JPH0937158A - 固体撮像素子の駆動方法および装置 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法および装置

Info

Publication number
JPH0937158A
JPH0937158A JP7202798A JP20279895A JPH0937158A JP H0937158 A JPH0937158 A JP H0937158A JP 7202798 A JP7202798 A JP 7202798A JP 20279895 A JP20279895 A JP 20279895A JP H0937158 A JPH0937158 A JP H0937158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
shift register
signal
solid
horizontal shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7202798A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Yamashita
満 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7202798A priority Critical patent/JPH0937158A/ja
Publication of JPH0937158A publication Critical patent/JPH0937158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子の検査のための測定において、
測定時間を増大させることなく、精度を飛躍的に向上さ
せることができるようにする。 【構成】 駆動装置20がCCDイメージャ10に与え
る測定用駆動パターンでは、所定の複数行分の信号電荷
を垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに転送す
る期間、水平転送クロックが停止され、これにより、水
平シフトレジスタの駆動が停止される。その後に、水平
転送クロックが出力されたときに、複数行分の信号電荷
が蓄積された水平シフトレジスタが駆動され、複数行分
の信号電荷に対応する信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子の検査の
ための測定に適した固体撮像素子の駆動方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD(電荷結合素子)等を用い
た固体撮像素子の製造後の検査では、固体撮像素子を通
常の駆動パターンによって駆動し、各種の入力光レベル
に対して得られた信号を外部でゲインアップして対象と
なる信号レベルを増幅し、測定することによって評価を
行っていた。この測定において、固体撮像素子に対して
光を当てない状態での信号レベルすなわち暗信号レベル
を測定する場合等には、対象となる信号レベルが小さい
ため、従来は信号を繰り返し取り込むことによりアベレ
ージング(積算平均化)処理を行って精度を上げてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測定方法では、評価すべき信号量に対してノイズ量が決
まっているので、ノイズも含めてゲインアップしたり、
ノイズを含めた信号のアベレージング処理を行うことに
なり、飛躍的な精度の改善は望めなかった。また、精度
が重要視され、大量の固体撮像素子に対する評価を行わ
なければならない生産選別においては、アベレージング
処理は測定時間が増大して実用的ではないという問題点
があった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、固体撮像素子の検査のための測定に
おいて、測定時間を増大させることなく、精度を飛躍的
に向上させることができるようにした固体撮像素子の駆
動方法および装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の固体撮像
素子の駆動方法は、行列状に配列された複数の受光部で
得られた信号電荷を1行分ずつ水平シフトレジスタに転
送し、この水平シフトレジスタを水平転送クロックによ
って駆動して信号電荷を順次出力部に転送する固体撮像
素子を駆動する駆動方法であって、所定の複数行分の信
号電荷を水平シフトレジスタに転送する期間、水平シフ
トレジスタの駆動を停止するようにしたものである。
【0006】請求項2記載の固体撮像素子の駆動装置
は、行列状に配列された複数の受光部で得られた信号電
荷を1行分ずつ水平シフトレジスタに転送し、この水平
シフトレジスタを水平転送クロックによって駆動して信
号電荷を順次出力部に転送する固体撮像素子を駆動する
駆動装置であって、所定の複数行分の信号電荷を水平シ
フトレジスタに転送する期間、水平シフトレジスタの駆
動を停止するような水平転送クロックのパターンを生成
するパターン生成手段を有するものである。
