JPH093947A - マンホール蓋の取付構造 - Google Patents

マンホール蓋の取付構造

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JPH093947A
JPH093947A JP7157508A JP15750895A JPH093947A JP H093947 A JPH093947 A JP H093947A JP 7157508 A JP7157508 A JP 7157508A JP 15750895 A JP15750895 A JP 15750895A JP H093947 A JPH093947 A JP H093947A
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manhole cover
fulcrum
manhole
hook
lid
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JP7157508A
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English (en)
Inventor
Goro Tominaga
五郎 富永
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 止め具8は、マンホール蓋7の通孔71の中
に配置された弁板81とアーム83と鉤部84とからな
り、アーム83の支点82をマンホール蓋7の取付部7
2に回転自在に取り付けている。そして、この止め具8
が筒体6の係止部62に係止されたときの支点82か
ら、この支点82の真下に位置する鉤部84の下端まで
の距離が長く、先端に行くに従って次第に支点82から
鉤部84の下端までの距離が短くなっている。 【効果】 筒体6の上にマンホール蓋7を取り付ける
と、止め具8の鉤部84が係止部62に係止されて取り
付けられる。又、弁板81を押すと、マンホール蓋7を
取り外すことができる。又、路面が筒体6およびマンホ
ール蓋7と共に低くなってマンホール蓋7の鉤部84が
立上管5の蓋51に押し付けられても、弁板81を押し
てマンホール蓋7を開けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマンホール蓋の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車道等に設けられるマンホール
は、特公昭63−34261号公報に記載されているよ
うな構造をしている。このマンホールを図5を参照しな
がら説明すると、現場施工で底体101を形成し、この
上に適宜数の直壁ブロック102、斜壁ブロック10
3、調整コンクリートブロック104、蓋受け枠105
およびマンホール蓋106を順次載せ、流入管107、
流出管108を底体101に接続したものである。
【0003】又、実開平1−176155号公報に記載
あるような構造のマンホールもある。このマンホールを
図6を参照しながら説明すると、予め、工場で製造した
合成樹脂製の排水枡201を設置し、この排水枡201
に流入管202、流出管203、立上管204を接続
し、この立上管204の上端面に蓋205を取り付け
る。そして、この立上管204や蓋205を保護するた
めに、この立上管204の上端や蓋205を覆うよう
に、立上管204から独立した筒体206をほぼ垂直に
設け、この上にマンホール蓋207を取り付けている。
そして、このマンホール蓋106を蓋受け枠105に取
り付けたり、マンホール蓋207を筒体206に取り付
けるマンホール蓋の取付構造は種々あるが、もっとも一
般的に使用されているマンホール蓋の取付構造は、実公
昭58−3892号公報記載の構造がある。
【0004】このマンホール蓋の取付構造を図7を参照
しながら説明すると、図5に示す蓋受け枠105や図6
に示す筒体206等の筒体301と、この筒体301の
上端に取り付けられたマンホール蓋310と、このマン
ホール蓋310を筒体301に取り付ける止め具320
とからなる。そして、このマンホール蓋310には、周
縁部に通孔311が、又、この通孔311近傍の下面に
