JPH094251A - 倉 庫 - Google Patents

倉 庫

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JPH094251A
JPH094251A JP15889595A JP15889595A JPH094251A JP H094251 A JPH094251 A JP H094251A JP 15889595 A JP15889595 A JP 15889595A JP 15889595 A JP15889595 A JP 15889595A JP H094251 A JPH094251 A JP H094251A
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JP
Japan
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heat
insulating
fire
resisting
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP15889595A
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English (en)
Inventor
Masahiko Suzuki
雅彦 鈴木
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Publication of JPH094251A publication Critical patent/JPH094251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内壁、外壁、および屋根を躯体に一体に装着
し、トータルコストを1/3位に低減すると共に、躯体
からの熱伝導を低減し、かつ高断熱、高気密性も容易に
得られる倉庫、特に冷凍倉庫に関するものである。 【構成】 基礎34に躯体2を装着し、この躯体2の内
壁面と外壁面に耐火性パネル8と断熱性パネル14を一
体に装着し、かつ内壁面と外壁面間に断熱材21を充填
すると共に、躯体2の棟の露出面を耐火断熱材20で被
覆し、屋根部分を壁構造と近似して構成した倉庫1であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は倉庫、特に定温倉庫、恒
温倉庫、冷凍倉庫、等の条件に対応できる新規構造の倉
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍倉庫、定温倉庫等は一般的な
建築、構築物を建設し、次にその内部に恒温室、冷凍室
を別途に構築するような構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造で構築された倉庫は外側を所定の構築物、その内側
空間に別途恒温室等を建設する構造のため建設費が数倍
アップすると共に建設期間も長くなり、しかも土地の面
積を容積に比べ大きく使用する等の不利があった。さら
に、従来の内壁面はカラー鋼板等の単体を装着した構造
のため洗浄しにくかった。また、躯体は鋼製のため防錆
処理を十分に施す必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、構築物を除去し、恒温室を定温倉庫自
体としての構造に構築し、躯体の耐火性、防錆性を大幅
に強化するために耐火断熱材で躯体外周を被覆すると共
に、建設費、建設期間、維持費の大幅削減を図り、かつ
高断熱・高気密化による省エネルギーも大きく向上で
き、しかも建蔽率の有効活用によって高価な土地を高率
よく使用できる倉庫を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る倉庫の一
実施例について詳細に説明する。図1は本発明に係る倉
庫の一例の外観を示す一部切り欠き斜視図であり、1は
倉庫、2は躯体、3は柱、4は梁、6は屋内空間、7は
壁、22は屋根、25は出入口、26は床、27は地
面、32は冷凍機、33は換気扇・熱交換換気扇であ
る。
【0006】さらに説明すると、躯体2は例えば図2に
示すように鉄骨、例えばH型鋼等の柱3、梁4とからな
る部材5をボルト・ナット、溶接等の固定法により構成
したものである。なお、躯体2は荷物を効率的に収納で
きるように屋内空間6に柱3を最小限に配置する。ま
た、梁4は例えば図3に示すようなトラス構造の他、ラ
ーメン構造で構成した部材を用いることにより、屋内空
間6を有効に活用できる。
【0007】壁7は例えば図4(a)、(b)に示すよ
うに、柱3の外側に耐火性パネル8を直接、もしくは胴
縁等を介して間接的に固定し、柱3の内側に断熱性複合
パネルからなる両面金属製の断熱性パネル14を直接、
または胴縁等を介して固定し、かつ耐火性パネル8と断
熱性パネル14間の空隙に断熱材21を充填し、上記柱
3、梁4の露出面を耐火断熱材20で被覆することによ
り、高断熱、高気密で、しかも耐火性と防錆性能に優れ
た構造としたものである。
【0008】さらに説明すると、耐火性パネル8はセメ
ント押出板単体、あるいはサンドイッチ構造、その他部
材との組み合わせによる複合構造板の1種からなり、耐
火1時間(JIS−A−1304号)に合格する性能を
有し、かつ軽量で断熱性、耐候性、防水性を具備するも
のである。具体例としては、図5に示すように薄金属板
よりなる表面材9、裏面材10間に芯材11、例えばフ
ェノールフォーム等の難燃性断熱材を一体に介在したサ
