JPH0942798A - 排熱回収型吸収冷温水機とその制御方法 - Google Patents

排熱回収型吸収冷温水機とその制御方法

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JPH0942798A
JPH0942798A JP7192706A JP19270695A JPH0942798A JP H0942798 A JPH0942798 A JP H0942798A JP 7192706 A JP7192706 A JP 7192706A JP 19270695 A JP19270695 A JP 19270695A JP H0942798 A JPH0942798 A JP H0942798A
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heat
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正彦 大島
Yumi Takeuchi
由実 竹内
Masaru Edera
勝 江寺
Masahiro Oka
雅博 岡
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Yazaki Corp
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスエンジン等の排熱を冷房の熱源として有
効に利用するための排熱熱交換器を付加した排熱回収型
吸収冷温水機において、冷房運転停止時、特別な放熱手
段を設けることなく排熱を放出するとともにシステムを
簡素化する。 【構成】 低温溶液熱交換器(7)の希溶液出側に被加熱
流体入り側を、高温溶液熱交換器(8)の希溶液入り側に
被加熱流体出側をそれぞれ接続し、エンジン冷却水を加
熱流体とする排熱熱交換器(12)を設け、この排熱熱交換
器(12)で加熱された希溶液を高温溶液熱交換器(8)に導
く配管(23B)に溶液ストップ弁A(11)を介装し、該溶液
ストップ弁A(11)の上流側と濃溶液を吸収器に導く配管
(20)とを溶液ストップ弁B(10)を介装した溶液バイパス
管(21)で連通した。 【効果】 冷房運転停止時、特別な放熱手段を設けるこ
となく排熱を放出することができるとともにシステムを
簡素化できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスエンジン等の排熱
を回収して動作する排熱回収型吸収冷温水機の制御方法
に係り、特にコージェネレーションシステムに使用され
るガスエンジンその他の排熱を回収する排熱回収型吸収
冷温水機とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスエンジン等の排熱を冷房に有効に利
用し、発電と熱回収を効率良く行うコージェネレーショ
ンシステムにおいて、排熱を吸収溶液にて回収し、ガス
インプットを低下させ、冷房効率の向上を図る排熱回収
型吸収冷温水機が考案されている。このような冷温水機
のシステムにおいて、冷房負荷が低下して出力を減少さ
せる必要が生じた場合、ガスのインプットを停止し、吸
収冷温水機の運転を停止させ、さらに、排熱による吸収
溶液の濃縮による排熱熱交換器内の晶析を防止するた
め、3方弁等により排熱をバイパスさせ、吸収冷温水機
への入熱を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし電力負荷と空調
負荷とは、増減が必ずしも一致しないため、吸収冷温水
機が停止してもガスエンジンが運転している場合、図2
に示すように、冷却水がもつ排熱は別に取り付けた放熱
用ラジェーターにて大気中に放熱させ、温度を低下させ
た後、エンジンの冷却水として利用していた。この場
合、放熱用ラジェーター、3方弁及びそれらの制御手段
が必要になり、システムが複雑になり、同時にイニシャ
ルコストが増加する問題があった。
【0004】本発明の目的は、ガスエンジン等の排熱を
冷房の熱源として有効に利用するための排熱熱交換器を
付加した排熱回収型吸収冷温水機において、冷房運転停
止時、特別な放熱手段を設けることなく排熱を放出する
とともにシステムを簡素化するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、伝熱面を備
えた冷却水流路を内装し該伝熱面上に散布される濃溶液
に冷媒蒸気を吸収させて希溶液を生成する吸収器と、前
