JPH0936147A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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Publication number
JPH0936147A
JPH0936147A JP18243795A JP18243795A JPH0936147A JP H0936147 A JPH0936147 A JP H0936147A JP 18243795 A JP18243795 A JP 18243795A JP 18243795 A JP18243795 A JP 18243795A JP H0936147 A JPH0936147 A JP H0936147A
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JP
Japan
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push
semiconductor chip
load value
pin
limit load
Prior art date
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Application number
JP18243795A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kurosawa
哲也 黒澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミス、効率低下、ダメ−ジなく、チップをピッ
クアップする。 【解決手段】制御装置43には、予め上限荷重値Fma
x及び下限荷重値Fminが入力される。チップの突き
上げ時に、荷重・位置検出装置42は、チップに加わる
荷重値を検出する。制御装置43は、チップに加わる荷
重値が上限荷重値Fmaxを越えないように、駆動装置
41を制御する。制御装置43は、チップに加わる荷重
値が下限荷重値Fminに達するまでは、繰り返してチ
ップの突き上げ動作を行うように駆動装置41を制御す
る。ポンプ27は、ダイシングシ−トを固定するための
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイボンディング
時に半導体チップをピンで突き上げて、半導体チップを
ダイシングシ−トから剥がすための半導体製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来の半導体製造装置を示す
ものである。ダイシング工程を終了したウェハ10は、
ウェハリング10aが取り付けられた後に、ダイボンデ
ィング装置のテ−ブル11上に配置される。テ−ブル1
1上には、カメラ12が取り付けられている。このカメ
ラ12は、ウェハの位置の認識やウェハ内の半導体チッ
プの良・不良を検出を行うためのものである。
【0003】一方、リ−ドフレ−ムは、リ−ドフレ−ム
供給部(ロ−ダ−部)13から供給される。リ−ドフレ
−ム搬送部(フィ−ダ部)14は、リ−ドフレ−ムがリ
−ドフレ−ム供給部13からペ−スト供給部15及びボ
ンディングヘッド部16を経由してリ−ドフレ−ム収納
部(アンロ−ダ部)17へ収納されるように、リ−ドフ
レ−ムを搬送する。
【0004】ペ−スト供給部15は、リ−ドフレ−ム上
にペ−ストを供給する。ボンディングヘッド部16は、
ピックアップ装置18によりウェ−ハ10から1つの半
導体チップをピックアップし、チップゲ−ジング19に
よりその半導体チップの位置決めを行った後に、コレッ
ト20により半導体チップをリ−ドフレ−ムに加圧接合
する。
【0005】図23は、図22の半導体製造装置におい
て半導体チップをダイシングシ−トから剥がす部分を詳
細に示すものである。図24は、図23のXXIV−X
XIV線に沿う断面図である。
【0006】ウェハリング台21の中央部は、空間にな
っている。バックアップホルダ(シ−ト固定ホルダ)2
2は、ウェハリング台21の空間部に配置されている。
バックアップホルダ22は、駆動装置23により、ウェ
ハリング台21の空間を自由に動くことができるように
構成されている。
【0007】バックアップホルダ22の内部は、空洞に
なっている。バックアップホルダ22の空洞内には、ピ
ンホルダ24が配置されている。ピンホルダ24の上部
には、半導体チップを突き上げるための突き上げピン2
5が複数本配置されている。ピンホルダ24上部におけ
るバックアップホルダ22には、突き上げピン25の位
置に対応する部分に穴26が設けられている。
【0008】ピンホルダ24は、駆動装置23により、
バックアップホルダ22の内部を上下方向に動くことが
できるように構成されている。バックアップホルダ22
の空洞内は、ポンプ27により負圧にすることができ
る。
【0009】バックアップホルダ22及びピンホルダ2
4の動作は、制御装置28により制御されている。図2
5は、図23のバックアップホルダを詳細に示すもので
ある。図26は、図25のXXVI−XXVI線に沿う
断面図、図27は、図25のXXVII−XXVII線
に沿う断面図である。
【0010】バックアップホルダ22の上部には、突き
