JPH0943085A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH0943085A
JPH0943085A JP19388495A JP19388495A JPH0943085A JP H0943085 A JPH0943085 A JP H0943085A JP 19388495 A JP19388495 A JP 19388495A JP 19388495 A JP19388495 A JP 19388495A JP H0943085 A JPH0943085 A JP H0943085A
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広伸 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気圧導入穴が水膜などにより塞がれること
を防止する。 【解決手段】 ケース2の中央部に、大気圧が導入され
る基準圧室8、測定対象圧力が圧力ポート11を介して
導入される測定圧導入室9、それら両室8,9間の圧力
差を検知するための感圧部10を設ける。感圧部10
を、ガラス製の台座14上に設けられた感圧素子12
を、ステム15を介して凹部3b内に接着して構成し、
さらに接着剤17及びシリコンゲル18を充填して気密
性,耐湿性を向上させる。ケース2左端側部分には、基
準圧室8を大気と連通させるための大気圧導入穴19を
下向きに設ける。大気圧導入穴19内の奥部に撥水性フ
ィルタ20を設ける。大気圧導入穴19が開口するケー
ス2の下面開口部分に、下方に向けて縮径するテーパー
状の突出口部23を一体に設ける。突出口部23の突出
先端23bを、非面状つまり円形に延びるほぼ線状とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に、大気
圧が導入される基準圧室及び測定対象圧力が導入される
測定圧導入室を備え、それら両室間の圧力差を感圧部に
より検知するようにした圧力センサに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の圧力センサ
は、例えば自動車における燃料タンクからキャニスタに
つながる配管内の圧力を検出するために用いられてい
る。この圧力センサは、薄形箱状をなす合成樹脂製のケ
ース内に、大気圧が導入される基準圧室を設けると共
に、測定対象圧力が導入される測定圧導入室を設け、さ
らにそれら両室を区画する境界部に位置して感圧素子を
設けて構成されている。また、ケースには、前記基準圧
室を外部(大気)と連通させるための大気圧導入穴が形
成されている。
【0003】そして、前記感圧素子の薄肉部の表面に
は、例えば4個の抵抗体をブリッジに組んでなる回路が
形成されている。これにて、薄肉部の上下両側における
圧力差に伴う応力によって電気抵抗が変化し、その回路
から出力信号を取出すことによって測定対象圧力(相対
圧)を検出するようになっている。尚、前記大気圧導入
穴を塞ぐように位置して、液滴や塵埃が基準圧室に侵入
することを防止するためのフィルタを設けることも行わ
れている。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、次の
ような問題点があった。即ち、圧力センサに水がかかっ
たり結露等の虞のある環境で用いるような場合、ケース
の外面に付着した水が、水膜となって前記大気圧導入穴
を塞いでしまうことがあり、基準圧室内が正しい大気圧
とならなくなってしまうことがあった。また、大気圧導
入穴から、水や油、塵埃などの異物がケース(基準圧
室)内に侵入し、部品の劣化など悪影響を及ぼしてしま
う虞もあった。
【0005】この場合、上記したように大気圧導入穴に
フィルタを設ければ、異物がケース内に侵入することは
なくなるが、フィルタにより捕獲された異物が、今度は
フィルタを詰まらせてしまい、大気圧導入穴を閉塞する
という弊害が生ずることになる。特に、車両用に使用す
る圧力センサにあっては、雨の日などの車両の走行時に
おいて、はねによってケースに被水してしまい、泥や水
で大気圧導入穴が塞がれることが起こりやすいものとな
ってしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、基準圧室とケース外部とを連通させる
