JP2564542Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2564542Y2
JP2564542Y2 JP4403092U JP4403092U JP2564542Y2 JP 2564542 Y2 JP2564542 Y2 JP 2564542Y2 JP 4403092 U JP4403092 U JP 4403092U JP 4403092 U JP4403092 U JP 4403092U JP 2564542 Y2 JP2564542 Y2 JP 2564542Y2
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JP
Japan
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valve
cage
valve plug
piston ring
plug
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けいじ 村岡
貞行 池田
英實 片岡
保弘 西嶋
茂弘 川合
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Osaka Gas Co Ltd
Azbil Corp
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Osaka Gas Co Ltd
Azbil Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は石油工業、化学工業など
に用いられる弁装置、特に円筒状のケージと、弁プラグ
によって流体の流量を制御するケージ型弁装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ケージ型弁装置は、ケージの周壁に設け
た流量制御用窓の開度を、ケージ内に摺動自在に嵌挿さ
れた弁プラグによって変化させることにより、流体の流
量を制御するもので、実公昭61−45407号公報等
に見られるように従来から種々提案されているが、図4
に示す如く構成されているものが最も一般的である。こ
のケージ型弁装置はシートリングとケージを一体化した
複座式ケージ弁を示すもので、これを概略説明すると、
1は弁本体で、この弁本体1は仕切壁2により内部を上
流側流路3と下流側流路4に仕切られており、仕切壁2
と弁本体1の上端開口部を閉鎖する上蓋5との間にはケ
ージ7が配設されている。ケージ7は、下端部が仕切壁
2の中央に開設された通孔9にパッキン10を介して嵌
合固定され、上端部外周面に形成されたフランジ部11
が弁本体1の上面開口部内に設けた段差部12に嵌合さ
れ、且つ上蓋5によって圧接されている。ケージ7の周
壁には上流側流路3と下流側流路4を連通させる複数個
の流量制御用窓13が開設されており、内部には流量制
御用窓13の上方および下方にそれぞれ位置する2つの
弁座14A、14Bが形成されると共に、流量制御用窓
13の開度を変化させる弁プラグ15が摺動自在に嵌挿
されている。弁座14A、14Bは、口径が互いに異な
り、上方側の弁座14Aが下方側弁座14Bより大きな
口径を有している。弁プラグ15は、下面が開放する筒
状体で、前記上蓋5の中央に設けた挿通孔16にパッキ
ン17を介して摺動自在に貫通された弁棒18の内端に
取付けられ、外周面には前記弁座14A、14Bに対応
して2つの着座部19A、19Bが設けられている。こ
れらの着座部19A、19Bはケージ型弁装置の全閉状
態において図5(a) に示すように弁座14A、14Bに
共に着座する。なお、21は弁プラグ15の上面に貫通
形成されることにより弁プラグ15の内外の圧力を等し
くする連通孔である。
【0003】このような構成からなる複座式のケージ型
弁装置において、自動制御装置による駆動部の作動また
は手動操作によって弁棒18を上下動させると、弁プラ
グ15はこれと一体に上下動して流量制御用窓13の開
度、すなわち開口面積を変化させ、これによって上流側
流路3からケージ7の内部を通って下流側流路4に流れ
る被制御流体の流量が制御され、且つ流量制御用窓13
の形状により所望の流量特性が得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のケージ型弁装置にあっては、ケージ7と弁プラ
グ15の摺動面間に異物22(図5(b) 参照)が侵入し
易く、この異物22が摺動面に付着すると作動不良を起
こし、また弁座14A、14Bや着座部19A、19B
に付着したり、損傷を与えたりした場合は、弁の締切特
性を低下させるという問題があった。そこで、従来はこ
のような問題を解決する方法として弁プラグの外周面中
間部にシールリングを嵌着し、シール性の向上を図って
いるが、このようなものにおいても連通孔21を通って
弁プラグ15の上方空間からシールリングより上部の摺
動面に侵入する異物までは防止することができず、この
ため作動不良を完全には防止することができなかった。
【0005】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、弁プラグの連通孔を通って弁プラグの上方空間か
ら上部の弁座部さらには摺動部に異物が侵入せず、弁の
作動不良を防止すると共に、弁の締切特性を向上させる
ようにした弁装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、弁本体と、周壁に開設された流量制御用窓お
よびこの流量制御用窓の上下方に位置して周壁内面に設
けられ且つ口径が互いに異なる大小2つの弁座を有し前
記弁本体内に配設された円筒状のケージと、このケージ
内に摺動自在に嵌挿され前記両弁座間にそれぞれ着座可
能な着座部を有する弁プラグとを備えた弁装置におい
て、前記弁プラグの外周面上端部にピストンリングを嵌
