JP3651880B2 - 商品陳列用カセット什器および商品陳列システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品陳列用カセット什器、およびカセット什器ユニットを配列した商品陳列システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
店頭に新商品や売り出し商品を陳列する場合、店内にある既存の商品陳列設備やスペースを用いて、その商品の陳列棚を設置している。このような陳列棚には、それを設置する態様に応じて、壁掛けタイプのものと棚置きタイプのものとがある。壁掛けタイプの陳列棚では、壁面のネットやレール等にフック式の壁掛け什器を係止して、係止された壁掛け什器に商品が陳列される。一方、棚置きタイプの陳列棚では、既存の陳列フレーム台の棚板上に棚置き什器を載置し、載置された棚置き什器に商品が陳列される。
【0003】
このような設置態様の相違に起因して、壁掛け什器と棚置き什器とでは、什器に要求される特性が相違する。すなわち、壁掛け什器においては、フックによる係止で什器が吊り下げられるため、什器の設置性(設置の安定性)が重要となる。また、什器全体の重量(陳列商品の重量を含む)に応じた引っ張り荷重が加わるため、什器の強度、特に、複数のパーツで什器を構成する場合にはパーツの十分な取付強度が要求される。これに対して、壁掛けよりも安定した設置態様である棚置き什器の場合、什器の強度や設置性に関する要求よりも、店内に設置された既存の陳列フレーム台の形状にフレキシブルに適合可能であることが優先される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、設置態様毎に要求される特性が相違することから、従来は、それぞれの設置態様に適合する仕様の什器を個別に製造していた。しかしながら、この場合、什器のバリエーションが増えるため、その製造コストの増大を招くという問題があった。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その目的は、同一仕様で、異なる設置態様に適合可能な、新規な構造を有する商品陳列用カセット什器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明は、商品を吊り下げるフックと、フックが取り付けられ、かつ、壁面に係止可能な形状の係止部を有するフレーム部と、複数の異なる取付形態でフレーム部に取付可能であるとともに、商品のテスターが収納されるカセット本体部とを有する商品陳列用カセット什器を提供する。ここで、この商品陳列用カセット什器は、第1の取付形態でカセット本体部をフレーム部に取り付けた場合、係止部によって壁面に係止される壁掛け什器として用いられる。また、第2の取付形態でカセット本体部をフレーム部に取り付けた場合、このカセット什器は、棚置き什器として用いられる。
【0007】
ここで、カセット本体部は、第1の取付形態においてはフレーム部から吊り下げられた状態で取り付けられ、第2の取付形態においてはフレーム部上に載置された状態で取り付けられることが好ましい。
【0008】
また、上記のフレーム部は、着脱可能な取付フレームを含むことが好ましい。この取付フレームは、直線的に延在する長辺部と、直線的に延在するとともに、長辺部よりも延在長が短い短辺部とが略L字状に連結した形状を有する。そして、第1の取付形態においては、長辺部にフレーム部が取り付けられるとともに、短辺部にカセット本体部が取り付けられる。また、第2の取付形態においては、短辺部にフレーム部が取り付けられるとともに、長辺部にカセット本体部が取り付けられる。
【0009】
また、カセット本体部に着脱可能なテスター部をさらに設けることが望ましい。このテスター部は、収納するテスターの種類に応じた収納形状を有する。この場合、カセット本体部に取り付けられたテスター部の取付位置は、フレーム部に取り付けられたフックの取付位置と位置的に対応していることが好ましい。
【0010】
さらに、商品陳列用カセット什器の高さ方向において、フレーム部に取り付けられたフックとカセット本体部との間隔を調整可能であることが望ましい。
【0011】
さらに、上述した商品陳列用カセット什器の幅は0.5尺であることが好ましい。
【0012】
一方、第2の発明は、商品陳列スペースに応じて、上下方向または左右方向の少なくとも一方に複数のカセット什器ユニットを配列した商品陳列システムを提供する。この商品陳列システムを構成するカセット什器ユニットは、商品を吊り下げるフックと、フックが取り付けられるフレーム部と、複数の異なる取付形態でフレーム部に取付可能なカセット本体部と、カセット本体部に着脱可能であり、陳列する商品のテスターの種類に応じた収納形状を有するテスター部とを有する。そして、その取付形態は、商品陳列システムの設置態様に応じて決定される。
