JPH0935352A - 光学ピックアップ - Google Patents

光学ピックアップ

Info

Publication number
JPH0935352A
JPH0935352A JP7206432A JP20643295A JPH0935352A JP H0935352 A JPH0935352 A JP H0935352A JP 7206432 A JP7206432 A JP 7206432A JP 20643295 A JP20643295 A JP 20643295A JP H0935352 A JPH0935352 A JP H0935352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
hologram element
optical
light beam
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7206432A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Iwasaki
正則 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7206432A priority Critical patent/JPH0935352A/ja
Publication of JPH0935352A publication Critical patent/JPH0935352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、容易に製造され、コスト
が低減されるようにした、光学ピックアップを提供する
こと。 【解決手段】 光ビームを出射する発光部22と、対物
レンズ14と、光分離手段23によって分離された光源
からの光ビームをゼロ次光及びプラスマイナス1次光に
分離し、光磁気記録媒体MOからの戻り光ビームを常光
及び異常光として、ゼロ次光及びプラスマイナス1次光
に分離する偏光性ホログラム素子12と、これで分離さ
れた光源からの光のゼロ次光の位相を任意にずらす直線
位相子13と、前記偏光性ホログラム素子により分離さ
れた戻り光ビームのゼロ次光が受光される位置に配置さ
れた第一及び第二の光検出器24,25と、前記偏光性
ホログラム素子により分離された戻り光ビームのプラス
マイナス1次光が受光される位置に配置された第三の光
検出器15,15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ピックアップ
に関し、特に光磁気ディスク(MO)等の光磁気ディス
ク状記録媒体に記憶情報を記録及び/または再生を行な
うための光学ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光磁気ディスクの記録
/再生を行なうための光学ピックアップは、図18に示
すように構成されている。即ち、図18において、光学
ピックアップ1は、半導体レーザ素子2,回折格子3,
ビームスプリッタ4,コリメータレンズ5,対物レンズ
6,ウォラストンプリズム7,マルチレンズ8及び光検
出器9を備えており、これらの各光学部品が個別にマウ
ントされている。
【0003】このような構成の光学ピックアップ1によ
れば、半導体レーザ素子2から出射された光ビームは、
回折格子3を透過して、ビームスプリッタ4に入射し、
ビームスプリッタ4で半導体レーザ素子2から出射され
た光ビームと光磁気ディスクMOからの戻り光ビームと
が分離される。ここで、ビームスプリッタ4は、一般
に、一対の光学プリズムとこれら一対の光学プリズムの
間に蒸着,スパッタリング等により形成された多層誘電
体膜から成る反射面(半透過面)4aから構成されてい
る。
【0004】上記ビームスプリッタ4により分離され透
過した半導体レーザ素子2からの例えばP偏光成分の光
ビームは、コリメータレンズ5に入射し、コリメータレ
ンズ5によって平行光に変換された後、対物レンズ6に
入射する。対物レンズ6は、入射光を光磁気ディスクM
Oの信号記録面のある一点に収束して照射すると共に、
図示しない駆動手段によって、フォーカス方向及びトラ
ッキング方向に駆動されるようになっている。
【0005】光磁気ディスクMOの信号記録面で反射さ
れると共にカー効果によって偏光面が回転されてS偏光
成分のMO信号(光磁気信号)を含む戻り光ビームは、
再び対物レンズ6及びコリメータレンズ5を介して、ビ
ームスプリッタ4に入射する。ここで、戻り光ビーム
は、ビームスプリッタ4の反射面4aにより、S偏光成
分が反射される。
【0006】ビームスプリッタ4の反射面4aにより反
射されたS偏光成分は、ウォラストンプリズム7によ
り、複数本(例えば3本)の光ビームに分離され、各光
ビームがそれぞれマルチレンズ7に入射する。マルチレ
ンズ8に入射した各光ビームは、フォーカスエラー検出
のために、非点収差が付与されると共に、光検出器9ま
での戻り光ビームの光路長を調整するようになってい
る。光検出器9は、マルチレンズ8を介して入射される
各光ビームを受光するために、その受光面が、複数個の
受光部に分割されている。これにより、光検出器9の各
受光部からの検出信号に基づいて、差動法等によって、
MO信号と、フォーカスエラー信号,トラッキングエラ
ー信号等のエラー信号が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
に構成された光学ピックアップ1においては、光磁気デ
ィスクMOからの戻り光ビームを、ビームスプリッタ4