着し、このピストンリングの上面を前記弁プラグの上端
面に臨ませたものである。
【0007】
【作用】本考案において、ピストンリングは弁プラグの
外周面上端部に嵌着され、その上面が弁プラグの上端面
に臨んでいるので、弁プラグ上方からケージと弁プラグ
の摺動面に異物が侵入するのを防止する。また、ピスト
ンリングはスクレーパ機能を有し、摺動面に付着する異
物を除去する。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る弁装置の一実施例
を示すケージと弁プラグの断面図、図2はピストンリン
グの平面図、図3は同リングの断面図である。なお、図
中図4および図5と同一構成部材のものに対しては同一
符号を以て示し、その説明を省略する。これらの図にお
いて、本考案は、弁プラグ15の外周面上端部に嵌合溝
30を形成し、この溝30にピストンリング31を嵌着
したものである。嵌合溝30は、断面形状が略L字型と
されることにより、下半部が上半部より深く、また溝開
口部の上端が弁プラグ15の上端面に開放している。ピ
ストンリング31としては、例えば20%の炭素繊維入
りフッ素樹脂、ナイロン(商標名)、高ニッケル鋳鉄
(商品名:ニレジスト)等によって一部周縁が切欠き開
放したリング状に形成されて嵌合溝30と略同一の断面
形状を有し、且つ切欠き開放端面の一方には突起32が
円周方向に突設され、他方には突起32を受け入れる切
欠き溝33が形成されている。突起32は図3に示すよ
うに切欠き溝33側の側面が該溝33の溝壁と接触する
ことにより、ピストンリング31の切欠き開放端面間の
隙間Gから異物がケージ7と弁プラグ15の摺動面間に
侵入するのを防止する。ピストンリング31の上端面は
嵌合溝30の上方側開放部より弁プラグ15の上面外周
部に露呈している。そして、ピストンリング31の外径
は、組立前において前記ケージ7の上方側弁座14Aよ
り上方部分の内径より若干大きく設定されている。その
他の構成は従来構造と同様である。
【0009】かくしてこのような構成からなる弁装置に
あっては、ピストンリング31を弁プラグ15の外周面
最上端部に設けているので、弁プラグ15の連通孔21
を通って弁プラグ15の上方に導かれた異物が上方側着
座部19Aよりも上方部分のケージ7と弁プラグ15の
摺動面間に侵入せず、またピストンリング31はシール
機能に加えてスクレーパ機能を有し、弁プラグ15がケ
ージ上面より下がった時、ケージ7の上方側着座部19
Aより上方の摺動面に付着する異物を除去するので、異
物による作動不良を起こすことがなく、安定に作動し、
また異物が侵入しなければ弁座14A、14Bおよび着
座部19A、19Bの損傷も少なく、弁全閉時のシール
性を向上させることができる。
【0010】なお、上記実施例は断面形状がL字型のピ
ストンリング31を用いたが、本考案はこれに特定され
るものではなく、例えば断面形状が台形のものであって
もよいことは勿論である。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る弁装置
は、弁プラグの外周面上端部にピストンリングを嵌着し
てその上面の少なくとも一部を弁プラグの上面に露呈さ
せたので、ケージと弁プラグの摺動面間のシール性能が
向上して上部弁座部に異物が侵入するのを確実に防止す
ると共に、ケージの摺動面に付着する異物を取り除くこ
とができる。その結果、異物かみ込みよる作動不良を起
こさず、また弁の耐久性および締切特性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る弁装置の一実施例を示すケージと
弁プラグの断面図である。
【図2】ピストンリングの平面図である。
【図3】同リングの断面図である。
【図4】ケージ型弁装置の従来例を示す断面図である。
【図5】(a) 、(b) は同弁装置の全閉時と全開時の状態
を示すケージと弁プラグの断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 7 ケージ 13 流量制御用窓 14A、14B 弁座 15 弁プラグ 19A、19B 着座部 21 連通孔 30 嵌合溝 31 ピストンリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 片岡 英實 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)考案者 西嶋 保弘 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)考案者 川合 茂弘 神奈川県高座郡寒川町大曲四丁目1番1 号 山武ハネウエル株式会社湘南工場内 (56)参考文献 特開 昭58−118382(JP,A) 特開 昭59−155509(JP,A) 実開 昭59−49062(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体と、周壁に開設された流量制御用
    窓およびこの流量制御用窓の上下方に位置して周壁内面
    に設けられ且つ口径が互いに異なる大小2つの弁座を有
    し前記弁本体内に配設された円筒状のケージと、このケ
    ージ内に摺動自在に嵌挿され前記両弁座間にそれぞれ着
    座可能な着座部を有する弁プラグとを備えた弁装置にお
    いて、前記弁プラグの外周面上端部にピストンリングを
    嵌着し、このピストンリングの上面を前記弁プラグの上
    端面に臨ませたことを特徴とする弁装置。
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CN100387873C (zh) * 2000-07-28 2008-05-14 株式会社山武 单座阀装置

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