JPH0938267A - 走行記録測定システム - Google Patents

走行記録測定システム

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JPH0938267A
JPH0938267A JP7214197A JP21419795A JPH0938267A JP H0938267 A JPH0938267 A JP H0938267A JP 7214197 A JP7214197 A JP 7214197A JP 21419795 A JP21419795 A JP 21419795A JP H0938267 A JPH0938267 A JP H0938267A
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JP
Japan
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unique data
input
electromagnetic wave
processing
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JP7214197A
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English (en)
Inventor
Noboru Matsunami
登 松波
Michiko Koshitani
道子 越谷
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MOA KK
TOUKA SEIKI KK
Original Assignee
MOA KK
TOUKA SEIKI KK
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Publication date
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Publication of JPH0938267A publication Critical patent/JPH0938267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競技者が走ることに集中できるとともに、各
競技者の競技所要時間を自動的に測定できる走行記録測
定システムを提供すること。 【解決手段】 競技者11に発信器10を持たせる。発
信器10は、その競技者11にのみ唯一与えられる固有
データを電磁波にして発射している。競技者11がゴー
ル21に到着すると、電磁波前処理部23で受信した電
磁波を基に固有データを受信装置24で得る。ビデオカ
メラ27は、前記ゴール22部分を撮影して映像信号に
変換したできる。受信装置24により得られた固有デー
タが処理装置25に入力されたときに、処理装置25
は、当該固有データにおける所要時間、順位を競技者の
氏名に関連づけて記憶させるともに、前記撮影手段から
の映像信号を当該固有データに関連づけて記憶させる。
なお、この記憶したデータは、競技者の要求により印刷
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行記録測定シス
テムに関する。本発明は、競技者に唯一与えられた固有
データを電磁波として発射する発信器を競技者に取付
け、この発信器からの固有データを無線にて受信し、当
該固有データを基に走行記録を測定収集できる走行記録
測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、陸上競技のマラソンは、世界各国
において、また各種の団体主催で開催されている。これ
らマラソンにおける計測掲示は、基本的に、審判員が目
視で確認している。しかしながら、この計測掲示では、
審判方法に習熟した審判員が多数必要となるほか、競技
者がゴールに多数殺到したときには審判に手間がかかっ
たり、順位が正確に判定されなくなるおそれがあった。
【0003】このような不都合を解消するために、最近
では、小型発信器を競技者の靴紐に取付け、ゴール時に
競技者がゴールに設けた受信マットを踏むことで、所要
時間(走行時間)を測定して記録管理を行うものが提案
されている(第1の従来技術)。これによれば、所要時
間を自動的に判定することができる。
【0004】一方、ゴールに多数の競技者が殺到した場
合などでは、順位の判定が困難になることがある。この
ような僅差の順位について明確な判定を行う装置として
は、競馬の写真判定がある。これは、ゴールを通過した
ことを検出し、短時間に連続して写真を取り、その写真
から順位を判定するものである。このような写真判定装
置をマラソン競技に適用することが考えられる(第2の
従来技術)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術の場合には、発信器を一方の足の靴紐に取
り付けているため、受信マットを踏む足によって記録か
左右されてしまうという欠点があった。また、競技者
は、受信マットを踏む足をどちらにするかなど考え、走
ることに集中できなくなるおそれもあった。
【0006】一方、第2の従来技術によれば、競技者の
数が少ない場合にはこの写真判定装置を使用することが
可能であるものの、1万人以上の多数の競技者が競うマ
ラソンの場合には、多数の競技者がゴールに連続的にし
かも長時間殺到することが考えられ、このようなときで
も確実に判定可能な状態で写真がとれるようにしなけれ
ばならなかった。つまり、連続的で長時間の殺到状態に
あるときでも連続して写真を取り続けることができる機
構と、フィルム量が必要であった。また、写真判定でも
最終的には審判が目視して判定するものであり、判定に
