JPH0938258A - 卓球ラケットの基板とラバーとの貼り合わせに用いる卓球ラケット用接着シート、およびこの接着シートをラバーの片面に貼着したラケットラバー、および前記接着シートで基板とラバーとを貼り合わせた卓球ラケット、および前記接着シートで基板に貼り合わせるラバー貼着方法 - Google Patents

卓球ラケットの基板とラバーとの貼り合わせに用いる卓球ラケット用接着シート、およびこの接着シートをラバーの片面に貼着したラケットラバー、および前記接着シートで基板とラバーとを貼り合わせた卓球ラケット、および前記接着シートで基板に貼り合わせるラバー貼着方法

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JPH0938258A
JPH0938258A JP7211077A JP21107795A JPH0938258A JP H0938258 A JPH0938258 A JP H0938258A JP 7211077 A JP7211077 A JP 7211077A JP 21107795 A JP21107795 A JP 21107795A JP H0938258 A JPH0938258 A JP H0938258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卓球ラケットの基板とラバーの貼合わせを容
易にする接着シートを提供する。 【解決手段】 ラバー側に貼着する第1粘着剤層2a
と、基板側に貼着しかつ第1粘着剤層2aよりも弱い粘
着力を有する第2粘着剤層2bとの2層からなる粘着フ
ィルム2の、その第1粘着剤層2a面に表示印刷と離形
処理を施した片面離形の保護紙3を貼合わせ、第2粘着
剤層2b面に両面または片面離形の離形紙4を貼合わせ
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は卓球ラケットに関す
る。詳しくは、卓球ラケットの基板とラバーとの貼り合
わせに用いる接着シート,およびこの接着シートをラバ
ーの片面に貼着したラケットラバー,および前記接着シ
ートで基板とラバーを貼り合わせた卓球ラケット,およ
び前記接着シートで基板にラバーを貼着する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、卓球ラケットの基板とラバーを貼
り合わせる方法には、 基板とラバーのいずれか一方または両方にゴム糊を塗
って、ラバーを貼着する方法、 芯材の両面に粘着剤を塗布した両面テープを用いて基
板とゴムを貼り合わせる方法、があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
のゴム糊を用いる方法では、溶剤臭が強いので狭い室内
等で貼り合わせを行うとき施工者の健康を害しかねない
という問題点があった。また貼り合わせ自体では均一に
塗れないなどの貼り合わせ技術面での問題点もあった。
さらに貼り替え作業がことの他困難であるという欠点も
あるし、またこの種のゴム糊はシンナー遊びに使用され
兼ねない恐れがあり、関係者の愁眉の種でもあった。
【0004】また、前記の両面テープを用いて貼り合
わせを行う場合は、前記したゴム糊を用いる方法の欠点
は解消されるものの両面テープに芯材を用いているとこ
ろから、ラバーの弾性を殺し、ピンポン球に対する反撥
弾性が弱まり、ピンポン球に鋭いスピンがかけにくいな
ど、競技者から不評を買うことが多かった。
【0005】この発明は上記した一見二律背反時な問題
点を解消しようとするもので、基板とラバーの貼り合わ
せに際して、溶剤臭がなく、均一な厚みの糊面を形成で
き、貼り換えが容易でしかも反撥弾性を低くすることの
ない卓球ラケット用接着シートを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、卓球ラケッ
トの基板とラバーとの貼り合わせに際し、 2種の粘着剤が実質的に無溶媒の状態で一体的に積層
された粘着フィルムであって、 ラケットラバーへの粘着力が500gf/cm〜50
gf/cm、基板への粘着力が450gf/cm〜35
gf/cmの粘着力を有しかつ基板に貼着される粘着力
がラバーに貼着される粘着力よりも低い粘着力を有する
ような、厚み20μm〜100μmの粘着フィルムを用
いる、という手段をとる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図3につい
て説明する。図1は接着シート1を示す縦断側面図であ
り、2は接着フィルムで第1粘着剤層2aと第2粘着剤
層2bとからなり、3は第1粘着剤層2aに貼着される
保護紙で表示層3aを有し、4は離形紙である。図2
(イ)はラケットラバー5を示す斜視図であり、6はラ
バーで表層ラバー6aと粘着フィルム2の第1粘着剤層
