JPH0942521A - 湯沸器用水ガバナ - Google Patents

湯沸器用水ガバナ

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JPH0942521A
JPH0942521A JP7195556A JP19555695A JPH0942521A JP H0942521 A JPH0942521 A JP H0942521A JP 7195556 A JP7195556 A JP 7195556A JP 19555695 A JP19555695 A JP 19555695A JP H0942521 A JPH0942521 A JP H0942521A
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JP
Japan
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diaphragm
valve
water
pressure chamber
back pressure
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Application number
JP7195556A
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English (en)
Inventor
Sadao Okada
貞雄 岡田
Isao Hirozawa
績 広沢
Yasushi Komatsu
靖司 小松
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/126Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • F16K27/0236Diaphragm cut-off apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H9/00Details
    • F24H9/20Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24H9/2007Arrangement or mounting of control or safety devices for water heaters
    • F24H9/2035Arrangement or mounting of control or safety devices for water heaters using fluid fuel

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水ガバナのダイヤフラムの背圧室での凍結を
防止すると共に、ダイヤフラムカバーに挿通するガス弁
用のロッドの摺動性を長期間良好に維持できるように
し、更に、負圧導入用や水抜き用の接続口をシールする
シールリングをダイヤフラムに一体化できるようにす
る。 【解決手段】 ダイヤフラムカバー523を樹脂成形品
で構成する。ダイヤフラムカバー523のバルブケーシ
ングに対する接合面に、ダイヤフラム521の外周のビ
ードを挿入する環状溝523aと、負圧導入用や水抜き
用の接続口に対向する部分に、環状溝523aに連続す
る、環状溝と面一な凹入部523b,523cとを型成
形し、凹入部523b,523cに挿入するシールリン
グ521c,521dをダイヤフラム521に一体成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯沸器の熱交換器
への通水を制御する水系バルブユニットに設ける水ガバ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水ガバナは、バルブケー
シングに形成した開口部に装着するダイヤフラムと、ダ
イヤフラムに連動する弁体と、ダイヤフラムの背面の背
圧室を密閉するダイヤフラムカバーと、熱交換器用バー
ナにガスを供給するガス弁を開閉する、ダイヤフラムカ
バーに挿通したロッドとを備え、通水時に水ガバナの下
流側のベンチュリーに発生する負圧を背圧室に導入し
て、ダイヤフラムの背圧室側への変位によりロッドを介
