JPH0936850A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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Publication number
JPH0936850A
JPH0936850A JP7178520A JP17852095A JPH0936850A JP H0936850 A JPH0936850 A JP H0936850A JP 7178520 A JP7178520 A JP 7178520A JP 17852095 A JP17852095 A JP 17852095A JP H0936850 A JPH0936850 A JP H0936850A
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JP
Japan
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time
wireless communication
timer
signal
synchronization
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Pending
Application number
JP7178520A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Terue Matsumura
照恵 松村
Yasuo Yoshimura
康男 吉村
Yoshio Horiike
良雄 堀池
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0936850A publication Critical patent/JPH0936850A/ja
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  • Transceivers (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手側の周波数漏れ等の影響を考慮し、スム
ーズに初期同期合わせを行なう。 【構成】 無線通信手段A2は動作復帰後無線受信状態
に移行すると同時にタイマーA8をスタートさせる。次
に、タイマーA8は予め定められた第2の時間を計測し
計測が終わる毎にその旨の信号を出力する。切りかえ手
段7はタイマーA8が出力した信号に基づいて無線送受
信手段A6の受信状態を切りかえる。例えば、切りかえ
手段7はタイマーA8の出力信号に基づいて無線通信手
段A2の無線受信状態を待機状態に切りかえる。切りか
え手段7はタイマーA8の次の出力信号を待ち、その信
号をうけて今度は無線送受信手段A6の待機状態を受信
可能状態に切りかえる。これによって、無線通信手段A
2から常に漏れ信号が空中に放出されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間欠通信を行う際におけ
る動作開始時の初期同期合わせに関し、さらに詳しくは
相手側の周波数漏れ等の影響を考慮したスムーズな初期
同期合わせを行う通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置の一例を図7に示す。こ
れは、従来の無線通信装置を電話回線を利用したガスメ
ータ等の自動検針システムに応用した一例である。周波
数帯は特定小電力無線を利用する。図7において1は流
量値を測定したり、遠隔制御を行う外部との通信機能を
持ったメータである。2はメータ1と接続され、無線通
信機能を持つ無線通信手段Aである。3は電話回線との
通信を行うための電話回線網制御装置(T−NCU)で
ある。4はT−NCU3により電話回線を介して通信を
行うデータ収集手段である。5はT−NCU3と接続さ
れ無線通信手段A2と無線通信を行う無線通信手段Bで
ある。
【0003】ここで、無線通信手段A2と無線通信手段
B5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。6は無線通信手段B5が送信した最初
の同期合わせ信号を受信したり最初の同期合わせ信号に
対する応答信号を送信したりするための無線送受信手段
Aである。9は無線通信手段B5が最初の同期合わせ信
号を送信したり無線通信手段A2からの最初の同期合わ
せ信号に対する応答信号を受信したりするための無線送
受信手段Bである。10は空間のキャリアの有無を調べ
るキャリア検出手段である。11は予め定められた一定
時間を繰り返し計測し計測が完了する毎にその旨の信号
を出力するタイマーBである。
【0004】メータ1、無線通信手段A2、無線通信手
段B5、T−NCU3は一般的に電池によって駆動され
る。これは、これらの装置は各家庭に設置され配線等の
問題や停電時での動作確保のためであり、これらの装置
の電池寿命は10年程度である。よって、電池寿命10
年確保のためには無線通信手段A2と無線通信手段B5
の間の通信は間欠通信を行わなければならない。すなわ
ち、メータ1やデータ収集手段4から必要に応じて通信
が開始された場合のみ無線通信手段A2と無線通信手段
B5はその情報を相手側に伝送する。そのためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5は定期的に同期合わ
せを行いお互いの通信のタイミングを調整しておかなく
てはならない。このような間欠通信を行うためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5は起動時等の動作復
帰時に最初の同期合わせ動作を行う必要がある。
【0005】次に、この最初の同期合わせ(初期同期合
わせ)について説明する。動作復帰後、無線通信手段A
2は内部の無線送受信手段A6を動作させ連続受信状態
となる。一方、無線通信手段B5は動作復帰後タイマー
B11をスタートさせる。タイマーB11は予め定めら
れた一定時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の信号
を出力する。無線通信手段B5はタイマーB11の出力
信号が生じる毎に無線通信手段A2に対して初期同期合
わせ信号を送信する。この時、キャリア検出手段10は
タイマーB11の出力信号に基づいてキャリアセンスを
行う。これは、今から送信する周波数が他のシステムに
利用されているかどうかを調べるためのもので、他のシ
ステムが利用している、すなわち電波を出している場合
に妨害を与えないようにするためのものである。つま
り、キャリアセンスで「電波あり」と判定した場合は初
期同期合わせ信号を送信しない。キャリアセンスで「電
波なし」と判断した場合のみ無線通信手段B5は初期同
期合わせ信号を送信する。
【0006】この動作は、キャリア検出手段10がキャ
リアセンスを行った結果を出力し、無線送受信手段B9
はキャリア検出手段10の出力信号の内容に基づいて初
期同期合わせ信号を送信できるかどうかを判断し送信で
きる場合には無線通信手段A2に対して初期同期合わせ
信号を送信することによって行われる。無線通信手段A
2は無線送受信手段A6を起動させ連続受信状態になっ
ているのでこの初期同期合わせ信号を受信することがで
きる。無線通信手段A2はこの初期同期合わせ信号を正
確に受信すると、その旨の応答信号を無線送受信手段A
6により無線通信手段B5に対して送信し初期同期合わ
せ状態を終了する。
【0007】一方、無線通信手段B5は無線送受信手段
B9から初期同期合わせ信号を無線通信手段A2に対し
て送信した後、無線通信手段A2からの応答信号の受信
待ち状態になる。無線送受信手段B9がこの応答信号を
受信できない場合や初期同期合わせ信号送信前のキャリ
アセンスでキャリア検出手段10が「電波あり」と判断
し送信できなかった場合は、タイマーB11の出力信号
に基づいてキャリア検出手段10は再びキャリアセンス
を行い「電波なし」の場合初期同期合わせ信号を無線送
受信手段B9から無線通信手段A2に対して送信する。
このような動作を繰り返し、無線通信手段B5は無線通
信手段A2からの応答信号を受信できた後初期同期合わ
せ状態を終了する。
【0008】また、初期同期合わせが正常に送受信でき
ない状況が連続した場合、すなわちキャリア検出手段1
0が初期同期合わせの送信前のキャリアセンスで「キャ
リアあり」と判断したり、キャリア検出手段10が初期
同期合わせの送信前のキャリアセンスで「キャリアな
し」と判断して無線送受信手段B9が初期同期合わせ信
号を送信しても空中のノイズ等によって無線通信手段A
2が初期同期合わせ信号を正常に受信できなったり、無
線通信手段A2が初期同期合わせ信号を正常に受信して
もその応答信号を送信しても無線通信手段B5がその初
期同期合わせ応答信号を正常に受信できなかったりとい
うようなことが連続した場合も考えられる。このような
場合、永遠に端末側無線通信手段B5は永遠に初期同期
合わせ信号を送信し続けることになってしまう。
【0009】よって、一般的にこの状態の対策として無
線通信手段B5は予め定められた一定時間もしくは一定
回数タイマーB11の出力が続いても初期同期合わせ動
作が正常終了しない場合は初期同期合わせ異常のなんら
かの表示等を行い通信を異常終了させる。受信側、すな
わち端末側無線通信手段A2の側も予め定められた一定
時間もしくは一定回数初期同期合わせ信号を正常に受信
できない場合には同様の異常終了動作を行う。
【0010】初期同期合わせ状態が正常に終了した後、
無線通信手段A2、無線通信手段B5は共に間欠的な待
ち受け動作に移行する。ここで、タイマーB11は無線
通信手段A2の内部にあってもよい。この場合は、無線
通信手段A2が初期同期合わせ信号を送信することとな
る。また、メータ1、無線通信手段A2、無線通信手段
B5、T−NCU3、データ収集手段4がそれぞれ複数
でそのエリア内で間欠動作を行う場合も考えられる。こ
の場合も、特定の無線通信手段を基地局とし同様のシス
テムを組むことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、初期同期合わせ信号を送信側が送信できな
いという問題が生じることがある。これは、他のシステ
ムが電波を出していないにもかかわらずキャリア検出手
段10が初期同期合わせ信号を送信する前に行うキャリ
アセンスによって毎回「キャリアあり」と判定してしま
い送信できない現象である。これは、以下の理由によっ
て生じる。無線通信においては、最近「ダイレクトコン
バージョン受信方式」が利用されるようになってきてい
る。この「ダイレクトコンバージョン受信方式」は受信
電波をミキサーによって位相の異なる低周波に直接落と
しその位相差から信号を復調する方式であり、IC化し
やすい等の小型化に適している。この「ダイレクトコン
バージョン受信方式」のミキサーは受信電波と同じ周波
数の局部発振器を用いて乗算を行うが、この時に問題が
生じる。キャリアセンスは装置を受信状態にして特定の
周波数の電波状況を調べるためのもので、受信状態にす
るために局部発振器を動かすと、対策を施してもその漏
れ信号がある程度アンテナから空中に放出される。この
漏れ信号の周波数は「ダイレクトコンバージョン受信方
式」では受信周波数、すなわち送信側の送信周波数と等
しい。ここで、送信側の機器と受信側の機器が例えば1
m以下に近接している場合、この受信側の局部発振器の
漏れ信号が相手側、すなわち初期同期合わせ信号を送信
する側の送信前のキャリアセンス時に影響を及ぼし初期
同期合わせ信号を送信できなくなることが考えられる。
受信側は動作復帰後連続受信状態となるので、この漏れ
信号を空中に放出し続けることとなる。
【0012】このように、「ダイレクトコンバージョン
受信方式」の場合は、受信側の局部発振器からの漏れ信
号の周波数と送信側の初期同期合わせ信号送信前のキャ
リアセンスを行う周波数が等しくなるので、送信側は他
のシステムが電波を送信していないにもかかわらず自ら
のシステムの相手側、すなわち受信側からの局部発振器
からの漏れ信号で「電波あり」と判断してしまい初期同
期合わせ信号を送信できなくなることが考えられる。こ
のようにして送信側がキャリア検出手段10のキャリア
センスで「キャリアあり」と判断した場合は、再び一定
時間毎にキャリアセンス動作を繰り返すが受信側が連続
受信になっていると再び「キャリアあり」と判断してし
まう。そして、最終的には初期同期合わせを異常終了し
てしまう。ここで、例えば人が外部から受信側の機器を
送信側がキャリアセンスを行うタイミングに合わせてリ
セットさせることも考えられるが、タイミングをきっち