取付部312が設けられ、又、筒体301には、内側面
に係止部302が設けられ、又、止め具320は、マン
ホール蓋310の通孔311の中に配置された弁板32
1と、この弁板321からマンホール蓋310の取付部
312に取り付けられる支点322までマンホール蓋3
10の下方を通り支点322から下方に折曲された鍵形
のアーム323と、このアーム323の下端部から筒体
301方向に折曲された鉤部324とからなり、アーム
323の支点322がマンホール蓋310の取付部31
2に回動自在に取り付けられている。
【0005】このマンホール蓋の取付構造では、常時、
止め具320の鉤部324の先端が筒体301の内側面
の係止部302に係止されてマンホール蓋310が筒体
301に取り付けられていて、マンホール蓋310の通
孔311の中に配置されている弁板321を、例えば、
棒状体400等で下方に押すと、アーム323が支点3
22を中心にして回動して鉤部324の先端が筒体30
1の係止部302から外れてマンホール蓋310を開け
ることができる構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に記載さ
れているマンホールでは、現場施工で底体101を形成
し、この上に適宜数の直壁ブロック102、斜壁ブロッ
ク103、調整コンクリートブロック104、蓋受け枠
105およびマンホール蓋106を順次載せるというよ
うに、現場施工工数が多く、施工が極めて煩瑣で施工期
間が長いという問題がある。又、コンクリートで製造し
た底体101が極めて頑丈になっているし、その上に直
壁ブロック102等を順次載せているから、道路上を車
両が通過して、路面が低くなっても、このマンホールだ
けは低くならず、道路上にマンホール蓋106が突出し
て邪魔になり不便である。
【0007】又、図6に示すマンホールでは、工場で予
め製造した合成樹脂製の排水枡201を設置し、この排
水枡201に流入管202、流出管203、立上管20
4を接続し、この立上管204の上端に蓋205を取り
付けるだけであるから、現場施工が少なく、施工期間が
短くなり便利である。又、このマンホールでは、排水枡
201から独立した筒体206を設け、この上にマンホ
ール蓋207を取り付けているから、この路面上を車両
が通過して路面が低くなると、この路面と同時に排水枡
から独立しているマンホール蓋207と筒体206が低
くなり、車両の通過の邪魔にならない。従って、最近、
図6に示すマンホールが多く使用されている。
【0008】図7に示すマンホール蓋の取付構造は、ア
ーム323の支点322がマンホール蓋310の取付部
312に回動自在に取り付けられ、常時、止め具320
の鉤部324の先端が筒体301の内側面の係止部30
2に係止されてマンホール蓋310が筒体301に取り
付けられ、マンホール蓋310の通孔311の中に配置
されている弁板321を下方に押すと、アーム323が
支点322を中心にして回動して鉤部324の先端が筒
体301の係止部302から外れてマンホール蓋310
を開けることができる構造となっているから、マンホー
ル蓋310を開閉し易く便利である。
【0009】そこで、本発明者が、施工期間が短く、路
面が低くなっても支障のない、図6に示すような、立上
管の上方に筒体とマンホール蓋とからなるマンホールに
図7に示すような弁板を押して開けることができるマン
ホール蓋の取付構造でマンホール蓋を取り付けると、極
めて良好なマンホールとなるであらうと考えて、マンホ
ールを製造したところ、次のような問題があることが判
明した。即ち、車両等が通過して路面が筒体301およ
びマンホール蓋310と共に低くなると、マンホール蓋
310に取り付けられている止め具320の鉤部324
が、図8の2点鎖線に示すように、マンホールの立上管
204の蓋体205に押し付けられる。従って、弁板3
21を押してもアーム323が支点322を中心にして
回動しなくなり、マンホール蓋を開けることができなく
なるという問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、現場施工に便利
な立上管の上方に筒体とコンクリート蓋とからなるマン
ホールに、弁板を押してマンホール蓋を開閉させること
