JPH0942019A - 燃料制御装置 - Google Patents

燃料制御装置

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Publication number
JPH0942019A
JPH0942019A JP7190715A JP19071595A JPH0942019A JP H0942019 A JPH0942019 A JP H0942019A JP 7190715 A JP7190715 A JP 7190715A JP 19071595 A JP19071595 A JP 19071595A JP H0942019 A JPH0942019 A JP H0942019A
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JP
Japan
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fuel
cylinder
crank angle
injection
fuel injection
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JP7190715A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Otsu
信幸 大津
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射式内燃機関の始動制御を円滑に行な
わせるべく配慮された、燃料制御装置に関し、気筒識別
に要する時間が長くなっても、各気筒に適量の燃料を供
給できるようにする。 【解決手段】 多気筒内燃機関の各気筒の特定クランク
角位置に同期してクランク角信号を出力するクランク角
検出手段101と、内燃機関の特定気筒を識別して気筒
識別信号を出力する気筒判別手段102と、各気筒ごと
に配設され燃料を噴射して各気筒内に燃料を供給する燃
料噴射弁9と、燃料噴射弁9の駆動を制御する制御手段
104とをそなえ、制御手段104が、エンジンのクラ
ンキング開始後、クランク角信号の第1出力により燃料
噴射弁9から燃料を同時噴射させ、その後、気筒識別が
完了するまである所定回数ごとのクランク角信号の出力
に応じて同時噴射を繰り返すとともに、気筒識別が完了
した後、このとき燃料噴射を行なわれるべき先頭燃料供
給気筒から順次供給するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料制御装置に関
し、特に、燃料噴射式内燃機関の始動制御を円滑に行な
わせるべく配慮された、燃料制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料を噴射する方式の燃料噴射式内燃機
関として、各気筒ごとに独立して制御された所定のタイ
ミングで燃料噴射を行なう(以下、シーケンシャル噴射
と称する)ものが提供されている。このようなエンジン
では、燃料噴射時期判定のために各気筒の識別を行なっ
ている。
【0003】気筒の識別は、クランク軸、カム軸などに
取り付けられたセンサーの出力により行なわれるが、エ
ンジンの始動初期において識別を行なうに際し、クラン
ク軸が数回転する時間を要する。したがって、始動時の
数サイクルは燃料を的確に供給することが困難である。
そこで、始動時における気筒識別が可能になるまでの燃
料制御は、例えば次のようにして行なわれ、それぞれに
おける課題が存在している。
【0004】(1)クランク軸が特定の位置にきたとき
に発生する信号をもとに、全気筒に対する燃料の噴射を
所要回数行ない、気筒の識別が可能になった時点で、シ
ーケンシャル噴射を開始する。この手段による場合に
は、吸気行程に入るまでのあいだに供給される燃料量が
気筒ごとに異なるため、燃料供給が過剰な気筒では、未
燃燃料の排出による排ガスの悪化、燃料不足の気筒では
失火などが起こりやすい。
【0005】(2)気筒識別が可能になるまで燃料噴射
は行なわず、識別後にシーケンシャル噴射を行なう。こ
の手段による場合には、気筒識別が遅れた場合にクラン
キング時間が長くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の(1),(2)
による課題を解消するものとして、次のような手段も採
用されている。 (3)クランキング開始後、全気筒に対して1回、同時
期に燃料噴射を行なう。その後、気筒識別後にシーケン
シャル噴射を行なう。気筒識別が遅れた場合、前記
(1)項と同様に、全気筒に対する燃料噴射を気筒識別
が出来るようになるまで複数回行ない、気筒識別後、シ
ーケンシャル噴射を行なう。
【0007】このような手段により燃料噴射制御を行な
う場合は、図9および図10のグラフに示すような燃料
噴射特性が得られる。すなわち、図9は全気筒に対する
1回の同時噴射の後、クランク角信号SGTの立ち下が
り(5°BTDC)に同期させた各気筒へのシーケンシ
ャル噴射を行なう状態を示しており、この噴射特性が実
行されれば、円滑な始動運転および通常運転が行なわれ
る。
