周波数カウンタ22の出力信号が
微分される。なお、図3および図4には、自動車のエン
ジンの回転数が700rpmおよび2000rpmであ
るときの自動車のシガレットライタのソケットから得ら
れる信号の波形をそれぞれ示す。自動車のエンジンの回
転数が一定であるときには、周波数カウンタ22の出力
信号が一定の電圧になり、微分回路24の出力信号が0
になる。
は、自動車のエンジンの回転数に関連して自動車の電源
ラインに発生する脈流の周波数fが直前の周波数Fと同
一であるかどうか、すなわち、自動車のエンジンの回転
数が一定であるかどうかが判定される。この場合、ノイ
ズフィルタ20によって、自動車の発電機で発生された
電力によって自動車の電源ラインに発生する脈流以外の
ノイズが抑制され、加速度検出装置12の周波数カウン
タ22によって、その脈流の周波数がカウントされ、微
分回路24によって、周波数カウンタ22の出力信号が
微分される。なお、図3および図4には、自動車のエン
ジンの回転数が700rpmおよび2000rpmであ
るときの自動車のシガレットライタのソケットから得ら
れる信号の波形をそれぞれ示す。自動車のエンジンの回
転数が一定であるときには、周波数カウンタ22の出力
信号が一定の電圧になり、微分回路24の出力信号が0
になる。
【0030】その脈流の周波数fが直前の周波数Fに一
致するとき、すなわち自動車のエンジンの回転数が一定
であるとき、ステップS9において、そのときの加速度
センサ14の出力信号Vgが補正信号Voとして設定さ
れる。このときの微分回路24の出力信号は0であり、
このときの加速度センサ14の出力信号Vgは、補正信
号Voとして、サンプルホールド回路26からそれ以後
出力され続ける。この補正信号Voは、自動車の進行方
向における加速度に対応した必要成分が0であり、ドリ
フト成分や重量加速度成分などの不要成分のみからな
る。
致するとき、すなわち自動車のエンジンの回転数が一定
であるとき、ステップS9において、そのときの加速度
センサ14の出力信号Vgが補正信号Voとして設定さ
れる。このときの微分回路24の出力信号は0であり、
このときの加速度センサ14の出力信号Vgは、補正信
号Voとして、サンプルホールド回路26からそれ以後
出力され続ける。この補正信号Voは、自動車の進行方
向における加速度に対応した必要成分が0であり、ドリ
フト成分や重量加速度成分などの不要成分のみからな
る。
【0031】なお、自動車のエンジンの回転数が変化し
再び一定になったときには、ステップS3、S5、S7
およびS9において、そのときの加速度センサ14の出
力信号Vgが新たな補正信号Voとしてサンプルホール
ド回路26からそれ以後出力され続ける。
再び一定になったときには、ステップS3、S5、S7
およびS9において、そのときの加速度センサ14の出
力信号Vgが新たな補正信号Voとしてサンプルホール
ド回路26からそれ以後出力され続ける。
【0032】ステップS11では、加速度センサ14の
出力信号Vgから補正信号Voが除去される。この場
合、差動回路16によって、加速度センサ14の出力信
号Vgからサンプルホールド回路26の補正信号Voが
除去される。そのため、差動回路16の出力信号Vg−
Voは、加速度センサ14の出力信号からドリフト成分
や重量加速度成分などの不要成分が除去されるとともに
自動車の進行方向における加速度に対応した必要成分が
残された信号となる。そのため、ステップS13におい
て、自動車の進行方向における加速度に対応した信号
が、第1の出力端子28から検出される。
出力信号Vgから補正信号Voが除去される。この場
合、差動回路16によって、加速度センサ14の出力信
号Vgからサンプルホールド回路26の補正信号Voが
除去される。そのため、差動回路16の出力信号Vg−
Voは、加速度センサ14の出力信号からドリフト成分
や重量加速度成分などの不要成分が除去されるとともに
自動車の進行方向における加速度に対応した必要成分が
残された信号となる。そのため、ステップS13におい
て、自動車の進行方向における加速度に対応した信号
が、第1の出力端子28から検出される。
【0033】ステップS15では、差動回路16の出力
信号が第1の積分回路30で積分される。そのため、ス
テップS17において、自動車の走行速度に対応した信
号が、第2の出力端子32から検出される。
信号が第1の積分回路30で積分される。そのため、ス
テップS17において、自動車の走行速度に対応した信
号が、第2の出力端子32から検出される。
【0034】ステップS19では、第1の積分回路30
の出力信号が第2の積分回路34で積分される。そのた
め、ステップS21において、自動車の走行距離に対応
した信号が、第3の検出端子36から検出される。
の出力信号が第2の積分回路34で積分される。そのた
め、ステップS21において、自動車の走行距離に対応
した信号が、第3の検出端子36から検出される。
【0035】上述のように、この検出装置10では、加
速度センサ14の出力信号から不要成分が除去される。
そのため、この検出装置10を用いれば、自動車の進行
方向における加速度、走行速度および走行距離を検出す
る際に、不要成分によって生じる誤差を軽減することが
できる。
速度センサ14の出力信号から不要成分が除去される。
そのため、この検出装置10を用いれば、自動車の進行
方向における加速度、走行速度および走行距離を検出す
る際に、不要成分によって生じる誤差を軽減することが
できる。
【0036】また、この検出装置10は、その入力端子
18を自動車のシガレットライタのソケットに接続すれ
ばよいので、自動車に簡単に接続することができる。
18を自動車のシガレットライタのソケットに接続すれ
ばよいので、自動車に簡単に接続することができる。
