JPH0939490A - レタリングマシン - Google Patents

レタリングマシン

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JPH0939490A
JPH0939490A JP21103195A JP21103195A JPH0939490A JP H0939490 A JPH0939490 A JP H0939490A JP 21103195 A JP21103195 A JP 21103195A JP 21103195 A JP21103195 A JP 21103195A JP H0939490 A JPH0939490 A JP H0939490A
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JP
Japan
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character
casing
reference position
screen
characters
Prior art date
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Application number
JP21103195A
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English (en)
Inventor
Toru Murakami
徹 村上
Isao Karasawa
勲 唐沢
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0939490A publication Critical patent/JPH0939490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机、図板等の載置面上の図面用紙の所望の位
置に文字等を正確且つ容易に作図することができるレタ
リングマシンを提供する。 【解決手段】 ケーシング4の各種操作キーを操作し基
準位置の設定を行う。このとき、説明キー38を投入す
ると、基準位置設定の具体的操作手順が表示器28の画
面に表示される。コントローラ20にキーボード4aか
ら文字情報が入力されると、コントローラ20は、文字
列の各文字間のスペース調整を実行するとともに、基準
位置の算出を行う。更にコントローラ20は、作図範囲
のオーバーチェックを行い、基準位置と作図限界を表示
器28の画面に文字列とともに表示する。1ラインの作
図を実行した後、作画範囲をオーバーした文字列は、ケ
ーシング4をスライドさせて、印字開始基準位置を示す
ペン16を印字済みの最終文字の端部に合わせ、作画キ
ー78を投入すると、印字済みの文字列と連続して文字
間隔を損なうことなく作図される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブル型のケ
ーシングにペンを脱着可能に保持するアームを突出さ
せ、該アームをXY方向に駆動するとともにペンを昇降
制御して、テーブルなどの載置面上の図面用紙の所望の
位置にキーボードから入力した文字等のデータを作画す
るようにしたレタリングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】此種のレタリングマシンは、プロッタで
出力した大判の図面等に書誌的事項例えば会社名、設計
者名、図面番号、日付等や、各種記号例えば設備記号、
地図記号等や、注釈、寸法その他各種の追記を行うため
に使用されている。そのため、レタリングマシンは、図
面上の所定の位置で所定の範囲内に、希望する文字等を
作図できることが最も重要な要素の一つである。
【0003】例えば所定の位置に印字作図する場合、文
字等の上、中、下のいづれかを作図の基準に設定できる
ようになっている。また、図面上の所定の範囲や枠内に
作図する場合、左詰め、右詰め、中央合わせを設定する
ことにより、所定の範囲内に作図できるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基準位置設定は、「縦
組み」として文字の「上・中・下」の何れかを基準点と
して設定する。また、「横組み」として「左詰め・中央
・右詰」の何れかを基準点として設定する。然るに、上
記基準位置設定の後に文字入力を行うので、基準位置が
