JPH0942464A - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JPH0942464A
JPH0942464A JP7190472A JP19047295A JPH0942464A JP H0942464 A JPH0942464 A JP H0942464A JP 7190472 A JP7190472 A JP 7190472A JP 19047295 A JP19047295 A JP 19047295A JP H0942464 A JPH0942464 A JP H0942464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の主たる目的は、ピンをブッシュに
挿入する際にシール装置が破損することを防止できるよ
うにすることにある。 【解決手段】 円柱状のピン14と、ピン14が相対回
転自在に挿入されるブッシュ50と、ブッシュ50の端
部に設けられたシール装置60を具備している。シール
装置60は、ブッシュ50の円周方向に沿うフレーム7
0と、合成ゴム等の弾性材料からなるシール本体71を
備えている。フレーム70には、ピン14の外周面に接
することのできる内周面をもつ合成樹脂製のガイド部7
7が設けられている。シール本体71は、フレーム70
に取着される基部80と、ピン14の外周面に接するリ
ップ部81を有している。シール本体71の軸線方向中
間部に、山形に突出するリップ頂部83が設けられてい
る。このリップ頂部83は、フレーム70のガイド部7
7の内周面よりもブッシュ50の中心側に突出してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両懸架
用板ばね装置の目玉支持部などに適用されるシール構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の懸架用板ばね装置にお
いて、親板の両端の目玉部をシャックルピンによって車
体側のブラケットあるいはシャックル・リンクに支持す
る構造がとられている。このような目玉支持部におい
て、従来より、図9に示すようにブラケット1の内側に
配置された目玉部2にシャックルピン3を挿入し、ブッ
シュ4を介して目玉部2を回転自在に支持するようにし
ている。また、ピン3とブッシュ4との間の摺動部分5
にグリスを注入するための手段として、グリス供給用の
孔6が設けられており、図示しないグリス供給機構によ
って上記摺動部分5にグリスを供給できるようにしてい
た。
【0003】また上記従来構造において、ピン3とブッ
シュ4との摺動部分5にグリスを封じ込めるための手段
として、ブッシュ4の両端にオイルシール7を設け、オ
イルシール7のリップ部7aをピン3に密接させること
により、ピン3とブッシュ4との間をシールすることが
提案された。この場合、目玉部2を組立てる際に、目玉
部2の内側にブッシュ4とオイルシール7をセットした
状態で、ブラケット1の片側からハンマ等によってピン
3をブッシュ4に叩き込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記リップ部7aは、
摺動部分5のグリスを交換する際に古いグリスを摺動部
分5から排出できるようにするために、リップ部7aの
先端(自由端)がピン3の軸線方向外側に向かって斜め
に延びる逆止弁のような形状となっている。このため目
玉部2の組立作業において、ピン3をブッシュ4に叩き
込む時に、ブッシュ4の中心とオイルシール7の中心と
が互いに位置ずれを生じていると、リップ部7aの円周
方向の一部分がピン3の先端面によって局部的に強く押
されるようになり、許容限度を越える変形を生じる事態
となってリップ部7aが損傷を受けることがあった。こ
うしてオイルシール7が損傷すると、板ばね11が使用
される際に、ピン3とブッシュ4との間に砂塵などの異
物が入り込むなどしてブッシュ4の内面が著しく摩耗す
る。
【0005】従ってこの発明の目的は、板ばね装置の目
玉部等のように互いに回転し合うピンとブッシュを用い
るものにおいて、ピンをブッシュに組付ける際にリップ
部等が破損することを防止でき、シール機能を十分に果
たすことができるようなシール構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明のシール構造は、円柱状のピンと、上