【0037】なお、上述の発明の実施の形態では、自動
車の発電機で発電された電力によって自動車の電源ライ
ンに発生する脈流の周波数が一定であるときの加速度セ
ンサの出力信号が、補正信号として用いられているが、
たとえば、自動車のエンジンの点火プラグによる点火の
周期が一定であるときの加速度センサの出力信号が、補
正信号として用いられてもよく、この発明では、自動車
のエンジンの回転数が一定であるときの加速度センサの
出力信号が、補正信号として用いられればよい。
車の発電機で発電された電力によって自動車の電源ライ
ンに発生する脈流の周波数が一定であるときの加速度セ
ンサの出力信号が、補正信号として用いられているが、
たとえば、自動車のエンジンの点火プラグによる点火の
周期が一定であるときの加速度センサの出力信号が、補
正信号として用いられてもよく、この発明では、自動車
のエンジンの回転数が一定であるときの加速度センサの
出力信号が、補正信号として用いられればよい。
【0038】また、上述の発明の実施の形態では、周波
数カウンタ22の出力信号が一定の電圧であるかどうか
を調べるために、微分回路24が用いられているが、微
分回路24に代えて、周波数カウンタ22の出力信号と
その直前の出力信号とを比較するための比較器が用いら
れてもよい。
数カウンタ22の出力信号が一定の電圧であるかどうか
を調べるために、微分回路24が用いられているが、微
分回路24に代えて、周波数カウンタ22の出力信号と
その直前の出力信号とを比較するための比較器が用いら
れてもよい。
【0039】さらに、上述の発明の実施の形態では、補
正信号を設定するためにサンプルホールド回路が用いら
れているが、この発明では、他の回路によって補正信号
が設定されてもよい。
正信号を設定するためにサンプルホールド回路が用いら
れているが、この発明では、他の回路によって補正信号
が設定されてもよい。
【0040】また、加速度センサの出力信号をA/D変
換し、周波数カウンタの出力信号とともに、CPUによ
る図2に示すアルゴリズムでプログラムソフトとメモリ
演算処理を組み合わせることによって、図1に示す微分
回路、サンプルホールド回路、差動回路、第1の積分回
路および第2の積分回路を用いることなく、自動車の加
速度、走行速度および走行距離を検出する検出装置を構
成できることはいうまでもない。
換し、周波数カウンタの出力信号とともに、CPUによ
る図2に示すアルゴリズムでプログラムソフトとメモリ
演算処理を組み合わせることによって、図1に示す微分
回路、サンプルホールド回路、差動回路、第1の積分回
路および第2の積分回路を用いることなく、自動車の加
速度、走行速度および走行距離を検出する検出装置を構
成できることはいうまでもない。
【図1】この発明の実施の形態の一例を示すブロック図
である。
である。
【図2】図1に示す発明の実施の形態の一例の動作を示
すフロー図である。
すフロー図である。
【図3】自動車のエンジンの回転数が700rpmであ
るときの自動車のシガレットライタのソケットから得ら
れる信号の波形を示す図である。
るときの自動車のシガレットライタのソケットから得ら
れる信号の波形を示す図である。
【図4】自動車のエンジンの回転数が2000rpmで
あるときの自動車のシガレットライタのソケットから得
られる信号の波形を示す図である。
あるときの自動車のシガレットライタのソケットから得
られる信号の波形を示す図である。
【符号の説明】 10 検出装置 12 加速度検出装置 14 加速度センサ 16 差動回路 18 入力端子 20 ノイズフィルタ 22 周波数カウンタ 24 微分回路 26 サンプルホールド回路 28 第1の出力端子 30 第1の積分回路 32 第2の出力端子 34 第2の積分回路 36 第3の出力端子
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の進行方向における加速度に対応
した出力信号を得るための加速度センサを有する加速度
検出装置であって、 前記自動車のエンジンの回転数が一定であるときの前記
加速度センサの出力信号を補正信号としてそれ以後の前
記加速度センサの出力信号から除去する除去手段を有す
る、加速度検出装置。 - 【請求項2】 前記自動車の発電機で発電された電力に
よって前記自動車の電源ラインに発生する脈流の周波数
が一定であるときの前記加速度センサの出力信号が、前
記補正信号として用いられる、請求項1に記載の加速度
検出装置。 - 【請求項3】 前記自動車のエンジンの点火プラグによ
る点火の周期が一定であるときの前記加速度センサの出
力信号が、前記補正信号として用いられる、請求項1に
記載の加速度検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21526595A JPH0943264A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 加速度検出装置 |
EP95115796A EP0758087A3 (en) | 1995-07-31 | 1995-10-06 | Acceleration detecting apparatus capable of eliminating unwanted drift component from acceleration sensor signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21526595A JPH0943264A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 加速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943264A true JPH0943264A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16669452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21526595A Pending JPH0943264A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 加速度検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0758087A3 (ja) |