手間や時間がかるという欠点もあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、競技者が走るこ
とに集中できるとともに、各競技者の競技所要時間を自
動的に測定できる走行記録測定システムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る走行記録測定システム
は、競技者に持たせ、かつその競技者にのみ唯一与えら
れる固有データを電磁波にして発射する発信器と、競技
のゴールに設けられた電磁波入力手段で受信した前記発
信器からの電磁波を基に固有データを得る受信手段と、
前記ゴール部分を撮影して映像信号に変換した出力でき
る撮影手段と、前記受信手段により得られた固有データ
が入力されたときに、当該固有データにおける所要時
間、順位を競技者の氏名に関連づけて記憶させるとも
に、前記撮影手段からの映像信号を当該固有データに関
連づけて記憶させる処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項1記載の発明は、競技者に発信器を
持たせ、競技者がゴールに到着したときにその発信器か
らの電磁波を受信し、この電磁波により、競技者の特
定、競技者のスタート地点からゴールまでの所要時間の
測定、及びその競技者のゴール到着時の映像の記憶とい
う少なくとも3つの項目を処理するものである。
【0010】競技者の特定は次のようにする。すなわ
ち、当該競技に使用される多数の発信器内のどれ一つ同
一固有データを備えた発信器がない。したがって、競技
者に渡すゼッケンと、発信器の固有データと、競技者の
氏名等を関連させて記憶させておくことで、競技者の特
定が可能になる。
【0011】競技者のスタート地点からゴールまでの所
要時間の計測は次のように行う。スタート時間から時間
を自動的に計数しておき、競技者がゴールに到着する
と、競技者が取り付けていた発信器からの電磁波を電磁
波前処理手段で受信し、この信号から受信手段により出
力された固有データを得た時点で時間の計数を止める。
これにより、この時間計数値をもって所要時間とするこ
とができる。
【0012】また、競技者のゴール到着時の映像は、次
のようにして得ることができる。すなわち、競技者がゴ
ールに到着した際に受信される電磁波を基に撮影手段の
映像信号を記憶させる。これにより、競技者のゴール到
着時の映像が得られることになる。
【0013】請求項2記載の発明では、前記処理手段に
は、入力したいデータを前記処理手段に入力する第1の
入力手段と、前記処理手段から与えられる表示データを
表示する第1の表示手段と、前記処理手段から与えられ
る印刷データを印刷する第1の印刷手段とが接続される
とともに、各種のデータを記憶する記憶手段と、各競技
者の走行時間を計数する時間情報手段とを備えており、
前記処理手段は、第1の入力手段から入力された氏名を
固有データと関連づけて前記記憶手段に記憶させる第1
の記憶処理手段と、競技開始となったときには前記時間
情報手段を作動させるとともに、前記受信手段から固有
データが入力される毎に、この固有データに関連づけて
前記時間情報手段からの所要時間、前記撮影手段からの
映像信号を前記記憶手段に記憶させる第2の記憶処理手
段と、前記記憶手段に記憶されている所要時間から各固
有データの順位を判定し判定結果を各固有データ毎に前
記記憶手段に記憶させる第3の記憶処理手段と、前記記
憶手段に記憶されている記憶データを、順位、固有デー
タあるいは氏名を指定することによりその指定に従って
印刷できる印刷データを第1の印刷手段に与える印刷処
理手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、競技に必要なデー
タ、例えば固有データと競技者氏名との関連を入力する
ためと、競技結果について競技主催者側で得たい情報
を、第1の表示手段に表示させたり、第1の印刷手段か
ら印刷させたるためのものである。
【0015】請求項3記載の発明では、前記処理手段に
は、入力したいデータを前記処理手段に入力する第2の
入力手段と、前記処理手段から与えられる表示データを
表示する第2の表示手段と、前記処理手段から与えられ
る印刷データを印刷する第2の印刷手段とが接続されて
おり、前記処理手段は、前記第2の入力手段から固有デ
ータあるいは氏名が入力されたときに、その固有データ
あるいは氏名に関して記憶されている所要時間、順位、
映像信号を第2の表示手段に表示する表示処理手段と、
印刷指令が入力されたときには、前記第2の表示手段に
表示されている内容を印刷データとして第2の印刷手段
に与える第2の印刷処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】この請求項3記載の発明は、競技者が例え
は競技に出場した記念として、自分の順位や所要時間を
知りたいときや、あるいは競技者がゴールに到着したと
きの画像を得たいときに使用される。
【0017】競技者は、固有データ例えば自分のゼッケ
ン番号を第2の入力手段を介して処理手段に与える。す
ると、第2の表示手段には、当該競技者がゴールした時
の映像や、順位、所要時間等を見ることができる。ま
た、例えば料金が入力されるとその旨を処理装置に与え
る料金入力手段に所定の料金を投入等すると、この処理
手段は第2の印刷手段に対して第2の表示手段に表示さ
れた内容を印刷データとして与える。これにより、競技
者は、自分のゴールしたときの映像と、氏名、所要時
間、順位、その他のデータとが印刷された書面を受け取
ることができる。
【0018】請求項4記載の発明では、前記固有データ
は、ゼッケン番号であることを特徴とする。固有データ
がゼッケン番号に一対一で対応しているので、例えば競
技者の競技結果を走行記録測定システムから得るとき
に、ゼッケン番号を入力するだけで済む。
【0019】請求項5記載の発明では、前記発信器は電