大気圧導入穴が水膜などにより塞がれることを効果的に
防止することができる圧力センサを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の圧力
センサは、ケース内に、大気圧が導入される基準圧室及
び測定対象圧力が導入される測定圧導入室を備えると共
に、それら両室間の圧力差を検知する感圧部を備えるも
のにあって、前記ケースに、前記基準圧室とケース外部
とを連通させる大気圧導入穴を設けると共に、その大気
圧導入穴が開口するケース外面部の開口部分に、そのケ
ース外面部から突出し且つその突出先端が非面状となる
突出口部を設けたところに特徴を有する。
【0008】この場合、前記大気圧導入穴の前記突出口
部から奥方の位置に、空気の通過を許容し且つ液滴や塵
埃の通過を阻止する撥水性フィルタを設けるようにして
も良い(請求項2の発明)。また、前記大気圧導入穴を
下向きに形成すれば、より効果的である(請求項3の発
明)。さらには、前記突出口部の外壁を、先端側に向け
て縮径するテーパー状に形成することもできる(請求項
4の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車に用いられ
る圧力センサに適用した一実施例について、図1ないし
図5を参照しながら説明する。図1は本実施例に係る圧
力センサ1の全体構成を示しており、ここで、ケース2
は、合成樹脂製のケース主部3にやはり合成樹脂製のリ
ッド4を被せて構成されている。この場合、リッド4
は、接着剤5によりケース主部3に対して気密に固着さ
れている。
【0010】前記ケース主部3の図で右端部部分は、複
数本(1本のみ図示)のターミナル6がインサート成形
されていると共に、ほぼ角筒状のコネクタハウジング部
3aが一体に形成されることにより、コネクタとして機
能するようになっている。圧力センサ1は、このコネク
タを介して外部と接続されるようになっている。またこ
のとき、図示しない雌側のコネクタとの接続時に発生す
る圧力をターミナル6の下面側から上方に逃すために、
ターミナル6には空気逃げ孔6aが形成されていると共
に、ケース2内にはその空気逃げ孔6aに連通する副室
7が設けられている。
【0011】そして、ケース2の図で中央部には、大気
圧が導入される基準圧室8、測定対象圧力(例えば燃料
タンクからキャニスタにつながる配管内の圧力)が導入
される測定圧導入室9、それら両室8,9間の圧力差を
検知するための感圧部10が設けられる。このうち感圧
部10は、ケース主部3に形成された凹部3b内に位置
して後述するようにして設けられる。この感圧部10の
上部(リッド4との間の空間部)が基準圧室8とされて
いる。
【0012】一方、ケース主部3の中央部の下面部から
下方に延びて、管状の圧力ポート11が一体に形成さ
れ、この圧力ポート11の中空部がケース主部3内で一
段径大となって前記凹部3bの底部に連続するようにな
っており、それら中空部分によって測定圧導入室9が形
成されている。前記圧力ポート11には、圧力測定対象
(燃料タンクからキャニスタにつながる配管)が図示し
ない導圧管を介して接続されるようになっている。
【0013】ここで、前記感圧部10について述べる。
図4にも示すように、例えば単結晶シリコンから形成さ
れる感圧素子12は、中央部に薄肉な圧力応動部12a
を有してなり、図示はしないが、その圧力応動部12a
の表面に、例えば4個の抵抗体をブリッジに組んでなる
回路が形成されている。また、感圧素子12には、全面
に例えばSiNからなる保護膜13が形成され、耐湿性
の向上を図るようにしている。尚、前記圧力応動部12
aは、エピタキシャル層でエッチングが停止する電気ス
トップエッチング技術により、薄く高精度に形成されて
いる。
【0014】この感圧素子12は、熱膨張係数を合せ込
んだガラス製の台座14の上面に陽極接合により気密接
合されている。さらに、前記台座14がステム15上に
載置された状態で、凹部3b内に取付けられている。前
記ステム15は、例えば台座14と熱膨張係数が近似し
た材質の合成樹脂から構成されている。また、台座14
とステム15との間、及び、ステム15とケース主部3
(凹部3bの底面)との間は、共に接着剤により気密に
接合され、この場合、その接着剤としては、ヤング率が