記冷却水流路に接続して設けられ該冷却水流路内を循環
する冷却水を冷却するクーリングタワーと、前記吸収器
で生成されて循環する希溶液を排熱を熱源として加熱す
る排熱熱交換器と、該排熱熱交換器で加熱された希溶液
が導入されてさらに加熱される高温再生器と、を含んで
なる排熱回収型吸収冷温水機において、前記排熱熱交換
器を通過した希溶液を前記吸収器に導いて前記伝熱面上
に散布する排熱放出手段を設けることにより達成され
る。
【0006】また、排熱放出手段は、排熱熱交換器で加
熱された希溶液を高温再生器に導く配管に介装された溶
液ストップ弁Aと、該溶液ストップ弁Aの上流側と濃溶
液を吸収器に導く配管とを溶液ストップ弁Bを介して連
通する溶液バイパス管とを含んで構成されたものとする
ことができる。さらに、冷房運転時には溶液ストップ弁
Aを開いて溶液ストップ弁Bを閉じ、冷房運転停止時に
は溶液ストップ弁Aを閉じて溶液ストップ弁Bを開く制
御手段を設けるとよい。
【0007】上記の目的はさらに、伝熱面を備えた冷却
水流路を内装し該伝熱面上に散布される濃溶液に冷媒蒸
気を吸収させて希溶液を生成する吸収器と、前記冷却水
流路に接続して設けられ該冷却水流路内を循環する冷却
水を冷却するクーリングタワーと、前記吸収器で生成さ
れて循環する希溶液を排熱を熱源として加熱する排熱熱
交換器と、該排熱熱交換器で加熱された希溶液が導入さ
れてさらに加熱される高温再生器と、を含んでなる排熱
回収型吸収冷温水機の制御方法において、冷房運転停止
時に前記排熱熱交換器への排熱の供給を継続し、前記排
熱熱交換器を通過した希溶液を前記吸収器に導いて前記
伝熱面上に散布することによっても達成される。
【0008】
【作用】冷房負荷が低下して冷温水機の運転が停止され
る場合について説明する。冷温水機の運転を停止するた
めに、高温再生器1における加熱が停止される。吸収器
内の希溶液は排熱熱交換器に送りこまれ、排熱を熱源と
して加熱されつつ通過する。排熱熱交換器で加熱されて
排熱を回収した希溶液は、排熱放出手段により、吸収器
に導かれ、伝熱面上に散布される。冷却水ポンプの運転
は継続されているから冷却水も循環しており、伝熱面上
に散布された希溶液が排熱熱交換器で回収した熱は伝熱
面を介して冷却水に伝達される。冷却水に伝達された熱
はクーリングタワーに運ばれ、そこで大気に放出され
る。一方、伝熱面を介して冷却水に熱を与えた希溶液
は、吸収器から再び溶液循環ポンプに吸引され、加圧さ
れて排熱熱交換器に送りこまれ、上述の循環を繰り返
す。このような希溶液と冷却水の循環により、冷房運転
停止中であっても、排熱は、排熱熱交換器、希溶液、伝
熱面、冷却水、クーリングタワーと順に送られ、クーリ
ングタワーから継続的に大気に放出される。
【0009】排熱放出手段として、排熱熱交換器(12)で
加熱された希溶液を高温再生器(1)に導く配管(23
B)に介装された溶液ストップ弁A(11)と、該溶液スト
ップ弁A(11)の上流側と濃溶液を吸収器に導く配管(20)
とを溶液ストップ弁B(10)を介して連通する溶液バイパ
ス管(21)とを含んで構成されたものとすることで、溶液
ストップ弁A(11)と溶液ストップ弁B(10)の開閉操作を
行うだけで、排熱熱交換器(12)で加熱された希溶液を吸
収器の伝熱面上に散布することができる。
【0010】また、溶液ストップ弁A(11)と溶液ストッ
プ弁B(10)の開閉操作を、冷房運転の有無と連動させて
行う制御手段を設けることで、従来から設けられている
コントローラの制御信号をそのまま流用でき、制御も簡
単にできる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例である排熱回収型吸収冷温水
機を図1を参照して説明する。この吸収冷温水機は、作
動流体として、吸収剤であるリチウムブロマイド(Li
Br)に冷媒である水を吸収させた吸収溶液を用いてい
る。吸収溶液のLiBr濃度は、作動流体が装置内を循環
するにつれて変動するが、この変動はほぼ3段階に分け
ることができ、濃度レベルの低い方から、希溶液、中間
濃溶液、濃溶液と呼ぶ。
【0012】図示の排熱回収型吸収冷温水機は、内包す
る吸収溶液(希溶液)を加熱する手段を備えた高温再生
器1と、高温再生器1の上方に配置され該高温再生器1
に上昇管25で接続された分離器2と、該分離器2の気
相部分に一端を接続された冷媒蒸気コイル24を内装し
た低温再生器3と、該低温再生器3に二次冷媒蒸気通路