してガス弁を押し開くように構成されている。そして、
このものでは、バルブケーシングとダイヤフラムカバー
とを共に黄銅等の耐食性金属材料の鋳造品で形成してい
る。
【0003】また、従来、ダイヤフラムの背圧室へのベ
ンチュリー負圧の導入や、背圧室の水抜きを、ダイヤフ
ラムカバーに接続する外部配管を用いずに行い得られる
ように、バルブケーシングの開口部端面に、ダイヤフラ
ムの着座部の外方に位置させて、ベンチュリー負圧の導
入用の接続口と、水抜き用の接続口とを開設し、バルブ
ケーシングの開口部端面に対するダイヤフラムカバーの
接合面に、ダイヤフラムの外周のビードを挿入する環状
溝と、該環状溝の外方の前記接続口に対向する部分に凹
入部を形成すると共に、ダイヤフラムカバーに、該凹入
部の底面に開口する、背圧室内に連通する連通孔を形成
し、凹入部にシールリングを挿入して接続口と連通孔と
の間をシールするようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のような金
属製のダイヤフラムカバーは、水に対する濡れ性が比較
的良く、且つ、熱伝導性も高いため、背圧室を水抜きし
てもダイヤフラムカバーの内表面が水に濡れて、気温の
低下により凍結し易くなり、また、ダイヤフラムカバー
とこれに挿通するガス弁用のロッドとのこじりによる食
い付きを生じ、ロッドの摺動性が早期に悪化することが
ある。
【0005】また、ダイヤフラムカバーの接合面に上記
の如く環状溝と凹入部とを形成する場合、環状溝に連続
して凹入部を形成するとしても、環状溝と凹入部とを別
の工具を用いて別々に仕上加工する必要があり、そのた
め、環状溝の底面と凹入部の底面とを面一に仕上げよう
としても、環状溝と凹入部との間に筋状の微小な段差が
付く。その結果、ダイヤフラムにシールリングを一体化
すると、段差によってシール性が損われ、結局、ダイヤ
フラムとシールリングとを別々に設けざるを得なくな
る。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、背圧室内での
水の凍結を防止すると共に、ロッドの摺動性を長期に亘
って良好に維持できるようにし、更には、ダイヤフラム
とシールリングの一体化を可能として、部品点数の削減
を図れるようにした水ガバナを提供することをその目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、湯沸器の熱交換器への通水を制御する水系
バルブユニットに設ける水ガバナであって、バルブケー
シングに形成した開口部に装着するダイヤフラムと、ダ
イヤフラムに連動する弁体と、ダイヤフラムの背面の背
圧室を密閉するダイヤフラムカバーと、熱交換器用バー
ナにガスを供給するガス弁を開閉する、ダイヤフラムカ
バーに挿通したロッドとを備え、通水時に水ガバナの下
流側のベンチュリーに発生する負圧を背圧室に導入し
て、ダイヤフラムの背圧室側への変位によりロッドを介
してガス弁を押し開くものにおいて、ダイヤフラムカバ
ーを樹脂成形品で構成し、更に、バルブケーシングの開
口部端面に負圧導入用や水抜き用の接続口を開設すると
共に、ダイヤフラムカバーの接合面にダイヤフラムの外
周のビードを挿入する環状溝に加えて接続口に対向する
凹入部を形成する場合は、凹入部を環状溝に連続させて
両者の底面が面一になるように型成形するものとした。
【0008】本発明のような樹脂製のダイヤフラムカバ
ーは、水に対する濡れ性が低く、且つ、熱伝導性も低い
ため、背圧室の水抜き性が向上し、気温が低下しても背
圧室内での凍結を生じにくくなる。また、ダイヤフラム
カバーとロッドとのこじりによる食い付きが生じにくく
なると共に、ロッドの摺動摩擦抵抗が減少し、ロッドの
摺動性が長期に亘って良好に維持される。
【0009】更に、ダイヤフラムカバーを樹脂製にする
と、環状溝と凹入部とを型成形で面一に形成できるた
め、環状溝と凹入部との間に段差が残ることがなく、従
って、ダイヤフラムに接続口用のシールリングを一体成
形しても、シール性を損うことはない。
【0010】尚、後記する実施形態では、負圧導入用の
接続口と水抜き用の接続口とを設けているが、両接続口
の一方のみを設ける場合にも本発明を適用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して、1はバ