り計れる保証はなく、また手間や人手がかかり非効率的
である。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、「ダ
イレクトコンバージョン受信方式」を用いた無線間欠通
信装置においても送信前に正常なキャリアセンスを行う
と共に、より確実に初期同期合わせを終了できるように
することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の通信装置は、無線通信機能を持つ少なくとも1
つ以上の無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線
通信を行う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構
成され、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送
受信を同一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的
に通信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせ
を行いその後定期的に同期合わせを行う通信装置であっ
て、お互いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期
間において、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段B
のうち同期合わせ信号を送信する側は使用する周波数帯
のキャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キ
ャリア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相
手側に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段を
持ち、同期合わせ信号を受信する側は一定時間を計測し
一定時間が経過する毎に信号を出力するタイマーと、相
手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受
信手段と、前記タイマーの出力信号に応じて前記無線受
信手段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段を
持つ構成としてある。
【0015】また、前記無線通信手段Aと前記無線通信
手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は使用する周
波数帯のキャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、
前記キャリア検出手段が「キャリアなし」と判定した場
合に相手側に対して同期合わせ信号を送信する無線送信
手段を持ち、同期合わせ信号を受信する側は、一定時間
を計測し一定時間が経過する毎に信号を出力するタイマ
ーと、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信す
る無線受信手段と、前記タイマーの出力信号に応じて同
期合わせを行う第1の周波数と前記第1の周波数以外の
第2の周波数に前記無線通信手段の周波数を切りかえる
切りかえ手段を持つ構成としている。
【0016】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキ
ャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリ
ア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側
に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前
記タイマーBの出力信号に応じて前記キャリア検出手段
と前記無線送信手段の電源の投入と切断を切りかえる切
りかえ手段Bを持ち、同期合わせ信号を受信する側は予
め定められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過
する毎に信号を出力するタイマーAと、相手側から送ら
れてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段と、前
記タイマーAの出力信号に応じて前記無線受信手段の電
源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Aを持つ構成
としている。
【0017】さらに、無線通信手段Aと無線通信手段B
のうち同期合わせ信号を受信する側は、予め定められた
第2の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号
を出力するタイマーAと、相手側から送られてくる最初
の同期合わせ信号を受信する無線受信手段と、前記タイ
マーAの出力信号に応じて同期合わせを行う第1の周波
数と前記第1の周波数以外の前記第2の周波数に前記無
線通信手段の周波数を切りかえる切りかえ手段を持つ構
成としている。
【0018】さらに、無線通信手段Aと無線通信手段B
のうち同期合わせ信号を受信する側は、予め定められた
第2の時間と前記第2の時間と異なる予め定められた第
3の時間と前記第3の時間とは異なる予め定められた第
4の時間の3つの時間を前記第2の時間計測後は前記第
3または前記第4の時間を計測し、前記第3または前記
第4の時間計測後は前記第2の時間を計測し、それぞれ
の計測が終了するとその旨の信号を出力するタイマー
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記第3または前記第4の時間の計測
終了の旨の前記タイマーの出力に応じて前記無線受信手
段の電源の投入を行い、前記第2の時間の計測終了の旨
の前記タイマーの出力に応じて前記無線受信手段の電源
の切断を行う切りかえ手段を持つ構成としている。
【0019】さらに、無線通信手段Aと無線通信手段B
のうち同期合わせ信号を受信する側は、予め定められた
第2の時間と前記第2の時間と異なる予め定められた第
3の時間と前記第3の時間とは異なる予め定められた第
4の時間の3つの時間を前記第2の時間計測後は前記第
3または前記第4の時間を計測し、前記第3または前記
第4の時間計測後は前記第2の時間を計測し、それぞれ
の計測が終了するとその旨の信号を出力するタイマー
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記第3または前記第4の時間の計測
終了の旨の前記タイマーの出力に応じて前記無線受信手
段の受信周波数を同期合わせを行う第1の周波数に切り
かえ、前記第2の時間の計測終了の旨の前記タイマーの
出力に応じて前記無線受信手段の受信周波数を前記第1
の周波数以外の第2の周波数に切りかえる切りかえ手段
を持つ構成としている。
【0020】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキ
ャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリ
ア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側
に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前
記タイマーBの出力信号に応じて前記キャリア検出手段
と前記無線送信手段の電源の投入と切断を切りかえる切
りかえ手段Bを持ち、同期合わせ信号を受信する側は前
記タイマーBが計測する予め定められた前記第1の時間
よりも短い予め定められた第2の時間を計測し前記第2
の時間が経過する毎に信号を出力するタイマーAと、相
手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受
信手段と、前記タイマーAの出力信号に応じて前記無線
受信手段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段
Aを持つ構成としている。
【0021】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキ
ャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリ
ア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側
に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前
記タイマーBの出力信号に応じて前記キャリア検出手段
と前記無線送信手段の電源の投入と切断を切りかえる切
りかえ手段Bを持ち、同期合わせ信号を受信する側は前
記タイマーBが計測する予め定められた前記第1の時間
よりも短い予め定められた第2の時間を計測し前記第2
の時間が経過する毎に信号を出力するタイマーAと、前
記タイマーAの出力信号に応じて同期合わせを行う第1
の周波数と前記第1の周波数以外の第2の周波数に前記
無線通信手段の周波数を切りかえる切りかえ手段Aを持
つ構成としている。
【0022】さらに、タイマーBが計測する予め定めら
れた第1の時間がタイマーAが計測する予め定められた
第2の時間の整数倍にならないような構成としている。
【0023】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキ
ャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリ
ア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側
に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前
記タイマーBの出力信号に応じて前記キャリア検出手段
と前記無線送信手段の電源の投入と切断を切りかえる切
りかえ手段Bを持ち、同期合わせ信号を受信する側は予
め定められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過
する毎に信号を出力するタイマーAと、前記タイマーA
と同時に計測を開始し前記タイマーAが計測する前記第
2の時間よりも短い予め定められた第3の時間を計測し
前記第3の時間が経過すると信号を出力するタイマーC
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記タイマーAの出力信号に応じて前
記無線受信手段の電源の投入を行い、前記タイマーCの
出力信号に応じて前記無線受信手段の電源の切断を行う
切りかえ手段Aを持つ構成としている。
【0024】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキ
ャリアの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリ
ア検出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側
に対して同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前
記タイマーBの出力信号に応じて前記キャリア検出手段
と前記無線送信手段の電源の投入と切断を切りかえる切
りかえ手段Bを持ち、同期合わせ信号を受信する側は予
め定められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過
する毎に信号を出力するタイマーAと、前記タイマーA
と同時に計測を開始し前記タイマーAが計測する前記第
2の時間よりも短い予め定められた第3の時間を計測し
前記第3の時間が経過すると信号を出力するタイマーC
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記タイマーAの出力信号に応じて同
期合わせを行う第1の周波数から前記第1の周波数以外
の第2の周波数に前記無線通信手段の周波数を切りか
え、前記タイマーCの出力信号に応じて前記第2の周波
数から前記第1の周波数に周波数を切りかえる切りかえ
手段Aを持つ構成としている。
【0025】さらに、無線通信機能を持ち相手側と間欠
的に通信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わ
せを行いその後定期的に同期合わせを行う通信装置にお
いて、一定時間を計測し一定時間が経過する毎に信号を