【0007】請求項3記載の固体撮像素子の駆動方法
は、読み出しクロックが与えられていない間に受光部で
蓄積した信号電荷を、読み出しクロックが与えられたと
きに受光部より出力する固体撮像素子を駆動する駆動方
法であって、通常時における読み出しクロックの周期よ
りも長い所定の期間、読み出しクロックを停止して受光
部からの信号電荷の出力を停止するようにしたものであ
る。
【0008】請求項4記載の固体撮像素子の駆動装置
は、読み出しクロックが与えられていない間に受光部で
蓄積した信号電荷を、読み出しクロックが与えられたと
きに受光部より出力する固体撮像素子を駆動する駆動装
置であって、通常時における読み出しクロックの周期よ
りも長い所定の期間、読み出しクロックを停止して受光
部からの信号電荷の出力を停止するような読み出しクロ
ックのパターンを生成するパターン生成手段を有するも
のである。
【0009】
【作用】請求項1記載の固体撮像素子の駆動方法または
請求項2記載の固体撮像素子の駆動装置では、所定の複
数行分の信号電荷を水平シフトレジスタに転送する期
間、水平シフトレジスタの駆動が停止され、これによ
り、水平シフトレジスタに複数行分の信号電荷が蓄積さ
れ、ノイズを増大させることなく評価すべき信号量を大
きくすることができる。
【0010】請求項3記載の固体撮像素子の駆動方法ま
たは請求項4記載の固体撮像素子の駆動装置では、通常
時における読み出しクロックの周期よりも長い所定の期
間、読み出しクロックが停止されて受光部からの信号電
荷の出力が停止され、これにより、受光部に通常時より
も大きな信号電荷が蓄積され、ノイズを増大させること
なく評価すべき信号量を大きくすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0012】第1の実施例
【0013】図1は本発明の第1の実施例に係る固体撮
像素子の駆動方法および装置が適用される固体撮像素子
の測定システムの構成を示すブロック図である。この測
定システムは、測定対象である固体撮像素子としてのC
CDイメージャ10を駆動する駆動装置20と、CCD
イメージャ10の出力信号を処理してビデオ信号を生成
する信号処理装置30と、この信号処理装置30から出
力されるビデオ信号を入力して評価を行うための評価装
置31とを備えている。評価装置31としては、ビデオ
信号の信号レベルを測定するためのオシロスコープや、
ビデオ信号に基づく画質を測定するためのモニタ等が用
いられる。
【0014】図2は図1におけるCCDイメージャ10
の構成を示す説明図である。このCCDイメージャ10
は、行列状に配列された複数の受光部(画素)11と、
それぞれ1列分の受光部11に対して読み出しゲート1
2を介して接続された複数の垂直シフトレジスタ13
と、この垂直シフトレジスタ13の下端に接続された水
平シフトレジスタ14と、この水平シフトレジスタ14
の一端に接続された出力部15とを備えている。
【0015】このCCDイメージャ10では、通常時に
は、読み出しゲート12に対して所定の周期で読み出し
クロックが与えられ、読み出しクロックが与えられてい
ない間に受光部11で蓄積した信号電荷が、読み出しク
ロックが与えられたときに受光部11より読み出しゲー
ト12を介して垂直シフトレジスタ13に出力される。
垂直シフトレジスタ13は、垂直転送クロックによって
駆動され、水平走査毎に1行分ずつ信号電荷を水平シフ
トレジスタ14に転送する。水平シフトレジスタ14
は、水平転送クロックによって駆動され、信号電荷を順
次出力部15に転送する。出力部15は、転送されてき
た信号電荷を電圧または電流に変換して出力する。
【0016】図3は図1における駆動装置20の構成の
一例を示すブロック図である。この駆動装置20は、使
用者の設定により、任意の駆動パターンを選択できるよ
うにしたものである。この駆動装置20は、使用者が駆
動パターンを設定するためのパターン設定部21と、こ
のパターン設定部21によって設定された駆動パターン
を作成するパターン作成部22と、このパターン作成部
22で作成された駆動パターンに従ってCCDイメージ
ャ10を駆動するための各種信号、すなわち読み出しク
ロック、垂直転送クロック、水平転送クロック等を出力
するパターン出力部23とを備えている。
【0017】図3に示した駆動装置20では、使用者が
パターン設定部21によって後述する測定用駆動パター
ンを設定することで、この測定用駆動パターンがパター
ン作成部22で作成され、この測定用駆動パターンに従
ってパターン出力部23よりCCDイメージャ10を駆
動するための各種信号が出力される。従って、この駆動
装置20によって、本実施例に係る固体撮像素子の駆動
方法を実現することができる。
【0018】図4は図1における駆動装置20の構成の
他の例を示すブロック図である。この駆動装置20は、
予め測定用駆動パターンを記憶しているものである。こ
の駆動装置20は、通常の駆動パターンおよび測定用駆
動パターンを含む複数の駆動パターンを記憶するパター
ン記憶部24と、このパターン記憶部24によって記憶
された複数の駆動パターンのうちの一つを使用者が選択