ができるマンホール蓋の取付構造であって、路面が低く
なり、止め具の鉤部が立上管の蓋に押し付けられても、
マンホール蓋が開き難くならないマンホール蓋の取付構
造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、ほぼ垂直に埋設された
筒体と、この筒体の上端に取り付けられたマンホール蓋
と、このマンホール蓋を筒体に取り付ける止め具とから
なり、常時、止め具の鉤部の先端が筒体の側壁内面の係
止部に係止されてマンホール蓋が筒体に取り付けられ、
マンホール蓋の通孔の中に配置されている弁板を下方に
押すと、弁板に接続しているアームがマンホール蓋の下
面に設けられた支点を中心にして回動して、アームの下
端に接続している鉤部の先端が筒体の係止部から外れて
マンホール蓋を開けることができるマンホール蓋の取付
構造において、前記止め具は、この止め具が筒体の係止
部に係止されたときの支点から、この支点の真下に位置
する鉤部の下端までの距離が長く、先端に行くに従って
次第に支点から鉤部の下端までの距離が短くなされてい
るものである。
【0012】本発明においては、常時、止め具の鉤部の
先端が筒体の側壁内面の係止部に係止されてマンホール
蓋が筒体に取り付けられ、マンホール蓋の通孔の中に配
置されている弁板を下方に押すと、アームが支点を中心
にして回動して鉤部の先端が筒体の係止部から外れてマ
ンホール蓋を開けることができるようになっている。か
かる構造にするには種々な構造がある。例えば、アーム
の重心が、支点より筒体の中心に近くなっていて、鉤部
の先端を、絶えず、筒体の側壁方向に押し付けるように
してもよいし、又、鉤部の先端をバネ等で、絶えず、筒
体の側壁方向に押し付けるようにしてもよい。
【0013】
【作用】本発明マンホール蓋の取付構造では、常時、止
め具の鉤部の先端が筒体の側壁内面の係止部に係止され
てマンホール蓋が筒体に取り付けられ、マンホール蓋の
通孔の中に配置されている弁板を下方に押すと、弁板に
接続しているアームがマンホール蓋の下面に設けられた
支点を中心にして回動して、アームの下端に接続してい
る鉤部の先端が筒体の係止部から外れてマンホール蓋を
開けることができるようになっているから、筒体の上に
マンホール蓋を取り付けると、常時、止め具の鉤部の先
端が筒体の側壁内面の係止部に係止されてマンホール蓋
が筒体に取り付けられる。そして、排水枡を掃除した
り、補修するとき等マンホール蓋を開ける必要が生じた
ときには、マンホール蓋の通孔の中に配置されている弁
板を下方に押す。すると、アームが支点を中心にして回
動して鉤部の先端が筒体の係止部から外れてマンホール
蓋を開けることができる。
【0014】又、車両等が通過して路面が筒体およびマ
ンホール蓋と共に低くなって、マンホール蓋に取り付け
られている止め具の鉤部が立上管の蓋に押し付けられて
も、本発明マンホール蓋の取付構造では、止め具が筒体
の係止部に係止されたときの支点から、この支点の真下
に位置する鉤部の下端までの距離が長く、先端に行くに
従って次第に支点から鉤部の下端までの距離が短くなさ
れているから、弁板を押すと、支点からこの支点の真下
の鉤部の下端までの距離が短くなる方向に鉤部が移動す
る。換言すると、以前立上管に押し付けられていた止め
具の鉤部の下端が筒体の中心方向に移動し、支点から、
この支点の真下に位置する鉤部の下端までの距離が短く
なり、鉤部の下端が立上管の上面から離れる。従って、
支点を中心にしてアームを支障なく回動させて、マンホ
ール蓋を開けることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明マンホール蓋の取付構造の一実施例を示すもので、
(イ)はマンホールの断面図、(ロ)はマンホール蓋の
取付構造の要部を示す説明図である。図2は本発明の他
の実施例を示すもので、マンホール蓋の取付構造の要部
を示す説明図である。図3は本発明の別の実施例を示す
もので、マンホール蓋の取付構造の要部を示す説明図で
ある。図4は本発明の更に別の実施例を示すもので、マ
ンホール蓋の取付構造の要部を示す説明図である。
【0016】図1において、1はマンホールであり、こ
のマンホール1は、筒体6とマンホール蓋7と、このマ