記ピンが相対回転自在に挿入されるブッシュと、上記ピ
ンと上記ブッシュとが接する摺動部の端部に設けられた
シール装置とを具備し、上記シール装置は、上記ブッシ
ュの円周方向に沿う円環状をなしていて上記ブッシュに
保持される環状のフレームと、弾性材料からなりかつ上
記フレームの内周部に固定される基部を有するとともに
上記ピンの外周面に対して円周方向に連続して接するリ
ップ部を有するシール本体とを備えており、上記フレー
ムにブッシュの中心側に延びる立上がり壁を設けるとと
もにこの立上がり壁の先端側に上記ピンの外周面に接触
可能な内周面を有する合成樹脂製のガイド部を設け、か
つ、上記リップ部の軸線方向中間部分に上記ガイド部の
内周面よりもブッシュの中心側に突出する山形のリップ
頂部を設けるとともに、リップ頂部から軸線方向の外側
に延びる部分に、上記ピンをブッシュに挿入する際にピ
ン先端の周縁部の面取り部分の斜面に押されることによ
って広がる方向に撓みながら上記リップ頂部を上記ピン
の外周面に接触させる傾斜面を設けたことを特徴とす
る。
【0007】上記構成の本発明のシール構造であれば、
ピンをブッシュに叩き込む際に、シール装置のフレーム
のガイド部の内周面がピンに接することにより、ピンに
対するフレームの中心合わせがなされ、これに伴ってシ
ール本体の中心とピンの中心も合うようになる。そして
ピンの挿入に伴って、上記リップ部の傾斜面にピン先端
の面取り部分の斜面が接触しながらリップ部が広がる方
向に撓みつつリップ頂部がピンの外周面に接触する。こ
のため、ピン挿入時にリップ部の全周がほぼ均等に撓む
ことができるようになり、リップ部の一部に過大な荷重
や変形が集中することが回避される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて、図1から図6を参照して説明する。図6に示した
車両用懸架機構10は、懸架ばねとして機能する重ね板
ばね装置11を備えている。この板ばね装置11の親板
12の一端側の目玉部13は、スプリングピン14を介
して、車体側のブラケット15に回動自在に支持されて
いる。親板12の他端側の目玉部(図示せず)は、図示
しないシャックルリンクとシャックルピンを介して、車
体側のブラケットに前後方向に揺動自在に支持されてい
る。板ばね装置11の長手方向中間部には、アクスル2
0がUボルト21によって締結されているとともに、シ
ョックアブソーバ22の下部が連結されている。
【0009】図3に示す目玉支持部30は、車体に固定
された鋼製のブラケット15と、ブラケット15に挿着
された円柱状のピン(スプリングピン)14を備えてい
る。ブラケット15は左右一対のボス部31,32を有
しており、ボス部31,32にスプリングピン挿入孔3
3,34が形成されている。
【0010】そしてこのスプリングピン挿入孔33,3
4に鋼製のピン14が水平方向に挿入されることによ
り、ピン14の両端部がブラケット15のボス部31,
32に支持されるようになっている。ピン14の先端面
の周縁部には、テーパ状の面取り部36が形成されてい
る。この面取り部36の傾斜角度θ1 (図4参照)は、
45°前後あるいはそれ以下である。
【0011】上記ピン14は、スプリングピン挿入孔3
3,34に対し所定位置まで挿入されたのち、ピン14
の径方向に貫通するロックボルト挿入孔40にロックボ
ルト41を挿入し、ナット(図示せず)によってロック
ボルト41を固定することにより、ピン14がブラケッ
ト15から抜けることを防いでいる。
【0012】目玉部13は上記ボス部31,32の間に
配置されており、目玉部13の両端面とブラケット15
の内面との間に、サイドワッシャ45が設けられてい
る。目玉部13の内側に円筒状のメタルブッシュ50が
挿入されている。このブッシュ50の内周面すなわちピ
ン14と接する面に、固体潤滑剤分散型焼結金属からな
る焼結層51が形成されており、この焼結層51に、潤
滑剤として、例えばグリスに硫化モリブデンやセキボク
等の微粒子状の固体潤滑剤を混入したものなどを含浸さ
せることができるようにしている。
【0013】ピン14に、潤滑剤供給手段として機能す
る潤滑剤供給用の孔55と溝56が形成されている。潤
滑剤供給用の孔55の入口側の端部57には図示しない
グリスニップルを介してグリス供給機構(例えばオート
グリスタ等)が接続され、ピン14の外部から上記潤滑
剤を焼結層51に供給できるようにしている。
【0014】ピン14とブッシュ50とが接する摺動部
