JPH0940123A - 被検索物管理システム - Google Patents

被検索物管理システム

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JPH0940123A
JPH0940123A JP7185847A JP18584795A JPH0940123A JP H0940123 A JPH0940123 A JP H0940123A JP 7185847 A JP7185847 A JP 7185847A JP 18584795 A JP18584795 A JP 18584795A JP H0940123 A JPH0940123 A JP H0940123A
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啓治 伊津野
Mitsuharu Nishiguchi
満晴 西口
Akito Yamashita
章人 山下
Kakuo Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の被検索物を多目的で迅速且つ簡易に機
能性高く検索表示し得ると共に、被検索物に付設されて
固有な情報が持たされる識別体に電子回路を備えること
無く簡素に構成され得る被検索物管理システムを提供す
ること。 【解決手段】 このファイル検索管理システムでは、各
棚板上に載置される被検索物に付設される識別表示部2
aを有する識別用板2の識別コードを識別コード検出部
8で検出し、そのコード検出信号に基づく情報処理の結
果により各棚板に設けられた情報処理管理部6からの制
御指示により光学素子制御部7が複数の有色発光素子
(赤色LED,緑色LED)の発光を制御して識別表示
部2aを異なる発光色で分類別に選定指定して可視表示
する。情報処理管理部6には被検索物の収納番号が記憶
されており、特定の識別表示部2aを表示する際、上位
装置側で動作指示するか、通信I/F(インターフェー
ス)9で操作指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として医療ファ
イル等に代表される被検索物を検索して該当部分に対す
る表示制御を行うことで被検索物を検索管理する被検索
物管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にファイル等の被検索物を検
索管理する場合、その数が多ければ被検索物の種類別に
応じて分類して保管を行っている。又、被検索物の中か
ら必要なものを探し出す作業は通常手作業により行われ
ている。
【0003】ところが、手作業による被検索物の検索が
煩雑であるため、近年では被検索物を自動で検索するシ
ステムも開発されている。こうした例としては特開平1
−98067号公報に開示されたファイル等被検索物の
個別検索装置や、特公平3−48877号公報に開示さ
れたファイル検索システム等が挙げられる。
【0004】前者の被検索物の個別検索装置では、コン
ピュータ本体に複数の発振機を接続し、これらの各発振
機から各々デジタル信号を受信するための受信機をそれ
ぞれ多数の被検索物に直接的,又は間接的に具備させ、
更に被検索物には受信機がデジタル信号を受信したとき
に外部に表示するための表示器を取り付けた構成となっ
ている。この個別検索装置の場合、各被検索物はコンピ
ュータから発振機を通して発振されるデジタル信号のう
ちの各被検索物が有する固有番地に対応するものだけに
受信応答すると共に、被検索物に取り付けられた表示器
によってデジタル信号に受信応答したことを外部に表示
させることができるため、多数の被検索物の中からコン
ピュータによって選別された所望の被検索物の存在をそ
の表示器によって知ることができる。これにより、手作
業による場合と比べて多数の被検索物の中から所望の被
検索物をずっと簡単に探し出すことができる。
【0005】一方、後者のファイル検索システムでは、
検索者によって入力される親側ファイル番号データを検
索親器から超音波で出力し、被検索物としてのファイル
に付設される検索子器で超音波を入力して得た親側ファ
イル番号データと予め設定された固有の子側ファイル番
号データとを比較し、一致した場合にのみ検索子器側に
設けられた表示部に対する発光表示を行う。このファイ
ル検索システムの場合、ファイルを収納するための特別
な棚構造を必要とせず、しかもファイルを番号順に配列
したり、或いは背面を並べて配列する必要が無いため、
ファイルの数が多くても各ファイルに対する整理・整頓
の管理面で便宜が計られるものとなっている。
【0006】ところで、最近では特開平6−21131
8号公報に開示されているように、コンピュータを介し
て所望の被検索物が被検時に置棚の被検索物載置棚に載
置されて収納されているかを確実に管理できるようにし
たファイル等の被検索物の個別検索装置が提案されてい
る。この被検索物の個別検索装置では、ホストコンピュ
ータからの指令により所定の検索信号を発する発信装置
が被検索物載置棚の長手方向に沿って配置されると共
に、被検索物には発信装置に接続可能で識別可能な表示
手段を有する受信装置を具備させ、発信装置に接続され