上げピン25をバックアップホルダ22から突出させる
ための穴26が設けられている。また、バックアップホ
ルダ22の上面には、ダイシングシ−トをバックアップ
ホルダ22に固定するための溝30が形成されている。
溝30は、穴26に繋がっている。
【0011】図28は、図23の半導体製造装置の動作
を示すフロ−チャ−トである。以下、図23の装置の動
作について説明する。まず、図29乃至図32に示すよ
うに、ウェハリング台21上にウェハリング33が搭載
される。ダイシングシ−ト32が引き伸ばされ、ウェハ
31内の各半導体チップ31aが互いに離れる。
【0012】この後、バックアップホルダ22を1つの
半導体チップ31aの直下に移動させる。ポンプ27に
より、バックアップホルダ22の内部の空気を引き抜く
と、バックアップホルダ22の内部が負圧になる。
【0013】その結果、バックアップホルダ22の上部
の穴26及び溝30によりダイシングシ−ト32が吸引
され、ダイシングシ−ト32がバックアップホルダ22
に固定される。
【0014】次に、図33及び図34に示すように、ピ
ンホルダ24を上方向に、所定の速度及び所定の加速度
で移動させ、ピンホルダ24を一定の高さの位置に移
す。その結果、1つの半導体チップ31aは、突き上げ
ピン25により一定の高さの位置に突き上げられる。
【0015】突き上げられた半導体チップ31aの直下
のダイシングシ−ト32は、さらに引き伸ばされるた
め、ダイシングシ−ト32は、シ−トの収縮力とポンプ
の吸引力によりその半導体チップ31aから剥がれよう
とする。
【0016】次に、図35及び図36に示すように、ピ
ンホルダ24を上方向に、所定の速度及び所定の加速度
でさらに移動させ、ピンホルダ24を一定の高さの位置
に移すと、ダイシングシ−ト32は、シ−トの収縮力と
ポンプの吸引力によりその半導体チップ31aから完全
に剥がれる。
【0017】この後、突き上げられた1つの半導体チッ
プがピックアップ装置によりピックアップされ、チップ
ゲ−ジングにより半導体チップの位置決めが行われた
後、コレットにより半導体チップがリ−ドフレ−ムに加
圧接合される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述のような半導体製
造装置では、ダイボンディングの動作中においては、ダ
イシングシ−トの性質や半導体チップのサイズなどに拘
らず、ピンホルダの突き上げ条件(突き上げ高さ、突き
上げ速度、突き上げ加速度、突き上げピンの先端部の形
状、突き上げピンの本数、突き上げピン同士の間隔な
ど)は、常に一定である。
【0019】即ち、このような半導体製造装置は、メ−
カよって、カムの形状や制御方式が異なり、ダイボンデ
ィングの動作中においては、装置の起動時に設定された
突き上げ条件を変更することができない。
【0020】従って、作業者は、装置を起動する度に条
件出しを行い、メ−カにより設定された各種の突き上げ
条件のうちから適切な条件を選択する必要があると共
に、最適な条件で半導体チップを突き上げることができ
ないという欠点がある。
【0021】また、近年、半導体チップの大型化により
ダイシングシ−トと半導体チップの接着力が増したた
め、半導体チップをダイシングシ−トから剥がすために
突き上げピンに加える荷重が大きくなっている。
【0022】この荷重は、突き上げピンによる半導体チ
ップの破壊強度(突き上げピンの形状、材質などにより
異なる)よりも大きくなり、半導体チップにキズやクラ
ックなどのダメ−ジを発生させる。
【0023】図37は、突き上げピンの高さの変位と荷
重の変位を[A]〜[C]の3種類示したものである。
即ち、突き上げピンの種類により半導体チップのダメ−
ジ発生荷重が決まるが、このダメ−ジ発生荷重は、ダイ
ボンディング時に突き上げピンに加える荷重とは別個に
決定される。
【0024】従って、ダイボンディング時に突き上げピ
ンに加える荷重が半導体チップのダメ−ジ発生荷重を越
える場合があり、この場合には、半導体チップをダイシ
ングシ−トから剥がす際に、半導体チップにダメ−ジが
発生する。
【0025】そして、ダメ−ジを有する半導体チップを
プラスチックパッケ−ジに封止した場合、表1に示すよ
うに、実装時のIRリフロ−などの熱衝撃ストレスによ
り、パッケ−ジにクラックが発生し、不良品となる。
【0026】
【表1】
【0027】また、半導体チップをダイシングシ−トか
ら剥がすに当って、半導体チップのサイズ及びダイシン
グシ−トの粘着力と、突き上げピンに加える荷重との最
適化が難しくなっている。
【0028】従って、図38に示すように、半導体チッ
プがダイシングシ−トから剥がれないうちにピックアッ
プを行ってしまうような突き上げミス(ピックアップミ
ス)が発生したり、また、図39に示すように、半導体
チップがダイシングシ−トから剥がれた後においても突
き上げ動作を行い続けるインデックス低下を起こす場合
がある。
【0029】突き上げミスは、ダイボンディング装置を
一時停止させるため、再度、ダイボンディング装置を動
作させるために約10〜20秒が必要になり、また、イ
ンデックス低下は、各半導体チップの突き上げに対して
1秒弱の無駄な時間を費やしているため、いずれの場合
も、著しい生産性の低下及び品質の低下を招く欠点があ
る。