磁波として電波あるいは赤外線を発射できるものであ
り、ゴールに設けた電磁波前処理手段は高い指向性を持
っていて競技者の走行方向に対して直交する面方向から
到来する電磁波のみを受信できるものであり、かつ受信
手段は電磁波入力手段からの電波あるいは赤外線を受信
して固有データを得るようにしたものであることを特徴
とする。
【0020】電磁波入力手段は鋭い指向性を持たせてお
り、ゴールにゲート形状の平面受信エリアを形成させて
いる。したがって、競技者に取り付けられている発信器
からの電磁波は、ゲートを通過したときのみ電磁波前処
理手段に入力される。
【0021】上記目的を達成するために、請求項6記載
の発明に係る走行記録測定システムは、競技者に持た
せ、かつその競技者にのみ唯一与えられる固有データを
電磁波にして発射する発信器と、競技のゴールに設けら
れた電磁波前処理手段によって受信した前記発信器から
の電磁波を基に固有データを得る受信手段と、各種デー
タを入力する第1の入力手段と、所定の表示データを表
示する第1の表示手段と、所定の印刷データを印刷する
第1の印刷手段と、前記ゴール部分を撮影しその映像信
号を前記処理手段に与える撮影手段と、各種データを記
憶する記憶手段と、各競技者の走行時間を計数する時間
情報手段と、固有データあるいは氏名を入力する第2の
入力手段と、第2の入力手段から入力された固有データ
に関連する表示データを表示する第2の表示手段と、印
刷指令により前記固有データに関連する印刷データを印
刷する第2の印刷手段と、前記受信手段から出力された
固有データが入力されたときに各種処理をおこなう処理
手段とを備え、前記処理手段は、第1の入力手段から入
力された氏名を固有データと関連づけて前記記憶手段に
記憶させる第1の記憶処理手段と、競技開始となったと
きには前記時間情報手段を作動させるとともに、前記受
信手段から固有データが入力される毎に、この固有デー
タに関連づけて前記時間情報手段からの所要時間、前記
撮影手段からの映像信号を前記記憶手段に記憶させる第
2の記憶処理手段と、前記記憶手段に記憶されている所
要時間から各固有データの順位を判定しその判定結果を
各固有データ毎に前記記憶手段に記憶させる第3の記憶
処理手段と、前記記憶手段に記憶されている記憶データ
を、順位、固有データあるいは氏名を指定することによ
りその指定に従って印刷させる印刷データを第1の印刷
手段に与える第1の印刷処理手段とを備えるとともに、
前記第2の入力手段から固有データあるいは氏名が入力
されたときに、その固有データあるいは氏名に関して記
憶されている所要時間、順位、映像信号を第2の表示手
段に表示する表示処理手段と、印刷指令が入力されたと
きに、この第2の表示手段に表示されている表示内容を
印刷データとして第2の印刷手段に与える第2の印刷処
理手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】すなわち、この請求項6記載の発明は、第
1に競技主催者側で必要なデータを収集し使用するため
のものと、第2に競技者側が例えば競技参加記念に必要
な情報を得るためのものとを組み合わせてシステム化し
たものである。詳しくは、第1の事項は、競技に必要な
データ、例えば固有データと競技者氏名との関連を入力
するためと、競技結果について競技主催者側で得たい情
報を、第1の表示手段に表示させたり、第1の印刷手段
から印刷させている。
【0023】また、第2の事項は、競技者が例えは競技
に出場した記念として、自分の順位や所要時間を知りた
いときや、あるいは競技者がゴールに到着したときの画
像得たいときに、映像として見たり、書面で得たりする
ようにしたものである。
【0024】上記目的を達成するために、請求項7記載
の発明に係る走行記録測定システムは、競技者に持た
せ、かつその競技者にのみ唯一与えられる固有データを
電磁波にして発射する発信器と、競技のコースにおける
各計測地点にそれぞれ設けられた電磁波前処理手段によ
って受信された前記発信器からの電磁波を基に固有デー
タを得る受信手段と、前記受信手段からの固有データが
入力されたときに、当該固有データにおける所要時間、
順位を競技者の氏名に関連づけて記憶させる処理手段と
を備えたことを特徴とする。
【0025】この請求項7記載の発明では、競技のコー
スの途中における競技者の順位、所要時間を収集するた
めのものである。
【0026】上記目的を達成するために、請求項8記載
の発明に係る走行記録測定システムは、競技者に持た
せ、かつその競技者にのみ唯一与えられる固有データを
電磁波にして発射する発信器と、競技のコースにおける
各計測地点及びゴールにそれぞれ設けられた電磁波前処
理手段によって受信された前記発信器からの電磁波を基
に固有データを得る受信手段と、前記ゴール部分を撮影
して映像信号に変換した出力できる撮影手段と、前記受
信手段からの固有データが入力されたときに、当該固有
データにおける所要時間、順位を競技者の氏名に関連づ
けて記憶させるとともに、ゴール地点の受信手段から固
有データが入力されたときに当該固有データに関連させ
て撮影手段からの映像信号を記憶させる処理手段とを備
えたことを特徴とする。
【0027】この請求項8記載の発明では、競技のコー
スの途中における競技者の順位、所要時間を収集でき
る。
【0028】また、ゴールに到着した時点の競技者の順
位、所要時間、競技者がゴールした時点の画像を得るこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、マ
ラソン大会の記録管理に適用した状態として説明する。
【0030】図1は、本発明の走行記録測定システムの
概略を示す斜視図である。この図において、走行記録測
定システムは、大別すると、発信器10と、データ収集
処理装置20とからなる。この発信器10は、各競技者
に取り付けられるものであり、かつ固有データを電磁波
