JPH0942720A - 加湿・換気ユニット及びそれを利用した室内空気調和システム - Google Patents

加湿・換気ユニット及びそれを利用した室内空気調和システム

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JPH0942720A
JPH0942720A JP7197255A JP19725595A JPH0942720A JP H0942720 A JPH0942720 A JP H0942720A JP 7197255 A JP7197255 A JP 7197255A JP 19725595 A JP19725595 A JP 19725595A JP H0942720 A JPH0942720 A JP H0942720A
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JP
Japan
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air
unit
humidifying
humidification
indoor
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Pending
Application number
JP7197255A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tanaka
正明 田中
Koji Shida
浩二 志田
Hidenori Yokoyama
英範 横山
Hiromi Wada
尋巳 和田
Yasuyuki Sakamoto
康之 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Tochigi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tochigi Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡便に加湿及び換気機能を付加して快適性を向
上することの可能な室内空気調和システムと、それを実
現する加湿・換気ユニットを提供する。 【構成】空調室内に設けられた空気調和機の室内機40
0とは別個に、1つのケーシング120内に、取り込ん
だ空気に加湿を行うための加湿エレメント160と、取
り込んだ空気を室外に排出するための排気筒112と、
空調室内の空気を取り込んで送風する共通の電動モータ
ユニット150及びこれにより回動されるファン155
とを設け、上下に移動可能なシャッター140の位置に
より、取り込んだ空気を加湿エレメント160を介して
加湿して室内に戻し、あるいは、排気筒112を介して
室外に排気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調空間の加湿と換気
を行う加湿・換気ユニットに関し、さらには、かかる加
湿・換気ユニットを利用して構成される室内空気調和シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】空調空間内の空気を調整するいわゆる空
気調和機は、既に、一般家庭をも含めて広く普及してい
るが、かかる空調機の空調機能としては、一般に、冷房
・暖房・除湿などの機能に限られている。一方、かかる
空気調和機では、空気調和機としての空気調和機能の増
大を図り、そして、より快適な環境を提供するシステム
が強く望まれている。その一例として、例えば、通常の
室内機による室内の空調機能(冷房・暖房・除湿)を行
うだけではなく、さらに、暖房運転などにおける空調室
内の空気の乾燥を解消するための加湿機能、さらには、
空調室内の換気の機能を行うものが要求されている。
【0003】従来、かかる要求を解決するものとして、
例えば実開昭51−50845号公報、あるいは、実公
昭53−22993号公報などにより、空気調和機の室
内機の下部の空気の吹出口の隣接して、室内機に付加的
に取り付けることの可能な吸湿装置などが既に提案され
ている。
【0004】また、一方では、より快適な環境を提供す
るものとして、空気調和機の室内機とは個別に設置され
る室内ユニットと呼ばれるものが実用されている。その
例としては、特に暖房時における空気の乾燥を防止する
ための加湿ユニット、喫煙などにより汚れた空気を取り
替える換気ユニット、あるいは、空気清浄ユニットなど
である。なお、これらの室内ユニットは、空調機とは個
別に販売され、設置され、そのため、その運転・操作
も、各ユニットに個別のスイッチやリモートコントロー
ラにより行われるものである。
【0005】
【発明が解決するための課題】しかしながら、上述の従
来技術、特に、前者になる吸湿装置では、通常、空気調
和機の室内機は空調空間を形成する壁面の高い位置に取
り付けられることが多く、このことから、室内機下部の
空気吹出口に取り付ける構造では吸湿のための水の補給
などを行い難く、必ずしも実用的なものとは言えなかっ
た。
【0006】また、後者の従来技術になる室内ユニット
についても、それぞれ、個別に設置されれ使用される
が、その設置のための場所が別個に必要となることから
全体とし大型化してしまい、また、その運転・操作も個
別の手段で行われることから、操作が煩わしく面倒であ