低く且つ耐薬品性の高いフッ素系のものが使用されてい
る。
【0015】これにて、感圧素子12(圧力応動部12
a)の上面側が前記基準圧室8に臨み、感圧素子12の
下面側が、台座14の貫通孔14a及びステム15の透
孔15aを介して前記測定圧導入室9に連通し、もっ
て、感圧素子12により測定対象圧力と大気圧との圧力
差(相対圧力)が検知されるようになっているのであ
る。そして、前記感圧素子12上の電極(回路)はボン
ディングワイヤ16を介して前記ターミナル6に接続さ
れ、検知信号が取出されるようになっている。
【0016】また、前記凹部3b内の空間部には、気密
性を向上させるため、ステム15及び台座14の下半部
を埋め込むようにして、例えばフッ素系の接着剤17が
充填されている。さらに、耐湿性を向上させるため、そ
の接着剤17の上面側には、感圧素子12及びボンディ
ングワイヤ16を含む全体を覆うようにして、シリコン
ゲル18が充填されている。尚、接着剤の塗布時におい
て、前記ステム15及び凹部3bの接着面には、接着強
度を向上させるためのプライマが塗布されるようになっ
ているのであるが、前記台座14の下面部のみは、貫通
孔14a内をプライマが上昇して感圧素子12に悪影響
を及ぼすことを防止するため、プライマの塗布を行わな
いようにしている。
【0017】さて、ケース2(ケース主部3)の図で左
端側部分には、前記基準圧室8とケース2の外部(大
気)とを連通させるための大気圧導入穴19が設けられ
る。この場合、図2及び図3にも示すように、ケース主
部3の左端部は、内面(上面)が前記リッド4に近接す
る位置まで突出する厚肉状に構成され、前記大気圧導入
穴19は、その厚肉部分を上下方向に貫通するように形
成されている。
【0018】この大気圧導入穴19は、断面円形をなす
ように形成されているのであるが、その上端部が一段径
大に形成されており、この径大部分に、撥水性フィルタ
20が設けられている。この撥水性フィルタ20は、共
にほぼリング状をなす上下のホルダ21,22により挟
持された状態で、ホルダ22の外周面が大気圧導入穴1
9の内周面に例えば溶着されることにより気密に嵌合固
定されている。
【0019】この場合、撥水性フィルタ20は、周知の
多孔質フィルタからなり、所定の通気量(例えば0.3
7cc/sec以上)を確保できる外径(例えばφ2.
4mm)と孔径(例えばφ1.0μm)とを有している
と共に、液体付着を防止するための撥水処理がなされて
いる。これにて、撥水性フィルタ20は、大気圧導入穴
19内の後述する突出口部23から奥方に位置して、空
気の通過を許容し且つ液滴や塵埃の通過を阻止するよう
に設けられている。
【0020】そして、この大気圧導入穴19は、ケース
2(ケース主部3)の下面にて開口しているのである
が、そのケース主部3の下面の開口部分には下方へ若干
量突出する突出口部23が一体に設けられている。この
突出口部23は、図2及び図3にも示すように、その外
壁面が下方に向けて縮径するテーパー状に形成されてい
ると共に、前記大気圧導入穴19の内壁面が下端部にお
いてやはり下方に向けて縮径するテーパー状となってい
ることにより、ある程度の肉厚を有した形態に設けられ
ている。このとき、突出口部23の内周端面(開口部)
23aは、肉厚方向にカットされた如き形態とされ、こ
れにて、突出口部23の突出先端23bは、非面状つま
り円形に延びるほぼ線状とされているのである。
【0021】次に、上記構成の作用について、図5も参
照して述べる。上記のように構成された圧力センサ1
は、車両(自動車)の下部(燃料タンクの近傍)に位置
して、図示のように大気圧導入穴19を下向きとして取
付けられる。このとき、基準圧室8内は、撥水性フィル
タ20を介して大気圧導入穴19により外部(大気)と
連通され、大気圧が導入される。一方、測定圧導入室9
には、圧力ポート11を介して燃料タンクからキャニス
タにつながる配管に連通され、その配管内の圧力が測定
対象圧力として導入される。
【0022】このとき、感圧部10の感圧素子12に
は、圧力応動部12aの上面側に大気圧(基準圧)が作
用する一方、下面側に測定対象圧力が作用する。これに
て、圧力応動部12aの上下両側における圧力差に伴う
応力によって圧力応動部12a上に形成された抵抗体の
電気抵抗が変化し、回路から出力信号を取出すことによ