として発信できる。データ収集処理装置20は、前記発
信器10からの固有データを受信して例えばスタート地
点からゴールまでの所要時間の測定、その他の処理を実
行する。
【0031】さらに詳しくは、発信器10は、小型で例
えばバッチ型をした外形を持っている。各競技者11
a,11b,11c,…は、それぞれ発信器10a,1
0b,10c,…を胸等に取り付けている。各発信器1
0a,10b,10c,…は、その発信器10a,10
b,10c,…にのみ唯一割り当てられた固有データを
持っており、その固有データでFM変調した電磁波を発
射できる。
【0032】データ収集処理装置20は、次のとおり構
成されている。すなわち、ゴール21にはゲート22が
設けられている。このゲート22には、電磁波前処理部
(電磁波前処理手段)23,23,…が設けられてい
る。この電磁波前処理部23は、高い指向性のアンテナ
と、このアンテナで受信された電磁波を所定の周波数帯
に変換する周波数変換回路とからなる。この周波数変換
回路からの信号は、受信装置(受信手段)24に入力さ
れる。受信装置24は、その信号から固有データを得て
処理装置(処理手段)25に与えている。
【0033】また、前記ゲート22の前面には、ポール
26が立てられている。このポール26の上には、デジ
タルビデオカメラ(撮影手段)27が配置されている。
このビデオカメラ27は、ゴール21のゲート22部分
を撮影して映像信号に変換して処理装置25に与えるこ
とができる。
【0034】前記受信装置24から得られた固有データ
が処理装置25に入力されたときに、処理装置25は、
当該固有データにおける所要時間、順位を競技者の氏名
に関連づけて後述する記憶手段に記憶させるともに、前
記ビデオカメラ27からの映像信号を当該固有データに
関連づけて後述する記憶手段に記憶させるようになって
いる。
【0035】なお、図1では、上記構成要素の他に、第
1の入力手段であるキーボード28と、第1の表示手段
であるCRTディスプレイ29と、第2の表示手段であ
るCRTディスプレイ30とが設けられており、他の構
成は図面から省略されている。
【0036】図2は、本発明の走行記録測定システムの
データ収集処理装置20側の全体構成を示す図である。
図3は、本発明の走行記録測定システム全体構成を示す
ブロック図である。
【0037】これらの図において、前記処理装置25に
は、第1の入力手段としてのキーボード28、第1の表
示手段であるディスプレイ29、第2の表示手段である
ディスプレイ30、第1の印刷手段であるレザープリン
タ31、受信手段である受信装置24、撮影手段である
ビデオカメラ27、料金入力手段32、第2の入力手段
であるテンキー33、第2の印刷手段であるレザープリ
ンタ34とが接続されている。また、処理装置25の内
部には、中央演算処理装置(CPU)250と、記憶手
段35と、時間情報手段36とが設けられている。CP
U250は、記憶手段35に記憶されている処理プログ
ラムに従って各種処理を実行するものであり、各種手段
の動作の制御や、各種の判定や演算等の処理を実行す
る。また、記憶手段35は、処理プログラムを記憶する
とともに、固有データ、走者氏名あるいは名前、画像、
その他の情報を記憶する。時間情報手段36は、競技者
のスタート地点からの所要時間(走行時間)を計測する
ものである。なお、ゴール21にはゲート22が設けら
れており、このゲート22の柱部分に電磁波前処理部2
3,23,…設けられている。
【0038】また、処理装置25は、キーボード28か
ら入力された氏名を固有データと関連づけて前記記憶手
段35に記憶させる処理を実行するようになっている。
また、処理装置25は、競技開始となったときには前記
時間情報手段36を作動させるとともに、前記受信装置
24から固有データが入力される毎に、当該固有データ
に関連づけて時間情報手段36からの所要時間、ビデオ
カメラ27からの映像信号を前記記憶手段35に記憶さ
せる処理を実行するようになっている。また、処理装置
25は、前記記憶手段35に記憶されている所要時間か
ら各固有データの順位を判定し判定結果を各固有データ
毎に前記記憶手段35に記憶させる処理を実行できるよ
うになっている。
【0039】また、処理装置25は、前記テンキー33
から固有データが入力されたときに、その固有データに
関して記憶されている所要時間、順位、映像信号をディ
スプレイ30に表示し、かつ、料金入力手段32から料
金が入力された旨(印刷指令)が入力されたときには、
このディスプレイ30に表示されている内容を印刷デー
タとしてレザープリンタ34に与えるようになってい
る。
【0040】また、受信装置24は、処理装置25の入
出力ポート37に接続されており、この受信装置24か
らの固有データは、入出力ポート37を介して処理装置
25に与えられるにようになっている。
【0041】図4は、発信器10の構成例を示すブロッ
ク図である。この図において、発信器10は、この装置
にのみ唯一割当てられた固有データを記憶するROM1
2と、このROM12のデータを読出して、所定の信号
に変換するエンコーダ13と、このエンコーダ13から
の出力で例えばFM変調して内部アンテナ14から電波
として発射する送信機15とからなる。この電波は、例
えば50〔m〕で100〔μV/m〕程度のものであ
り、電波法の規定に抵触しないものにしてある。また、
電波は、1〔GHz〕以上の周波数を使用するものとす
る。
【0042】図5は、電磁波前処理部23及び受信装置
24の構成例を示すブロック図である。まず、図5
(a)を参照して電磁波前処理部23の構成を説明す
る。この電磁波前処理部23は、指向性の鋭いアンテナ
230と、周波数変換回路231とからなる。この周波
数変換回路231は、高周波増幅回路232、混合回路
233、第1中間増幅回路234、局部発信回路235