出力するタイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの
有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手
段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対して
同期合わせ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマ
ーBが出力する信号の回数を予め定められた回数だけカ
ウントしカウントが終了した時点でその旨の信号を出力
するカウンターと、前記カウンターが出力する信号に応
じて同期合わせ確立が終了したかどうかにかかわらず前
記無線送信手段の同期合わせ信号の送信を終了する終了
手段を持つ少なくとも1つ以上の無線通信手段を持つ構
成としている。
【0026】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、前記タイマーBが出力
する信号の回数を予め定められた回数だけカウントしカ
ウントが終了した時点でその旨の信号を出力するカウン
ターと、使用する周波数帯のキャリアの有無を調べるキ
ャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が「キャリア
なし」と判定した場合に相手側に対して同期合わせ信号
を送信する無線送信手段と、前記タイマーBの出力信号
に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送信手段の電
源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Bと、前記カ
ウンターが出力した信号に基づいて同期合わせを終了す
る終了手段を持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め
定められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過す
る毎に信号を出力するタイマーAと、前記タイマーAと
同時に計測を開始し前記タイマーAが計測する前記第2
の時間よりも短い予め定められた第3の時間を計測し前
記第3の時間が経過すると信号を出力するタイマーC
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記タイマーAの出力信号に応じて前
記無線受信手段の電源の投入を行い、前記タイマーCの
出力信号に応じて前記無線受信手段の電源の切断を行う
切りかえ手段Aを持ち、前記タイマーCが計測する前記
第3の時間を前記タイマーAが計測する前記第2の時間
で除算した値に前記カウンターがカウントする予め定め
られた回数を乗算した計算結果が1以上になるような構
成としている。
【0027】さらに、前記無線通信手段Aと前記無線通
信手段Bのうち同期合わせ信号を送信する側は予め定め
られた第1の時間を計測し前記第1の時間が経過する毎
に信号を出力するタイマーBと、前記タイマーBが出力
する信号の回数を予め定められた回数だけカウントしカ
ウントが終了した時点でその旨の信号を出力するカウン
ターと、使用する周波数帯のキャリアの有無を調べるキ
ャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が「キャリア
なし」と判定した場合に相手側に対して同期合わせ信号
を送信する無線送信手段と、前記タイマーBの出力信号
に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送信手段の電
源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Bと、前記カ
ウンターが出力した信号に基づいて同期合わせを終了す
る終了手段を持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め
定められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過す
る毎に信号を出力するタイマーAと、前記タイマーAと
同時に計測を開始し前記タイマーAが計測する前記第2
の時間よりも短い予め定められた第3の時間を計測し前
記第3の時間が経過すると信号を出力するタイマーC
と、相手側から送られてくる同期合わせ信号を受信する
無線受信手段と、前記タイマーAの出力信号に応じて同
期合わせを行う第1の周波数から前記第1の周波数以外
の第2の周波数に前記無線通信手段の周波数を切りか
え、前記タイマーCの出力信号に応じて前記第2の周波
数から前記第1の周波数に周波数を切りかえる切りかえ
手段Aを持ち、前記タイマーCが計測する前記第3の時
間を前記タイマーAが計測する前記第2の時間で除算し
た値に前記カウンターがカウントする予め定められた回
数を乗算した計算結果が1以上になるような構成として
いる。
【0028】
【作用】本発明は上記構成によって以下のような作用を
もたらす。無線通信手段Bは動作復帰後タイマーBをス
タートさせる。タイマーBは予め定められた第1の時間
を計測し、計測が終わる毎にその旨の信号を出力する。
無線通信手段BはタイマーBの出力信号が生じる毎に無
線通信手段Aに対して初期同期合わせ信号を送信する。
この時、キャリア検出手段はタイマーBの出力信号に基
づいてキャリアセンスを行う。キャリアセンスで「電波
あり」と判定した場合は初期同期合わせ信号を送信しな
い。キャリアセンスで「電波なし」と判断した場合のみ
無線通信手段Bは初期同期合わせ信号を送信する。この
動作は、キャリア検出手段がキャリアセンスを行った結
果を出力し、無線送受信手段Bはキャリア検出手段の出
力信号の内容に基づいて初期同期合わせ信号を送信でき
るかどうかを判断し送信できる場合には無線通信手段A
に対して初期同期合わせ信号を送信することによって行
われる。
【0029】一方、無線通信手段Aは動作復帰後無線送
受信手段Aを無線受信状態に移行すると同時にタイマー
Aをスタートさせる。次に、タイマーAは予め定められ
た第2の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の信号
を出力する。切りかえ手段はタイマーAが出力した信号
に基づいて無線送受信手段Aの受信状態を切りかえる。
例えば、切りかえ手段はタイマーAの出力信号に基づい
て無線送受信手段Aの無線受信状態を待機状態、すなわ
ち無線部の電源をOFFする。この待機状態において
は、無線部の電源がOFFになるので局部発振器の発振
も停止する。よって、局部発振器の漏れ信号がアンテナ
から空中に放出されることもない。この待機状態から切
りかえ手段はタイマーAの次の出力信号を待つ。タイマ
ーAは繰り返し第2の時間を計測するため次の第2の時
間が経過すると再びその旨の信号を出力する。切りかえ
手段はその信号をうけて今度は無線送受信手段Aの待機
状態を受信可能状態、すなわち局部発振器を含む無線部
の電源をONした状態に切りかえる。このように切りか
え手段はタイマーAから予め定められた第2の時間計測
終了の旨の信号が出力される毎に無線送受信手段Aの動
作状態を切りかえる。無線通信手段A2この初期同期合
わせ信号を正確に受信すると、その旨の応答信号を無線
送受信手段Aにより無線通信手段Bに対して送信し初期
同期合わせ状態を終了する。
【0030】また、無線通信手段Bは無線送受信手段B
から初期同期合わせ信号を無線通信手段Aに対して送信
した後、無線通信手段Aからの応答信号の受信待ち状態
になる。無線送受信手段Bがこの応答信号を受信できな
い場合や初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスで
キャリア検出手段が「電波あり」と判断し送信できなか
った場合は、タイマーBの出力信号に基づいてキャリア
検出手段は再びキャリアセンスを行い「電波なし」の場
合初期同期合わせ信号を無線送受信手段Bから無線通信
手段Aに対して送信する。このような動作を繰り返し、
無線通信手段Bは無線通信手段Aからの応答信号を受信
できた後初期同期合わせ状態を終了する。初期同期合わ
せ状態終了後、無線通信手段A、無線通信手段Bは共に
間欠的な待ち受け動作に移行する。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図6を参照して
説明する。これは、無線通信装置を電話回線を利用した
ガスメータ等の自動検針システムに応用した一例であ
る。周波数帯は特定小電力無線を利用する。図1におい
て、1は流量値を測定したり、遠隔制御を行う外部との
通信機能を持ったメータである。2はメータ1と接続さ
れ、無線通信機能を持つ無線通信手段Aである。3は電
話回線との通信を行うための電話回線網制御装置(T−
NCU)である。4はT−NCU3により電話回線を介
して通信を行うデータ収集手段である。5はT−NCU
3と接続され無線通信手段A2と無線通信を行う無線通
信手段Bである。ここで、無線通信手段A2と無線通信
手段B5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持
つ構成も考えられる。6は無線通信手段B5が送信した
最初の同期合わせ信号を受信したり最初の同期合わせ信
号に対する応答信号を送信したりするための無線送受信
手段Aである。7は無線受信状態を切りかえる切りかえ
手段である。11は予め定められた第1の時間を繰り返
し計測し計測が完了する毎にその旨の信号を出力するタ
イマーBである。8は予め定められた第2の時間を繰り
返し計測し計測が完了する毎にその旨の信号を出力する
タイマーAである。9は無線通信手段B5が最初の同期
合わせ信号を送信したり無線通信手段A2からの最初の
同期合わせ信号に対する応答信号を受信したりするため
の無線送受信手段Bである。10は空間のキャリアの有
無を調べるキャリア検出手段である。
【0032】メータ1、無線通信手段A2、無線通信手
段B5、T−NCU3は一般的に電池によって駆動され
る。これは、これらの装置は各家庭に設置され配線等の
問題や停電時での動作確保のためであり、これらの装置
の電池寿命は10年程度である。よって、電池寿命10
年確保のためには無線通信手段A2と無線通信手段B5
の間の通信は間欠通信を行わなければならない。すなわ
ち、メータ1やデータ収集手段4から必要に応じて通信
が開始された場合のみ無線通信手段A2と無線通信手段
B5はその情報を相手側に伝送する。そのためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5は定期的に同期合わ
せを行いお互いの通信のタイミングを調整しておかなく
てはならない。このような間欠通信を行うためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5はリセット立ち上げ
時等の動作復帰時に初期の同期合わせ動作を行う必要が
ある。
【0033】上記構成において、初期同期合わせは次の
ように行われる。無線通信手段B5は動作復帰後タイマ
ーB11をスタートさせる。タイマーB11は予め定め
られた第1の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の
信号を出力する。無線通信手段B5はタイマーB11の
出力信号が生じる毎に無線通信手段A2に対して初期同
期合わせ信号を送信する。この時、キャリア検出手段1
0はタイマーB11の出力信号に基づいてキャリアセン
スを行う。これは、今から送信する周波数が他のシステ
ムに利用されているかどうかを調べるためのもので、他
のシステムが利用している、すなわち電波を出している
場合に妨害を与えないようにするためのものである。つ
まり、キャリアセンスで「電波あり」と判定した場合は
初期同期合わせ信号を送信しない。キャリアセンスで
「電波なし」と判断した場合のみ無線通信手段B5は初
期同期合わせ信号を送信する。この動作は、キャリア検
出手段10がキャリアセンスを行った結果を出力し、無
線送受信手段B9はキャリア検出手段10の出力信号の
内容に基づいて初期同期合わせ信号を送信できるかどう
かを判断し送信できる場合には無線通信手段A2に対し
て初期同期合わせ信号を送信することによって行われ
る。一方、無線通信手段A2は動作復帰後無線送受信手
段A6を無線受信状態に移行すると同時にタイマーA8
をスタートさせる。
【0034】ここで、「ダイレクトコンバージョン受信
方式」では受信電波と同じ周波数の局部発振器を用いて
乗算を行い信号を復調する。局部発振器を発振させる
と、対策を施してもその漏れ信号がある程度アンテナか
ら空中に放出される。次に、タイマーA8は予め定めら