た被検索物の中から所望のものをその表示手段を外部表
示させて瞬時に保管場所を検索可能とし、受信装置用の
駆動電源を発信装置から受信装置へ供給することによっ
て受信装置(被検索物に付設されて固有な情報が持たさ
れる識別体)毎に電源を備えなくても済むようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平1−9
8067号公報に開示されたファイル等被検索物の個別
検索装置の場合、各被検索物にそれぞれデジタル信号を
使用するためのマイクロコンピュータ,メモリ,通信回
路,及びそれに電源供給を行うための電源部を含む電子
回路を有する受信機が備えられる構成であるため、被検
索物が多数あればそれらに付設される受信機もそれに応
じた個数が必要となるため、コスト的に割高になり易い
上、それらのメンテナンスに手間がかかってしまうばか
りでなく、受信機が故障するとその交換作業にも手間が
かかるという問題がある。
【0008】又、特公平3−48877号公報に開示さ
れたファイル検索システムの場合、ファイルの配列を自
由にできる長所はあるが、その構成上、超音波を使用す
るために上述した電子回路と同等な構成のものが検索子
器側に備えられる必要があり、この場合にも上述した各
被検索物に受信機を備える場合と同様な問題がある。
【0009】特に、このファイル検索システムで電子回
路の電源部における一例として太陽電池を用いた場合を
開示しているが、太陽電池を使用すると例えば特別室等
の日当たりが悪くて照明による光量を十分に確保できな
い条件下で使用される場合のように、太陽電池の設置箇
所に制約があると安定した蓄電が得られなくなって適用
し難くなってしまう。
【0010】更に、特開平6−211318号公報に開
示されたファイル等の被検索物の個別検索装置の場合、
受信装置(被検索物に付設されて固有な情報が持たされ
る識別体)毎に電源や電子回路を備えなくても済むよう
になり、しかも置棚に載置された所望の被検索物を被検
時に発信装置の表示手段を複数の異なる色で外部表示さ
せることで多目的で確実に保管場所を検索可能できると
いう利点がある。
【0011】しかしながら、この個別検索装置の場合、
検索したいファイル等の被検索物の番号(固有情報)を
管理コンピュータから信号化して検索すると共に、検索
に際して特定の発光色で発光させるための指示信号を発
信する構成上、個々に受信装置の識別番号を確かめなが
ら表示内容が知らされるものであるため、例えば被検索
物のファイルに綴じ込まれる保管文書が医療用カルテ等
のように内容的に多分類で多項目を含み、しかも緊急時
に優先順位を要して迅速な対応が求められるような場合
には円滑に運用されなくなり、被検索物の表示管理に手
間や時間がかかってしまう。
【0012】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、被検索物の数が多
くても所望の被検索物を多目的で迅速且つ簡易に機能性
高く検索表示し得ると共に、被検索物に付設されて固有
な情報が持たされる識別体に電子回路を備えること無く
簡素に構成され得る被検索物管理システムを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被検索
物に付設されて固有情報が与えられると共に、異なる発
光色で可視光表示可能な識別表示するための識別表示部
を有する識別用検索子器と、固有情報を検出して検出信
号を出力する情報検出部と、検出信号に基づいて固有情
報から識別用検索子器を識別するための情報処理を行う
情報処理管理部とを含む被検索物管理システムであっ
て、識別表示部を点灯表示させるための表示用可視光素
子と、表示用可視光素子に対する発光を制御する光学素
子制御部とを備え、情報処理管理部は、上位装置による
所定の動作指示を受けて情報処理の結果に従って光学素
子制御部に対して表示用可視光素子のうちの特定のもの
に対応する識別用検索子器における識別表示部を選定し
て発光制御させるための制御指示を行うと共に、該発光
制御により該識別表示部における異なる発光色による可
視表示を分類別に選定指定可能であり、識別用検索子器
は長手方向の一端側に固有情報が付設されると共に、短
手方向の一端側を表示用可視光素子からの発光を反射伝
達して集光することによって識別表示部と成す被検索物
管理システムが得られる。
【0014】この被検索物管理システムにおいて、識別
用検索子器が固有情報として識別コードが付設された識
別用板であり、情報検出部が識別用板から識別コードを
検出してコード検出信号を出力する識別コード検出部で
あり、情報処理管理部がコード検出信号に基づいて情報
処理を行うことや、表示用可視光素子が識別表示部を異
なる可視発光色で表示させるためにそれぞれ異なる可視
発光色を呈する複数の有色発光素子であり、光学素子制
御部は複数の有色発光素子に対して発光制御を行うもの
であり、情報処理管理部が光学素子制御部に対して複数
の有色発光素子のうちの特定のものを選定するために制
御指示を行うことは好ましい。
【0015】又、本発明によれば、上記被検索物管理シ
ステムにおいて、被検索物を載置するための所定数の棚
板を有する棚を複数含んで成るキャビネットを備え、所