ックプレート1aとフロントカバー1bとで構成される
湯沸器本体であり、該本体1には、ガスバーナ2と、該
バーナ2を熱源とする熱交換器3とが設けられ、更に、
下端の水道管用ジョイント4に接続される水系バルブユ
ニット5と、下端のガス管用ジョイント6に接続される
ガス系バルブユニット7とが設けられている。
【0012】水系バルブユニット5の下流側には、熱交
換器3を通る熱交水路8とバイパス水路9とが接続され
ており、熱交水路8の下流端とバイパス水路9の下流端
とを湯沸器本体1の下端中央部に設けたミキシング部1
0で合流し、該ミキシング部10に出湯ヘッド11を可
撓管12を介して接続した。
【0013】ガス系バルブユニット7には、図3に模式
的に示したように、上流側から順に、電磁弁から成る安
全弁と、後記する水ガバナに連動して開閉されるガス弁
71と、ガスガバナ72と、ガス量調整弁73とが設け
られている。ガス量調整弁73は、図1に示すレバー1
3によりギア14を介して操作される。
【0014】また、水系バルブユニット5は、図4に示
す如く、黄銅等の耐食性金属材料の鋳造品や鍛造品で形
成されるバルブケーシング50に、上流側から順に、止
水弁51と、水ガバナ52と、水量調整弁53と、ベン
チュリー54とを組込んで構成されている。尚、バルブ
ユニット5は、止水弁51と水ガバナ52とが横向きと
なり、上部にベンチュリー54が位置するように湯沸器
本体1に配置されている。
【0015】止水弁51は、水道管用ジョイント4を接
続するバルブケーシング50の下端の流入口50aに連
なる止水弁用の弁室51aを画成する弁座510と、弁
座510に形成した弁孔51bを開閉する、バルブケー
シング50に形成した弁孔51bと同軸上の開口部50
bに装着されるダイヤフラム弁511と、ダイヤフラム
弁511の背面のダイヤフラムカバー512によって画
成される背圧室51cに収納したバイパス弁513とで
構成される。ダイヤフラム弁511には、弁室51aと
背圧室51cとを連通するオリフィス孔51dと、背圧
室51cを弁孔51bに連通するバイパス孔51eとが
形成されており、バイパス弁513をばね513aでダ
イヤフラム弁511側に付勢して、常時はバイパス弁5
13によりバイパス孔51eが閉塞されるようにしてい
る。そして、バイパス弁513をばね513aに抗して
退動させてバイパス孔51eを開いたとき、背圧室51
cの圧力が低下して、弁室51aとの圧力差によりダイ
ヤフラム弁511が背圧室51c側の開弁位置に変位
し、弁孔51bが開かれて水ガバナ52に通水される。
【0016】弁座510は、バルブケーシング50内に
前記開口部50bを通して横方向外方から装着される、
有底筒状のポリアセタール等の樹脂製部品で構成されて
おり、横方向外方を向く弁座510の底部に弁孔51b
が開設されている。このように弁座510を樹脂製とす
ることでバルブケーシング50の軽量化を図れる。
【0017】ダイヤフラム弁511は、ダイヤフラム5
11aに、弁座510に着座して弁孔51bを閉塞する
弁体部511bを設けて成るもので、更に、該弁体部5
11bに、ダイヤフラム弁511の全開状態においても
弁孔51bに嵌合するガイド部511cを突設した。こ
れによれば、ダイヤフラム弁511がガイド部511c
を介して弁孔51bに対し芯決めされ、開弁時に水の流
れでダイヤフラム弁511が径方向に振動することを防
止できると共に、図示例のようにダイヤフラム弁511
を鉛直面に沿って配置しても、開弁時に弁体部511b
が自重で下方にずれることがない。そのため、ダイヤフ
ラム511aに無理がかからず、ダイヤフラム弁511
の耐久性が向上する。ガイド部511cの外周には通水
溝511dが形成されており、開弁時には通水溝511
dを介して水が流れる。また、ガイド部511cの基部
に、弁孔51bに僅かな隙間を存して嵌合する絞り部5
11eを形成し、ダイヤフラム弁511の開閉時の通水
量の急激な変化を緩衝するようにしている。尚、ガイド
部511cは、ダイヤフラム511aに取付ける樹脂製
の当板511fに一体成形されている。
【0018】バルブケーシング50の開口部50bの端
面には、ダイヤフラム511aの外周のビード511g
