JPH0935139A - 自動販売機の検出装置 - Google Patents

自動販売機の検出装置

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JPH0935139A
JPH0935139A JP18312895A JP18312895A JPH0935139A JP H0935139 A JPH0935139 A JP H0935139A JP 18312895 A JP18312895 A JP 18312895A JP 18312895 A JP18312895 A JP 18312895A JP H0935139 A JPH0935139 A JP H0935139A
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JP
Japan
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magnet
disk
shaft
rotary
joint
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JP18312895A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Yamada
強 山田
Kinya Emoto
欣也 江本
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MARUSU DENSHI KK
Original Assignee
MARUSU DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機の回転排出部に連結される検知装
置を薄型にし、回転排出部に収納できる商品数を多くす
る。 【構成】 モータ9の出力が減速された駆動軸10aは
ジョイント部材26を介して回転排出部1の回転軸4に
接続されている。駆動軸10aはジョイント部材26の
円盤26d内に、回転軸4はジョイント部26b内に接
続され、さらに磁石が円盤26d内に埋設され、ジョイ
ント部材26が薄いものとなっている。円盤26dに位
置センサ12が対向し、円盤26dが180度回転する
と磁石が位置センサ12に検知される。この検知出力に
基づいて回転軸4を180度毎に回転させることによ
り、回転排出部1から1個ずつ製品14が排出される。
検出装置B1が薄型であるため、回転排出部1に収納で
きる製品数が多くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームな
どの商品を無人販売する自動販売機において、所定角度
の回転ごとに商品を1個または所定数ごとに排出する回
転排出部の回転角度を検出する検出装置に係り、特に回
転排出部の回転角度検出領域を薄型化して収納する商品
数を増やすことができるようにした自動販売機の検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の自動販売機の内部に設け
られている機構ユニットの1コラム分を示す側面図、図
5は図4に使用されているジョイント部材と永久磁石お
よび位置センサ(磁気検出手段)を示すものであり、
(a)が平面図、(b)が側面図である。図4に示す機
構ユニットAは、例えばスティック状のアイスクリーム
の自動販売機内に設けられる1コラム分を示している。
自動販売機の内部には、この機構ユニットAが例えば1
2コラム分程度配置される。そして商品(アイスクリー
ム)は、この機構ユニットAの下端から1個ずつ排出さ
れる。
【0003】機構ユニットA内の回転排出部1には、螺
旋状の収納台2が設けられ、この収納台2の数箇所が支
持部材5によって回転軸4に固定されている。回転軸4
の上端にはジョイント部材6が設けられている。ジョイ
ント部材6には図示上方に延びる上部ジョイント部6a
と、図示下方へ延びる下部ジョイント部6bとが一体に
形成されている。前記回転軸4の上端は、下部ジョイン
ト部6bに挿入され、回転軸4と下部ジョイント部6b
は両部材を貫通する接続ピン7により連結されている。
回転軸4の下端側は、軸受8に挿入されている。螺旋状
の収納台2は回転軸4と共に、回転軸4を中心に回転自
在に軸支されている。
【0004】回転排出部1の上方に検出装置Bおよび駆
動装置Cが設けられている。駆動装置Cでは、モータ9