り、経済的にも不利であるという問題点もあった。
【0007】そこで、本発明では、上記の従来技術にお
ける問題点に鑑みてなされたものであり、室内の空気の
加湿を行う加湿ユニットと、室内の空気を外気と換気す
る換気ユニットとを合わせた、実用性にも優れた加湿・
換気ユニットを提供することを目的とするものである。
【0008】また、本発明では、上記の加湿・換気ユニ
ットに加え、かかる加湿・換気ユニットを空調空間内に
設けられた空気調和機と組み合わせ、もって、総合的に
利用することにより、より快適な空調環境を提供するこ
との可能な室内空気調和システムをも提供するものであ
る。
【0009】すなわち、本発明は、上記の加湿ユニッ
ト、換気ユニット、及び、空気清浄ユニットなどの室内
ユニットの中でも、特に、加湿ユニットと換気ユニット
との稼働状況の違いに着目したものである。すなわち、
これらの室内ユニットでは、一般的に、その一方である
加湿ユニットが稼働中には他方の換気ユニットは稼働さ
れることがなく、本発明はこのことを巧みに利用して成
されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、上記の目的は、まず、空調室内の空気を取り込んで
当該空気を加湿する加湿手段と、当該空調室内の空気を
当該空調室の外部の空気と換気する換気手段とを備え、
さらに、前記加湿手段及び前記換気手段のための送風手
段とを、1のハウジング内に収納してなる加湿・換気ユ
ニットにより達成される。
【0011】さらに、上記の本発明の目的は、1のハウ
ジング内に、空調室内の空気を取り込んで送風する送風
手段と、前記送風手段からの空気流を少なくとも第1及
び第2の方向の通路に切り換えるためのシャッタ手段と
を設け、前記シャッタ手段により切り換えられる第1の
方向の通路には、当該空気流に加湿を行うための加湿手
段を設け、かつ、前記シャッタ手段により切り換えられ
る第2の方向の通路は、当該空調室の外壁に形成された
開口を介して当該空調室の外部の空気と連通されている
加湿・換気ユニットによっても達成される。
【0012】また、上記の他の目的を達成するため、本
発明によれば、室内機と室外機とが冷凍サイクル的かつ
電気的に接続されて構成される空気調和機に加え、当該
空気調和機の室内機が設置された空調室内の空気を取り
込んで当該空気を加湿し又は当該取り込んだ当該空気を
当該空調室外の空気と換気するため、前述の加湿・換気
ユニットを利用した室内空気調和システムであって、前
記室内機と前記加湿・換気ユニットとは別個に設けら
れ、かつ、当該加湿・換気ユニットを、前記空気調和機
を構成する室内機内に設けた制御装置を介して、その運
転操作を可能となしたものである。
【0013】
【作用】上記の本発明になる加湿・換気ユニットによれ
ば、一般的には同時に運転されることのない加湿ユニッ
トと換気ユニットとを一体にし、さらには、その送風手
段を共用することにより装置全体の小型化を図り、これ
により、経済的にも実用性にも優れた加湿・換気ユニッ
トを提供するものである。
【0014】また、本発明になる上記の加湿・換気ユニ
ットを利用した室内空気調和システムによれば、これを
空気調和機と共に設置することにより、冷房・暖房・除
湿の空調機能に加えて、簡便に、さらに、加湿及び換気
機能を追加し、総合的にも、より快適な空調空間を達成
するための空気調和システムを達成することが可能にな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細について、添付
の図面を参照しながら、説明する。
【0016】添付の図2には、本発明の一実施例である
加湿・換気ユニット100の外観が示されており、この
加湿・換気ユニット100は、空調を行う空調空間であ
る室内を形成する窓などを含む壁面の一部に、図示しな
いネジなどの部材により固定的に取り付けられて設置さ
れる。なお、この加湿・換気ユニット100は、当該空
調空間の冷房・暖房・除湿などを行う空気調和機を構成
する室内機とは個別に設けられるものである。また、こ
の図には示されてはいないが、この加湿・換気ユニット
100を設置する際には、予め、設置する壁面に貫通孔
を開口し、この開口した貫通孔に、後にも詳述する排気
筒を挿入し、その後、壁面に取り付けるものである。
【0017】この図からも明らかなように、この加湿・
換気ユニット100は、上記壁面に取り付けられる取付
板110と、この取付板110上に固定され、その内部
に後に詳述する部品を内蔵するケーシング120と、そ
して、当該ケーシング120の表面には、図中に矢印で
示す方向に回動可能に取り付けられたカバー130とか
ら構成されている。また、図中の符号101は、加湿・
換気ユニット100の運転状態を示す運転表示ランプで
あり、符号102は、これを下方に引っ張ることにより
加湿・換気ユニットの運転・停止を切り換えるためのオ
ン・オフ用の操作ひもを、符号103は、やはり、これ
を下方に引っ張ることにより加湿と換気との間の切り換
えを行うための運転モード切換用の操作ひもを示してい
る。さらに、この図中において、符号104は、空調室
内の空気を吸い込むための吸込口を、符号105は、加
湿した空気を空調室内に戻すための戻り口を、そして、
符号106は、後にも詳述する給水タンク内の水量を表
示するためにカバー130に開口された水量確認用の窓
を示している。なお、図には示されていないが、上記吸