2aに貼着される内層ラバー6aとからなる。図2
(ロ)はラケットラバー5Aを示す斜視図であり、6A
はラバーで内面が第1粘着剤層2aに貼着される。な
お、各図中図1と同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。図3は卓球ラケット7を示す一部破断斜視図
であり、8は卓球ラケット7の基板である。なお、図中
図1および図2と同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0008】まず、接着シートを図1について説明す
る。接着シート1は、卓球ラケット7の基板8とラバー
6の貼り合わせに用いる粘着フィルム2を保護紙3と離
形紙4との間に内在させたものであって、保護紙3は片
面(非離形面)に使用説明などの表示が施され、他面
(粘着フィルム側)にシリコーンなどの離形剤がコート
された厚みが80μm〜150μm,剥離力が粘着フィ
ルム側で50g/20mm以下(70℃×4時間荷重2
0g)の片面離形紙が用いられる。
【0009】離形紙4は、厚みが70μm〜150μ
m,剥離力が粘着フィルム側で50g/20mm以下
(70℃×4時間荷重20g)の両面または片面離形紙
が用いられる。
【0010】接着シート1の大きさは、通常たて15c
m〜25cm,横15cm〜25cmの方形状で使用さ
れるが、特にこの大きさ形状に限定されるものではな
く、使用する卓球ラケット7の大きさ形状に準じて準備
される。
【0011】一方、粘着フィルム2は、ラバー6側に貼
着される第1粘着剤層2aと、基板8側に貼着される第
2粘着剤層2bの2層から構成され、両者は実質的に無
溶媒な状態で一体的に積層形成されている。
【0012】ここにおいて、粘着フィルム2が第1粘着
剤層2aと第2粘着剤層2bとの2層で構成されている
ことは、この発明において特に重要である。また第1粘
着剤層2aと第2粘着剤層2bの粘着力およびその比も
また重要である。
【0013】即ち、粘着フィルム2を2層とする理由
は、仮に1層だとすれば被着体が同一の場合、上層も下
層もその粘着力は当然同じとなる。またこの発明の場合
のように被着体が一方はラバー6,他方は基板8と異な
る場合には、それぞれの被着体に応じて異なる粘着力を
要するが、それぞれに望む粘着力にコントロールするこ
とはできない。言い換えれば、今、基板8に対して適切
な範囲の粘着力に粘着フィルム2を設計した場合には、
ラバー6に対する粘着力は使用に供さない程度の弱い粘
着力となるか,逆に必要以上に強い粘着力となる。逆に
ラバー6との粘着力を適切な範囲の設計した場合には、
基板8に対する粘着力は極めて弱いものとなるか,必要
以上に強すぎる粘着力となり、基板8への粘着力が弱す
ぎるためにおこるラバー6の剥離や,基板8への粘着力
が強すぎるためにおこるラバー6の交換時に基板8に糊
が残ったり,傷をつけるなどの不都合の原因となる。
【0014】一般に、粘着剤の粘着力は被着体が木材の
場合に比べゴム質の場合が小さい。しかし、本用途では
ラバー6に対する粘着力を木材に対する粘着力よりも強
めてラバー6の貼り換えを容易にせんとするものであ
る。このような場合、一層の粘着剤でこの目的を達する
ことは到底不可能である。
【0015】この問題について、発明者らは鋭意研究の
結果、ラバー6との貼り合わせに適合する粘着剤と基板
8との貼り合わせに適合する粘着剤とを一体的に貼り合
わせて、2層からなる粘着フィルム2を作ることによ
り、基板8とラバー6とに同時に最適な粘着力を有する
粘着フィルム2を得ることに成功したのである。
【0016】即ち、実験によれば、ラバー6に対する第
1粘着剤層2aの粘着力は、500gf/cm〜50g
f/cmの範囲が好適である。これに対し、基板8に対
する第2粘着剤層2bの粘着力は450gf/cm〜3
5gf/cmの範囲が好適である。そして両者の粘着力
の比は、基板8に粘着剤を残さずにラバー6を剥離でき
る範囲として10対9〜10対7の範囲が最適である。
【0017】これらについて述べれば、ラバー6に貼着
する第1粘着剤層2aの粘着力で500gf/cm以
上,基板8に貼着する第2粘着剤層2bの粘着力で45
0gf/cm以上の強い粘着力は使用上不要であるばか
りか、これらの粘着力を得んとすれば必要以上に両者の
粘着剤の樹脂量を増やすか厚みを厚くしなければなら
ず、ラバー6の弾性に影響して、スピンがかかりにくい
など競技上、悪い影響を与える。一方、第1粘着剤層2
aの粘着力で50gf/cm以下,第2粘着剤層2bの
粘着力で35gf/cm以下の粘着力の場合はラバー6
および基板8に対する粘着力が弱すぎ、使用中のラバー
6の剥離の原因となり好ましくない。
【0018】一方、第1粘着剤層2aと第2粘着剤層2
bとの粘着力の比が10:9〜10:7の範囲が良いと
した理由は、ラバー6の貼り替えの容易性の点からとラ