【0030】また、生産の途中において、突き上げピン
の破損などが生じた場合においても、一単位(ロット)
のウェハを処理した後でなければ、その破損を確認する
ことができない。従って、一連の処理を終えた後に、多
量の不良品が発見されるという欠点がある。
【0031】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、突き上げミスやインデックスの低
下がなく、かつ、半導体チップにダメ−ジを与えること
がなく、半導体チップをピックアップすることができる
半導体製造装置及び半導体製造方法を提供することであ
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体製造装置は、粘着シ−ト上の半導体
チップを突き上げピンにより突き上げて前記粘着シ−ト
から前記半導体チップを剥がす突き上げ手段と、前記半
導体チップの突き上げ時において前記突き上げピンに加
わる荷重を検出する検出手段と、前記突き上げピンに加
わる荷重が予め設定された上限荷重値に達するまで前記
半導体チップの突き上げ動作を継続させる制御手段とを
備えている。
【0033】前記制御手段は、前記突き上げピンに加わ
る荷重が前記上限荷重値に達したときに前記半導体チッ
プの突き上げ動作を停止させ、前記突き上げピンに加わ
る荷重が予め設定された所定値まで低下したときに前記
半導体チップの突き上げ動作を再開させる。
【0034】前記制御手段は、前記突き上げピンに加わ
る荷重が前記上限荷重値に達したときに前記半導体チッ
プの突き上げ動作を停止させ、前記突き上げピンに加わ
る荷重が予め設定された下限荷重値に低下するまで前記
半導体チップの突き上げ動作を停止させる。
【0035】前記制御手段は、前記突き上げピンに加わ
る荷重が前記上限荷重値に達する前に最大値に達したと
きは、前記突き上げピンに加わる荷重が予め設定された
下限荷重値に低下するまで前記半導体チップの突き上げ
動作を継続させる。
【0036】本発明の半導体製造装置は、さらに、前記
突き上げピンに加わる荷重値が予め設定された下限荷重
値まで低下した後に前記半導体チップをピックアップす
る手段を備えている。
【0037】前記上限荷重値は、前記突き上げピンが前
記半導体チップにダメ−ジを与えない最大の荷重値であ
り、前記上限荷重値を予め求めておく手段を備えてい
る。前記下限荷重値は、前記半導体チップが前記粘着シ
−トから完全に剥がれたときの荷重値であり、前記下限
荷重値を予め求めておく手段を備えている。
【0038】上記構成によれば、検出手段により検出さ
れる荷重が予め設定された上限荷重値に達するまで、制
御手段は、半導体チップの突き上げ動作を継続させる。
即ち、制御手段は、突き上げピンに加わる荷重が上限荷
重値に達したときに半導体チップの突き上げ動作を停止
させる。
【0039】従って、ダイボンディング時において、常
に、突き上げピンの荷重が上限荷重値を越えないため、
半導体チップにキズやクラックなどのダメ−ジが形成さ
れなくなり、プラスチックパッケ−ジにクラックが発生
せず、品質の向上を図ることができる。
【0040】制御手段は、突き上げピンに加わる荷重が
上限荷重値に達したときに突き上げ動作を停止させ、突
き上げピンに加わる荷重が予め設定された所定値まで低
下したときに突き上げ動作を再開させる。
【0041】従って、このような突き上げ動作を繰り返
し行うことにより、半導体チップの突き上げミスやイン
デックスの低下をなくすことができ、生産性の向上を図
ることができる。
【0042】制御手段は、突き上げピンに加わる荷重が
前記上限荷重値に達したときに半導体チップの突き上げ
動作を停止させ、突き上げピンに加わる荷重が予め設定
された下限荷重値に低下するまで半導体チップの突き上
げ動作を停止させる。
【0043】これにより、半導体チップの突き上げミス
をなくなると共に、インデックスの低下をなくすことが
できるため、生産性の向上を図ることができる。制御手
段は、突き上げピンに加わる荷重が上限荷重値に達する
前に最大値に達したときは、突き上げピンに加わる荷重
が予め設定された下限荷重値に低下するまで半導体チッ
プの突き上げ動作を継続させる。
【0044】これにより、半導体チップの突き上げミス
をなくなると共に、素早く半導体チップを粘着シ−トか
ら剥がすことができるため、生産性の向上を図ることが
できる。
【0045】上記構成によれば、突き上げピンに加わる
荷重値が予め設定された下限荷重値まで低下した後に半
導体チップをピックアップする手段を備えている。即
ち、荷重値が下限荷重値まで低下した後に半導体チップ
をピックアップするため、半導体チップが粘着シ−トか
ら剥がれた後にも突き上げ動作を継続するということが
なくなり、インデックスの低下を防止できる。
【0046】また、上限荷重値を、突き上げピンが半導
体チップにダメ−ジを与えない最大の荷重値に設定し、
下限荷重値を、半導体チップが粘着シ−トから完全に剥
がれたときの荷重値に設定し、これら上限荷重値及び下
限荷重値を予め求めておく手段を備えている。
【0047】従って、半導体チップにダメ−ジを与える
ことなく、かつ、半導体チップの突き上げミスやインデ
ックスの低下を防ぎながら、半導体チップのピックアッ
プができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体製造装置及び半導体製造方法について詳細に
説明する。図1は、本発明の半導体製造装置を示してい
る。
【0049】ウェハリング台21の中央部は、空間にな
っている。バックアップホルダ(シ−ト固定ホルダ)2
2は、ウェハリング台21の空間部に配置されている。
バックアップホルダ22は、駆動装置41により、ウェ
ハリング台21の空間を自由に動くことができるように
構成されている。
【0050】バックアップホルダ22の内部は、空洞に
なっている。バックアップホルダ22の空洞内には、ピ
ンホルダ24が配置されている。ピンホルダ24の上部
には、半導体チップを突き上げるための突き上げピン2
5が複数本配置されている。ピンホルダ24上部におけ
るバックアップホルダ22には、突き上げピン25の位
置に対応する部分に穴26が設けられている。
【0051】ピンホルダ24は、駆動装置41により、
バックアップホルダ22の内部を上下方向に動くことが
できるように構成されている。バックアップホルダ22
の空洞内は、ポンプ27により負圧にすることができ
る。
【0052】バックアップホルダ22及びピンホルダ2
4の動作は、制御装置43により制御されている。荷重
・高さ検出回路42は、ピンホルダ24に下方向に加わ
る荷重を検出すると共に、ピンホルダ24の上下方向の
位置を検出する。荷重・高さ検出回路42により検出さ
れた各値は、制御装置43に与えられる。
【0053】また、制御装置43には、半導体チップに
ダメ−ジを与えない最大限の荷重値(上限荷重値)Fm
ax、及び半導体チップをダイシングシ−トから剥がす
ために必要な最小限の荷重値(下限荷重値)Fminが
それぞれ入力される。
【0054】制御装置43は、荷重・高さ検出回路42
から与えられる値に基づいて、ピンホルダ24に加わる
荷重及びピンホルダ24の上下方向の位置をそれぞれ制
御する。
【0055】図3は、図1のバックアップホルダを詳細
に示すものである。図4は、図3のIV−IV線に沿う
断面図、図5は、図3のV−V線に沿う断面図である。
バックアップホルダ22の上部には、突き上げピン25
をバックアップホルダ22から突出させるための穴26
が設けられている。また、バックアップホルダ22の上
面には、ダイシングシ−トをバックアップホルダ22に
固定するための溝30が形成されている。溝30は、穴
26に繋がっている。
【0056】図6は、図1及び図2の半導体製造装置の
動作を示すフロ−チャ−トである。図7は、図1及び図
2の半導体製造装置の動作の主なものを3種類([A]
〜[C])を示すものである。
【0057】[A]の動作について説明する。まず、装
置を起動した後、作業者により、予め検査及び確認され
た上限荷重値Fmaxと下限荷重値Fminをそれぞれ
制御装置43に入力される(ステップST1)。
【0058】なお、上限荷重値Fmax及び下限荷重値
Fminは、装置を起動する前に制御装置43に入力し
ておいてもよいし、又はこの装置の製造時にメ−カの技
術者により入力しておいてもよい(ステップST1〜
2)。
【0059】上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmi
nがメ−カの技術者により入力される場合、半導体チッ
プのサイズや突き上げピンの先端部の形状などに応じた
複数種類の上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmin
が制御装置43に入力される。
【0060】そして、装置を起動した後に、作業者が半
導体チップのサイズや突き上げピンの先端部の形状を制
御装置43に入力すると、制御装置43は、これらの入
力に基づいて、最適な上限荷重値Fmax及び下限荷重
値Fminを選択する。
【0061】次に、図8乃至図11に示すように、ウェ
ハリング台21上にウェハリング33が搭載される。ダ
イシングシ−ト32が引き伸ばされ、ウェハ31内の各
半導体チップ31aが互いに離れる。
【0062】この後、バックアップホルダ22を1つの
半導体チップ31aの直下に移動させる。ポンプ27に
より、バックアップホルダ22の内部の空気を引き抜く
と、バックアップホルダ22の内部が負圧になる。
【0063】その結果、バックアップホルダ22の上部
の穴26及び溝30によりダイシングシ−ト32が吸引
され、ダイシングシ−ト32がバックアップホルダ22
に固定される。
【0064】次に、図12及び図13に示すように、ピ
ンホルダ24を上方向に所定の速度及び所定の加速度で
移動させると、1つの半導体チップ31aは、突き上げ
ピン25により次第に上方向へ突き上げられる。この
時、ピンホルダ24に下方向に加わる荷重値は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により次第に増大す
る。
【0065】そして、ピンホルダ24に下方向に加わる
荷重値が上限荷重値Fmaxに達すると、この状態を荷
重・高さ検出装置42が検出する。同時に、荷重・高さ
検出回路42は、ピンホルダ24に下方向に加わる荷重
値が上限荷重値Fmaxに達した旨を制御装置43に伝
達する(ステップST3〜4)。
【0066】制御装置43は、ピンホルダ24に下方向
に加わる荷重値が上限荷重値Fmaxに達したという荷