込口104の裏側には、いわゆる、フィルターが挿入さ
れ、着脱可能に装着される。
【0018】次に、添付の図1には、上記にその外観を
説明した加湿・換気ユニット100の内部構成が示され
ている。
【0019】まず、プラスッチクなどの樹脂を成形して
なる取付板110は、既述のように、これを設置壁面上
に取り付け、その後に、ケーシング120をその上から
取り付けることにより組み立てられる。そのため、この
取付板110の左側の領域は、ケーシング120を組み
立てた際に、その内部に送風手段である円筒形状のファ
ンを内部に収納する空間を形成するための壁面となって
いる。一方、その右側の領域には、その上方に円形の開
口部111が形成され、その後方には排気筒112と排
気キャップ113が取り付けれる構成となっている。
【0020】ここで、上記の排気筒112と排気キャッ
プ113について具体的に説明すると、これらは、例え
ばポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂によりパイプ
状、あるいは、キャップ状に形成したものである。な
お、この排気筒112は、その外径を50mm〜100
mmに設定することが望ましい。これは、空気調和機の
室内機を取り付ける際に室外機との間に冷凍サイクル及
び電気接続を得るために壁面に形成される穴の径が、通
常、65mmであり、当該加湿・換気ユニット100を
空気調和機と同時に取り付ける際の便利さや、設置のた
めの工具の統一を図るためにも好都合であることによ
る。また、100mmの径については、特に、建て売り
の家屋やマンションなどでは、予め、空気調和機を取り
付けるための貫通孔が開口されているが、通常、この貫
通孔の径は最大で100mmであり、この貫通孔を空気
調和機には使用せずに当該加湿・換気ユニット100の
設置のために使用する場合の便宜性を考慮したものであ
る。
【0021】また、上記の排気キャップ113の外形に
ついても、上記の寸法を考慮して、十分な径のものが好
ましことは明らかであろう。なお、本実施例では、上記
の排気キャップ113と共に、上記取付板110の開口
部111にも、外部からの雨水の侵入を防止するための
ルーバーが設けられている。また、この排気キャップ1
13は、通常、屋外に露出されて取り付けられることか
ら、耐候性の高い材料により形成されることが望まし
く、具体的には、上記のポリエチレンやポリプロピレン
等の樹脂に、さらに、紫外線吸収剤を混入したものなど
が挙げられる。
【0022】さらに、上記取付板110の右側領域の下
部は、後に詳述する加湿装置が収納される空間を形成す
る1の壁面を形成するものであり、これに加え、上記開
口部111が形成された右側上部領域との境界付近(上
部領域と下部領域との略中間部分)には、一対のガイド
用突起部114、114が設けられている。
【0023】すなわち、上記の一対のガイド用突起部1
14、114は、いわゆるシャッター140の縦方向に
延びた部位に平行に形成された一対のガイド溝141、
141内に挿入され、これにより、当該シャッター14
0を縦方向に摺動可能にガイドするものである。なお、
このシャッターの縦方向に延びた部位の上端には、平板
状の、いわゆる、遮蔽板142が取り付けられ、図の機
構からも明らかなように、上記運転モード切換用の操作
ひも103を下方に引っ張ることにより、シャッター1
40を引き上げて遮蔽板142を上方位置に移動させ、
他方、再び操作ひも103を引っ張った後にこれを上方
に戻し、これにより、シャッター140を降下させて遮
蔽板142を下方位置に移動させることが出来る。
【0024】次に、上記の取付板110上に取り付けら
れるケーシング120は、やはり、プラスッチクなどの
樹脂を成形して形成され、図にも示すように、壁面12
1により分割される左側領域の壁面の略中央部には円形
開口122が形成され、さらに、その周辺部には3つの
ネジ穴付きの突起123、123…が形成されている。
この図からも明らかなように、この円形開口122の上
には、いわゆる、電動モータユニット150が、外形略
「Y」字上の指示部材151を上記3つ突起123、1
23…上にネジで固定することにより取り付けられる構
造となっている。また、この電動モータユニット150
の反対側の図示されない出力シャフトには、送風手段を
構成するための、いわゆるシロッコファン、あるいは、
ターボファン155が固定される。
【0025】図3には、上記のケーシング120を、上
記の図1に示す位置の裏側から見た状態を示しており、
この図からも明らかなように、このケーシング120内
に設けられた種々の壁面124、125、126などに
より、上記シロッコファン、あるいは、ターボファン1
55の回転(この図では、反時計回り方向)により発生
される風の通路が図の右方から左方に、さらには、下方
に向かって形成されることが分かる。また、図のケーシ
ング120の下側にスリット状に形成された溝は、上記
図2に示した加湿空気の戻り口105であり、その裏側
には、図示されたフィルター127が着脱可能に装着さ
れる。さらに、この戻り口105の右隣に形成された空
間には、上記の電動モータユニットなどの制御を行うた
めの制御ユニット200が収納されるようになってい
る。
【0026】再び、図1において、上記の壁面121を
含む壁面により形成された空間には、空気中に湿度を加