により分離して、ウォラストンプリズム7により分割す
ることにより、各分割ビームを検出して差動をとること
により、MO信号が得られるようになっている。しかし
ながら、MO信号を検出するための検波手段であるウォ
ラストンプリズム7は、比較的高価であるために、光学
ピックアップ1全体のコストが高くなってしまうと共
に、ウォラストンプリズム7は、MO信号(光磁気信
号)の分離角が制限されることから、比較的大型になっ
てしまうという問題があった。さらに、ウォラストンプ
リズム7による光ビームの分割は、非点収差及びコマ収
差が不可避であることから、分割されたサイドビームの
歪みが比較的大きくなってしまうと共に、分割されたビ
ーム同士が重なってしまうことがあるという問題があっ
た。
【0008】また、回折格子3,ビームスプリッタ4,
ウォラストンプリズム7,マルチレンズ8等の多数の光
学部品が個別に組み立てられることから、装置全体の構
成が複雑になるので、装置が大型化し、コストが高くな
ってしまうと共に、光学的な配置設定が煩雑で、量産性
の点で不利であった。
【0009】さらには、上述した従来の光学ピックアッ
プ1においては、光磁気ディスクMOからの戻り光ビー
ムが、ビームスプリッタ4により光源である半導体レー
ザ素子2に向かう光路から分離されるので、ビームスプ
リッタ4の反射率に基づいて、光量低下が発生し光検出
器9への入射光量が低下するという問題があった。
【0010】また、光学ピックアップ1を同一のシリコ
ン基板上に複合的に組み込むようにしようとしても、光
磁気信号を検出するためには、例えば偏光分離素子に、
材質の異なる複屈折材料を組み合わせなければならず、
小さなプリズム等の光学素子の光軸を合わせて組み立て
る作業がきわめて困難となるという問題があった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、小型に且つ比較的容易に製造されると共に、光検
出器への戻り光の入射光量が増大されるようにした、受
発光素子及び光学ピックアップを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光ビームを出射する発光部と、この発光部から出
射された光ビームを光磁気記録媒体の信号記録面上に合
焦するように照射する対物レンズと、この発光部と対物
レンズとの間に配設されていて且つこの光源からの光ビ
ームと前記対物レンズを介した光磁気記録媒体の記録面
からの戻り光ビームを分離する光分離手段と、前記光分
離手段によって分離された光源からの光ビームをゼロ次
光及びプラスマイナス1次光に分離すると共に、光磁気
記録媒体からの戻り光ビームを常光及び異常光としてそ
れぞれゼロ次光及びプラスマイナス1次光に分離する偏
光性ホログラム素子と、この偏光性ホログラム素子によ
り分離された光源からの光のゼロ次光の位相を任意にず
らす直線位相子と、前記偏光性ホログラム素子により分
離された戻り光ビームのゼロ次光が受光される位置に配
置された第一及び第二の光検出器と、前記偏光性ホログ
ラム素子により分離された戻り光ビームのプラスマイナ
ス1次光が受光される位置に配置された第三の光検出器
とを備える、光学ピックアップにより、達成される。
【0013】上記構成によれば、発光部から出射された
光ビームは、偏光性ホログラム素子によって3つの光ビ
ーム即ちゼロ次光及びプラスマイナス1次光に分離さ
れ、それぞれ直線位相子により直線偏光に変換された
後、主としてゼロ次光が、対物レンズを介して光磁気記
録媒体の信号記録面に照射される。光磁気記録媒体の信
号記録面により反射されると共にカー効果によって偏光
面が回転された光磁気信号を含む戻り光ビームは、再び
対物レンズを介して偏光性ホログラム素子に入射する。
そして、戻り光ビームは、偏光性ホログラム素子によっ
て、3つの光ビーム,即ちゼロ次光及びプラスマイナス
1次光に分離される。
【0014】従って、ゼロ次光ビームが、第一及び第二
の光検出器に入射すると共に、プラスマイナス1次光ビ
ームが、第三の光検出器に入射することになる。かくし
て、第一の光検出器のゼロ次光が入射する分割受光面の
各出力信号に基づいて、例えば差動をとることで、フォ
ーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号が検
出されると共に、第一の光検出器及び第二の光検出器の
検出信号と第三の光検出器の検出信号とに基づいて、光
磁気信号あるいは再生信号が検出されることになる。
【0015】上記偏光性ホログラム素子と対物レンズと
の間に、偏光の方位角を任意の方向に傾斜させる旋光子
が配設されている場合には、直線位相子により直線偏光
に変換された発光部からの光ビームが、さらにこの旋光
子によって、偏光の方位角が傾斜されることにより、光
磁気記録媒体の信号記録面の情報の記録/再生に最適な
方位角に調整される。
【0016】上記偏光性ホログラム素子と発光部との間
に、発光部からの光ビームと光磁気ディスクからの戻り
光ビームを分離するための偏光プリズムが配設されてい
る場合には、発光部からの光ビームと戻り光ビームが分
離されることにより、戻り光が発光部に入射して干渉す
るようなことはない。
【0017】上記偏光性ホログラム素子,直線位相子,
発光部及び第一及び第二の光検出器、そして好ましくは
旋光子、さらに好ましくは偏光プリズムが、一つの樹脂
被覆により一体に構成されている場合には、組立の際の
各光学部品と、発光部及び光検出器の相互の位置決めが
不要であることから、光学ピックアップの組立が容易に