ンホール蓋7の下方に設けられている排水枡2と流入管
3と流出管4と立上管5とからなる。排水枡2は塩化ビ
ニル樹脂からなる合成樹脂製であり、枡本体21と、こ
の枡本体21の両側に設けられた流入管接続口22と流
出管接続口23と、枡本体21の上方に設けられた立上
管接続口24とからなる。流入管3は家庭から排出され
る排水等を集めるものであり、この流入管3は流入管接
続口22に接続されている。
【0017】流出管4は流入管3から排水枡2に流入し
た排水を下水本管に流出させるもので、排水枡2の流出
管接続口23に接続されている。立上管5は排水枡2の
立上管接続口24に接続され、この立上管5の上部近傍
まで埋設され、立上管5の上端が地上近傍に開口してい
る。そして、この立上管5の上端には蓋51が取り付け
られている。筒体6は立上管5の上部と蓋51を覆うよ
うにほぼ垂直に埋設され、この上にマンホール蓋7が取
り付けられている。尚、このマンホール蓋7の上面は地
面とほぼ同じ高さになっている。
【0018】マンホール蓋7は筒体6に止め具8で取り
付けられている。このマンホール蓋7が止め具8で筒体
6に取り付けられているマンホール蓋の取付構造は、次
のようになっている。即ち、マンホール蓋7には、
(ロ)に示すように、周縁部に通孔71が、又、この通
孔71近傍の下面に取付部72が設けられている。又、
筒体6には、側壁61内面に係止部62が設けられてい
る。又、止め具8は、マンホール蓋7の通孔71の中に
配置された弁板81と、この弁板81からマンホール蓋
7の取付部72に取り付けられた支点82までマンホー
ル蓋7の下方を通り、更に、この支点82から下方に折
曲された鍵形のアーム83と、このアーム83の下端部
から筒体6の側壁61方向に折曲された鉤部84とから
なり、アーム83の支点82がマンホール蓋7の取付部
72に回動自在に取り付けられている。
【0019】そして、アーム83の支点82から下方に
折曲された部分が筒体6の中心方向に彎曲していて、こ
の部分が厚くなっていて重くなっている。このように、
この彎曲部分が重くなっているから重力により、常時、
止め具8の鉤部84の先端が筒体6の側壁方向に押さ
れ、鉤部84の先端が側壁内面に設けられている係止部
62に係止され、その結果、マンホール蓋7が筒体6に
取り付けられるようになっている。
【0020】そして、マンホール蓋7の通孔71の中に
配置されている弁板81を下方に押すと、アーム83が
支点82を中心にして回動して鉤部84の先端が筒体6
の係止部62から外れてマンホール蓋7を開けることが
できるようになっている。又、この止め具8は、止め具
8が筒体6の係止部62に取り付けられたときの支点8
2から、この支点82の真下に位置する鉤部84の下端
までの距離が長く、先端に行くに従って次第に支点82
から鉤部84の下端までの距離が短くなされている。
【0021】次に、このマンホールの施工方法および作
用について説明する。路面を掘り、排水枡2を据え付
け、流入管3と流出管4をそれぞれ流入管接続口22と
流出管接続口23に接続する。又、立上管5を立上管接
続口24に接続し、蓋51を立上管5の上端に取り付け
る。その後、立上管5の上端近傍まで埋め戻し、この上
に基礎65を設け、この基礎65に筒体6を据え付け、
この筒体6の上端にマンホール蓋7を取り付ける。この
際、このマンホール蓋7の上面が路面とほぼ同じにす
る。マンホール蓋7の上面だけを顕して埋め戻す。
【0022】このようにして取り付けたマンホール1で
は、アーム83の支点82がマンホール蓋7の取付部7
2に回動自在に取り付けられ、常時、止め具8の鉤部8
4の先端が筒体6の側壁方向に押され、鉤部84の先端
が側壁内面に設けられている係止部62に係止されるか
ら、マンホール蓋7を筒体6に取り付けると、自動的
に、鉤部84の先端が係止部62に係止され、マンホー
ル蓋7が外れないように筒体6に取り付けられる。
【0023】そして、排水枡2の内部を掃除したり、排
水枡2を補修する等で、マンホール蓋7を開けたいとき
には、マンホール蓋7の通孔71の中に配置されている
弁板81を下方に押す。すると、アーム83が支点82
を中心にして回動して鉤部84の先端が筒体6の係止部
62から外れてマンホール蓋7を開けることができる。