【0008】また、図10は全気筒に対する1回の同時
噴射の後、クランク角信号SGTの立ち上がり(75°
BTDC)に同期させた各気筒へのシーケンシャル噴射
を行なう状態を示しており、この噴射特性が実行されれ
ば、円滑な始動運転および通常運転が行なわれる。とこ
ろが、この手段による場合において、1回の同時噴射で
気筒識別が出来るようにならない場合には、図11に示
すように、同時噴射が複数回(図11の例では2回)行
なわれ、その後(図11の例では第2気筒の排気行程か
ら)シーケンシャル噴射が行なわれる。
【0009】すなわち、4気筒4サイクル機関の場合、
クランク軸が2回転する間に各気筒は吸気を1回ずつ行
なうため、クランク軸2回転以内に気筒識別が可能であ
れば、各気筒に適量の燃料を供給することが可能である
が、制御装置の演算遅れ等により気筒識別が遅れると、
全気筒に対する燃料噴射が何回も行なわれ、燃料が過剰
に供給されて、未燃燃料の排出が行なわれるようになる
課題がある。
【0010】このクランク軸2回転以内での気筒識別が
困難な場合は、演算速度等を考慮すると、十分に発生し
うるのであって、このような場合には、(1)の手段と
同様の不具合を発生する可能性がある。本発明は、上述
の課題に鑑み創案されたもので、内燃機関の始動時にお
ける燃料噴射量の制御に関し、気筒識別に要する時間が
長くなっても、各気筒に適量の燃料を供給できるように
した、燃料制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の燃料制御装置は、多気筒内燃機関の各気筒の
特定クランク角位置に同期してクランク角信号を出力す
るクランク角検出手段と、上記エンジンの特定気筒を識
別して気筒識別信号を出力する気筒判別手段と、各気筒
ごとに配設され燃料を噴射して同各気筒に燃料を供給す
る燃料噴射弁と、同燃料噴射弁の駆動を制御する制御手
段とをそなえ、上記制御手段が、上記エンジンのクラン
キング開始後、上記クランク角信号の第1出力により上
記燃料噴射弁から燃料を同時噴射させ、その後、上記気
筒識別が完了するまで、ある所定回数ごとの上記クラン
ク角信号の出力に応じて同時噴射を繰り返すとともに、
上記気筒識別が完了した後、このとき燃料噴射を行なわ
れるべき先頭燃料供給気筒から順次供給することを特徴
としている。
【0012】また、請求項2記載の燃料制御装置は、請
求項1記載の燃料制御装置について、上記先頭燃料供給
気筒が、気筒識別完了直前の同時噴射時に吸気行程にあ
った気筒であることを特徴としている。さらに、請求項
3記載の燃料制御装置は、請求項1または請求項2記載
の燃料制御装置について、上記クランク角信号の第1出
力により同時噴射される際の燃料噴射量は、予め設定さ
れたマップに基づいて決定されたものであり、且つ、そ
の後の同時噴射時の燃料噴射量は吸気量検出手段の出力
に基づいて算出されたものであることを特徴としてい
る。
【0013】そして、請求項4記載の燃料制御装置は、
請求項3記載の燃料制御装置について、上記吸気検出手
段がエアフローセンサで構成されたことを特徴としてい
る。また、請求項5記載の燃料制御装置は、請求項1記
載の燃料制御装置について、上記所定回数が気筒数に対
応して設定されていることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
形態について説明すると、図1〜8は本発明の一実施形
態としての燃料制御装置を示すもので、図1はその要部
構成を示す制御ブロック図、図2はその装備されるエン
ジンの要部構成を示す模式図、図3はその装備されるエ
ンジンの制御系を示す模式的ブロック図、図4はそのク
ランク角検出手段を示す模式的斜視図、図5はそのクラ
ンク角信号および気筒識別信号を示す模式図、図6はそ
の動作を説明するフローチャート、図7はその水温補正
特性を示すグラフ、図8はその動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【0015】さて、本装置を装備する自動車用のエンジ
ンシステムは、図2に示すようになる。すなわち、この
図2において、エンジン(内燃機関)1は、その燃焼室
2に通じる吸気通路3および排気通路4を有しており、
吸気通路3と燃焼室2とは吸気弁5によって連通制御さ
れるとともに、排気通路4と燃焼室2とは排気弁6によ
って連通制御されるようになっている。
【0016】また、吸気通路3には、その上流側から順
に、エアクリーナ7,スロットル弁8および電磁式燃料
噴射弁(インジェクタ)9が設けられており、排気通路
4には、その上流側から順に、三元触媒10および図示
しないマフラ(消音器)が設けられている。なお、イン
ジェクタ9は、エンジン1の各気筒毎に設けられてい
る。また、吸気通路3には、サージタンク3aが設けら
れている。
【0017】また、三元触媒10は、ストイキオ運転状
態で、CO,HC,NOxを浄化するもので、公知のも
のである。さらに、スロットル弁8は、ワイヤケーブル
を介してアクセルペダル(図示せず)に連結されてお
り、このアクセルペダルの踏込み量に応じて開度を調整
されるようになっている。