定数の棚板の所定箇所にはそれぞれ情報検出部,複数の
有色発光素子,光学素子制御部,及び情報処理管理部が
設けられた被検索物管理システムが得られる。
【0016】更に、本発明によれば、上記被検索物管理
システムにおいて、情報処理管理部は被検索物に関する
付加情報を予め記憶していると共に、外部の通信インタ
ーフェースからの操作指示を受けて付加情報に従って光
学素子制御部に対して制御指示を行わせるための通信機
能を有する棚板用コンピュータである被検索物管理シス
テムが得られる。
【0017】この被検索物管理システムにおいて、棚板
用コンピュータが付加情報として所定数の棚板上におけ
る被検索物の収納番号を記憶することは好ましい。
【0018】加えて、本発明によれば、上記被検索物管
理システムにおいて、棚板用コンピュータは、上位装置
からの所定の動作指示により光学素子制御部に対する制
御指示を被検索物の収納番号を参照して所定の表示パタ
ーンで行う被検索物管理システムが得られる。
【0019】この被検索物管理システムにおいて、所定
の表示パターンが所定の発光色及び該所定の発光色と異
なる他の発光色による色替えを含むこと,所定の表示パ
ターンが指示選定された発光色に基づく所定時間におけ
る継続的な点灯を含むこと,所定の表示パターンが所定
時間におけるテンポ可変の点滅を含むことは好ましく、
更に複数の有色発光素子に関する少なくとも2種の可視
発光色が互いに色合成されて更に異なる可視発光色を呈
するものであることは好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の被
検索物管理システムについて、図面を参照して詳細に説
明する。
【0021】図1は、本発明の被検索物管理システムの
一実施例に係るファイル検索管理システムの基本構成を
示したブロック図であり、図2はそのファイル検索管理
システムに用いられる識別用板の外観を示した斜視図で
あり、図2はそのファイル検索管理システムの要部構成
である電気回路部を識別用板との関係で示したものであ
る。
【0022】このファイル検索管理システムは、それぞ
れ棚表示部3x1 〜3x7 が設けられると共に、被検索
物であるファイル1及びこれに付設される識別用検索子
器としての固有情報を有する識別用板2を所定数収納載
置するための所定数(ここでは7枚)の棚板5x1〜5x7
をぞれぞれ有する4台の棚10x1〜10x7を含む所用の
キャビネットと、各棚板5x1〜5x7にそれぞれ設けられ
た後述する電気回路部に接続された情報処理管理装置4
とから成っている。
【0023】このうち、各棚板5x1〜5x7には、図3に
示されるようにそれぞれ電気回路部を成す構成要素とし
て、識別用板2から固有情報としてのバーコード等の識
別コードを検出してコード検出信号を出力する情報検出
部としての識別コード検出部8,識別用板2の識別表示
部2aを異なる発光色による可視表示させるための表示
用可視光素子としての複数の有色発光素子(ここでは赤
色LED,緑色LEDを示す),各有色発光素子に対す
る発光を制御する光学素子制御部7,及びコード検出信
号に基づいて識別コードから識別用板2を識別するため
の情報処理を行う情報処理管理部6が設けられている。
【0024】ここで情報処理管理部6は、上位装置であ
る情報処理管理装置4による所定の動作指示を受けてコ
ード検出信号に基づいて識別コードから識別用板2を識
別するための情報処理を行い、この情報処理の結果に従
って光学素子制御部7に対して各有色発光素子のうちの
特定のものに対応する識別用板2の識別表示部2aを選
定して発光制御させるための制御指示を行う。この制御
指示に従ったLEDドライバ等で成る光学素子制御部7
による各有色発光素子に対する発光制御の結果、識別表
示部2aは異なる発光色で分類別に可視表示可能になっ
ている。
【0025】又、情報処理管理部6は、ファイル1に関
する付加情報として所定数の棚板上におけるファイル1
の収納番号を予め記憶していると共に、外部の通信I/
F(インターフェース)9からの操作指示を受けてファ
イル1の収納番号に従って光学素子制御部7に対して制
御指示を行わせるための通信機能を有している。このた
め、情報処理管理部6はCPU(中央演算処理装置)及
び記憶装置を備えると共に、I/O(入出力)及び通信
機能を備えた棚板用コンピュータから成っている。
【0026】更に、情報処理管理部6は、上位装置であ
る情報処理管理装置4からの所定の動作指示により光学
素子制御部7に対する制御指示をファイル1の収納番号
を参照して所定の表示パターンで行う。この所定の表示
パターンとしては、特定の発光色及びこれと異なる他の
発光色による色替え,指示選定された発光色に基づく所
定時間における継続的な点灯,所定時間におけるテンポ
可変の点滅等が挙げられる。ここでは、各有色発光素子
における色種選定(混合色を含む)と点灯種類の選定
(テンポ可変の点滅を含む)とを行うことにより、様々
な目的で検索表示を行うことができる。尚、各有色発光
素子はそれぞれ異なる発光色を有して特定の発光色が選
定されるものとしたが、これらに関する少なくとも2種
の可視発光色を例えば赤と緑とが混合されて黄となる場