行われるので、組立コストが低減されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図7を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0019】図1は、本発明による光学ピックアップの
一実施形態を示しており、この場合、光学ピックアップ
10は、往復同一光路型の光学ピックアップである。図
1において、光学ピックアップ10は、受発光素子1
1,偏光性ホログラム素子12,直線位相子13,対物
レンズ14及び光検出器15とを含んでいる。
【0020】上記受発光素子11は、図2及び図3に示
すように、発光部としての半導体レーザ素子と、光検出
器と、偏光プリズムを含んでおり、偏光性ホログラム素
子12,直線位相子13及び光検出器15と共に、例え
ば合成樹脂等により被覆された一つのパッケージ20に
組み込まれることにより、一体に構成されている。具体
的には、受発光素子11は、半導体基板と一体に構成さ
れたであるパッケージ20上に光出力用の半導体基板2
1が載置され、この半導体基板21上に半導体レーザ素
子22が搭載されている。半導体レーザ素子22の前方
のパッケージ20上には、台形形状の偏光プリズム23
が、その傾斜面を半導体レーザ素子22側にして、設置
されている。
【0021】偏光プリズム23の半導体レーザ素子22
側の傾斜面は、少なくとも半導体レーザ素子22から出
射されたレーザ光が照射される部分が、ハーフミラー面
となるように偏光膜23aを備えており、半導体レーザ
素子22から照射されたレーザ光の例えばS偏光成分
を、図面にて上方に反射するようになっている。図2に
示すように、パッケージ20の上部は開口20aとなっ
ており、パッケージ20内へ光が入射し、あるいはパッ
ケージ20内の発光部からの光が外部に射出されるよう
になっている。
【0022】この開口20aに臨んで、この開口20a
にはめ込むようにして、上記偏光性ホログラム素子12
と、直線位相子13とが設けられている。そして、上方
に反射されたレーザ光は、上述のように、偏光性ホログ
ラム素子12,直線位相子13及び対物レンズ14を介
して、光磁気ディスクMOの信号記録面に収束され、光
磁気ディスクMOの信号記録面に照射されたレーザ光
は、光磁気ディスクMO上で反射される際に、カー効果
を受けて、偏光面が回転されたP成分(光磁気信号を含
む成分)となる。
【0023】このP成分を含む光磁気ディスクMOから
の戻り光は、再び、対物レンズ14,直線位相子13,
偏光性ホログラム素子12を介して、受発光装置11の
偏光プリズム23の半透過膜23aに入射され、半透過
膜23aで、P偏光成分が主として透過して、偏光プリ
ズム23内に入射するようになっている。この偏光プリ
ズム23から入射されたレーザ光の入射される偏光プリ
ズム23の底面領域にて、パッケージ20には、第一の
光検出器24が形成されており、上記底面領域を透過し
た戻り光は、この第一の光検出器24に入射される。ま
た、上記底面領域に隣接した領域にて、パッケージ20
には、第二の光検出器25が形成されている。これによ
り、上記底面領域で反射され、偏光プリズム23の上面
に設けた全反射面23bで反射された戻り光が、偏光プ
リズム23の底面を透過して、第二の光検出器25に入
射するようになっている。
【0024】尚、偏光プリズム23自体は、光学的異方
性のないガラスや合成樹脂から構成されている。このた
め、本実施の形態の受発光素子では、光磁気信号検出の
ためにプリズムを作る際に、複屈折材質を光学的異方性
のない材料と張り合わせるといった、複雑で困難な製造
工程を必要としない利点がある。即ち、本実施の形態に
おいては、光磁気信号検出は、偏光性ホログラム12
と、第一及び第二の光検出器及び第三の光検出器の配置
によって実現している。
【0025】ここで、上記半導体レーザ素子22は、半
導体の再結合発光を利用した発光素子であり、発光部と
して使用される。半導体レーザ素子22から出射した光
ビームは、偏光プリズム23の反射面23aに導かれ
る。
【0026】上記偏光性ホログラム素子12は、光磁気
ディスクMOからの戻り光から、信号成分を含む光を分
離するためのもので、常光を透過させ且つ異常光を回折
するように構成されている。これにより、偏光性ホログ
ラム素子12は、光磁気ディスクMOの記録面からの戻
り光をゼロ次光及びプラスマイナス1次回折光に分離す
るようになっている。
【0027】そして、偏光性ホログラム素子12は、図
4に示すように、複屈折回折格子型素子として構成され
ており、ニオブ酸リチウムから成る基板12aと、この
基板12aの入射側に、例えば安息香酸によるプロトン
交換法により形成された格子12bとから構成されてい
る。これにより、この格子12bの領域にて、常光に対
する屈折率は、0.13程度増大し、また異常光に対す
る屈折率は、0.04程度減少する。
【0028】さらに、偏光性ホログラム素子12は、上
記プロトン交換による格子12bの上に、透過する常光
線が受ける位相差をキャンセルするように選定された厚
さの誘電体から成る位相補償膜12cが設けられてい
る。これにより、見かけ上、異常光線に対してのみプロ
トン交換による屈折率変化が生ずるように、観察される
ことになる。
【0029】ここで、偏光性ホログラム素子は、図5に
示すようにして、製造される。即ち、図5において、偏
光性ホログラム素子30は、先づニオブ酸リチウム等の
一軸性結晶から成る基板30aに対して、その両面にア
ルミニウム薄膜30bがコーティングされる。その後、