重・高さ検出回路42からの信号に基づいて、ピンホル
ダ24を停止させる(ステップST5)。
【0067】この後、ダイシングシ−ト32は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により、次第に半導体
チップ31aから剥がれ出す。ダイシングシ−ト32の
一部分が半導体チップ31aから剥れると、ピンホルダ
24に下方向に加わる荷重値が下がる。
【0068】次に、図14及び図15に示すように、制
御装置43は、荷重・高さ検出回路42により検出され
る荷重値が下限荷重値Fminより大きい所定値に達し
たことを確認すると、再度、ピンホルダ24を上方向に
所定の速度及び所定の加速度で移動させ、さらに半導体
チップ31aを突き上げピン25により上方向へ突き上
げる(ステップST6)。
【0069】従って、ピンホルダ24に下方向に加わる
荷重値は、ポンプによる吸引力及びシ−トの収縮力によ
り次第に増大する。そして、ピンホルダ24に下方向に
加わる荷重値が上限荷重値Fmaxに達すると、この状
態を荷重・高さ検出装置42が検出する。同時に、荷重
・高さ検出回路42は、ピンホルダ24に下方向に加わ
る荷重値が上限荷重値Fmaxに達した旨を制御装置4
3に伝達する(ステップST3〜4)。
【0070】制御装置43は、ピンホルダ24に下方向
に加わる荷重値が上限荷重値Fmaxに達したという荷
重・高さ検出回路42からの信号に基づいて、ピンホル
ダ24を停止させる(ステップST5)。
【0071】この後、ダイシングシ−ト32は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により、次第に半導体
チップ31aから剥がれ出す。ダイシングシ−ト32の
一部分が半導体チップ31aから剥れると、ピンホルダ
24に下方向に加わる荷重値が下がる。
【0072】このようなピンホルダ24の上昇及び停止
を数回繰り返すと、最終的には、半導体チップ31a
は、ダイシングシ−ト32から完全に剥がれ、荷重・高
さ検出装置42は、半導体チップ31aがダイシングシ
−ト32から完全に剥がれたことを示す下限荷重値Fm
inに到達したことを検出する(ステップST7)。
【0073】この後、突き上げ動作が終了し、突き上げ
られた1つの半導体チップ31aがピックアップ装置に
よりピックアップされ、チップゲ−ジングにより半導体
チップの位置決めが行われた後、コレットにより半導体
チップがリ−ドフレ−ムに加圧接合される。
【0074】また、バックアップホルダ22を、次にピ
ックアップする1つの半導体チップ31aの直下に移動
させる。なお、突き上げピン25は、ダイシングシ−ト
32を突き破らないように構成してもよいし、図16乃
至19に示すように、ダイシングシ−ト32を突き破る
ように構成してもよい。
【0075】[B]の動作について説明する。まず、装
置を起動した後、作業者により、予め検査及び確認され
た上限荷重値Fmaxと下限荷重値Fminをそれぞれ
制御装置43に入力される(ステップST1)。
【0076】なお、上限荷重値Fmax及び下限荷重値
Fminは、装置を起動する前に制御装置43に入力し
ておいてもよいし、又はこの装置の製造時にメ−カの技
術者により入力しておいてもよい(ステップST1〜
2)。
【0077】上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmi
nがメ−カの技術者により入力される場合、半導体チッ
プのサイズや突き上げピンの先端部の形状などに応じた
複数種類の上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmin
が制御装置43に入力される。
【0078】そして、装置を起動した後に、作業者が半
導体チップのサイズや突き上げピンの先端部の形状を制
御装置43に入力すると、制御装置43は、これらの入
力に基づいて、最適な上限荷重値Fmax及び下限荷重
値Fminを選択する。
【0079】次に、図8乃至図11に示すように、ウェ
ハリング台21上にウェハリング33が搭載される。ダ
イシングシ−ト32が引き伸ばされ、ウェハ31内の各
半導体チップ31aが互いに離れる。
【0080】この後、バックアップホルダ22を1つの
半導体チップ31aの直下に移動させる。ポンプ27に
より、バックアップホルダ22の内部の空気を引き抜く
と、バックアップホルダ22の内部が負圧になる。
【0081】その結果、バックアップホルダ22の上部
の穴26及び溝30によりダイシングシ−ト32が吸引
され、ダイシングシ−ト32がバックアップホルダ22
に固定される。
【0082】次に、図12乃至図15に示すように、ピ
ンホルダ24を上方向に所定の速度及び所定の加速度で
移動させると、1つの半導体チップ31aは、突き上げ
ピン25により次第に上方向へ突き上げられる。この
時、ピンホルダ24に下方向に加わる荷重値は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により次第に増大す
る。
【0083】そして、ピンホルダ24に下方向に加わる
荷重値が上限荷重値Fmaxに達すると、この状態を荷
重・高さ検出装置42が検出する。同時に、荷重・高さ
検出回路42は、ピンホルダ24に下方向に加わる荷重