合のように、互いに色合成されて更に異なる可視発光色
を呈するものが含まれるように選定(上述した場合では
赤色LED及び緑色LEDを同時に発光させる)し、色
合成された異なる可視発光色を使用するようにしても良
い。
【0027】識別用板2は、図2に示されるように長手
方向の一端側に識別コードが付設されると共に、短手方
向の他端側の傾斜部の傾斜面を初期的な反射面として各
有色発光素子からの発光を反射伝達して集光することに
よって短手方向の他端側に対向する一端側を識別表示部
2aと成している。尚、識別用板2が傾斜部を有さない
他の形状である場合や、識別用板2のファイル1(被検
索物)に付設される位置が図2に示した位置と異なる場
合には各有色発光素子もそれに応じて異なる位置に設け
られる。
【0028】情報処理管理装置4は、主として情報処理
管理部6に対する検索表示に際しての所定の動作指示や
それに伴う情報処理を行うための動作プログラムを格納
した端末装置としてのファイル管理コンピュータ4b
と、このファイル管理コンピュータ4bによる処理動作
を制御管理するホストコンピュータ4aとから成ってい
る。ファイル管理コンピュータ4bは、その動作指示に
より各棚表示部3x1 〜3x7 に対する点灯(発光制
御)に関しての情報処理をも行う。
【0029】識別コード検出部8は識別用板2に付与さ
れた識別コード(ID番号)を読み取るためのID番号
読取部として機能するもので、それぞれ各棚板5x1〜5
x7における各識別用板2に付設された識別コードを検出
可能な位置に設けられるが、その数は棚板毎に一枚とし
て設けられるか、或いは棚板上で収納載置可能なファイ
ル1及び識別用板2の数に1対1で対応させて設けられ
るものである。
【0030】このような構成のファイル検索管理システ
ムにおいては、情報処理管理装置4側で検索対象とする
識別用板2の全ての識別コードを一旦登録しておけば、
各棚板5x1〜5x7のうちの特定の棚板上から特定のファ
イル1及び識別用板2を一旦引き出した後、元の位置に
戻さなくてもファイル1の収納番号に対応した形態で識
別用板2の識別コードが情報処理管理装置4側で管理可
能になるが、特定のファイル1及び識別用板2を引き出
す前の検索表示に関しては各棚板5x1〜5x7上の各情報
処理管理部6がそれぞれのファイル1の収納番号を記憶
しているので、目的とする識別表示部2aにおける可視
表示を異なる発光色で分類別に選定指定して多目的で使
用できる。
【0031】即ち、このファイル検索管理システムで
は、各棚板5x1〜5x7上における情報処理管理部6と特
定のファイル1及び識別用板2との間で所在検索に要す
るコード検出信号と各有色発光素子に対する点灯表示の
駆動信号とが別個に取り扱われ、表示に関しての可視点
灯が情報処理管理装置4側から各棚板5x1〜5x7上の任
意な情報処理管理部6へと動作指示され、別個に,或い
は一斉に行われる。又、ファイル1及び識別用板2側に
は一切電気回路や光学素子が設けられていないため、フ
ァイル1及び識別用板2の取り扱いが簡易になる。
【0032】このファイル検索管理システムは様々な形
態で使用できるが、特定の棚板上の特定のファイル1及
び識別用板2を検索するときには、全てのファイル1及
び識別用板2の所在が識別コードの検出によって常に情
報処理管理部6側で集められており、しかも各情報処理
管理部6がそれぞれのファイル1の収納番号を記憶して
いるので、特定のファイル1及び識別用板2を表示する
ときには、情報処理管理装置4側で動作指示するか、或
いは外部の通信I/F(インターフェース)9で操作指
示することにより、該当する識別用板2の識別表示部2
aを情報処理管理部6の制御指示によって迅速に点灯さ
せることができる。又、このときの可視点灯に際しても
所定の表示パターンとして、例えば上述したものの中か
ら他のファイル1及び識別用板2に対してはそれらの識
別表示部2aを一律に赤で点灯させ、目的とする特定の
ファイル1及び識別用板2に対してはその識別表示部2
aを緑で点灯させれば、特定の棚板上の特定のファイル
1の引き出し時(出庫時)に緊急性を生じたような場合
には優先順位を機能付けして有効に活用できる。
【0033】従って、検索対象のファイル1に綴じ込ま
れる保管文書が医療用カルテ等のように内容的に多分類
で多項目を含み、しかも緊急時に優先順位が要求されて
迅速な対応が求められるような場合にも検索表示が円滑
に運用され、ファイル1の表示管理が手間や時間を要す
ること無く簡易化される。
【0034】ところで、このようなファイル検索管理シ
ステムにおいて、更に各棚板5x1〜5x7の各棚表示部3
x1 〜3x7 に関しても異なる可視発光色で表示させる
こともできる。即ち、この場合も各棚板5x1〜5x7に対
し、各棚表示部3x1 〜3 7 を異なる可視発光色で表
示可能とするためにそれぞれ異なる可視発光色を呈する
別な複数の有色発光素子(図示されないが、ここでも赤
色LED,緑色LEDを使用するものとする)と、これ
らの各有色発光素子の発光を制御するための別な光学素
子制御部(図示せず)とをそれぞれ設け、情報処理管理
装置4側で所定の動作指示によってそれぞれ別な光学素