える、いわゆる、加湿エレメント160が配置されて固
定される。この加湿ユニット160は、添付の図4及び
図5をも参照しながら説明すると、例えば複数枚(5枚
〜15枚程度)の親水性の板状部材161、161…
を、その一部が水皿162内の水に浸漬するように配置
固定して構成される。なお、本実施例では、この親水性
の板状部材161は、例えば親水性多孔質ポリエチレン
により形成されているが、その他、親水性多孔質のプラ
スッチック、セラミックス、あるいは、布や紙や不織布
などの材料によってこれを構成することも可能である。
【0027】この親水性の板状部材161は、図4に示
すように、外形略正方形あるいは長方形の板状に形成し
た空気流との接触領域163と、その下端の一方(図で
は右側)を下方に延長して水と接触するための接触領域
164とを、一体に形成したものである。また、この接
触領域163から下方へ延びる接触領域164の一部
(図では、左側の辺)には、水皿162に固定するため
の半円形状の切欠165が形成されている。
【0028】すなわち、上述のような親水性の板状部材
161は、図5にも示すように、上記水皿162の一方
の内壁面に形成された固定用溝166、166…内に挿
入しながら下方に押し込むことにより挿入固定される。
なお、この時、親水性の板状部材161の半円形状の切
欠165が、上記固定用溝166、166…が形成され
たとは反対側の内壁面に形成した断面半径状の突起16
7と嵌合し、所定の位置で固定されることとなる。ま
た、この図中の符号168は、後述する給水タンクをこ
の上に載せるための、上記水皿162の一部を形成する
給水タンク載置部である。なお、これらの部材には、長
期の不使用時などにおいて残余水分によるカビの発生を
防止するため、防カビ処理を施すことが望ましく、その
一例として、例えば銀などの防菌効果のある物質を表面
に薄く塗布し、あるいは、これを材質内に練り込んもの
を使用することにより実施することが出来る。また、上
記部材に加え、さらには、上記吸込口104の裏側に設
けられる図示されないフィルターや戻り口105の裏側
に装着されたフィルター127(図3参照)について
も、やはり、防カビ処理を施すことが望ましい。
【0029】ここで、上記の給水タンク170について
説明すると、この給水タンク170は、透明なプラスチ
ックなどを射出成形などにより形成した内部に水を蓄え
るためのタンク本体171と、上記本体の開口に取り付
けられるゴム製の栓172、パッキン173、キャップ
174、さらには、コイル状のバネ175とプランジャ
176とからなる弁により構成されている。かかる弁の
構成によれば、上記タンク本体171の開口には、いわ
ゆるマリオット原理を利用した弁が構成され、これによ
り、上記水皿162に水がなくなって内部に空気が侵入
すると、当該侵入した空気と同量の水が上記タンク本体
171から自動的に上記水皿162に供給されることと
なる。また、上記タンク本体171の正面の一部が外側
に向かって湾曲して突出して形成されているが、この湾
曲突出部177は、給水タンク170を収納した場合、
上記のカバー130の表面に形成した水量確認用の窓1
06にはまり、もって、内部に蓄えられた水の残量を外
部から容易に把握できるようにするための工夫である。
【0030】続いて、以上にその構造を詳細に説明した
加湿・換気ユニット100の動作について、以下に説明
を加える。
【0031】まず、上記のオン・オフ用の操作ひも10
2を下方に引っ張ることにより、制御ユニット200を
介して、図示しない電源(例えば商用電源)から電動モ
ータユニット150に電力が供給されて、当該モータが
回転する。これにより、当該モータにより回転駆動され
るシロッコファン、あるいは、ターボファン155の働
きにより、空調室内の空気が吸込口104から吸い込ま
れる。
【0032】ここで、添付の図6を参照すると、まず、
その図6(A)には、上記運転モード切換用の操作ひも
103が引かれた状態、すなわち、加湿・換気ユニット
100が加湿モードで運転されている状態が示されてい
る。図からも明らかなように、この加湿モード時には、
上記のシャッター140は、既述のように引き上げら
れ、その遮蔽板142は上方位置に位置されている。そ
のため、図中に矢印Fで示すように、吸込口104から
吸い込まれた空気は、図示したケーシング120の左側
の空間を下方に向かい、その後、図示しないフィルター
127を通して加湿空気の戻り口105から排気されて
空調室内に戻ることとなる。
【0033】なお、上記の矢印Fで示した空気の流れ
は、ケーシング120の左側の空間を降下する際、上記
加湿エレメント160の複数枚の親水性の板状部材16
1、161…の間を通り、この時、上記の図4にも示す
ように、通過する空気Fは親水性の板状部材161、1
61…から水分を奪う、すなわち、加湿されることとな
る。なお、この時、上記親水性の板状部材161、16
1…の空気流との接触領域163には、常に、浸透圧に
より、上記の水皿162から水分が供給され(図中の実
線矢印を参照)、これにより、連続的に加湿作用が可能
となる。また、この図4において、一点鎖線Wで示すレ
ベルは、上記給水タンク170から水皿162内に供給
される水位を示している。
【0034】ここで、上記の図4に明らかに示されるよ
うに、上記の親水性の板状部材161の接触領域163
