JPH0940263A - シート状体の収納装置 - Google Patents
シート状体の収納装置Info
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- JPH0940263A JPH0940263A JP21258395A JP21258395A JPH0940263A JP H0940263 A JPH0940263 A JP H0940263A JP 21258395 A JP21258395 A JP 21258395A JP 21258395 A JP21258395 A JP 21258395A JP H0940263 A JPH0940263 A JP H0940263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート状体を安定して収納するシート状体の
収納装置を提供する。 【解決手段】 可動支持板45をシート状体Pの面の積
載方向に移動し得るように弾性部材46によって保持
し、可動支持板45に積載収納されるシート状体Pの重
量による弾性部材46の変形に伴って、可動支持板45
が移動することにより、排出口41とトレイ44Aに積
載収納されている最上位のシート状体Pの面とが所定の
位置関係を保持する。排出口41から落下するシート状
体Pの挙動をシート状体Pの収納量に関わらず安定して
収納できる。
収納装置を提供する。 【解決手段】 可動支持板45をシート状体Pの面の積
載方向に移動し得るように弾性部材46によって保持
し、可動支持板45に積載収納されるシート状体Pの重
量による弾性部材46の変形に伴って、可動支持板45
が移動することにより、排出口41とトレイ44Aに積
載収納されている最上位のシート状体Pの面とが所定の
位置関係を保持する。排出口41から落下するシート状
体Pの挙動をシート状体Pの収納量に関わらず安定して
収納できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出口から起立姿
勢で排出されるシート状体を起立姿勢に対して所定角度
傾斜した状態で積載収納するシート状体の収納装置に関
する。
勢で排出されるシート状体を起立姿勢に対して所定角度
傾斜した状態で積載収納するシート状体の収納装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、小切手や手形等の幅方向に狭く
長手方向に長い媒体(以下、シート状体という)に印刷
処理を行うプリンタの概略斜視図である。プリンタ1の
ホッパ部2にセットされた未印刷のシート状体は、図示
しない搬送手段によって印刷部3に一枚ずつ搬送されて
印刷処理される。印刷処理がなされたシート状体Pは、
上記搬送手段によってスタッカ部(以下、シート状体の
収納装置という)4に排出され積載収納される。
長手方向に長い媒体(以下、シート状体という)に印刷
処理を行うプリンタの概略斜視図である。プリンタ1の
ホッパ部2にセットされた未印刷のシート状体は、図示
しない搬送手段によって印刷部3に一枚ずつ搬送されて
印刷処理される。印刷処理がなされたシート状体Pは、
上記搬送手段によってスタッカ部(以下、シート状体の
収納装置という)4に排出され積載収納される。
【0003】図5は、図4においてシート状体の収納装
置4をX方向から見た要部断面図である。シート状体P
は、搬送ローラRによって付与された搬送力によって、
排出口41から起立姿勢で排出される。排出口41から
排出されるシート状体Pは、その下部が傾斜案内片Gの
傾斜面によって図5において左方に湾曲されつつ下方に
落下する。シート状体Pは、上述のように湾曲されるこ
とにより、面及び下辺がそれぞれ支持板42,43に保
持されるような姿勢で自然落下してトレイ44に積載収
納される。上記支持板42,43は、排出口41から起
立姿勢で排出されるシート状体Pをその面が起立姿勢に
対して所定角度傾斜した状態で積載収納するように、そ
れぞれ起立姿勢のシート状体Pを中心にして45度づつ
傾斜している。
置4をX方向から見た要部断面図である。シート状体P
は、搬送ローラRによって付与された搬送力によって、
排出口41から起立姿勢で排出される。排出口41から
排出されるシート状体Pは、その下部が傾斜案内片Gの
傾斜面によって図5において左方に湾曲されつつ下方に
落下する。シート状体Pは、上述のように湾曲されるこ
とにより、面及び下辺がそれぞれ支持板42,43に保
