JPH0937118A - 携帯映像表示機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】支持部材２は回動させる為に機器本体１に軸を
介して取り付けられ、開閉補助部材３は機器本体１と支
持部材２をつなぐように取り付ける。回転補助部材は、
支持部材２を機器本体１に収納する際はその妨げになら
ない形状であり、支持部材２を使用する際はその設定角
度を維持する。 【効果】開閉しやすく外観上見苦しくないスタンド機構
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は携帯映像表示機器に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の製品では、映像表示部を見やすい
角度に設定する手段として表示部のみを動かさせる方法
を取るものがあるが、表示部のみが本体より独立するこ
とで構造が複雑になり煩雑な印象を与える。また操作釦
などは本体側にある為、垂直面を操作する事になり使い
勝手が悪い。

【０００３】従来、図１０に示す様に、本体背面に棒状
の部材を収納し、引き出す事でスタンドとして使用でき
る構成とし、前述の問題に対応している。しかし、スタ
ンドが３点支持で接地面が狭く、本体端部の釦を操作す
ると不安定になる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は携帯用映像表
示機器で卓上等で使用する際に機器本体の映像表示部が
見やすい角度に設定し維持出来、本体の外観を損なうこ
との無く安定した操作のできる支持部材の構成と、その
使い勝手の向上を図ることを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題は、携帯用映像
表示機器本体と、機器本体を傾斜自立させる支持部材
と、支持部材の開閉補助部材により得られる。

【０００６】

【作用】支持部材は回動させる為に機器本体に軸を介し
て取り付けられ、開閉補助部材は機器本体と支持部材を
つなぐように取り付ける。開閉補助部材は、支持部材を
機器本体に収納する際はその妨げにならない形状であ
り、支持部材を使用する際はその設定角度を維持する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に説明す
る。

【０００８】図１は携帯映像表示機器をその見やすい角
度で自立させているところの斜視図である。図２はその
背面図。図３は機器本体に取付けられた支持部材と開閉
補助部材の断面図である。

【０００９】１は携帯映像表示機器本体、２は機器本体
を斜めに自立させるための支持部材、３は屈曲可能な樹
脂により成形された開閉補助部材、また３ａ，３ｂ，３
ｃはその屈曲可能な支点部である。４は機器本体に支持
部材を取付ける軸であり、この軸を中心に回転運動をす
る。３は成形時の形状が図４の様になっており、図３の
取付け状態ではその弾性回復力でＡ矢印の方向に力がか
かり２支持部材を収納しようとする。

【００１０】しかし、開閉補助部品３の弾性回復力は機
器本体１の重量より小さく設定されており床置きの状態
では安定した傾斜を維持する。機器本体１を持ち上げそ
の荷重を除去することで開閉補助部品３は自然と元の状
態に戻ろうとしはじめる。これにより傾斜自立させる状
態への移行もしくは解除は、なんら機械的なロック機構
を必要としない。

【００１１】機器本体１への支持部材２の収納は図５の
様に開閉補助部材３が折たたまれることで支持部材２表
面が機器本体１の外観に合致する。支持部材２の収納状
態の保持は図６に示す様に支持部材２の両端に３ｄ突起
を設け、機器本体１の支持部材収納用凹形状の１ａには
めこむことで得られる。

【００１２】上記実施例の構成で、屈曲可能な材質によ
り成形された開閉補助部材３に替えて中折れ式多節リン
ク機構５にした要部断面を図７に示す。中折れ式多節リ
ンク機構５による開閉補助部材の５ａ，５ｃは各々回転
自在の節であるが、５ｂは図８に示す様に５ｄ形状によ
り開きを規制されている。５ｄ形状は板ばねの役目をし
機器本体１が床置きされ自重が加わることで支持部材２
を設定最大角度まで開く。

【００１３】収納でも実施例１と同様に、図９に示す様
に折り畳まれ支持部材２が機器本体１に収納されること
を妨げない。

【００１４】

【発明の効果】本発明によれば、映像が見やすい角度で
携帯映像表示機器を保持するスタンド機構が、使い勝手
よくまた外観上見苦しくなく出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】携帯用映像表示機器本体使用状態の斜視図。

【図２】図１の背面図。

【図３】機器本体に取付けられた支持部材と開閉補助部
材の断面図。

【図４】開閉補助部材の取付け前形状の側面図。

【図５】支持部材を機器本体に収納した状態の断面図。

【図６】支持部材を機器本体に収納した状態の底面図。

【図７】図３の開閉補助部材を中折れ式リンク機構に替
えた断面図。

【図８】図７の要部の拡大図。

【図９】図７の収納状態を示す断面図。

【図１０】従来装置の斜視図。

【符号の説明】

１…機器本体、２…支持部材、３…開閉補助部材。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】機器本体と、映像を見やすい角度に傾斜、
   自立させる支持部材と前記支持部材の開閉補助をする開
   閉補助部材からなることを特徴とする携帯映像表示機
   器。
2. 【請求項２】請求項１の前記支持部材が回動し前記機器
   本体に収納可能、前記機器本体の外観の一部となる携帯
   映像表示機器。
3. 【請求項３】請求項１または２の前記支持部材は、前記
   機器本体を傾斜させ自立させる際に安定を得られる様
   に、少なくとも前記機器本体側の接地面の１／２以上の
   幅広い形状を有する携帯映像表示機器。
4. 【請求項４】請求項１，２または３の前記支持部材が、
   映像を見やすい角度に前記機器本体を維持出来かつ請求
   項２の収納が出来る様な、屈曲可能な材質で前記開閉補
   助部材が構成される携帯映像表示機器。
5. 【請求項５】請求項４の前記開閉補助部材が中折れ式多
   節リンク機構で構成される携帯映像表示機器。
6. 【請求項６】請求項４または５の前記開閉補助部材に
   は、収納方向の力を付与することにより前記支持部材が
   収納方向に付勢される携帯映像表示機器。