JPH093940A - 地下タンクの施工方法 - Google Patents

地下タンクの施工方法

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Publication number
JPH093940A
JPH093940A JP7153718A JP15371895A JPH093940A JP H093940 A JPH093940 A JP H093940A JP 7153718 A JP7153718 A JP 7153718A JP 15371895 A JP15371895 A JP 15371895A JP H093940 A JPH093940 A JP H093940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underground tank
side wall
side walls
constructed
bottom plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7153718A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Minegishi
孝二 峯岸
Osamu Watanabe
修 渡辺
Mitsuo Nemoto
光男 根本
Shinichi Miyazaki
信一 宮▲崎▼
Yoji Nishikawa
洋二 西川
Teiji Motojima
禎二 本島
Hideetsu Waga
秀悦 和賀
Yoshihiko Shimizu
良彦 清水
Takuro Odawara
卓郎 小田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH093940A publication Critical patent/JPH093940A/ja
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 既設の地下タンクの側壁3をさらに上側に延
長させ、該延長された側壁8全体を、底版を撤去した状
態で、ケーソンとして沈設させる。 【効果】 既設の地下タンクの側壁3を新設の地下タン
クの側壁8の下側の一部として利用することになるた
め、タンク貯蔵容量の増大化に、低コストかつ短工期の
施工で対応できる。しかも、側壁8全体をケーソンとし
て沈設させるため、該側壁8自体が山留壁となり、別途
山留壁を設ける必要がなくなる。この理由からも、低コ
ストかつ短工期で施工できることになるとともに、低温
対策等の山留壁構築により生じる問題がなくなるため、
既設地下タンクの冷熱や気候的理由により周囲に凍土が
発生している場合においても良好に施工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下タンクの施工方法
に関し、特に容量増大時に既設地下タンクを利用する施
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、低温で液化された状態のLP
GあるいはLNG等を貯蔵するために地下タンクが使用
されている。この地下タンクは、貯蔵容量の増大化に対
応する際には、例えば、該地下タンクの外側の地盤に円
筒状のコンクリート製地中連続壁を構築し該地中連続壁
を山留壁として地盤の崩落を防止して、この状態で、そ
の内部を掘削しつつ既設地下タンクを撤去して凹部を所
定深さ形成した後、この凹部内に新たに地下タンクを構
築するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、山留壁を構築し既設地下タンクを撤去して新設
地下タンクを構築するのでは、コストが増大しまた工期
も長期化してしまうという問題があった。また、地下タ
ンクは、貯蔵する液化ガスが低温であることから周囲の
地盤を凍結させていることがあり、工事に伴ってこの凍
土に山留壁としての地中連続壁を構築する際には、掘削
時の安定液の凍結防止対策やコンクリートの養生条件の
確保等の低温対策が必要となるという問題がある。そし
て、このような問題は、寒冷地における凍土土壌に構築
される地下タンクにも共通するものである。
【0004】したがって、本発明の目的は、貯蔵容量の
増大化に対応する際に、低コストかつ短工期で施工でき
るとともに、例え土壌が凍土であっても良好に施工でき
る地下タンクの施工方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、地盤に埋設されるとともに、筒状の側壁
と該側壁の底部を閉塞する底版とを有する地下タンクの
施工方法であって、既設の地下タンクの側壁をさらに上
側に延長させ、該延長された側壁全体を、前記底版を撤
去した状態で、ケーソンとして沈設させることを特徴と
している。
【0006】
【作用】本発明によれば、既設の地下タンクの側壁をさ
らに上側に延長させ、該延長された側壁全体を、底版を
撤去した状態で、ケーソンとして沈設させることになる
ため、既設の地下タンクの側壁を新設の地下タンクの側
壁の下側の一部として利用することになる。しかも側壁
全体をケーソンとして沈設させるため、該側壁自体が山
留壁となり、別途山留壁を設ける必要がなくなる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例による地下タンクの施工方
法を図面を参照して以下に説明する。なお、本実施例に
おいては、地下タンクとして略全高にわたって地盤に埋
設されるタイプのものを例にとり説明するが、勿論所定
高さのみ地盤に埋設される半地下タイプ等他の種々のタ
イプのものにも適用可能である。
【0008】図1には、地盤2に埋設された既設地下タ
ンク1が示されており、該既設地下タンク1は、低温で
液化された状態のLPGあるいはLNG等を貯蔵するも
のであって、円筒状をなしかつ軸線を鉛直に沿わせた鉄
筋コンクリート等主体の側壁3と該側壁3の下部を閉塞
する鉄筋コンクリート等主体の底版4とを有する概略構
造をなしている。
【0009】ここで、図中符号5は、既設地下タンク1
の貯蔵物の冷熱で周囲に生じた凍土を示している。な
お、本実施例において、既設地下タンク1の周囲の地表
面6側は非凍土となっており、この部分を除く他のすべ
ての周囲は凍土5となっている。
【0010】図2に示すように、上記構成の既設地下タ
ンク1の側壁3に、該側壁3と同径で増大容量分に相当
する高さの、鉄筋コンクリート等主体の延長部7を構築
して、既設地下タンク1より所定高延長された延長側壁
8を形成する。そして、底版4のみを撤去する(図3参
照)。なお、底版4の撤去は、延長部7の構築前に行っ
たりあるいは該延長部7の構築に並行して行うことも可
能である。
【0011】次に、図3に示すように、延長側壁8全体
を、ケーソンとして所定深さまで沈設させる。すなわ
ち、延長側壁8の下部の凍土5(地盤)を所定量掘削撤
去し、延長側壁8全体を沈設させ(図3矢印参照)、こ
のような掘削および沈設作業を繰り返して、所定深さま
で全体を沈設させる(図3において最終的な沈設位置を
二点鎖線で示す)。
【0012】そして、掘削土を撤去するとともに所定の
床付け作業が完了した後に、図4に示すように、新設