持されるような姿勢で自然落下してトレイ44に積載収
納される。上記支持板42,43は、排出口41から起
立姿勢で排出されるシート状体Pをその面が起立姿勢に
対して所定角度傾斜した状態で積載収納するように、そ
れぞれ起立姿勢のシート状体Pを中心にして45度づつ
傾斜している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなシート状
体の収納装置にあっては、排出口41とトレイ44に積
載されているシート状体Pの最上面との位置関係及び両
者間の距離(以下、落下距離という)は、トレイ44に
収納されているシート状体Pの収納量に応じて変化す
る。シート状体Pの収納量が少なく、従って上記落下距
離が長い場合には、シート状体Pは、排出口41から自
然落下する間に飛行するために挙動が不安定となり、シ
ート状体の端部が揃わず斜め状態で収納されることが多
い。このように、シート状体Pが不安定な姿勢でトレイ
44に収納されると、そのシート状体Pに対して、続い
て排出されるシート状体Pが衝突してジャムを引き起こ
したり、シート状体Pが反転したりするなどの収納不良
が生じる。本発明は、このような事情に基づいてなされ
たもので、その目的は、シート状体の収納量に関わら
ず、シート状体を安定して収納することができるシート
状体の収納装置に関する。
体の収納装置にあっては、排出口41とトレイ44に積
載されているシート状体Pの最上面との位置関係及び両
者間の距離(以下、落下距離という)は、トレイ44に
収納されているシート状体Pの収納量に応じて変化す
る。シート状体Pの収納量が少なく、従って上記落下距
離が長い場合には、シート状体Pは、排出口41から自
然落下する間に飛行するために挙動が不安定となり、シ
ート状体の端部が揃わず斜め状態で収納されることが多
い。このように、シート状体Pが不安定な姿勢でトレイ
44に収納されると、そのシート状体Pに対して、続い
て排出されるシート状体Pが衝突してジャムを引き起こ
したり、シート状体Pが反転したりするなどの収納不良
が生じる。本発明は、このような事情に基づいてなされ
たもので、その目的は、シート状体の収納量に関わら
ず、シート状体を安定して収納することができるシート
状体の収納装置に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、排出口から起
立姿勢で排出されるシート状体をその面が起立姿勢に対
して所定角度傾斜した状態でトレイに積載収納するシー
ト状体の収納装置において、シート状体の下辺を支持す
る固定支持板と、前記シート状体の下面を支持する可動
支持板とを設け、前記可動支持板を前記シート状体の積
載方向に移動し得るように弾性部材によって保持し、前
記可動支持板に積載収納される前記シート状体の重量に
応じて前記弾性部材に生じる変形に伴って、前記可動支
持板が移動することにより、前記排出口と前記トレイに
積載収納されている最上位のシート状体の面とが所定の
位置関係を保持するようにしたことを特徴としている。
立姿勢で排出されるシート状体をその面が起立姿勢に対
して所定角度傾斜した状態でトレイに積載収納するシー
ト状体の収納装置において、シート状体の下辺を支持す
る固定支持板と、前記シート状体の下面を支持する可動
支持板とを設け、前記可動支持板を前記シート状体の積
載方向に移動し得るように弾性部材によって保持し、前
記可動支持板に積載収納される前記シート状体の重量に
応じて前記弾性部材に生じる変形に伴って、前記可動支
持板が移動することにより、前記排出口と前記トレイに
積載収納されている最上位のシート状体の面とが所定の
位置関係を保持するようにしたことを特徴としている。
【0006】本発明は、上記構成において、可動支持板
の下端部をシート状体の下辺と平行な軸回りに軸支する
とともに、可動支持板を前記シート状体の積載方向と平
行方向に案内する案内手段と、固定支持板に対して可動
支持板がなす角度を変化させることにより、可動支持板
及び固定支持板が支持するシート状体の荷重の比率を変
化させる角度調整手段とを有することを特徴としてい
る。
の下端部をシート状体の下辺と平行な軸回りに軸支する
とともに、可動支持板を前記シート状体の積載方向と平
行方向に案内する案内手段と、固定支持板に対して可動
支持板がなす角度を変化させることにより、可動支持板
及び固定支持板が支持するシート状体の荷重の比率を変
化させる角度調整手段とを有することを特徴としてい
る。