れた第2の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の信
号を出力する。切りかえ手段7はタイマーA8が出力し
た信号に基づいて無線送受信手段A6の受信状態を切り
かえる。例えば、切りかえ手段7はタイマーA8の出力
信号に基づいて無線送受信手段A2の無線受信状態を待
機状態、すなわち無線部の電源をOFFする。この待機
状態においては、無線部の電源がOFFになるので局部
発振器の発振も停止する。
【0035】よって、局部発振器の漏れ信号がアンテナ
から空中に放出されることもない。この待機状態から切
りかえ手段7はタイマーA8の次の出力信号を待つ。タ
イマーA8は繰り返し予め定められた第2の時間を計測
するため次の第2の時間が経過すると再びその旨の信号
を出力する。切りかえ手段7はその信号をうけて今度は
無線送受信手段A6の待機状態を受信可能状態、すなわ
ち局部発振器を含む無線部の電源をONした状態に切り
かえる。このように切りかえ手段7はタイマーA8から
第2の時間計測終了の旨の信号が出力される毎に無線送
受信手段A6の動作状態を切りかえる。無線通信手段A
2はこの初期同期合わせ信号を正確に受信すると、その
旨の応答信号を無線送受信手段A6により無線通信手段
B5に対して送信し初期同期合わせ状態を終了する。ま
た、無線通信手段B5は無線送受信手段B9から初期同
期合わせ信号を無線通信手段A2に対して送信した後、
無線通信手段A2からの応答信号の受信待ち状態にな
る。無線送受信手段B9がこの応答信号を受信できない
場合や初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスでキ
ャリア検出手段10が「電波あり」と判断し送信できな
かった場合は、タイマーB11の出力信号に基づいてキ
ャリア検出手段10は再びキャリアセンスを行い「電波
なし」の場合初期同期合わせ信号を無線送受信手段B9
から無線通信手段A2に対して送信する。このような動
作を繰り返し、無線通信手段B5は無線通信手段A2か
らの応答信号を受信できた後初期同期合わせ状態を終了
する。初期同期合わせ状態終了後、無線通信手段A2、
無線通信手段B5は共に間欠的な待ち受け動作に移行す
る。
【0036】この一連の動作により、無線通信手段A2
のアンテナから常に局部発振器の漏れ信号が空中に放出
されることがなく、初期同期合わせ信号の送信側、すな
わち無線通信手段B5のキャリア検出手段10が送信前
にキャリアセンスを行うタイミングが無線通信手段A2
の局部発振器の電源がOFFの時と重なる場合が発生
し、図8(a)のように送信周波数と受信周波数が同一
の場合においても自らのシステムの相手側である無線通
信手段A2からの漏れ信号の影響なく初期同期合わせを
行うことができる。
【0037】ところで、切りかえ手段7に前述のような
無線送受信手段A6の受信状態のON/OFFの切りか
え機能を持たせるだけでなく、次のような受信周波数を
切りかえる機能を持たせることもできる。図2に無線を
用いたガスメータ等の自動検針システムにおける間欠通
信手法の一例を示す。ここで、図2のメータ、無線通信
手段A、無線通信手段B、データ収集手段はそれぞれ図
1の1、2、5、4に対応しT−NCU3は省略してあ
る。また、このシステムにおける無線通信は送信周波数
と受信周波数が同一であるとする。一般的に特定小電力
を用いた無線通信においては1つの制御チャネルと複数
のデータチャネルを利用する。制御チャネルは通信相手
との回線を確保するためのチャネルであり、ここでは同
期合わせやリンク接続に利用する。データチャネルは回
線確立後の情報のやりとりに利用する。
【0038】図2においては初期同期合わせや、定期的
な時計合わせ、さらにはメータやデータ収集手段からの
通信を相手側に伝える際のリンク接続通信に応答信号も
含めて制御チャネル(CH0)を利用する。また、リン
ク接続通信確立後の実際のデータのやりとりには制御チ
ャネル(この例ではCH1)を利用する。データチャネ
ルは一般的に複数所有し、その時々で空いているチャネ
ルを利用する。
【0039】このようなシステムにおいて、初期同期合
わせ動作を説明する。無線通信手段B5は動作復帰後タ
イマーB11をスタートさせる。タイマーB11は予め
定められた第1の時間を計測し、計測が終わる毎にその
旨の信号を出力する。キャリア検出手段10はタイマー
B11の出力信号が生じる毎にキャリアセンスを行う。
無線送受信手段B9はキャリアセンスでチャネル0が
「電波あり」と判定した場合は初期同期合わせ信号を送
信しない。キャリアセンスでチャネル0が「電波なし」
と判断した場合のみ無線送受信手段B9は初期同期合わ
せ信号をチャネル0で送信する。
【0040】一方、無線通信手段A2の無線送受信手段
A6は動作復帰後チャネル0で無線受信状態に移行する
と同時にタイマーA8をスタートさせる。この時、前述
のように局部発振器を発振させるため、その漏れ信号が
ある程度アンテナから空中に放出される。次に、タイマ
ーA8は予め定められた第2の時間を計測し、計測が終
わる毎にその旨の信号を出力する。切りかえ手段7はタ
イマーA8が出力した信号に基づいて無線通信手段A2
の受信状態を切りかえる。ここでは、無線通信手段A2
の受信周波数を切りかえる。例えば、無線送受信手段A
6は動作復帰後はチャネル0で無線受信状態であったも
のをチャネル1での無線受信状態に切りかえる。これに
伴い、局部発振器の発振周波数もチャネル0からチャネ
ル1に移行するため、アンテナからの漏れ信号の周波数
もチャネル1になる。
【0041】よって、このチャネル1の漏れ信号は送信
側、すなわち無線通信手段B5のキャリア検出手段10
が初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスを行うチ
ャネル0に影響を及ぼさない。この待機状態から切りか
え手段7はタイマーA8の次の出力信号を待つ。タイマ
ーA8は繰り返し予め定められた第2の時間を計測する
ため次の第2の時間が経過すると再びその旨の信号を出
力する。切りかえ手段7はその信号をうけて今度は無線
送受信手段A6の受信周波数をチャネル0に戻す。この
ように切りかえ手段7はタイマーA8から第2の時間計
測終了の旨の信号が出力される毎に無線送受信手段A6
の動作状態を切りかえる。
【0042】これにより、無線通信手段A2のアンテナ
から常にチャネル0での局部発振器の漏れ信号が空中に
放出されることがなく、初期同期合わせ信号の送信側、
すなわち無線通信手段B5のキャリア検出手段10が送
信前にキャリアセンスを行うタイミングが無線通信手段
A2の無線送受信手段A6局部発振器の受信周波数がチ
ャネル1の時と重なる場合が発生し、無線通信手段A2
からの漏れ信号の影響なく初期同期合わせを行うことが
できる。さらに、切りかえ手段7が切りかえる周波数に
よっては漏れ信号の影響を極力少なくすることもでき
る。特定小電力無線においては周波数間の差は12.5
KHzであるが、ここでシステムが所有するデータチャ
ネルが4チャネル(CH1〜CH4)であるとするとチ
ャネル0とチャネル4は50KHz離れていることとな
る。よって、切りかえ手段7が切りかえる周波数をチャ
ネル4とすることで漏れ信号がチャネル0より50KH
z離れていることとなり、より一層チャネル0への漏れ
信号の影響を少なくすることができる。
【0043】以上のように、受信側の受信状態のON/
OFFや受信周波数を切りかえる方法で受信側の局部発
振器の漏れ信号の影響を少なくすることができるが、さ
らに切りかえ手段7が切りかえるタイミングを可変でき
るようにすることで漏れ信号の影響をますます少なくす
ることができる。図3にこの手法の概略図を示す。図3
の無線通信手段A、無線通信手段Bはそれぞれ図1の
2、5に対応する。図3におけるTX、RXはそれぞれ
無線送受信手段A6または無線送受信手段B9の送信電
源、受信電源のON/OFFであり、横軸は時間軸であ
る。
【0044】また、図3のシステムにおいては送信周波
数と受信周波数は同一であるとする。初期同期合わせに
おいて、無線通信手段B5は動作復帰後タイマーB11
をスタートさせる。タイマーB11は予め定められた第
1の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の信号を出
力する。無線通信手段B5のキャリア検出手段10はキ
ャリアセンスを行う。キャリアセンスは電波の使用状況
を把握するためのもので機器を受信状態にして行う。図
3における無線送受信手段B9の最初の受信電源ONは
キャリア検出手段10のキャリアセンスを意味する。キ
ャリアセンスで「電波なし」と判定した場合、無線通信
手段B5は無線送受信手段B9の送信電源をONし初期
同期合わせ信号を送信する。送信後は、再び無線送受信
手段B9の受信電源をONして初期同期合わせ信号に対
する相手側からの応答信号を受信する。無線通信手段B
5はタイマーB11が第1の時間を計測する毎にこの動
作を繰り返す。
【0045】一方、無線通信手段A2は動作復帰後タイ
マーA8をスタートさせる。タイマーA8は予め定めら
れた第2の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の信
号を出力する。無線通信手段A2の切りかえ手段7はタ
イマーA8の出力信号が生じる毎に無線送受信手段A6
の受信電源のON/OFFを切りかえる。
【0046】ここで、図3のようなタイミングの場合、
無線通信手段B5のキャリア検出手段10が最初のキャ
リアセンスを行う前に無線送受信手段A6の受信電源が
ONになっているので、無線通信手段A2の局部発振器
の漏れ信号によりキャリア検出手段10がキャリアセン
スで「キャリアあり」と判定してしまい初期同期合わせ
信号を送信することができない。ここで、無線通信手段
A2のタイマーA8の計測時間すなわち第2の時間が常
に一定だとすると、図のようにキャリア検出手段10の
2回目のキャリアセンス時にも無線送受信手段A6の受
信電源がONになっており1回目と同様にキャリアセン
スで「キャリアあり」と判断し送信できなくなる。
【0047】しかし、無線通信手段A2のタイマーA8
の計測時間(第2の時間)が可変できる場合、特に図3
のようにタイマーA8の2回目の計測時間(第2の時
間)が1回目より長くなると無線通信手段B5の2回目
のキャリアセンス時に無線送受信手段A6の受信電源は
OFFのままで漏れ信号はない。よって、2回目は図の
ように初期同期合わせを正常に終了することができるよ
うになる。この方法は、無線送受信手段A6の無線受信
状態のON/OFFのみならず前述のような受信周波数
の切りかえの場合にも有効である。
【0048】一方、受信側の計測時間が一定の場合には
その一定時間(第2の時間)をどのように選ぶかによっ
て初期同期合わせの成功確率を上げることもできる。こ
れを図4を使って説明する。図4において、無線通信手
段A、無線通信手段Bはそれぞれ図1の2、5に対応
し、横軸は時間軸である。また、図4のシステムにおい
ては送信周波数と受信周波数は同一であるとする。図4
において無線通信手段B5が初期同期合わせ信号の送信
側、無線通信手段A2が受信側とする。無線通信手段B
5の実線は初期同期合わせ信号送信前のキャリア検出手
段10のキャリアセンスタイミング、点線は無線送受信
手段B9の初期同期合わせ送信タイミングである。無線
通信手段A2の実線は無線送受信手段A6の初期同期合
わせ受信タイミングである。つまり、無線通信手段B5
の実線のタイミングと無線通信手段A2の実線のタイミ
ングが一致した場合は無線通信手段A2の局部発振器の
漏れ信号により無線通信手段B5は初期同期合わせ信号
を送信することができない。
【0049】一方、無線通信手段B5の実線のタイミン
グと無線通信手段A2の実線のタイミングが一致せずか
つ無線通信手段B5の点線のタイミングと無線通信手段
A2の実線のタイミングが一致した場合は無線通信手段
B5は初期同期合わせ信号を送信することができる。図
4では受信側の無線通信手段A2はタイマーA8の計測
時間(第2の時間)によって3パターンを例に挙げる。
パターン1は無線通信手段A2のタイマーA8の計測時
間(第2の時間)が無線通信手段B5のタイマーB11
の計測時間(第1の時間)より短い場合の一例である。
パターン2は無線通信手段A2のタイマーA8の計測時
間(第2の時間)が無線通信手段B5のタイマーB11
の計測時間(第1の時間)より長い場合の一例である。
パターン3は無線通信手段A2のタイマーA8の計測時
間(第2の時間)が無線通信手段B5のタイマーB11
の計測時間(第1の時間)より短くかつタイマーB11
