JPH093840A - 全天候性突起物標示型道路標示法 - Google Patents

全天候性突起物標示型道路標示法

Info

Publication number
JPH093840A
JPH093840A JP8189839A JP18983996A JPH093840A JP H093840 A JPH093840 A JP H093840A JP 8189839 A JP8189839 A JP 8189839A JP 18983996 A JP18983996 A JP 18983996A JP H093840 A JPH093840 A JP H093840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
thermoplastic
road
projections
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8189839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3091996B2 (ja
Inventor
Shigeru Miyamoto
茂 宮本
Kazuyuki Yasuda
和行 安田
Kinya Wada
欣也 和田
Munetsugu Nieda
統亜 贄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON LINER KK
Shingo Kizai KK
Original Assignee
NIPPON LINER KK
Shingo Kizai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON LINER KK, Shingo Kizai KK filed Critical NIPPON LINER KK
Priority to JP08189839A priority Critical patent/JP3091996B2/ja
Publication of JPH093840A publication Critical patent/JPH093840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091996B2 publication Critical patent/JP3091996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱可塑性樹脂を主体とする結合材と、顔料、
骨材、ガラスビース等からなる体質材および可塑剤等を
混合加熱溶解した熱可塑性路面標示用塗料を、溶解温度
150℃〜200℃、粘度特性15,000〜150,
000cpsに維持しつつ、路面上に1mm〜3mm厚
の平坦な帯状塗膜面と高さが3mm〜10mmの小突起
物を一体に形成溶着し、固化させる。 【効果】 ガラスビーズを均等に混入した形崩れのない
所望の高さおよび形状の突起物と帯状塗膜面からなる全
天候性道路標示が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は路面に車線境界線、車道
中央線、車道外側線等の標示用として用いられるもので
あり、特に降雨時の夜間にも良好な視認性が確保できる
とともに乗り上げ車両に適度な振動を与えることができ
る全天候性突起物標示型道路標示法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、車線境界線、車道中央線、車道外側
線等の道路標示は、一般にJIS−K−5665の3種
溶融を主体とする塗料を用い、これを塗布時に180〜
230℃に溶解して路面上に2.5mm以下厚の平坦な
帯状塗膜面からなる道路標示を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記道路標
示による帯状塗膜面は厚さ2.5mm以下の平坦面で仕
上げられるため、降雨時には冠水して夜間見えにくいも
のとなる問題点があり、この問題点を解決するため、近
年は前記塗膜面上に所要形状、例えば、円形、楕円形、
正四角形、長方形等の高さ2mm〜5mmの突起物を一
体に形成する標示法が試みられている。
【0004】しかしながら、上記従来の路面標示用塗料
は塗膜面を平坦に仕上げるのに適する粘度、即ち粘度特
性が1,000〜10,000cpsからなるものであ
るため、突起物を形成しようとしても、塗料の特性から
突起物が周辺へ流れ出てしまい所望の高さや形状を有す
る突起物が得られ難いという問題点があったとともに反
射材である散布用ガラスビースが塗膜中に沈んでしまい
夜間視認性も確保し難いという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、熱可塑性樹脂を主体とする結合材
と、顔料、骨材、ガラスビーズ等からなる体質材および
可塑剤等を混合加熱溶解して得られる熱可塑性路面標示
用塗料により帯状塗膜面と該帯状塗膜面上に所要形状か
らなる小突起物を一体に形成するようにした突起物標示
型道路標示法において、前記熱可塑性路面標示用塗料の
塗布時における溶解温度を150℃〜200℃、粘度特
性を15,000〜150,000cpsに維持しつつ
路面上に1mm〜3mm厚の平坦な帯状塗膜面と高さが
3mm〜10mmの所要形状からなる小突起物を所要間
隔をもって一体に形成溶着し、固化させることを特徴と
するものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明標示法により形成した全天候性
突起物標示体の好適な一実施例を示す斜視図であり、図
2は図1におけるA−A拡大断面図である。
【0007】以下に本発明において使用する組成物の各
