JPH0938621A - 廃棄糸くずと紙管との再資源化システム - Google Patents
廃棄糸くずと紙管との再資源化システムInfo
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- JPH0938621A JPH0938621A JP7215523A JP21552395A JPH0938621A JP H0938621 A JPH0938621 A JP H0938621A JP 7215523 A JP7215523 A JP 7215523A JP 21552395 A JP21552395 A JP 21552395A JP H0938621 A JPH0938621 A JP H0938621A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Abstract
は、定量フィダー2,6で所定の割合をもって搬送コン
ベア4上で混合されて繊維くずとなり、破砕機7にて破
砕され、貯水タンク15から水分の供給を受けて水分が
調整され、成形機14において成形される。 【効果】 糸くずと紙管とを利用し、壁装材などの建材
や燃料として有効な資源とすることができる。
Description
またはウォータジェット方式の織機により布類を紡織す
る際、またはサイジング後に廃棄され水分を多く含んだ
糸くずと水分をあまり含まない廃棄された糸巻き紙管
(以下「紙管」という)とを混合して再資源化するシス
テムに関する。以下、この糸くずおよび紙管との混合物
を総称して「繊維くず」という。
ータジェット方式の織機により布類を紡織する際などに
発生し廃棄される糸くずおよび紙管の処理は、一般の生
活ごみの処理と同様に埋め立てられるか、単に焼却炉で
焼却されるかで、未だ再資源化されてはいない。また、
紙管のみの再資源化は可能である。
資源化するのにこの紙管に糸くずが付着しており、この
糸くずをこの紙管から除去し分別して処理する方法は、
この糸くずを除去するのに人手によりカッターで行うた
め手間がかかり、これでは処理費用のコスト高とする。
また、糸くずを除去した紙管をそのまま紙管として再使
用したのでは、僅かの疵や変形などにより紡織機械の制
御機構の誤動作の原因となり、これは現実的な解決法で
はない。なお、一般の廃棄物や産業廃棄物例えば廃プラ
スチックのように質的、あるいは水分含有量が例えば7
0〜80%とバラツキの多い不安定な物質では、再資源
化システム中で破砕、乾燥して10%程度以下にまで一
度安定化させ、それにより腐敗や取扱いの便利性の問題
を解決して製品化する、つまり再資源化させる必要があ
るが、本発明の開発には色々の点、例えば破砕、乾燥の
点で参考になった。しかし、この再資源化のために複数
段階の破砕設備や水分除去のための熱消費型の大規模の
乾燥機や混合室、反応室などが必要であり、本発明の開
発にはこの点を解決する必要があった。
の処理対象を物理的特性が安定している糸くずと紙管と
からなる繊維くずに限定し、大規模の乾燥設備を必要と
することなく、この繊維くずを壁装材または燃料などと
して再資源化するシステムを提供することにある。
れた糸くずと紙管とを、所定の割合で混合(2,6)
し、この混合した繊維くずを、破砕(7)し混合(8)
し、その後、水分(15)を供給(17)して繊維くず
の水分を調整し、この水分が調整された繊維くずを成形
(14)するところにある。
合された繊維くずには、鉱物系不燃材と可燃材との少な
くとも一方を選択して添加(11)するを選択添加する
ことを含むところにある。
分を調整する工程では、この水分として液状の防腐剤、
防臭剤、防かび剤、芳香剤、着色剤、乳状添加剤から選
択された少なくとも1つが予め混合してあるところにあ
る。
例を説明する。
ト方式の織機により布類を紡織する際またはサイジング
後に廃棄された糸くずは水分を60〜80%と多く含
み、搬送車により搬送されてホッパー1内に投入され
る。このホッパー1の底面は定量フィダー2に連通し、
糸くずはこのフィダーにおいてギロチン式の切断機(ス
ライシング装置)3により切断され、切断された糸くず
は搬送コンベア4上に供給され次工程へ搬送される。他
方、紙管は水分を1〜3%とあまり含まないもので、こ
の紙管も運搬車によりホッパー5内に投入され、このホ
ッパーの底部に付設してある定量フィダー6により搬送
コンベア4上に搬送され、このコンベア上の糸くずと原
形のままで混合される。この時、両定量フィダー2,6
により糸くずと紙管とは所定の割合、例えば1対3、1
対1、3対1で混合される。本発明ではこの混合割合が
重要で、この割合により、後で説明しているように、再
資源化し固形化した製品つまり最終製品の形状が決定さ
れ、壁装材または燃料とに使用目的が別れる。
た繊維くずは、搬送コンベア4により破砕機7に投入さ
れて例えば30mm以下の小片に破砕される。この破砕
機は既に開発されているものが使用可能である。適正な
粒度に破砕された繊維くずは振動定量フィダー装置であ
る振動スクリューコンベア8によりさらに均一に混合さ
れ、その後連続して配設してある搬送コンベア9により
ホッパー付き貯蔵槽10内に搬送され、ここで一時貯蔵
される。
送される途中において、製品の使用目的に応じて所定の
物が添加される。例えば、破砕混合された繊維くずを壁
装材として製品化する場合には、添加物貯蔵槽11から
固体の添加物である鉱物系不燃材が定量フィダー12に
よって添加される。この鉱物系不燃材として、消石灰、
石膏、ロックウール、ドロマイト、シラス、ワラストナ
イトなどであり、さらにアンチモンなどの不燃鉱物防炎
剤や固着剤を添加してもよい。また、燃料として製品化
する場合には可燃材として粉炭材などを添加してもよ
い。添加材が添加され混合された繊維くずは、貯蔵槽1
0から定量フィダーのスクリューコンベア13により成
形機14に供給される。成形機14には、その上部開口
に噴射ノズル17が設置してあり、このノズルには貯水
タンク15から水または水溶液がポンプ16により供給
され、このノズルから水分が噴射または噴霧されて繊維
くずの水分の含有量を調整する。この噴霧される水は、
水のみでなく水の中には、液状の防腐剤、防臭剤、防か
び剤、芳香剤、着色剤などを予め混合しておくと壁装材