【0007】また、本発明は、上記角度調整手段が、可
動支持板の下面側に設けられ、下方から上方に向かって
上り傾斜する傾斜部材と、弾性部材をそれが前記傾斜部
材に当接する位置を上下方向に変更して固定する位置調
整板とを備えたことを特徴としている。
動支持板の下面側に設けられ、下方から上方に向かって
上り傾斜する傾斜部材と、弾性部材をそれが前記傾斜部
材に当接する位置を上下方向に変更して固定する位置調
整板とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明のシート状体の収納装置
の第1の実施の形態を示す要部断面図である。なお、図
1において、従来例を示す図4及び図5と同一または相
当する部材には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
して説明する。図1は、本発明のシート状体の収納装置
の第1の実施の形態を示す要部断面図である。なお、図
1において、従来例を示す図4及び図5と同一または相
当する部材には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0009】まず、図1を参照して構成について説明す
ると、シート状体Pの下面を支持する可動支持板45が
シート状体Pの下辺を支持する固定支持板42と平行に
設けられている。可動支持板45と固定支持板42との
間には、弾性部材46が介装されている。可動支持板4
5は、弾性部材46の変形に伴って、シート状体Pの面
と直角方向、すなわちシート状体Pの積載方向に移動し
得るように保持されている。
ると、シート状体Pの下面を支持する可動支持板45が
シート状体Pの下辺を支持する固定支持板42と平行に
設けられている。可動支持板45と固定支持板42との
間には、弾性部材46が介装されている。可動支持板4
5は、弾性部材46の変形に伴って、シート状体Pの面
と直角方向、すなわちシート状体Pの積載方向に移動し
得るように保持されている。
【0010】上記弾性部材46は、可動支持板46が可
動支持板45に積載収納されるシート状体Pの重量に応
じて下降することにより、排出口41とトレイ44Aに
積載収納されている最上位のシート状体Pの面とがシー
ト状体Pを安定して収納し得る所定の位置関係を保持し
得る弾性係数を有している。すなわち、排出口41から
トレイ44Aに積載収納されている最上位のシート状体
Pの面までの落下距離Hがシート状体Pを安定して収納
し得る所定距離に保持されるようになっている。
動支持板45に積載収納されるシート状体Pの重量に応
じて下降することにより、排出口41とトレイ44Aに
積載収納されている最上位のシート状体Pの面とがシー
ト状体Pを安定して収納し得る所定の位置関係を保持し
得る弾性係数を有している。すなわち、排出口41から
トレイ44Aに積載収納されている最上位のシート状体
Pの面までの落下距離Hがシート状体Pを安定して収納
し得る所定距離に保持されるようになっている。
【0011】上記構成によれば、トレイ44Aに積載収
納されるシート状体Pの量が少ないときには、可動支持
板45は上方に位置しているが、シート状体Pの量が多
くなるにつれて、可動支持板45はシート状体Pの重量
による弾性部材46の変形に伴って下方に移動する。こ
の際、排出口41とトレイ44Aに積載収納されている
最上位のシート状体Pの面とは、シート状体Pを安定し
て収納し得る所定の位置関係を保持している。したがっ
て、シート状体Pは、排出口41から自然落下する際
に、その挙動がシート状体の収納量に関わらず安定化さ
れるため、トレイ44Aに端部が揃った安定した状態で
収納される。シート状体Pが安定姿勢でトレイ44Aに
収納されると、後続するシート状体Pが排出された際
に、互いに衝突してジャムを引き起こしたり、反転した
りするなどの収納不良が生じることを防止することがで
きる。
納されるシート状体Pの量が少ないときには、可動支持
板45は上方に位置しているが、シート状体Pの量が多
くなるにつれて、可動支持板45はシート状体Pの重量
による弾性部材46の変形に伴って下方に移動する。こ
の際、排出口41とトレイ44Aに積載収納されている
最上位のシート状体Pの面とは、シート状体Pを安定し
て収納し得る所定の位置関係を保持している。したがっ
て、シート状体Pは、排出口41から自然落下する際
に、その挙動がシート状体の収納量に関わらず安定化さ
れるため、トレイ44Aに端部が揃った安定した状態で
収納される。シート状体Pが安定姿勢でトレイ44Aに