バー6の剥離防止の点とから定められたものである。即
ち、基板8に貼着する第2粘着剤層2bがラバー6に貼
着する第1粘着剤層2aの粘着力の90%以上になる場
合は、ラバー6の貼り換え時に粘着フィルム2が基板8
に残ることになり好ましくないからである。一方、第2
粘着剤層2bの粘着力がラバー6への粘着力に対して相
対的に低くなりすぎる結果、使用中のラバー6の剥離の
原因となる恐れがあり好ましくないからである。
【0019】一方、これらの粘着力を与える第1粘着剤
層2aおよび第2粘着剤層2bの粘着剤は、溶剤系,エ
マルジョン系,HM系のいずれの粘着剤も用いることが
できるが、使い易さ,安全性の面からエマルジョン系が
好ましい。
【0020】次に、これらの粘着フィルム2の厚みは、
第1粘着剤層2aと第2粘着剤層2bとも共に10μm
〜50μm,総厚みで20μm〜100μmの範囲が好
適である。また、第1粘着剤層2aと第2粘着剤層2b
との厚みの比は、10:10〜10:8の範囲が望まし
い。
【0021】粘着フィルム2の総厚みが20μm〜10
0μmの範囲が好適な理由は、粘着フィルム2の厚みが
20μm以下の場合では粘着フィルム2が薄すぎて十分
な粘着力が得られないし、また100μm以上では逆に
粘着フィルム2が厚すぎて卓球ラケット7の重量を重く
する他,競技上微妙なスピンがかかりにくいなどの欠点
を生じるからである。
【0022】さらに第1粘着剤層2aと第2粘着剤層2
bとの厚みが、10対10〜10対8の範囲が好適であ
る理由は、ラバー6を基板8へ貼着する場合第1粘着剤
層2aはラバー6の面へ,第2粘着剤層2bは基板8の
面へ貼着する。一方、ラバー6を貼り換える場合は、基
板8と第2粘着剤層2bとの間で剥がれることが望まし
い。万一、ラバー6と第1粘着剤層2aとの間で剥がれ
た場合、基板8に粘着フィルム2が残ることになり、粘
着フィルム2を取り除くという余分な作業が必要とな
る。また、強固に粘着している場合は取り除くことが困
難な場合もある。即ち、第2粘着剤層2bの厚みが第1
粘着剤層2aの厚みよりも厚い場合には、ラバー6の貼
り換え時にラバー6と第2粘着剤層2bとの間で剥がれ
る恐れがあるからであり、第1粘着剤層2aに対して第
2粘着剤層2bが8割以下の厚みである場合は、ラバー
6への粘着力に比して基板8への粘着力が不十分とな
り、繰り返し使用におけるラバー6の剥離の原因となり
やすいからである。
【0023】一方、これら粘着剤の厚み調整は粘着剤の
固形分差により行われる。例えば、粘着フィルム2の総
厚みが90μmで、このうち第1粘着剤層2aの厚みが
50μm,第2粘着剤層2bの厚みが40μmの場合、
第1粘着剤層2aの固形分は55%〜65%,第2粘着
剤層2bのそれは45%〜55%のエマルジョン系粘着
剤が選択される。
【0024】さらに、粘着フィルム2はその経時変化に
おいて安定した性能を有することが望ましい。即ち、
今、仮に経時変化の大きい粘着剤を用いたとすれば、卓
球ラケット7の性能が経時により変化することともな
り、競技者への配慮を欠いたものとなるからである。こ
の点について競技者と発明者が実際に使用して研究した
結果、第1粘着剤層2aおよび第2粘着剤層2bの粘着
力の経時安定性の範囲は70℃×30日の経時変化でい
ずれも±5%の範囲を超えないものが良好であった。但
し、ラバー6の貼り換えの点から第2粘着剤層2bの粘
着力が、第1粘着剤層2aの粘着力の98%を超えない
ことが必要であることは言うまでもない。
【0025】次に、ラケットラバーを図2について説明
する。図2はこの発明の粘着フィルム2を貼着したラケ
ットラバーを示す図であって、(イ)は表層ラバー6a
と内層ラバー6b(スポンジ)の2層からなるタイプの
ラケットラバー6でその内層ラバー6bに第1粘着剤層
2aを貼着したものであり、また(ロ)は1層からなる
タイプのラケットラバー6Aでその内面に第1粘着剤層
2aを貼着したものである。
【0026】このようにこの発明の粘着フィルム2をあ
らかじめ貼着したラバー6,6Aは、基板8への貼着が
容易でラバー貼り付けに失敗がないので、小児や初心者
向けに最適である。
【0027】さらに、卓球ラケット7を図3について説
明する。図3はこの発明の接着シート1を用いてラバー
6と基板8を貼り合わせた卓球ラケット7を示す図であ
る。
【0028】ここにおいて、この発明の接着シート1を
用いて、ラバー6と基板8を貼り合わせる手順について
説明する。 まず、粘着フィルム2の第1粘着剤層2a上に貼り合
わせた保護紙3を剥がした後、ラバー6を表層ラバー6
aが内側になるようにU字状に曲げ、その一端から順次
粘着剤層2a上に貼着する。 数分間放置後、はみ出している余分な粘着フィルム2
および離形紙3を切り取る。 次に、粘着フィルム2の第2粘着剤層2b上に貼り合