この基板30aの一面に、アルミニウム薄膜30bの上
から、レジスト膜30cがコーティングされる。このレ
ジスト膜30cに対して、格子状のパターンマスクが載
置され露光されることにより、レジスト膜30cのパタ
ーニングが行なわれる。続いて、エッチング等により、
アルミニウム薄膜30bのパターニングが行なわれた
後、レジスト膜30cが除去される。
【0030】そして、アルミニウム薄膜30bが除去さ
れた格子状の部分に関して、例えば安息香酸によるプロ
トン交換が行なわれて、プロトン交換層30dが形成さ
れる。続いて、表面全体に亘って、ニオブ酸Nb2O5
等の誘電体から成る位相補償膜30eのコーティングが
行なわれた後、リフトオフにより、アルミニウム薄膜3
0bが除去される。最後に、表面全体に亘って、SiO
2層30fがスパッタリングにより形成される。これに
より、基板30aの一面(上面)に、偏光性ホログラム
素子30が形成されることになる。尚、上記の製造工程
及び構成材料は、例示したものであり、他の工程や材料
が使用されることは明らかである。
【0031】かくして、偏光性ホログラム素子12は、
図4に示すように、入射光を、光学軸Xの方向に関し
て、垂直な方向の常光と平行な方向の異常光に分割する
ことになる。即ち、入射する戻り光ビームは、図示のよ
うに、常光がゼロ次光として透過すると共に、異常光が
プラスマイナス1次光として、回折されることになる。
【0032】さらに、偏光性ホログラム素子12は、そ
の光学軸が、半導体レーザ素子22からの光ビームの偏
光方向に対して45度傾斜するように配設されている。
【0033】上記直線位相子13は、楕円偏光を直線偏
光に変換するものであり、例えば1/4波長板や1/8
波長板が使用される。尚、1/4波長板または1/8波
長板の選択は、使用される偏光性ホログラム素子12の
特性に基づいて決定される。
【0034】対物レンズ14は、凸レンズであって、偏
光性ホログラム素子12から直線位相子13を透過した
光ビームを、回転駆動される光磁気ディスクMOの記録
面の所望のトラック上に結像させる。
【0035】光検出器15は、第三の光検出器であっ
て、図3に示すように、偏光プリズム23の両側に配置
されている。即ち、第三の光検出器は、共通の基板であ
る、パッケージ20の上面に形成されており、光磁気デ
ィスクMOからの戻り光が偏光性ホログラム素子12に
より回折される方向に沿って、かつ偏光プリズム23を
挟んで両側に位置する二つの光検出器15,15として
構成されている。これによって、各光検出器15,15
には、偏光性ホログラム素子12により回折された戻り
光のプラスマイナス1次回折光がそれぞれ入射するよう
になっている。
【0036】尚、上記第一の光検出器24と第二の光検
出器25は、図6に示すように、それぞれ分割されて形
成されている。すなわち、第一の光検出器24は、4つ
のセンサ部a,b,c,dに分割されており、第二の光
検出器25も、同様に4つのセンサ部e,f,g,hに
分割されている。そして、第一及び第二の光検出器2
4,25の各センサ部a乃至h及び第三の光検出器15
の検出信号は、図示しない処理回路において、それぞれ
ヘッドアンプ26a乃至26jにより増幅された後、出
力信号Sa,Sb,Sc,Sd,Se,Sf,Sg,S
h,Si,Sjを出力し、さらに演算回路27a,27
b,27c,27dによって、それぞれ再生(RF)信
号,光磁気(MO)信号そしてフォーカスエラー信号及
びトラッキングエラー信号が演算されるようになってい
る。
【0037】この光学ピックアップ10は以上のように
構成されており、半導体レーザ素子22から出射された
P偏光の光ビームは、偏光プリズム23の偏光面23a
により反射され、偏光性ホログラム素子12に入射す
る。ここで、偏光性ホログラム素子12は、入射光のう
ち、常光は透過させ、異常光のみを回折させる。即ち、
入射する光ビームの常光成分をIo:(1−X),異常
光成分Ie:Xとし、また異常光線に対する回折効率を
(1−η)とすると、図7に示すように、半導体レーザ
素子22からの光ビームは、偏光性ホログラム素子12
を通過後に、そのゼロ次光は、常光成分Io0:(1−
X),異常光成分Ie0:X×ηとなり、プラスマイナ
ス1次光は、常光成分Io1:0,異常光成分Ie1:
X×(1−η)/2となる。
【0038】この場合、偏光性ホログラム素子12は、
矩形断面構造を有する薄い位相格子を有していることか
ら、その0次回折効率ηは、一般に
【数1】 で表わされ、γは格子を形成する二つの領域を透過する
光の位相差である。従って、偏光性ホログラム素12を
透過したゼロ次光の常光成分Io0と異常光成分Ie0
の間には、γなる位相差が生ずることになる。かくし
て、偏光性ホログラム素子12を透過したゼロ次光の偏
光状態は、図8に示すように、入射偏光方向に対して4
5度傾いた方位角の楕円偏光となる。
【0039】ここで、偏光性ホログラム素子12は、そ
の光学軸が、入射偏光に対して−45度傾いているの
で、位相差γは、
【数2】 となっている。
【0040】そして、偏光性ホログラム素子12を出射
した楕円偏光であるゼロ次光ビームは、直線位相子13
に入射する。直線位相子13を透過したゼロ次光ビーム
は、図9に示すように、入射偏光に対してδの方位角を
有する直線偏光になる。ここでは、直線位相子13は、
進相角が入射偏光に対して45度となる1/4波長板が
使用されている。
【0041】ここで、上記偏光性ホログラム素子12と
直線位相子13による偏光の状態を数式で表現する。入
