JPH0937899A - ショーケースの陳列棚固定装置 - Google Patents
ショーケースの陳列棚固定装置Info
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- JPH0937899A JPH0937899A JP19138895A JP19138895A JPH0937899A JP H0937899 A JPH0937899 A JP H0937899A JP 19138895 A JP19138895 A JP 19138895A JP 19138895 A JP19138895 A JP 19138895A JP H0937899 A JPH0937899 A JP H0937899A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- bracket
- square hole
- showcase
- fixing device
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- Pending
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- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】固定用具のみで棚板および棚ブラケットを組立
位置で確実に固定できるよう改良したショーケースの陳
列棚固定装置を提供する。 【解決手段】ショーケースの庫内背面に立てた棚支柱3
の角穴3aに後端の係止爪4aを差し込んで片持ち支持
した棚ブラケット4と、左右一対の棚ブラケットの間に
またがって架設した棚板5からなる陳列棚2に対し、樹
脂成成形品として作られた固定用具7を棚支柱と棚板の
後端面との間の隙間に圧入し、このセット状態で棚板の
上面および後端面を棚板押圧部7a,7bで弾性的に押
え込むとともに、棚板押圧部に連なる脚片部7cに形成
した係止突起7dをブラケットの係止爪を差し込んだ棚
支柱の角穴の残余隙間に圧入してブラケットの抜け出し
を阻止し、ケース本体の庫内に組み込んだ陳列棚がショ
ーケースの出荷輸送中に加わる振動などで不用意に脱落
するのを防止する。
位置で確実に固定できるよう改良したショーケースの陳
列棚固定装置を提供する。 【解決手段】ショーケースの庫内背面に立てた棚支柱3
の角穴3aに後端の係止爪4aを差し込んで片持ち支持
した棚ブラケット4と、左右一対の棚ブラケットの間に
またがって架設した棚板5からなる陳列棚2に対し、樹
脂成成形品として作られた固定用具7を棚支柱と棚板の
後端面との間の隙間に圧入し、このセット状態で棚板の
上面および後端面を棚板押圧部7a,7bで弾性的に押
え込むとともに、棚板押圧部に連なる脚片部7cに形成
した係止突起7dをブラケットの係止爪を差し込んだ棚
支柱の角穴の残余隙間に圧入してブラケットの抜け出し
を阻止し、ケース本体の庫内に組み込んだ陳列棚がショ
ーケースの出荷輸送中に加わる振動などで不用意に脱落
するのを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍,冷蔵用のシ
ョーケースに組み込んだ陳列棚が、ショーケースを工場
から出荷して納品先へ輸送する途中で脱落するのを防ぐ
ための陳列棚固定装置に関する。
ョーケースに組み込んだ陳列棚が、ショーケースを工場
から出荷して納品先へ輸送する途中で脱落するのを防ぐ
ための陳列棚固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明の実施対象となる多段式オ
ープンショーケースの構成,およびショーケースに組み
込んだ陳列棚の取付け構造を図3,図4に示す。図3に
おいて、1は前面開放形の本体ケース、2は上下複数段
に配列して庫内に設置した陳列棚2であり、該陳列棚2
は本体ケース1の庫内背面に左右に並べて立てた棚支柱
3の間にまたがって架設されている。なお、間口の広い
ショーケース、例えば8尺幅のショーケースでは、図示
のように4尺幅の陳列棚を左右2列に並べて設置してい
る。
ープンショーケースの構成,およびショーケースに組み
込んだ陳列棚の取付け構造を図3,図4に示す。図3に
おいて、1は前面開放形の本体ケース、2は上下複数段