【0013】
ここで、上記の第2の発明において、商品陳列システムを壁面に係止して設置する場合、カセット本体部は、フレーム部から吊り下げられた状態で、フレーム部に取り付けられることが好ましい。また、商品陳列システムを棚板上に設置する場合、カセット本体部は、フレーム部上に載置された状態で、フレーム部に取り付けられることが好ましい。
【0014】
さらに、第2の発明において、商品陳列システムを構成するカセット什器ユニットは、上述した第1の発明に係る商品陳列用カセット什器(そのバリエーションを含む)であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本実施形態に係る商品陳列用カセット什器の斜視図である。このカセット什器は、カセット本体部1、フレーム部2および左右のフック3等で構成されている。カセット本体部1は、プラスチック等の樹脂材で成型された箱状の部材であり、その内部には化粧品のテスターが収納される。フレーム部2の上側に着脱可能な状態で取り付けられたフック3には、パッケージされた化粧品(商品)が吊り下げられる。フレーム部2は、カセット什器の上下方向に延在する縦フレームと左右方向に延在する横フレームとを連結することにより構成されている。このフレーム部2の下側には、カセット本体部1が取り付けられている。
【0016】
このカセット什器は同一の仕様を有しているが、その設置態様に応じて組立形態を変更することができる。ネットやレールを有する壁面にカセット什器を係止して設置する場合、すなわち、カセット什器を壁掛け什器として使用する場合には、図1に示したような形態に組み立てられる。この組立形態において、カセット本体部1は、フレーム部2の下側において手前方向に延在する左右のフレーム7aから吊り下がった状態で取り付けられる。一方、既存の陳列フレーム台の棚板上にカセット什器を載置する場合、すなわち、棚置き什器として使用する場合には、図2に示したような形態に組み立てられる。この組立状態において、カセット本体部1は、フレーム部2の下側において手前方向に延在する左右のフレーム7b上に載置された状態で取り付けられる。なお、このカセット什器の幅寸法は、一般的な商品陳列フレーム台の規格や壁面のサイズ等を考慮して、壁掛けおよび棚置きの双方に設置可能な0.5尺(140mm)となっている。
【0017】
カセット本体部1には、テスター部4が着脱可能な状態で取り付けられており、このテスター部4は交換することができる。具体的には、カセット本体部1の傾斜した前面には、略正方形状を有する開口部5が左右に形成されている。テスター部4は、カセット本体部1と同様の材質および色を有しており、開口部5と嵌合可能な外形(すなわち略正方形状)を有する。このテスター部4は、陳列する商品のテスターの種類毎に個別に用意されており、例えば、図7に示したテスターパーツ4a〜4gから任意のものを選択することができる。ここで、テスターパーツ4aは、50mlボトルのテスターを収納するパーツであり、このボトルを収納するための収納孔がフラットな前面に形成されている。以下、テスターパーツ4b〜4fは、25mlボトル、チューブ、パクト、スポンジの各テスターを収納するパーツであり、収納するテスターの種類に応じた収納形状を有している。なお、前面が完全にフラットなテスターパーツ4gは、目かくし用のパーツであり、そのフラット面に陳列する商品のブランド、キャッチコピー等を表示することができる。テスター部4を構成するテスターパーツ4a〜4gから所望のものを選択して、これをカセット本体部1の開口部5に嵌入する。テスターパーツ4a〜4gは、陳列する商品に合わせて交換することができる。
【0018】
なお、このカセット什器は、左のテスター部4が左のフック3のほぼ直下に位置しており、右のテスター部4が右のフック3のほぼ直下に位置している。このようにテスター部4の取付位置とフック3の取付位置とが位置的に対応しているため、顧客は、フック3に吊り下げられた商品のテスターを容易に特定することができる。
【0019】
図1に示した壁掛けカセット什器は、以下のような構成を有する。図3は、壁掛けカセット什器の展開斜視図である。カセット本体部1の前面に形成された左右の開口部5には、フック3に吊り下げる商品に応じて、いずれかのテスターパーツ4a〜4gが嵌入されている。また、フレーム部2は、一対の取付フレーム7、一対のメインフレーム8、補強フレーム10およびブリッジフレーム11で構成されている。これらのフレーム7,8,10,11は、取付ネジとナットとの締付力によって連結している。したがって、取付ネジを取り外せば、各フレーム7,8,10,11を分解することができる。なお、フレーム部2を構成する部材のうち、ブリッジフレーム11だけはプラスチック等の樹脂材で成型されており、それ以外のフレーム7,8,10は金属製である。
【0020】