で連通され前記冷媒蒸気コイル24の他端が接続される
とともに冷却水コイル4Aを内装した凝縮器4と、該凝
縮器4に冷媒管17で接続され蒸発コイル5Aを内装し
た蒸発器5と、該蒸発器5に蒸発冷媒蒸気通路で連通さ
れ冷却水コイル6Aを内装した吸収器6と、吸収器6の
底部に希溶液吸入管22で吸入側を接続された溶液循環
ポンプ9と、溶液循環ポンプ9の吐出側に被加熱流体入
り口側を接続させた低温溶液熱交換器7と、低温溶液熱
交換器7の被加熱流体出側に希溶液吐出管23Aを介し
て被加熱流体入り口側を接続させた排熱熱交換器12
と、排熱熱交換器12の被加熱流体出側に希溶液吐出管
23Bを介して被加熱流体入り口側を接続させた高温溶
液熱交換器8と、高温溶液熱交換器8の被加熱流体出側
と前記高温再生器1の希溶液入り口を接続する希溶液吐
出管23Cと、前記分離器2の液相部と高温溶液熱交換
器8の加熱流体入り口を接続する中間濃溶液管15A
と、高温溶液熱交換器8の加熱流体出側と低温再生器3
の上部を接続する中間濃溶液管15Bと、低温再生器3
の底部と低温溶液熱交換器7の加熱流体入り側を接続す
る濃溶液管19と、低温溶液熱交換器7の加熱流体出側
と吸収器6の上部を接続する濃溶液管20と、希溶液吐
出管23Bに介装された溶液ストップ弁11と、溶液ス
トップ弁11上流側の希溶液吐出管23Bと濃溶液管2
0を溶液ストップ弁10を介して接続する溶液バイパス
管21と、冷却水コイル4Aの出側とクーリングタワー
14の冷却水入り側を接続する冷却水管18Cと、クー
リングタワー14の冷却水出側に吸入側を接続させた冷
却水ポンプ13と、冷却水ポンプ13の吐出側と冷却水
コイル6Aの入り側とを接続する冷却水管18Aと、冷
却水コイル6Aの出側と冷却水コイル4Aに入り側を接
続する冷却水管18Bと、を含んで構成されている。
【0013】冷却水コイル6Aは、外周面を伝熱面と
し、内部を冷却水が流れる冷却水流路としたものであ
る。排熱熱交換器12の加熱流体入り側はガスエンジン
の冷却水出側に、加熱流体出側はガスエンジンの冷却水
入り側に、それぞれ接続されている。溶液ストップ弁1
0、11は、冷温水機の図示されていないコントローラ
により、開閉制御される電磁弁としてある。コントロー
ラは、冷房運転時は、溶液ストップ弁10を閉、溶液ス
トップ弁11を開、冷却水ポンプ13及び溶液循環ポン
プ9を運転、高温再生器1を運転とし、冷房運転停止時
は、溶液ストップ弁10を開、溶液ストップ弁11を
閉、冷却水ポンプ13及び溶液循環ポンプ9を運転、高
温再生器1を停止とする制御手段(コントローラの他の
制御については説明を省略した)を備えている。
【0014】上記の構成においては、溶液ストップ弁1
0、11及び溶液バイパス管21からなる排熱放出手段
が設けられていること、放熱用ラジェーター及び3方弁
が設けられていないことが、図2に示された従来技術と
異なっている。なお、本実施例では、排熱の熱源として
ガスエンジンを用いたが、ガスエンジン以外の熱源を用
いることも当然可能である。
【0015】上記構成の吸収冷温水機の通常運転時の動
作を以下に説明する。高温再生器1内の希溶液は加熱さ
れて気液2相状態で上昇管25内を上昇し、分離器2に
流入する。分離器2に流入した気液2相状態の希溶液は
冷媒蒸気と中間濃溶液に分離され、冷媒蒸気は低温再生
器3に内装された冷媒蒸気コイル24を経て凝縮器4に
流入し、中間濃溶液は中間濃溶液管15Aを経て高温溶
液熱交換器8の加熱流体側に流入する。高温溶液熱交換
器8に流入した中間濃溶液は、被加熱流体側を流れる希
溶液を加熱しつつ熱交換器8を通過し、中間濃溶液管1
5Bを経て低温再生器3に流入し、冷媒蒸気コイル24
上に散布される。冷媒蒸気コイル24内を流れる冷媒蒸
気は、周囲の中間濃溶液を加熱して冷媒を蒸発させて二
次冷媒蒸気を生成し、自身は冷却されて凝縮し気液2相
となって凝縮器4に流入する。低温再生器3で生成され
た二次冷媒蒸気も、二次冷媒蒸気通路を経て凝縮器4に
流入し、冷媒蒸気コイル24を経て流入した冷媒ととも
に、冷却水コイル4A内を流れる冷却水に冷却されて凝
縮し、液冷媒となる。
【0016】凝縮器4で生成された液冷媒は、冷媒管1
7を経て蒸発器5に流入し、蒸発器に内装された蒸発コ
イル5A上に散布され、蒸発コイル5A内を流れる熱媒
体の熱を奪って蒸発し、再び冷媒蒸気となり、蒸発冷媒
蒸気通路を経て吸収器6に流入する。熱を奪われて冷却
された熱媒体は、冷房負荷に導かれ、冷房を行ったのち
再び蒸発コイル5に還流する。低温再生器4で二次冷媒