射偏光方向を基準として、偏光性ホログラム素子12の
光学軸の方位角θH,直線位相子13の方位角θQ,偏
光性ホログラム素子12により生ずる位相差ψ,直線位
相子13により生ずる位相差δとし、前記条件により、
偏光性ホログラム素子12における異常光線の50%が
透過し、50%が回折する場合、θH=−45度,θQ
=45度,ψ=π/4,δ=π/2であるから、偏光性
ホログラム素子12の透過後は、
【数3】 となり、直線位相子13の透過後は、
【数4】 となる。このようにして直線位相子13により図11に
符号Aで示す直線偏光に変換されたゼロ次光は、対物レ
ンズ14を介して、光磁気ディスクMOの信号記録面に
収束される。
【0042】光磁気ディスクMOの信号記録面で反射さ
れると共にカー効果によって偏光面が回転されてS偏光
成分のMO信号(光磁気信号)を含む戻り光ビームは、
再び対物レンズ14を透過し、直線位相子13により楕
円偏光となって、再び偏光性ホログラム素子12に入射
する。この場合、偏光性ホログラム素子12に入射する
戻り光ビームは、偏光性ホログラム素子12により、常
光のゼロ次光が透過すると共に、異常光のプラスマイナ
ス1次回折光(第二のプラスマイナス一次光)が、それ
ぞれ回折されることになる。
【0043】即ち、入射する光ビームの常光成分をIo
0:(1−X),異常光成分Ie0:X×ηとすると、
図12に示すように、光磁気ディスクMOからの戻り光
は、偏光性ホログラム素子12を通過後に、そのゼロ次
光は、常光成分Io00:(1−X),異常光成分Ie
00:X×η2 となり、プラスマイナス1次光は、常光
成分Io01:0,異常光成分Ie01:X×(1−
η)・η/2となる。ところで、偏光性ホログラム素子
12への入射光が、Io:0.5,Ie:0.5である
ようにした場合、ゼロ次光の常光成分Io00:0.
5,異常光成分Ie00:0.5×η2 となり、プラス
マイナス1次光の常光成分Io01:0,異常光成分I
e01:0.25×(1−η)・ηとなり、Ie01の
最大値を与えるのは、η=50%のときである。
【0044】また、ゼロ次光は、偏光プリズム23で反
射されることから、第一の光検出器24での全入射光に
対する検出可能光量が30%であるとすると、第一の光
検出器24における光量の総和と第二の光検出器25に
おける光量の総和の間には、第二の光検出器25におけ
る電気的増幅率をAとすると、
【数5】 から、A=1.5が決まる。
【0045】かくして、以上の条件の場合には、光磁気
信号は、図6にて、演算回路27bによって、
【数6】 により検出される。また、フォーカスエラー信号FCS
は、演算回路27cにより、
【数7】 により検出される。さらに、演算回路27dにより、ト
ラッキングエラー信号TRK(またはウォブル信号)
は、
【数8】 により検出される。
【0046】尚、光磁気ディスクMOの代わりに、ピッ
ト信号が記録された例えばコンパクトディスク等の光デ
ィスクの再生の場合には、ピット再生信号RFは、演算
回路27aによって、
【数9】 で与えられる。
【0047】このように、以上の実施の形態によれば、
光磁気ディスクMOからの戻り光が偏光性ホログラム素
子12により回折され、0次回折光及びプラスマイナス
1次回折光に分離される。従って、ゼロ次光ビームを受
光する第一の光検出器24,25とプラスマイナス1次
回折光を受光する第二の光検出器15,15の検出信号
により、光磁気信号が検出されると共に、ゼロ次光が入
射する第一の光検出器24,25の分割受光面の各出力
信号に基づいて、フォーカシングエラー信号及びトラッ
キングエラー信号が検出されることになる。従って、従
来のようにビームスプリッタやウォラストンプリズムを
使用することなく、偏光性ホログラム素子12によっ
て、戻り光ビームが偏光分離されるので、光磁気信号を
含む戻り光量を増大させることができ、検出精度が向上
するとともに、光学ピックアップ全体が小型かつ低コス
トで構成されることになる。しかも、受発光素子の偏光
プリズム23には、一部に複屈折材質を用いる必要がな
いから、その分容易に製造できる。
【0048】図13乃至図15は、本発明による光学ピ
ックアップの第二の実施形態である。図13乃至図15
において、光学ピックアップ40は、図1乃至図3の光
学ピックアップ10に比較して、直線位相子13の上
に、旋光子41が配設されている点を除いて、他の構成
即ち受発光素子11,偏光性ホログラム素子12,直線
位相子13,対物レンズ14及び第三の光検出器15に
ついては同じ構成である。上記旋光子41は、入射偏光
の偏光の方位角を傾けるものであり、例えば1/2波長
板が使用される。また、旋光子41は、例えば水晶を用
いて、その板厚を調整することで、旋光角を決定するこ
とができる。
【0049】このような構成の光学ピックアップ40に
よれば、受発光素子11からの光ビームは、偏光性ホロ
グラム素子12,直線位相子13,旋光子41を介して
対物レンズ14に入射し、光磁気ディスクMOの信号記
録面に収束される。そして、光磁気ディスクMOからの
戻り光は、対物レンズ14,旋光子41,直線位相子1
3を介して偏光性ホログラム素子12に入射し、そのゼ
ロ次光が、受発光素子11の第一の光検出器24及び第
二の光検出器25に入射すると共に、そのプラスマイナ
ス1次光が、第三の光検出器15に入射する。これによ
り、各光検出器24,25及び15からの検出信号に基
づいて、前述したように、光磁気信号,フォーカスエラ
ー信号及びトラッキングエラー信号がそれぞれ演算回路
27b,27c,27dによって検出されることにな