カセット本体部1の上面に形成された左右の係合部6は、互いに平行に配置された左右の取付フレーム7とそれぞれ係合している。ここで、取付フレーム7は、直線的に延在する短辺部7aと直線的に延在する長辺部7bとが略L字形状に連結した形状を有しており、短辺部7aの延在長(延在方向の長さ)は長辺部7bのそれよりも短い。短辺部7aの延在寸法は、カセット本体部1の上面における奥行き方向の長さに基づいて設定される。図1に示したように、前方に向けて水平に延在する左右の短辺部7aには、カセット本体部1の上面が取り付けられる。したがって、カセット本体部1に取り付けられた短辺部7aが、カセット本体部1の前方に突出することがないので、カセット什器の見栄えを損なうことがない。なお、短辺部7aの先端は、吊り下げられたカセット本体部1の抜け落ちを防止するために、上側へ向けて垂直に折り曲げ加工されている。
【0021】
図8は、左係合部6におけるカセット本体部1と取付フレーム7との係合状態を示すA−A断面図である(右係合部6についても同様)。係合部6は、取付フレーム7の短辺部7aの幅にほぼ相当する間隔で突出して形成された一対の突出部9a,9bを有しており、これらの突出部9a,9bは、カセット本体部1の奥行き方向に平行に延在している。このうち外側の突出部9bは、短辺部7aの上下方向への変位を規制するために、カセット本体部1の上面から真上に突出した後に、さらに内側の突出部9aへ向けて直角に折り曲がっている。
【0022】
右側の短辺部7aと直交し、上方に向けて延在する右側の長辺部7bは、縦フレームである右側のメインフレーム8と連結している。同様に、左側の長辺部7bは、右側のメインフレーム8と平行に配置された左側のメインフレーム8と連結している。さらに、右側のフレームセット(取付フレーム7とメインフレーム8とのセット)は、横フレームである補強フレーム10を介して、左側のフレームセット7,8と連結している。なお、左右のメインフレーム8の下端は背面方向に垂直に折り曲がっており、背面方向に延在する折曲部8aが形成されている。
【0023】
また、左右のフレームセット7,8は、メインフレーム8の上部に取り付けられたブリッジフレーム11を介して連結している。横フレームであるブリッジフレーム11には、商品を吊り下げるためのフック3が左右に取り付けられる。このフック3は、樹脂製のフックと金属製のフックとが用意されており、吊り下げる商品の重さに応じて選択される。なお、図3に示したように、メインフレーム8の上部に形成されたネジ穴は高さ方向に3つ形成されている。したがって、ブリッジフレーム11の取付位置、換言すれば、高さ方向におけるフック3とカセット本体部1との間隔は、使用するネジ穴を変えることによって、3段階に設定することが可能である。ブリッジフレーム11の取付位置は、フック3に吊り下げる商品のサイズに応じて適宜選択される。
【0024】
また、図9および図10に示したように、ブリッジフレーム11の背面の左右には、フック形状を有する壁掛け用の係止部12が形成されている。ここで、図9は、ブリッジフレーム11の背面図であり、図10は、係止部12の断面図である(図9のB−B断面図)。
【0025】
図4は、壁掛けカセット什器を複数配列した商品陳列システムの正面図である。同図は、3×3個の棚割りで壁掛けカセット什器ユニット20を展開した例(1.5尺3段)を示している。このカセット什器ユニット20は、図1および図3に示した壁掛けカセット什器であり、ブリッジフレーム11の背面に形成されたフック状の係止部12によって、壁面のネット22に係止される(壁面のレールにも取付可能)。このような係止状態では、メインフレーム8の下端に形成された背面方向に延在する折曲部8aも、壁面のネット22と係合する。また、補強フレーム10がネット22と当接しているので、吊り下げられたカセット什器20が前傾しない。したがって、これらの部材8a,12,10の作用によって、壁掛け設置における安定性を十分に確保することができる。
【0026】
なお、壁掛けカセット什器ユニット20の個数や配列を変えることで、売場のスペースやネットのサイズに応じて、棚割りをフレキシブルに展開することができる(例えば、6×2個で構成される3尺2段、4×2個で構成される2尺2段等)。また、棚割りの変更も容易に行うことができる。なお、図4には示していないが、演出効果の向上等を図るため、トップボード、プライスレール、ジャンコードカードまたはリーフレットボックス等も壁面に適宜取り付けられる。
【0027】
一方、図2に示した棚置きカセット什器は、以下のような構成を有する。図5は、棚置きカセット什器の展開斜視図である。ここでは、壁掛けカセット什器との構成上の相違点について説明し、同様の点については、ここでの説明を省略する。
【0028】