からなる。指向性の鋭いアンテナ230で受信した電波
は、高周波増幅器232で増幅された後、混合回路23
3に入力される。混合回路233では、局部発信回路2
35からの局部発信周波数と混合される。混合回路23
3の混合出力の内、低い周波数のものを第1中間周波数
として出力する。この第1中間周波数信号は、ケーブル
を介して受信装置24に送られる。
【0043】次に、図5(b)を用いて受信装置24の
構成を説明する。この受信装置24は、第1中間周波数
増幅回路241、混合回路242、第2中間周波数増幅
回路243、検波回路244、デコーダ245、局部発
信回路246からなる。前記電磁波前処理部23から送
られてきた第1中間周波数信号は、第1中間周波数増幅
回路241で増幅された後、混合回路242に入力され
る。混合回路242では、局部発信回路246からの局
部発信周波数と混合される。この混合回路242からの
混合出力信号から低い周波数のものを第2中間周波数信
号として取り出し第2中間周波数増幅回路243で増幅
する。第2中間周波数増幅回路243で増幅された第2
中間周波数信号は、検波回路244で検波された後、デ
コーダ245で固有データに変換される。この固有デー
タは、受信装置24から処理装置25の入出力ポート3
7に供給される。
【0044】このように構成された走行記録測定システ
ムにおけるデータ収集動作について図1〜図5を基に、
図6を参照して説明する。
【0045】まず、競技前に、競技者の人数分の発信器
10を準備する。各発信器10,…のROM12,1
2,…には、例えばゼッケン番号と同一の番号が固有デ
ータとして記憶させてある。ゼッケンと、この発信器1
0を各競技者に渡す(ステップ601)。各競技者は、
ゼッケンを着けるとともに、例えばパッチ型をした発信
器10を取り付ける。
【0046】一方、大会開催者側では、キーボード28
を介してゼッケン番号、走者名、走行開始時間を処理装
置25に与えると、処理装置25では処理プログラムの
実行に伴って第1の記憶処理手段を実現し、時間情報手
段36及び記憶手段35にゼッケン番号、走者名、走行
開始時間を記憶させる(ステップ602)。
【0047】その後所定時間が経過して当該走行開始時
間に達したところで、競技が開始される(ステップ60
3)。
【0048】その後、電磁波前処理部23を介して受信
装置24に電波が受信されると(ステップ604)、受
信装置24から固有番号が入出力ポート37を介して処
理装置25に供給される(ステップ605)。
【0049】すると、前記処理装置25では、処理プロ
グラムの実行に伴って第2の記憶処理手段が実現される
ことになり、時間情報手段36から得られた所要時間を
固有データに関連づけて記憶手段35に記憶する(ステ
ップ606)。同時に、ビデオカメラ27からの映像信
号を固有データと関連づけて記憶手段35に記憶する
(ステップ607)。
【0050】その後、処理装置25は、第3の記憶処理
手段を実現し、前記記憶手段35に記憶されている各固
有データに関連した所要時間から各固有データの順位を
判定し、その判定結果を記憶手段35に記憶させる。ま
た、処理装置25では、その記憶データを基に、ディス
プレイ29に順位、ゼッケン番号、走者名、所要時間を
表示させる(ステップ608)。また、順位、固有デー
タ、あるいは氏名を指定し、その指定に従った印刷をす
る旨を例えばキーボード28から処理装置25に入力す
ると、処理装置25は印刷処理手段を実現し、当該指定
に従って記憶手段35に記憶されている印刷データを読
出し、レザープリンタ31に印刷信号を送り、順位、ゼ
ッケン番号、走者名、所要時間等を印刷させる(ステッ
プ609)。
【0051】このようにして自動的に、順位、ゼッケン
番号、走者名、所要時間等が記録されることになり、主
催者側は、当該データをディスプレイ29上に表示して
モニタすることができ、かつ書面でこれらデータが必要
なときにはいつでもこれを印刷して取り出すことができ
る。
【0052】次に、記録されたデータの再生動作につい
て図1〜図5を基に、図7及び図8を参照して説明す
る。競技の終了後、競技者が例えは競技大会に出場した
記念に、自分の記録データを見ようとした場合、自分の
ゼッケン番号をテンキー33から処理装置25に入力す
る(ステップ701)。すると、処理装置25は表示処
理手段が実現されて、記憶手段35に記憶されているデ
ータから当該ゼッケン番号(固有データ)、画像デー
タ、記録内容を取り出して表示データにし、これをディ
スプレイ30に送る(ステップ702)。これにより、
ディスプレイ30には、図8に示すように、当該ゼッケ
ン番号を着けた競技者11の画面800が表示され、か
つ画面上部に競技日時801、スポンサー名802が、
画面下部に、ゼッケン番号803、走者名804、所要
時間(走行時間)805、順位806が表示されること
になる。
【0053】ここで、料金入力手段32に所定の料金を
投入すると、処理装置25に印刷指令が入力される(ス
テップ703;YES)。これにより、処理装置25は
二つ目の印刷処理手段が実現されることになり、記憶手
段35に記憶されているデータ(主に、ディスプレイ3
0に表示されている内容と同じデータ)から印刷データ
を作成し、レザープリンタ34に与える(ステップ70
4)。レザープリンタ34では、上記印刷データを基に
印刷をする。すると、レザープリンタ34から、当該ゼ
ッケン番号を着けた競技者の画面が印刷され、かつ紙面
上部に競技日時、スポンサー名が、紙面下部に、ゼッケ
ン番号、走者名、所要時間(走行時間)、順位が印刷さ
れた書面を得ることができる。
【0054】このように本走行記録測定システムによれ
ば、次のような利点がある。
【0055】(i) 時間の計測が自動でできるため、計測
の手間が不用になる。
【0056】(ii)また、時間の計測が正確にできる。