に配列して庫内に設置した陳列棚2であり、該陳列棚2
は本体ケース1の庫内背面に左右に並べて立てた棚支柱
3の間にまたがって架設されている。なお、間口の広い
ショーケース、例えば8尺幅のショーケースでは、図示
のように4尺幅の陳列棚を左右2列に並べて設置してい
る。
【0003】また、前記陳列棚2の取付け構造は図4に
示すごとくであり、陳列棚2は棚支柱3へ片持ち式に係
止支持された棚ブラケット4と、左右一対の棚ブラケッ
ト4にまたがって載置された棚板5とからなり、棚ブラ
ケット4はその後端から突き出した係止爪4a(係止爪
4aには角穴3aの縁に引っ掛ける凹溝が形成されてい
る)を棚支柱3に開口した上下多段の角穴3aへ差し込
んで固定するようにしている。
示すごとくであり、陳列棚2は棚支柱3へ片持ち式に係
止支持された棚ブラケット4と、左右一対の棚ブラケッ
ト4にまたがって載置された棚板5とからなり、棚ブラ
ケット4はその後端から突き出した係止爪4a(係止爪
4aには角穴3aの縁に引っ掛ける凹溝が形成されてい
る)を棚支柱3に開口した上下多段の角穴3aへ差し込
んで固定するようにしている。
【0004】ところで、スーパーマーケットなどの店舗
に据付けて使用するショーケースの製品は、工場で組立
てた後に納入先に出荷するようにしており、この際の荷
姿では陳列棚がショーケースの庫内に組み込まれてい
る。しかして、図4に示した陳列棚の取付け構造から判
るように、棚支柱3の角穴3aに棚ブラケット4の係止
爪4aを差し込んだ係止状態では、角穴3aと係止爪4
aとの間には遊び隙間が残っている。このために、ショ
ーケースの輸送中に振動,衝撃などが加わると棚支柱3
の角穴3aから棚ブラケット4の係止爪4aが抜け出た
り、棚板5が棚ブラケット4から脱落したりするおそれ
がある。
に据付けて使用するショーケースの製品は、工場で組立
てた後に納入先に出荷するようにしており、この際の荷
姿では陳列棚がショーケースの庫内に組み込まれてい
る。しかして、図4に示した陳列棚の取付け構造から判
るように、棚支柱3の角穴3aに棚ブラケット4の係止
爪4aを差し込んだ係止状態では、角穴3aと係止爪4
aとの間には遊び隙間が残っている。このために、ショ
ーケースの輸送中に振動,衝撃などが加わると棚支柱3
の角穴3aから棚ブラケット4の係止爪4aが抜け出た
り、棚板5が棚ブラケット4から脱落したりするおそれ
がある。
【0005】そこで、従来ではショーケースの輸送の際
には固定用具(固定装置)を使用して陳列棚2を固定す
るようにしており、その固定用具の一例として実開昭5
9−134455号公報に開示された構造のものが公知
であり、図4に符号6として示す。
には固定用具(固定装置)を使用して陳列棚2を固定す
るようにしており、その固定用具の一例として実開昭5
9−134455号公報に開示された構造のものが公知
であり、図4に符号6として示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構造の固定用具6は、固定用具自身の係止爪6aを棚
支柱3の角穴3a(棚ブラケット4を係止した角穴と別
な上方の角穴)に差し込んで固定するようにしており、
このセット状態で固定用具6が棚板5の上面,および後
端面を直接押え込むように固定し、棚板5を介して棚ブ
ラケット4を間接的に係止位置に押圧して棚支柱3から
の脱落を防止するようにしている。
来構造の固定用具6は、固定用具自身の係止爪6aを棚
支柱3の角穴3a(棚ブラケット4を係止した角穴と別
な上方の角穴)に差し込んで固定するようにしており、
このセット状態で固定用具6が棚板5の上面,および後
端面を直接押え込むように固定し、棚板5を介して棚ブ
ラケット4を間接的に係止位置に押圧して棚支柱3から
の脱落を防止するようにしている。
【0007】しかしながら、かかる構造の固定用具6を
セットした状態でも、棚支柱3の角穴3aと、ここに係
止された棚ブラケット4の係止爪4aとの間には遊び隙
間が依然としてそのまま残っているために、ショーケー
スの輸送中に大きく振動,衝撃が加わると、棚ブラケッ
ト4の係止爪4aが棚支柱3の角穴3aから抜け出すお
それがある。そのために、従来では固定用具6とは別
に、上下段に並ぶ陳列棚2をまとめてゴムバンド,テー