するためのパターン選択部25と、このパターン選択部
25によって選択された駆動パターンに従ってCCDイ
メージャ10を駆動するための各種信号を出力するパタ
ーン出力部26とを備えている。
【0019】図4に示した駆動装置20では、使用者が
パターン選択部25によって測定用駆動パターンを選択
することで、この測定用駆動パターンの情報がパターン
記憶部24より取り出されて、パターン出力部26に出
力され、この測定用駆動パターンに従ってパターン出力
部26よりCCDイメージャ10を駆動するための各種
信号が出力される。従って、この駆動装置20によっ
て、本実施例に係る固体撮像素子の駆動方法を実現する
ことができると共に、この駆動装置20は本実施例に係
る固体撮像素子の駆動装置に対応する。
【0020】図5は図1における駆動装置20の構成の
更に他の例を示すブロック図である。この駆動装置20
は、測定用駆動パターンのみを生成するものである。こ
の駆動装置20は、測定用駆動パターンのみを記憶する
パターン記憶部27と、このパターン記憶部27によっ
て記憶された測定用駆動パターンに従ってCCDイメー
ジャ10を駆動するための各種信号を出力するパターン
出力部28とを備えている。
【0021】図5に示した駆動装置20では、パターン
記憶部27に記憶された測定用駆動パターンに従ってパ
ターン出力部28よりCCDイメージャ10を駆動する
ための各種信号が出力される。従って、この駆動装置2
0によって、本実施例に係る固体撮像素子の駆動方法を
実現することができると共に、この駆動装置20は本実
施例に係る固体撮像素子の駆動装置に対応する。
【0022】次に、図6を参照して、本実施例に係る固
体撮像素子の駆動方法および装置の作用について説明す
る。図6は本実施例における測定用駆動パターンとその
作用を説明するための波形図である。
【0023】図6(a)は本実施例との比較のために、
通常の駆動パターンによる水平転送クロックHφを示し
たものである。図示しない垂直ブランキング期間以外の
期間において、通常の駆動パターンによる水平転送クロ
ックHφは水平ブランキング期間40以外のときに出力
され、この水平転送クロックHφによって、水平シフト
レジスタ14は信号電荷を順次出力部15に転送する。
なお、水平ブランキング期間40では、垂直転送クロッ
クによって垂直シフトレジスタ13が駆動され、1行分
の信号電荷が水平シフトレジスタ14に転送される。図
6(c)は、図6(a)に示した通常の駆動パターンに
よる水平転送クロックHφに従って出力部15より出力
される信号の一例を示したものである。
【0024】図6(b)は本実施例における測定用駆動
パターンによる水平転送クロックHφを示したものであ
る。本実施例における測定用駆動パターンでは、所定の
複数行分の信号電荷を垂直シフトレジスタ13から水平
シフトレジスタ14に転送する期間、水平転送クロック
Hφが停止され、水平シフトレジスタ14の駆動が停止
される。なお、このように水平転送クロックHφが停止
されている期間の後、次の垂直ブランキング期間の前
に、少なくとも1水平走査期間の間は水平転送クロック
Hφが出力される。図6(d)は、図6(b)に示した
測定用駆動パターンによる水平転送クロックHφに従っ
て出力部15より出力される信号の一例を示したもので
ある。この図に示したように、水平転送クロックHφが
停止されている間は信号は出力されず、水平シフトレジ
スタ14には複数行分の信号電荷が蓄積される。そし
て、その後に、水平転送クロックHφが出力されたとき
に、複数行分の信号電荷が蓄積された水平シフトレジス
タ14が駆動され、複数行分の信号電荷に対応する信号
が出力される。
【0025】図6(e)は通常の駆動パターンによる水
平転送クロックHφに従って出力された信号における各
画素の評価すべき信号SA と出力部15以降のノイズS
N との関係を示したものである。ここで、評価すべき信
号SA のレベルをA0 、ノイズSN のレベルをNとする
と、評価すべき信号SA に対するノイズSN の割合はN
/A0 となる。
【0026】図6(f)は本実施例における測定用駆動
パターンにより、水平転送クロックHφが停止されてい
る期間の後に出力される水平転送クロックHφに従って
出力された信号における評価すべき信号SA と出力部1
5以降のノイズSN との関係を示したものである。評価
すべき信号SA のレベルをA1 とすると、評価すべき信
号SA に対するノイズSN の割合はN/A1 となる。こ
こで、m行分の信号電荷を垂直シフトレジスタ13から
水平シフトレジスタ14に転送する期間、水平転送クロ
ックHφを停止した場合には、A1 はA0 の約m倍とな
り、評価すべき信号SA に対するノイズSN の割合は通
常時の約1/mとなる。例えば、mが100のときは、
評価すべき信号SA に対するノイズSN の割合は通常時
の約1/100となる。
【0027】このように、本実施例によれば、出力部1
5以降のノイズを増大させることなく、評価すべき信号
のみを大きくすることができるので、固体撮像素子の検
査のための測定において精度を飛躍的に向上させること