【0057】(iii)競技者がゲート22に殺到しても、
個々に時間の測定が可能になり、順位を正確に判断でき
る。
【0058】(iv) 競技者がゲート22に到着したとき
の画像や、ゼッケン番号、走行時間、順位等の記載され
た書面を短時間に出力でき、そのための人手がほとんど
不用になる。
【0059】(v)小型で胸等に取付け可能な発信器を付
けただけなので、競技者を競技に集中させることができ
る。
【0060】なお、上記実施例では、発信器10は、固
有データをFM変調した電波で送出できるようにした
が、無変調の電波のみ出力するようにしてもよい。この
場合には、例えば5〔KHz〕単位で周波数を設定する
ものとする。しかし、5〔KHz〕単位で周波数を分割
しても、2万人に割り当てると100〔MHz〕のバン
ド幅となる。したがって、この場合は、電波の周波数を
1〔GHz〕以上に設定する必要がある。また、発信器
10は、水晶発信器で発信させた周波数を使用する位相
ロックループ(PLL)方式のシンセサイザーにより発
信周波数を得るようにする必要がある。なぜなら、周波
数そのものが固有データだからである。これによれば、
2万通りの周波数割当てができる。
【0061】一方、このように電波の周波数が固有デー
タとなる場合には、電磁波前処理部23は、全バンド幅
を受信できるようにするか、あるいは周波数スキャナ
ー、周波数スイーパーにて順次高速で受信周波数を切り
換えて瞬時に受信している周波数を1チャンネルとする
方式のものとする必要がある。
【0062】また、発信器10は、赤外線を固有データ
で変調し、これを出力するようにしてもよい。この場
合、赤外線は、例えば人体等の熱源からも自然に発生し
ているので、発信器10は、これらのレベルより高いレ
ベルの赤外線を発するように構成する必要がある。ま
た、赤外線の周波数を自然界ではあまり存在しない周波
数のものを利用することが好ましい。この場合、電磁波
前処理部23は、発信器10からの赤外線を確実に受信
できるようにする必要があるため、発信器の周波数のみ
を通す赤外線フィルタを設置等する必要がある。また、
このように赤外線を使用すると、所定方向の赤外線のみ
を受信できるようにすることが容易になることから、ゴ
ールの検出エリアを狭まい一枚板状に状態にし、この検
出エリアを走行方向に直交した状態に配置することがで
きる。
【0063】また、上記実施の態様では、受信装置24
で受信した固有データが処理装置25に入力されたこと
により、ビデオカメラ27の映像信号を取り込むように
なっていたが、ビデオカメラ27を発信器10からの電
波で動作させるようにしてもよい。
【0064】さらに、上記実施の態様では、ゴール地点
のみに電磁波前処理部を設置し、スタート点からゴール
までの時間の測定を行うようにしていたが、競技のコー
スの所定の地点毎(例えば、5〔km〕毎)に電磁波前
処理部を設置し、この電磁波前処理部から得られる電磁
波を受信装置に与えることにより、受信装置から固有デ
ータを得て、この固有データを処理装置に入力すること
により、固有データ毎に各区間の所要時間や順位を測定
することができる。この場合、各地点に置かれた電磁波
前処理部と、競技大会本部に置かれた処理装置との間を
無線で連絡するにうにするか、あるいは各地点に電磁波
前処理部と受信装置とを一体的に配置し、受信装置で得
られた固有データを有線伝送装置で公衆回線を介して前
記本部の処理装置と結ぶようにする必要がある。このシ
ステムによれば、ゴールまでの所要時間はもちろんのこ
と、各区間の順位、所要時間等も細かく測定することが
できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、競技者に取り付けた発信器から固有データ
が電磁波により発射されており、競技者が中継地点やゴ
ールに到達したときに、各地点に設けた電磁波前処理手
段を介して取り込んだ電磁波を受信器で受信し、この固
有データが処理手段に入力されると、処理手段は、当該
固有データにおける所要時間を測定して固有データに関
連づけて記憶させ、ゴールに到達したときには、撮影手
段を作動させて当該固有データに関連づけて記憶させる
ているので、次のような効果がある。
【0066】(i) 時間の計測が自動でできるため、計測
の手間が不用になる。
【0067】(ii)時間の計測が正確にできる。
【0068】(iii)競技者がゲートに殺到しても、個々
に時間の測定が可能になり、順位を正確に判断できる。
【0069】(iv) 固有データと測定した所要時間から
各固有データの順位を判定し記録管理を行うことができ
る。
【0070】(v) 発信器に伴うゴールでの特別の動きを
する必要がないから、競技者は、競技に集中できる。
【0071】請求項2記載の発明では、前記処理手段
は、第1の入力手段から入力された氏名を固有データと
関連づけて前記記憶手段に記憶させ、競技開始となった
ときには時間情報手段を作動させるとともに、受信手段
から固有データが入力される度に、この固有データに関
連づけて時間情報手段からの所要時間、撮影手段からの
映像信号を前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記
憶されている所要時間から各固有データの順位を判定し
判定結果を各固有データ毎に前記記憶手段に記憶させる
とともに、前記記憶手段に記憶されている記憶データを
順位に従って印刷するように第1の印刷手段に与えるよ
うになっているので、時間の計測が自動ででき、計測の
手間が不用になるほか、時間の計測が正確にできるとと
もに、大会主催者側では必要なデータを印刷して得るこ
とができる。
【0072】請求項3記載の発明では、前記処理手段
は、前記第2の入力手段から固有データあるいは氏名が
入力されたときに、その固有データあるいは氏名に関し
て記憶されている所要時間、順位、映像信号を第2の表