わせた離形紙4をラバー6を下にして、ゆっくりと剥が
す。 ラバー6の糊面が外側となるようにラバー6をU字状
に曲げ、基板8の一端から基板8上に順次ラバー6を貼
着する。 エアがかんでいるような場合は、ローラー等でラバー
6の表面より押えて均一に貼着する。 次いで、基板8の縁に沿って基板8よりはみ出してい
るラバー6および粘着フィルム2をカットする。
【0029】尚、ラバー6を貼り換える場合には、古い
ラバー6を剥がし、基板8上をきれいにしてから上記
〜の手順により貼り換える。
【0030】
【実験例1】 厚み90μm,剥離力(20℃×4時間荷重20g)
30g/20mmの両面離形紙上に、固形分50%のエ
マルジョン系の粘着剤を乾燥後の厚みが40μmとなる
ように塗工し乾燥する。(第2粘着剤層) 表面に使用方法等を印刷した厚み100μm,剥離力
(20℃×4時間荷重20g)20g/20mmの固形
分60%のエマルジョン系の粘着剤を乾燥後の厚みが5
0μmになるように塗工し乾燥する。(第1粘着剤層) 上記との粘着剤同志を貼り合わせ、180mm×
190mm(糊面170mm×170mm)にカットす
る。 上記の手順で作成した接着シートを被着体をかえて常態
と70℃×30日経時後について測定したところ表1の
結果を得た。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかなように、ラバーに対する
第1粘着剤層の粘着力は、基板に対する第2粘着剤層の
粘着力よりも強いものが得られた。更にこれらの経時テ
ストの結果も常態に比べ極めて安定した経時物性を有し
ていた。
【0033】
【実験例2】実験例1で得られた接着シートを用いて基
板とラバーを貼り合わせて実使用テストを4名で実施し
たところ表2の結果を得た。
【0034】
【表2】
【0035】表2から明らかなように、この発明の接着
シートを用いたラケットは使い易く,ピンポン球へのス
ピンもかかり易いし、またラバーの貼り換え時において
も糊の残りがなく,貼り換えが容易なものであった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の接着シ
ートは、基板とラバーの貼り合わせに際しては、溶剤を
用いることがないので安全であるし、また芯材のない接
着シートであるのでラバーの弾性をころすことがない
し、さらに糊の厚みを一定にすることができるのでラバ
ーと基材の貼り合わせにおいて均一な厚みに仕上げるこ
とができると共に、ラバーの貼り換えに際しては、粘着
剤が基板に残らないので貼り換えが極めて容易である
等、数々の効果が得られる。また、この発明の接着シー
トを貼り合わせたラケットラバーは、離形紙を剥がして
基板へ貼り合わせるだけでよいので、手軽で小児や初心
者向けに最適であるという効果が得られる。さらに、こ
の発明の接着シートを用いてラバーと基板を貼り合わせ
た卓球ラケットは、糊の厚みが均一でどの位置において
もピンポン球に対する反撥弾性を損なわないので、スピ
ンをかけやすいなど競技用として用いることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接着シートを示す縦断側面図であ
る。
【図2】この発明のラケットラバーを示す斜視図であ
る。
【図3】この発明の卓球ラケットを示す一部破断斜視図
である。
【符号の説明】
1.接着シート 2.粘着フィルム 2a.第1粘着剤
層 2b.第2粘着剤層 3.保護紙 4.離形紙
5,5A.ラケットラバー 6,6A.ラバー 6a.表層ラバー 6b.内層ラバー 7.卓球ラケッ
ト 8.基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 卓球ラケットの基板とラバーとの貼り合わせに用いる卓球ラケット用接着シート、およびこの接 着シートをラバーの片面に貼着したラケットラバー、および前記接着シートで基板とラバーとを 貼り合わせた卓球ラケット、および前記接着シートで基板に貼り合わせるラバー貼着方法

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラバーに貼着される第1粘着剤層と基板
    に貼着される第2粘着剤層の2層からなる粘着フィルム
    と、前記第1粘着剤層上に貼着された保護紙と、前記第
    2粘着剤層上に貼着された離形紙とから構成されている
    ことを特徴とする卓球ラケット用接着シート。
  2. 【請求項2】 粘着フィルムを構成する第1粘着剤層と
    第2粘着剤層とが、実質的に無溶媒の状態で一体的に積
    層形成されている粘着フィルムであることを特徴とする
    請求項1記載の卓球ラケット用接着シート。
  3. 【請求項3】 ラバーに貼着される第1粘着剤層上を、
    片面に使用説明などの表示が施されかつ他面に離形剤が
