JPH094269A - 地下タンクの改築方法 - Google Patents

地下タンクの改築方法

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Publication number
JPH094269A
JPH094269A JP7153714A JP15371495A JPH094269A JP H094269 A JPH094269 A JP H094269A JP 7153714 A JP7153714 A JP 7153714A JP 15371495 A JP15371495 A JP 15371495A JP H094269 A JPH094269 A JP H094269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underground
underground tank
continuous wall
frozen soil
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7153714A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Minegishi
孝二 峯岸
Osamu Watanabe
修 渡辺
Mitsuo Nemoto
光男 根本
Shinichi Miyazaki
信一 宮▲崎▼
Yoji Nishikawa
洋二 西川
Teiji Motojima
禎二 本島
Hideetsu Waga
秀悦 和賀
Yoshihiko Shimizu
良彦 清水
Takuro Odawara
卓郎 小田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP7153714A priority Critical patent/JPH094269A/ja
Publication of JPH094269A publication Critical patent/JPH094269A/ja
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下タンクの改築方法に係り、周囲に凍土が
形成されている既設地下タンクの改築作業を容易なもの
とする。 【構成】 既設地下タンク1の周囲に形成されている凍
土Xを囲う筒状の地中連続壁2を構築し、該地中連続壁
2の内部の地盤Yを既設地下タンク1および凍土Xとと
もに掘削除去した後に、地中連続壁2の下部を閉塞する
底版6を構築することにより、地中連続壁2を凍土X内
に構築する困難性を回避するとともに、その地中連続壁
2を山留壁として利用するのみならず、新たに構築され
る地下タンク7の側壁としても利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下タンクの改築方法
に関し、特に、長期間に亙る使用によって周囲に凍土が
形成されている液化ガス等の既設地下タンクを改築する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、LNGやLPG等の極低
温状態の液化ガスを貯蔵する設備として、地盤内に埋設
状態に構築される地下タンクが採用されている。該地下
タンクは、内部に貯留される液化ガスを地盤によって外
部から有効に断熱することができるとともに、地中構造
物であるために耐震性能が優れるという利点を有してい
る。
【0003】ところで、かかる地下タンクにおいては、
長期に亙る使用による老朽化等に伴ってその改修工事が
必要となることがある。また、液化ガスの需要増大に伴
う貯蔵容量不足を解消するために、貯蔵容量の大きな地
下タンクに改築する必要が生じる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長期に
亙って液化ガスを貯留してきた地下タンク周囲の地盤に
は、極低温状態の液化ガスの冷熱によって、広範囲に亙
る凍土部が形成されているので、この凍土内において地
下タンクを改築する場合に、掘削時の安定液の凍結防止
対策やコンクリートの養生条件の確保等の問題を解決し
なければならないという難点がある。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、凍土部への施工の困難性を回避して、新
たな地下タンクを容易に構築することができる地下タン
クの改築方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、既設地下タンクの周囲に形成されている
凍土を囲う筒状の地中連続壁を構築し、該地中連続壁の
内部の地盤を既設地下タンクおよび凍土とともに掘削除
去した後に、地中連続壁の下部を閉塞する底版を構築す
る地下タンクの改築方法を提案している。
【0007】
【作用】本発明に係る地下タンクの改築方法によれば、
既設地下タンクの周囲の地盤の凍土を囲う位置に筒状の
地中連続壁を構築するので、該地中連続壁を構築するに
あたって凍土を考慮する必要がなく、凍土内における構
築の困難性が回避される。次いで、地中連続壁の内部の
地盤を掘削除去するので、地中連続壁が山留壁として機
能させられ、地盤内面の崩落が防止されつつ、既設地下
タンクおよびその周囲の凍土が除去される。そして、地
中連続壁の下部を閉塞する底版を構築することにより、
該地中連続壁を側壁とする有底筒状の地下タンクが構築
されることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る地下タンクの改築方法の
一実施例について、図1ないし図3を参照して説明す
る。本実施例の改築方法は、まず、図1に示すように、
既設地下タンク1の周囲に形成されている凍土Xを囲う
位置に地中連続壁2を構築する。地中連続壁2は、従来
より行われているように、ベントナイト泥水等の安定液
を満たして内壁面の安定を図りながら地盤Yを溝状に掘
削した後に、この溝3内に、鋼製箱型矢板あるいは鉄筋
籠(図示略)を建て込んで、トレミー管で安定液と置換
しつつコンクリートを流し込むことにより構築される。
【0009】次いで、上記地中連続壁2が構築された後
に、図2に示すように、該地中連続壁2の内側の地盤Y
を掘削する。地中連続壁2の内側には、既設地下タンク
1およびその周囲に形成された凍土Xが配されているの
で、これら既設地下タンク1および凍土Xを同時に除去
するように掘削する。これにより、地中連続壁2を内壁
面とした凹部4が形成されることになる。上記掘削にあ
たっては、掘削部の周囲に構築されている地中連続壁2
が、山留壁として機能することになり、その外方の地盤
Yの崩落を防止することができるようになっている。
【0010】そして、このようにして形成された凹部に