の下端部169は、その接触領域164に向かって、水
平方向に対して僅かに傾斜している。すなわち、この傾
斜は、上記親水性の板状部材161の接触領域163に
供給された水分が下方に滴下することを防止するための
形状であり、この傾斜角度θとしては、好ましくは、5
度から10度程度の角度に設定されている。また、この
親水性の板状部材161の角部も、これを丸く形成する
ことが、やはり、水滴の滴下を防止する点からも好まし
い。
【0035】次に、その図6(B)には、上記運転モー
ド切換用の操作ひも103が戻されて、加湿・換気ユニ
ット100が換気モードで運転されている状態が示され
ている。図からも明らかなように、この換気モード時に
は、上記のシャッター140は、下方に移動され、その
遮蔽板142はケーシング120の左側の空間内におけ
る高さ方向の略中央部に位置されることとなる。そのた
め、図中に矢印Cで示すように、吸込口104から吸い
込まれた空気は、図示したケーシング120の左側の空
間から上記加湿・換気ユニット100の背後に設けられ
た排気筒112、排気キャップ113(上記図1を参
照)を通って空調室外へ導出されることとなる。
【0036】なお、上記の実施例においては、空気中に
湿度を加えるための加湿エレメント160として、複数
枚の吸湿性板の間を通気を通過させることにより加湿す
るもののみを説明したが、本発明は、かかる実施例に限
定されることなく、例えば高周波振動により水を微粒化
し、これを空気流に加えるものであってもよいことは、
当業者であれば明らかであろう。また、上記加湿・換気
ユニット100による換気機能についても、上記の実施
例では、空調室内の空気を室外に導き出すもののみを述
べたが、これのみに限定することなく、例えば上記電動
モータの回転方向を反対にし、これにより、空調室外の
空気を室内に導き入れるようにすること、さらには、モ
ータ回転方向を可逆制御可能とすると共にファンを二重
構造とし、かつ、モータ回転方向の切換スイッチを設け
ることにより、室外空気の吸入・室内空気の排気を切り
換えを可能とすることも出来る。
【0037】また、上記の実施例では、上記加湿・換気
ユニット100の運転・停止を操作するオン・オフ用の
操作及びその運転モードの切換は、いわゆる、引っ張り
ひもによる操作ひも102、103により行うこととし
ているが、勿論、これに代え、小型の箱体に操作用のボ
タンを設けて遠隔操作する、いわゆるリモートコントロ
ーラによっても同様に実現することが出来る。その際、
かかるリモートコントローラと上記加湿・換気ユニット
100との間の制御信号の伝送は、有線式であっても、
あるいは、無線、赤外線、超音波などを利用したワイヤ
レス方式のものであってもよい。
【0038】すなわち、既述のように、本発明は、加湿
ユニット、換気ユニット、及び、空気清浄ユニットなど
の室内ユニットの中でも、特に、加湿ユニットと換気ユ
ニットとの稼働状況の違いに着目したものである。一般
的には、加湿ユニットにより加湿を行っている加湿運転
中に換気を行うことは、これにより折角調整した湿度を
再び好ましくない不快な状態にしてしまうことともな
り、そのことから、これらを同時に行うことは少ない。
すなわち、通常、一方の加湿ユニットが稼働中には他方
の換気ユニットは稼働されることがない。そこで、本発
明はこのことを巧みに利用し、これら加湿ユニットと換
気ユニットとを一体にし、さらには、その送風手段を共
用することにより、装置全体の小型化を図った加湿・換
気ユニットを提供するものである。
【0039】また、本発明によれば、水の補給を必要と
する加湿ユニットを換気ユニットと一体にし、かつ、こ
れらを空気調和機の室外機とは個別に構成している。こ
れは、すなわち、空気調和機の室内機は、通常、その空
調効率を考慮して、空調室内の壁面の高い位置に設置さ
れる。しかしながら、かかる位置に加湿・換気ユニット
を設置した場合、加湿運転により必要になる水の補給を
行うことが困難となり、これでは、実用的に問題となっ
てしまう。そこで、室内機とは個別に構成することによ
り、空気調和機の室内機の取り付け位置に影響し、ある
いは、影響されることなく、加湿・換気ユニットとして
適切な位置に、別個に、設置することを可能とし、もっ
て、水の補給などをのメンテナンスの実行を含め、実用
的で便利な加湿・換気ユニットとすることを可能にして
いる。
【0040】なお、以下の実施例では、上記加湿・換気
ユニット100は、単独で運転操作するものとして説明
したが、さらに、本発明の他の実施例として、上記加湿
・換気ユニット100を、例えば既に設置されていた空
気調和機と組み合わせ、もって、これらを総合的かつ統
括的に利用することを可能とする室内空気調和システム
とすることも可能であり、これを添付の図7に示す。
【0041】すなわち、この図7に示す空調室内の空気
調和システムでは、既に空調室内に設置してある空気調
和機を構成する室外機300と室内機400に加え、さ
らに、上記の加湿・換気ユニット100を追加したもの
である。勿論、かかる構成において、上記室外機300
と室内機400との間は、冷媒を通す配管及び制御線や
電源などのライン350により、冷凍サイクル的にも電
気的にも相互に接続されている。そして、この空気調和
システムでは、さらに、上記空気調和機を構成する室内
機400と上記加湿・換気ユニット100とが、いわゆ