ができる。本実施例は、特に、微小な暗信号を評価する
場合のように、評価すべき信号に対する出力部15以降
のノイズの割合が大きい場合に効果的である。これに対
し、従来のような出力部15以降における出力信号のゲ
インアップやアベレージング処理では評価すべき信号と
共にノイズも増大するため、精度を改善することは難し
い。また、本実施例によれば、従来のアベレージング処
理のように測定時間が増大することがなく、また、駆動
パターンの変更が容易であることから、精度が重要視さ
れ、大量の固体撮像素子に対する評価を行わなければな
らない生産選別において実用的であり、且つ大変有効で
ある。
【0028】第2の実施例
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例において、測定システムの構成、CCD
イメージャ10の構成は、それぞれ図1、図2と同様で
ある。また、駆動装置20の構成は図3ないし図5と同
様であるが、生成する測定用駆動パターンが第1の実施
例とは異なっている。以下、図7を参照して、本実施例
における測定用駆動パターンとその作用について説明す
る。
【0030】図7(a)は本実施例との比較のために、
通常の駆動パターンによる読み出しクロックSG1,S
G2を示したものである。この例は、フレーム読み出し
モード(フレーム蓄積モードともいう。)でCCDイメ
ージャ10を駆動する場合の例であり、読み出しクロッ
クSG1は奇数フィールドにおいて奇数行の読み出しゲ
ート12を開き、読み出しクロックSG2は偶数フィー
ルドにおいて偶数行の読み出しゲート12を開く。読み
出しクロックSG1,SG2が与えられていない間に受
光部11で蓄積された信号電荷は、読み出しクロックS
G1,SG2が与えられたときに、読み出しゲート12
を介して受光部11より垂直シフトレジスタ13に出力
される。図7(a)に示したように、通常の駆動パター
ンによる読み出しクロックSG1,SG2は、1フィー
ルド毎に交互に出力され、それぞれ周期は1フレームで
ある。図7(c)は、図7(a)に示した通常の駆動パ
ターンによる読み出しクロックSG1,SG2に従って
出力部15より出力される信号の一例を示したものであ
る。
【0031】図7(b)は本実施例における測定用駆動
パターンによる読み出しクロックSG1,SG2を示し
たものである。本実施例における測定用駆動パターンで
は、読み出しクロックSG1,SG2の周期は通常時に
おける周期(1フレーム)よりも長い期間、例えば4フ
レームになっている。従って、本実施例における測定用
駆動パターンでは、通常時における読み出しクロックS
G1,SG2の周期(1フレーム)よりも長い所定の期
間(4フレーム)、読み出しクロックSG1,SG2が
停止され、その間、受光部11からの信号電荷の出力が
停止される。図7(d)は、図7(b)に示した測定用
駆動パターンによる読み出しクロックSG1,SG2に
従って出力部15より出力される信号の一例を示したも
のである。この図に示したように、読み出しクロックS
G1,SG2が停止されている間は信号は出力されず、
受光部11にはその間、信号電荷が蓄積される。そし
て、その後に読み出しクロックSG1,SG2が出力さ
れたときに、受光部11から信号電荷が垂直シフトレジ
スタ13に出力され、最終的に出力部15より信号が出
力される。
【0032】図7(e)は通常の駆動パターンによる読
み出しクロックSG1,SG2に従って出力された信号
における各画素の評価すべき信号SA と出力部15以降
のノイズSN との関係を示したものである。ここで、評
価すべき信号SA のレベルをA0 、ノイズSN のレベル
をNとすると、評価すべき信号SA に対するノイズSN
の割合はN/A0 となる。
【0033】図7(f)は本実施例における測定用駆動
パターンによる読み出しクロックSG1,SG2に従っ
て出力された信号における評価すべき信号SA と出力部
15以降のノイズSN との関係を示したものである。評
価すべき信号SA のレベルをA2 とすると、評価すべき
信号SA に対するノイズSN の割合はN/A2 となる。
ここで、nフレームの期間、読み出しクロックSG1,
SG2を停止した場合には、A2 はA0 の約n倍とな
り、評価すべき信号SA に対するノイズSN の割合は通
常時の約1/nとなる。例えば、図7(b)の例のよう
にnが4のときは、評価すべき信号SA に対するノイズ
N の割合は通常時の約1/4となる。
【0034】このように、本実施例によれば、第1の実
施例と同様に、出力部15以降のノイズを増大させるこ
となく、評価すべき信号のみを大きくすることができる
ので、固体撮像素子の検査のための測定において精度を
飛躍的に向上させることができる。本実施例では、特
に、画素単位で評価すべき信号を大きくすることができ
るので、光を当てない状態で画素から発生する大きな信
号(図7(e),(f)において他の部分よりも突出し
た信号)、いわゆる白きずの発見が容易になる。本実施
例のその他の作用および効果は第1の実施例と同様であ
る。