を挿入する、開口部50bの内周面に達する段付凹部5
0cが形成されており、一方、前記弁座510に、開口
部50bの内周面に段付凹部50cに達するように嵌合
する環状のビードストッパ510aを放射状のリブ51
0bを介して一体成形し、ダイヤフラム弁511の背圧
室51c側への変位でビード511gが径方向内方に引
張られても、ビード511gが開口部50b内に張り出
さないようにしている。尚、開口部50bの端面に、ビ
ードストッパ510aに対応する内側の溝壁を有する環
状溝を形成することも考えられるが、これではバルブケ
ーシング50の周壁部の肉厚を溝壁分だけ厚くしなけれ
ばならず、重量が重くなる。これに対し、図示例の如く
樹脂製の弁座510にビードストッパ510aを一体成
形すれば、バルブケーシング50を軽量化でき、有利で
ある。また、弁座510をビードストッパ510aを介
して開口部50bに対し芯決めできるようになり、弁座
510をバルブケーシング50と別体にしても、弁孔5
1bとダイヤフラム弁511との同芯度を確保でき、有
利である。
【0019】ダイヤフラムカバー512は鋼板のプレス
成形品で構成されており、該カバー512内に樹脂製の
ロッドガイド512aを装着し、バイパス弁513に連
結されるロッド513bをロッドガイド512aを通し
てダイヤフラムカバー512の外方に突出させた。そし
て、湯沸器の前面に設ける操作子15(図1及び図2参
照)に連動するレバー16をロッド513bの外端の駒
513cに係合させ、操作子15の押し操作によりレバ
ー16とロッド513bとを介してバイパス弁513を
ばね513aの付勢力に抗して引き開き、上記の如く止
水弁51を開弁させるようにした。尚、ロッドガイド5
12aは、その端部に一体成形した非円形の係止部51
2bをダイヤフラムカバー512の端部に形成した非円
形孔に挿通して回転させることにより、ダイヤフラムカ
バー512内に係止される。ダイヤフラムカバー512
を上記の如く構成することにより、従来の鋳物製のダイ
ヤフラムカバーに比し重量を大幅に軽減でき、水系バル
ブユニット5の軽量化を図れる。
【0020】水ガバナ52は、止水弁51の弁孔51b
に連なる1次圧室52aとその先方の2次圧室52bと
を連通する第1弁孔52cを形成した第1弁座5201
と、1次圧室52aとその尾方のバイパス室52dとを
連通する第2弁孔52eを形成した第2弁座520
2と、バルブケーシング50の2次圧室52bに臨む開
口部50dに装着したダイヤフラム521と、ダイヤフ
ラム521に連動する弁体522と、ダイヤフラム52
1の背圧室52fを画成するダイヤフラムカバー523
と、ダイヤフラムカバー523に挿通した、前記ガス弁
71の弁杆71aの端部の駒71bに当接するロッド5
24とで構成されている。
【0021】弁体522は、第1弁孔52cを通してダ
イヤフラム521側にのびる弁杆部522aを備えてお
り、弁杆部522aの先端に係着するばね受け522b
と第1弁座5201との間に縮設したばね522cの付
勢力により弁体522をばね受け522bを介してダイ
ヤフラム521に当接させ、ダイヤフラム521に連動
して弁体522が軸方向に移動されるようにしている。
そして、弁体522の内部に、バイパス室52dと2次
圧室52bとを連通するバイパス通路52gを形成する
と共に、弁体522の外周に、第1弁座5201に着座
して第1弁孔52cを閉塞する第1弁部522dと、第
1弁部522dが第1弁座5201に所定値以上接近し
たときに第2弁孔52eに僅かな隙間を存して挿入され
る第2弁部522eとを形成し、第1弁孔52cの閉塞
時、1次圧室52aから2次圧室52bに、第2弁部5
22eと第2弁孔52eとの間の隙間で絞られた所要量
の水がバイパス室52dとバイパス通路52gとを介し
て流れ、第1弁孔52cの開閉時の通水量の急激な変化
が緩衝されるようにした。
【0022】第1弁座5201と第2弁座5202とは、
止水弁51の弁座510で囲われるバルブケーシング5
0内の空間に装着した弁座部材520に一体成形されて
いる。これを詳述するに、バルブケーシング50内に開
口部50dを通して螺着される筒状の弁座部材520を
設け、該弁座部材520の周壁部に流入口520aを開