【0018】また、吸気通路3には、スロットル弁8を
バイパスする第1バイパス通路11Aが設けられ、この
第1バイパス通路11Aには、ISC弁として機能する
ステッパモータ弁(以下、STM弁という)12が介装
されている。なお、この第1バイパス通路11Aには、
エンジン冷却水温に応じて開度が調整されるワックスタ
イプのファーストアイドルエアバルブ13も設けられて
おり、STM弁12に併設されている。
【0019】ここで、STM弁12は、第1バイパス通
路11A中に形成された弁座部に当接しうる弁体12a
と、この弁体位置を調整するためのステッパモータ(I
SC用アクチュエータ)12bと、弁体を弁座部に押圧
する方向(第1バイパス通路11Aを塞ぐ方向)へ付勢
するバネ12cとから構成されている。そして、ステッ
パモータ12bにより、弁座部に対する弁体12aの位
置の段階的な調整(ステップ数による調整)を行なうこ
とで、弁座部と弁体12aとの開度つまりSTM弁12
の開度が調整されるようになっている。
【0020】従って、このSTM弁12の開度を後述す
るコントローラとしての電子制御ユニット(ECU)2
5にて制御することにより、運転者によるアクセルペダ
ルの操作とは関係なく、第1バイパス通路11Aを通し
て吸気をエンジン1に供給することができ、その開度を
変えることでスロットルバイパス吸気量を調整すること
ができるようになっている。
【0021】なお、ISC用アクチュエータとしては、
ステッパモータ12bの代わりに、DCモータを用いて
もよい。
【0022】また、排気通路4と吸気通路3との間に
は、排気を吸気系へ戻す排気再循環通路(EGR通路)
80が介装されていて、このEGR通路80には、EG
R弁81が介装されている。ここで、このEGR弁81
は、EGR通路80中に形成された弁座部に当接しうる
弁体81aと、この弁体位置を調整するためのダイアフ
ラム式アクチュエータ81bとから構成されており、ダ
イアフラム式アクチュエータ81bのダイアフラム室に
は、スロットル弁下流側の吸気通路と連通するパイロッ
ト通路82が設けられており、このパイロット通路82
に、ERG弁制御用電磁弁83が介装されている。
【0023】従って、このEGR弁制御用電磁弁83の
開度を後述するECU25にて制御することにより、E
GR通路80を通して、排気を吸気系へ戻すことができ
るようになっている。なお、図2において、15は燃料
圧調節器で、この燃料圧調節器15は、吸気通路3中の
負圧を受けて動作し、図示しないフュエルポンプからフ
ュエルタンクへ戻る燃料量を調節することにより、イン
ジェクタ9から噴射される燃料圧を調節するようになっ
ている。
【0024】また、このエンジンシステムを制御するた
めに、種々のセンサが設けられている。まず、図2に示
すように、エアクリーナ7を通過した吸気が吸気通路3
内に流入する部分には、吸入空気量をカルマン渦情報か
ら検出するエアフローセンサ(吸気量センサ)17やエ
ンジン1の吸入空気の温度を検出する吸気温センサ1
8,大気圧センサ19がそなえられている。
【0025】また、吸気通路3におけるスロットル弁8
の配設部分には、スロットル弁8の開度を検出するポテ
ンショメータ式のスロットルポジションセンサ20のほ
かに、アイドルスイッチ21がそなえられている。
【0026】さらに、排気通路4側には、理論空燃比を
境にして出力が大きく変化する酸素濃度センサ(以下、
単に「O2 センサ」という)22がそなえられるほか、
その他のセンサとして、エンジン1用の冷却水の温度を
検出する水温センサ23や、図3に示すクランク角度を
検出するクランク角センサ24(このクランク角センサ
24はエンジン回転数Neを検出する回転数センサとし
ての機能も兼ねている)や車速センサ30などがそなえ
られている。
【0027】そして、これらのセンサやスイッチからの
検出信号は、図3に示すようなECU25へ入力される
ようになっている。ここで、このECU25のハードウ
ェア構成は、図3に示すようになるが、このECU25
は、その主要部としてCPU(演算装置)26をそなえ
たコンピュータとして構成されており、CPU26に
は、吸気温センサ18,大気圧センサ19,スロットル
ポジションセンサ20,O2 センサ22,水温センサ2
3等からの検出信号が、入力インタフェース28および
アナログ/ディジタルコンバータ29を介して入力され
るようになっている。
【0028】また、CPU26には、エアフローセンサ
17,アイドルスイッチ21,クランク角センサ24,
車速センサ30等からの検出信号が、入力インタフェー
ス35を介して直接入力されるようになっている。さら
に、CPU26は、バスラインを介して、プログラムデ
ータや固定値データのほか各種データを記憶するROM
(記憶手段)36や更新して順次書き替えられるRAM
37との間でデータの授受を行なうようになっている。
【0029】また、CPU26による演算の結果、EC
U25からは、エンジン1の運転状態を制御するための
信号、例えば、燃料噴射制御信号,点火時期制御信号,
ISC制御信号,バイパスエア制御信号,EGR制御信
号等の各種制御信号が出力されるようになっている。こ