る。
【0050】この場合、旋光子41が配設されているこ
とにより、偏光性ホログラム素子12を透過した受発光
素子11からの光ビームのゼロ次光は、直線位相子13
により、δの方位角を有する直線偏光にされ、さらに旋
光子41によって、偏光の方位角が−δだけ回転される
ので、入射偏光と同じ偏光方向を有する直線偏光とな
る。このときの偏光状態を、前述したと同様に数式で表
現すると、
【数10】 となる。そして、光磁気ディスクMOからの戻り光は、
旋光子41により方位角δだけ回転された後、直線位相
子13により楕円偏光となり、再び偏光性ホログラム素
子12に入射することになる。
【0051】図16及び図17は、図1乃至図3に示し
た光学ピックアップ10の変形例を示している。図16
及び図17において、光学ピックアップ50は、図1乃
至図3の光学ピックアップ10に比較して、第二の光検
出器25が省略されており、その代わりに、第三の光検
出器15が、それぞれ3分割されていると共に、偏光性
ホログラム素子12が、その回折光を収束させるよう
に、レンズ効果を有するように構成されている。その他
の構成、即ち直線位相子13,対物レンズ14は、図1
乃至図3の光学ピックアップ10と同じ構成である。
【0052】このような構成の光学ピックアップ50に
よれば、受発光素子11からの光ビームは、偏光性ホロ
グラム素子12,直線位相子13を介して対物レンズ1
4に入射し、光磁気ディスクMOの信号記録面に収束さ
れる。そして、光磁気ディスクMOからの戻り光は、対
物レンズ14,直線位相子13を介して偏光性ホログラ
ム素子12に入射し、そのゼロ次光が、受発光素子11
の第一の光検出器24に入射すると共に、そのプラスマ
イナス1次光が、第三の光検出器15に入射する。
【0053】これにより、各光検出器24,15の各受
光部PD1,PD2,PD3,PD4,PD5,PD
6,PD7,PD8,PD9,PD10からの検出信号
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S
9,S10に基づいて、以下のように光磁気信号,フォ
ーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号がそれぞ
れ検出されることになる。
【0054】即ち、光磁気信号MOは、
【数11】 となり、またフォーカスエラー信号FCSは、
【数12】 または、
【数13】
【0055】または、
【数14】 により検出される。さらに、トラッキングエラー信号T
RKは、
【数15】 または、
【数16】 により検出される。
【0056】上述した実施形態においては、偏光性ホロ
グラム素子12は、複屈折回折格子型素子として構成さ
れているが、これに限らず、他の構成の偏光性ホログラ
ムとして構成されていてもよいことは明らかである。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成により、小型に且つ比較的容易に製造されると
共に、光検出器への戻り光の入射光量が増大されるよう
にした、受発光素子及び光学ピックアップを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ピックアップの一実施形態の
全体構成を示す概略図である。
【図2】図1の光学ピックアップにおける要部を示す概
略側面図である。
【図3】図1の光学ピックアップにおける要部を示す概
略正面図である。
【図4】図1の光学ピックアップにおける偏光性ホログ
ラム素子の構成例と入射光線の偏光方向を示す概略斜視
図である。
【図5】図1の光学ピックアップにおける偏光性ホログ
ラム素子の製造工程の一例を順次に示す工程図である。
【図6】図1の光学ピックアップにおける各光検出器と
信号処理回路の構成を示す回路図である。
【図7】図4の偏光性ホログラム素子の往路に回折状態
を示す断面図である。
【図8】偏光性ホログラム素子による光ビーム(往路)
の偏光状態の変化を示す図である。
【図9】直線位相子による偏光状態の変化を示す図であ
る。
【図10】旋光子による偏光状態の変化を示す図であ
る。
【図11】偏光性ホログラム素子,直線位相子及び旋光
子による偏光状態の変化を示す図である。
【図12】偏光性ホログラム素子による戻り光ビーム
(復路)の偏光状態の変化を示す図である。
【図13】本発明による光学ピックアップの第二の実施
形態の全体構成を示す概略図である。
【図14】図13の光学ピックアップにおける要部を示
す概略側面図である。
【図15】図13の光学ピックアップにおける要部を示
す概略正面図である。
【図16】図1の光学ピックアップの変形例の要部を示
す概略側面図である。
【図17】図16の光学ピックアップの要部を示す概略
正面図である。
【図18】従来の光学ピックアップの一例の構成を示す
概略図である。
【符号の説明】
10 光学ピックアップ 11 受発光素子 12,30 偏光性ホログラム素子 13 直線位相子 14 対物レンズ 15 第三の光検出器 20 パッケージ 21 半導体基板 22 半導体レーザ素子 23 偏光プリズム 23a 偏光膜 24 第一の光検出器 25 第二の光検出器 26a,26b,26c,26d,26e,26f,2
6g,26h,26i,26j ヘッドアンプ 27a,27b,27c,27d 演算回路 40 光学ピックアップ 41 旋光子 50 光学ピックアップ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する発光部と、 この発光部から出射された光ビームを光磁気記録媒体の