棚置きカセット什器における取付フレーム7の取り付けは、壁掛けカセット什器の場合と逆になる。すなわち、カセット什器の前方に向けて水平に延在する左右の長辺部7b上には、カセット本体部1が載置されているとともに、上方に向けて延在する左右の短辺部7aは、左右のメインフレーム8と連結している。
【0029】
カセット本体部1は、略L字形の固定金具13によって取付フレーム7の長辺部7bに固定されている。この固定金具13におけるカセット本体部1と当接する面と長辺部7bと当接する面とには、粘着性を有するテープが取り付けられている。そして、この棚置きカセット什器を載置する棚板の奥行きに合わせて、長辺部7bとカセット本体部1との前後位置を決めた上で、カセット本体部1を粘着テープで長辺部7bに固定する。
【0030】
図6は、棚置きカセット什器を複数配列した商品陳列システムの正面図である。同図は、3×3個の棚割りで棚置きカセット什器ユニット21を展開した例(1.5尺3段)を示している。このカセット什器ユニット21は、図2および図5に示した棚置きカセット什器であり、店頭に設置されている既存の陳列フレーム台の棚板23上に載置される。この場合、背面方向へ延在する折曲部8aと前面方向に延在する長辺部7bとの双方が棚板23と当接する脚部となるため、棚置き設置における安定性を十分に確保することができる。
【0031】
また、同一の棚板23上に載置された横方向の各カセット什器ユニット21は互いに連結している。すなわち、図5に示したように、隣接した2つのカセット什器ユニット21のメインフレーム8は、金属製のフレームジョイント14を介して互いに連結しているとともに、カセット本体部1も、樹脂製のテスタージョイント15を介して互いに連結している。これにより、横方向において隣接したカセット什器ユニット21が強固に連結され、棚置き設置における安定性を一層高めることができる。
【0032】
なお、棚置きカセット什器ユニット21の個数や配列を変えることで、陳列フレーム台の段数や棚板のスペースに応じて、棚割りをフレキシブルに展開することができる(例えば、6×2個で構成された3尺2段、4×2個で構成される2尺2段等)。また、棚割りの変更も容易に行うことができる。なお、図6には示していないが、演出効果の向上等を図るため、商品陳列フレーム台には、トップボード、プライスレール、ジャンコードカードまたはリーフレットボックス等も適宜取り付けられる。
【0033】
なお、上述したカセット什器は、壁面への係止や陳列フレーム台への載置といった設置態様以外に、単体のカセット什器をテーブルやカウンター等の上に載置することも可能である。
【0034】
このように、上述したカセット什器においては、設置態様に応じてカセット什器の組立形態を変えることにより、同一仕様のカセット什器で異なる設置態様にフレキシブルかつ簡単に対応することができる。カセット什器の強度や設置性が特に要求される壁掛け設置においては、カセット本体部1の上面に形成された係合部6に取付フレーム7が強固に係合している。その際、取付フレーム7がカセット本体部1の前面から突出していると、カセット什器の見栄えが悪くなる。そこで、取付フレーム7の短辺部7a側にカセット本体部1を取り付けることで外観上の見栄えを確保している。
【0035】
また、店内に設置された既存の陳列フレーム台の奥行きにばらつきが多い棚置き設置においては、カセット什器の奥行き寸法をフレキシブルに設定する必要がある。この点に関して、本実施形態に係るカセット什器では、カセット本体部1の取り付けを、取付位置が限定されるネジ等を用いることなく、粘着テープを用いて行っている。したがって、さまざまな既存の陳列フレーム台に、フレキシブルかつ簡単にカセット什器を適切に設置することができる。また、棚置き時には、L字状の取付フレーム7の取付形態を壁掛け時とは逆にして、長辺部7bを脚部として用いている。これにより、短辺部7aを脚部として用いる場合よりも、棚置き状態における設置の安定性を高めることができる(カセット什器が倒れにくくなる)。
【0036】
また、本実施形態に係るカセット什器をユニットとし、これを上下方向または左右方向の少なくとも一方に配列して商品陳列ユニットを設置する。これにより、陳列スペースに応じて、カセット什器ユニットを展開することにより、限られた陳列スペースを効率的に活かしながら、商品を陳列することができる。また、陳列スペースの変更に対しても、カセット什器ユニットの個数や配列を変えることにより、容易に対応することができる。
【0037】
なお、上述した実施形態では化粧品およびそのテスターの陳列に適用した例について説明したが、本発明は化粧品の陳列に限定されるものではなく、それ以外の商品に広く適用することができる。ただし、化粧品のように、顧客動向等に応じて、迅速に陳列形態を変えることが販売促進につながるような商品に適用することが効果的である。