58の両端にシール装置60,61が設けられている。
これらのシール装置60,61は互いに左右対称となる
ように配置されているが、実質的な構成と作用は互いに
同一であるから、図1および図2等に示された一方のシ
ール装置60を代表して説明する。
【0015】このシール装置60は、ブッシュ50の両
端部の内周面に設けられた円周方向に連続する溝65に
収容されている。このシール装置60は、円周方向に連
続する円環状のフレーム70と、フレーム70の内側に
収容されたシール本体71とを備えている。
【0016】図4に拡大して示すように、フレーム70
は、図示右側に位置する金属製の円環状フレーム本体7
5と、図示左側に位置する合成樹脂製の立上がり壁76
とを備えて構成されている。フレーム本体75はピン1
4の円周方向に沿う円環状をなしている。立上がり壁7
6はブッシュ50の中心側に延びており、この立上がり
壁76の先端側にガイド部77が設けられている。ガイ
ド部77の内周面78はピン14の外周面に接触可能で
ある。
【0017】またこのガイド部77の内周面78は、立
上がり壁76の先端からシール本体71の方向を向くよ
うにしてフレーム70の軸線方向に延びている。図示例
の立上がり壁76は、フレーム本体75に接着等の適宜
の固定手段によって固定されている。但し、強度的に問
題がなければ、フレーム本体75と立上がり壁76を合
成樹脂によって一体成形するようにしてもよい。
【0018】ガイド部77の材料は、例えば四ふっ化エ
チレン等のふっ素樹脂のように、金属製のピン14に対
して摩擦係数が小さくかつ摩耗しにくい材料が適してい
る。図1に示すように、ピン14を挿入する前の状態に
おいて、ガイド部77の内径D1 はピン14の外径D2
と同等もしくはピン14の外径D2 よりも僅かに大きい
寸法であり、ガイド部77の内側にピン14を軸線方向
から挿入できるようになっている。
【0019】シール本体71は合成ゴム等の弾性材料か
らなり、ブッシュ50の円周方向に連続する円環状をな
している。シール本体71の円周方向各部の断面は一定
である。
【0020】図4に拡大して示すようにシール本体71
は、フレーム本体75に固定される基部80と、この基
部80に連なるリップ部81を備えている。このシール
本体71は、リップ先端82がブッシュ50の軸線方向
外側を向いた姿勢となるようにフレーム70に固定され
ている。
【0021】リップ部81の軸線方向中間部分に、ガイ
ド部77の内周面78よりもブッシュ50の中心側に突
出する山形のリップ頂部83が設けられている。このリ
ップ頂部83の内径D3 (図1に示す)は、リップ部8
1の他の部位よりも小径であり、しかもD3 はブッシュ
50の内径D4 よりも小さい。
【0022】上記リップ部81は、図4に示すように、
ピン14を挿入する前の自由状態において、リップ頂部
83が高さHだけガイド部77の内周面78よりも突出
している。リップ頂部83からリップ先端82に向って
フレーム70の軸線方向外側に延びる部分は、角度θ2
の傾斜面85となっている。この角度θ2 はピン14の
面取り部36の傾斜角度θ1 に対応した角度としてい
る。
【0023】リップ先端82はガイド部77とフレーム
本体75とで囲まれる部分に入り込んでおり、リップ先
端82がガイド部77からブッシュ50の中心側に飛び
出ないようにしている。そしてこのリップ部81は、ピ
ン14が挿入される際に、ピン14の先端の面取り部3
6の斜面に押されることによって広がる方向に撓むこと
により、図4に2点鎖線で示すようにリップ部81がガ
イド部77の内側に弾性的に撓むようにしている。
【0024】上記構成のシール構造によれば、図1に示
すようにピン14をブッシュ50に挿入する前に、ブッ
シュ50の中心とシール装置60の中心とが一致してい
なくても、ピン14をブッシュ50に挿入することによ
り、フレーム70のガイド部77がピン14に嵌合する
ことに伴い、ピン14の中心に対してシール装置60の
中心が合うようになり、フレーム70に固定されている
シール本体71の中心もピン14の中心と合うようにな
る。
【0025】しかもピン14を挿入する際には、ピン1
4の面取り部36の斜面がリップ部81の傾斜面85を
滑りながらリップ部81を広げる方向に撓ませてゆくの
で、リップ部81に対してピン14の先端面がいわゆる
「片当たり」することが回避され、リップ部81の過剰