    信号記録面上に合焦するように照射する対物レンズと、 この発光部と対物レンズとの間に配設されていて且つこ
    の光源からの光ビームと前記対物レンズを介した光磁気
    記録媒体の記録面からの戻り光ビームを分離する光分離
    手段と、 前記光分離手段によって分離された光源からの光ビーム
    をゼロ次光及びプラスマイナス1次光に分離すると共
    に、光磁気記録媒体からの戻り光ビームを常光及び異常
    光としてそれぞれゼロ次光及びプラスマイナス1次光に
    分離する偏光性ホログラム素子と、 この偏光性ホログラム素子により分離された光源からの
    光のゼロ次光の位相を任意にずらす直線位相子と、 前記偏光性ホログラム素子により分離された戻り光ビー
    ムのゼロ次光が受光される位置に配置された第一及び第
    二の光検出器と、 前記偏光性ホログラム素子により分離された戻り光ビー
    ムのプラスマイナス1次光が受光される位置に配置され
    た第三の光検出器と、 を備えることを特徴とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記直線位相子が、偏光性ホログラム素
    子と対物レンズとの間に配設されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の光学ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記偏光性ホログラム素子と対物レンズ
    との間に、偏光の方位角を任意の方向に傾斜させる旋光
    子が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    光学ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記偏光性ホログラム素子と発光部との
    間に、発光部からの光ビームと光磁気ディスクからの戻
    り光ビームを分離するための偏光プリズムが配設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光学ピックアッ
    プ。
  5. 【請求項5】 前記偏光性ホログラム素子,直線位相
    子,発光部及び第一及び第二の光検出器が、一体に構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の光学ピッ
    クアップ。
  6. 【請求項6】 前記偏光性ホログラム素子,直線位相
    子,旋光子,発光部及び第一及び第二の光検出器が、一
    体に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の
    光学ピックアップ。
  7. 【請求項7】 前記偏光性ホログラム素子,直線位相
    子,旋光子,偏光プリズム,発光部及び第一及び第二の
    光検出器が、一体に構成されていることを特徴とする請
    求項4に記載の光学ピックアップ。
  8. 【請求項8】 前記発光部及び第一及び第二の光検出器
    が、一つの基板上に一体に形成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の光学ピックアップ。
  9. 【請求項9】 前記偏光性ホログラム素子は、その回折
    効率が、第二の光検出器にてプラスマイナス1次回折光
    量が最大となるように選定されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光学ピックアップ。
  10. 【請求項10】 前記偏光性ホログラム素子が、その光
    学軸に対して入射偏光が45度傾くように、設定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光学ピックアッ
    プ。
  11. 【請求項11】 前記直線位相子が、発光部から偏光性
    ホログラム素子を透過した光ビームのゼロ次光を直線偏
    光にすることを特徴とする請求項1に記載の光学ピック
    アップ。
  12. 【請求項12】 前記旋光子が、直線位相子を透過した
    発光部からの光ビームの直線偏光の方位角を任意の方向
    に傾けることを特徴とする請求項1に記載の光学ピック
    アップ。
  13. 【請求項13】 前記第一及び第二の光検出器が、それ
    ぞれフォトダイオードから成り、それぞれ少なくとも三
    分割されていることを特徴とする、請求項1に記載の光
    学ピックアップ。
  14. 【請求項14】 前記偏光性ホログラム素子が、戻り光
    に対して、偏光プリズムに入射する入射面内を除く方向
    に回折させることを特徴とする請求項4に記載の光学ピ
    ックアップ。
  15. 【請求項15】 前記第一及び第二の光検出器の受光光
    量の総和と、第三の光検出器の受光光量の総和から、光
    磁気信号が検出されることを特徴とする請求項1に記載
    の光学ピックアップ。
  16. 【請求項16】 基板上に設けられて光ビームを出射す
    る発光部と、 前記基板と同一の基板に設けられ、この発光部と対物レ
    ンズとの間に配設されていて且つこの光源からの光ビー
    ムと前記対物レンズを介した光磁気記録媒体の記録面か
    らの戻り光ビームを分離する光分離手段と、 前記基板と一体に形成され、前記発光部及び前記光分離