る制御線250を介して接続されている。なお、この他
の実施例において、符号450は、当該空気調和機を運
転・操作するためのリモートコントローラであり、これ
は、図中に点線でも示すように、例えば無線、赤外線、
超音波などによりワイヤレスに室内機400と接続さ
れ、これにより、利用者がリモートコントローラ450
の操作ボタンを選択的に押すことによりその制御を行う
ことが出来る。また、図中の符号410、210は、そ
れぞれ、上記室内機400に取り付けられた当該空気調
和機の、そして、上記加湿・換気ユニット100のため
の電源用のコードであり、通常の商用電源に接続され
る。なお、上記室内機400にも商用電源に繋がる接続
口(タップ)を設けておき、上記加湿・換気ユニット1
00のための電源用のコード210をこの接続口に接続
することを可能としておくことも、空調室内に電源の接
続口が不足する場合には便利である。また、この他の実
施例の加湿・換気ユニット100では、上記のユニット
稼動用の操作ひも102は取り除かれ、動作モード切換
用の操作ひも103だけが設けられている。
【0042】続いて、上記他の実施例の空気調和システ
ムにおいて使用される加湿・換気ユニット100につい
て説明すると、構造的には、上述のように、ユニット稼
動用の操作ひも102が取り除かれ、さらに、外部から
の制御信号により運転を制御するための図示しない制御
端子を備えていることを除き、上述のユニットとほぼ同
様の構造となっている。また、電気的には、添付の図8
に示すような制御ユニット200’が設けられており、
さらに、空調室内の空気の湿度を検出するための、いわ
ゆる湿度センサが設けられている。
【0043】この図の制御ユニット200’には、ま
ず、例えばSSR素子等により構成されたファンモータ
用リレー201が設けられており、このファンモータ用
リレー201には、上記の商用電源からの電力が電源コ
ード210を介して供給されており、さらに、このファ
ンモータ用リレー201の出力側には、上記加湿・換気
ユニット100を構成する電動モータユニット160や
運転表示ランプ101が並列に接続されている。すなわ
ち、このファンモータ用リレー201を介して、上記電
動モータユニット160に駆動電力が供給され、もっ
て、ファン160が回転・停止する。なお、上記電源コ
ード210の途中には、例えば給水時などにカバー13
0を開けた場合、上記電動モータユニット160の運転
を停止して利用者の安全を図るための安全スイッチ20
2が設けられている。
【0044】一方、上記のファンモータ用リレー201
は、室外機400内に、より具体的には、その内部に内
蔵された制御ユニットなどからの制御信号により制御さ
れることとなる。すなわち、室外機400からの12V
の直流電圧が信号線251を介して制御ユニット20
0’内の電圧変換回路203へ供給され、ここで、5V
の直流電圧に変換される。この5Vの直流変換電圧は、
さらに、湿度センサ駆動回路204を介して、空調室内
の空気中の湿度を検出する湿度センサ205へ供給され
ている。なお、この湿度センサ205は、空気中の湿度
が所定の値以下であればその出力を発生する。また、一
方、上記室外機400からは、制御信号が信号線252
を介して制御ユニット200’へ供給される。そして、
これら湿度センサ205からの出力と上記室外機400
から制御信号は、いわゆるアンド(AND)回路206
を介して上記のファンモータ用リレー201へ入力され
る。
【0045】また、図中の符号207は、やはり、ファ
ンモータ用リレー201へ接続されたスイッチであり、
このスイッチは上記動作モード切換用の操作ひも103
に連動している。
【0046】また、図示しないが、この他の実施例の空
気調和システムにおいて使用される上記のリモートコン
トローラ450には、空気調和機の各種動作モードの選
択や設定、さらには、操作のためのボタンに加え、空調
室内の空気中に湿度を加える運転状態を示す、例えば
「加湿」などの文字を表示したボタンを設けておく。そ
して、利用者が、リモートコントローラ450のこの
「加湿」ボタンを押すことにより、室内機400から
は、信号線252を介して制御信号(例えば、HIGH
信号)が制御ユニット200’へ供給される。一方、制
御ユニット200’では、その湿度センサ205は、空
気中の湿度が所定の値以上である場合には出力せず(あ
るいは、LOW信号を出力)、他方、空気中の湿度が所
定の値以下であることを検出した時、その出力(HIG
H信号)を出力する。そして、上記アンド回路206の
働きにより、上記の両者からの信号がHIGHの場合に
運転されることとなる。このように、加湿・換気ユニッ
ト100内に、さらに、湿度センサを設けることによ
り、加湿運転時において、空調室内の空気の湿度を最適
に制御することが可能になる。また、リモートコントロ
ーラ450への「加湿」ボタンの追加は、例えば、表面
の一部に着脱可能な蓋体を設け、当該蓋体には頻繁に利
用する操作ボタンを設けたリモートコントローラの場合
には、この蓋体の表面に上記の「加湿」ボタンを追加し
た蓋体を加湿・換気ユニットと同じ梱包内に収納して提
供し、これを交換するようにすることにより実現するこ
とが出来る。
【0047】このように、この他の実施例の空気調和シ
ステムにおいては、空気調和機(室内機400)を遠隔
制御するリモートコントローラ450を利用して、上記