分からなくなってしまうことがあった。また、文字サイ
ズによっては、ペンの移動範囲の問題で画面表示された
文字列が1回の作図動作で作図できないことがある。ま
た文字列が1回の作図動作で作図できない場合には、レ
タリングマシンの機体をずらして継ぎ作図を実行しなけ
ればならないが、機体のスライド量を間違えると、文字
間隔がずれてしまい文字列のバランスが悪くなるととも
に所定の範囲内に収まらないという問題がある。本発明
は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明は、ポータブルタイプのケーシングと、該ケーシング
の上面に配設されたキーボードと、画面が前記ケーシン
グの上面に配設された表示器と、前記ケーシングの前方
に突出し先端にペンを保持するとともに前記ケーシング
に内蔵されたXY駆動装置に連結するアームと、前記キ
ーボードから入力された印字情報を前記表示器の画面に
表示し該印字情報に基づいて前記アームを前記ケーシン
グの前方で左右及び前後方向に駆動するとともに前記ペ
ンをアップダウン制御して、ケーシング載置面上の用紙
の所望の位置に前記印字情報を作図するようにしたコン
トローラとを備えたレタリングマシンにおいて、前記コ
ントローラにキーボードからのキー入力信号によって作
図の基準位置を設定する手段を設け、該手段によって設
定した作図の基準位置を前記表示器の画面に表示するよ
うにするとともに、前記コントローラに作図の限界範囲
を設定する手段を設け、該手段によって設定した作図の
限界範囲を前記表示器(28)の画面に表示するように
成し、作図限界範囲をオーバーした文字列の先頭部分を
先頭とし該先頭の文字と作図限界範囲内の最終文字との
間にスペースを確保して前記作図範囲をオーバーした文
字列の座標系を再構築する手段を設け、前記ケーシング
を用紙上でスライドさせて印字済みの作図限界範囲内の
最終文字の端部にレタリングマシンの印字開始基準位置
を合わせることにより、作図範囲をオーバーした文字列
を印字済みの文字列の文字間隔と同一の文字間隔で同一
ライン上に連続作図し得るようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。まず、レタリングマシ
ンの構成の概略を説明する。図2において、2はレタリ
ングマシンであり、手で持って任意の位置に持ち運び可
能な重さと大きさを有している。該レタリングマシン2
は、机などの平板面上に安定的に載置するのに適したケ
ーシング4を備えている。ケーシング4の上面にはキー
ボード4aが形成されている。ケーシング4にはアーム
6が突出し、該アーム6は、ケーシング4に内蔵された
XYモータ8,10によって、図2中、左右方向(X方
向)及び前後方向(Y方向)に駆動可能に構成されてい
る。
【0007】前記アーム6の先端にはムービングコイル
などの昇降装置12が固設され、該昇降装置の昇降出力
部にペンホルダー14が連結し、該ペンホルダー14に
市販の中空インクペン、或いはセラミックペン或いはペ
ンシルペンなどのペン16が脱着可能に保持されてい
る。操作者は、ケーシング4に設けられたキーボード4
aの文字入力キー18から文字列やシンボル等をコント
ローラ20(図4参照)に入力する。コントローラ20
は、文字生成回路22により、文字入力データにサイズ
等を付加して、これをコード化し、コード化データを文
字バッファ24に格納する。
【0008】この時、コントローラ20の指示により切
換器26は、文字入力状態にセットされているので、コ
ード化された文字等のデータは液晶画面28aから成る
表示器28に表示される。表示器28に表示された文字
等は、コントローラ20の制御によって、アーム6がX
Y軸方向に駆動され、昇降装置12によってペン16が
アップダウン制御されてペン16によって、ケーシング
4が載置されている机などの載置面上の図面用紙に文字
等が作図、可視化される。
【0009】ケーシング4の一部には、図3に示すよう
に階層式の選択操作機能が各上位機能項目別にプリント
されている。これによって操作者は、所望の設定或いは
機能例えば縦位置の基準設定を達成するには、どのスイ
ッチを投入すれば良いかを知ることができる。図3に示
す表示A'はキーAに対応し、表示B'はキーBに対応
し、表示C'はキーC、表示D'はキーDに対応してい
る。
【0010】次に作画基準の設定について図4,6を参
照して説明する。作画基準を設定する場合には、操作者