    手段を包囲するように構成された樹脂被覆と、 この樹脂被覆の開口部に形成され、前記光分離手段によ
    って分離された光源からの光ビームをゼロ次光及びプラ
    スマイナス1次光に分離すると共に、光磁気記録媒体か
    らの戻り光ビームを常光及び異常光としてそれぞれゼロ
    次光及びプラスマイナス1次光に分離する偏光性ホログ
    ラム素子と、 前記樹脂被覆の開口に前記偏光性ホログラム素子に隣接
    して設けられ、この偏光性ホログラム素子により分離さ
    れた光源からの光のゼロ次光の位相を任意にずらす直線
    位相子と、 前記基板上に形成され、前記偏光性ホログラム素子によ
    り分離された戻り光ビームのゼロ次光が受光される位置
    に配置された第一及び第二の光検出器と、 この第一及び第二の光検出器と同一の基板上に設けら
    れ、前記偏光性ホログラム素子により分離された戻り光
    ビームのプラスマイナス1次光が受光される位置に配置
    された第三の光検出器と、 を備えることを特徴とする受発光装置。
  17. 【請求項17】 前記直線位相子から前記対物レンズへ
    至る光路上において、前記直線位相子に隣接して設けら
    れることにより、偏光の方位角を任意の方向に傾斜させ
    る旋光子を備えることを特徴とする請求項16に記載の
    受発光素子。
JP7206432A 1995-07-20 1995-07-20 光学ピックアップ Pending JPH0935352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7206432A JPH0935352A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 光学ピックアップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7206432A JPH0935352A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 光学ピックアップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0935352A true JPH0935352A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16523285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7206432A Pending JPH0935352A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 光学ピックアップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0935352A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014228A (ja) * 2000-04-26 2002-01-18 Asahi Glass Co Ltd 位相子および光ヘッド装置
JP2007234194A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014228A (ja) * 2000-04-26 2002-01-18 Asahi Glass Co Ltd 位相子および光ヘッド装置
JP4631135B2 (ja) * 2000-04-26 2011-02-16 旭硝子株式会社 位相子
JP2007234194A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0144569B1 (ko) 광학소자 및 그것을 포함하는 광픽업장치
JP3832243B2 (ja) 偏光性回折格子およびそれを用いた光磁気ヘッド
JP3732268B2 (ja) 光ディスク装置用光学ヘッド
JP3374573B2 (ja) 光ピックアップ及び光ガイド部材
JPH07130022A (ja) 光ヘッド装置および光学素子
JP2001176114A (ja) ピックアップ装置及び情報記録再生装置
US6556532B2 (en) Optical pickup device
KR100286865B1 (ko) 광헤드장치
JPH11306581A (ja) 広帯域偏光分離素子とその広帯域偏光分離素子を用いた光ヘッド
JP3106047B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH0935352A (ja) 光学ピックアップ
JPH08297875A (ja) 光学ピックアップ
JPH0329129A (ja) 光ヘッド装置
JPH03225636A (ja) 光ヘッド装置
JPH0963141A (ja) 光学ピックアップ
JP3167171B2 (ja) 光ヘッド
JPH0963110A (ja) 光学ピックアップ
JPH11353728A (ja) 光磁気ヘッド
JPH08287510A (ja) 光ピックアップ装置
WO2000058960A1 (en) Optical pickup
JP2000268397A (ja) 光ヘッド装置
JPH0887782A (ja) 光学ピックアップ
JPH04298837A (ja) 偏光ビームスプリッタ及び光磁気ヘッド装置
JPH097217A (ja) 光学ピックアップ及び光学素子
JPH0312603A (ja) 偏光回折素子並びにそれを含む光ピックアップ装置