の計測時間(第1の時間)がタイマーA8の計測時間
(第2の時間)の整数倍の場合である。パターン1とパ
ターン2の比較から分かるように、パターン1すなわち
タイマーA8の計測時間(第2の時間)がタイマーB1
1の計測時間(第1の時間)より短い場合のほうがパタ
ーン2すなわちタイマーA8の計測時間(第2の時間)
がタイマーB11の計測時間(第1の時間)より長い場
合より無線通信手段B5が送信する初期同期合わせ信号
がより少ない回数で初期同期合わせを正常終了すること
ができる。
【0050】また、パターン3より、タイマーA8の計
測時間(第2の時間)がタイマーB11の計測時間(第
1の時間)より短い場合でもその計測時間(第2の時
間)がタイマーB11の計測時間(第1の時間)の整数
分の1の場合にはいつまでも初期同期合わせを無線通信
手段B5は送信できないことがわかる。よって、受信側
の受信間隔を送信側の送信間隔より電池寿命が許す範囲
で短く設定し、かつ受信側の受信間隔を送信側の送信間
隔の整数分の1にならないように設計することによりこ
のシステムにおいてより早く確実に初期同期合わせを終
了することができる。これは、受信側の電源のON/O
FFの切りかえを受信周波数の切りかえに置き直しても
同様のことがいえる。
【0051】さらに、初期同期合わせ信号の送信側の送
信間隔並びに送信回数を考慮するとより確実な初期同期
合わせを行うことができる。この場合を図5、図6を用
いて説明する。図5において1は流量値を測定したり、
遠隔制御を行う外部との通信機能を持ったメータであ
る。2はメータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線
通信手段Aである。3は電話回線との通信を行うための
電話回線網制御装置(T−NCU)である。4はT−N
CU3により電話回線を介して通信を行うデータ収集手
段である。5はT−NCU3と接続され無線通信手段A
2と無線通信を行う無線通信手段Bである。
【0052】ここで、無線通信手段A2と無線通信手段
B5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。6は無線通信手段B5が送信した最初
の同期合わせ信号を受信したり最初の同期合わせ信号に
対する応答信号を送信したりするための無線送受信手段
Aである。7は無線受信状態を切りかえる切りかえ手段
である。8は予め定められた第2の時間を繰り返し計測
し計測が完了する毎にその旨の信号を出力するタイマー
Aである。9は無線通信手段B5が最初の同期合わせ信
号を送信したり無線通信手段A2からの最初の同期合わ
せ信号に対する応答信号を受信したりするための無線送
受信手段Bである。10は空間のキャリアの有無を調べ
るキャリア検出手段である。11は予め定められた第1
の時間を繰り返し計測し計測が完了する毎にその旨の信
号を出力するタイマーBである。12は予め定められた
一定回数をカウントしカウントが終了した時点でその旨
の信号を出力するカウンターである。13はカウンター
12が出力した信号に基づいて初期同期合わせを終了す
る終了手段である。14は予め定められた第3の時間を
繰り返し計測し計測が完了する毎にその旨の信号を出力
するタイマーCである。
【0053】メータ1、無線通信手段A2、無線通信手
段B5、T−NCU3は一般的に電池によって駆動され
る。これは、これらの装置は各家庭に設置され配線等の
問題や停電時での動作確保のためであり、これらの装置
の電池寿命は10年程度である。よって、電池寿命10
年確保のためには無線通信手段A2と無線通信手段B5
の間の通信は間欠通信を行わなければならない。すなわ
ち、メータ1やデータ収集手段4から必要に応じて通信
が開始された場合のみ無線通信手段A2と無線通信手段
B5はその情報を相手側に伝送する。そのためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5は定期的に同期合わ
せを行いお互いの通信のタイミングを調整しておかなく
てはならない。このような間欠通信を行うためには、無
線通信手段A2と無線通信手段B5はリセット立ち上げ
時等の動作復帰時に初期の同期合わせ動作を行う必要が
ある。初期同期合わせ動作が正常に終了すると、無線通
信手段A2と無線通信手段B5はその後定期的な時計合
わせを行う動作に移行すると共にメータ1あるいはデー
タ収集手段4からの通信開始に備える。
【0054】一方、初期同期合わせが正常に終了しない
場合は繰り返し初期同期合わせ動作を一定期間おこな
い、それでも正常に終了しない場合は異常モードに移行
する。これは、電池の消耗を最小限に抑えながら無線通
信の異常を早く検知するためのものである。
【0055】上記構成において、初期同期合わせは次の
ように行われる。無線通信手段B5は動作復帰後タイマ
ーB11をスタートさせる。タイマーB11は予め定め
られた第1の時間を計測し、計測が終わる毎にその旨の
信号を出力する。無線通信手段B5はタイマーB11の
出力信号が生じる毎に無線通信手段A2に対して初期同
期合わせ信号を送信する。この時、キャリア検出手段1
0はタイマーB11の出力信号に基づいてキャリアセン
スを行う。キャリアセンスで「電波あり」と判定した場
合は初期同期合わせ信号を送信しない。キャリアセンス
で「電波なし」と判断した場合のみ無線通信手段B5は
初期同期合わせ信号を送信する。この動作は、キャリア
検出手段10がキャリアセンスを行った結果を出力し、
無線送受信手段B9はキャリア検出手段10の出力信号
の内容に基づいて初期同期合わせ信号を送信できるかど
うかを判断し送信できる場合には無線通信手段A2に対
して初期同期合わせ信号を送信することによって行われ
る。
【0056】また、カウンター12はタイマーB11の
出力信号に基づいてカウントを開始する。一方、無線通
信手段A2は動作復帰後無線送受信手段A6を無線受信
状態に移行すると同時にタイマーA8並びにタイマーC
14を同時にスタートさせる。タイマーA8並びにタイ
マーC14は予め定められた一定時間(それぞれ第2の
時間、第3の時間)を計測し、計測が終わる毎にその旨
の信号を出力する。ここで、タイマーC14が計測する
第3の時間はタイマーA8が計測する第2の時間より短
くなるように予め設定しておく。ここで、タイマーA8
は計測終了の旨の信号の出力と同時に繰り返し第2の計
測を開始するが、タイマーC14は計測が終了すると計
測を一旦中断する。タイマーC14が計測する第3の時
間はタイマーA8が計測する第2の時間より短いので、
タイマーC14が計測を終了した時点ではタイマーA8
はまだ計測終了の旨の信号を出力していない。タイマー
C14は計測終了後計測を中断するとタイマーA8が出
力する信号の回数をカウントする。そして、タイマーA
8の2回目の出力を受けた時点から再び第3の時間の計
測を開始する。タイマーC14はこの動作を繰り返す。
切りかえ手段7はタイマーA8並びにタイマーC14が
出力した信号に基づいて無線送受信手段A6の受信状態
を切りかえる。例えば、切りかえ手段7はタイマーA8
の出力信号に基づいて無線送受信手段A2の無線受信状
態を待機状態、すなわち無線部の電源をOFFする。こ
の待機状態においては、無線部の電源がOFFになるの
で局部発振器の発振も停止する。
【0057】よって、局部発振器の漏れ信号がアンテナ
から空中に放出されることもない。この待機状態から切
りかえ手段7はタイマーC14出力信号を待つ。そし
て、タイマーC14の出力信号をうけて今度は無線送受
信手段A6の待機状態を受信可能状態、すなわち局部発
振器を含む無線部の電源をONした状態に切りかえる。
このように切りかえ手段7はタイマーA8並びにタイマ
ーC14から一定時間(それぞれ、第2の時間、第3の
時間)計測終了の旨の信号が出力されるのを交互に受け
て無線送受信手段A6の動作状態を切りかえる。無線通
信手段A2はこの初期同期合わせ信号を正確に受信する
と、その旨の応答信号を無線送受信手段A6により無線
通信手段B5に対して送信し初期同期合わせ状態を終了
する。
【0058】また、無線通信手段B5は無線送受信手段
B9から初期同期合わせ信号を無線通信手段A2に対し
て送信した後、無線通信手段A2からの応答信号の受信
待ち状態になる。無線送受信手段B9がこの応答信号を
受信できない場合や初期同期合わせ信号送信前のキャリ
アセンスでキャリア検出手段10が「電波あり」と判断
し送信できなかった場合は、タイマーB11の出力信号
に基づいてキャリア検出手段10は再びキャリアセンス
を行い「電波なし」の場合初期同期合わせ信号を無線送
受信手段B9から無線通信手段A2に対して送信する。
カウンター12はキャリア検出手段10の判断にかかわ
らずタイマーB11の出力をカウントする。このような
動作を繰り返し、無線通信手段B5は無線通信手段A2
からの応答信号を受信できた後に、カウンター12の動
作を停止させると共に初期同期合わせ状態を正常終了す
る。初期同期合わせ状態正常終了後、無線通信手段A
2、無線通信手段B5は共に間欠的な待ち受け動作に移
行する。
【0059】ここで、カウンター12は予め定められた
一定回数のカウントを終了するとその旨の信号を出力す
る。終了手段13はカウンター12が出力する信号を受
けて初期同期合わせ動作を異常終了させる。すなわち、
無線通信手段B5が無線通信手段A2からの初期同期合
わせ応答信号を受信する前にカウンター12の一定回数
のカウントが終了すると終了手段13によって初期同期
合わせ動作を終了する。このカウンター12は予め定め
られた時間を計測し計測終了時点で終了手段13にその
旨の信号を出力するタイマーに置き換えてもよい。ま
た、切りかえ手段7に無線通信手段A2の受信状態のO
N/OFFの切りかえ機能を持たせるだけでなく、前述
のような受信周波数を切りかえる機能を持たせることも
できる。
【0060】ここで、カウンター12の計測回数とタイ
マーA8の計測時間について図6を使って説明する。図
6において、無線通信手段A、無線通信手段Bはそれぞ
れ図5の2、5に対応し、横軸は時間軸である。また、
図6においてカウンター12の計測回数をn回とする。
さらに、タイマーC14とタイマーA8が計測する時間
をそれぞれa(第3の時間)、b(第2の時間)とす
る。ここで、タイマーC14とタイマーA8と切りかえ
手段7の動作条件から、aは無線送受信手段A6の無線
受信状態の電源をONしてから次にONするまでの時間
とし、bは無線送受信手段A6の無線受信状態の電源を
ONしている間の時間となる。無線通信手段B5のHi
ghレベルは初期同期合わせ信号送信タイミングとす
る。ここで受信側、すなわち無線通信手段A2が無線通
信手段B5が送信する初期同期合わせ信号を受信するた
めには図6の無線通信手段B5のHighレベルの部分
が無線通信手段A2のbの部分に重なるようにならなけ
ればいけない。この状況が、無線通信手段B5のカウン
ター12がn回カウントするまでの間に生じるためには
次の式が成り立つ。
【0061】
【数1】
【0062】よって、この式が成り立つようにカウンタ
ー12の計測回数とタイマーA8並びにタイマーC14
の計測時間(それぞれ、第2の時間、第3の時間)を予
め決めておけば、通信中のノイズ等の影響を考慮しない
場合において受信側、すなわち無線通信手段A2の局部
発振器からの漏れ信号の影響を受けずに一定回数の間に
初期同期合わせ信号の正常な通信を行うことができる。
【0063】以上の実施例においては、無線通信手段B
5と無線通信手段A2の立場を入れ換えた構成とするこ
ともできる。この場合は、無線通信手段A2が初期同期
合わせ信号を送信することとなる。また、メータ1、無
線通信手段A2、無線通信手段B5、T−NCU3、デ
ータ収集手段4がそれぞれ複数でそのエリア内で間欠動
作を行う場合も考えられる。この場合も、特定の無線通
信手段を基地局とし同様のシステムを組むことができ
る。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
通信装置によれば、以下のような効果がある。
【0065】請求項1の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を連続受信状態ではなく予め定め
られた時間での間欠受信にすることで、近距離通信にお
ける送信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセン
ス時に受信側の局部発振器からの漏れ信号の影響を少な
くすることができ間欠通信を行う際の初期同期合わせ信
号が正常終了できるようになり通信の信頼性をアップす
ることができる。
【0066】請求項2の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側の無線部の電源をON/OFFさ