プなどで緊縛するなどして、固定用具の機能をバックア
ップするようにしているが、ショーケースの荷作り作業
に労力と費用が掛かる。
セットした状態でも、棚支柱3の角穴3aと、ここに係
止された棚ブラケット4の係止爪4aとの間には遊び隙
間が依然としてそのまま残っているために、ショーケー
スの輸送中に大きく振動,衝撃が加わると、棚ブラケッ
ト4の係止爪4aが棚支柱3の角穴3aから抜け出すお
それがある。そのために、従来では固定用具6とは別
に、上下段に並ぶ陳列棚2をまとめてゴムバンド,テー
プなどで緊縛するなどして、固定用具の機能をバックア
ップするようにしているが、ショーケースの荷作り作業
に労力と費用が掛かる。
【0008】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、固定用具を用い
るだけで棚板および棚ブラケットを組立位置で確実に固
定できるよう改良したショーケースの陳列棚固定装置を
提供することにある。
であり、その目的は前記課題を解決し、固定用具を用い
るだけで棚板および棚ブラケットを組立位置で確実に固
定できるよう改良したショーケースの陳列棚固定装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、固定装置を、棚支柱と棚板の後端
面との間の隙間に圧入したセット位置で棚板の上面およ
び後端面を弾性的に押圧する棚板押圧部と、該棚板押圧
部に連なる脚片部と、該脚片部から背後に突き出してブ
ラケットの係止爪と棚支柱の角穴との間の残余隙間に圧
入されるブラケット抜け止め用の係止突起とを一体成形
した樹脂成形品として構成するものとする。
に、本発明によれば、固定装置を、棚支柱と棚板の後端
面との間の隙間に圧入したセット位置で棚板の上面およ
び後端面を弾性的に押圧する棚板押圧部と、該棚板押圧
部に連なる脚片部と、該脚片部から背後に突き出してブ
ラケットの係止爪と棚支柱の角穴との間の残余隙間に圧
入されるブラケット抜け止め用の係止突起とを一体成形
した樹脂成形品として構成するものとする。
【0010】また、前記構成の固定装置においては、棚
板押圧部に連ねて下方に延在する脚片部を、庫内中央に
配置の棚支柱に設けた左右2列の角穴の配列に合わせて
二股状に分岐形成することができ、さらに、係止突起の
先端には棚支柱の角穴の幅より若干大きな球状頭部を形
成した形態がある。そして、ショーケースを工場内に陳
列棚を組立てた際に、前記構成の固定装置を各陳列棚ご
とにその棚ブラケットの根元側で棚支柱と棚板の後端面
との間に圧入し、かつ脚片部から突き出した係止突起を
棚支柱に取付けた棚ブラケットの係止爪と棚支柱の角穴
との間の残余隙間に挿入することにより、該係止突起が
楔の役目を果たして棚ブラケットの係止爪が棚支柱の角
穴から抜け出るのを阻止するとともに、棚押圧部が棚板
を棚ブラケットへ押え込む。これにより、ショーケース
の輸送中に振動,衝撃が加わっても、陳列棚が不測に脱
落するのを確実に防ぐことができる。
板押圧部に連ねて下方に延在する脚片部を、庫内中央に
配置の棚支柱に設けた左右2列の角穴の配列に合わせて
二股状に分岐形成することができ、さらに、係止突起の
先端には棚支柱の角穴の幅より若干大きな球状頭部を形
成した形態がある。そして、ショーケースを工場内に陳
列棚を組立てた際に、前記構成の固定装置を各陳列棚ご
とにその棚ブラケットの根元側で棚支柱と棚板の後端面
との間に圧入し、かつ脚片部から突き出した係止突起を
棚支柱に取付けた棚ブラケットの係止爪と棚支柱の角穴
との間の残余隙間に挿入することにより、該係止突起が
楔の役目を果たして棚ブラケットの係止爪が棚支柱の角
穴から抜け出るのを阻止するとともに、棚押圧部が棚板
を棚ブラケットへ押え込む。これにより、ショーケース
の輸送中に振動,衝撃が加わっても、陳列棚が不測に脱
落するのを確実に防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の実施例を示
すものであり、図4に対応する同一部材には同じ符号が
付してある。図1(a),(b)において、本発明による
固定用具(固定装置)7は、曲げ応力に対して比較的高
い弾性係数を有するエンジニアリングプラスチックの樹
脂形成品として作られたものでその形状は図1(b)で
示すごとくであり、頂部から前方へL字状に突き出した
