JPH0942147A - 可変容量形斜板式ピストンポンプ - Google Patents

可変容量形斜板式ピストンポンプ

Info

Publication number
JPH0942147A
JPH0942147A JP7215364A JP21536495A JPH0942147A JP H0942147 A JPH0942147 A JP H0942147A JP 7215364 A JP7215364 A JP 7215364A JP 21536495 A JP21536495 A JP 21536495A JP H0942147 A JPH0942147 A JP H0942147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
piston
cylinder block
main body
dead center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7215364A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Yamaguchi
秀信 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyooki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyooki Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyooki Kogyo Co Ltd filed Critical Toyooki Kogyo Co Ltd
Priority to JP7215364A priority Critical patent/JPH0942147A/ja
Publication of JPH0942147A publication Critical patent/JPH0942147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜板により吐出量を可変にする可変容量形斜
板式ピストンポンプであって、斜板を傾転することなく
本体に軸支し、軸支個所の焼付けや摩耗を低減して耐久
性を向上し得るもの。 【構成】 本体1内にシリンダブロック4を回転自在に
設け、シリンダブロック4には複数のピストン11を軸
方向へ往復動自在に設け、各ピストン11頭部がシュー
部材13を介して摺接する傾斜面15を有する斜板14
を本体1内に回動操作自在に軸支して設け、斜板14は
傾斜面15と対向する背面19を本体1に当接して設け
る。そして、斜板14の回動操作によりピストン11の
上死点Xと下死点Yの周方向位置を変更して吐出量を可
変にし、吸込ポート6の圧力と吐出ポート7の圧力との
圧力差に基づく作用力が偏荷重として斜板14に作用
し、斜板14は偏荷重を受圧面積の大きい背面19で受
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜板により吐出量を可
変にする可変容量形斜板式ピストンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可変容量形斜板式ピスト
ンポンプとして実公平6−4241号公報に示される如
きものがある。このものは、回動操作による調整部材の
進退により操作プランジャを介して斜板の傾転角を増減
自在に設け、斜板にシリンダブロックからの突出側が摺
接する複数のピストンをシリンダブロックに往復動自在
に設け、ピストンの往復動量を斜板の傾転角の増減に応
じて変更し、吸込流路より弁板に穿設の吸込ポートを介
して吸い込み吐出ポートを介して吐出流路より吐出する
液体の吐出量を可変に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の可変容量形斜板式ピストンポンプでは、斜板を吸込ポ
ート近傍に配置した支軸と吐出ポート近傍に配置した支
軸とで本体に軸支しているため、吸込ポートの圧力と吐
出ポートの圧力との圧力差に基づく作用力で斜板に偏荷
重が作用し、この偏荷重で吐出ポート近傍に配置した支
軸が本体に押し付けられ、押し付けられた個所に焼付け
や摩耗が生じて斜板の傾転が不能になったりがたつきが
発生したりして耐久性が悪い問題点があった。本発明
は、かかる問題点を解決するもので、斜板を傾転するこ
となく本体に軸支し、軸支個所の焼付けや摩耗を低減し
て耐久性を向上し得る可変容量形斜板式ピストンポンプ
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、本
体内にシリンダブロックを回転自在に設け、シリンダブ
ロックの軸方向一端面に摺接した弁板を本体に固定して
設け、弁板には半円弧形状の吸込ポートと吐出ポートを
周方向の略対称位置に穿設し、弁板の吸込ポートと吐出
ポートはそれぞれ本体に有した吸込流路と吐出流路に接
続して設け、シリンダブロックには複数のピストンを軸
方向へ往復動自在に設けて各ピストン頭部をシリンダブ
ロックの軸方向他端面から突出して設け、各ピストンは
シリンダブロックの回転に伴い吸込ポートと吐出ポート
に交番的に連通して設け、各ピストン頭部が摺接する傾