【0024】又、車両等が通過して路面が筒体6および
マンホール蓋7と共に低くなって、(ロ)の2点鎖線で
示すように、マンホール蓋7に取り付けられている止め
具8の鉤部84が立上管5の蓋51に押し付けられて
も、止め具8が筒体6の係止部62に取り付けられたと
きの支点82から、この支点82の真下に位置する鉤部
84の下端までの距離が長く、先端に行くに従って次第
に支点82から鉤部84の下端までの距離が短くなされ
ているから、マンホール蓋7を支障なく開くことができ
る。即ち、弁板81を押すと、支点82からこの支点8
2の真下の鉤部84の下端までの距離が短くなる方向に
鉤部84が移動する。換言すると、(ロ)に示すよう
に、以前、立上管5に押し付けられていた止め具8の鉤
部84の下端が筒体6の中心方向に移動し、支点82か
ら、この支点82の真下に位置する鉤部84の下端まで
の距離が短くなり、鉤部84の下端が立上管5の上面か
ら離れる。従って、支点82を中心にしてアーム83を
支障なく回動させて、マンホール蓋を開けることができ
る。
【0025】次に、図2に示す実施例について説明す
る。図2に示す実施例を図1に示す実施例と比較する
と、止め具8aの構造が異なる。即ち、止め具8aは、
マンホール蓋7aの通孔71aの中に配置された弁板8
1aと、この弁板81aからマンホール蓋7aの取付部
72aに取り付けられた支点82aまでマンホール蓋7
aの下方を通り支点82aから下方に折曲された鍵形の
アーム83aと、このアーム83aの下端部から筒体6
aの側壁61a方向に折曲された鉤部84aとからな
り、アーム83aの支点82aがマンホール蓋7aの取
付部72aに回動自在に取り付けられている。そして、
アーム83aがバネ9で、常時、止め具8aの鉤部84
aの先端が筒体6aの側壁方向に押され、鉤部84aの
先端が側壁内面に設けられている係止部62aに係止さ
れ、その結果、マンホール蓋7aが筒体6aに取り付け
られるようになっている。
【0026】そして、マンホール蓋7aの通孔71aの
中に配置されている弁板81aを下方に押すと、アーム
83aが支点82aを中心にして回動して鉤部84aの
先端が筒体6aの係止部62aから外れてマンホール蓋
7aを開けることができるようになっている。その他は
図1に示す実施例と同じで構造であり、マンホールの施
工方法および作用も同じであるから説明を省略する。
【0027】次に、図3に示す実施例について説明す
る。図3に示す実施例を図1に示す実施例と比較する
と、止め具8bの構造が異なる。即ち、止め具8bは、
マンホール蓋7bの通孔71bの中に配置された弁板8
1bと、この弁板81bからマンホール蓋7bの取付部
72bに取り付けられた支点82bまでマンホール蓋7
bの下方を通り支点82bから下方に折曲されたほぼ
「形のアーム83bと、このアーム83bの下端部から
筒体6bの側壁61b方向に折曲された鉤部84bとか
らなり、アーム83bの支点82bがマンホール蓋7b
の取付部72bに回動自在に取り付けられている。そし
て、アーム83bの筒体6aの中心方向に錘95が設け
られている。この錘95によって、常時、止め具8bの
鉤部84bの先端が筒体6bの側壁方向に押され、鉤部
84bの先端が側壁内面に設けられている係止部62b
に係止され、その結果、マンホール蓋7bが筒体6bに
取り付けられるようになっている。
【0028】そして、マンホール蓋7bの通孔71bの
中に配置されている弁板81bを下方に押すと、アーム
83bが支点82bを中心にして回動して鉤部84bの
先端が筒体6bの係止部62bから外れてマンホール蓋
7bを開けることができるようになっている。その他は
図1に示す実施例と同じ構造であり、マンホールの施工
方法および作用も同じであるから説明を省略する。
【0029】次に、図4に示す実施例について説明す
る。図4に示す実施例を図1に示す実施例と比較する
と、止め具8cの弁板81cの構造が異なる。即ち、弁
板81cの上面周縁部にゴム製のパッキン96が取り付
けられている。従って、マンホール蓋7cが取り付けら
れたときには、通孔71cと弁板81cとの間が水密に
密着し、この間から雨水が入らないようになっている。