は、各種操作キーのうち作画基準用のキーCを投入する
(ステップ1)。このキーCを投入することでどのよう
な基準設定が実現できるかは、図3の表示C'に記載さ
れている。作画基準キーCが投入されると、コントロー
ラ20は、切換器26を作動させ、表示器28に表示中
の画面データをメモリ30に格納し、表示器28の表示
をクリアする。
【0011】その後、コントローラ20は、データテー
ブル32から作画基準設定画面32を呼び出し、表示器
28の画面28aに表示する。作画基準キーC等は例え
ば「K101」というようなコード番号でコントローラ
20に認識されている。コントローラ20はこのコード
番号に対応するテキストデータをテーブルから読み出し
て表示器28に表示している。作画の基準設定は、作画
基準設定画面32から操作者が縦位置と横位置を選択す
ることにより実施する。これら縦位置、横位置は、図6
に示すようにファンクションキーF2,F3に対応して
いる。縦位置、横位置が選択されると、作画基準設定画
面32の呼び出しと同様に、データテーブル32からコ
ード番号例えばK1T1に対応するテキストデータを読
み出して横位置設定画面34或いは縦位置設定画面36
を画面28aに表示する。本機には以下に述べるHel
p機能が備えられている。
【0012】縦位置設定画面36又は横位置設定画面2
8aの表示中に説明(Help)キー38が投入される
と、コントローラ20は切換器26を作動させ、表示器
28に表示中の画面データをメモリ30に格納し、表示
器28の表示をクリアする。その後、データテーブル3
2から、対応する説明画面即ち横位置設定説明画面40
又は縦位置設定説明画面42を呼び出し、表示器28に
表示する。縦位置設定又は横位置設定画面40,42の
表示中に、説明キー38が投入されると例えばK1T2
というようなコード番号でコントローラに認識される。
【0013】コントローラ20は、このコード番号に対
応するテキストデータをデータテーブル32から読み出
し、縦位置や横位置設定に対応する説明画面42又は4
0を表示器28に表示している。横位置設定の場合に
は、通常、左詰、中央、右詰が対応するファンクション
キーF1,F2,F3,F4により選択される。
【0014】縦位置設定の場合には、下合わせ、中合わ
せ、上合わせが対応するファンクションキーF1,F
2,F3で選択される。上記基準位置設定の処理動作は
図1中ステップ1で示されている。次に、図1中、ステ
ップ2で示される文字入力について説明する。ケーシン
グ4のキーボード4aの文字入力キー18から文字列や
シンボル等を入力する。コントローラ20は、文字生成
回路22により文字列やシンボル等の入力情報をサイズ
等の情報を付加してコード化手段44によりコード化
し、作画情報として文字バッファ24に格納する。
【0015】このとき、コントローラ20の指示によ
り、切換器26は、文字入力状態にセットされているの
で、入力された文字等を表示器28に表示する。コント
ローラ20は、文字が入力されると、スペース調整が必
要か否か判断し、肯定を判断すると、以下に示すスペー
ス調整を実行する(ステップ4)。このスペース調整
は、カーニング或いはオートカーン或いはオートカーン
と呼ばれている。図7に示すように文字、シンボル等の
各キャラクタ48には8バイトが確保されている。キャ
ラクタ高さhを4分割し、夫々1分割ごとに所定の値を
とる。
【0016】ここでは0〜240とする。図中、SL,
SRは操作者により設定された文字スペースである。こ
の文字スペース調整は、図5のスペース調整手段46で
実施される。まず、オートカーン、スペース調整の第1
の実施形態について説明する。
【0017】図8において、文字高さhを距離dで分割
する。ここで分割線分L1,L2,L3,L4とキャラ
クタ48の交点を算出する。交点の算出はハッチング等
の場合と同様の一般的な手法である。図8の場合は、1
点から8点の交点を算出する。これらの交点には番号1
乃至8が付されている。図9は、文字列「PAT」を示
しているが、文字間隔Sを一律に240とすると、実際
の文字間隔は夫々不揃いで、且つ広くなってしまうこと
がある。そこで図10に示すように、文字の高さ方向を
距離dで分割する。そして、分割線分L1,L2,L
3,L4とキャラクタ48の交点を検出する。
【0018】次に、各交点を0〜240の値に交換す
る。分割単位に交点が無い場合は、最大値240を設定