斜面を有した斜板を本体内に回動操作自在に軸支して設
け、斜板は各ピストン頭部が摺接する傾斜面と対向する
背面を本体に当接して設けて成る。
【0005】
【作用】かかる本発明の構成において、斜板を回動操作
すると、シリンダブロックの回転に伴い斜板の傾斜面に
頭部が摺接して往復動するピストンの上死点と下死点の
周方向位置が変更され、例えば斜板を回動操作してピス
トンの上死点と下死点の周方向位置をそれぞれ弁板に穿
設の吸込ポートと吐出ポート間に位置すると、吸込ポー
トと連通するピストンの全てが下死点から上死点に向け
て往動すると共に、吐出ポートと連通するピストンの全
てが上死点から下死点に向けて復動して最大吐出量を得
られる。
【0006】また、斜板を回動操作してピストンの上死
点の周方向位置を吸込ポートの中央部に位置してピスト
ンの下死点の周方向位置を吐出ポートの中央部に位置す
ると、吸込ポートと連通するピストンの中で中央部に到
達する前のピストンは上死点に向けて往動し中央部に到
達した後のピストンは下死点に向けて復動し、復動する
ピストンから吐出する液体が吸込ポートを介して往動す
るピストンに吸い込まれて相殺され、吸込流路から吸込
ポートに吸い込む吸込量が略零となり、さらに、吐出ポ
ートと連通するピストンの中で中央部に到達する前のピ
ストンは下死点に向けて復動し中央部に到達した後のピ
ストンは上死点に向けて往動し、復動するピストンから
吐出された液体が吐出ポートを介して復動するピストン
に吸い込まれて相殺され、吐出ポートから吐出流路に吐
出する吐出量が略零となる。
【0007】さらにまた、斜板を回動操作して、ピスト
ンの上死点と下死点の周方向位置を前述の最大吐出量が
得られた位置と逆に吐出ポートと吸込ポート間に位置す
ると、吸込ポートと連通するピストンの全てが上死点か
ら下死点に向けて復動すると共に、吐出ポートと連通す
るピストンの全てが下死点から上死点に向けて往動して
液体を吐出ポートから吸い込み吸込ポートから吐出する
逆の最大吐出量が得られる。このように、斜板の回動操
作に応じて吐出量を可変にできる。
【0008】そして、弁板に穿設の吸込ポートの圧力と
吐出ポートの圧力との圧力差に基づく作用力が各ピスト
ンを介して斜板に偏荷重として作用するが、斜板は偏荷
重を本体に当接する背面で受け、この背面は、従来のポ
ンプの如き、支軸で受けるものに比べ、偏荷重を受ける
受圧面積を大きく設けることができて面圧力を減少でき
るから、斜板を傾転することなく本体に軸支でき、軸支
個所の焼付けや摩耗を低減して耐久性を向上することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2おいて、1は本体で、一端面を開
口した本体部材2に開口を閉塞するよう蓋部材3を着脱
自在に固定して構成している。4は本体1を構成する本
体部材2内に回転自在に収装した円柱形状のシリンダブ
ロックで、その軸方向一端面を弁板5と摺接して設けて
いる。弁板5は本体1を構成する蓋部材3に固定して設
け、半円弧形状の液体の吸込ポート6と吐出ポート7と
を周方向の略対称位置に貫通して穿設している。吸込ポ
ート6と吐出ポート7は蓋部材3に有する吸込流路8と
吐出流路9にそれぞれ接続して設けている。シリンダブ
ロック4には弁板5に穿設の吸込ポート6、吐出ポート
7と径方向の同一位置へ周方向へ等間隔に複数のピスト
ン孔10を穿設して軸方向他端面に開口し、シリンダブ
ロック4の回転に伴い吸込ポート6と吐出ポート7とに
交番的に連通して設けている。11は各ピストン孔に軸
方向へ往復動自在に嵌挿したピストンで、各ピストン孔
10とでピストン室12を区画形成し、自己の頭部をシ
リンダブロック4の軸方向他端面から突出して設けてい
る。
【0010】13は各ピストン11頭部に揺動自在に枢
着したシュー部材である。14はシュー部材13を介し
て各ピストン11頭部が摺接する傾斜面15を有した斜
板で、本体1を構成する本体部材2内に軸支して設け、
端部に有する軸部16を本体部材2より外部に突出して
設け、軸部16の外部に突出した突出端には図示しない
工具を係合する係合孔17を形成し、係合孔17への工
具の係合で斜板14を外部より作業者の手動で回動操作
自在に設けている。そして、斜板14は回動操作による
傾斜面15の回動でシリンダ室12が最大容積となるピ
ストン11の上死点Xの周方向位置X1とシリンダ室1
2が最小容積となるピストン11の下死点Yの周方向位
置Y1を変更自在に設け、吐出量を可変に設けている。
【0011】18は斜板14の軸部16に螺合したロッ
クナット部材で、本体部材2に圧接することで斜板14
の回動操作を不能に設けている。斜板14は傾斜面15
と対向する平坦な背面19を本体部材2に形成の平坦な
当接面20に当接して軸方向の位置を位置決めして設
け、吸込ポート6の圧力と吐出ポート7の圧力との圧力
差に基づく作用力が各ピストン11を介して偏荷重とし
て作用するのを受けている。また、斜板14の径方向の
軸支は、傾斜面15の外周及び軸部16の外周に配置し
たベアリング部材21、22で行っている。23はシリ
ンダブロック4を回転駆動する回転軸で、シリンダブロ
ック4にスプライン結合して設け、軸方向の一端部を蓋
部材3を貫通して外部に突出して設けると共に、軸方向