ンドイッチ構造の複合板、もしくはセメント押出板等の
単体の1種からなるものである。
【0009】さらに説明すると、表面材9、裏面材10
としてはカラー鋼板、ステンレス板、チタン合金、ガル
バリウム鋼板、ガルファン、アルミニウム板等で厚さは
0.3〜2mm位であり、必要に応じてエンボス加工を
施したものである。また、芯材11はフェノールフォー
ム単体、あるいはフェノールフォームに水酸化アルミニ
ウム粉末、その他の不燃性粉末、不燃性繊維、難燃剤等
の1種以上を添加したもの、もしくはロックウール等か
らなるものである。
【0010】さらに、耐火性パネル8は例えば図5に示
すように化粧面8aの長手方向の側面に雄型連結部1
2、雌型連結部13を設けるものであり、外観の目的に
応じて横張り、または縦張りに形成できるようにしたも
のである。
【0011】断熱性パネル14は図6(a)、(b)に
示すように表面材15、裏面材16の間にプラスチック
フォームからなる芯材17とその側壁に設けた雄型連結
部18、雌型連結部19から構成したものであり、内装
材、断熱材、耐水、防水材として機能するものである。
なお、表面材15、裏面材16は前記した鋼板等であ
り、芯材17はポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌ
レートフォーム、フェノールフォーム、ポリスチレンフ
ォーム等の1種以上からなるものである。
【0012】耐火断熱材20は図4(a)、(b)に示
すように躯体2に装着されている耐火性パネル8で覆わ
れた以外の露出面を耐火断熱性、防錆のために被覆する
ものであり、例えばケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウ
ム板、ロックウール板、炭素繊維板、またはロックウー
ル吹き付け20a等の1種以上から構成したものであ
る。
【0013】断熱材21は合成樹脂発泡体、無機繊維、
無機発泡体、もしくはこれらの複合体の成形体、あるい
は現場発泡により形成した発泡体構造である。さらに説
明すると、合成樹脂発泡体としてはポリウレタンフォー
ム、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウレアフォー
ム、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリ
エチレンフォーム、およびこれらに難燃剤、パーライト
粒等の無機粒剤、ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維の
1種以上を混入したフォーム等である。
【0014】無機繊維としてはガラス繊維、炭素繊維、
ロックウール等の1種以上からなり、またはこれら繊維
等にパーライト粒、バインダとしての樹脂を介在した構
成等である。
【0015】屋根22は図7(a)、(b)に示すよう
に基本的に壁7と同様であり、屋根材22aを嵌合した
構造、あるいはこれに図8に示すように最外表面に防水
被覆層23とパッキング材24を設けた構成である。な
お、防水被覆層23は合成樹脂製シート、アスファルト
フェルトを敷設し、最後にフッソコートも含む厚手塗膜
(0.5〜1mm)を施した構造等である。
【0016】出入口25は高断熱・高気密構造のドアで
あり、壁7との接触部はパッキング材等の組み合わせに
より上記性能が維持されるものである。
【0017】床26は地面27上にコンクリートを打設
するか、図9に示すように地面27、断熱層28、コン
クリート層29、化粧用のモルタル層30のように構成
し、必要により2〜5倍発泡の耐摩耗性のある樹脂層、
例えばポリウレタン系のエラストマー層31を設けた構
造の1種等からなるものである。
【0018】次に施工例について簡単に説明する。ま
ず、地面27に躯体2のうち柱3の他、間柱、補強材か
らなる垂直部材を図示しない基礎34を介して、所定強
度を発揮るように固定する。次に屋根22となる部分を
水平な梁4の他、小梁、桁、垂木、あるいはトラス構造
で構成し、全体として溶接、胴縁等の不陸調整材を装着
して躯体2を構成する。
【0019】その後、外壁7、屋根22を構成するた
め、柱3の外側に耐火性パネル8を縦、または横に装着
する。また梁4の外側には図7(b)に示すような構成
の屋根材22a(防火性能は耐火性パネル8と同程度が
好ましい。)をパッキング材、シール材を介した防水構
造で装着する。
【0020】次に柱3の露出面、所謂耐火性パネル8が
存在する面以外の3面には例えば図4(a)に示すよう
に耐火断熱材20を装着し、柱3の露出面を耐火断熱材
20で被覆する。
【0021】そこで、耐火性パネル8、屋根材22aの
内側と躯体2の露出面に対し、約20〜40倍に発泡す
るポリウレタンフォーム(ノンフロン)を現場発泡式で
躯体2の厚さtに近似した発泡層となるように吐出し、
断熱と気密機能を具備する断熱材21を形成する。
【0022】次に、躯体2の内側に断熱性パネル14を
ボルト等の固定具を介して装着し、万一断熱性パネル1
4間の目地、連結部に隙間が存在すれば、図示しない目
地材、コーキング材で隙間を閉塞する。
【0023】そこで、冷凍庫として使用する際は次に冷
凍機32、換気扇・熱交換換気扇33等を壁7、屋根2
2のいずれかの任意箇所に装着する。なお、電気系統は
屋外パイプA、あるいは内壁と外壁間の空間の断熱材2
1中に絶縁、不燃性のパイプB(断面を図4に点線で示
す)を埋設し、この中に電線等を内蔵するものである。
【0024】最後に、図7に示すように床26にエラス