する。次に前の文字の右辺側の交点の値と次の文字の左
辺側の交点の値を加算する。PA間の値は分割線分を基
準として上からSUM1,SUM2,SUM3,SUM
4とすると、SUM1は50+240=290,SUM
2は0+160=160,SUM3は240+80=3
20,SUM4は240+0=240である。AT間の
値は、SUM1は、240+0=240,SUM2は1
60+240=400,SUM3は80+240=32
0,SUM4は0+240=240となる。
【0019】加算した値のうち、最小の値をスペース調
整の基準値(オートカーン値)として選択する。基準値
が“0”の場合はスペース調整を行わない。PA間の最
小値はSUM2の160であり、AT間の最小値はSU
M1の240である。そこで、図11に示すように、P
A間はスペースを「160減」、PT間はスペースを
「240減」とする。これにより、第2分割線L2上の
PA間のスペースa'と第1分割線L1上のAT間のス
ペースb'は本来のスペース240になり文字間のバラ
ンスが良くなる。上記は交点によるスペース調整の例で
あるが、面積計算によるスペース調整方法を以下に説明
する。
【0020】図12において、キャラクタ48の領域を
左側Lと右側Rとで高さ方向にそれぞれn等分割例えば
それぞれ4等分割する。各分割領域(番号1乃至8を付
してある部分)の高さをdとすると、各分割領域を更に
距離(d/2)で高さ方向に分割する。そして各分割領
域の分割線分L1,L2,L3,L4とキャラクタ48
の交点を算出する。図12の場合は、1点から8点の交
点を算出する。
【0021】次に、各分割領域ごとに、交点を基準とし
て該交点と各分割領域の外側との間の空白面積(ハッチ
ングで示した部分)を算出する。そして、文字間の空白
面積を一定とすることで、スペース調整を実施する。以
下に図13を参照して「PAT」の具体例について説明
する。d/2=60(d=120)とする。分割線分L
1,L2,L3,L4とキャラクタ48との交点を検出
し、各交点とキャラクタの右側と左側とで各分割領域ご
とに0〜240の値に変換する。分割領域に交点が無い
場合には最大値240を設定する。
【0022】次に、前の文字の右側の空白面積と、次の
文字の左側の空白面積を加算する。前の文字の右側の空
白面積と次の文字の左側の空白面積との和を上からSU
M1,SUM2,SUM3,SUM4とすると、「P
A」間のSUM1は(12+210)d,SUM2は
(0+150)d,SUM3は(120+90)d,S
UM4は(240+30)dとなる。また、「AT」間
のSUM1は(210+240)d,SUM2は(15
0+240)d,SUM3は(90+240)d,SU
M4は(30+240)dとなる。加算した空白面積の
内、最小値を基準値(オートカーン値)として選択す
る。基準値が“0”の場合は、スペース調整を行わな
い。図14の場合、PA間の基準値はSUM2=(15
0d)、AT間の基準値はSUM4=(270d)であ
る。
【0023】コントローラは、図14に示す如く、PA
間は、空白面積を「150d減」とし、AT間は空白面
積を「270d減」とする。これにより、PA間の第2
分割線L2上のスペース面積a'とAT間の第4分割線
L4上のスペース面積b'とが互いに均一化され、本来
のスペース距離240となって文字間のバランスが良く
なる。
【0024】次にコントローラは、図1のステップ5に
示す基準位置の算出に移行する。この基準位置の算出
は、図1のステップ1で設定したデータに基づき図1
5、図16、図18に示すフローチャートに従って図5
に示す基準位置設定手段50によって実行される。基準
位置の設定方法については、ステップ1で既に説明して
あるので、ここでは具体的な処理方法(計算)に関して
説明する。
【0025】図1のステップ5の基準位置の算出処理に
移行すると、横位置チェックを行い、通常、又は左詰の
ときは、コントローラ20は図17Aに示す如く、左端
文字の文字枠52を抽出し、更に、文字枠52の左辺5
2aを抽出する。
【0026】次に図16に示す如く、縦位置のチェック
を行う。「上合せ」のときは、文字枠52の左上角にマ
ーク54をする。また、「中合せ」のときは、文字枠5
2の左辺中央にマーク54をする。「下合せ」のとき
は、文字枠54の左下角にマーク54をする。右詰めの
ときは、図17Bに示すように、右端文字の文字枠56
を抽出し、更に、文字枠56の右辺を抽出する。