な変形による損傷が防止される。
【0026】この目玉支持部30が使用されると、ブッ
シュ50の摩耗に追従してガイド部77も少しずつ摩耗
してゆくが、弾性的に撓むことのできるリップ部81は
その全周がピン14の外周面に接した状態を維持できる
ため、使用中にピン14とブッシュ50との間に砂塵な
どの異物が侵入することを回避できるとともに、摺動部
58の潤滑剤が漏れることを防止できるため、ブッシュ
50の摩耗を減らすことができる。
【0027】摺動部58の潤滑剤が劣化するなどして潤
滑剤を交換する必要が生じた場合には、オートグリスタ
等の潤滑剤供給手段によって、ピン14とブッシュ50
との間に新たな潤滑剤を圧入することにより、古い潤滑
剤をピン14とブッシュ50との間からシール装置6
0,61を経て外部に強制的に押出す。この場合、リッ
プ先端82が外側を向いているため、潤滑剤の排出が可
能である。ここで、摺動部58の潤滑剤を排出しやすく
するために、図5に示すようにフレーム70の周方向複
数箇所に、切欠きあるいは穴状の潤滑剤排出部91を設
けるとよい。
【0028】なお、板ばね装置11の他端側(シャック
ルリンク部)の目玉部も、上記目玉部13のピン14と
同様のピンを用いてシャックルリンクに回動自在に支持
されるようにしている。またこの発明は、前記実施形態
のような板ばね装置の目玉支持部に限らず、要するにピ
ンとブッシュとの間に潤滑剤を封じ込める必要があるも
のであれば同様に適用できる。
【0029】図7は本発明の他の実施形態のシール装置
60を示している。このシール装置60のリップ部81
は、前記実施形態と同様に山形に突出するリップ頂部8
3を有しているが、リップ先端82がフレーム70のガ
イド部77の内側に入り込んでいない。シール本体71
の基部80にリングばね95が埋設されている。リング
ばね95はフレーム本体75の円周方向に沿って連続し
て円環状に取り巻いており、その弾力によりシール本体
71をフレーム本体75に押さえ付けるようにしている
ため、シール本体71の基部80をフレーム70に接着
しなくてもシール本体71を固定することができる。そ
れ以外の構成と作用効果は前記実施形態と実質的に同等
である。
【0030】この実施形態(図7)の場合も、リップ部
81は前記実施形態(図4等)と同様にフレーム70の
ガイド部77の内周面78よりも高さHだけ突出してい
る。そしてピン14をブッシュ50に挿入する際にガイ
ド部77の内周面78がピン14に嵌合することによっ
てピン14の中心とシール本体71の中心とを互いに合
わせることができるとともに、ピン14の挿入に伴って
傾斜面85がピン先端の面取り部36の斜面に押される
ことによって、リップ部81が広がる方向に撓みながら
リップ頂部83がピン14の外周面に接することができ
る。このため、リップ部81の全周が均等に変形でき、
局部的な過荷重や過剰な変形などによるシール本体71
の損傷を防止できる。
【0031】図8に示す実施形態は、前記実施形態(図
3参照)の潤滑剤供給用の孔55を形成しないピン14
を採用している。シール装置60,61の構成と作用効
果は前記実施形態と同様である。この実施形態(図8)
の場合、ブッシュ50の内面に形成された固体潤滑剤分
散型焼結層51に寿命の長い高耐久性の潤滑剤をシール
装置60,61によって封じ込めることにより、潤滑剤
の交換を長期間不要としている。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、ピンをブッシュに挿
入する際に、シール本体のリップ部の一部がピンの先端
によって局部的に押され過ぎて損傷するなどの不具合を
防止でき、シール本体が正常に機能することができる。
また、ピンをブッシュに挿入したのちもシール本体の中
心をピンの中心に合わせることができるため、リップ頂
部の全周がピンの外周面に対してほぼ均等に接すること
ができ、リップ部の偏摩耗を防ぐ上でも大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すシール構造のピン
挿入前の状態を示す断面図。
【図2】 図1に示されたシール構造のピン挿入後の状
態を示す断面図。
【図3】 図1に示されたシール構造を備えた板ばね目
玉支持部の断面図。
【図4】 図1に示されたシール構造の一部の拡大断面
図。
【図5】 図1に示されたシール構造に用いるシール装
置の正面図。
【図6】 車両用懸架機構の一部を示す側面図。