示手段に表示し、かつ、この第2の表示手段に表示され
ているデータについて印刷指令が入力されたときには、
当該データを第2の印刷手段に与えるようにしたので、
競技者がゴールに到着したときの画像や、ゼッケン番
号、走行時間、順位等の記載された書面を短時間に出力
でき、このような書面を作成するための人手をほとんど
不用にすることができる。
【0073】請求項4記載の発明では、前記固有データ
はゼッケン番号としたので、固有データの処理が簡単に
なる。
【0074】請求項5記載の発明では、前記発信器は電
磁波として電波あるいは赤外線を発射できるものであ
り、ゴールに設けた電磁波前処理手段は高い指向性を持
っていて走行方向に対してほぼ一直線の面のみの電磁波
を受信できるものであり、かつ受信手段は電磁波前処理
手段からの電波あるいは赤外線を受信して固有データを
得るようにしたので、狭い受信領域に競技者が入ったと
きにのみ発信器からの電磁波を受信でき、この電磁波を
正確な着順の判定に使用できるとともに、ゴールに殺到
したときでも、確実に着順を判定するためのデータを得
ることができる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、時間の計測
が自動でできて計測の手間が不用になるほか、時間の計
測が正確にできるとともに、大会主催者側では必要なデ
ータを印刷して得ることができ、しかも、競技者がゴー
ルに到着したときの画像や、ゼッケン番号、走行時間、
順位等の記載された書面を短時間に得ることができ、こ
の書面を作成するための人手をほとんど不用にすること
ができる。
【0076】請求項7記載の発明によれば、途中に設け
た電磁波前処理手段で受信した電磁波を使用して各競技
者の特定区間毎の所要時間、順位等の情報を得ることが
できる。
【0077】請求項8記載の発明によれば、時間の計測
が自動でできるため計測の手間が不用になり、時間の計
測が正確にであり、競技者がゲートに殺到しても、個々
に時間の測定が可能になり、順位を正確に判断できると
ともに、固有データと測定した所要時間から各固有デー
タの順位を判定し記録管理を行うことができ、しかも発
信器に伴うゴールでの特別の動きをする必要がないから
競技者は競技に集中でき、かつ、途中に設けた電磁波前
処理手段で受信した電磁波を使用して各競技者の特定区
間毎の所要時間、順位等の情報を得ることができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行記録測定システムの構成例の大略
を示す斜視図である。
【図2】同走行記録測定システムのデータ収集処理装置
を示す構成図である。
【図3】同走行記録測定システムの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】同発信器の構成例を示すブロック図である。
【図5】(a)(b)は同電磁波前処理部及び受信装置
を示すブロック図である。
【図6】同走行記録測定システムのデータ収集処理の全
体的流れを示すフローチャートである。
【図7】同走行記録測定システムのデータ出力処理の流
れを示すフローチャートである。
【図8】同走行記録測定システムから印刷された書類の
例を示す図である。
【符号の説明】
10 発信器 11 競技者 12 ROM 13 エンコーダ 14 アンテナ 15 送信機 20 データ収集処理装置 21 ゴール 22 ゲート 23 電磁波前処理部 24 受信装置 25 処理装置 27 ビデオカメラ(撮影手段) 28 キーボード(第1の入力手段) 29 ディスプレイ(第1の表示手段) 30 ディスプレイ(第2の表示手段) 31 レザープリンタ(第1の印刷手段) 32 料金入力手段 33 テンキー(第2の入力手段) 34 レザープリンタ(第2の印刷手段) 35 記憶手段 36 時間情報手段 37 入出力ポート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技者に持たせ、かつその競技者にのみ
    唯一与えられる固有データを電磁波にして発射する発信
    器と、 競技のゴールに設けられた電磁波前処理手段によって受
    信した前記発信器からの電磁波を基に固有データを得る
    受信手段と、 前記ゴール部分を撮影して映像信号に変換して出力でき
    る撮影手段と、 前記受信手段からの固有データが入力された毎に、当該
    固有データにおける所要時間、順位を競技者の氏名に関
    連づけて記憶させるともに、前記撮影手段からの映像信
    号を当該固有データに関連づけて記憶させる処理手段と
    を備えたことを特徴とする走行記録測定システム。
  2. 【請求項2】 前記処理手段には、入力したいデータを
    前記処理手段に入力する第1の入力手段と、前記処理手
    段から与えられる表示データを表示する第1の表示手段
    と、前記処理手段から与えられる印刷データを印刷する
    第1の印刷手段とが接続されるとともに、各種のデータ
    を記憶する記憶手段と、各競技者の走行時間を計数する
    時間情報手段とを備えており、前記処理手段は、 第1の入力手段から入力された氏名を固有データと関連
    づけて前記記憶手段に記憶させる第1の記憶処理手段
    と、 競技開始となったときには前記時間情報手段を作動させ
    るとともに、前記受信手段から固有データが入力される
    毎に、この固有データに関連づけて前記時間情報手段か
    らの所要時間、前記撮影手段からの映像信号を前記記憶
    手段に記憶させる第2の記憶処理手段と、 前記記憶手段に記憶されている所要時間から各固有デー
    タの順位を判定し判定結果を各固有データ毎に前記記憶
    手段に記憶させる第3の記憶処理手段と、 前記記憶手段に記憶されている記憶データを、順位、固