こで、燃料噴射制御(空燃比制御)信号は、CPU26
から噴射ドライバ39を介して、インジェクタ9を駆動
させるためのインジェクタソレノイド9a(正確にはイ
ンジェクタソレノイド9a用のトランジスタ)へ出力さ
れるようになっており、点火時期制御信号は、CPU2
6から点火ドライバ40を介して、パワートランジスタ
41へ出力され、このパワートランジスタ41から点火
コイル42を介しディストリビュータ43により各点火
プラグ16に順次火花を発生させるようになっている。
【0030】また、ISC制御信号は、CPU26から
ISCドライバ44を介して、ステッパモータ12bへ
出力される。さらに、EGR制御信号は、CPU26か
らEGRドライバ46を介して、ERG弁制御用電磁弁
83のソレノイド83aへ出力されるようになってい
る。
【0031】ところで、今、エンジン始動時の燃料供給
制御に着目すると、この燃料供給制御のために、ECU
25は、図1に示すように、クランク角検出手段10
1、気筒判別手段102、吸気量検出手段103、制御
手段104および燃料噴射手段105をそなえて構成さ
れている。なお、これらの手段は、対応するソフトウエ
アをECU25へインストールすることにより、ECU
25へ組み込むことができる。
【0032】そして、制御手段104は、同時噴射量マ
ップ106、同時噴射手段107、先頭燃料供給気筒か
らの順次噴射手段108および燃料噴射量算出手段10
9をそなえて構成されている。
【0033】また、多気筒内燃機関の各気筒の特定クラ
ンク角位置に同期してクランク角信号を出力するクラン
ク角検出手段101と、エンジンの特定気筒を識別して
気筒識別信号を出力する気筒判別手段102とは、次の
ような構成によりクランク角信号SGCと気筒識別信号
SGTとを出力するようになっている。すなわち、図4
に示すように、クランク角検出手段101は、クランク
角センサ24とECU25とを、また気筒判別手段10
2は、気筒判別センサ230およびコントローラとして
のECU25を主要要素としてそなえており、クランク
角センサ24は、エンジンのクランク軸201と一体に
回転する回転部材221をそなえている。
【0034】回転部材221の周縁には、半径方向へ突
出する第1および第2のベーン221A,221Bが形
成されており、このベーン221A,221Bに対し両
面から対向するように装備された検出部222が、回転
部材221の回動に伴うベーン221A,221Bの通
過を、光学的にもしくは電磁気的に検出し、図5に示す
ような、クランク角信号SGTとしてのパルス出力が行
なわれるように構成されている。
【0035】そして、ベーン221A,221Bは、各
々が一定角度のクランク軸回転角度に対応する周方向長
さをそなえており、所定角度間隔ごとに周方向に離隔し
て配設されている。すなわち、隣合うベーンの回転方向
において対応する端縁は相互に180度の角度間隔をも
って配設され、ベーン221A,221Bの立ち上がり
部分221AS,221BSがクランク角の75°BT
DC(105°ATDC)に対応するように形成される
とともに、後縁221AE,221BEがクランク角の
5°BTDC(175°ATDC)に対応するように形
成されている。
【0036】そして、4気筒エンジンに搭載される本実
施形態の装置は、例えば、第2ベーン221Bの端縁2
21BEが検出部222を通過したときに、第1気筒が
膨張行程に対応するクランク軸回転角度領域にあり、第
1ベーン221Aの端縁221ASが検出部222を通
過したときに、クランク軸の回転位置が膨張行程から排
気行程に移行する位置となるように構成されている。
【0037】したがって、第2ベーン221Bの端縁2
21BEが検出部222を通過したときに、クランク角
信号SGTとしてのパルスがオン状態「1」になり、第
1ベーン221Aの端縁221ASが検出部222を通
過したときに、クランク角信号としてのパルスがオフ状
態「0」になって、クランク角信号SGTとしては、第
1気筒における膨張行程の75°BBDC(Befor
e Bottom Dead Center)で立ち上
がり、排気行程の開始される5°BBDCでオフ状態と
なるように構成されている。
【0038】同様に、第1ベーン221Aの端縁221
AEが検出部222を通過したときに、第3気筒が膨張
行程に対応するクランク軸回転角度領域にあり、第2ベ
ーン221Bの端縁221BSが検出部222を通過し
たときに、クランク軸の回転位置が膨張行程から排気行
程に移行する位置となるように構成されている。したが
って、第1ベーン221Aの端縁221AEが検出部2
22を通過したときに、クランク角信号SGTとしての
パルスがオン状態「1」になり、第2ベーン221Bの
端縁221BSが検出部222を通過したときに、クラ
ンク角信号としてのパルスがオフ状態「0」になって、
クランク角信号SGTとしては、第3気筒における膨張
行程の75°BBDCで立ち上がり、排気行程の開始さ
れる5°BBDCでオフ状態となるように構成されてい
る。
【0039】そして、第2ベーン221Bの端縁221