棚板上面押圧部7aと、中央部から前方へ向けて湾曲状
に突出した棚板後面押圧部7bと、該棚板押圧部から分
岐して下方に延在する二股状の脚片部7cと、該脚片部
7cの板面から背後に突き出した係止突起7dとが一体
成形されている。そして、この係止突起7dの先端には
球状の頭部7eが形成してある。なお、7fは頂部の内
側に設けた補強リブである。
すものであり、図4に対応する同一部材には同じ符号が
付してある。図1(a),(b)において、本発明による
固定用具(固定装置)7は、曲げ応力に対して比較的高
い弾性係数を有するエンジニアリングプラスチックの樹
脂形成品として作られたものでその形状は図1(b)で
示すごとくであり、頂部から前方へL字状に突き出した
棚板上面押圧部7aと、中央部から前方へ向けて湾曲状
に突出した棚板後面押圧部7bと、該棚板押圧部から分
岐して下方に延在する二股状の脚片部7cと、該脚片部
7cの板面から背後に突き出した係止突起7dとが一体
成形されている。そして、この係止突起7dの先端には
球状の頭部7eが形成してある。なお、7fは頂部の内
側に設けた補強リブである。
【0012】かかる構成の固定用具7は次記のようにセ
ット(図1(a)は固定用具7をセットした陳列棚2を
組立位置に固定した状態を表している)して使用する。
すなわち、ショーケースの庫内背面に立てた棚支柱3に
対し、図4で述べたように角穴3aに係止爪4aを差し
込んで係止固定した棚ブラケット4の上に棚板5を載置
して組立てた陳列棚2に対し、固定用具7を図示のよう
に上方から棚支柱3と棚板5の後端面との間の隙間に差
し込んで棚板後面押圧部7bを圧入し、さらに脚片部7
cから背後に突き出した係止突起7dの球状頭部7eを
棚ブラケット4の係止爪4aが差し込まれている角穴3
aの残余隙間(角穴3aと係止爪4aとの間に残ってい
る遊び隙間)に圧入して固定用具自身を係止固定する。
ット(図1(a)は固定用具7をセットした陳列棚2を
組立位置に固定した状態を表している)して使用する。
すなわち、ショーケースの庫内背面に立てた棚支柱3に
対し、図4で述べたように角穴3aに係止爪4aを差し
込んで係止固定した棚ブラケット4の上に棚板5を載置
して組立てた陳列棚2に対し、固定用具7を図示のよう
に上方から棚支柱3と棚板5の後端面との間の隙間に差
し込んで棚板後面押圧部7bを圧入し、さらに脚片部7
cから背後に突き出した係止突起7dの球状頭部7eを
棚ブラケット4の係止爪4aが差し込まれている角穴3
aの残余隙間(角穴3aと係止爪4aとの間に残ってい
る遊び隙間)に圧入して固定用具自身を係止固定する。
【0013】このセット状態では、固定用具7の棚板上
面押圧部7a,棚板後面押圧部7bがそれぞれ棚ブラケ
ット4に載置された棚板5の上面,後端面を弾性的に押
え込む。また、棚支柱3の角穴3aに差し込まれた係止
突起7dが楔の役目を果たして棚ブラケット4の係止爪
4aが棚支柱3の角穴3aから抜け出るのを阻止する。
したがって、ショーケースの輸送中に振動,衝撃が加わ
っても、棚板5が棚ブラケット4から脱落するおそれが
ないのは勿論のこと、棚ブラケット4が不測に棚支柱3
から外れる輸送トラブルも確実に防止できる。なお、係
止突起7dの先端に形成した球状頭部7eは、棚支柱3
の角穴3aの幅より僅かに大きめであり、例えば角穴3
aの幅を4mmとすれば、球状頭部7eの径寸法を4.5mm
程度に設定し、角穴3aへ押し込んだ状態での抜けを防
ぐようにしている。
面押圧部7a,棚板後面押圧部7bがそれぞれ棚ブラケ
ット4に載置された棚板5の上面,後端面を弾性的に押
え込む。また、棚支柱3の角穴3aに差し込まれた係止
突起7dが楔の役目を果たして棚ブラケット4の係止爪
4aが棚支柱3の角穴3aから抜け出るのを阻止する。
したがって、ショーケースの輸送中に振動,衝撃が加わ
っても、棚板5が棚ブラケット4から脱落するおそれが
ないのは勿論のこと、棚ブラケット4が不測に棚支柱3
から外れる輸送トラブルも確実に防止できる。なお、係
止突起7dの先端に形成した球状頭部7eは、棚支柱3
の角穴3aの幅より僅かに大きめであり、例えば角穴3
aの幅を4mmとすれば、球状頭部7eの径寸法を4.5mm
程度に設定し、角穴3aへ押し込んだ状態での抜けを防
ぐようにしている。
