JPH0937508A - 小型モータの軸受装置 - Google Patents

小型モータの軸受装置

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JPH0937508A
JPH0937508A JP7206574A JP20657495A JPH0937508A JP H0937508 A JPH0937508 A JP H0937508A JP 7206574 A JP7206574 A JP 7206574A JP 20657495 A JP20657495 A JP 20657495A JP H0937508 A JPH0937508 A JP H0937508A
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JP
Japan
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bearing
contact
bearing device
bracket
view
Prior art date
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Application number
JP7206574A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Suda
秀利 須田
Naoyuki Sakai
直之 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した調芯を行うことができるとともに、
金型の作成を改善して加工精度を向上することが可能な
小型モータの軸受装置を提供する。 【構成】 ブラケット(2)には、弾性を有し周方向に
連続した多面形状の軸受保持部(3)が設けられ、この
軸受保持部(3)内に配した点接触または線接触もしく
はその組み合わせからなる複数の接触部(3d,3e)
によって、軸受(4)を回動自在に保持させるようにし
て、金型加工を容易化し、面接触に比較して保持圧のば
らつきを低減して安定した調芯を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器等に使用
される小型モータの軸受装置に係り、さらに詳しくは自
動調芯機能を備えた小型モータの軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動調芯機能を備えた小型モー
タの軸受装置については、実開昭59−54216号公
報等にて提案されている。図7は、その従来から用いら
れている小型モータの軸受装置を示す部分断面図であ
る。また、図7は、図8におけるC部を拡大したもので
あり、(a)はその断面図、(b)はその平面図であ
る。
【0003】図7において、21は一端に開口部を有し
有底円筒状に形成されたケースであり、このケース21
には、その内面にマグネットが固定されるとともに、巻
線の施されたロータが配される。そして、ケース21の
開口部には合成樹脂からなるブラケット22が嵌合さ
れ、このブラケット22とケース21とでモータのハウ
ジングを構成するとともに、このハウジングに軸受を介
することによって前述のロータが回転自在に支承され
る。なお、ケース21の開口部には、電子部品等を搭載
したガバナ回路基板31や皿状の蓋32が取り付けられ
る。
【0004】ここで、図8(a)あるいは(b)で示す
ように、ブラケット22の軸受保持部23には複数個に
分割された軸受係止片23aが筒状に配され、その周囲
には環状溝23bが設けられている。軸受係止片23a
には球形の軸受24を包み込むようなアンダーカット部
23cが形成され、この筒状に配された軸受係止片23
a内に球形軸受24を圧入すると、球形軸受24は軸受
係止片23aによって弾性保持されその保持部内におい
て回動自在となる。このため、シャフトSが僅かに傾い
た場合であっても、それに伴い球形軸受24も同一方向
に回動されることとなり、その調芯を可能としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、軸受24は軸受係止片23aによって
面保持(面接触)されているので、その係止片23aの
寸法ばらつき等の影響を受けて面保持圧が顕著に変化し
てしまうため、調芯トルクがばらついてしまい、その結
果、安定した調芯を行うことができないものであった。
また、従来のような分割した軸受係止片からなる軸受保
持部を形成するには、金型を作成するにあたって放電加
工する必要があり、非常に手間がかかるとともに、放電
加工となると精密に加工することが難しいため、出来上
がった部品の精度も悪く、それが結局、調芯作用を不安
定にさせる要因でもあった。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題を解
決して、安定した調芯を行うことができるとともに、金
型の作成を改善して加工精度を向上することが可能な小
型モータの軸受装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の小型モータの軸
受装置は、ケースとブラケットからなるハウジング内に
ロータを配し、軸受を介して前記ロータを回転自在に支
承してなる小型モータの軸受装置において、前記ブラケ
ットには、弾性を有し周方向に連続した多面形状の軸受
保持部が設けられ、この軸受保持部内に配した点接触ま
たは線接触もしくはその組み合わせからなる複数の接触
部によって、前記軸受を回動自在に保持させるようにし
たものである。また、前記接触部の接触位置を周方向に
異ならせておくとよい。