の加湿・換気ユニット100についても、これを総合的
あるいは統合的に運転・駆動することが可能となる。ま
た、換気時には、利用者が上記操作ひも103を引っ張
ることにより、上記のシャッター140の位置が移動
し、上述した換気機能を実行することとなる。その際、
この操作ひも103に連動してスイッチ207が閉止
し、例え電動モータユニット150が停止している時で
も、上記ファンモータ用リレー201を介して電動モー
タユニット150を駆動してファン160を回転する。
【0048】なお、上記の実施例では、運転モードを切
り換えるため、操作ひも103を用いるものとして説明
したが、これに代え、例えば上記リモートコントローラ
450に、さらに、「換気」ボタンに加え、この操作ボ
タンにより運転モード切換を行うようにすることも可能
である。なお、その際、運転モードの切換時に必要な上
記シャッター140の移動は、上記電動モータユニット
150の回転を利用して自動的に行うようにすることも
出来る。さらに、上記制御ユニット200’内に設けら
れた湿度センサ205についても、上記のように所定の
湿度値でその出力をHIGHあるいはLOWに切り換え
るものに限らず、空気中の湿度に応じてその出力を連続
的に変化させるものを採用することも可能であり、特
に、その場合に、例えば湿度センサーからの出力を比較
回路等により自在に設定可能な設定値と比較し、その出
力により制御することにより、加湿運転の際の自由な湿
度の設定が可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる加湿・換気ユニット及びそれを利用し
た室内空気調和システムによれば、通常の空気調和機に
よる、冷房・暖房・除湿の機能に加え、さらに、加湿及
び換気という、空調を行うために重要な機能を付加する
ことが可能となり、これにより、空気調和システムによ
る快適性、経済性、さらには、その利便性や実用性をも
向上することが可能になるという優れた効果を発揮する
ことが出来る。また、本発明になる加湿・換気ユニット
によれば、加湿のための水の補給なども行い易いなど
の、実用性や使い勝手にも優れたものとすることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる加湿・換気ユニットの
詳細な内部構成を示す展開斜視図。
【図2】上記の加湿・換気ユニットの外観を示す斜視
図。
【図3】上記加湿・換気ユニットのケーシングの内部構
造の詳細を説明するための斜視図。
【図4】上記加湿・換気ユニットの加湿エレメントの詳
細構造とその加湿原理を説明するための図。
【図5】上記加湿・換気ユニットの加湿エレメントの全
体構造を説明するための展開斜視図。
【図6】上記加湿・換気ユニットにおける加湿及び換気
モードにおける動作を説明するための動作説明図。
【図7】本発明の他の実施例になる加湿・換気ユニット
を利用した室内空気調和システムの全体構成を説明する
ブロック図。
【図8】上記室内空気調和システムにおける加湿・換気
ユニットの制御ユニットの詳細を説明する回路図。
【符号の説明】
100…加湿・換気ユニット、 102、103…操作ひも、 110…取付板、 112…排気筒、 120…ケーシング、 130…カバー、 140…シャッター、 150…電動モータユニット、 155…ファン、 160…加湿エレメント、 161…親水性の板状部材、 162…水皿、 170…給水タンク、 400…空気調和機の室内機、 450…リモートコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志田 浩二 栃木県下都賀郡大平町富田709番地の2株 式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 横山 英範 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 和田 尋巳 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 坂本 康之 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調室内の空気を取り込んで当該空気を加
    湿する加湿手段と、当該空調室内の空気を当該空調室の
    外部の空気と換気する換気手段とを備え、さらに、前記
    加湿手段及び前記換気手段のための送風手段とを、1の
    ハウジング内に収納してなることを特徴とする加湿・換
    気ユニット。
  2. 【請求項2】1のハウジング内に、空調室内の空気を取
    り込んで送風する送風手段と、前記送風手段からの空気
    流を少なくとも第1及び第2の方向の通路に切り換える
    ためのシャッタ手段とを設け、前記シャッタ手段により
    切り換えられる第1の方向の通路には、当該空気流に加
    湿を行うための加湿手段を設け、かつ、前記シャッタ手
    段により切り換えられる第2の方向の通路は、当該空調
    室の外壁に形成された開口を介して当該空調室の外部の
    空気と連通されて換気手段を構成していることを特徴と
    する加湿・換気ユニット。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は請求項2に記載の加湿・