    有データあるいは氏名を指定することによりその指定に
    従って印刷できる印刷データを第1の印刷手段に与える
    印刷処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の走行記録測定システム。
  3. 【請求項3】 前記処理手段には、入力したいデータを
    前記処理手段に入力する第2の入力手段と、前記処理手
    段から与えられる表示データを表示する第2の表示手段
    と、前記処理手段から与えられる印刷データを印刷する
    第2の印刷手段とが接続されており、前記処理手段は、 前記第2の入力手段から固有データあるいは氏名が入力
    されたときに、その固有データあるいは氏名に関して記
    憶されている所要時間、順位、映像信号を第2の表示手
    段に表示する表示処理手段と、 印刷指令が入力されたときには、前記第2の表示手段に
    表示されている内容を印刷データとして第2の印刷手段
    に与える第2の印刷処理手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の走行記録測定システム。
  4. 【請求項4】 前記固有データは、ゼッケン番号である
    ことを特徴とする請求項1記載の走行記録測定システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記発信器は電磁波として電波あるいは
    赤外線を発射できるものであり、ゴールに設けた電磁波
    前処理手段は高い指向性を持っていて競技者の走行方向
    に対して直交する面方向から到来する電磁波のみを受信
    できるものであり、かつ受信手段は電磁波入力手段から
    の電波あるいは赤外線を受信して固有データを得るよう
    にしたものであることを特徴とする請求項1記載の走行
    記録測定システム。
  6. 【請求項6】 競技者に持たせ、かつその競技者にのみ
    唯一与えられる固有データを電磁波にして発射する発信
    器と、 競技のゴールに設けられた電磁波前処理手段によって受
    信した前記発信器からの電磁波を基に固有データを得る
    受信手段と、 各種データを入力する第1の入力手段と、 所定の表示データを表示する第1の表示手段と、 所定の印刷データを印刷する第1の印刷手段と、 前記ゴール部分を撮影しその映像信号を前記処理手段に
    与える撮影手段と、 各種データを記憶する記憶手段と、 各競技者の走行時間を計数する時間情報手段と、 固有データあるいは氏名を入力する第2の入力手段と、 第2の入力手段から入力された固有データに関連する表
    示データを表示する第2の表示手段と、 印刷指令により前記固有データに関連する印刷データを
    印刷する第2の印刷手段と、 前記受信手段から出力された固有データが入力されたと
    きに各種処理をおこなう処理手段とを備え、 前記処理手段は、 第1の入力手段から入力された氏名を固有データと関連
    づけて前記記憶手段に記憶させる第1の記憶処理手段
    と、 競技開始となったときには前記時間情報手段を作動させ
    るとともに、前記受信手段から固有データが入力される
    毎に、この固有データに関連づけて前記時間情報手段か
    らの所要時間、前記撮影手段からの映像信号を前記記憶
    手段に記憶させる第2の記憶処理手段と、 前記記憶手段に記憶されている所要時間から各固有デー
    タの順位を判定しその判定結果を各固有データ毎に前記
    記憶手段に記憶させる第3の記憶処理手段と、 前記記憶手段に記憶されている記憶データを、順位、固
    有データあるいは氏名を指定することによりその指定に
    従って印刷させる印刷データを第1の印刷手段に与える
    第1の印刷処理手段とを備えるとともに、 前記第2の入力手段から固有データあるいは氏名が入力
    されたときに、その固有データあるいは氏名に関して記
    憶されている所要時間、順位、映像信号を第2の表示手
    段に表示する表示処理手段と、 印刷指令が入力されたときに、この第2の表示手段に表
    示されている表示内容を印刷データとして第2の印刷手
    段に与える第2の印刷処理手段とを備えたことを特徴と
    する走行記録測定システム。
  7. 【請求項7】 競技者に持たせ、かつその競技者にのみ
    唯一与えられる固有データを電磁波にして発射する発信
    器と、 競技のコースにおける各計測地点にそれぞれ設けられた
    電磁波前処理手段によって受信された前記発信器からの
    電磁波を基に固有データを得る受信手段と、 前記受信手段からの固有データが入力されたときに、当
    該固有データにおける所要時間、順位を競技者の氏名に
    関連づけて記憶させる処理手段とを備えたことを特徴と
    する走行記録測定システム。
  8. 【請求項8】 競技者に持たせ、かつその競技者にのみ
    唯一与えられる固有データを電磁波にして発射する発信
    器と、 競技のコースにおける各計測地点及びゴールにそれぞれ
    設けられた電磁波前処理手段によって受信された前記発
    信器からの電磁波を基に固有データを得る受信手段と、 前記ゴール部分を撮影して映像信号に変換して出力でき
    る撮影手段と、 前記受信手段からの固有データが入力されたときに、当
    該固有データにおける所要時間、順位を競技者の氏名に
    関連づけて記憶させるとともに、ゴール地点の受信手段
    からの固有データが入力されたときに当該固有データに
    関連させて前記撮影手段からの映像信号を記憶させる処
    理手段とを備えたことを特徴とする走行記録測定システ
    ム。
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