【0014】また、図2(a),(b)は固定用具7の取
付け状態の正面図であり、(a)は図3に示した棚支柱
3のうち、庫内の左右両端に立てた棚支柱に固定用具7
を取付けた状態を、また(b)は庫内の中央に立てて棚
支柱(中央の棚支柱には左右に並ぶ陳列棚を支持するた
めに左右2列の角穴3aが開口している)に固定用具7
を取り付けた状態を示す。この図から判るように、固定
用具7の脚片部7cを二股状に形成し、かつその相互間
隔を中央棚支柱に開口した左右2列の角穴3aの配列に
対応して設定しておけば、1個の固定用具7で左右に並
ぶ2枚の陳列棚を同時に固定することができる。なお、
この固定用具7はショーケースを現地に搬入して据付け
た後に引き抜いて取り外すものとする。
付け状態の正面図であり、(a)は図3に示した棚支柱
3のうち、庫内の左右両端に立てた棚支柱に固定用具7
を取付けた状態を、また(b)は庫内の中央に立てて棚
支柱(中央の棚支柱には左右に並ぶ陳列棚を支持するた
めに左右2列の角穴3aが開口している)に固定用具7
を取り付けた状態を示す。この図から判るように、固定
用具7の脚片部7cを二股状に形成し、かつその相互間
隔を中央棚支柱に開口した左右2列の角穴3aの配列に
対応して設定しておけば、1個の固定用具7で左右に並
ぶ2枚の陳列棚を同時に固定することができる。なお、
この固定用具7はショーケースを現地に搬入して据付け
た後に引き抜いて取り外すものとする。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、ショーケースの製品
を工場から納品先へ出荷する際に、本発明の固定装置に
よる固定用具を採用して庫内に組み込まれた陳列棚を固
定しておくことにより、輸送中に加わる振動,衝撃で不
用意に陳列棚の棚板,棚ブラケットが脱落するといった
輸送トラブルを確実に防止できる。しかも、この場合に
係止突起を棚ブラケットの係止爪が係止されている棚支
柱の角穴へ差し込むようにしたので、この係止突起が棚
ブラケットの抜け止め用楔としての役目を果たしてブラ
ケットの係止爪が棚支柱の角穴から抜け出すを確実に阻
止する。したがって陳列棚にセットした固定用具とは別
に、上下段に並ぶ陳列棚をまとめてテープなどで緊縛す
るように荷作り作業は一切不要であり、ショーケースの
製品出荷時の荷作り作業がそれだけ簡単になる。また、
ショーケース庫内の中央棚支柱に開口した左右2列の角
穴の配列に合わせて、固定用具に二股状の脚片部を形成
しておくことにより、1個の固定用具で左右に並ぶ2枚
の陳列棚を同時に固定することができる。
を工場から納品先へ出荷する際に、本発明の固定装置に
よる固定用具を採用して庫内に組み込まれた陳列棚を固
定しておくことにより、輸送中に加わる振動,衝撃で不
用意に陳列棚の棚板,棚ブラケットが脱落するといった
輸送トラブルを確実に防止できる。しかも、この場合に
係止突起を棚ブラケットの係止爪が係止されている棚支
柱の角穴へ差し込むようにしたので、この係止突起が棚
ブラケットの抜け止め用楔としての役目を果たしてブラ
ケットの係止爪が棚支柱の角穴から抜け出すを確実に阻
止する。したがって陳列棚にセットした固定用具とは別
に、上下段に並ぶ陳列棚をまとめてテープなどで緊縛す
るように荷作り作業は一切不要であり、ショーケースの
製品出荷時の荷作り作業がそれだけ簡単になる。また、
ショーケース庫内の中央棚支柱に開口した左右2列の角
穴の配列に合わせて、固定用具に二股状の脚片部を形成
しておくことにより、1個の固定用具で左右に並ぶ2枚
の陳列棚を同時に固定することができる。
【図1】本発明実施例の構成図であり、(a)は固定用
具を陳列棚の固定位置にセットした使用状態を表す断面
図、(b)は固定用具の外観斜視図
具を陳列棚の固定位置にセットした使用状態を表す断面
図、(b)は固定用具の外観斜視図
【図2】固定用具のセット状態を表す正面図であり、
(a)はショーケース庫内の左右端に立てた棚支柱への
取付け図、(b)は中央に立てた棚支柱への取付け図
(a)はショーケース庫内の左右端に立てた棚支柱への
取付け図、(b)は中央に立てた棚支柱への取付け図
【図3】本発明の実施対象となる多段式オープンショー
ケースの外観斜視図
ケースの外観斜視図
【図4】図3における陳列棚と取付け構造図