設すると共に、該弁座部材520の内周に流入口520
aの先方と尾方とに位置させて夫々第1弁座5201
第2弁座5202とを一体成形して、弁座部材520内
に1次圧室52aとバイパス室52dとを形成した。そ
して、第2弁孔52eの孔径を第1弁部522dの外径
より大きくし、弁座部材520に尾端の開口から弁体5
22を挿入した後、該開口に蓋部材520bをかしめ等
で取付け、該開口を密閉する。このように、共通の弁座
部材520に第1と第2の両弁座5201,5202を一
体成形すれば、両弁座5201,5202間の同芯度と軸
方向距離とを正確に管理できるようになり、そのため、
第1弁孔52cの閉塞時における第2弁部522eと第
2弁孔52eとの間の通水抵抗に狂いを生じなくなり、
所要のガバナ特性を安定して得られるようになり、有利
である。
【0023】ダイヤフラム521の背圧室52fには、
通水時にベンチュリー54に発生する負圧が連通路55
を介して導入されるようになっており、通水時ダイヤフ
ラム521が背圧室52f側に変位し、ダイヤフラム5
21に取付けた樹脂製の当板521aに当接するロッド
524が外方に押され、ガス弁71が開弁される。
【0024】ここで、バルブケーシング50の開口部5
0dの端面には、ダイヤフラム521の着座部の外方に
位置させて、図6に示す如く、連通路55に連なる負圧
導入用の接続口50eと、図4に示す如く、バルブケー
シング50の下端部に設けた水抜き栓56に連なる水抜
き用の接続口50fとが開設されている。また、開口部
50dの端面に対するダイヤフラムカバー523の接合
面には、図7に示す如く、ダイヤフラム521の外周の
ビード521bを挿入する環状溝523aと、該環状溝
523aの外方の各接続口50e,50fに対向する部
分に、環状溝523aに連続する、環状溝523aの底
面と面一な底面を持つ各凹入部523b,523cとが
形成されている。そして、ダイヤフラムカバー523
に、各凹入部523b,523cの底面に開口する、背
圧室52f内に連通する各連通孔523d,523eを
形成すると共に、ダイヤフラム521に、各凹入部52
3b,523cに挿入されて各接続口50e,50fと
各連通孔523d,523eとの間をシールする各シー
ルリング521c,521dを一体成形した。
【0025】ところで、ダイヤフラムカバー523を金
属の鋳物製とした場合、環状溝523aの仕上加工と各
凹入部523b,523cの仕上加工とを各別の工具で
別々に行う必要があり、環状溝523aと凹入部523
b,523cとを面一に仕上げようとしても、環状溝5
23aと凹入部523b,523cとの間に筋状の微小
な段差が付く。そして、ダイヤフラム521にシールリ
ング521c,521dを一体化すると、この段差によ
ってシール性が損なわれる。
【0026】そこで、本実施形態では、ダイヤフラムカ
バー523を樹脂成形品で構成し、環状溝523aと凹
入部523b,523cとを型成形して、環状溝523
aの底面と凹入部523b,523cの底面とを完全に
面一に形成できるようにした。これによれば、ダイヤフ
ラム521にシールリング521c,521dを一体化
して部品点数を削減しても、シール性が損なわれること
はない。
【0027】また、ダイヤフラムカバー523を樹脂成
形品にすると、鋳物製のものに比し水の濡れ性が低くな
るため、水抜き時にダイヤフラムカバー523の内表面
に水が付着残留しにくくなり、更に、熱伝導性も低くな
るため、気温の低下による背圧室52f内での水の凍結
も生じにくくなる。また、ダイヤフラムカバー523に
は、ロッド524を挿通するガイド部523fを一体成
形するが、ダイヤフラムカバー523を樹脂成形品にす
ると、ガイド部523fにおけるロッド524とのこじ
りによる食い付きを生じにくくなり、ロッド524の摺
動性が長期に亘って良好に維持される。尚、ダイヤフラ
ムカバー523の材質としては、樹脂のうちでも水の濡
れ性や熱伝導性や摩擦係数が低く、且つ、強度が高い、
ポリアセタールが好適である。
【0028】水量調整弁53は、水ガバナ51の2次圧
室51bに図4の紙面裏側で連通する筒状の弁室53a
に回動自在に装着した筒状の弁体530を備えており、
該弁体530に、図5に示す如く、バルブケーシング5
0の熱交水路用の出口部50gに臨む弁孔530aと、