【0027】次に、右詰めで「上合せ」のときは、文字
枠56の右上角にマーク54をする。また、「中合せ」
のときは文字枠56の右辺中央にマーク54をする。ま
た、「下合せ」のときは文字枠56の右下角にマーク5
4をする。基準横位置が「中央」の場合には、図18に
示すフローチャートにより処理される。文字列の右端の
座標値X:RIGHTから左端の座標値X:LEFTを
引いた値を2で割り、この値に左端の座標値X:LEF
Tを加算して文字列の中央位置を演算する。
【0028】この式を以下に示す。 (X:RIGHT−X:LEFT)/2+X:LEFT
=中央位置座標 中央位置が「文字枠内」の場合、即ち、図19に示すよ
うに文字枠60の中央に中央位置座標58が位置する場
合には、文字枠60の中央位置の座標62を取得する。
演算した中央位置が文字枠60の中央位置よりも、左側
にずれている場合には文字枠60の左辺の座標64を取
得する。文字枠60の中央位置よりも右側にずれている
場合には、文字枠60の右辺座標66を取得する。図2
0に示すように、文字枠68,70のスペース間の中央
に中央位置座標が位置する場合には、スペースの中央部
の座標72を取得する。スペース間の中央より、左側に
ずれている場合には、前文字の文字枠68右辺座標74
を取得する。
【0029】スペース間の中央より、右側にずれている
場合には、次文字の文字枠70の左辺座標76を取得す
る。次に取得した中央座標に対する縦位置をチェック
し、「上合せ」のときは文字高さの上位置にマーク、
「中合せ」のときは文字高さの中位置にマーク、「下合
せ」のときは文字高さの下位置にそれぞれマークし、基
準位置を確定する。
【0030】次にコントローラは、文字生成回路22の
限界位置設定手段51を用いて図1のステップ6の作画
範囲のオーバーチェックを実行する。このステップは、
図21のフローチャートに示すように、上記オートカー
ン、作画基準の演算結果に基づき、座標系を再構築す
る。次に、作画基準(横位置)の位置を確認する。次に
作画基準(横位置)に対応する〜の処理に移行す
る。図22は、作画基準が通常、左詰のときの処理を示
し、X:LimitはX方向の作画限界位置、X:Ri
ghtはX軸右の文字の最終位置、X:LeftはX軸
左の文字の最終位置を示すものである。
【0031】図22に示す如く、コントローラ20は、
X:Rightを確認した後、X:Limit<X:R
ightか否か判定する。肯定を判定すると、オーバー
位置の桁を記憶し、否定を判定すると、オーバー無しと
認定する。図23は、作画基準が「中央」のときの処理
を示すフローチャートである。コントローラ20は
X:RightとX:Leftを確認した後、X:Ri
ghtがX右方向の作画限界位置(XR:Limit)
よりも大きいか否か、及びX:LeftがX左方向の作
画限界位置(XL:Limit)よりも大きいか否か判
定する。肯定を判定した場合には、オーバー位置の桁を
記憶し、否定を判断するとオーバー無しを確認する。
尚、上記動作はY軸に対しても同様の処理を施せば良
い。
【0032】文字生成回路22でオートカーン(スペー
ス調整)、作画基準位置、作図範囲のオーバーチェック
が終了すると、コントローラ20は、その結果を表示器
28に表示する。これにより、作図位置・作図限界が表
示器28に表示される。この表示の一例が図25に示さ
れている。これにより、文字列のどの位置を基準に作画
し、一度の作画でどこまで作画可能か容易に理解でき
る。尚、図25の作画基準位置54は、ペン16の原点
位置に対応(一致)している。操作者は表示器28に表
示された状態で不都合があれば、各種操作キーにより設
定を変更し、希望の状態に変更する。
【0033】次にコントローラは、図1に示すステップ
8で変更か否か判断し、肯定を判断すると、設定の変更
を行う(ステップ9)。ステップ8で否定を判断し、操
作者によって、作画キー78が投入されると、ペン16
が原点(作画基準位置)に移動した後、所定の動作によ
り作画を実施する(ステップ10)。作画が終了する
と、作画範囲をオーバーした文字列の有無を確認する。
作画範囲をオーバーした文字列が無いときは、ペン16
を原点に戻し、文字入力画面に戻る。また、作画範囲を
オーバーした文字列が有るときは「作画範囲をオーバ
ー」している旨を表示器28に表示する。
【0034】次に、コントローラは、連続作図か否か判
断し、否定を判断したときは、ステップ1に戻り、肯定