BEが検出部222を通過したときに、第4気筒が膨張
行程に対応するクランク軸回転角度領域にあり、第1ベ
ーン221Aの端縁221ASが検出部222を通過し
たときに、クランク軸の回転位置が膨張行程から排気行
程に移行する位置となるように構成されている。したが
って、第2ベーン221Bの端縁221BEが検出部2
22を通過したときに、クランク角信号SGTとしての
パルスがオン状態「1」になり、第1ベーン221Aの
端縁221ASが検出部222を通過したときに、クラ
ンク角信号としてのパルスがオフ状態「0」になって、
クランク角信号SGTとしては、第4気筒における膨張
行程の75°BBDCで立ち上がり、排気行程の開始さ
れる5°BBDCでオフ状態となるように構成されてい
る。
【0040】さらに、第1ベーン221Aの端縁221
AEが検出部222を通過したときに、第2気筒が膨張
行程に対応するクランク軸回転角度領域にあり、第1ベ
ーン221Bの端縁221BSが検出部222を通過し
たときに、クランク軸の回転位置が膨張行程から排気行
程に移行する位置となるように構成されている。したが
って、第1ベーン221Aの端縁221AEが検出部2
22を通過したときに、クランク角信号SGTとしての
パルスがオン状態「1」になり、第2ベーン221Bの
端縁221BSが検出部222を通過したときに、クラ
ンク角信号としてのパルスがオフ状態「0」になって、
クランク角信号SGTとしては、第2気筒における膨張
行程の75°BBDCで立ち上がり、排気行程の開始さ
れる5°BBDCでオフ状態となるように構成されてい
る。
【0041】このように、第1気筒、第3気筒、第4気
筒、第2気筒の順に、それぞれに対応したパルスが出力
され、当該気筒に対応したパルス立ち下がりのタイミン
グにおいて、順次燃料噴射が行なわれるように構成され
ている。
【0042】ところで、第1気筒、第3気筒、第4気
筒、第2気筒の識別は、気筒判別センサ230の出力に
基づいて行なわれるように構成されている。
【0043】すなわち、気筒判別センサ230は、図示
しないカムシャフトに固着されており、クランク軸20
1が2回転してカムシャフトが1回転する間に、カムシ
ャフトが第1気筒に対応する特定の回転位置をとるごと
に、パルス出力SGCを発生するようになっている。し
たがって、パルス出力SGCにおけるパルスの出現にパ
ルス出力SGTを対応させることにより、パルス出力S
GTにおける第1気筒に対応したパルスの識別が行なわ
れ、各気筒ごとの所定タイミングでの燃料噴射が行なわ
れるように構成されている。
【0044】すなわち、エンジン運転中、ECU25は
クランク角センサ24からのパルス出力と気筒判別セン
サ230の検出信号とを逐次入力され、演算を周期的に
繰り返し実行する。
【0045】また、ECU25は、クランク角センサ2
4からのパルス出力が、気筒判別センサ230からのパ
ルス出力の入力時点以降に順次入力したもののうちの何
番目のものであるかを判別する。これにより、入力され
たクランク角センサ24からのパルス出力が、何番目の
気筒に対応するものであるかを識別され、排気行程を現
時点で実行しようとしている気筒が識別気筒として識別
され、燃料噴射が行なわれる。
【0046】ところで、制御手段104は、エンジンの
クランキング開始後、クランク角信号SGTの第1出力
により、各気筒の燃料噴射弁9(105)からの同時噴
射を、同時噴射手段107において行なわせるように構
成されている。したがって、各気筒では行程の如何に係
わらず、所定量の燃料噴射が行なわれるようになってい
る。なお、この場合の燃料噴射量はエンジン冷却水温W
Tが低い程多くなるように設定される(図7参照)。
【0047】また、同時噴射手段107は、気筒識別が
完了するまで、ある所定回数ごとのクランク角信号SG
Tの出力に応じて同時噴射を繰り返すように構成されて
いる。すなわち、同時噴射は気筒識別が完了するまで繰
り返し行なわれるが、その噴射周期はクランク角検出手
段101からのクランク角信号SGTにおける4パルス
ごとの周期に同期するように構成されており、各気筒の
4行程(吸気、圧縮、膨張、排気の各行程)につき1回
の燃料噴射が行なわれるように構成されている。
【0048】そして、気筒識別が完了した後は、燃料噴
射を行なわれるべき先頭燃料供給気筒からの順次供給が
順次噴射手段108において行なわれるように構成され
ている。すなわち、クランク角検出手段101の検出信
号としてのクランク角信号SGTおよび気筒判別手段1
02の検出信号としてのパルス出力SGCにより、第
1、第3、第4、第2気筒の順に、当該気筒の排気行程
において燃料噴射が行なわれるように構成されている。
【0049】各気筒の排気行程の開始はクランク角信号
SGTの立ち下がりにより検出され、燃料噴射の開始が
クランク角信号SGTの立ち下がりに同期させて行なわ
れるようになっている。さらに、順次噴射手段108に
より供給を開始される際における先頭燃料供給気筒は、
気筒識別完了直前の同時噴射時に吸気行程にあった気筒
となるように構成されている。
【0050】また、クランク角信号SGTの第1出力に
より同時噴射手段107において同時噴射される際の燃