の動力がギヤボックス10により減速され、駆動軸10
aが一定の回転数で回転するものとなっている。前記ジ
ョイント部材6の上部ジョイント部6aには、駆動軸1
0aの下端が挿入され、接続ピン13により、上部ジョ
イント部6aと駆動軸10aとが回転方向へ接続されて
いる。前記ギヤボックス10の駆動軸10aからの回転
出力は、ジョイント部材6を介して回転軸4に伝達さ
れ、回転軸4および収納台2が回転駆動される。
【0005】図5(a)、(b)に示すように、従来の
ジョイント部材6は、円盤6dの上に上部ジョイント部
6aおよび、これを挟む一対の腕部6e、6fを有して
いる。前記腕部6e、6fには、上腕部6e1、6f1お
よび下腕部6e2、6f2が形成されている。また円盤6
dの下は台座6cおよび下部ジョイント部6bが設けら
ている。これらは硬質の合成樹脂材料による射出成形に
よって一体形成されている。
【0006】上部ジョイント部6aには、U字孔6gが
形成され、ここに駆動軸10aと上部ジョイント部6a
とを接続する前記接続ピン13が挿入される。下部ジョ
イント部6bには、貫通孔6hが形成されており、回転
軸4と下部ジョイント部6bとを連結する接続ピン7が
この貫通孔6hに挿入される。ジョイント部材6には、
検出装置Bを構成する磁石11、11が取り付けられて
いる。この磁石11には図示上下に延びる係止部11
a、11bが一体に形成されている。各磁石11の下端
側の係止部11bは、下腕部6e2、6f2に形成された
矩形穴(イ)内に挿入され、上端側の係止部11aは上
腕部6e1、6f1に形成された爪の間の嵌着部(ロ)に
嵌着されて取り付けられる。
【0007】検出装置Bでは、ジョイント部材6に取り
付けられた磁石11が通過する部分に、位置センサ12
が設置されている。位置センサ12にはリードスイッチ
(図示せず)が組み込まれており、磁石11の磁界を感
知したときにリードスイッチが動作する構造となってい
る。この機構ユニットAでは、モータ9の動力が、ギヤ
ボックス10にて減速され、駆動軸10aからジョイン
ト部材6を介して回転軸4に与えられる。収納台2には
複数個の商品(アイスクリーム)14が、螺旋に沿って
積み上げられており、回転軸4および収納台2が回転す
ると、その回転角度が180度ごとに、商品14が1個
ずつ下方へ排出される。このとき、ジョイント部材6に
取り付けられた磁石11が、180度ごとに位置センサ
12により検知される。図示しない制御回路では、排出
指令が出されたときにモータ9を始動し、位置センサ1
2が磁石11を検知する毎にモータ9を停止する制御が
行われる。この検知制御により、商品14が確実に1個
ずつ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記機構ユニ
ットAは、その全体の高さ寸法に対し、商品14を収納
する回転排出部1の高さ寸法が短くなっており、その分
収納できる商品14の数が少なくなっている。すなわ
ち、図4に示す従来の機構ユニットAでは、検出装置B
におけるジョイント部材6の占める高さ寸法Hが大きく
なっている。機構ユニットAの全体の高さは、自動販売
機の高さ寸法により決められている。したがって、ジョ
イント部材6の占める高さ寸法Hが大きいと、その下の
回転排出部1の高さ寸法が制約され、その分収納される
商品の数が少なくなる。
【0009】ジョイント部材6の高さ寸法Hが大きくな
っている原因は、まず、磁石11が図示上下方向へ長い
ものであるのみならず、磁石11の図示上下に、嵌着用
の係止部11aと11bが突設されている点にある。こ
の磁石11の取付構造により図示上下方向へ長い寸法と
なっている。また、ジョイント部材6には、図示上方へ
上部ジョイント部6aが延び、図示下方へ下部ジョイン
ト部6bが延びている。円盤6dの図示上下にジョイン
ト部が延びていることにより、ジョイント部材6の全体
の高さ寸法が大きくなっている。
【0010】次に、図4と図5に示すジョイント部材6
では、180度の角度間隔により2箇所に設けられた腕
部6eと6fに対し、磁石11が取り付けられるもので
ある。そのために、ジョイント部材6の180度毎の回
転角度を位置センサ12で検知することが可能である。
ただし、自動販売機の種類によっては、ジョイント部材
が90度回転する毎に製品が排出されるものがあり、こ
の場合にはジョイント部材の90度毎の回転角度を検出