収納されると、後続するシート状体Pが排出された際
に、互いに衝突してジャムを引き起こしたり、反転した
りするなどの収納不良が生じることを防止することがで
きる。
【0012】ところで、シート状体の収納装置は、短辺
(幅)の寸法が同一で、長辺の長さが異なる複数種類の
シート状体を取扱う場合がある。この場合には、トレイ
44Aを、その長手方向に対して伸縮可能な機構とし
て、長辺の長さが異なるシート状体に対応してトレイ4
4Aを伸縮すればよい。なお、このようなトレイの伸縮
機構は従来から知られているので説明は省く。しかしな
がら、シート状体Pは、その長辺の長さが異なれば、当
然1枚当たりの重量が異なる。したがって、上述した第
1の実施の形態のように、弾性部材46の弾性係数が固
定されていると、トレイ44Aに積載収納されるシート
状体Pの収納量と、可動支持板45の移動量との対応が
意図したようには得られず、従って、排出口41からト
レイ44Aに積載収納されている最上位のシート状体P
の面までの落下距離Hを一定に保持することが難しい。
(幅)の寸法が同一で、長辺の長さが異なる複数種類の
シート状体を取扱う場合がある。この場合には、トレイ
44Aを、その長手方向に対して伸縮可能な機構とし
て、長辺の長さが異なるシート状体に対応してトレイ4
4Aを伸縮すればよい。なお、このようなトレイの伸縮
機構は従来から知られているので説明は省く。しかしな
がら、シート状体Pは、その長辺の長さが異なれば、当
然1枚当たりの重量が異なる。したがって、上述した第
1の実施の形態のように、弾性部材46の弾性係数が固
定されていると、トレイ44Aに積載収納されるシート
状体Pの収納量と、可動支持板45の移動量との対応が
意図したようには得られず、従って、排出口41からト
レイ44Aに積載収納されている最上位のシート状体P
の面までの落下距離Hを一定に保持することが難しい。
【0013】したがって、弾性部材46の弾性係数を上
記1枚当たりの重量に応じてきめ細かく調整すること
が、落下距離Hを一定に保持する際に必要となる。この
ため、弾性係数の異なる複数の弾性部材46を予め用意
しておき、シート状体Pの種類(1枚当たりの重量)に
応じて、上記弾性部材を交換することが考えられるが、
機構の複雑化を招くだけでなく手間もかかる点で現実的
とはいえない。
記1枚当たりの重量に応じてきめ細かく調整すること
が、落下距離Hを一定に保持する際に必要となる。この
ため、弾性係数の異なる複数の弾性部材46を予め用意
しておき、シート状体Pの種類(1枚当たりの重量)に
応じて、上記弾性部材を交換することが考えられるが、
機構の複雑化を招くだけでなく手間もかかる点で現実的
とはいえない。
【0014】このため、上記不都合を生じることなく、
1枚当たりの重量が異なる複数種類のシート状体に対し
て安定した積載収納を行うことができるシート状体の収
納装置について説明する。図2(a)〜図2(c)は、
本発明の第2の実施の形態を示す要部の動作説明図であ
り、図3は、図2の調整板を下方から見た状態を示す説
明図である。
1枚当たりの重量が異なる複数種類のシート状体に対し
て安定した積載収納を行うことができるシート状体の収
納装置について説明する。図2(a)〜図2(c)は、
本発明の第2の実施の形態を示す要部の動作説明図であ
り、図3は、図2の調整板を下方から見た状態を示す説
明図である。
【0015】図2(a)〜図2(c)において、固定支
持板43及び可動支持板45によってトレイ44Bが構
成されている。可動支持板45の下端部に突設されたピ
ン45aは、筐体側に固定されたガイド部材(案内手
段)47のガイド溝47aに挿通されている。ガイド溝
47aは、固定支持板43の上面と平行となるように設
けられている。これにより、可動支持板45は、ガイド
部材47によって、ピン45aを支点にして回動自在に
支持されるともに、固定支持板43と平行方向に、すな
わちシート状体Pの積載方向と平行方向に案内されてい
る。
持板43及び可動支持板45によってトレイ44Bが構
成されている。可動支持板45の下端部に突設されたピ
ン45aは、筐体側に固定されたガイド部材(案内手
段)47のガイド溝47aに挿通されている。ガイド溝
47aは、固定支持板43の上面と平行となるように設
けられている。これにより、可動支持板45は、ガイド
部材47によって、ピン45aを支点にして回動自在に
支持されるともに、固定支持板43と平行方向に、すな