    換気ユニットにおいて、さらに、外部からの制御信号に
    より運転を制御するための制御端子を備えたことを特徴
    とする加湿・換気ユニット。
  4. 【請求項4】前記請求項1又は請求項2に記載の加湿・
    換気ユニットにおいて、前記換気手段は、当該空調室の
    外部空間に連通する管状部材を備えており、当該管状部
    材の径は50mm〜100mmの範囲にあることを特徴
    とする加湿・換気ユニット。
  5. 【請求項5】前記請求項1又は前記請求項2に記載した
    加湿・換気ユニットにおいて、前記加湿手段は、複数枚
    の吸水性の板状部材を平行に配列してなる加湿部と、前
    記加湿部材に供給する加湿のための水を蓄える水容器
    と、前記水容器から供給される水を前記加湿部材へ供給
    する水皿部とから構成され、さらに、前記吸水性の板状
    部材からなる加湿部は、その一部を下方に延長して前記
    皿状部内に配置し、かつ、前記加湿部はその下方延長部
    から水平方向に延長する部分の下端部を、当該水平方向
    に対して所定の傾斜角だけ傾斜させて構成していること
    を特徴とする加湿・換気ユニット。
  6. 【請求項6】前記請求項5に記載した加湿・換気ユニッ
    トにおいて、前記吸水性の板状部材からなる加湿部の下
    端部の傾斜角は、5度乃至8度であることを特徴とする
    加湿・換気ユニット。
  7. 【請求項7】前記請求項1又は前記請求項2に記載した
    加湿・換気ユニットにおいて、前記加湿手段を構成する
    部品には、防かび処理が施されていることを特徴とする
    加湿・換気ユニット。
  8. 【請求項8】前記請求項1又は前記請求項2に記載した
    加湿・換気ユニットにおいて、さらに、前記空調室内の
    空気の湿度を検知する湿度センサを備えたことを特徴と
    する加湿・換気ユニット。
  9. 【請求項9】前記請求項2に記載した加湿・換気ユニッ
    トにおいて、前記ハウジングには、前記送風手段を収納
    する空間と連通すると共に、前記空調室の外部に連通
    し、前記加湿手段を収納する空間に連通する空間を設
    け、かつ、前記シャッタ手段はさらに遮蔽板を有してお
    り、そして、当該空間内には、前記シャッタ手段の遮蔽
    板が当該空間を上下に摺動可能に配置されていることを
    特徴とする加湿・換気ユニット。
  10. 【請求項10】室内機と室外機とが冷凍サイクル的かつ
    電気的に接続されて構成される空気調和機に加え、当該
    空気調和機の室内機が設置された空調室内の空気を取り
    込んで当該空気を加湿し又は当該取り込んだ当該空気を
    当該空調室外の空気と換気するため、前記請求項1に記
    載の加湿・換気ユニットを備えた室内空気調和システム
    であって、前記室内機と前記加湿・換気ユニットとは別
    個に設けられ、かつ、当該加湿・換気ユニットを、前記
    空気調和機を構成する室内機内に設けた制御装置を介し
    て、その運転操作を可能となしたことを特徴とする室内
    空気調和システム。
  11. 【請求項11】室内機と室外機とが冷凍サイクル的かつ
    電気的に接続されて構成される空気調和機に加え、当該
    空気調和機の室内機が設置された空調室内の空気を取り
    込んで当該空気を加湿し又は当該取り込んだ当該空気を
    当該空調室外の空気と換気するため、前記請求項2に記
    載の加湿・換気ユニットを備えた室内空気調和システム
    であって、前記室内機と前記加湿・換気ユニットとは別
    個に設けられ、かつ、当該加湿・換気ユニットを、前記
    空気調和機を構成する室内機内に設けた制御装置を介し
    て、その運転操作を可能となしたことを特徴とする室内
    空気調和システム。
  12. 【請求項12】前記請求項10又は前記請求項11に記
    載した室内空気調和システムにおいて、前記加湿・換気
    ユニット内には、さらに、当該加湿・換気ユニットの動
    作を制御するための制御ユニットが設けられ、かつ、前
    記空気調和機の室内機と前記加湿・換気ユニットとの間
    には、前記室内機内の制御装置からの制御信号を当該加
    湿・換気ユニットの制御ユニットへ伝送する伝送路が設
    けられていることを特徴とする室内空気調和システム。
  13. 【請求項13】前記請求項10又は前記請求項11に記
    載した室内空気調和システムにおいて、さらに、前記空
    気調和機を操作するための操作手段を備え、操作指令信
    号を前記室内機内に設けられた制御装置に伝送するため
    のリモートコントローラが設けられ、当該リモートコン
    トローラには、さらに、前記加湿・換気ユニットを操作
    するための操作手段を備えたことを特徴とする室内空気
    調和システム。
  14. 【請求項14】前記請求項10又は前記請求項11に記
    載した室内空気調和システムにおいて、前記空気調和機
    の前記室外機の一部に、さらに、前記加湿・換気ユニッ
    トに駆動電源を供給するための接続口を設けたことを特
    徴とする室内空気調和システム。
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