子制御部に対して各有色発光素子のうちの特定のものを
選定して発光制御を行わせることになる。
【0035】即ち、このような機能を持たせる場合、各
棚表示部3x1〜3x7における可視表示を異なる発光色で
分類別に選定指定し、各棚板5x1〜5x7に関しての大ま
かな区別を行う場合の目安表示とすることで、ファイル
1の全数が多い場合に各棚板5x1〜5x7上毎の分類に応
じた集合的管理を簡易化させる上で便宜を図ることがで
きる。
【0036】因みに、ここでの各棚表示部3x1〜3x7
おける可視表示に関しても、識別用板2の識別表示部2
aに対する場合と同様に、所定の表示パターンで行わせ
たり、各有色発光素子に関する少なくとも2種の可視発
光色も互いに色合成されて更に異なる可視発光色を呈す
るものが含まれるように選定し、色合成された異なる可
視発光色を使用するようにしても良い。
【0037】要するに、このファイル検索管理システム
の場合、各識別表示部2aにおける可視表示を異なる発
光色で分類別に選定指定して迅速に検索表示化する機能
と、各棚表示部3x1〜3x7を異なる発光色で可視表示し
て各棚板5x1〜5x7上におけるファイル1に関しての大
まかな分類区別を行う機能とが得られるので、前者の機
能を基本として後者の機能を併用すれば、ファイル1自
体が多目的で迅速且つ細かに検索表示される必要がある
場合にも、色分けに優先順位を対応させて使用すること
により、ファイル1の管理が円滑に運用される。
【0038】そこで、以下は通信機能を備える情報処理
管理部6に関し、目的とするファイル1に対して識別用
板2が付設された構成のフォルダを検索表示の対象とみ
なした場合の幾つかの使用形態別な動作処理について説
明する。
【0039】図4は、フォルダに関する出庫ミス検出表
示機能を構築する場合の情報処理管理部6に関する動作
処理をフローチャートにより示したものである。
【0040】ここでは、先ず動作が開始されると、目的
のフォルダが自棚に有るか否かが判定(ステップS1)
され、その結果、自棚に無ければ引き続いてそのフォル
ダが戻されたか否かが判定(ステップS2)される。目
的のフォルダが戻されていれば入庫処理とするが、戻さ
れていなければこの判定(ステップS2)の前にリター
ンして待機状態となる。
【0041】一方、目的のフォルダが自棚に有るか否か
の判定(ステップS1)で自棚に有れば引き続いてその
フォルダが抜き取られたか否かが判定(ステップS3)
される。目的のフォルダが抜き取られていれば引き続い
てそのフォルダが出庫指示されたフォルダか否かが判定
(ステップS4)される(因みに、出庫指示がある時点
で目的のフォルダの識別表示部2aに対する有色発光素
子は該当するフォルダの有無に拘らず発光状態となって
いる)が、フォルダが抜き取られていなければこの判定
(ステップS3)の前にリターンして待機状態となる。
【0042】更に、目的のフォルダが抜き取られていて
それが出庫指示されたフォルダであればファイル管理シ
ステムコンピュータ4aへ出庫完了通知を行って(ステ
ップS5)から該当するLED(該当するフォルダの識
別表示部2aに対応する有色発光素子)が消灯(ステッ
プS6)された後に処理終了となるが、目的のフォルダ
が抜き取られていてそれが出庫指示されたフォルダでな
ければファイル管理システムコンピュータ4aへ出庫ミ
ス通知を行って(ステップS7)から該当するフォルダ
に対応する各棚10x1〜10x4における棚表示部3x1
x7のうちの何れかを出庫ミス表示して(ステップS
8)から出庫ミスが解消されたか否かを判定(ステップ
S9)する。この結果、解消されていれば該当するLE
D(該当する棚表示部3x1〜3x7のうちの何れかに対応
する有色発光素子)を消灯(ステップS10)して処理
を終了するが、解消されていなければこの判定処理(ス
テップS9)の前にリターンして待機状態となる。
【0043】図5は、フォルダに関する入庫ミス検出表
示機能を構築する場合の情報処理管理部6に関する動作
処理をフローチャートにより示したものである。
【0044】ここでは、先ず目的のフォルダが自棚に入
庫されたか否かを判定(ステップS1)し、そのフォル
ダが入庫されていなければ処理を終了するが、入庫され
ていればそのフォルダの識別表示部2aに対応する有色
発光素子を赤にて点灯(ステップS2)してからファイ
ル管理システムコンピュータ4aに対して自棚に該当す
るフォルダが入ったことを意味する「入庫通知」送信を
行う(ステップS3)。因みに、このファイル管理検索
システムではフォルダが何れの棚板上に収納されても良
いため、このときにファイル管理システムコンピュータ
4aが「入庫通知」を受信すると、そのID番号(ID
No.)のフォルダが該当する棚に入っても良いか否か
を判断した結果として、良ければそのフォルダの対応す
る棚に対する収納の関係を記憶するが、良くない場合に
は例えばそのフォルダに対して通常の出庫指示と同様
に、フォルダに対する出庫指示を意味する内容として例
えば「入庫ミス出庫」を送信すると共に、入庫ミスの旨
をプリンタ装置等に打ち出す。
【0045】引き続き、入庫確認済みか否かを判定(ス
テップS4)する。この結果、入庫確認済みであれば