その他は図1に示す実施例と同じ構造であり、マンホー
ルの施工方法および作用も同じであるから説明を省略す
る。
【0030】
【発明の効果】本発明マンホール蓋の取付構造では、常
時、止め具の鉤部の先端が筒体の側壁内面の係止部に係
止されてマンホール蓋が筒体に取り付けられ、マンホー
ル蓋の通孔の中に配置されている弁板を下方に押すと、
弁板に接続しているアームがマンホール蓋の下面に設け
られた支点を中心にして回動して、アームの下端に接続
している鉤部の先端が筒体の係止部から外れてマンホー
ル蓋を開けることができるようになっているから、筒体
の上にマンホール蓋を取り付けると、常時、止め具の鉤
部の先端が筒体の側壁内面の係止部に係止されてマンホ
ール蓋が筒体に取り付けられる。そして、マンホール蓋
の通孔の中に配置されている弁板を下方に押すと、アー
ムが支点を中心にして回動して鉤部の先端が筒体の係止
部から外れてマンホール蓋を開けることができる。
【0031】又、車両等が通過して路面が筒体およびマ
ンホール蓋と共に低くなって、マンホール蓋に取り付け
られている止め具の鉤部が立上管の蓋に押し付けられて
も、本発明マンホール蓋の取付構造では、止め具が筒体
の係止部に係止されたときの支点から、この支点の真下
に位置する鉤部の下端までの距離が長く、先端に行くに
従って次第に支点から鉤部の下端までの距離が短くなさ
れているから、弁板を押すと、アームが支障なく支点を
中心にして回動し、マンホール蓋を開けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マンホール蓋の取付構造の一実施例を示
すもので、(イ)はマンホールの断面図、(ロ)はマン
ホール蓋と立上管との関係を示す説明図である。
【図2】本発明マンホール蓋の取付構造の他の実施例を
示すもので、マンホール蓋の取付構造の要部を示す説明
図である。
【図3】本発明マンホール蓋の取付構造の別の実施例を
示すもので、マンホール蓋の取付構造の要部を示す説明
図である。
【図4】本発明マンホール蓋の取付構造の更に別の実施
例を示すもので、マンホール蓋の取付構造の要部を示す
説明図である。
【図5】従来のマンホールの断面図である。
【図6】従来の他のマンホールの断面図である。
【図7】従来のマンホールにおけるマンホール蓋の取付
構造の要部を示す説明図である。
【図8】従来のマンホールにおいて、止め具が回転しな
くなった状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 排水枡 3 流入管 4 流出管 5 立上管 6 筒体 62 係止部 7、7a、7b、7c マンホール蓋 71、71a、71b、71c 通孔 72、72a、72b 取付部 8、8a、8b、8c 止め具 81、81a、81b、81c 弁板 82、82a、82b 支点 83、83a、83b アーム 84、84a、84b 鉤部 9 バネ 95 錘 96 パッキン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ垂直に埋設された筒体と、この筒体
    の上端に取り付けられたマンホール蓋と、このマンホー
    ル蓋を筒体に取り付ける止め具とからなり、常時、止め
    具の鉤部の先端が筒体の側壁内面の係止部に係止されて
    マンホール蓋が筒体に取り付けられ、マンホール蓋の通
    孔の中に配置されている弁板を下方に押すと、弁板に接
    続しているアームがマンホール蓋の下面に設けられた支
    点を中心にして回動して、アームの下端に接続している
    鉤部の先端が筒体の係止部から外れてマンホール蓋を開
    けることができるマンホール蓋の取付構造において、前
    記止め具は、この止め具が筒体の係止部に係止されたと
    きの支点から、この支点の真下に位置する鉤部の下端ま
    での距離が長く、先端に行くに従って次第に支点から鉤
    部の下端までの距離が短くなされていることを特徴とす
    るマンホール蓋の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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