としてさらに有効である。さらに、水には、石灰乳など
の乳状添加剤を添加することも望ましく、特にシリコン
系の液状の防臭剤や防腐剤(例えば、商品名「リホナッ
ク」自然科学研究所製)は有効である。さらに、成形機
14として公知の石臼型のものを使用する場合、この成
形機の摩擦により発熱し水蒸気が発生するため、それま
で調整されていた水分が不足することがある。これで
は、フレーク状に成形しようとしたところ棒状(クレヨ
ン状)になってしまう。そのため、噴射ノズル17から
成形機14内の繊維くずに向けて水分を噴霧して水シー
ルし、この成形機からの水分蒸発を押え、成形温度を一
定に保ち、繊維くずと水分との混合割合の制御が容易に
でき、固化温度の制御および最終製品の形状の制御が可
能である。例えば製品として壁装材を製造する場合には
フレーク状にし、燃料とする場合には、燃焼を容易にす
るため径が10mm以下の棒状のものになるよう制御さ
れる。水分が調整されたものは、成形機14によりフレ
ーク状または棒状に成形される。
は、糸くずと紙管との混合割合と含有水分との関係も重
要で、その関係は次に示す通りである。
内に投入される。
糸くずと紙管とを利用し、壁装材などの建材や燃料など
として有効な資源を提供できるものであり、また本発明
では水分を多く含む糸くずと水分をあまり含まない紙管
とに着目し、両者の混合物である繊維くずの水分を容易
に調整しほぼ一定にすることができるため、製品の形状
を所望のものとすることができる。また、従来のような
水分を除去するための乾燥装置などは不要で、さらに、
この繊維くずは形状がほぼ一定で均一に混合することが
容易であるため、従来のような特別な混合機などは不要
であるので設備費が安価となり、処理工程も簡単で、そ
のためランニングコストも安価となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 廃棄された糸くずと紙管とを、所定の割
合で混合(2,6)する工程と、 この混合した繊維くずを、破砕(7)し混合(8)する
工程と、 その後、水分(15)を供給(17)して繊維くずの水
分を調整する工程と、 水分が調整された繊維くずを成形(14)する工程とか
らなることを特徴とする廃棄糸くずと紙管との再資源化
システム。 - 【請求項2】 請求項1において、破砕混合されて繊維
くずには鉱物系不燃材と可燃材との少なくとも一方を選
択して添加(11)するを選択添加する工程を含むこと
を特徴とする廃棄糸くずと紙管との再資源化システム。 - 【請求項3】 請求項1において、水分を調整する工程
では、この水分として液状の防腐剤、防臭剤、防かび
剤、芳香剤、着色剤、乳状添加剤から選択された少なく
とも1つが予め混合してあることを特徴とする廃棄糸く
ずと紙管との再資源化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21552395A JP3666758B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 廃棄糸くずと糸巻き紙管との再資源化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21552395A JP3666758B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 廃棄糸くずと糸巻き紙管との再資源化システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938621A true JPH0938621A (ja) | 1997-02-10 |
JP3666758B2 JP3666758B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=16673837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21552395A Expired - Fee Related JP3666758B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 廃棄糸くずと糸巻き紙管との再資源化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3666758B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105128185A (zh) * | 2015-10-10 | 2015-12-09 | 张文国 | 一种工业塑料垃圾的循环再利用系统 |
CN105149325A (zh) * | 2015-10-10 | 2015-12-16 | 张文国 | 一种工业塑料垃圾的循环再利用方法 |
CN112845513A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-28 | 淄博昱鑫商贸有限公司 | 一次性输液器批量毁形甩干机 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP21552395A patent/JP3666758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105149325A (zh) * | 2015-10-10 | 2015-12-16 | 张文国 | 一种工业塑料垃圾的循环再利用方法 |
CN112845513A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-28 | 淄博昱鑫商贸有限公司 | 一次性输液器批量毁形甩干机 |
CN112845513B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-29 | 姜润铎 | 一次性输液器批量毁形甩干机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3666758B2 (ja) | 2005-06-29 |
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