料噴射量は、図7に示すようにエンジン冷却水温WTに
応じて燃料噴射量を予め設定している同時噴射量マップ
106に基づいて決定されるように構成されている。そ
して、同時噴射手段107におけるその後の同時噴射時
の燃料噴射量は、吸気量検出手段103としてのエアフ
ローセンサ(吸気量センサ)17の出力に基づいて燃料
噴射量算出手段109により算出されるように構成され
ている。
【0051】すなわち、この燃料噴射量算出手段109
により算出される燃料噴射量(燃料噴射パルス幅Tin
j)は次式で表される。
【0052】 Tinj(j)=TB・KWT・KAP・KAT・K この式におけるTBは、インジェクタ9の基本駆動時間
であり、エアフローセンサ17からの吸入空気量A情報
とクランク角センサ(エンジン回転数センサ)24から
のエンジン回転数N情報とからエンジン1回転あたりの
吸入空気量A/N情報を求め、この情報に基づき基本駆
動時間TBを決定するようになっている。
【0053】また、KWTはエンジン冷却水温に応じた補
正係数であり、KAPは大気圧に応じた補正係数であり、
ATは吸気温に応じた補正係数であり、Kはその他の補
正係数である。本実施形態に装備される燃料制御装置
は、上述のように構成されており、図6に示すような手
順で、エンジン始動時における燃料の供給制御が行なわ
れる。
【0054】まず、エンジンのクランキングが開始され
たかどうかを判断され(ステップS1)、クランキング
が開始されていなければクランキング開始の検出判断を
繰り返し行なわれる。そして、クランキングが開始され
るとステップS1から「YES」ルートを通じステップ
S2が実行され、クランク角検出手段101からのクラ
ンク角信号SGTの読込が行なわれる。
【0055】ついで、クランク角信号SGTの第1出力
により、各気筒の燃料噴射弁9(105)からの同時噴
射が、制御手段104の同時噴射手段107により行な
れる(ステップS3)。したがって、各気筒では図8に
示すように、行程の如何に係わらず、所定量の燃料噴射
が行なわれる。
【0056】すなわち、第1気筒は圧縮行程、第3気筒
は吸気行程、第4気筒は排気行程、第2気筒は膨張行程
にそれぞれあるが、そのそれぞれにおいて燃料噴射(P
11,P13,P14,P12)が行なわれる。ところ
で、クランク角信号SGTの第1出力により同時噴射手
段107において同時噴射される際の燃料噴射量は、図
7に示すようにエンジン冷却水温WTに応じて燃料噴射
量を予め設定している同時噴射量マップ106に基づい
て決定される。
【0057】これにより、始動時に必要な所要量の燃料
供給が行なわれ、過不足のない燃料量による燃焼が行な
われて、未燃燃料の排出を招来することなく、エンジン
の始動時運転が円滑に行なわれる。次に、ステップS4
において、気筒判別手段102の検出信号としてのパル
ス出力SGCが読み込まれ、ステップS5において気筒
識別ができたかどうかが判断される。
【0058】そして、気筒識別が出来る状態になってい
ない場合は、「NO」ルートを通じステップS6が実行
されて、同時噴射手段107による第2回以降の同時燃
料噴射(P21,P23,P24,P22)が行なわれ
る。したがって、同時噴射手段107による同時噴射
は、気筒識別が完了するまで、ある所定回数ごとのクラ
ンク角信号SGTの出力に応じて同時噴射を繰り返され
る。
【0059】すなわち、同時噴射は気筒識別が完了する
まで繰り返し行なわれるが、その噴射周期はクランク角
検出手段101からのクランク角信号SGTにおける4
パルスごとの周期に同期しており、各気筒の4行程(吸
気、圧縮、膨張、排気の各行程)につき1回の燃料噴射
が行なわれる。これにより、各回の燃焼に対し、1回の
燃料供給が行なわれ、過不足のない燃料量による燃焼が
行なわれて、未燃燃料の排出を招来することなく、エン
ジンの始動時運転が円滑に行なわれる。
【0060】そして、同時噴射手段107における第2
回以後の同時噴射時の燃料噴射量は、吸気量検出手段1
03としてのエアフローセンサ(吸気量センサ)17の
出力に基づいて燃料噴射量算出手段109により算出さ
れる。すなわち、第2回以後の同時噴射時の燃料噴射量
はTinj(j)=TB・KWT・KAP・KAT・Kによっ
て設定される。
【0061】これにより、各回の燃焼に対し、検出され
た吸気量に対応する的確な燃料供給が行なわれ、過不足
のない燃料量による燃焼が行なわれて、所望の空燃比で
の始動時運転が行なわれ、未燃燃料の排出を招来するこ
となく、エンジンの始動時運転が円滑に行なわれる。そ
して、気筒識別が出来る状態になると、ステップS5か
ら「YES」ルートを通じステップS7が実行され、ス
テップS7において気筒識別が完了すると、燃料噴射を
行なわれるべき先頭燃料供給気筒(図8の例では#3)
からの順次供給が順次噴射手段108において行なわれ
る(ステップS8)。
【0062】すなわち、クランク角検出手段101の検
出信号としてのクランク角信号SGTおよび気筒判別手
段102の検出信号としてのパルス出力SGCが読み込
まれ、第1、第3、第4、第2気筒の順に、当該気筒の