おいて、図3に示すように、地中連続壁2の内壁面に内
巻コンクリート5を打設する。該内巻コンクリート5
は、前記地中連続壁2の内面を整備するとともに、極低
温状態の液化ガスと接触する部分の止水性の向上等を目
的として施工されるものである。この後に、その下部を
閉塞するように、床付けおよび底版6を施工することに
より、地中連続壁2を側壁とする有底円筒状の地下タン
ク7が構築されることになる。
【0011】本実施例の改築方法によれば、地下タンク
7の側壁となる地中連続壁2が凍土Xの外側の地盤Yに
構築されるので、該地中連続壁2を構築する際における
溝3の掘削工程において、安定液の凍結防止対策を考慮
する必要がなく、また、コンクリートの打設工程におい
て、該コンクリートの養生条件を容易に整えることが可
能となる。
【0012】また、上記のようにして構築された筒状の
地中連続壁2が、山留壁として機能することにより、そ
の内側への地盤Yの崩落が防止されるので、内側部分の
地盤の掘削が容易である。しかも、地中連続壁2の内側
部分の地盤Yはその大部分が凍土Xにより形成されてお
り、掘削に際して、強度の高い凍土Xを足場として使用
できるので、掘削除去作業を容易に行うことができる。
さらに、このようにして構築される円筒状の側壁は、既
設地下タンク1の外方に設けられるので、新たに構築さ
れる地下タンク7の内部容積を該既設地下タンク1と比
較して十分に大きく確保することができ、既設地下タン
ク1の貯蔵容量の増大を容易に図ることができる。
【0013】したがって、本実施例の地下タンクの改築
方法によれば、長期使用によって周囲の地盤Yに凍土X
が形成されている既設地下タンク1をも、容易に改築す
ることができるとともに、改築に際して、貯蔵容量の増
大を容易に図ることができる。しかも、山留壁として利
用する地中連続壁2を、そのまま、新たな地下タンク7
の側壁本体とする構成であるので、改築に要する作業工
数およびコストの低減を図ることができるという利点が
ある。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る地下
タンクの改築方法は、既設地下タンクの周囲に形成され
ている凍土を囲う筒状の地中連続壁を構築し、該地中連
続壁の内部の地盤を既設地下タンクおよび凍土とともに
掘削除去した後に、地中連続壁の下部を閉塞する底版を
構築するので、以下の効果を奏する。 既設地下タンクの周囲に凍土が形成されている場合
においても、地中連続壁を凍土以外の地盤に構築するの
で、低温状態の凍土内に施工する困難性を回避すること
ができる。 構築された地中連続壁を山留壁として機能させると
同時に、改築後の新たな地下タンクの側壁として利用す
るので、改築に要する作業工数およびコストを削減する
ことができる。 既設地下タンクの外方に配される地中連続壁を側壁
とするので、既設地下タンクに対して、貯蔵容量の増大
を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地下タンクの改築方法の一実施例
において、地中連続壁を構築した状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1の改築方法において、地中連続壁の内側の
掘削除去工程を示す縦断面図である。
【図3】本発明の改築方法によって構築される新たな地
下タンクを示す縦断面図である。
【符号の説明】
X 凍土 Y 地盤 1 既設地下タンク 2 地中連続壁 6 底版 7 地下タンク
フロントページの続き (72)発明者 根本 光男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 信一 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 西川 洋二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 本島 禎二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 和賀 秀悦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 清水 良彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小田原 卓郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設地下タンクの周囲に形成されている
    凍土を囲う筒状の地中連続壁を構築し、該地中連続壁の
    内部の地盤を既設地下タンクおよび凍土とともに掘削除
    去した後に、地中連続壁の下部を閉塞する底版を構築す
    ることを特徴とする地下タンクの改築方法。
JP7153714A 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの改築方法 Withdrawn JPH094269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7153714A JPH094269A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの改築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7153714A JPH094269A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの改築方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH094269A true JPH094269A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15568500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7153714A Withdrawn JPH094269A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの改築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH094269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018009401A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 鹿島建設株式会社 タンク更新方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020903