り、測定対象圧力(相対圧力)が検出されるのである。
【0023】しかして、前記基準圧室8は大気圧導入穴
19を介して大気に開放しているので、基準圧室8(ケ
ース2内)に塵埃や液滴などの異物が侵入してしまうこ
とが考えられ、そのような侵入があると部品の劣化(腐
食や断線等)といった悪影響を受ける虞がある。また、
大気圧導入穴19の開口(突出口部23の開口部23
a)は小径なため、水がかかったり結露等があると、水
膜が生じて開口を塞いでしまうことが考えられ、このよ
うな水膜が生ずると、基準圧室8内が正しく大気圧とな
らず、特性が変動して検出精度が低下してしまう虞があ
る。
【0024】特に本実施例では、圧力センサ1は自動車
に組込まれ屋外で使用されるものであるため、砂埃、泥
水等を受けやすいという過酷な環境で使用されることに
なる。ちなみに、図5は本発明者等の実験による、水深
5cmにおける水路走行時の、圧力センサ1の被水量と
車速との関係を示すものである。また、スチーム洗車時
においても、圧力センサ1は大きく被水することにな
る。
【0025】ところが、本実施例では、基準圧室8に連
通する大気圧導入穴19の開口部分に、下方に突出する
突出口部23を設けたので、突出口部23が壁となって
例えば斜め方向から塵埃や液滴が開口内に侵入すること
が防止され、フラットな面に単純に開口が形成されてい
る場合と比較して、塵埃や液滴が大気圧導入穴19内に
侵入しにくくなる。また、突出口部23が下方に縮径す
るテーパー状をなしていることにより、開口部23aが
より径小となり、より一層異物が侵入しにくくなる。
【0026】そして、突出口部23の突出先端23b
が、非面状(円形に延びる線状)とされているので、開
口の周囲部が広くフラットな面である場合と比べて、い
わば水切れが良くなり、水滴などが付着しても開口部2
3aを塞ぐような水膜が生じてしまうことを防止するこ
とができるのである。
【0027】また、本実施例では、大気圧導入穴19内
に撥水性フィルタ20を設けるようにしたので、図2に
示すように、例え塵埃や液滴を含む空気Aが大気圧導入
穴19内に侵入しても、その撥水性フィルタ20によっ
てそれら塵埃や液滴の通過が阻止され、基準圧室8内に
はクリーンな大気Bのみが導入されるのである。この場
合、撥水性フィルタ20自体が大気圧導入穴19内の奥
方に位置して設けられているので、塵埃や液滴が撥水性
フィルタ20まで届きにくくなる。しかも、それら異物
を撥水性フィルタ20の下面側で捕獲する構成なので、
異物がフィルタ面に堆積し、撥水性フィルタ20を詰ま
らせてしまうこともなくなる。尚、本発明者等の研究で
は、撥水性フィルタ20の位置を開口部23aから8m
m以上奥方とすれば、撥水性フィルタ20が被水する確
率を極めて小さくすることができることが判明した。
【0028】さらに、本実施例では、大気圧導入穴19
を下向きに設けたので、図3に示すように、大気圧導入
穴19内に侵入した塵埃Cや液滴Dが、大気圧導入穴1
9の内壁などに付着しても、それら異物は流下して開口
部23aから速やかに排出されるようになる。
【0029】従って、本実施例によれば、大気圧導入穴
19の開口部分に突出口部23を設けたことにより、大
気圧導入穴19内への異物の侵入を効果的に防止するこ
とができると共に、従来のような開口に水膜が生じやす
かったものと異なり、基準圧室8とケース2外部とを連
通させる大気圧導入穴19が水膜などにより塞がれるこ
とを効果的に防止することができるものである。
【0030】そして、特に本実施例では、撥水性フィル
タ20を大気圧導入穴19の奥方に設けたことにより、
基準圧室8への塵埃や液滴などの異物の侵入を確実に防
止できると共に、撥水性フィルタ20が詰まることもな
くなり、また、大気圧導入穴19を下向きに設けたこと
により、万一大気圧導入穴19内に侵入した異物を速や
かに排出することができ、さらには、突出口部23の外
壁をテーパー状としたことにより、より一層効果的に異
物の侵入を防止することができるといったメリットを享
受することができるものである。
【0031】図6は本発明の他の実施例を示すものであ
る。この実施例が上記実施例と異なる点は、大気圧導入
穴31の開口部分に位置して設けられる突出口部32の
構造にあり、ここでは、突出口部32を下方へ突出する
薄肉な円筒状に形成している。従って、この突出口部3