【0035】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、図2にはインターライン型のCCDイメー
ジャを示したが、本発明はインターライン型に限らず、
フレームトランスファ型やフレームインターライントラ
ンスファ型のCCDイメージャに対しても適用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の固体
撮像素子の駆動方法または請求項2記載の固体撮像素子
の駆動装置によれば、所定の複数行分の信号電荷を水平
シフトレジスタに転送する期間、水平シフトレジスタの
駆動を停止するようにしたので、固体撮像素子の検査の
ための測定において、水平シフトレジスタに複数行分の
信号電荷を蓄積させて、ノイズを増大させることなく評
価すべき信号量を大きくすることができ、測定時間を増
大させることなく精度を飛躍的に向上させることができ
るという効果がある。
【0037】また、請求項3記載の固体撮像素子の駆動
方法または請求項4記載の固体撮像素子の駆動装置によ
れば、通常時における読み出しクロックの周期よりも長
い所定の期間、読み出しクロックを停止して受光部から
の信号電荷の出力を停止させるようにしたので、固体撮
像素子の検査のための測定において、受光部に通常時よ
りも大きな信号電荷を蓄積させて、ノイズを増大させる
ことなく評価すべき信号量を大きくすることができ、測
定時間を増大させることなく精度を飛躍的に向上させる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る固体撮像素子の駆
動方法および装置が適用される固体撮像素子の測定シス
テムを構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるCCDイメージャの構成図であ
る。
【図3】図1における駆動装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】図1における駆動装置の構成の他の例を示すブ
ロック図である。
【図5】図1における駆動装置の構成の更に他の例を示
すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例における測定用駆動パタ
ーンとその作用を説明するための波形図である。
【図7】本発明の第2の実施例における測定用駆動パタ
ーンとその作用を説明するための波形図である。
【符号の説明】
10 CCDイメージャ 11 受光部 12 読み出しゲート 13 垂直シフトレジスタ 14 水平シフトレジスタ 15 出力部 20 駆動装置 21 パターン設定部 22 パターン作成部 23,26,28 パターン出力部 24,27 パターン記憶部 25 パターン選択部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数の受光部で得ら
    れた信号電荷を1行分ずつ水平シフトレジスタに転送
    し、この水平シフトレジスタを水平転送クロックによっ
    て駆動して信号電荷を順次出力部に転送する固体撮像素
    子を駆動する駆動方法であって、 所定の複数行分の信号電荷を水平シフトレジスタに転送
    する期間、水平シフトレジスタの駆動を停止することを
    特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  2. 【請求項2】 行列状に配列された複数の受光部で得ら
    れた信号電荷を1行分ずつ水平シフトレジスタに転送
    し、この水平シフトレジスタを水平転送クロックによっ
    て駆動して信号電荷を順次出力部に転送する固体撮像素
    子を駆動する駆動装置であって、 所定の複数行分の信号電荷を水平シフトレジスタに転送
    する期間、水平シフトレジスタの駆動を停止するような
    水平転送クロックのパターンを生成するパターン生成手
    段を有することを特徴とする固体撮像素子の駆動装置。
  3. 【請求項3】 読み出しクロックが与えられていない間
    に受光部で蓄積した信号電荷を、読み出しクロックが与
    えられたときに受光部より出力する固体撮像素子を駆動
    する駆動方法であって、 通常時における読み出しクロックの周期よりも長い所定
    の期間、読み出しクロックを停止して受光部からの信号
    電荷の出力を停止することを特徴とする固体撮像素子の
    駆動方法。
  4. 【請求項4】 読み出しクロックが与えられていない間
    に受光部で蓄積した信号電荷を、読み出しクロックが与
    えられたときに受光部より出力する固体撮像素子を駆動
    する駆動装置であって、 通常時における読み出しクロックの周期よりも長い所定
    の期間、読み出しクロックを停止して受光部からの信号
    電荷の出力を停止するような読み出しクロックのパター
    ンを生成するパターン生成手段を有することを特徴とす
    る固体撮像素子の駆動装置。