「入庫確認OK」という意味でそのフォルダの識別表示
部2aに対応するを赤色にて点灯(ステップS5)して
から処理を終了するが、入庫確認済みでなければ(NG
を意味する「入庫ミス出庫」を受信していれば)、該当
するフォルダの識別表示部2aに対応する有色発光素子
を赤色にて早い点滅(ステップS6)を行ってからその
フォルダが抜き取られたか否かを判定(ステップS7)
する。該当するフォルダが抜き取られていればそのフォ
ルダに対応する有色発光素子(LED)を消灯する(ス
テップS8)して処理を終了するが、フォルダが抜き取
られていればこの判定(ステップS7)の前にリターン
して待機状態となる。
【0046】図6は、出庫指示されていないフォルダが
抜き取られた場合の出庫ミス検出表示機能を構築する場
合の情報処理管理部6に関する動作処理をフローチャー
トにより示したものである。
【0047】ここでは、先ず抜き取られたフォルダのI
D番号(IDNo.)をファイル管理システムコンピュ
ータ4aに通知「誤出庫通知」(ステップS1)する。
このときファイル管理システムコンピュータ4aは、
「誤出庫通知」を受信すると、フォルダを「棚の外」と
して認識すると共に、出庫ミスの旨をプリンタ装置等に
打ち出す。この後、そのフォルダが存在する各棚表示部
x1〜3x7のうちの何れかを棚表示LEDで出庫ミス表
示(ステップS2)し、この棚表示LEDを所定の時間
設定にて消灯(ステップS3)させてから処理を終了す
る。
【0048】図7は、更にフォルダのファイル1が医療
用ファイルであって、出庫表示機能を構築する場合の情
報処理管理部6に関する動作処理をフローチャートによ
り示したものである。
【0049】ここでは、先ず目的のフォルダに関する識
別用板2のID番号(IDNo.)及び表示種別コード
を受信(ステップS1)すると、出庫指示が有るか否か
を判定(ステップS2)し、出庫指示が無い場合には入
庫完了とするが、出庫指示が有る場合には引き続いて自
棚の中にそのID番号に該当するフォルダが存在するか
否かを判定(ステップS3)する。この結果、そのフォ
ルダが存在しなければ処理を終了するが、そのフォルダ
が存在していれば引き続いてファイル管理システムコン
ピュータ4aに「出庫受付」通知を行って(ステップS
4)から多目的な分類事項(即ち、再来当日,再来予
約,緊急,新患,検査結果をファイルに入れるための出
庫を意味する検査箋,入庫ミス,ファイルの保管を別な
場所に移すための出庫を意味するパージを含む)を選択
(ステップS5)し、各選択事項に応じた所定の表示パ
ターンで該当する識別表示部2aに対応する有色発光素
子を点灯・点滅する。但し、ファイル管理システムコン
ピュータ4aは所定の時間内に「出庫完了」の通知を何
れの棚からも受けなかった場合には、そのフォルダを
「棚の外」と認識すると共に、その旨をプリンタ装置等
に打ち出す。
【0050】ここでは、再来当日の場合には緑にて早い
点滅を行わせ(ステップS61 )、再来予約の場合には
緑にて遅い点滅を行わせ(ステップS62 )、緊急の場
合には混合色(緑及び赤の合成色である黄色)にて早い
点滅を行わせ(ステップS63 )、新患の場合には混合
色(緑及び赤の合成色である黄色)にて点灯を行わせ
(ステップS64 )、検査箋の場合には緑にて点灯を行
わせ(ステップS65 )、入庫ミスの場合には赤にて早
い点滅を行わせ(ステップS66 )、パージの場合には
赤・緑にて交互に順次点灯を行わせ(ステップS67
る。何れの場合も、異なる発光色は優先順位とみなして
使用することができるが、これらの処理の後には該当す
るフォルダが抜き取られたか否かを判定(ステップS
7)する。
【0051】この結果、抜き取られていなければこの判
定(ステップS7)の前にリターンして待機状態となる
が、抜き取られていればそのフォルダの識別表示部2a
に対応する有色発光素子(LED)を消灯してファイル
管理システムコンピュータ4aに「出庫完了」を通知し
て(ステップS8)から処理を終了する。ファイル管理
システムコンピュータ4aは「出庫完了」を受信する
と、抜き取られたフォルダを「棚の外」と認識するが、
その行先も管理することができる(例えば他の科の別な
ファイル検索管理システムにおける棚に移動変更された
場合等が挙げられる)。
【0052】尚、実施例のファイル検索管理システムに
おける各識別用板2の識別表示部2aや各棚表示部3x1
〜3x7に関する所定の表示パターンや発光色の選定はフ
ァイル1の分類や使用目的に応じて任意に選定されるべ
きもので、図4〜図7で説明した処理動作もこれに応じ
て設定されるものであるので、これらは開示した内容に
限定されない。又、各棚10x1〜10x4における各棚板
x1〜5x7の数も必要に応じて変更可能であるため、開
示したものに限定されない。更に、実施例では被検索物
がファイル1である場合のファイル検索管理システムを
説明したが、本発明は他の被検索物を対象にした場合に
も適用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の被検索
物管理システムによれば、被検索物に付設される識別用
検索子器(識別用板)自体には直接的に固有情報を持た