を判断すると、連続作画処理に移行する(ステップ1
2)。次に、図26のフローチャートを参照して連続作
図処理について説明する。1ラインの作画が終了すると
(ステップ80)、コントローラ20は、作画範囲オー
バー有りか否か判断し、(ステップ81)、オーバーし
ていると判断すると、次に、操作者による作画キー78
の投入を待って、ペン16を原点位置に移動する(ステ
ップ83)。
【0035】次に、次の文字80(図25参照)が先頭
になるように、座標系を再構築する(ステップ84)。
但し、印字済みの最終文字82と、先頭文字80のスペ
ース値は確保しておく。ステップ84における座標系再
構築はオートカーン処理も含まれる。次に表示器28の
画面表示を更新する(ステップ85)。次に、継続か否
か判断し、否定を判断したときは、表示器28を文字入
力画面とする(ステップ87)。ステップ86で継続と
判断すると、レタリングマシンのケーシング4を手で持
って、机、図板等の載置面上でスライドさせ、原点に位
置するペン16の位置と図面上に印字された最終文字の
端部を基準位置マーク54を基準として合わせる(ステ
ップ88)。
【0036】次に、操作者によって作画キー78が投入
(2回目)されると、(ステップ89)、コントローラ
20は、原点即ち図面上に印字された最終文字の端部か
ら作画開始位置まで所定のスペース分、ペン16を移動
する(ステップ90)。これにより、印字済みの1ライ
ンと新たなオーバー分のラインの文字間隔を損なうこと
無く同一線上に連続作画が実施される(ステップ9
1)。上記発明実施の形態においてレタリングマシンに
基準位置表示機能、作画の限界範囲表示機能、作画範囲
の無限処理機能を搭載することにより、用紙上の所望の
位置に正確な作図を実行できるようにした。
【0037】しかも、オートカーン機能、各機能に対す
るスクリーン・ガイド・システム(Help機能)を併
用し、更に操作性を向上した。上記発明の実施の形態で
示されたオートカーンは、特開昭60−56565号公
報のように、文字毎の基準値テーブルを持たずに、入力
された文字毎に基準値を算出するので、文字数の多い日
本語にも十分な対応ができる。更に、本発明のレタリン
グマシンは、基準位置表示機能というレタリングマシン
固有の技術にHelp機能を持たせたことが第1の特徴
であり、しかも階層式の選択による場合には、ケーシン
グの一部に各階層を表示していることを第2の特徴とし
ている。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、用紙
上の所望の位置に容易且つ正確に印字することができる
効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】レタリングマシンの全体平面図である。
【図3】階層式の操作の内容を示すケーシングの表示部
の平面図である。
【図4】レタリングマシンのブロック説明図である。
【図5】文字生成回路のブロック説明図である。
【図6】作画基準設定動作を示す説明図である。
【図7】オートカーンの説明図である。
【図8】オートカーンの説明図である。
【図9】オートカーンの説明図である。
【図10】オートカーンの説明図である。
【図11】オートカーンの説明図である。
【図12】オートカーンの説明図である。
【図13】オートカーンの説明図である。
【図14】オートカーンの説明図である。
【図15】基準位置設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】基準位置設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】説明図である。
【図18】基準位置設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図19】説明図である。
【図20】説明図である。
【図21】作画範囲のオーバーチェック動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】作画範囲のオーバーチェック動作を示すフロ
ーチャートである。
【図23】作画範囲のオーバーチェック動作を示すフロ
ーチャートである。
【図24】作画範囲のオーバーチェック動作を示すフロ
ーチャートである。
【図25】表示器の画面の一例を示す平面図である。