蒸気として冷媒を蒸発させた中間濃溶液は、濃溶液とな
り、濃溶液管19を経て低温溶液熱交換器7の加熱流体
入り側に流入する。低温溶液熱交換器7に流入した濃溶
液は、被加熱流体側を流れる希溶液を加熱しつつ低温溶
液熱交換器7を通過し、濃溶液管20を経て吸収器6に
流入する。通常運転状態では、溶液ストップ弁10は閉
じられている。吸収器6に流入した濃溶液は、冷却水コ
イル6A上に散布され、蒸発器から流入する冷媒蒸気を
吸収して希溶液となる。濃溶液が冷媒蒸気を吸収すると
きに発生する吸収熱は、冷却水コイル6A内を流れる冷
却水に移され、クーリングタワー14に運ばれる。
【0017】吸収器6で生成された希溶液は、希溶液吸
入管22を経て溶液循環ポンプ9に吸入され、加圧され
て低温溶液熱交換器7の被加熱流体側に流入する。低温
溶液熱交換器7に流入した希溶液は加熱流体側を流れる
濃溶液に加熱されつつ低温溶液熱交換器7を通過し、希
溶液吐出管23Aを経て排熱熱交換器12の被加熱流体
側に流入する。排熱熱交換器12に流入した希溶液は、
加熱流体側を流れるガスエンジン冷却水に加熱されつつ
排熱熱交換器12を通過し、希溶液吐出管23Bを経て
(通常運転状態では溶液ストップ弁11は開いている)
高温溶液熱交換器8の被加熱流体側に流入する。高温溶
液熱交換器8に流入した希溶液は、加熱流体側を流れる
中間濃溶液に加熱されつつ高温溶液熱交換器8を通過
し、希溶液吐出管23Cを経て高温再生器1に流入す
る。高温再生器1に流入した希溶液は、再び上述のサイ
クルを繰り返す。
【0018】冷却水コイル6Aで吸収熱を取り出し、冷
却水コイル4Aで凝縮熱を取り出した冷却水は、冷却水
管18Cを経てクーリングタワー14に流入し、運んで
きた吸収熱及び凝縮熱を大気中に放出する。また、排熱
熱交換器12の加熱流体側を流れつつ排熱を希溶液に移
したガスエンジン冷却水は、排熱熱交換器12を出たら
再びガスエンジンに戻り、ガスエンジンを冷却する。通
常運転時の動作は以上述べたサイクルが繰り返される。
【0019】次に、冷房負荷が低下して冷温水機の運転
が停止される場合について説明する。冷温水機の運転を
停止するために、高温再生器1における加熱が停止され
るが、溶液循環ポンプ9及び冷却水ポンプ13の運転は
そのまま継続される。次いで、溶液ストップ弁10が開
かれ、溶液ストップ弁11が閉じられて、排熱熱交換器
12を通過した希溶液は溶液バイパス管21、溶液スト
ップ弁10を経て吸収器6に流入する。すなわち、溶液
循環ポンプから送り出された希溶液は、ガスエンジン等
の排熱を熱源とした排熱熱交換器12を通過しつつ加熱
され、溶液バイパス管(溶液バイパス回路)21を経て
吸収器6に流入し、吸収器内の冷却水コイル6A内を循
環する冷却水により熱を奪われ、冷却される。冷却され
た希溶液は吸収器底部から希溶液吸入管22を経て溶液
循環ポンプ9に吸入され、加圧されて低温溶液熱交換器
7を経て排熱熱交換器12へ戻り、上述のサイクルを継
続する。
【0020】吸収器内の冷却水コイル6Aを流れる冷却
水は、凝縮器4の冷却水コイル4A、冷温水機用のクー
リングタワー14、冷却水ポンプ13、吸収器内の冷却
水コイル6Aの順に冷却水ポンプ13に駆動されて循環
しており、冷却水コイル6Aで希溶液から奪った熱を冷
温水機用のクーリングタワー14に運び、大気中に放出
する。
【0021】冷房運転停止時にこのような希溶液のサイ
クルを形成し、維持することにより、吸収冷温水機が冷
房運転停止中でも、吸収溶液(希溶液)を熱搬送媒体と
して利用し、冷温水機用のクーリングタワーでエンジン
冷却水の熱を放熱できるので、放熱用のラジェーターを
別に設ける必要はない。また、吸収冷温水機が冷房運転
する場合は、溶液バイパス弁11を開、溶液バイパス弁
10を閉とすることにより、吸収溶液は排熱熱交換器1
2でエンジンの排熱を回収するとともに通常の冷房サイ
クルのルートを循環し、高温再生器1での入熱量を低減
できる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、特別な
ラジェーターや3方弁を設けることなく冷房運転停止中
の排熱を大気中に放出することができる。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、排熱放出手段を簡易な構成
で実現できる。
【0024】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、冷房運転を停止する場合や