の他端部を斜板14に穿設の挿入孔24に挿入してブッ
シュ部材25により回転自在に軸支して設けている。
【0012】次にかかる構成の作動を説明する。図1及
び図2の状態は、斜板14がロックナット部材18によ
り原位置に固定されており、ピストン11の上死点Xの
周方向位置X1は図2の最上方に位置していると共に、
ピストン11の下死点Yの周方向位置Y1は最下方に位
置し、上死点X、下死点Yでは吸入ポート6、吐出ポー
ト7と遮断している。
【0013】この状態で、回転軸23を図2の矢印B方
向に回転駆動すると、シリンダブロック4が同方向に回
転し、各ピストン11が傾斜面15に沿って往復動し、
吸込ポート6に連通するピストン11の全てが下死点Y
から上死点Xに向けて往動してシリンダ室12の容積を
拡大すると共に、吐出ポート7に連通するピストン11
の全てが上死点Xから下死点Yに向けて復動してシリン
ダ室12の容積を減少し、吸込流路8から吸込ポート6
を介して容積が拡大するシリンダ室12に吸い込まれた
液体がシリンダ室12の容積減少に伴い吐出ポート7を
介して吐出流路9から吐出され、最大吐出量が得られ
る。
【0014】この状態より、ロックナット部材18を緩
め、係合孔17に工具を係合して斜板14を図2の矢印
Bと逆方向に回動操作すると、ピストン11の上死点X
の周方向位置X1が吸入ポート6と連通する位置になる
と共に、ピストン11の下死点Yの周方向位置Y1が吐
出ポート7と連通する位置になり、吸入ポート6に連通
するピストン11の中で上死点Xに到達した後のピスト
ン11は下死点Yに向けて復動し、シリンダ室12の容
積が減少して液体を吐出し、この吐出した液体は吸込ポ
ート6を介して上死点Xに到達する前のピストン11の
容積が拡大するシリンダ室12に吸い込まれ、この吸い
込み量の分だけ吸込流路8より吸い込む吸込量が減少す
る。また、吐出ポート7に連通するピストン11の中で
下死点Yに到達した後のピストン11は上死点Xに向け
て往動し、シリンダ室12の容積が拡大して液体を吸い
込み、この吸い込む液体は下死点Yに到達する前のピス
トン11の容積が減少するシリンダ室12より吐出した
ものであり、容積が拡大するピストン11のシリンダ室
12に吸い込まれる分だけ吐出流路9に吐出する吐出量
が減少する。
【0015】そして、斜板14を図2の矢印Bと逆方向
にさらに回動操作すると、ピストン11の上死点Xの周
方向位置X1が吸込ポート6の中央部に近づき吸込ポー
ト6に連通するピストン11の中で下死点Yに向けて復
動してシリンダ室12の容積が減少するピストン11が
増え、吸込流路8よりの吸込量がさらに減少すると共
に、ピストン11の下死点Yの周方向位置Y1が吐出ポ
ート7の中央部に近づき吐出ポート7に連通するピスト
ン11の中で上死点Xに向けて往動してシリンダ室12
の容積が拡大するピストン11が増え、吐出流路9への
吐出量がさらに減少する。
【0016】さらに、斜板14を図2の矢印Bと逆方向
に回動操作して、ピストン11の上死点Xの周方向位置
X1を、図2に示す如き、吸込ポート6の中央部X2に
位置すると共に、ピストン11の下死点Yの周方向位置
Y1を、図2に示す如き、吐出ポート7の中央部Y2に
位置すると、吸込ポート6の中央部Y2に到達した後の
ピストン11の容積が減少するシリンダ室12から吐出
する液体と吸込ポート6の中央部X2に到達する前のピ
ストン11の容積が拡大するシリンダ室12へ吸い込む
液体とが略同量となって相殺され、吸込流路8よりの吸
込量が略零となる。また、吐出ポート7の中央部Y2に
到達する前のピストン11の容積が減少するシリンダ室
12から吐出する液体と吐出ポート7の中央部Y2に到
達した後のピストン11の容積が拡大するシリンダ室1
2へ吸い込む液体とが略同量となって相殺され、吐出流
路9よりの吐出量が略零となる。
【0017】ピストン11の上死点Xの周方向位置X1
が吸込ポート6の中央部X2に位置すると共に、ピスト
ン11の下死点Yの周方向位置Y1が吐出ポート7の中
央部Y2に位置した状態で、さらに斜板14を図2の矢
印Bと逆方向に回動操作すると、吸込ポート6に連通す
るピストン11の中で上死点Xに向けて往動してシリン
ダ室12の容積が増大するピストン11より、上死点X
に到達した後の下死点Yに向けて復動してシリンダ室1
2の容積が減少するピストン11が増え、容積が拡大す
るシリンダ室12に吸い込む液体より容積が減少するシ
リンダ室12から吐出する液体が多く、吸込ポート6よ
り吸込流路8に液体が吐出される。また、吐出ポート7
に連通するピストン11の中で下死点Yに向けて復動し
てシリンダ室12の容積が減少するピストン11より、
下死点Yに到達した後の上死点Xに向けて往動してシリ
ンダ室12の容積が拡大するピストン11が増え、容積
が減少するシリンダ室12から吐出する液体より容積が
拡大するシリンダ室12に吸い込む液体が多く、吐出流
路9より吐出ポート7を介して液体を吸い込む。すなわ
ち、回転軸23を矢印B方向に回転しているにもかかわ
らず、液体の吐出方向が逆になる。
【0018】そして、図2に示すピストン11の上死点
Xの周方向位置X1と下死点Yの周方向位置Y1とを逆
にして上死点Xの周方向位置X1を図2の最下方に位置
すると共に、下死点Yの周方向位置Y1を図2の最上方