トマー層31、樹脂保護材C、モルタル層30を塗布す
る工程で完成する。この倉庫1の気密測定の結果、床面
積1m2 当たりの隙間相当面積は0.05/m2 であっ
た。熱貫流率は0.052kcal/m2 ・h・℃であ
った。なお、断熱材21はポリウレタンフォームで厚さ
200mmとし、耐火性パネル8としては、0.5mm
厚のカラー鋼板間に、50mm厚のフェノールフォーム
(レゾールタイプ)を一体に形成した複合パネルを用い
た。また、断熱性パネル14は断面形状は耐火性パネル
8と同形状で、芯材17が50kg/m3 のポリウレタ
ンフォーム単体としたものである。
【0025】以上説明したのは本発明に係る倉庫(冷凍
倉庫)の一実施例にすぎず、壁7を図10、図11のよ
うに構成こともできる。また、図10(a)は屋根22
を切妻とし、棟部において密封断熱材35を充填した上
方に棟木38、棟カバー39を構成した屋根22、図1
0(b)は断熱シート36を断熱材21と屋根材22a
間に介在し気密性の機能も有する屋根22の構成であ
る。さらに図10(c)は片流れ構造(角度θ)とした
場合の屋根22の構造を示すものである。なお、図11
に示すように床26、基礎34、不通気性シート37を
図示するように構成することもできる。この際、不通気
性シート37は地面27、コンクリート層29が断熱層
28に悪影響を与えるのを抑制するのに役立つものであ
る。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明に係る倉庫によれ
ば、従来は構築物を建設し、その内部に冷凍倉庫を収
納していたのに比べ、上記構築物の建設が不要なためコ
ストが1/3位に低減できる。気密性と断熱性は複合
パネルと現場発泡プラスチックの併用により作業が容易
で所定性能を確保できる。施工がユニット式であるた
めに簡単である。品物の収納容積が大幅に増加でき
る。断熱材を現場発泡方式としたため気密性、断熱性
が極めて容易に、しかも確実に形成できる。柱を耐火
断熱材で被覆したためトータルの熱伝導率、耐久性が大
幅に向上する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る倉庫の一実施例を示す一部切り欠
き斜視図である。
【図2】本発明に係る倉庫の躯体の一例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明に係る倉庫の躯体のうち屋根のその他の
構造を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る倉庫の壁の切断面拡大図である。
【図5】本発明に係る倉庫に使用する耐火性パネルの一
例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る倉庫の内装材となる断熱性パネル
の一例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る倉庫の屋根部の構造の一例を示す
説明図である。
【図8】本発明に係る倉庫の屋根部の構造の一例を示す
説明図である。
【図9】本発明に係る倉庫の基礎部分を示す説明図であ
る。
【図10】本発明に係る倉庫の屋根部のその他の実施例
を示す説明図である。
【図11】本発明に係る倉庫の基礎部分のその他の実施
例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 屋外パイプ B パイプ C 樹脂保護材 1 倉庫 2 躯体 3 柱 4 梁 5 部材 6 屋内空間 7 壁 8 耐火性パネル 8a 化粧面 9 表面材 10 裏面材 11 芯材 12 雄型連結部 13 雌型連結部 14 断熱性パネル 15 表面材 16 裏面材 17 芯材 18 雄型連結部 19 雌型連結部 20 耐火断熱材 20a ロックウール吹き付け 21 断熱材 22 屋根 22a 屋根材 23 防水被覆層 24 パッキング材 25 出入口 26 床 27 地面 28 断熱層 29 コンクリート層 30 モルタル層 31 エラストマー層 32 冷凍機 33 換気扇・熱交換換気扇 34 基礎 35 密封断熱材 36 断熱シート 37 不通気性シート 38 棟木 39 棟カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H型鋼等を主体とした躯体の垂直面の外
    側および屋根となる梁の部分に耐火性パネルを固定し、
    該躯体の露出面を無機質発泡板、ロックウール等の耐火
    断熱材で被覆すると共に、上記躯体の内側となる面に両
    面金属製の断熱性パネルを一体に固設し、前記耐火性パ
    ネル内面、躯体、および断熱性パネル内面で囲まれた空
    間に断熱材を充填したことを特徴とする倉庫。
JP15889595A 1995-06-26 1995-06-26 倉 庫 Pending JPH094251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211756A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Tseng-Tung Hung 蓄熱装置
CN108278014A (zh) * 2018-03-30 2018-07-13 成都朗博旺科技发展有限公司 一种谷果蔬储藏库

Cited By (3)

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