せるだけで識別表示部を間接的に持たせており、棚板に
設けられる情報処理管理部(棚板用コンピュータ)で識
別用検索子器に関する棚板上における付加情報(被検索
物の収納番号)を記憶させ、上位装置(情報処理管理装
置)からの動作指示や外部の通信I/F(インターフェ
ース)による操作指示で付加情報を参照して固有情報を
管理し、光学素子制御部に対する制御指示を与えて識別
表示部における可視表示を異なる発光色で分類別に選定
指定しているので、所望の被検索物を迅速且つ簡易にし
て機能性高く検索表示し得るようになると共に、被検索
物が内容的に多分類で多項目を含み、しかも緊急時に優
先順位が要求されて迅速な対応が求められるような場合
にも検索表示が円滑に運用され、被検索物の表示管理が
手間や時間を要すること無く円滑に行われ、簡易化され
るようになる。
【0054】又、この被検索物管理システムの場合、特
に使用可能な各識別用検索子器に関する固有情報が全て
上位装置(情報処理管理装置)に登録されていると、被
検索物及び識別用検索子器を一旦引き出した後、元の位
置ではなしに他の位置に返却しても、その識別用検索子
器の固有情報が上位装置へ伝送されて検索表示動作の基
本機能には何等支障を来さず、被検索物及び識別用検索
子器の返却位置を任意とすることができるようになり、
しかも可視表示に際しては情報処理管理部(棚板用コン
ピュータ)には識別用検索子器(識別用板)の固有情報
が常に集められると共に、付加情報(被検索物の収納番
号)が記憶されているため、検索とは別個に目的とする
識別用検索子器(識別用板)の識別表示部に対して極め
て迅速に行い得るようになる。
【0055】更に、この被検索物管理システムの場合、
識別用検索子器の識別表示部や更には棚表示部に関する
表示パターンを被検索物の種類や使用目的に応じて任意
に選定できるため、例えば出庫先,緊急取り出し,入庫
確認,入出庫ミス,取りだし種別等の表示等で多目的に
検索表示を行うことが可能になり、被検索物の管理に大
変便宜が計られるようになる他、識別用検索子器には電
子回路が備えられておらず、その電源部に必要であった
電力供給を一切行う必要が無い上に簡素に構成されて安
価に提供され、しかも従来のように識別体が電子回路を
備えたときのようなメンテナンスや交換作業を要せず、
しかも故障を来し難い耐久性の優れた使用価値の高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検索物管理システムの一実施例に係
るファイル検索管理システムの概要構成を示したブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すファイル検索管理システムに用いら
れる被検索物としてのファイル及びこれに付設される識
別用板の外観を示した斜視図である。
【図3】図1に示すファイル検索管理システムの要部を
図2に示す識別用板と合わせて示したものである。
【図4】図1に示すファイル検索管理システムに備えら
れる情報処理管理部に関し、フォルダ(識別用板及びフ
ァイル)の出庫ミス検出表示機能を構築する場合の動作
処理を示したフローチャートである。
【図5】図1に示すファイル検索管理システムに備えら
れる情報処理管理部に関し、フォルダの入庫ミス検出表
示機能を構築する場合の動作処理を示したフローチャー
トである。
【図6】図1に示すファイル検索管理システムに備えら
れる情報処理管理部に関し、出庫指示されていないフォ
ルダが抜き取られたときの出庫ミス検出表示機能を構築
する場合の動作処理を示したフローチャートである。
【図7】ファイルが医療用ファイルであって、図1に示
すファイル検索管理システムに備えられる情報処理管理
部に関し、フォルダの出庫表示機能を構築する場合の動
作処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファイル 2 識別用板 2a 識別表示部 3x1〜3x7 棚表示部 4 情報処理管理装置 4a ホストコンピュータ 4b ファイル管理システムコンピュータ 5x1〜5x7 棚板 6 情報処理管理部(棚板用コンピュータ) 7,7x1〜7x7 第1の光学素子制御部 8 識別コード検出部 9 通信I/F(インターフェース) 10x1〜10x4
フロントページの続き (72)発明者 吉田 佳久男 大阪府大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式会社イトーキクレビオ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検索物に付設されて固有情報が与えら
    れると共に、異なる発光色で可視光表示可能な識別表示
    するための識別表示部を有する識別用検索子器と、前記
    固有情報を検出して検出信号を出力する情報検出部と、
    前記検出信号に基づいて前記固有情報から前記識別用検
    索子器を識別するための情報処理を行う情報処理管理部
    とを含む被検索物管理システムであって、前記識別表示
    部を点灯表示させるための表示用可視光素子と、前記表
    示用可視光素子に対する発光を制御する光学素子制御部