排気行程において燃料噴射(図8の例では、P33,P
34,P32,P31,P43,P44,P42,P4
1)が行なわれる。
【0063】ここで、各気筒の排気行程の開始はクラン
ク角信号SGT(P3i〜)の立ち下がり(5°BBD
C)により検出され、燃料噴射の開始(P3i〜)がク
ランク角信号SGTの立ち下がり(5°BBDC)に同
期させて行なわれる。さらに、順次噴射手段108によ
る燃料供給は、気筒識別完了直前の同時噴射(P2i)
時に吸気行程にあった気筒(図8に示す例では第3気
筒:#3)から開始され、この気筒が先頭燃料供給気筒
となる。
【0064】このようにして、図8のグラフで示す燃料
噴射特性が得られるようになり、気筒識別完了前は1回
の燃焼について1回の燃料供給が行なわれるとともに、
気筒識別後は各気筒の排気行程における燃料供給が行な
われるようになって、適度の燃料供給がエンジンの始動
時から通常の運転時にわたり行なわれる。また、上記の
燃料噴射における燃料噴射パルス幅Tinjは、実現す
べき空燃比の運転を行なうべく所望の状態に調整され、
的確な運転が行なわれる。
【0065】なお、上記の実施形態では、4気筒エンジ
ンについて説明したが、他の多気筒エンジンにおいて
も、同様にして、本発明を適用することができる。例え
ば6気筒エンジンでは、エンジンの始動開始後、クラン
ク角信号の第1出力により燃料噴射弁から燃料を同時噴
射させた後、気筒識別が完了するまで、6回ごとのクラ
ンク角信号の出力に応じて同時噴射を繰り返す。そし
て、その後に気筒識別が完了すると、その後は、このと
き燃料噴射を行なわれるべき先頭燃料供給気筒から順次
供給することが行なわれる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の燃料制御装置によれば、多気筒内燃機関の各気筒
の特定クランク角位置に同期してクランク角信号を出力
するクランク角検出手段と、上記エンジンの特定気筒を
識別して気筒識別信号を出力する気筒判別手段と、各気
筒ごとに配設され燃料を噴射して同各気筒に燃料を供給
する燃料噴射弁と、同燃料噴射弁の駆動を制御する制御
手段とをそなえ、上記制御手段が、上記エンジンのクラ
ンキング開始後、上記クランク角信号の第1出力により
上記燃料噴射弁から燃料を同時噴射させ、その後、上記
気筒識別が完了するまである所定回数ごとの上記クラン
ク角信号の出力に応じて同時噴射を繰り返すとともに、
上記気筒識別が完了した後、このとき燃料噴射を行なわ
れるべき先頭燃料供給気筒から順次供給するという簡素
な構成で、燃料の過不足による排ガスの悪化や失火等を
防止しながら、円滑な始動が行なわれるようになる利点
がある。
【0067】また、請求項2記載の燃料制御装置によれ
ば、請求項1記載の燃料制御装置について、上記先頭燃
料供給気筒が、気筒識別完了直前の同時噴射時に吸気行
程にあった気筒であるという簡素な構成で、シーケンシ
ャル噴射が、全気筒への同時噴射の後、最小3行程から
最大6行程の間に開始されるため、過不足のない燃料供
給ができるようになって、燃料の過不足による排ガスの
悪化や失火等を防止しながら、円滑な始動が行なわれる
ようになる利点がある。
【0068】さらに、請求項3記載の燃料制御装置によ
れば、請求項1または請求項2記載の燃料制御装置につ
いて、上記クランク角信号の第1出力により同時噴射さ
れる際の燃料噴射量は、予め設定されたマップに基づい
て決定されたものであり、且つ、その後の同時噴射時の
燃料噴射量は吸気量検出手段の出力に基づいて算出され
たものであるという簡素な構成で、全気筒への同時噴射
量が適度に設定されるようになって、燃料の過不足によ
る排ガスの悪化や失火等を防止しながら、円滑な始動が
行なわれるようになる。
【0069】そして、請求項4記載の燃料制御装置によ
れば、請求項3記載の燃料制御装置について、上記吸気
検出手段がエアフローセンサで構成されるという簡素な
構成で、この場合も、同様にして、全気筒への同時噴射
量が適度に設定されるようになって、燃料の過不足によ
る排ガスの悪化や失火等を防止しながら、円滑な始動が
行なわれるようになる。
【0070】また、請求項5記載の燃料制御装置によれ
ば、請求項1記載の燃料制御装置について、上記所定回
数が気筒数に対応して設定されているという簡素な構成
で、全気筒への同時噴射が、1回の燃焼に対し1回行な
われるようになり、燃料供給が過不足なく行なわれて、
燃料の過不足による排ガスの悪化や失火等を防止しなが
ら、円滑な始動が行なわれるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その要部構成を示す制御ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その装備されるエンジンの要部構成を示す模式図
である。
【図3】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その装備されるエンジンの制御系を示す模式的ブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、そのクランク角検出手段を示す模式的斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、そのクランク角信号および気筒識別信号を示す模