【0008】
【作用】ブラケットには、弾性を有し周方向に連続した
多面形状の軸受保持部が設けられ、この軸受保持部内に
配した点接触または線接触もしくはその組み合わせから
なる複数の接触部によって、軸受を回動自在に保持させ
るようにすれば、金型加工を容易化し、面接触に比較し
て保持圧のばらつきを低減して安定した調芯を行える。
【0009】
【第1の実施例】図1は、本発明の第1の実施例におけ
る小型モータの軸受装置を示す要部断面図である。ま
た、図2は、図1におけるA部を拡大した図であり、図
3は図2における軸受保持部を斜視的に示した断面図で
ある。
【0010】図1において、1は一端に開口部を有し、
有底中空円筒状に形成された金属製のケースであり、こ
のケース1の有底部には少なくともその中心部を穿設す
ることによって軸受5が圧入され、ケース1の内側面に
は円環状のマグネット6が固着される。そして、ケース
1の中空部にはロータRが配されることになり、このロ
ータRは、シャフトSに珪素鋼板等の薄板を積層すると
ともに複数個の突極を備えたコア7を固定し、このコア
7のそれぞれの突極にコイル8を配することによって構
成される。また、図中シャフトSの下方にはコミュテー
タ9が挿着され、このコミュテータ9には後述するブラ
シ10が摺接するようになる。
【0011】また、ケース1の開口部には金属あるいは
合成樹脂製のブラケット2が嵌合されて、モータのハウ
ジングを構成している。このブラケット2の中心部には
軸受保持部3が設けられ、この軸受保持部には軸受4が
保持される。さらに、ブラケット2には弾性を有し導電
性金属部材からなる一対のブラシ10が圧入等により取
り付けられ、このブラシ10の開放端が前述したコミュ
テータ9との接触関係を維持するようになる。
【0012】なお、図中11は、電子部品等を搭載しケ
ース1の開口部に装着されたガバナ回路基板であり、ま
た、12は皿状もしくは板状の蓋で、この蓋12もケー
ス1の開口部に嵌合される。蓋12は、B部を拡大した
図から分かるように、その縁部には略V字状の溝12a
が形成されている。そして、蓋12の外径を、ケース開
口部径と同等もしくは若干大に形成しておく。
【0013】このような蓋12をケース1に圧入する
と、溝12aによって蓋12の外径は僅かに縮むため、
ケース1の開口部が歪むことなく確実に密着させること
ができる。このようにすれば、モータの電気的ノイズが
外部へ漏洩するのを防止することができる。しかも、蓋
12がケース1から外れようとしても、溝12aによっ
てケース内壁に食い込むように作用するので、その抜け
強度が向上する。
【0014】ここで、軸受保持部の具体的な構造を図
2、3に基づいて説明する。図2において、軸受保持部
3として、弾性を有し軸受4の球面を複数箇所にわたっ
て点接触保持してなる軸受保持片3aと、その周囲に形
成された環状溝3bとが設けられている。この軸受保持
片3aは、同図を見ても分かるように、軸受4の外周面
に対して連続した多角面3cを形成し、この多角面3c
の各ポイントにおいて軸受4を包み込むように保持して
なる。さらに、図3からも分かるように、軸受保持部3
は、この軸受保持片3aを平面的に見て周方向に連続し
た六角形状に構成してなるものである。
【0015】このように構成すれば、軸受4は断面的に
見た場合の回動性が容易となり、面接触保持に比べて、
その保持圧のばらつきを低減させることができる。した
がって、シャフトSが中心線に対して僅かに傾いた場合
であっても、それに伴い軸受4も同一方向へ回動して、
その調芯を容易かつ安定して行うことができるものであ
る。
【0016】また、このようにして軸受保持部を構成し
ておくと、金型の作成が容易となる。すなわち、軸受保
持片3aを連続した多角面形状としたため、この部分の
金型の作成をN・C加工にて行うことが可能となり、従
来のように放電加工でなければ出来なかったのに比べ
て、その作成の手間を短縮して精密加工を行うことがで
きる。それに伴い、その金型にて出来上がった部品の精
度も大幅に向上する。なお、軸受保持片3aに設けられ
た上接触部3dよりも軸受4の球面部が露出しないよう
にして上接触部3d内に軸受4を抑えておけば、軸受保
持部3から軸受4が外れるのを防止できる。
【0017】
【第2の実施例】図4は、本発明の第2の実施例におけ
る軸受保持部を示した要部断面図である。図4におい
て、軸受保持部3には、軸受保持片33aの保持面の一
部に軸受4の球面と同等な曲面33cを設けておくこと
で連続した多面形状としたものである。
【0018】このようにすれば、軸受4の下半分は点接
触、上半分は線接触による保持が可能となり、さらに安
定した調芯を行うことができる。なお、軸受保持片33
aの保持面全体を軸受4の球面と同等な曲面で形成する
ことにより、線接触のみで保持させるようにしてもよ
い。その他の構成については前述した第1の実施例と同
様である。
【0019】
【第3の実施例】図5は、本発明の第3の実施例におけ
る軸受保持部を斜視的に示した断面図である。本実施例
では、軸受保持部3における軸受保持片333aと軸受
との接触バランスを改良したものである。前述した第1
の実施例においては、軸受保持片3aの上下接触部3
d、3eは、共に同一角度において図示しない軸受4と
の接触関係を保持している。
【0020】それに対し、図5では、保持片333aの
上接触部333dと下接触部333eとの接触位置を周
方向に異ならしめることにより、これら接触部を周方向
において互い違いに配置させるようにしたものである。
このようにすれば、たとえ保持片333aの寸法等にば
らつきがあったとしても、軸受保持片333aと図示し
ない軸受4との接触バランスを良好にして安定した調芯