    とを備え、前記情報処理管理部は、上位装置による所定
    の動作指示を受けて前記情報処理の結果に従って前記光
    学素子制御部に対して前記表示用可視光素子のうちの特
    定のものに対応する前記識別用検索子器における前記識
    別表示部を選定して発光制御させるための制御指示を行
    うと共に、該発光制御により該識別表示部における異な
    る発光色による可視表示を分類別に選定指定可能であ
    り、前記識別用検索子器は長手方向の一端側に前記固有
    情報が付設されると共に、短手方向の一端側を前記表示
    用可視光素子からの発光を反射伝達して集光することに
    よって前記識別表示部と成すものであることを特徴とす
    る被検索物管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被検索物管理システムに
    おいて、前記識別用検索子器は前記固有情報として識別
    コードが付設された識別用板であり、前記情報検出部は
    前記識別用板から前記識別コードを検出してコード検出
    信号を出力する識別コード検出部であり、前記情報処理
    管理部は前記コード検出信号に基づいて前記情報処理を
    行うことを特徴とする被検索物管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の被検索物管理シス
    テムにおいて、前記表示用可視光素子は前記識別表示部
    を前記異なる可視発光色で表示させるためにそれぞれ異
    なる可視発光色を呈する複数の有色発光素子であり、前
    記光学素子制御部は前記複数の有色発光素子に対して前
    記発光制御を行うものであり、前記情報処理管理部は前
    記光学素子制御部に対して前記複数の有色発光素子のう
    ちの特定のものを選定するために前記制御指示を行うこ
    とを特徴とする被検索物管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の被検
    索物管理システムにおいて、前記被検索物を載置するた
    めの所定数の棚板を有する棚を複数含んで成るキャビネ
    ットを備え、前記所定数の棚板の所定箇所にはそれぞれ
    前記情報検出部,前記複数の有色発光素子,前記光学素
    子制御部,及び前記情報処理管理部が設けられたことを
    特徴とする被検索物管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の被検索物管理システムに
    おいて、前記情報処理管理部は前記被検索物に関する付
    加情報を予め記憶していると共に、外部の通信インター
    フェースからの操作指示を受けて前記付加情報に従って
    前記光学素子制御部に対して前記制御指示を行わせるた
    めの通信機能を有する棚板用コンピュータであることを
    特徴とする被検索物管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の被検索物管理システムに
    おいて、前記棚板用コンピュータは前記付加情報として
    前記所定数の棚板上における前記被検索物の収納番号を
    記憶したことを特徴とする被検索物管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の被検索物管理システムに
    おいて、前記棚板用コンピュータは、前記上位装置から
    の前記所定の動作指示により前記光学素子制御部に対す
    る前記制御指示を前記被検索物の収納番号を参照して所
    定の表示パターンで行うことを特徴とする被検索物管理
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の被検索物管理システムに
    おいて、前記所定の表示パターンは、所定の発光色及び
    該所定の発光色と異なる他の発光色による色替えを含む
    ことを特徴とする被検索物管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の被検索物管理シス
    テムにおいて、前記所定の表示パターンは、指示選定さ
    れた発光色に基づく所定時間における継続的な点灯を含
    むことを特徴とする被検索物管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9の何れか一つに記載の被
    検索物管理システムにおいて、前記所定の表示パターン
    は、所定時間におけるテンポ可変の点滅を含むことを特
    徴とする被検索物管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10の何れか一つに記載の
    被検索物管理システムにおいて、前記複数の有色発光素
    子に関する少なくとも2種の可視発光色は、互いに色合
    成されて更に異なる可視発光色を呈するものであること
    を特徴とする被検索物管理システム。
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