資料について説明する。
【0008】脂肪族系石油樹脂10〜16%(分子量1
000〜1700)は、優れた流動性、接着性、速乾性
を塗膜に付与するためのものであり、例えば市販のクイ
ントン(商品名)、その他ハイレッツ(商品名)、マル
カレッツ(商品名)等が使用される。
【0009】熱可塑性高分子ポリエステル1〜5%(分
子量2700〜3500)は、耐候性、耐熱性、接着
性、硬度等を塗膜に付与するためのものであるが、本発
明においては特に他の結合材と併用することにより溶融
時の塗料に所要のチキソトロピー性(揺変性》を付与す
るものであり、例えば市販のバイロン(商品名)、エリ
ーテル(商品名)等が使用される。
【0010】エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂0.1〜
0.5%(分子量12000〜13000)は柔軟性を
塗膜に付与して低温時の脆性を改良するためのものであ
り、例えば市販のエバフレックス(商品名)が使用され
る。ポリエチレンワックス0.5〜2%(平均分子量7
50)は、塗料に流動性を付与するものであり、例えば
市販のネオワックス(商品名)が使用される。植物油変
性アルキド樹脂1〜3%(分子量2000〜2400)
は、可塑剤として作用し、塗膜に柔軟性、流動性等を付
与するものであり、例えば市販のアラキード(商品名)
が使用される。
【0011】上記各資料は、互いの組合せにおいて相溶
性であるとともにこれら結合材は顔料、体質材、および
ガラスビーズとの混合によって優れた全天候性突起物標
示型道路標示用塗膜構成組成物となすことができたもの
である。
【0012】本発明における組成物に使用される顔料、
体質材、ガラスビーズは従来一般に使用されている原料
を採用するものである。
【0013】即ち白色顔料として白色度の顔料中最高に
して屈折率、硬度も大きいアナターゼ型二酸化チタン
(2〜10%)、体質材として重質炭酸カルシウム(3
50メッシュ残分5%以下)(30〜40%)および/
または粒状炭酸カルシウム(粒度構成32〜48メッシ
ュ)(15〜35%)、ガラスビーズは屈折率1.50
〜1.64、粒度106〜850μmのものを15〜3
0%添加する。
【0014】次に塗着する組成物の調整ならびに路面へ
の塗着方法を述べると、先ず結合材、可塑剤、顔料、体
質材および反射材であるガラスビーズをあらかじめ定量
にて常温混合された材料を車上に設けた攪拌機に容れて
150〜200℃で加熱しながら混合し、粘度特性1
5,000〜150,000cpsの熱可塑性化合物に
調整する。
【0015】次に溶融された熱可塑性化合物を道路標示
の各種類に適合する塗布器に路面上で流入させ、各塗布
器により図1〜図2示のような厚さ1〜3mmの平坦な
帯状塗膜面1と高さが3〜10mmの所要形状からなる
小突起物2を所要間隔をもって一体に形成した所定の道
路標示を溶着固化する。
【0016】次に本発明と従来例との比較を表に示す。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明における組成物の
使用によって白色度高く、速乾性にして、固くて強靱性
を必要とする適路標示の条件を凡て満足するものである
が、特に本発明においては、組成物に熱可塑性高分子ポ
リエステル1〜5%を他の結合材と併用することにより
溶融時の塗料に適度のチキソトロピー性(揺変性)を付
与するとともに、粘度特性を15,000〜150,0
00cpsとして塗布標示を行うようにしたものである
から、形崩れのない所望の高さおよび形状の突起物を得
ることができるとともに、散布用ガラスビーズも帯状塗
膜面および突起物上共に均等に固着して均一な反射が得
られ、その結果、特に降雨時の夜間でも充分な視認性を
確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明標示法により形成した全天候性突起物標
示体の好適な一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A拡大断面図である。
【符号の説明】
1 帯状塗膜面 2 小突起物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 欣也 神奈川県川崎市中原区市ノ坪160 信号器 材株式会社内 (72)発明者 贄田 統亜 東京都千代田区神田錦町2−11 日本ライ ナー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を主体と1る結合材と、顔
    料、骨材、ガラスビーズ等からなる体質材および可塑剤
    等を混合加熱溶解して得られる熱可塑性路面標示用塗料
    により帯状塗膜面と該帯状塗膜面上に所要形状からなる
    小突起物を一体に形成するようにした突起物標示型道路
    標示法において、前記熱可塑性路面標示用塗料の塗布時
    における溶解温度を150℃〜200℃、粘度特性を1
    5,000〜150,000cpsに維持しつつ路面上
    に1mm〜3mm厚の平坦な帯状塗膜面と高さが3mm
    〜10mmの所要形状からなる小突起物を所要間隔をも
    って一体に形成溶着し、固化させることを特徴とする全
    天候性突起物標示型道路標示法。