わちシート状体Pの積載方向と平行方向に案内されてい
る。
【0016】一方、可動支持板45の下面側には、下方
から上方に向かって上り傾斜する傾斜部材48が設けら
れている。弾性部材46の上端部には、傾斜部材48の
所定位置に設けられた係合孔48a,48b,48cと
係合及び離脱するピン46aが突設されている。
から上方に向かって上り傾斜する傾斜部材48が設けら
れている。弾性部材46の上端部には、傾斜部材48の
所定位置に設けられた係合孔48a,48b,48cと
係合及び離脱するピン46aが突設されている。
【0017】図3に示すように、弾性部材46の下端部
は、筐体側に固定された位置調整板49の調整溝49a
に挿通された固定ねじ46bによって、調整溝49aの
所定位置で固定し得るようになっている。
は、筐体側に固定された位置調整板49の調整溝49a
に挿通された固定ねじ46bによって、調整溝49aの
所定位置で固定し得るようになっている。
【0018】傾斜部材48の係合孔48a,48b,4
8c(図2のみに示す)は、調整溝49aに形成された
長さの異なる3つの縦溝の上縁部の位置Ya,Yb,Y
cのそれぞれに対応する位置に設けられている。なお、
各縦溝の横方向の位置(シート状体Pの長手方向の位
置)は、長さの異なる3種類のシート状体Pのそれぞれ
中央位置となるように設けられている。
8c(図2のみに示す)は、調整溝49aに形成された
長さの異なる3つの縦溝の上縁部の位置Ya,Yb,Y
cのそれぞれに対応する位置に設けられている。なお、
各縦溝の横方向の位置(シート状体Pの長手方向の位
置)は、長さの異なる3種類のシート状体Pのそれぞれ
中央位置となるように設けられている。
【0019】弾性部材46の固定ねじ46bを、調整溝
49aの位置Ya,Yb,Ycのそれぞれに固定したと
きに、弾性部材46のピン46aが傾斜部材48の係合
孔48a,48b,48cのそれぞれに係合するように
なっている。
49aの位置Ya,Yb,Ycのそれぞれに固定したと
きに、弾性部材46のピン46aが傾斜部材48の係合
孔48a,48b,48cのそれぞれに係合するように
なっている。
【0020】図2(a)〜図2(c)に示すように、弾
性部材46のピン46aが傾斜部材48の係合孔48a
〜48cに係合すると、傾斜部材48の傾斜により、可
動支持板45の傾斜は、ピン45aを支点にして3段階
に変化する。すなわち、位置調整板49によって、弾性
部材46が傾斜部材48に当接する位置を上下方向に変
更して固定することができる。
性部材46のピン46aが傾斜部材48の係合孔48a
〜48cに係合すると、傾斜部材48の傾斜により、可
動支持板45の傾斜は、ピン45aを支点にして3段階
に変化する。すなわち、位置調整板49によって、弾性
部材46が傾斜部材48に当接する位置を上下方向に変
更して固定することができる。
【0021】また、前述したように、各縦溝の横方向の
位置、すなわち調整溝49aの位置Ya,Yb,Ycの
横方向の位置は、長さの異なる3種類のシート状体Pの
それぞれ中央位置に対応しているので、長さの異なる各
シート状体Pの中央位置に弾性部材46を対応して位置
付けることにより、弾性部材46は、長さの異なるシー
ト状体Pをその中央位置でバランスよく支持することが
できる。
位置、すなわち調整溝49aの位置Ya,Yb,Ycの
横方向の位置は、長さの異なる3種類のシート状体Pの
それぞれ中央位置に対応しているので、長さの異なる各
シート状体Pの中央位置に弾性部材46を対応して位置
付けることにより、弾性部材46は、長さの異なるシー
ト状体Pをその中央位置でバランスよく支持することが
できる。
【0022】次に、図2(a)〜図2(c)を参照して
動作を説明する。前述したように、弾性部材46の位置
を3段階に変化させることによって、可動支持板45の
傾斜角度を3段階に変化することができる。積載収納さ
れたシート状体Pの重量は、可動支持板45及び固定支
持板43によって分配して支持される。ここで、可動支
持板45が垂直姿勢に近付くほど、可動支持板45が支
持する重量(分力)が減少する一方、固定支持板43に
作用する重量(分力)が増大する。これに対して、可動
支持板45が水平姿勢に近付くほど、可動支持板45が
支持する重量(分力)が増大する一方、固定支持板43
に作用する重量(分力)が減少する。ここで、上記重量
(分力)は、可動支持板45及び固定支持板43に対し
て直角に作用する力である。
動作を説明する。前述したように、弾性部材46の位置