値が上限荷重値Fmaxに達した旨を制御装置43に伝
達する(ステップST3〜4)。
【0084】制御装置43は、ピンホルダ24に下方向
に加わる荷重値が上限荷重値Fmaxに達したという荷
重・高さ検出回路42からの信号に基づいて、ピンホル
ダ24を停止させる(ステップST5)。
【0085】この後、ダイシングシ−ト32は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により、次第に半導体
チップ31aから剥がれ出す。ダイシングシ−ト32が
半導体チップ31aから完全に剥れると、ピンホルダ2
4に下方向に加わる荷重値が下限荷重値Fminに到達
する(ステップST7)。
【0086】この後、突き上げ動作が終了し、突き上げ
られた1つの半導体チップ31aがピックアップ装置に
よりピックアップされ、チップゲ−ジングにより半導体
チップの位置決めが行われた後、コレットにより半導体
チップがリ−ドフレ−ムに加圧接合される。
【0087】また、バックアップホルダ22を、次にピ
ックアップする1つの半導体チップ31aの直下に移動
させる。なお、突き上げピン25は、上述のように、ダ
イシングシ−ト32を突き破らないように構成してもよ
いし、図16乃至19に示すように、ダイシングシ−ト
32を突き破るように構成してもよい。
【0088】[C]の動作について説明する。まず、装
置を起動した後、作業者により、予め検査及び確認され
た上限荷重値Fmaxと下限荷重値Fminをそれぞれ
制御装置43に入力される(ステップST1)。
【0089】なお、上限荷重値Fmax及び下限荷重値
Fminは、装置を起動する前に制御装置43に入力し
ておいてもよいし、又はこの装置の製造時にメ−カの技
術者により入力しておいてもよい(ステップST1〜
2)。
【0090】上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmi
nがメ−カの技術者により入力される場合、半導体チッ
プのサイズや突き上げピンの先端部の形状などに応じた
複数種類の上限荷重値Fmax及び下限荷重値Fmin
が制御装置43に入力される。
【0091】そして、装置を起動した後に、作業者が半
導体チップのサイズや突き上げピンの先端部の形状を制
御装置43に入力すると、制御装置43は、これらの入
力に基づいて、最適な上限荷重値Fmax及び下限荷重
値Fminを選択する。
【0092】次に、図8乃至図11に示すように、ウェ
ハリング台21上にウェハリング33が搭載される。ダ
イシングシ−ト32が引き伸ばされ、ウェハ31内の各
半導体チップ31aが互いに離れる。
【0093】この後、バックアップホルダ22を1つの
半導体チップ31aの直下に移動させる。ポンプ27に
より、バックアップホルダ22の内部の空気を引き抜く
と、バックアップホルダ22の内部が負圧になる。
【0094】その結果、バックアップホルダ22の上部
の穴26及び溝30によりダイシングシ−ト32が吸引
され、ダイシングシ−ト32がバックアップホルダ22
に固定される。
【0095】次に、図12乃至図15に示すように、ピ
ンホルダ24を上方向に所定の速度及び所定の加速度で
移動させると、1つの半導体チップ31aは、突き上げ
ピン25により次第に上方向へ突き上げられる。この
時、ピンホルダ24に下方向に加わる荷重値は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により次第に増大す
る。
【0096】同時に、ダイシングシ−ト32は、ポンプ
による吸引力及びシ−トの収縮力により、次第に半導体
チップ31aから剥がれ出す。ダイシングシ−ト32が
半導体チップ31aから完全に剥れると、ピンホルダ2
4に下方向に加わる荷重値が下限荷重値Fminに到達
する(ステップST7)。
【0097】この後、突き上げ動作が終了し、突き上げ
られた1つの半導体チップ31aがピックアップ装置に
よりピックアップされ、チップゲ−ジングにより半導体
チップの位置決めが行われた後、コレットにより半導体
チップがリ−ドフレ−ムに加圧接合される。
【0098】また、バックアップホルダ22を、次にピ
ックアップする1つの半導体チップ31aの直下に移動
させる。なお、突き上げピン25は、上述のように、ダ
イシングシ−ト32を突き破らないように構成してもよ
いし、図16乃至19に示すように、ダイシングシ−ト
32を突き破るように構成してもよい。
【0099】図20は、ピンホルダ24の突き上げピン
25の先端部の形状を拡大して示すものである。図21
は、突き上げピン25の先端部の形状と半導体チップに
ダメ−ジが入る荷重値との関係を示すものである。
【0100】突き上げピン25の先端部は、半径Rの球
面を構成している。本実施例では、突き上げピンの先端
部の形状と半導体チップにダメ−ジが入る荷重値との関
係を求めるために、先端部の球面の半径Rが異なる5種
類の突き上げピンを用意した。
【0101】これら5種類の突き上げピンを用いて、種
々の荷重値Fで半導体チップを突き上げ、半導体チップ
に形成されるダメ−ジ(キズ、クラックなど)を調べ
た。なお、表2は、例えば、先端部の球面の半径がAの
突き上げピンを用いて、種々の荷重値Fで半導体チップ
を突き上げた場合の測定結果である。