バイパス水路用の出口部50hに臨む弁孔530bとを
形成した。そして、バルブケーシング50の前面に突出
する弁体530の軸部530cに、前記操作子15に連
動して回動する回動部材を連結し、操作子15の回動操
作による弁体530の回動で熱交水路8とバイパス水路
9とへの通水量を増減し得るようにした。
【0029】ベンチュリー54は、熱交水路用の出口部
50gに水平姿勢で配設されている。そして、ベンチュ
リー54に、その最小径部54aの下流部の下面に位置
させて負圧取出口54bを開設し、該負圧取出口54b
を下方にのびる連通路55を介して上記の如く水ガバナ
52の背圧室52fに連通させている。これによれば、
水抜き栓56を開いて、水ガバナ52とその背圧室52
fとの水抜きを行なう際、出口部50gから上方の熱交
換器3にのびる熱交水路8内の水が負圧取出口54bか
ら連通路55と背圧室52fとを介して排水される。こ
の場合、ベンチュリー54を鉛直姿勢で配置すると、負
圧取出口54bが水平方向を向くため、連通路55の負
圧取出口54b側の部分が水平になって、この部分に水
が残り易いが、本実施形態のようにベンチュリー54を
水平姿勢にしてその下面に負圧取出口54bを開設すれ
ば、連通路55に全長に亘って下り勾配を付けることが
でき、連通路55に水が残ることはない。また、ベンチ
ュリー54の最小径部54aにも水が残り易いが、本実
施形態では最小径部54aよりも下方に負圧取出口54
bが開口しているため、最小径部54aから負圧取出口
54bにスムーズに排水され、最小径部54aに水が残
ることはない。従って、ベンチュリー54や連通路55
内で水が凍結することを有効に防止でき、再使用時の通
水不良や水ガバナ52の作動不良を生じず、耐寒性が向
上する。
【0030】また、本実施形態では、ベンチュリー54
に対する水の濡れ性を低くして排水性を向上させると共
に、ベンチュリー54の熱伝導性を低くして凍結をより
効果的に防止できるように、ベンチュリー54をバルブ
ケーシング50とは別体の樹脂製部品で構成している。
ベンチュリー54の材質としては、水の濡れ性や熱伝導
性の低いポリアセタールが好適である。更に、本実施形
態では、ベンチュリー54の装着部に、負圧取出口54
bに連通する環状空間54cを形成し、該環状空間54
cの下面に連通路55の上端を開口させている。これに
よれば、環状空間54c内の空気による息抜き作用で負
圧取出口54bからの排水性が一層向上し、且つ、環状
空間54cの断熱作用により凍結を一層効果的に防止で
きるようになる。
【0031】ところで、連通路55をダイヤフラムカバ
ー523に接続する外部配管部材で構成することも考え
られるが、これでは配管構造が複雑になってコストが高
くなると共に、配管の都合上連通路55に屈曲部ができ
て屈曲部に水が残り易くなる。そこで、本実施形態で
は、バルブケーシング50に、負圧取出口54bから下
方にのびて前記負圧導入用の接続口50eに達する真直
な孔を形成して、該孔により連通路55を構成した。
【0032】また、水抜き時には、水道管用ジョイント
4からも排水して、止水弁51内の水抜きも行なう。こ
の場合、止水弁51のバイパス弁513を操作子15の
押し操作でレバー16を介して引き開き、ダイヤフラム
弁511を水圧及びバイパス弁513のばね513aが
作用しない自由状態にする。ここで、ダイヤフラム弁5
11は、自由状態において、図8に示す如く、弁孔51
bを開く背圧室51c側の開弁位置にダイヤフラム51
1aの弾性復元力で変位するように構成されている。そ
のため、水抜き時には、止水弁51と水ガバナ52との
間での弁孔51bを介しての息抜き作用が得られるよう
になり、水系バルブユニット5の水抜きを効率良く行い
得られる。
【0033】また、本実施形態では、ベンチュリー54
の負圧取出口54bが下方にのびる連通路55を介して
水ガバナ52の背圧室52fの下部に連通しているた
め、背圧室52fの空気溜り量が多くなる。そのため、
水抜きを忘れ、水ガバナ52の2次圧室52bや背圧室
52f内の水が凍結して体積が増加しても、この体積増
加は背圧室52f内の空気の圧縮で吸収され、かくて、
ダイヤフラムカバー523を上記の如く樹脂製としても