に位置するよう斜板14を回動操作すると、吸込ポート
6に連通するピストン11の全てが上死点Xから下死点
Yに向けて復動してシリンダ室12の容積を減少すると
共に、吐出ポート7に連通するピストン11の全てが下
死点Yから上死点Xに向けて往動してシリンダ室12の
容積を拡大し、吐出流路9から吐出ポート7を介して容
積が拡大するシリンダ室12に吸い込まれた液体がシリ
ンダ室12の容積減少に伴い吸込ポート6を介して吸込
流路8から吐出され、逆方向の最大吐出量が得られる。
【0019】かかる作動において、弁板5に穿設の吸込
ポート6の圧力と吐出ポート7の圧力との圧力差に基づ
く作用力が各ピストン11を介して斜板14に偏荷重と
して作用するが、斜板14は偏荷重を本体1を構成する
本体部材2の当接面20と当接する背面19で受け、背
面19は、従来のポンプの如き、斜板を傾転自在に軸支
する支軸で受けるものに比べ、偏荷重を受ける受圧面積
を大きく設けることができて面圧力を減少できるから、
斜板14を傾転することなく本体1に軸支でき、軸支個
所の焼付けや摩耗を低減できて耐久性を向上することが
できる。また、回動操作自在に設けた斜板14の傾斜面
15にピストン11頭部をシュー部材13を介して摺接
して往復動自在に設けているため、斜板14の回動操作
によりピストン11の上死点Xと下死点Yの周方向位置
X1、Y1を変更して逆にすることが可能で、シリンダ
ブロック4の回転方向を変更することなく液体の吐出方
向を逆にして、吐出流路9から吐出ポート7を介して吸
い込んだ液体を吸込ポート6を介して吸込流路8に吐出
することができる。
【0020】尚、一実施例では、作業者の手動により斜
板14を回動操作自在に設けたが、信号により制御され
る電気パルスモータにより斜板を回動操作自在に設けて
も良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】このように本発明は、本体内にシリンダ
ブロックを回転自在に設け、シリンダブロックの軸方向
一端面に摺接した弁板を本体に固定して設け、弁板には
半円弧形状の吸込ポートと吐出ポートを周方向の略対称
位置に穿設し、弁板の吸込ポートと吐出ポートはそれぞ
れ本体に有した吸込流路と吐出流路に接続して設け、シ
リンダブロックには複数のピストンを軸方向へ往復動自
在に設けて各ピストン頭部をシリンダブロックの軸方向
他端面から突出して設け、各ピストンはシリンダブロッ
クの回転に伴い吸込ポートと吐出ポートに交番的に連通
して設け、各ピストン頭部が摺接する傾斜面を有した斜
板を本体内に回動操作自在に軸支して設け、斜板は各ピ
ストン頭部が摺接する傾斜面と対向する背面を本体に当
接して設けたことにより、斜板を傾転することなく本体
に軸支でき、軸支個所の焼付けや摩耗を低減できて耐久
性を向上することができる。また、回動操作自在に設け
た斜板の傾斜面にピストン頭部を摺接して往復動自在に
設けているため、斜板の回動操作によりピストンの往復
動する上死点と下死点の周方向位置を変更して逆にする
ことが可能で、シリンダブロックの回転方向を変更する
ことなく液体の吐出方向を逆にして、吐出流路から吐出
ポートを介して吸い込んだ液体を吸込ポートを介して吸
込流路に吐出することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した可変容量形斜板式ピ
ストンポンプの縦断面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿った断面図である。
【符号の説明】
1本体 4シリンダブロック 5弁板 6吸込ポート 7吐出ポート 8吸込流路 9吐出流路 11ピストン 14斜板 15傾斜面 19背面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内にシリンダブロックを回転自在に
    設け、シリンダブロックの軸方向一端面に摺接した弁板
    を本体に固定して設け、弁板には半円弧形状の吸込ポー
    トと吐出ポートを周方向の略対称位置に穿設し、弁板の
    吸込ポートと吐出ポートはそれぞれ本体に有した吸込流
    路と吐出流路に接続して設け、シリンダブロックには複
    数のピストンを軸方向へ往復動自在に設けて各ピストン
    頭部をシリンダブロックの軸方向他端面から突出して設
    け、各ピストンはシリンダブロックの回転に伴い吸込ポ
    ートと吐出ポートに交番的に連通して設け、各ピストン
    頭部が摺接する傾斜面を有した斜板を本体内に回動操作
    自在に軸支して設け、斜板は各ピストン頭部が摺接する
    傾斜面と対向する背面を本体に当接して設けて成る可変
    容量形斜板式ピストンポンプ。