JP (1) | JPH0943264A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250948A (ja) * | 2006-04-28 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 車両用加速度センサの出力補正装置 |
JP2006250947A (ja) * | 2006-04-28 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 車両用加速度センサの出力補正装置 |
CN1330811C (zh) * | 2003-11-17 | 2007-08-08 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 超大网目网片的扎制方法 |
US7877221B2 (en) | 2008-03-14 | 2011-01-25 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Sensor module and method for correcting sense output signal therefrom |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3116833B2 (ja) * | 1996-08-07 | 2000-12-11 | 株式会社村田製作所 | 自動車速度演算装置 |
US8907772B1 (en) | 2010-09-29 | 2014-12-09 | Cyber Physical Systems, Inc. | System and method for automatic unsafe driving determination and notification |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324166A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-01 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両における加速度センサの出力補正装置 |
DE3923532A1 (de) * | 1989-07-15 | 1991-01-24 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur drehzahlermittlung einer brennkraftmaschine |
DE4025218A1 (de) * | 1990-08-09 | 1992-02-20 | Bosch Gmbh Robert | Vorrichtung zur drehzahlermittlung einer brennkraftmaschine |
DE4326831A1 (de) * | 1993-08-10 | 1995-02-16 | Georg Dipl Ing Voetterl | Fahrtschreiber für Kraftfahrzeuge |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP21526595A patent/JPH0943264A/ja active Pending
- 1995-10-06 EP EP95115796A patent/EP0758087A3/en not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1330811C (zh) * | 2003-11-17 | 2007-08-08 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 超大网目网片的扎制方法 |
JP2006250948A (ja) * | 2006-04-28 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 車両用加速度センサの出力補正装置 |
JP2006250947A (ja) * | 2006-04-28 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 車両用加速度センサの出力補正装置 |
US7877221B2 (en) | 2008-03-14 | 2011-01-25 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Sensor module and method for correcting sense output signal therefrom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0758087A2 (en) | 1997-02-12 |
EP0758087A3 (en) | 1998-09-23 |
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