その破損は生じない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、背圧室内での凍結を生じにくくできると共
に、ロッドの摺動性を長期間良好に維持でき、更に、負
圧導入用や水抜き用の接続口をシールするシールリング
をシール性を損うことなくダイヤフラムに一体化でき、
部品点数を削減してコストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する湯沸器の一例のフロントカ
バーを取外した状態の正面図
【図2】 図1の右側面図
【図3】 ガス系バルブユニットを模式的に示した図
【図4】 水系バルブユニットの截断正面図
【図5】 図4の右側面図
【図6】 図5のVI−VI線截断面図
【図7】 ダイヤフラムカバーとダイヤフラムの斜視図
【図8】 水抜き時の止水弁の状態を示す截断正面図
【符号の説明】
3 熱交換器 5 水系バル
ブユニット 50 バルブケーシング 50d 開口部 50e 負圧導入用接続口 50f 水抜
き用接続口 52 水ガバナ 52f 背圧室 521 ダイヤフラム 521b ビー
ド 521c,521d シールリング 522 弁
体 523 ダイヤフラムカバー 523a 環状
溝 523b,523c 凹入部 523d,5
23e 連通孔 524 ロッド 54 ベン
チュリー 71 ガス弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯沸器の熱交換器への通水を制御する水
    系バルブユニットに設ける水ガバナであって、バルブケ
    ーシングに形成した開口部に装着するダイヤフラムと、
    ダイヤフラムに連動する弁体と、ダイヤフラムの背面の
    背圧室を密閉するダイヤフラムカバーと、熱交換器用バ
    ーナにガスを供給するガス弁を開閉する、ダイヤフラム
    カバーに挿通したロッドとを備え、通水時に水ガバナの
    下流側のベンチュリーに発生する負圧を背圧室に導入し
    て、ダイヤフラムの背圧室側への変位によりロッドを介
    してガス弁を押し開くものにおいて、ダイヤフラムカバ
    ーを樹脂成形品で構成したことを特徴とする湯沸器用水
    ガバナ。
  2. 【請求項2】 バルブケーシングの開口部端面に、ダイ
    ヤフラムの着座部の外方に位置させて、ベンチュリー負
    圧の導入用の接続口と、水抜き用の接続口との少なくと
    も一方の接続口を開設し、バルブケーシングの開口部端
    面に対するダイヤフラムカバーの接合面に、ダイヤフラ
    ムの外周のビードを挿入する環状溝と、該環状溝の外方
    の前記接続口に対向する部分に、該環状溝に連続する、
    該環状溝の底面と面一な底面を持つ凹入部とを型成形
    し、ダイヤフラムカバーに、該凹入部の底面に開口す
    る、背圧室内に連通する連通孔を形成すると共に、ダイ
    ヤフラムに、凹入部に挿入されて前記接続口と連通孔と
    の間をシールするシールリングを一体成形したことを特
    徴とする請求項1に記載の湯沸器用水ガバナ。
JP7195556A 1995-07-31 1995-07-31 湯沸器用水ガバナ Pending JPH0942521A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4824782B2 (ja) * 2006-03-15 2011-11-30 ノルグレン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ロッカ型ダイヤフラム弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4824782B2 (ja) * 2006-03-15 2011-11-30 ノルグレン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ロッカ型ダイヤフラム弁
US8141585B2 (en) 2006-03-15 2012-03-27 Norgren Gmbh Rocker type diaphragm valve

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