を3段階に変化させることによって、可動支持板45の
傾斜角度を3段階に変化することができる。積載収納さ
れたシート状体Pの重量は、可動支持板45及び固定支
持板43によって分配して支持される。ここで、可動支
持板45が垂直姿勢に近付くほど、可動支持板45が支
持する重量(分力)が減少する一方、固定支持板43に
作用する重量(分力)が増大する。これに対して、可動
支持板45が水平姿勢に近付くほど、可動支持板45が
支持する重量(分力)が増大する一方、固定支持板43
に作用する重量(分力)が減少する。ここで、上記重量
(分力)は、可動支持板45及び固定支持板43に対し
て直角に作用する力である。
【0023】したがって、可動支持板45の傾斜角度を
変化させることにより、弾性部材46が支持する負荷を
増減することができる。つまり、可動支持板45が支持
する荷重を調整することができる。これにより、シート
状体Pの1枚当たりの重量が重いときは、可動支持板4
5の傾斜角度を垂直姿勢に近付けることにより、可動支
持板45が支持する荷重を減少させることができる。一
方、シート状体Pの1枚当たりの重量が軽いときは、可
動支持板45を水平姿勢に近付けることにより、可動支
持板45が支持する荷重を増大させることができる。
変化させることにより、弾性部材46が支持する負荷を
増減することができる。つまり、可動支持板45が支持
する荷重を調整することができる。これにより、シート
状体Pの1枚当たりの重量が重いときは、可動支持板4
5の傾斜角度を垂直姿勢に近付けることにより、可動支
持板45が支持する荷重を減少させることができる。一
方、シート状体Pの1枚当たりの重量が軽いときは、可
動支持板45を水平姿勢に近付けることにより、可動支
持板45が支持する荷重を増大させることができる。
【0024】上述のように、可動支持板45の傾斜角度
を上記1枚当たりの重量に応じてきめ細かく調整するこ
とによって、上記可動支持板45が支持するシート状体
Pの1枚当たりの荷重が常に同一となるように調整でき
る。この結果、1枚当たりの重量が異なるシート状体P
に対しても、排出口41からトレイ44Bに積載収納さ
れている最上位のシート状体Pの面までの落下距離Hを
一定に保持することができる。しかも、弾性部材46を
交換する場合と比較して、簡素な構成で済み、かつ、手
間もかからないという利点がある。
を上記1枚当たりの重量に応じてきめ細かく調整するこ
とによって、上記可動支持板45が支持するシート状体
Pの1枚当たりの荷重が常に同一となるように調整でき
る。この結果、1枚当たりの重量が異なるシート状体P
に対しても、排出口41からトレイ44Bに積載収納さ
れている最上位のシート状体Pの面までの落下距離Hを
一定に保持することができる。しかも、弾性部材46を
交換する場合と比較して、簡素な構成で済み、かつ、手
間もかからないという利点がある。
【0025】なお、上記第2の実施の形態の説明と請求
項の記載との対応を説明しておくと、傾斜部材48と、
位置調整板49とによって、可動支持板45及び固定支
持板43が支持するシート状体Pの荷重の比率を変化さ
せる「角度調整手段」が構成されている。
項の記載との対応を説明しておくと、傾斜部材48と、
位置調整板49とによって、可動支持板45及び固定支
持板43が支持するシート状体Pの荷重の比率を変化さ
せる「角度調整手段」が構成されている。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシート状
体の収納装置によれば、可動支持板をシート状体の積載
方向に移動し得るように弾性部材によって保持し、可動
支持板に積載収納されるシート状体の重量に応じて弾性
部材に生じる変形に伴って、可動支持板が移動すること
により、排出口とトレイに積載収納されている最上位の
シート状体の面とが所定の位置関係を保持するようにし
たので、シート状体は、排出口から自然落下する際に、
その挙動がシート状体の収納量に影響されることなく安
定して収納される。したがって、ジャムを引き起こした
り、反転したりするなどの収納不良が生じることを防止
することができる。
体の収納装置によれば、可動支持板をシート状体の積載
方向に移動し得るように弾性部材によって保持し、可動
支持板に積載収納されるシート状体の重量に応じて弾性
部材に生じる変形に伴って、可動支持板が移動すること
により、排出口とトレイに積載収納されている最上位の
シート状体の面とが所定の位置関係を保持するようにし