2の突出先端32aは、やはり非面状(この実施例の場
合も図2,3に示される実施例と同様円形に延びるほぼ
線状)とされている。また、前記大気圧導入穴31は、
下部がテーパー状に縮径する形状に形成されている。か
かる構成においても、上記実施例と同様の効果を得るこ
とができるものである。
【0032】図7は異なる他の実施例を示すものであ
り、ここでは、突出口部33を長尺形状に形成し、この
突出口部33に配管(ホース)34の基端部を接続可能
としたものである。これによれば、その配管34の先端
部を極力きれいなエア室に配置することができる。その
他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定される
ものではなく、例えば車両用以外の用途の圧力センサに
も適用することができ、また、感圧部10や測定圧導入
室9部分の構成は各種の変形が可能であるなど、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1の圧力センサによれば、基準圧室とケース外
部とを連通させる大気圧導入穴が開口するケース外面部
の開口部分に、そのケース外面部から突出し且つその突
出先端が非面状となる突出口部を設けたので、大気圧導
入穴が水膜などにより塞がれることを効果的に防止する
ことができるものである。
【0034】この場合、大気圧導入穴の前記突出口部か
ら奥方の位置に撥水性フィルタを設けるようにすれば
(請求項2の圧力センサ)、基準圧室への塵埃や液滴な
どの異物の侵入を確実に防止できると共に、撥水性フィ
ルタの被水を極力防止することができる。また、大気圧
導入穴を下向きに形成すれば(請求項3の圧力セン
サ)、大気圧導入穴内への異物が侵入しにくく、また侵
入した異物を速やかに排出することができる。さらに
は、突出口部の外壁をテーパー状に形成すれば(請求項
4の圧力センサ)、より一層効果的に異物の侵入を防止
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、全体の縦断側
面図
【図2】撥水性フィルタの作用を説明するための要部の
縦断側面図
【図3】異物が流下する様子を示す要部の縦断側面図
【図4】感圧素子の拡大縦断側面図
【図5】車速と被水量との関係を示す図
【図6】本発明の他の実施例を示す突出口部部分の縦断
側面図
【図7】異なる他の実施例を示す要部の縦断側面図
【符号の説明】
図面中、1は圧力センサ、2はケース、3はケース主
部、4はリッド、8は基準圧室、9は測定圧導入室、1
0は感圧部、11は圧力ポート、12は感圧素子、1
9,31は大気圧導入穴、20は撥水性フィルタ、2
3,32,33は突出口部、23b,32aは突出先端
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高桑 昌樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、大気圧が導入される基準圧
    室及び測定対象圧力が導入される測定圧導入室を備える
    と共に、それら両室間の圧力差を検知する感圧部を備え
    るものにおいて、 前記ケースに、前記基準圧室とケース外部とを連通させ
    る大気圧導入穴を設けると共に、その大気圧導入穴が開
    口するケース外面部の開口部分に、そのケース外面部か
    ら突出し且つその突出先端が非面状となる突出口部を設
    けたことを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記大気圧導入穴の前記突出口部から奥
    方の位置に、空気の通過を許容し且つ液滴や塵埃の通過
    を阻止する撥水性フィルタを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記大気圧導入穴は下向きに形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記突出口部の外壁は先端側に向けて縮
    径するテーパー状に形成されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の圧力センサ。
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