を行うことができる。
【0021】
【その他の実施例】図6(a)および(b)は、その他
の実施例における軸受保持部を示した要部断面図であ
る。同図(a)においては、平面的に見て六角形状に構
成された軸受保持部3のそれぞれの面に、凸状に形成さ
れた上下接触部3d’、3e’を設けてなるものであ
り、(b)においては、その上下の接触部3d’、3
e’を周方向にずらすことによって互い違いに配置させ
たものである。金型の作成にあたっては、丸ピン等をN
・C加工により溝形成することにより容易に作成出来
る。
【0022】なお、その他の構成については上記各実施
例と同様であり、これら実施例を適宜組み合わせて実施
することも可能である。また、上記各実施例では球形軸
受を一例として詳述したものであり、別段これに限定さ
れるものではなく、例えば面取りを大きくしたスリーブ
型軸受に用いても差し支えない。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ブラ
ケットに、弾性を有し周方向に連続した多面形状の軸受
保持部を設けておき、この軸受保持部内に配した点接触
または線接触もしくはその組み合わせからなる複数の接
触部によって、軸受を回動自在に保持させるようにすれ
ば、金型加工を容易化し、保持圧のばらつきを低減して
安定した調芯を行うことができる。また、これら接触部
の接触位置を周方向に異ならせておけば、その寸法ばら
つき等に影響されることなく接触バランスを良好に維持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における小型モータの軸
受装置を示す要部断面図である。
【図2】図1におけるA部を拡大した図である。
【図3】図2における軸受保持部を斜視的に示した断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施例における軸受保持部を示
す要部断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例における軸受保持部を斜
視的に示した断面図である。
【図6】本発明のその他の実施例における軸受保持部を
示す要部断面図である。
【図7】従来から用いられている小型モータの軸受装置
を示す部分断面図である。
【図8】図7におけるC部を拡大したものであり、
(a)はその断面図、(b)はその平面図である。
【符号の説明】
1,21‥‥ケース 2,22‥‥ブラケット 3,23‥‥軸受保持部 3a,33a,333a‥‥軸受保持片 4,24‥‥軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースとブラケットからなるハウジング
    内にロータを配し、軸受を介して前記ロータを回転自在
    に支承してなる小型モータの軸受装置において、前記ブ
    ラケットには、弾性を有し周方向に連続した多面形状の
    軸受保持部が設けられ、この軸受保持部内に配された点
    接触または線接触もしくはその組み合わせからなる複数
    の接触部によって、前記軸受を回動自在に保持させるよ
    うにした小型モータの軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記接触部の接触位置を周方向に異なら
    しめてなる請求項1記載の小型モータの軸受装置。
JP7206574A 1995-07-20 1995-07-20 小型モータの軸受装置 Pending JPH0937508A (ja)

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JP7206574A JPH0937508A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 小型モータの軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7206574A JPH0937508A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 小型モータの軸受装置

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Publication Number Publication Date
JPH0937508A true JPH0937508A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16525663

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JP7206574A Pending JPH0937508A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 小型モータの軸受装置

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JP (1) JPH0937508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1372250A3 (en) * 2002-06-11 2004-09-08 ELCO S.p.A. Electronically switched electric motor structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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