たので、シート状体は、排出口から自然落下する際に、
その挙動がシート状体の収納量に影響されることなく安
定して収納される。したがって、ジャムを引き起こした
り、反転したりするなどの収納不良が生じることを防止
することができる。
【0027】また、可動支持板の下端部をシート状体の
下辺と平行な軸回りに軸支するとともに、可動支持板を
前記シート状体の積載方向と平行方向に案内する案内手
段と、固定支持板に対して可動支持板がなす角度を変化
させることにより、可動支持板及び固定支持板が支持す
るシート状体の荷重の比率を変化させる角度調整手段と
を有する場合には、可動支持板の傾斜角度を変化させる
ことにより、可動支持板が支持するシート状体Pの1枚
当たりの荷重が常に同一となるように調整することがで
きる。したがって、1枚当たりの重量が異なるシート状
体に対しても、排出口とトレイに積載収納されている最
上位のシート状体の面との位置関係を一定に保持するこ
とができる。
下辺と平行な軸回りに軸支するとともに、可動支持板を
前記シート状体の積載方向と平行方向に案内する案内手
段と、固定支持板に対して可動支持板がなす角度を変化
させることにより、可動支持板及び固定支持板が支持す
るシート状体の荷重の比率を変化させる角度調整手段と
を有する場合には、可動支持板の傾斜角度を変化させる
ことにより、可動支持板が支持するシート状体Pの1枚
当たりの荷重が常に同一となるように調整することがで
きる。したがって、1枚当たりの重量が異なるシート状
体に対しても、排出口とトレイに積載収納されている最
上位のシート状体の面との位置関係を一定に保持するこ
とができる。
【0028】角度調整手段が可動支持板の下面側に設け
られ、下方から上方に向かって上り傾斜する傾斜部材
と、弾性部材をそれが傾斜部材に当接する位置を上下方
向に変更して固定する位置調整板とを備えている場合に
は、簡素な構成によって、可動支持板の傾斜を変更する
ことができる。
られ、下方から上方に向かって上り傾斜する傾斜部材
と、弾性部材をそれが傾斜部材に当接する位置を上下方
向に変更して固定する位置調整板とを備えている場合に
は、簡素な構成によって、可動支持板の傾斜を変更する
ことができる。
【図1】本発明のシート状体の収納装置の第1の実施の
形態を示す要部断面図である。
形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明のシート状体の収納装置の第2の実施の
形態を示す要部の動作説明図である。
形態を示す要部の動作説明図である。
【図3】図2の調整板を下方から見た状態を示す説明図
である。
である。
【図4】従来装置を具備するプリンタの概略斜視図であ
る。
る。
【図5】図4をX方向から見た要部断面図である。
41 排出口 43 固定支持板 44A,44B トレイ 45 可動支持板 46 弾性部材 47 ガイド部材(支持手段) 48 傾斜部材 49 位置調整板 P シート状体
Claims (3)
- 【請求項1】排出口から起立姿勢で排出されるシート状
体をその面が起立姿勢に対して所定角度傾斜した状態で
トレイに積載収納するシート状体の収納装置において、 シート状体の下辺を支持する固定支持板と、前記シート
状体の下面を支持する可動支持板とを設け、 前記可動支持板を前記シート状体の積載方向に移動し得
るように弾性部材によって保持し、 前記可動支持板に積載収納される前記シート状体の重量
に応じて前記弾性部材に生じる変形に伴って、前記可動
支持板が移動することにより、 前記排出口と前記トレイに積載収納されている最上位の
シート状体の面とが所定の位置関係を保持するようにし
たこと、 を特徴とするシート状体の収納装置。 - 【請求項2】可動支持板の下端部をシート状体の下辺と
平行な軸回りに軸支するとともに、可動支持板を前記シ
ート状体の積載方向と平行方向に案内する案内手段と、 固定支持板に対して可動支持板がなす角度を変化させる
ことにより、可動支持板及び固定支持板が支持するシー
ト状体の荷重の比率を変化させる角度調整手段とを有す
ること、 を特徴とする請求項1記載のシート状体の収納装置。 - 【請求項3】角度調整手段は、 可動支持板の下面側に設けられ、下方から上方に向かっ
て上り傾斜する傾斜部材と、 弾性部材をそれが前記傾斜部材に当接する位置を上下方
向に変更して固定する位置調整板とを備えたこと、 を特徴とする請求項2記載のシート状体の収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21258395A JPH0940263A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | シート状体の収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21258395A JPH0940263A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | シート状体の収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940263A true JPH0940263A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16625111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21258395A Pending JPH0940263A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | シート状体の収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940263A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7635121B2 (en) | 2007-06-13 | 2009-12-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet folding apparatus and sheet finishing system |
US7862027B2 (en) | 2007-06-13 | 2011-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet loader, sheet folding apparatus, and sheet finishing system |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP21258395A patent/JPH0940263A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7635121B2 (en) | 2007-06-13 | 2009-12-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet folding apparatus and sheet finishing system |
US7784777B2 (en) | 2007-06-13 | 2010-08-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet loader, sheet folding apparatus, and sheet finishing system |
US7845628B2 (en) | 2007-06-13 | 2010-12-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet loader, sheet folding apparatus, and sheet finishing system |
US7862027B2 (en) | 2007-06-13 | 2011-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet loader, sheet folding apparatus, and sheet finishing system |
US7959145B2 (en) | 2007-06-13 | 2011-06-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for loading a folded sheet bundle |
US8066272B2 (en) | 2007-06-13 | 2011-11-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet loading apparatus |
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