    コートされた剥離力が50gf/20mm以下の片面離
    形の保護紙で覆い、また基板に貼着される第2粘着剤層
    上を、両面または片面離形の剥離力が50gf/20m
    m以下の離形紙で覆った構造を有することを特徴とする
    請求項1または2記載の卓球ラケット用接着シート。
  4. 【請求項4】 ラバーに貼着される第1粘着剤層の粘着
    力が、基板に貼着される第2粘着剤層の粘着力よりも大
    きい粘着力を有する粘着フィルムであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の卓球ラケット用接着
    シート。
  5. 【請求項5】 ラバーに貼着される第1粘着剤層と基板
    に貼着される第2粘着剤層との粘着力の比が10対9〜
    10対7の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の卓球ラケット用接着シート。
  6. 【請求項6】 ラバーに貼着される第1粘着剤層のラバ
    ーに対する粘着力が500gf/cm〜50gf/cm
    の範囲、および基板に貼着される第2粘着層の基板に対
    する粘着力が450gf/cm〜35gf/cmの範囲
    である粘着フィルムであることを特徴とする請求項5記
    載の卓球ラケット用接着シート。
  7. 【請求項7】 ラバーに貼着される第1粘着剤層と基板
    に貼着される第2粘着剤層の厚みが10μm〜50μm
    の範囲でありかつ総厚みが20μm〜100μmである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の卓球
    ラケット用接着シート。
  8. 【請求項8】 ラバーに貼着される第1粘着剤層と基板
    に貼着される第2粘着剤層の糊の厚みの比が、10対1
    0〜10対8の範囲であることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の卓球ラケット用接着シート。
  9. 【請求項9】 第1粘着剤層および第2粘着剤層の粘着
    力の変化率が、70℃×30日の経時変化でいずれも±
    5%以内であることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の卓球ラケット用接着シート。
  10. 【請求項10】 第1粘着剤層と第2粘着剤層のいずれ
    もがエマルジョン系の粘着剤であることを特徴とする請
    求項1〜いずれかに記載の卓球ラケット用接着シート。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10に記載の第1粘着剤層
    がラバーの内層ラバーに貼り合わせてあることを特徴と
    するラケットラバー。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10に記載の第1粘着剤層
    がラバーの内面に貼り合わせてあることを特徴とするラ
    ケットラバー。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10に記載の接着シートを
    用いて、ラバーと基板とを貼り合わせたことを特徴とす
    る卓球ラケット。
  14. 【請求項14】 請求項11または12に記載のラケッ
    トラバーを基板に貼り合わせたことを特徴とする卓球ラ
    ケット。
  15. 【請求項15】 第1粘着剤層上に貼着された保護紙
    を剥がした後、ラバーの表層を内側にU字状に曲げて、
    一端から順次この第1粘着剤層上に貼着する、 次いで、はみ出している粘着フィルムおよび離形紙を
    切り取る、 次に、粘着フィルムの第2粘着剤層上に貼着されてい
    る離形紙をゆっくりと剥がし、ラバーの糊面が外側とな
    るようにラバーをU字状に曲げ、基板の一端より順次貼
    着した後、基板の縁に沿って基板よりはみ出しているラ
    バーおよび粘着フィルムをカットする、 上記〜を手順とすることを特徴とし、かつ請求項1
    〜10のいずれかに記載の接着シートを用いて気板にラ
    バーを貼着する方法。
JP21107795A 1995-07-26 1995-07-26 卓球ラケットの基板とラバーとの貼り合わせに用いる卓球ラケット用接着シート、およびこの接着シートをラバーの片面に貼着したラケットラバー、および前記接着シートで基板とラバーとを貼り合わせた卓球ラケット、および前記接着シートで基板に貼り合わせるラバー貼着方法 Expired - Lifetime JP3759770B2 (ja)

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