1 本体ケース 2 陳列棚 3 棚支柱 3a 角穴 4 棚ブラケット 4a 係止爪 5 棚板 7 固定用具 7a 棚板上面押圧部 7b 棚板後面押圧部 7c 脚片部 7d 係止突起 7e 球状頭部
Claims (3)
- 【請求項1】ケース本体の庫内に組み込んだ陳列棚がシ
ョーケースの輸送中に脱落するのを防ぐための陳列棚固
定装置であって、庫内の背面に立てた棚支柱の角穴へ後
端の係止爪を差し込んで片持ち支持した棚ブラケット
と、左右一対の棚ブラケットの間にまたがって架設した
棚板からなる陳列棚に対し、前記棚支柱と棚板の後端面
との間の隙間に圧入したセット位置で棚板の上面および
後端面を弾性的に押圧する棚板押圧部と、該棚板押圧部
に連なる脚片部と、該脚片部から背後に突き出してブラ
ケットの係止爪と棚支柱の角穴との間の残余隙間に圧入
されるブラケット抜け止め用の係止突起とを一体成形し
た樹脂成形品で構成したことを特徴とするショーケース
の陳列棚固定装置。 - 【請求項2】請求項1記載の陳列棚固定装置において、
棚板押圧部に連ねて下方に延在する脚片部が、庫内中央
に配置の棚支柱に設けた左右2列の角穴の配列に合わせ
て二股状に分岐形成されていることを特徴とするショー
ケースの陳列棚固定装置。 - 【請求項3】請求項1記載の陳列棚固定装置において、
係止突起の先端に棚支柱の角穴の幅より若干大きな球状
頭部を形成したことを特徴とするショーケースの陳列棚
固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19138895A JPH0937899A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ショーケースの陳列棚固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19138895A JPH0937899A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ショーケースの陳列棚固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937899A true JPH0937899A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16273778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19138895A Pending JPH0937899A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ショーケースの陳列棚固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0937899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10139152B2 (en) | 2013-10-03 | 2018-11-27 | Arcelik Anonim Sirketi | Refrigerator comprising a drawer |
US11783732B2 (en) * | 2017-06-14 | 2023-10-10 | SPG International, LLC | Height adjustable sign holder |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19138895A patent/JPH0937899A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10139152B2 (en) | 2013-10-03 | 2018-11-27 | Arcelik Anonim Sirketi | Refrigerator comprising a drawer |
US11783732B2 (en) * | 2017-06-14 | 2023-10-10 | SPG International, LLC | Height adjustable sign holder |
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