せずに受信周波数を切りかえることで、近距離通信にお
ける受信側の局部発振器からの漏れ信号の通信周波数へ
の影響を少なくすることができ間欠通信を行う際の初期
同期合わせ信号が正常終了できるようになり通信の信頼
性をアップすることができる。
【0067】請求項5の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を連続受信状態ではなく予め定め
られた一定時間を受信状態にしそれ以外の時間は受信電
源をOFFして、さらにこの受信電源をOFFする時間
を毎回同一ではなくすることで、近距離通信における送
信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンス時に
受信側の局部発振器からの漏れ信号の影響が毎回大きく
なることを防ぐことができ初期同期合わせ確立時間の短
縮による消費電力の低減や通信の信頼性をアップするこ
とができる。
【0068】請求項6の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を受信周波数での連続受信状態で
はなく予め定められた一定時間を受信周波数での受信状
態にしそれ以外の時間は別の周波数での受信状態にし
て、さらにこの別の周波数での受信状態の時間を毎回同
一ではなくすることで、近距離通信における送信側の初
期同期合わせ信号送信前のキャリアセンス時に受信側の
局部発振器からの漏れ信号の通信周波数への影響が毎回
大きくなることを防ぐことができ初期同期合わせ確立時
間の短縮による消費電力の低減や通信の信頼性をアップ
することができる。
【0069】請求項7の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を連続受信状態ではなく予め定め
られた一定時間を受信状態にしそれ以外の時間は受信電
源をOFFして、さらにこの受信状態にする周期を送信
側が初期同期合わせ信号を送信する周期よりも短くする
ことで、近距離通信における送信側の初期同期合わせ信
号送信前のキャリアセンス時に受信側の局部発振器から
の漏れ信号の影響が少なくなるタイミングが機器が初期
同期合わせ状態に移行してから早く訪れるようになり、
初期同期合わせ確立時間の短縮による消費電力の低減や
通信の信頼性をアップすることができる。
【0070】請求項8の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を受信周波数での連続受信状態で
はなく予め定められた一定時間を受信周波数での受信状
態にしそれ以外の時間は別の周波数での受信状態にし
て、さらにこの受信周波数での受信状態にする周期を送
信側が初期同期合わせ信号を送信する周期よりも短くす
ることで、近距離通信における送信側の初期同期合わせ
信号送信前のキャリアセンス時に受信側の局部発振器か
らの漏れ信号の通信周波数への影響が少なくなるタイミ
ングが機器が初期同期合わせ状態に移行してから早く訪
れるようになり、初期同期合わせ確立時間の短縮による
消費電力の低減や通信の信頼性をアップすることができ
る。
【0071】請求項9の発明により、「ダイレクトコン
バージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同期
合わせにおいて受信側を連続受信状態ではなく予め定め
られた一定時間を受信状態にしそれ以外の時間は受信電
源をOFFして、さらにこの受信状態にする周期を送信
側が初期同期合わせ信号を送信する周期よりも短くかつ
送信側が初期同期合わせ信号を送信する周期の整数分の
1にならないようにすることで、近距離通信における送
信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンス時に
受信側の局部発振器からの漏れ信号の影響が少なくなる
タイミングが機器が初期同期合わせ状態に移行してから
早くかつ確実に訪れるようになり、初期同期合わせ確立
時間の短縮による消費電力の低減や通信の信頼性をアッ
プすることができる。
【0072】請求項10の発明により、「ダイレクトコ
ンバージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同
期合わせにおいて受信側を受信周波数での連続受信状態
ではなく予め定められた一定時間を受信周波数での受信
状態にしそれ以外の時間は別の周波数での受信状態にし
て、さらにこの受信周波数での受信状態にする周期を送
信側が初期同期合わせ信号を送信する周期よりも短くか
つ送信側が初期同期合わせ信号を送信する周期の整数分
の1にならないようにすることで、近距離通信における
送信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセンス時
に受信側の局部発振器からの漏れ信号の通信周波数への
影響が少なくなるタイミングが機器が初期同期合わせ状
態に移行してから早くかつ確実に訪れるようになり、初
期同期合わせ確立時間の短縮による消費電力の低減や通
信の信頼性をアップすることができる。
【0073】請求項14の発明により、「ダイレクトコ
ンバージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同
期合わせにおいて受信側を連続受信状態ではなく予め定
められた一定時間を受信状態にしそれ以外の時間は受信
電源をOFFして、さらにこの受信状態にする周期とそ
の時間並びに送信側が初期同期合わせが失敗した時に初
期同期合わせ信号を繰り返し送信する回数の3つのパラ
メータに関係式を成り立たせることで、近距離通信にお
ける送信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセン
ス時に受信側の局部発振器からの漏れ信号の影響が少な
くなるタイミングが機器が初期同期合わせ状態に移行し
てから早くかつより確実に訪れるようになり、初期同期
合わせ確立時間の短縮による消費電力の低減や通信の信
頼性をアップすることができる。
【0074】請求項15の発明により、「ダイレクトコ
ンバージョン受信方式」を用いた間欠無線通信の初期同
期合わせにおいて受信側を受信周波数での連続受信状態
ではなく予め定められた一定時間を受信周波数での受信
状態にしそれ以外の時間は別の周波数での受信状態にし
て、さらにこの受信周波数での受信状態にする周期とそ
の時間並びに送信側が初期同期合わせが失敗した時に初
期同期合わせ信号を繰り返し送信する回数の3つのパラ
メータに関係式を成り立たせることで、近距離通信にお
ける送信側の初期同期合わせ信号送信前のキャリアセン
ス時に受信側の局部発振器からの漏れ信号の通信周波数
への影響が少なくなるタイミングが機器が初期同期合わ
せ状態に移行してから早くかつより確実に訪れるように
なり、初期同期合わせ確立時間の短縮による消費電力の
低減や通信の信頼性をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における通信装置のブロック
【図2】同装置を利用した自動検針システムの通信シー
ケンス図
【図3】同装置を利用した初期同期合わせタイミング図
【図4】同装置を利用した初期同期合わせパターン図
【図5】本発明の他の実施例における通信装置のブロッ
ク図
【図6】同装置を利用した初期同期合わせタイミング図
【図7】従来の通信装置のブロック図
【符号の説明】
1 メータ 2 無線通信手段A 3 T−NCU 4 データ収集手段 5 無線通信手段B 6 無線送受信手段A 7 切りかえ手段 8 タイマーA 9 無線送受信手段B 10 キャリア検出手段 11 タイマーB 12 カウンター 13 終了手段 14 タイマーC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/00 G08C 17/00 Z H04M 11/00 301 H04L 13/00 T (72)発明者 堀池 良雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上の
    無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を行
    う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成され、
    前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信を同
    一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通信を
    行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行いそ
    の後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、お互
    いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間におい
    て、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を送信する側は使用する周波数帯のキャリ
    アの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検
    出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対
    して同期合わせ信号を送信する無線送信手段を持ち、同
    期合わせ信号を受信する側は一定時間を計測し一定時間
    が経過する毎に信号を出力するタイマーと、相手側から
    送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーの出力信号に応じて前記無線受信手段
    の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段を備えた
    通信装置。
  2. 【請求項2】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上の
    無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を行
    う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成され、
    前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信を同
    一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通信を
    行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行いそ
    の後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、お互
    いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間におい
    て、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を送信する側は使用する周波数帯のキャリ
    アの有無を調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検
    出手段が「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対
    して同期合わせ信号を送信する無線送信手段を持ち、同
    期合わせ信号を受信する側は、一定時間を計測し一定時
    間が経過する毎に信号を出力するタイマーと、相手側か
    ら送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーの出力信号に応じて同期合わせを行う
    第1の周波数と前記第1の周波数以外の第2の周波数に
    前記無線通信手段の周波数を切りかえる切りかえ手段を
    持つ通信装置。
  3. 【請求項3】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上の
    無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を行
    う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成され、