【0102】
【表2】
【0103】その結果、図21に示すように、先端部の
球面の半径をR(μm)、半導体チップに加える荷重値
をF(N)とした場合に、当該半導体チップにダメ−ジ
を形成しないための条件は、F≦aR2 (但し、aは、
定数である。)であることを発見した。
【0104】この結果を基にして、上述の半導体製造装
置の制御装置に与える上限荷重値Fmaxと下限荷重値
Fminを決定する。上記半導体製造装置によれば、半
導体チップにダメ−ジを与えない最大限の荷重値(上限
荷重値)Fmaxが予め設定され、ダイボンディング時
において、常に、突き上げピンの荷重値が上限荷重値F
maxを越えないように設定されている。
【0105】従って、半導体チップにキズやクラックな
どのダメ−ジが形成されなくなるため、プラスチックパ
ッケ−ジにもクラックが発生せず、品質の向上を図るこ
とができる。
【0106】同時に、半導体チップをダイシングシ−ト
から剥離するために最小限必要な荷重値(下限荷重値)
Fminが予め設定され、ダイボンディング時におい
て、突き上げピンの荷重値が下限荷重値になるまでは、
突き上げ動作を繰り返し行うように構成している。
【0107】従って、半導体チップの突き上げミスをな
くなると共に、インデックスの低下をなくすことができ
るため、生産性の向上を図ることができる。また、本発
明の突き上げ制御によれば、例えば粘着力の強いダイシ
ングシ−トと粘着力の弱いダイシングシ−トが混在して
いる場合においても、常時、荷重・高さ検出装置の信号
波形を読み取ることにより、突き上げミスやインデック
スの低下なく、半導体チップのダメ−ジを防止すること
ができる。また、本発明の突き上げ制御によれば、突然
の不具合(例えば、突き上げピンの欠けなど)が生じて
も、不良品の発生を防止することができる。
【0108】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
製造装置によれば、次のような効果を奏する。半導体チ
ップにダメ−ジを与えない最大限の荷重値(上限荷重
値)Fmaxが予め設定され、ダイボンディング時にお
いて、常に、突き上げピンの荷重値が上限荷重値Fma
xを越えないように設定されている。
【0109】従って、半導体チップにキズやクラックな
どのダメ−ジが形成されなくなるため、プラスチックパ
ッケ−ジにもクラックが発生せず、品質の向上を図るこ
とができる。
【0110】同時に、半導体チップをダイシングシ−ト
から剥離するために最小限必要な荷重値(下限荷重値)
Fminが予め設定され、ダイボンディング時におい
て、突き上げピンの荷重値が下限荷重値になるまでは、
突き上げ動作を繰り返し行うように構成している。
【0111】従って、半導体チップの突き上げミスをな
くなると共に、インデックスの低下をなくすことができ
るため、生産性の向上を図ることができる。また、本発
明の突き上げ制御によれば、例えば粘着力の強いダイシ
ングシ−トと粘着力の弱いダイシングシ−トが混在して
いる場合においても、常時、荷重・高さ検出装置の信号
波形を読み取ることにより、突き上げミスやインデック
スの低下なく、半導体チップのダメ−ジを防止すること
ができる。また、本発明の突き上げ制御によれば、突然
の不具合(例えば、突き上げピンの欠けなど)が生じて
も、不良品の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置を示す平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のバックアップホルダを詳細に示す平面
図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】本発明の半導体製造装置の動作を示す流れ図。
【図7】本発明の半導体製造装置の動作のパタ−ンを示
す図。
【図8】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示す
平面図。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示
す平面図。
【図11】図10のXI−XI線に沿う断面図。
【図12】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示
す平面図。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う断面
図。
【図14】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示
す平面図。
【図15】図14のXV−XV線に沿う断面図。
【図16】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示
す平面図。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿う断面
図。
【図18】本発明の半導体製造装置の動作の一工程を示
す平面図。
【図19】図18のXIX−XIX線に沿う断面図。
【図20】ピンホルダの突き上げピンを詳細に示す図。
【図21】ピン先の半径Rと荷重値Fとチップダメ−ジ
との関係を示す図。
【図22】ダイボンディング装置の全体の概略を示す
図。
【図23】従来の半導体製造装置を示す平面図。
【図24】図23のXXIV−XXIV線に沿う断面
図。
【図25】図23のバックアップホルダを詳細に示す平
面図。
【図26】図25のXXVI−XXVI線に沿う断面
図。
【図27】図25のXXVII−XXVII線に沿う断
面図。
【図28】図23の半導体製造装置の動作を示す流れ
図。
【図29】従来の半導体製造装置の動作の一工程を示す
平面図。
【図30】図29のXXX−XXX線に沿う断面図。
【図31】従来の半導体製造装置の動作の一工程を示す
平面図。
【図32】図31のXXXII−XXXII線に沿う断
面図。
【図33】従来の半導体製造装置の動作の一工程を示す
平面図。
【図34】図33のXXXIV−XXXIV線に沿う断
面図。
【図35】従来の半導体製造装置の動作の一工程を示す
平面図。
【図36】図35のXXXVI−XXXVI線に沿う断
面図。
【図37】従来の半導体製造装置の動作のパタ−ンを示
す図。
【図38】従来の装置の突き上げミス時の荷重変位及び
位置変位を示す図。
【図39】従来の装置のインデックス低下時の荷重変位
及び位置変位を示す図。
【符号の説明】
11 …テ−ブル、 12 …カメラ、 13 …リ−ドフレ−ム供給部、 14 …リ−ドフレ−ム搬送部、 15 …ペ−スト供給部、 16 …ボンディングヘッド部、 17 …リ−ドフレ−ム収納部、 18 …ピックアップ装置、 19 …チップゲ−ジング、 20 …コレット、 21 …ウェハリング台、 22 …バックアップホルダ、 23,41 …駆動装置、 24 …ピンホルダ、 25 …突き上げピン、 26 …穴、 27 …ポンプ、 28,43 …制御装置、 30 …溝、 31 …ウェハ、 31a …半導体チップ、 32 …ダイシングシ−ト、 42 …荷重・高さ検出装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シ−ト上の半導体チップを突き上げ
    ピンにより突き上げて前記粘着シ−トから前記半導体チ
    ップを剥がす突き上げ手段と、 前記半導体チップの突き上げ時において前記突き上げピ
    ンに加わる荷重を検出する検出手段と、 前記突き上げピンに加わる荷重が予め設定された上限荷
    重値に達するまで前記半導体チップの突き上げ動作を継
    続させる制御手段とを具備することを特徴とする半導体
    製造装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記突き上げピンに加
    わる荷重が前記上限荷重値に達したときに前記半導体チ
    ップの突き上げ動作を停止させ、前記突き上げピンに加
    わる荷重が予め設定された所定値まで低下したときに前
    記半導体チップの突き上げ動作を再開させることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記突き上げピンに加
    わる荷重が前記上限荷重値に達したときに前記半導体チ
    ップの突き上げ動作を停止させ、前記突き上げピンに加
    わる荷重が予め設定された下限荷重値に低下するまで前
    記半導体チップの突き上げ動作を停止させることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記突き上げピンに加
    わる荷重が前記上限荷重値に達する前に最大値に達した
    ときは、前記突き上げピンに加わる荷重が予め設定され
    た下限荷重値に低下するまで前記半導体チップの突き上
    げ動作を継続させることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 前記突き上げピンに加わる荷重値が予め
    設定された下限荷重値まで低下した後に前記半導体チッ
    プをピックアップする手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 前記上限荷重値は、前記突き上げピンが
    前記半導体チップにダメ−ジを与えない最大の荷重値で
    あり、前記上限荷重値を予め求めておく手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記下限荷重値は、前記半導体チップが
    前記粘着シ−トから完全に剥がれたときの荷重値であ
    り、前記下限荷重値を予め求めておく手段をさらに具備
    することを特徴とする請求項3又は4又は5に記載の半
    導体製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5096955A (en) * 1991-01-14 1992-03-17 The Dow Chemical Company Stabilized polyethylene resins and method of stabilization
JP2008300437A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Osaki Engineering Co Ltd ピックアップ装置およびピックアップ方法
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