【図7】 本発明の他の実施形態を示すシール構造の一
部の断面図。
【図8】 本発明の更に別の実施形態を示すシール構造
を備えた目玉支持部の断面図。
【図9】 従来のシール構造を備えた目玉支持部の断面
図。
【符号の説明】
11…板ばね装置 13…目玉部 14…ピン 30…目玉支持部 50…ブッシュ 51…固体潤滑剤分散型焼結層 60,61…シール装置 70…フレーム 71…シール本体 75…フレーム本体 77…ガイド部 78…内周面 81…リップ部 82…リップ先端 83…リップ頂部 85…傾斜面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状のピンと、 上記ピンが相対回転自在に挿入されるブッシュと、 上記ピンと上記ブッシュとが接する摺動部の端部に設け
    られたシール装置とを具備し、 上記シール装置は、 上記ブッシュの円周方向に沿う円環状をなしていて上記
    ブッシュに保持される環状のフレームと、 弾性材料からなりかつ上記フレームの内周部に固定され
    る基部を有するとともに上記ピンの外周面に対して円周
    方向に連続して接するリップ部を有するシール本体とを
    備えており、 上記フレームにブッシュの中心側に延びる立上がり壁を
    設けるとともにこの立上がり壁の先端側に上記ピンの外
    周面に接触可能な内周面を有する合成樹脂製のガイド部
    を設け、かつ、 上記リップ部の軸線方向中間部分に上記ガイド部の内周
    面よりもブッシュの中心側に突出する山形のリップ頂部
    を設けるとともに、上記リップ頂部から軸線方向の外側
    に延びる部分に、上記ピンをブッシュに挿入する際にピ
    ン先端の周縁部の面取り部分の斜面に押されることによ
    って広がる方向に撓みながら上記リップ頂部を上記ピン
    の外周面に接触させる傾斜面を設けたことを特徴とする
    シール構造。
  2. 【請求項2】前記シール装置が車両用懸架機構の板ばね
    装置の目玉部のブッシュの両端に設けられており、この
    ブッシュに挿入される前記ピンとブッシュとの間の摺動
    部に潤滑剤を充填したことを特徴とする請求項1記載の
    シール構造。
  3. 【請求項3】前記フレームは、前記ブッシュの端部に形
    成された周方向に沿う溝に収容される円環状のフレーム
    本体と、このフレーム本体に設けられた合成樹脂製の前
    記立上がり壁とを含み、この立上がり壁の先端部分に前
    記合成樹脂製のガイド部を一体に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のシール構造。
  4. 【請求項4】前記ガイド部が前記立上がり壁の先端から
    前記シール本体に向って前記フレームの軸線方向に突出
    しており、このガイド部と前記フレーム本体とで囲まれ
    る部分に前記リップ部の先端を入り込ませることによ
    り、リップ部の先端が前記ガイド部からブッシュの中心
    側に出ないようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    シール構造。
  5. 【請求項5】前記ブッシュの内周面に固体潤滑剤分散型
    焼結層が形成され、この焼結層に潤滑剤を含浸させたこ
    とを特徴とする請求項2記載のシール構造。
  6. 【請求項6】前記ピンとブッシュとの間の摺動部に潤滑
    剤を供給するための潤滑剤供給手段を有するとともに、
    前記シール装置のフレームには、前記摺動部の古い潤滑
    剤を外部に排出する際に潤滑剤の排出を容易にするため
    の潤滑剤排出部を形成したことを特徴とする請求項2記
    載のシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335188B1 (ko) * 2009-12-18 2013-11-29 현대중공업 주식회사 유압공급 로터리유닛의 축정렬장치

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KR101335188B1 (ko) * 2009-12-18 2013-11-29 현대중공업 주식회사 유압공급 로터리유닛의 축정렬장치

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