式図である。
【図6】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その水温補正特性を示すグラフである。
【図8】本発明の一実施形態としての燃料制御装置につ
いて、その動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図9】従来例の燃料制御装置について、その動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図10】従来例の燃料制御装置について、その動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図11】従来例の燃料制御装置について、その動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 2 燃焼室 3 吸気通路 3a サージタンク 4 排気通路 5 吸気弁 6 排気弁 7 エアクリーナ 8 スロットル弁 9 電磁式燃料噴射弁(インジェクタ) 9a インジェクタソレノイド 10 三元触媒 11A 第1バイパス通路 12 ステッパモータ弁(STM弁) 12a 弁体 12b ステッパモータ(ISC用アクチュエータ) 12c バネ 13 ファーストアイドルエアバルブ 15 燃料圧調節器 16 点火プラグ 17 エアフローセンサ(吸気量センサ) 18 吸気温センサ 19 大気圧センサ 20 スロットルポジションセンサ 21 アイドルスイッチ 22 O2 センサ 23 水温センサ 24 クランク角センサ(エンジン回転数センサ) 25 ECU 26 CPU(演算装置) 28 入力インタフェース 29 アナログ/ディジタルコンバータ 30 車速センサ 35 入力インタフェース 36 ROM(記憶手段) 37 RAM 39 噴射ドライバ 40 点火ドライバ 41 パワートランジスタ 42 点火コイル 43 ディストリビュータ 44 ISCドライバ 46 EGRドライバ 80 排気再循環通路(EGR通路) 81 EGR弁 81a 弁体 81b ダイアフラム式アクチュエータ 82 パイロット通路 83 ERG弁制御用電磁弁 83a ソレノイド 101 クランク角検出手段 102 気筒判別手段 103 吸気量検出手段 104 制御手段 105 燃料噴射手段 106 同時噴射量マップ 107 同時噴射手段 108 順次噴射手段 109 燃料噴射量算出手段 221 回転部材 221A 第1のベーン 221B 第2のベーン 221C 第3のベーン 222 検出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関の各気筒の特定クランク
    角位置に同期してクランク角信号を出力するクランク角
    検出手段と、 上記内燃機関の特定気筒を識別して気筒識別信号を出力
    する気筒判別手段と、 各気筒ごとに配設され燃料を噴射して同各気筒に燃料を
    供給する燃料噴射弁と、 同燃料噴射弁の駆動を制御する制御手段とをそなえ、 上記制御手段が、 上記内燃機関のクランキング開始後、上記クランク角信
    号の第1出力により上記燃料噴射弁から燃料を同時噴射
    させ、その後、上記気筒識別が完了するまである所定回
    数ごとの上記クランク角信号の出力に応じて同時噴射を
    繰り返すとともに、 上記気筒識別が完了した後、このとき燃料噴射を行なわ
    れるべき先頭燃料供給気筒から順次燃料を供給すること
    を特徴とする、燃料制御装置。
  2. 【請求項2】 上記先頭燃料供給気筒が、 気筒識別完了直前の同時噴射時に吸気行程にあった気筒
    であることを特徴とする、請求項1記載の燃料制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記クランク角信号の第1出力により同
    時噴射される際の燃料噴射量は、予め設定されたマップ
    に基づいて決定されたものであり、 且つ、その後の同時噴射時の燃料噴射量は吸気量検出手
    段の出力に基づいて算出されたものであることを特徴と
    する、請求項1または請求項2記載の燃料制御装置。
  4. 【請求項4】 上記吸気検出手段がエアフローセンサで
    構成されたことを特徴とする、請求項3記載の燃料制御
    装置。
  5. 【請求項5】 上記所定回数が気筒数に対応して設定さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の燃料制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242736A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンの燃料噴射制御装置

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