JP7215364A 1995-07-31 1995-07-31 可変容量形斜板式ピストンポンプ Pending JPH0942147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7215364A JPH0942147A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 可変容量形斜板式ピストンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7215364A JPH0942147A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 可変容量形斜板式ピストンポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0942147A true JPH0942147A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16671074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7215364A Pending JPH0942147A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 可変容量形斜板式ピストンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0942147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161204A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Caterpillar Inc 電気作動式可変容積制御及びタイミング制御を備えた可変容積形ピストンユニット
WO2021077350A1 (zh) * 2019-10-22 2021-04-29 朱荣辉 具有能量回收功能的旋转活塞式高压泵

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161204A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Caterpillar Inc 電気作動式可変容積制御及びタイミング制御を備えた可変容積形ピストンユニット
JP4649007B2 (ja) * 1998-11-30 2011-03-09 キャタピラー インコーポレイテッド 電気作動式可変容積制御及びタイミング制御を備えた可変容積形ピストンユニット
WO2021077350A1 (zh) * 2019-10-22 2021-04-29 朱荣辉 具有能量回收功能的旋转活塞式高压泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5336056A (en) Variable capacity swash plate type refrigerant compressor having a double fulcrum hinge mechanism
AU688070B2 (en) Variable displacement piston type compressor
US8419381B2 (en) Tandem piston pump
KR20010056586A (ko) 가변용량 사판식 압축기
JPH09310677A (ja) 斜板式圧縮機
JPH05288147A (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JPH0942147A (ja) 可変容量形斜板式ピストンポンプ
US4198899A (en) Axial-piston machine of variable output having a slide for displaying the cylinder drum
KR960004244B1 (ko) 가변 용량형 요동사판식 압축기
JP2707896B2 (ja) ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入案内機構
US4634349A (en) Variable displacement fluid pump
JPH06117363A (ja) ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入機構
JPH0627834Y2 (ja) 可変容量形液体ポンプ
JPH0736133Y2 (ja) 斜板式可変油圧モ−タ・ポンプ
JPH0631613B2 (ja) 可変容量形油圧ポンプ
JP2012255375A (ja) 可変容量型斜板式液圧ポンプ
JPH075254Y2 (ja) 可変容量型斜板式アキシャルピストンポンプ
JP2527355B2 (ja) 可変速油圧モ―タ
JP2557708Y2 (ja) 斜板式ピストンポンプ
JP2568696Y2 (ja) ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入案内機構
JPH09287554A (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JPH0437266Y2 (ja)
JP3919096B2 (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JPH04128571A (ja) 回転斜板式プランジャポンプにおける吐出量制御装置
JP2023105855A (ja) 斜板式アキシャルピストンポンプ・モータ