停止状態から冷房運転に切り替える場合の弁の開閉操作
が自動化され、誤操作の恐れが無くなる。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である排熱吸収冷温水機を示す
系統図である。
【図2】従来技術の例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 分離器 3 低温再生器 4 凝縮器 4A 冷却水コイル 5 蒸発器 5A 蒸発コイル 6 吸収器 6A 冷却水コイル 7 低温溶液熱
交換器 8 高温溶液熱交換器 9 溶液循環ポ
ンプ 10 溶液ストップ弁 11 溶液スト
ップ弁 12 排熱熱交換器 13 冷却水ポ
ンプ 14 クーリングタワー 15A,15B
中間濃溶液管 17 冷媒管 18A,18
B,18C 冷却水管 19 濃溶液管 20 濃溶液管 21 溶液バイパス管 22 希溶液吸
入管 23A〜23C 希溶液吐出管 24 冷媒蒸気
コイル 25 上昇管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江寺 勝 東京都足立区花畑7−10−4−209 (72)発明者 岡 雅博 東京都江戸川区南小岩7−14−7

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱面を備えた冷却水流路を内装し該伝
    熱面上に散布される濃溶液に冷媒蒸気を吸収させて希溶
    液を生成する吸収器と、前記冷却水流路に接続して設け
    られ該冷却水流路内を循環する冷却水を冷却するクーリ
    ングタワーと、前記吸収器で生成されて循環する希溶液
    を排熱を熱源として加熱する排熱熱交換器と、該排熱熱
    交換器で加熱された希溶液が導入されてさらに加熱され
    る高温再生器と、を含んでなる排熱回収型吸収冷温水機
    において、前記排熱熱交換器を通過した希溶液を前記吸
    収器に導いて前記伝熱面上に散布する排熱放出手段を有
    してなることを特徴とする排熱回収型吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 排熱放出手段が、排熱熱交換器で加熱さ
    れた希溶液を高温再生器に導く配管に介装された溶液ス
    トップ弁Aと、該溶液ストップ弁Aの上流側と濃溶液を
    吸収器に導く配管とを溶液ストップ弁Bを介して連通す
    る溶液バイパス管とを含んで構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の排熱回収型吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 冷房運転時には溶液ストップ弁Aを開い
    て溶液ストップ弁Bを閉じ、冷房運転停止時には溶液ス
    トップ弁Aを閉じて溶液ストップ弁Bを開く制御手段を
    設けたことを特徴とする請求項2に記載の排熱回収型吸
    収冷温水機。
  4. 【請求項4】 伝熱面を備えた冷却水流路を内装し該伝
    熱面上に散布される濃溶液に冷媒蒸気を吸収させて希溶
    液を生成する吸収器と、前記冷却水流路に接続して設け
    られ該冷却水流路内を循環する冷却水を冷却するクーリ
    ングタワーと、前記吸収器で生成されて循環する希溶液
    を排熱を熱源として加熱する排熱熱交換器と、該排熱熱
    交換器で加熱された希溶液が導入されてさらに加熱され
    る高温再生器と、を含んでなる排熱回収型吸収冷温水機
    の制御方法において、冷房運転停止時に前記排熱熱交換
    器への排熱の供給を継続し、前記排熱熱交換器を通過し
    た希溶液を前記吸収器に導いて前記伝熱面上に散布する
    ことを特徴とする排熱回収型吸収冷温水機の制御方法。
JP07192706A 1995-07-28 1995-07-28 排熱回収型吸収冷温水機とその制御方法 Expired - Fee Related JP3111205B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112443387A (zh) * 2020-10-22 2021-03-05 上海常田实业有限公司 一种挖掘机用发动机节能散热系统

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