【図26】連続作図動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 レタリングマシン 4 ケーシング 4a キーボード 6 アーム 8 Xモータ 10 Yモータ 12 昇降装置 14 ペンホルダー 16 ペン 18 文字入力キー 20 コントローラ 22 文字生成回路 24 文字バッファ 26 切換器 28 表示器 28a 画面 30 メモリ 32 作画基準設定画面 34 横位置設定画面 36 縦位置設定画面 38 説明キー 40 横位置説明画面 42 縦位置説明画面 44 コード化手段 46 スペース調整手段 48 キャラクタ 50 基準位置設定手段 52 文字枠 54 マーク 56 文字枠 58 中央位置座標 60 文字枠 68 文字枠 70 文字枠 78 作画キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポータブルタイプのケーシングと、該ケ
    ーシングの上面に配設されたキーボードと、画面が前記
    ケーシングの上面に配設された表示器と、前記ケーシン
    グの前方に突出し先端にペンを保持するとともに前記ケ
    ーシングに内蔵されたXY駆動装置に連結するアーム
    と、前記キーボードから入力された印字情報を前記表示
    器の画面に表示し該印字情報に基づいて前記アームを前
    記ケーシングの前方で左右及び前後方向に駆動するとと
    もに前記ペンをアップダウン制御して、ケーシング載置
    面上の用紙の所望の位置に前記印字情報を作図するよう
    にしたコントローラとを備えたレタリングマシンにおい
    て、前記コントローラにキーボードからのキー入力信号
    によって作図の基準位置を設定する手段を設け、該手段
    によって設定した作図の基準位置を前記表示器の画面に
    表示するようにしたことを特徴とするレタリングマシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記コントローラに作図の限界範囲を設
    定する手段を設け、該手段によって設定した作図の限界
    範囲を前記表示器(28)の画面に表示するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のレタリングマシン。
  3. 【請求項3】 作図限界範囲をオーバーした文字列の先
    頭部分を先頭とし該先頭の文字と作図限界範囲内の最終
    文字との間にスペースを確保して前記作図範囲をオーバ
    ーした文字列の座標系を再構築する手段を設け、前記ケ
    ーシングを用紙上でスライドさせて印字済みの作図限界
    範囲内の最終文字の端部にレタリングマシンの印字開始
    基準位置を合わせることにより、作図範囲をオーバーし
    た文字列を印字済みの文字列の文字間隔と同一の文字間
    隔で同一ライン上に連続作図し得るようにしたことを特
    徴とする請求項2に記載のレタリングマシン。
  4. 【請求項4】 文字列の高さ方向を複数に等分割する分
    割線を基準として文字間の複数点のスペースを演算し文
    字間のバランスが良くなるように文字間のスペース調整
    を行うオートカーン機能を付加したことを特徴とする請
    求項1に記載のレタリングマシン。
  5. 【請求項5】 文字列の高さ方向を複数に等分割する分
    割線を基準として文字間の複数点のスペースを演算し文
    字間のバランスが良くなるように文字間のスペース調整
    を行うオートカーン機能を付加したことを特徴とする請
    求項3に記載のレタリングマシン。
  6. 【請求項6】 前記作図の基準位置を設定する手段に、
    基準位置を設定する具体的操作手順を前記表示器に表示
    するスクリーンガイドシステムを付加したことを特徴と
    する請求項1に記載のレタリングマシン。
JP21103195A 1995-07-27 1995-07-27 レタリングマシン Pending JPH0939490A (ja)

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JP21103195A JPH0939490A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 レタリングマシン

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