    前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信を同
    一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通信を
    行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行いそ
    の後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、お互
    いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間におい
    て、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の時間
    を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力する
    タイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無を調
    べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が「キ
    ャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期合わ
    せ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーBの出
    力信号に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送信手
    段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Bを持
    ち、同期合わせ信号を受信する側は予め定められた第2
    の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号を出
    力するタイマーAと、相手側から送られてくる同期合わ
    せ信号を受信する無線受信手段と、前記タイマーAの出
    力信号に応じて前記無線受信手段の電源の投入と切断を
    切りかえる切りかえ手段Aを備えた通信装置。
  4. 【請求項4】無線通信手段Aと無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を受信する側は、予め定められた第2の時
    間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号を出力す
    るタイマーAと、相手側から送られてくる最初の同期合
    わせ信号を受信する無線受信手段と、前記タイマーAの
    出力信号に応じて同期合わせを行う第1の周波数と前記
    第1の周波数以外の前記第2の周波数に前記無線通信手
    段の周波数を切りかえる切りかえ手段を備えた請求項3
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】無線通信手段Aと無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を受信する側は、予め定められた第2の時
    間と前記第2の時間と異なる予め定められた第3の時間
    と前記第3の時間とは異なる予め定められた第4の時間
    の3つの時間を前記第2の時間計測後は前記第3または
    前記第4の時間を計測し、前記第3または前記第4の時
    間計測後は前記第2の時間を計測し、それぞれの計測が
    終了するとその旨の信号を出力するタイマーと、相手側
    から送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手
    段と、前記第3または前記第4の時間の計測終了の旨の
    前記タイマーの出力に応じて前記無線受信手段の電源の
    投入を行い、前記第2の時間の計測終了の旨の前記タイ
    マーの出力に応じて前記無線受信手段の電源の切断を行
    う切りかえ手段を備えた請求項3記載の通信装置。
  6. 【請求項6】無線通信手段Aと無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を受信する側は、予め定められた第2の時
    間と前記第2の時間と異なる予め定められた第3の時間
    と前記第3の時間とは異なる予め定められた第4の時間
    の3つの時間を前記第2の時間計測後は前記第3または
    前記第4の時間を計測し、前記第3または前記第4の時
    間計測後は前記第2の時間を計測し、それぞれの計測が
    終了するとその旨の信号を出力するタイマーと、相手側
    から送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手
    段と、前記第3または前記第4の時間の計測終了の旨の
    前記タイマーの出力に応じて前記無線受信手段の受信周
    波数を同期合わせを行う第1の周波数に切りかえ、前記
    第2の時間の計測終了の旨の前記タイマーの出力に応じ
    て前記無線受信手段の受信周波数を前記第1の周波数以
    外の第2の周波数に切りかえる切りかえ手段を備えた請
    求項4記載の通信装置。
  7. 【請求項7】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上の
    無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を行
    う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成され、
    前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信を同
    一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通信を
    行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行いそ
    の後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、お互
    いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間におい
    て、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の時間
    を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力する
    タイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無を調
    べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が「キ
    ャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期合わ
    せ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーBの出
    力信号に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送信手
    段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Bを持
    ち、同期合わせ信号を受信する側は前記タイマーBが計
    測する予め定められた前記第1の時間よりも短い予め定
    められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過する
    毎に信号を出力するタイマーAと、相手側から送られて
    くる同期合わせ信号を受信する無線受信手段と、前記タ
    イマーAの出力信号に応じて前記無線受信手段の電源の
    投入と切断を切りかえる切りかえ手段Aを備えた通信装
    置。
  8. 【請求項8】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上の
    無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を行
    う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成され、
    前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信を同
    一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通信を
    行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行いそ
    の後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、お互
    いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間におい
    て、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのうち同
    期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の時間
    を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力する
    タイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無を調
    べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が「キ
    ャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期合わ
    せ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーBの出
    力信号に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送信手
    段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段Bを持
    ち、同期合わせ信号を受信する側は前記タイマーBが計
    測する予め定められた前記第1の時間よりも短い予め定
    められた第2の時間を計測し前記第2の時間が経過する
    毎に信号を出力するタイマーAと、前記タイマーAの出
    力信号に応じて同期合わせを行う第1の周波数と前記第
    1の周波数以外の第2の周波数に前記無線通信手段の周
    波数を切りかえる切りかえ手段Aを備えた通信装置。
  9. 【請求項9】タイマーBが計測する予め定められた第1
    の時間がタイマーAが計測する予め定められた第2の時
    間の整数倍にならないように構成した請求項7記載の通
    信装置。
  10. 【請求項10】タイマーBが計測する予め定められた第
    1の時間がタイマーAが計測する予め定められた第2の
    時間の整数倍にならないように構成した請求項8記載の
    通信装置。
  11. 【請求項11】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上
    の無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を
    行う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成さ
    れ、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信
    を同一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通
    信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行
    いその後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、
    お互いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間に