の、鉄筋コンクリート等主体の底版9を施工する。以上
により、容量増大が図られた新設地下タンク10の側壁
(延長側壁)8および底版9が構築されることになる。
【0013】ここで、既設地下タンク1の側壁3の内壁
面を補修する必要がある場合には、上記作業の前後に行
うか、上記作業と並行して行うことになる。この内壁面
の補修は、例えば劣化部分を除去するよう所定量内壁面
を斫った後、該内壁面に内巻コンクリートを打設して行
われる。
【0014】以上に述べたように、本実施例の地下タン
クの施工方法によれば、既設地下タンク1の側壁3をさ
らに上側に延長させ、該延長された延長側壁8全体を、
底版4を撤去した状態で、ケーソンとして沈設させるこ
とになるため、既設地下タンク1の側壁3を、新設地下
タンク10の側壁8の下側の一部として利用することに
なる。したがって、タンク貯蔵容量の増大化に、低コス
トかつ短工期の施工で対応できる。しかも、延長側壁8
全体をケーソンとして沈設させるため、該延長側壁8自
体が山留壁となり、別途山留壁を設ける必要がなくな
る。この理由からも、低コストかつ短工期で施工できる
ことになるとともに、低温対策等の山留壁構築により生
じる問題がなくなるため、上記のように既設地下タンク
1の冷熱により周囲に凍土が発生している場合において
も凍土内に良好に施工できる(ここで、新設する延長部
7は凍土5には接触しない位置で構築されるため該凍土
5の影響はない)。
【0015】なお、上記実施例においては、既設地下タ
ンク1の側壁3に一度に増大容量分に相当する高さの延
長部7を構築するものを例にとり説明したが、延長部の
高さが高い場合等には、延長部の構築作業および側壁の
沈設作業を分割して、所定高さ延長して所定深さ沈設さ
せるという作業を繰り返し行うことも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
既設の地下タンクの側壁をさらに上側に延長させ、該延
長された側壁全体を、底版を撤去した状態で、ケーソン
として沈設させることになるため、既設の地下タンクの
側壁を新設の地下タンクの側壁の下側の一部として利用
することになる。したがって、タンク貯蔵容量の増大化
に、低コストかつ短工期の施工で対応できる。しかも、
側壁全体をケーソンとして沈設させるため、該側壁自体
が山留壁となり、別途山留壁を設ける必要がなくなる。
この理由からも、低コストかつ短工期で施工できること
になるとともに、低温対策等の山留壁構築により生じる
問題がなくなるため、既設地下タンクの冷熱や気候的理
由により周囲に凍土が発生している場合においても凍土
内に良好に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による地下タンクの施工方法
の、実施前の既設地下タンクを示す鉛直方向に沿う断面
図である。
【図2】本発明の一実施例による地下タンクの施工方法
の、既設地下タンクの側壁を延長した状態を示す鉛直方
向に沿う断面図である。
【図3】本発明の一実施例による地下タンクの施工方法
の、延長側壁をケーソンとして沈設させる状態を示す鉛
直方向に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施例による地下タンクの施工方法
の、延長側壁をケーソンとして沈設させた後底版を再構
築した状態を示す鉛直方向に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 既設地下タンク 2 地盤 3 側壁(既設地下タンクの側壁) 4 底版 8 延長側壁(延長された側壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 光男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 信一 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 西川 洋二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 本島 禎二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 和賀 秀悦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 清水 良彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小田原 卓郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に埋設されるとともに、筒状の側壁
    と該側壁の底部を閉塞する底版とを有する地下タンクの
    施工方法であって、 既設の地下タンクの側壁をさらに上側に延長させ、該延
    長された側壁全体を、前記底版を撤去した状態で、ケー
    ソンとして沈設させることを特徴とする地下タンクの施
    工方法。
JP7153718A 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの施工方法 Withdrawn JPH093940A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7153718A JPH093940A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの施工方法

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JP7153718A JPH093940A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの施工方法

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JPH093940A true JPH093940A (ja) 1997-01-07

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ID=15568590

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JP7153718A Withdrawn JPH093940A (ja) 1995-06-20 1995-06-20 地下タンクの施工方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109579685A (zh) * 2018-12-17 2019-04-05 河南中原光电测控技术有限公司 一种冻土深度计算方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109579685A (zh) * 2018-12-17 2019-04-05 河南中原光电测控技术有限公司 一种冻土深度计算方法及装置
CN109579685B (zh) * 2018-12-17 2020-11-13 河南中原光电测控技术有限公司 一种冻土深度计算方法及装置

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