【0038】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、同一仕様のカセット什器の組立形態を変えることにより、カセット什器を壁掛け、棚置きのどちらの設置態様にも使用することができる。したがって、設置形態毎に別仕様の什器を製造する必要がないので、什器の製造コストを抑えることができる。また、このカセット什器をユニットして商品陳列システムを構成すれば、陳列スペースを有効に活かすことができ、かつ、状況に応じたフレキシブルな展開が可能となる。その結果、低コストで効果的な販売促進効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁掛けカセット什器の斜視図
【図2】棚置きカセット什器の斜視図
【図3】壁掛けカセット什器の展開斜視図
【図4】壁掛けカセット什器を配列した商品陳列システムの正面図
【図5】棚置きカセット什器の展開斜視図
【図6】棚置きカセット什器を配列した商品陳列システムの正面図
【図7】テスターパーツの説明図
【図8】カセット本体部と取付フレームとの係合状態を示す断面図
【図9】ブリッジフレームの背面図
【図10】ブリッジフレームに形成されたフック部の断面図
【符号の説明】
1 カセット本体部、 2 フレーム部、
3 フック、 4 テスター部、
4a〜4g テスターパーツ 5 開口部、
6 係合部、 7 取付フレーム、
7a 短辺部、 7b 長辺部、
8 メインフレーム、 8a 折曲部、
9a,9b 突出部、 10 補強フレーム、
11 ブリッジフレーム、 12 係止部、
13 固定金具、 14 フレームジョイント、
15 テスタージョイント、 20 壁掛けカセット什器ユニット、
21 棚置きカセット什器ユニット、
22 ネット、 23 棚板
Claims (7)
- 商品陳列用カセット什器において、
商品を吊り下げるフックと、
上下方向に延在する縦フレームと、左右方向に延在する横フレームと、下側において手前方向に延在する左右のフレームとによって構成されているとともに、前記フックが取り付けられ、壁面に係止可能な形状の係止部を有するフレーム部と、
第1の取付形態および第2の取付形態のいずれか一方で前記フレーム部に取付可能であるとともに、商品のテスターが収納されるカセット本体部とを有し、
前記第1の取付形態では、前記左右のフレームから前記カセット本体部を吊り下げることによって、前記商品陳列用カセット什器が前記係止部によって壁面に係止される壁掛け什器として用いられ、
前記第2の取付形態では、前記左右のフレーム上に前記カセット本体部を載置することによって、前記商品陳列用カセット什器が棚置き什器として用いられることを特徴とする商品陳列用カセット什器。 - 前記フレーム部は、着脱可能な取付フレームを含み、
前記取付フレームは、直線的に延在する長辺部と、直線的に延在するとともに、前記長辺部よりも延在長が短い短辺部とが略L字状に連結した形状を有し、
前記第1の取付形態においては、前記長辺部が前記縦フレームに取り付けられるとともに、前記左右のフレームとしての前記短辺部に前記カセット本体部が取り付けられ、
前記第2の取付形態においては、前記短辺部が前記縦フレームに取り付けられるとともに、前記左右のフレームとしての前記長辺部に前記カセット本体部が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載された商品陳列用カセット什器。 - 前記短辺部の延在寸法は、前記第1の取付形態において前記短辺部に取り付けられる前記カセット本体部の上面における奥行き方向の長さに基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載された商品陳列用カセット什器。
- 前記カセット本体部に着脱可能なテスター部をさらに有し、
前記テスター部は、収納するテスターの種類に応じた収納形状を有することを特徴とする請求項1に記載された商品陳列用カセット什器。 - 前記カセット本体部に取り付けられた前記テスター部の取付位置は、前記フレーム部に取り付けられた前記フックの取付位置と位置的に対応していることを特徴とする請求項4に記載された商品陳列用カセット什器。
- 前記商品陳列用カセット什器の高さ方向において、前記フレーム部に取り付けられた前記フックと前記カセット本体部との間隔を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載された商品陳列用カセット什器。
- 商品陳列スペースに応じて、上下方向または左右方向の少なくとも一方に複数のカセット什器ユニットを配列した商品陳列システムにおいて、
前記複数のカセット什器ユニットのそれぞれは、請求項1から6のいずれかに記載された商品陳列用カセット什器であることを特徴とする商品陳列システム。
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