JP08189839A 1996-06-14 1996-06-14 全天候性突起物標示型道路標示法 Expired - Fee Related JP3091996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08189839A JP3091996B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 全天候性突起物標示型道路標示法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08189839A JP3091996B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 全天候性突起物標示型道路標示法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3132318A Division JPH0762325B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 全天候性突起物標示型道路標示法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH093840A true JPH093840A (ja) 1997-01-07
JP3091996B2 JP3091996B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=16248076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08189839A Expired - Fee Related JP3091996B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 全天候性突起物標示型道路標示法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3091996B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817609B1 (ko) * 2005-01-17 2008-03-31 송미자 차량용 차선 도색 장치 및 그를 이용한 차선 도색 방법
JP2013049957A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Shingo Kizai Co Ltd 自転車用路面表示材及びその施工方法
JP2016006293A (ja) * 2015-08-31 2016-01-14 信号器材株式会社 自転車用路面表示材及びその施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817609B1 (ko) * 2005-01-17 2008-03-31 송미자 차량용 차선 도색 장치 및 그를 이용한 차선 도색 방법
JP2013049957A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Shingo Kizai Co Ltd 自転車用路面表示材及びその施工方法
JP2016006293A (ja) * 2015-08-31 2016-01-14 信号器材株式会社 自転車用路面表示材及びその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3091996B2 (ja) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4983458A (en) Reflective particles
US3410185A (en) Marking
KR19990029004A (ko) 역반사 요소
CN104685129A (zh) 用于支持车辆的环境识别的新型道路标记
CA1268016A (en) Reflective particles and method of making the same
EP3056475B2 (en) Composition, marking and kit of parts for forming a marking, such as a road marking
JP2816182B2 (ja) 舗道の逆反射マーキングシート
JP2015148114A (ja) 路面ライン標示及び路面ライン標示用塗料
JPH093840A (ja) 全天候性突起物標示型道路標示法
US5928716A (en) Method for marking a roadway surface
US5972421A (en) Method for producing pelletized pavement marking mixtures
US2574972A (en) Highway marking paint containing glass beads
JPH0762325B2 (ja) 全天候性突起物標示型道路標示法
KR102396358B1 (ko) 우천시 시인성 및 내구성이 우수한 상온경화형 돌출차선 도료 조성물
KR0180945B1 (ko) 포장도로의 도로표지방법
JP2515478B2 (ja) 雨天・夜間時に視認性の良い騒音低減型路面標示
JP3621047B2 (ja) 道路標示線及び道路標示線の施工方法
JP3399485B2 (ja) 加熱溶融型道路標示塗料
KR20130051626A (ko) 도로용 융착식 도료, 이를 이용한 도로 부착용 테이프 및 그의 제조방법
KR20050057864A (ko) 야간시인성이 우수한 차선의 도색 방법
JPH0347308A (ja) 雨天・夜間時の視認性の良い路面標示の形成方法
JPH07179787A (ja) 加熱溶融型道路標示塗料
US2933989A (en) Traffic markers
KR102515257B1 (ko) 형광증백 혼합조성물을 포함하여 제조된 테이프형 차선
JP2005060453A (ja) 路面標示用塗料

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees