JPH0935580A - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造

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Publication number
JPH0935580A
JPH0935580A JP7184292A JP18429295A JPH0935580A JP H0935580 A JPH0935580 A JP H0935580A JP 7184292 A JP7184292 A JP 7184292A JP 18429295 A JP18429295 A JP 18429295A JP H0935580 A JPH0935580 A JP H0935580A
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JP
Japan
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switch
cam
dial
upper case
slider
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JP7184292A
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English (en)
Inventor
Keizo Nishitani
啓三 西谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Priority to DE19629274A priority patent/DE19629274A1/de
Publication of JPH0935580A publication Critical patent/JPH0935580A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/02Details
    • H01H19/10Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H19/11Movable parts; Contacts mounted thereon with indexing means
    • B60K35/10
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/54Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand the operating part having at least five or an unspecified number of operative positions
    • H01H19/60Angularly-movable actuating part carrying no contacts
    • H01H19/63Contacts actuated by axial cams
    • B60K2360/126

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単である上にローカレント化を図る
ことができ、しかも組付性に優れたスイッチ構造を提供
する。 【解決手段】 アッパーケース2に回動自在に設けたス
イッチダイアル6を回動させ、その下側面に形成したカ
ム74によりアッパーケース2に所定間隔で配設したカ
ムスライダー23a〜23dを選択的に押動及び押動解
除するとともに、アッパーケース2に積層するようにし
て配設したラバーコンタクト3のドーム31a〜31d
に圧接させて通電可能にさせ、且つ押動解除して非導通
にすることができるスイッチ構造1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ構造に関
し、特に自動車のメインスイッチのように大電流の断続
を行うスイッチ回路の簡略化を図る際に好適なスイッチ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車はCPUを含む各種電子機
器が搭載され、ライトの数も多数になっている。そし
て、バッテリーの電圧は12Vや24Vであるから、電
源を断続するメインスイッチの電流量は大きくなり、ス
イッチの接点等も大電流に耐え得るように設定され、ス
イッチの極数も多数になっている。
【0003】図17に示すスイツチ装置100は、実開
昭55−131028号公報に「制御スイッチ装置」と
して開示されたものの分解斜視図であり、装置全体を貫
通する回転軸102は平板状で、この回転軸102は重
積状に連接されている各ケーシング103a〜103e
内に配設されているスイッチ、可変抵抗器、感触部材を
制御するようになっている。各ケーシング103a〜1
03e内にはスイッチが配設されており、図17にはケ
ーシング103a内のスイッチ構造が分解状態で図示さ
れている。
【0004】回転軸102には絶縁材からなる円板10
4が嵌着され、回転軸102の回転に伴い回転するよう
になっている。円板104の裏面には、導電性の環状板
105が配設され、環状板105は複数の突部106に
より円板104に加締め固定され、円板104とともに
回転するようになっている。環状板105の外周には弧
状のアーム107が一体に突設され、アーム107は、
環状板105の裏側の方へ突出するように傾斜し、先端
部は複数の小片に分割されブラシ108となっている。
【0005】環状板105の裏側には基板109が配設
され、基板109の中心孔110内において回転軸10
2が回転するようになっている。基板109の周囲に
は、一例として270°程度の範囲にわたって導電性材
料からなる馬蹄形状の極板111が貼設され、この極板
111には回転軸102の回転に伴いアーム107のブ
ラシ108が圧接するようになっている。
【0006】極板111の一端には端子112が取り付
けられ、他端には極板111とは絶縁状態で導電性の極
板113が貼設されており、この極板113には端子1
14が取り付けられている。基板109には他の端子1
15が取付られ、端子115には接触子116が環状板
105に接触するように形成されている。接触子116
には、基部が環状板105側に屈曲され、接触子116
は環状板105に常に接触している。端子115は、ブ
ラシ108が極板111に接触している間は接触子11
6、環状板105、アーム107、ブラシ108、極板
111を経て、端子112に導通される。
【0007】一方、ブラシ108が極板113から離れ
て極板111に接触すると、端子115は接触子11
6、環状板105、アーム107、ブラシ108、極板
113を経て端子114と導通される。このようして、
スイッチ装置の切替えが行われるのであるが、この構造
にあっては下記のような問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】即ち、自動車に搭載さ
れる電子機器は多種にわたり、その他にライトの点灯状
態等も切り換える必要がある。従って、図17に示すよ
うな複雑なバスバー回路や摺動接点子、その他にスチー
ルボールやバネをパッケージングする構成では、組み立
て性が悪い。また、スイッチ装置にワイヤーハーネスを
接続するので、自動車のインストルメント・パネルに装
着されるクラスターモジュールに組付ける場合は、重量
バランスが取りにくい。更に、自動車の生産工程にあっ
ては、最終組付け工程でキートップを嵌める構造になっ
ているので、車両への組付け性が悪いという問題があ
る。
【0009】このような問題を解消するため、下記のよ
うな種々の提案がおこなわれている。例えば、特開平2
−45238号公報には、計器盤の内部回路に該計器盤
とワイヤーハーネスとの接続のためのジョイント結合部
を有する分岐回路を設けて、計器盤にワイヤーハーネス
中の分岐接続部を分担させ、電気接続箱内部の回路数と
その接続電線本数を減らしてインストルメント・パネル
部周辺のワイヤーハーネスを更に簡素化する試みが開示
されている。
【0010】また、特開平4−266537号公報に
は、インストルメント・パネルのクラスター部にスイッ
チ及び計器類を実装するとともに、該クラスター部の背
面に電気回路を構成する可撓性印刷配線基板(FPC)
を張り付け装着し、該配線基板の端末部分に各スイッチ
及び計器類の電子制御に必要なメモリーや演算などの電
子機能部品を分散配置した電子制御基板を組み入れ接続
した回路構造が開示されている。
【0011】しかし、前記開示された技術では、スイッ
チ装置をローカレント化するものではなく、スイッチ装
置に3sq以上の電線を繋ぎ込む必要がある。太物電線
は屈曲性がなく、重量が大きいためスイッチ配置等を設
計する際に自由度がなく、しかも組付性が悪い等の種々
の問題があり、これらの問題が相まってスイッチを装着
するクラスターモジュールの背面構成を複雑化させてい
た。本発明の目的は、構造が簡単である上にローカレン
ト化を図ることができ、しかも組付性に優れたスイッチ
構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、下記(1)項及び(2)項に示すスイッチ構造によ
り達成される。 (1)手動等により回動操作されるスイッチダイアルの
下側面に一回動毎に複数のカムスライダーを同時に押動
又は押動解除するカムを設けるとともに、スイッチダイ
アルを回動自在に支持するアッパーケースにカムスライ
ダーを長手方向に移動自在に支持するスライダー挿通孔
を設け、且つアッパーケースの一側面にカムスライダー
の圧接により所望の電気系統をローカレントで遮断また
は通電可能に接続するラバーコンタクトを備えたことを
特徴とするスイッチ構造。 (2)スイッチダイアルの下側面に、カムスライダーの
押動及び押動解除に対応して回動位置を半固定化するク
リックカムを設けるとともに、アッパーケースにクリッ
クカムに当接するスチールボールを弾性的に支持するバ
ネを設けたことを特徴とする前記(1)項に記載のスイ
ッチ構造。
【0013】
【作用】本発明の上記(1)項及び(2)項に記載した
スイッチ構造によれば、スイッチダイアルを回動させる
ことにより、その下側面に形成されたカムによりカムス
ライダーが押動される。このカムスライダーは、アッパ
ーケースに所定間隔で環状に配設され、カムの形状によ
り複数のカムスライダーが選択的に押動及び押動解除さ
れる。また、このカムスライダーの下側には、アッパー
ケースに積層するようにしてラバーコンタクトが配設さ
れているので、カムスライダーが押動されるとラバーコ
ンタクトに形成したドームに圧接して導通状態になる。
更に、回動すると他のカムスライダーが同様に作用し、
先にドームに圧接していたカムスライダーを押動解除し
て非導通状態にする。また、前記スイッチ操作に対応し
て、バネにより弾性的に付勢されたスチールボールがク
リックカムに嵌合するので、スイッチダイアルの回動に
伴ってクリック感が付与され、良好な切替え感が得られ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したスイッチ
構造の一実施の形態を図1〜図16を参照して説明す
る。図1は本発明のスイッチ構造の一実施の形態を示す
分解斜視図、図2はメインスイッチ組込部の構成を示す
アッパーケースの平面図、図3はメインスイッチの組立
図、図4及び図5はメインスイッチの構成を示す断面
図、図6はロータリースイッチダイアルの構成を示す断
面図、図7はロータリースイッチダイアルの構成を示す
底面図、図8はクリックカムの構成を示す要部の拡大断
面図、図9はクリックカムの構成を示す平面図、図10
はクリックカムの構成を示す側面図、図11はカムの構
成を示す展開側面図、図12はカムとカムスライダーと
の関連を示す展開側面図、図13及び図14はカムスラ
イダーの押動作用を示す展開側面図、図15はスイッチ
構造の切替え作用を説明する回路図、図16はスイッチ
構造の適用例を示す斜視図である。実施の形態の説明に
あたっては、説明の便宜のためスイッチ構造の構成につ
いて先ず説明し、次いで組付けやスイッチの切替え作用
について説明する。
【0015】図1に示すようにスイッチ構造1は、平板
状のアッパーケース2の下側にラバーコンタクト3やプ
リントサーキットボード(PCB)4を積層してアンダ
ーカバー5で閉塞するとともに、アッパーケース2の上
側にロータリースイッチダイアル6(以下、単にスイッ
チダイアルと略称する)や各種スイッチを備えている。
なお、本実施の形態では各種スイッチとしてワイパーウ
ォームキートップ7、R・DEFキートップ8、フォグ
キートップ9等が取付られている。
【0016】アッパーケース2は、合成樹脂を一体成形
したものであり、平面形状は図2〜図4に示すように一
角が円弧状のほぼ三角形に形成されている。そして、図
1〜図3の左方に示す円形部分にロータリー型のメイン
スイッチが組み立てられるので、円形部分をメインスイ
ッチ組込部11とする。このメインスイッチ組込部11
は、図2に示すように円形の外壁部12と円形の内壁部
13、中心部に形成した円筒状の軸受部14、軸受部1
4の周囲に台状に且つ一部切り欠き状態で形成したバネ
受部15等を備えている。
【0017】外壁部12と内壁部13との間に形成され
た円環状の凹部16は、環状のイルミプレート17を嵌
合するためのものであり、円環状の凹部16には60°
に渡って円弧状の光透過口18が形成されている。な
お、イルミプレート17には、図3に示すように30°
間隔で電源遮断を意味するOFFやライトの点灯状態を
表示するマークが形成されている。
【0018】バネ受部15には、2つのバネ受け孔19
a,19bが形成され、これらのバネ受け孔19a,1
9bにはスイッチダイアル6を回動させた時にクリック
感を与えるためのバネ21a,21b(図5参照)が嵌
入されている。また、図2に示すように内壁部13とバ
ネ受部15との間に形成された凹部22には、後述する
4個の棒状のカムスライダー23a,23b,23c,
23dを上下動自在に支持するためのスライダー挿通孔
24a,24b,24c,24dが90°間隔で形成さ
れている。なお、図1には図示の便宜のため、2個のカ
ムスライダー23a,23cのみを図示してある。
【0019】ラバーコンタクト3は、カムスライダー2
3a〜23dの圧接によりオン状態に切り替わるドーム
部31a,31b,31c,31dを備えている。この
ドーム部31a〜31dは、後述するクラスターモジュ
ールに接続されるものである。従って、ラバーコンタク
ト3及びドーム部31a〜31dに大電流を流す必要は
なく、ワイヤーハーネスを接続する必要がないのでスイ
ッチ構造1全体を小型化且つ簡単な構成にすることがで
きる。
【0020】なお、ドーム部31a〜31dのほぼ中心
位置に形成された孔32は、スイッチダイアル6の摘み
部63の指示線を表示するための光源ランプ68を挿入
するためのものである。また、ドーム部31a〜31b
の右方には、ワイパーウォームキートップ7、R・DE
Fキートップ8やフォグキートップ9用のドーム部33
が設けられ、大径の孔34は後述する警報ブザー35を
挿通させるためのものである。
【0021】PCB4は、シート状のラバーコンタクト
3を下支えしてスイッチ操作を安定化するとともに、所
望の回路パターンが形成されているものであり、ラバー
コンタクト3に重ね合わせた状態で孔34に対応する位
置に警報ブザー35が取り付けられている。孔41は、
図4及び図5に示すように光源ランプ68用の配線を挿
通させるためのものであり、その他にアッパーケース2
の下側にネジ止め固定するためのネジ挿通孔が適宜形成
されている。
【0022】アンダーカバー5は、スイッチ構造1を構
成する各部材の保護、防塵等を図るものであり、図4及
び図5に示すようにアッパーケース2の下側全体を覆う
ようにして、アッパーケース2に係止する構成になって
いる。
【0023】スイッチダイアル6は、図1及び図6に示
すように円筒状の軸61と円板状のカバー部62、更に
直立状に形成された摘み部63、軸61から摘み部63
の頂部まで光を透過させる光透過孔64、摘み部63の
上部に長手状に形成された溝部65に圧入されるロータ
リーイルミプレート66、更に軸受部14を挿通した軸
61を抜け出し不可にするためのキー溝67を備えてい
る。なお、このキー溝67にはEリング69が嵌合され
ることでアッパーケース2に回動可能な状態で支持され
る。
【0024】次に、カバー部62の下側面の形状につい
て説明する。カバー部62の下側面は、図6及び図7に
示すように軸61の外側に形成された円形の凹部71
と、その外側で円形の凹部71に対し扇形状に形成され
た環状凹部72とに分けられる。円形の凹部71には、
スイッチダイアル6を回動操作、即ちOFF状態から3
0°ずつ回動した時にクリック感を与えるクリックカム
73が形成されている。環状凹部72には、スイッチダ
イアル6をOFF状態から30°ずつ回動した場合に、
カムスライダー23a〜23dを選択的に押動し、ラバ
ーコンタクト3に形成されたドーム部31a〜31dに
圧接させるためのカム74が形成されている。
【0025】クリックカム73は、図7に斜線で示すよ
うに軸61を中心にして対象の位置に2分割して形成さ
れている。従って、クリック感はバネ21a,21bの
先端に保持されたスチールボール25a,25bをクリ
ックカム73に当接させて付与するものであり、個々の
クリックカム73は斜線の位置に30°間隔で3個ずつ
形成されている。
【0026】個々のクリックカム73の形状は同一であ
るので、そのうちの1個について形状等を説明する。図
8〜図10に示すようにクリックカム73は、中心部か
ら外側に向けて角度30°で拡幅した横断面円弧状の溝
により構成されている。従って、クリックカム73の前
縁、即ち中心側の縁部73aに対し後縁73bの幅が広
幅になり、円弧面の幅も図10に示すように異なること
になる。
【0027】図8及び図10に示すようにスチールボー
ル25aは、バネ21aによって常に上方に付勢されて
いる。従って、スイッチダイアル6を回動させると、或
るクリックカム73に嵌まり込んでいたスチールボール
25aが、隣接するクリックカム73との境界部73c
に一旦乗り上げ、次いで隣接するクリックカム73に嵌
まり込む。従って、スイッチダイアル6の回動操作時に
クリック感が付与され、切替え感のよいスイッチ操作を
行うことができる。しかも、クリックカム73とスチー
ルボール25a,25b及びバネ21a,21bは2組
設けられているので、切替え時の位置決めが確実に行わ
れる。
【0028】次に、図7及び図11を参照して環状凹部
72の形状について説明する。環状凹部72には、スイ
ッチダイアル6の回動に対応してカムスライダー23a
〜23dを押動するためのカム74が、図7に示すa,
b,c間とc,d,a間とに分けて2組形成されてい
る。但し、a〜c間とc〜a間の形状は対象である。こ
のように、カム74を2組に分けて形成した理由は、ス
イッチダイアル6を例えば、OFF状態から30°回動
した場合、a〜c間とc〜a間とでカムスライダー23
a〜23dを1個ずつ押動させ、スイッチ切替えをパラ
レルに行って切替え動作を確実に行うためである。
【0029】以下でカム74について説明するが、前記
構成により主としてa〜c間について形状や作用を説明
する。図11はカム74の全体を横方向に展開したもの
であり、カム74は基本的には所望角度毎に区切った凸
部及び凹部を連続的に形成したものである。本実施の形
態においては、基準となるaから1.5°の微小な範囲
は底面から見て凹部に形成されているが、28.2°の
A1区間は角度15°の下がり勾配に、凸部に相当する
A2区間は42.5°の範囲で平坦形状に形成されてい
る。次いで、一部に角度30°の上り勾配を有するA3
区間、更に凹部に相当する31.5°の範囲のA4区
間、角度15°の下がり勾配に形成されたA5区間、1
2.5°の範囲に形成された凸部に相当するA6区間が
形成されている。そして、一部に角度30°の上り勾配
を有するとともに、凹部にカムスライダー23a〜23
dの1個分を収容し得る程度の空き寸法を有するA7区
間が形成されている。
【0030】また、本実施の形態におけるスイッチダイ
アル6の寸法例を述べると、カバー部62の直径は40
mm、環状凹部72の中心の直径は32mm、カム74
の凸部と凹部の高さ約2mm、凹部とカバー部62の表
面までの厚さは約9.3mm程度に設定されている。
【0031】次に、図4及び図5を参照してスイッチ構
造1の組み立て状態について説明する。スライダー挿通
孔24a〜24dには下側からカムスライダー23a〜
23dが挿通され、ラバーコンタクト3やPCB4は積
層状態でアッパーケース2の下側からネジ81により締
め付け固定されている。そして、カムスライダー23a
〜23dと環状凹部72とは上記のように寸法設定され
ているので、カムスライダー23a〜23dの頂部はカ
ム74に当接しており、下端はラバーコンタクト3のド
ーム部31a〜31dに当接するようになる。
【0032】また、バネ受孔19a,19bには、バネ
21a,21bが取り付けられ、その上端に取り付けら
れたスチールボール25a,25bは図8〜図10で説
明したようにクリックカム73に弾性的に当接してい
る。更に、軸61に設けた透過孔64には光源ランプ6
8が差し込まれ、摘み部63の上端に差し込んだイルミ
プレート66が線状に表示されるようになっている。
【0033】次に、図12〜図15を参照してスイッチ
ダイアル6を回動した場合のスイッチ切替え作用を説明
する。スイッチダイアル6がOFF状態の場合、各カム
スライダー23a〜23dは、図12に示すように凹部
に相当する位置にある。従って、カムスライダー23a
〜23dによりラバーコンタクト3のドーム31a〜3
1dは押圧されない。この状態を回路図で示すと、図1
5の最上段に図示したメインライトスイッチのように、
ACC系及びHEAD系のいずれもがOFF状態になっ
ている。
【0034】次に、スイッチダイアル6を30°回動さ
せると、カムスライダー23b,23dが図13に示す
ように凸部に掛かって下方に押され、その下端でラバー
コンタクト6のドーム31b,31dを押圧する。この
結果、2個のスイッチが同時にON状態になり、これを
回路図で示すと図15の最上段に図示したメインライト
スイッチのようにACC系のスイッチ回路がパラレルの
スイッチで同時にON状態になる。このように1つの回
路にパラレルにON/OFF制御されるスイッチを設け
ることにより、いずれか一方のスイッチが接触不良等に
なっても他方のスイッチにより確実にスイッチ機能を果
たすことができる。
【0035】次に、図13の状態からスイッチダイアル
6を更に30°回動させると、カムスライダー23b,
23dを押圧していた力が解除され、カムスライダー2
3a,23cが押圧される。この結果、図14に示すよ
うにドーム31a,31cがON状態に切り替わり、図
15の回路図に対応させるとHEAD系のスイッチ回路
がON状態になる。HEAD系のスイッチ回路において
も、2個のスイッチがパラレルに動作するので、いずれ
か一方が接触不良になっても他方が確実にスイッチ機能
を果たすことになり、ライトの点灯不良等の事故を未然
に防止することができる。
【0036】次に、図16を参照してスイッチ構造1の
適用例を説明する。インストルメントパネル(以下、単
にインパネと略称する)91の前面開口部92には可動
コネクタ93が設けられ、この可動コネクタ93の背面
には図示を省略したワイヤーハーネスWが接続されてい
る。前面開口部92は、クラスター基板97により閉塞
されるが、クラスター基板97にはクラスター94、ク
ラスターモジュール95、更にスイッチ構造1がネジ止
め等により固定される。また、クラスター基板97に
は、オートランプスイッチ96やラジオスイッチ97、
更にクロック98やT/Aスイッチ99等が組み込まれ
る。
【0037】そして、可動コネクタ93はクラスターモ
ジュール95に設けたコネクタ(図示省略)に接続され
るが、スイッチ構造1とクラスターモジュール95と
は、リボン線や小電流用の小型コネクタを介して信号の
入出力可能に接続される。従って、スイッチ構造1によ
り大電流の遮断と供給を制御する必要はなく、スイッチ
構造1の背面側、更にはクラスター基板97についても
ワイヤーハーネスWを布線する必要がなく、スイッチ構
造の簡略化と作業性向上とを図ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスイッ
チ構造においては、アッパーケースに回動自在に設けた
スイッチダイアルを回動し、その下側面に形成したカム
によりアッパーケースに所定間隔で配設したカムスライ
ダーを選択的に押動及び押動解除するとともに、アッパ
ーケースに積層するようにして配設したラバーコンタク
トのドームに圧接させて導通可能にさせ、且つ押動解除
して非導通、即ちOFF状態にするものである。従っ
て、ラバーコンタクトによりローカレント化が可能にな
り、電流容量の大きな接点や端子が不要になり、スイッ
チ構造自体を小型化かつ簡略化することができる。
【0039】また、スイッチ構造に太物電線を直接接続
する必要がなく、スイッチ構造を配設するクラスターの
背面構成を簡略化することができ、スイッチ構造を使用
する自動車等への組付性と作業性の向上を図ることがで
きる。さらに、スイッチダイアルには、スイッチ操作に
対応してバネにより弾性的に付勢されたスチールボール
が当接するクリックカムが設けられているので、スイッ
チダイアルの回動に伴ってクリック感が付与され、良好
な切替え感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ構造の一実施の形態を示す分
解斜視図である。
【図2】アッパーケースの要部の構成を示す平面図であ
る。
【図3】スイッチ構造の組み立て形態を示す平面図であ
る。
【図4】スイッチ構造の内部構成を示す断面図である。
【図5】スイッチ構造の内部構成を示す要部の拡大断面
図である。
【図6】スイッチダイアルの構成を示す断面図である。
【図7】スイッチダイアルの構成を示す底面図である。
【図8】クリックカムの構成を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図9】クリックカムの構成を示す要部の平面図であ
る。
【図10】クリックカムの構成を示す要部の側面図であ
る。
【図11】カムの形状を示す展開側面図である。
【図12】カムとカムスライダーとの関連を示す展開側
面図である。
【図13】カムスライダーの押動状態を示す展開側面図
である。
【図14】カムスライダーの他の押動状態を示す展開側
面図である。
【図15】スイッチ構造の切替え作用を示す回路図であ
る。
【図16】スイッチ構造の適用例を示すクラスターの分
解斜視図である。
【図17】従来のスイッチ装置の一例を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 スイッチ構造 2 アッパーケース 3 ラバーコンタクト 4 PCB 5 アンダーカバー 6 ロータリースイッチダイアル 11 メインスイッチ組み込み部 12 外壁部 13 内壁部 14 軸受部 15 バネ受け部 16 円環状の凹部 19a,19b バネ受け孔 21a,21b バネ 23a〜23d カムスライダー 24a〜24d スライダー挿通孔 31a〜31d ドーム 71 大径の凹部 72 環状の凹部 73 クリックカム 74 カム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動操作されるスイッチダイアルの下側
    面に一回動毎に複数のカムスライダーを選択的に押動又
    は押動解除するカムを設けるとともに、前記スイッチダ
    イアルを回動自在に支持するアッパーケースに前記カム
    スライダーを長手方向に移動自在に支持するスライダー
    挿通孔を設け、且つ前記アッパーケースの一側面に前記
    カムスライダーの圧接により所望の電気系統をローカレ
    ントで遮断または通電可能に接続するラバーコンタクト
    を備えたことを特徴とするスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 前記スイッチダイアルの下側面に、前記
    カムスライダーの押動及び押動解除に対応して回動位置
    を半固定化するクリックカムを設けるとともに、前記ア
    ッパーケースに前記クリックカムに当接するスチールボ
    ールを弾性的に支持するバネを設けたことを特徴とする
    請求項1記載のスイッチ構造。
JP7184292A 1995-07-20 1995-07-20 スイッチ構造 Pending JPH0935580A (ja)

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