    おいて、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのう
    ち同期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の
    時間を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力
    するタイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無
    を調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が
    「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期
    合わせ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーB
    の出力信号に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送
    信手段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段B
    を持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め定められた
    第2の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号
    を出力するタイマーAと、前記タイマーAと同時に計測
    を開始し前記タイマーAが計測する前記第2の時間より
    も短い予め定められた第3の時間を計測し前記第3の時
    間が経過すると信号を出力するタイマーCと、相手側か
    ら送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーAの出力信号に応じて前記無線受信手
    段の電源の投入を行い、前記タイマーCの出力信号に応
    じて前記無線受信手段の電源の切断を行う切りかえ手段
    Aを備えた通信装置。
  12. 【請求項12】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上
    の無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を
    行う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成さ
    れ、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信
    を同一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通
    信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行
    いその後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、
    お互いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間に
    おいて、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのう
    ち同期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の
    時間を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力
    するタイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無
    を調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が
    「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期
    合わせ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーB
    の出力信号に応じて前記キャリア検出手段と前記無線送
    信手段の電源の投入と切断を切りかえる切りかえ手段B
    を持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め定められた
    第2の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号
    を出力するタイマーAと、前記タイマーAと同時に計測
    を開始し前記タイマーAが計測する前記第2の時間より
    も短い予め定められた第3の時間を計測し前記第3の時
    間が経過すると信号を出力するタイマーCと、相手側か
    ら送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーAの出力信号に応じて同期合わせを行
    う第1の周波数から前記第1の周波数以外の第2の周波
    数に前記無線通信手段の周波数を切りかえ、前記タイマ
    ーCの出力信号に応じて前記第2の周波数から前記第1
    の周波数に周波数を切りかえる切りかえ手段Aを備えた
    通信装置。
  13. 【請求項13】無線通信機能を持ち相手側と間欠的に通
    信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行
    いその後定期的に同期合わせを行う通信装置において、
    一定時間を計測し一定時間が経過する毎に信号を出力す
    るタイマーBと、使用する周波数帯のキャリアの有無を
    調べるキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段が
    「キャリアなし」と判定した場合に相手側に対して同期
    合わせ信号を送信する無線送信手段と、前記タイマーB
    が出力する信号の回数を予め定められた回数だけカウン
    トしカウントが終了した時点でその旨の信号を出力する
    カウンターと、前記カウンターが出力する信号に応じて
    同期合わせ確立が終了したかどうかにかかわらず前記無
    線送信手段の同期合わせ信号の送信を終了する終了手段
    を持つ少なくとも1つ以上の無線通信手段で構成される
    通信装置。
  14. 【請求項14】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上
    の無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を
    行う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成さ
    れ、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信
    を同一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通
    信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行
    いその後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、
    お互いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間に
    おいて、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのう
    ち同期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の
    時間を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力
    するタイマーBと、前記タイマーBが出力する信号の回
    数を予め定められた回数だけカウントしカウントが終了
    した時点でその旨の信号を出力するカウンターと、使用
    する周波数帯のキャリアの有無を調べるキャリア検出手
    段と、前記キャリア検出手段が「キャリアなし」と判定
    した場合に相手側に対して同期合わせ信号を送信する無
    線送信手段と、前記タイマーBの出力信号に応じて前記
    キャリア検出手段と前記無線送信手段の電源の投入と切
    断を切りかえる切りかえ手段Bと、前記カウンターが出
    力した信号に基づいて同期合わせを終了する終了手段を
    持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め定められた第
    2の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号を
    出力するタイマーAと、前記タイマーAと同時に計測を
    開始し前記タイマーAが計測する前記第2の時間よりも
    短い予め定められた第3の時間を計測し前記第3の時間
    が経過すると信号を出力するタイマーCと、相手側から
    送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーAの出力信号に応じて前記無線受信手
    段の電源の投入を行い、前記タイマーCの出力信号に応
    じて前記無線受信手段の電源の切断を行う切りかえ手段
    Aを持ち、前記タイマーCが計測する前記第3の時間を
    前記タイマーAが計測する前記第2の時間で除算した値
    に前記カウンターがカウントする予め定められた回数を
    乗算した計算結果が1以上になるようにした通信装置。
  15. 【請求項15】無線通信機能を持つ少なくとも1つ以上
    の無線通信手段Aと、前記無線通信手段Aと無線通信を
    行う少なくとも1つ以上の無線通信手段Bとで構成さ
    れ、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bは送受信
    を同一もしくは別々の周波数で行うと共に、間欠的に通
    信を行うために起動時にお互いの最初の同期合わせを行
    いその後定期的に同期合わせを行う通信装置であって、
    お互いの同期が合うまでの前記最初の同期合わせ期間に
    おいて、前記無線通信手段Aと前記無線通信手段Bのう
    ち同期合わせ信号を送信する側は予め定められた第1の
    時間を計測し前記第1の時間が経過する毎に信号を出力
    するタイマーBと、前記タイマーBが出力する信号の回
    数を予め定められた回数だけカウントしカウントが終了
    した時点でその旨の信号を出力するカウンターと、使用
    する周波数帯のキャリアの有無を調べるキャリア検出手
    段と、前記キャリア検出手段が「キャリアなし」と判定
    した場合に相手側に対して同期合わせ信号を送信する無
    線送信手段と、前記タイマーBの出力信号に応じて前記
    キャリア検出手段と前記無線送信手段の電源の投入と切
    断を切りかえる切りかえ手段Bと、前記カウンターが出
    力した信号に基づいて同期合わせを終了する終了手段を
    持ち、同期合わせ信号を受信する側は予め定められた第
    2の時間を計測し前記第2の時間が経過する毎に信号を
    出力するタイマーAと、前記タイマーAと同時に計測を
    開始し前記タイマーAが計測する前記第2の時間よりも
    短い予め定められた第3の時間を計測し前記第3の時間
    が経過すると信号を出力するタイマーCと、相手側から
    送られてくる同期合わせ信号を受信する無線受信手段
    と、前記タイマーAの出力信号に応じて同期合わせを行
    う第1の周波数から前記第1の周波数以外の第2の周波
    数に前記無線通信手段の周波数を切りかえ、前記タイマ
    ーCの出力信号に応じて前記第2の周波数から前記第1
    の周波数に周波数を切りかえる切りかえ手段Aを持ち、
    前記タイマーCが計測する前記第3の時間を前記タイマ
    ーAが計測する前記第2の時間で除算した値に前記カウ
    ンターがカウントする予め定められた回数を乗算した計
    算結果が1以上になるようにした通信装置。
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