JP7202798A 1995-07-18 1995-07-18 固体撮像素子の駆動方法および装置 Pending JPH0937158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202798A JPH0937158A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 固体撮像素子の駆動方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202798A JPH0937158A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 固体撮像素子の駆動方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0937158A true JPH0937158A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16463374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7202798A Pending JPH0937158A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 固体撮像素子の駆動方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0937158A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036461A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Fujifilm Holdings Corp 固体撮像素子のノイズ発生源特定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036461A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Fujifilm Holdings Corp 固体撮像素子のノイズ発生源特定方法
JP4522337B2 (ja) * 2005-07-25 2010-08-11 富士フイルム株式会社 固体撮像素子のノイズ発生源特定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4518616B2 (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法並びにカメラシステム
US8964077B2 (en) Solid-state imaging device, method for driving the same, and imaging device
KR101818063B1 (ko) 광전 변환장치, 촬상 시스템, 및 광전 변환장치의 구동방법
US8189084B2 (en) Solid state imaging device
JP4356121B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム
JP2001008109A (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP2009005173A (ja) 撮像装置及びその制御方法並びに撮像システム
JPH0937158A (ja) 固体撮像素子の駆動方法および装置
US6614472B1 (en) Solid state image pickup device driving method, measurement method and measurement apparatus
JPH11146278A (ja) 固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方法
JP4191151B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法
JPH08242408A (ja) 撮像装置
JP3599239B2 (ja) 変位センサ
JP2006128244A (ja) 固体撮像装置の検査方法および固体撮像装置
JPH07169935A (ja) 固体撮像装置及びその電荷転送方法
JP2000032349A (ja) 画像入力装置
JP2008078794A (ja) 撮像素子駆動装置
JP2002271702A (ja) 固体撮像装置
JP2002185861A (ja) 撮像装置
JP4401566B2 (ja) 固体撮像装置およびシステム
JP4436243B2 (ja) テレビジョンカメラ
JPH04142183A (ja) 撮像装置
JP2882368B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法
JP3598756B2 (ja) 画像表示方法およびその方法を実施するための画像表示装置、ならびにその装置を用いた画像処理装置
JPS63139483A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406