することが必要である。しかし、図4と図5に示すジョ
イント部材6では、磁石11を2個だけしか取り付ける
ことができないために、90度毎の回転検知が必要とな
る自動販売機には適用できず、90度回転検知用のジョ
イント部材を別途に設計し製造する必要がある。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、回転検出のための磁石の取付部の高さ寸法を最小
にし、また機種に応じて回転の検出角度を自由に設定で
き、また異なる回転角度検出の機器に部品を共通に使用
できるようにした自動販売機の検出装置を提供すること
を目的としている。
【0012】また、本発明は、回転排出部の回転軸と駆
動側の軸とを最短の寸法で接続できるようにして高さ寸
法を小さくし、収納する製品数を増加できるようにした
自動販売機の検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機の検
出装置は、所定回転角度ごとに製品を排出する回転排出
部に固定される円盤と、この円盤内にて円盤の厚さ寸法
内に埋設された磁石と、前記円盤の外周面に対向して前
記磁石からの磁界を検出する磁気検出手段とが設けら
れ、この磁気検出手段が前記磁石からの磁界を検出する
ことにより前記円盤の回転角度が認識されることを特徴
とするものである。前記において、回転排出部は、例え
ば螺旋状の収納台と、この収納台の軸心に固定された回
転軸とから構成される。また、前記磁石はその端面の長
手方向が円盤の周面の回転方向へ向けられる状態で、円
盤内に嵌着される構造とすることが好ましい。
【0014】上記において、円盤の一方の面に、磁石を
装着する凹状の装着部が、回転方向へ等角度に割り振ら
れて形成されており、回転排出部の回転検出角度に応じ
て、前記装着部のいずれかに磁石が装着可能とされてい
るものとすることができる。磁石は前記凹状の装着部内
に嵌着され、樹脂材料などにより、円盤と磁石とが固定
される。
【0015】また、円盤には、一方の面から軸方向へ突
出するジョイント部が一体に形成されており、前記回転
排出部の回転軸と、この回転軸に回転動力を与える駆動
軸のいずれか一方の軸が円盤の中心部に接続され、他方
の軸が前記ジョイント部内に接続されているものとする
ことが好ましい。
【0016】
【作用】本発明では、回転排出部の回転軸が回転する
と、回転排出部内から製品が1個ずつまたは所定数量ず
つ排出される。回転排出部の回転軸と共に円盤が回転
し、この円盤内に埋設された磁石が磁気検出手段により
検出される。回転軸が始動した後に、磁気検出手段が磁
石からの磁界を検出する度にモータを停止することによ
り、回転排出部から製品が所定の数量だけ確実に排出さ
れる。
【0017】本発明では、磁石が円盤内にて円盤の厚さ
寸法内に埋設されており、磁石の端面が磁気検出手段に
向けられるものとなっている。好ましくは磁石は板厚の
最も薄い方向が円盤の厚さ方向へ向けられて埋設され、
磁石の端面の長手方向が円盤の周面にて回転方向へ向け
られる。よって、図5に示した従来例のように、磁石の
両端に係止部(11a、11b)を設ける必要がなく、
磁石自体を小さくでき、さらに磁石が取り付けられてい
る部分の厚さ寸法を小さくできる。
【0018】また、円盤には所定角度毎に磁石が埋設さ
れる凹状の装着部が設けられている。磁石は円盤の一方
の面から前記装着部内に挿入され、樹脂材料などにより
固定される。例えば前記装着部が90度の回転角度間隔
にて4箇所形成されているものでは、そのいずれかを選
択して磁石を装着することにより、円盤の360度毎の
検出、180度毎の検出、90度毎の検出を選択でき、
またこれらの各回転角度の検出が必要とされる機器に円
盤を共通に使用することができる。
【0019】また円盤の一方の面にジョイント部が一体
に突設するものとし、回転軸と駆動軸のいずれか一方を
円盤内に他方をジョイント部内に接続すると、ジョイン
ト部材の高さ寸法は、円盤の厚さ寸法と一方のジョイン
ト部の軸方向長さ寸法の和となり、回転検出部の高さ寸
法を従来よりも大幅に低くできる。よって回転排出部に
収納できる商品数を増加することが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例として自動販売機に設
けられる1コラム分の機構ユニットA1を示す側面図、
図2(a)は検出装置B1のジョイント部材を示す平面
図、図2(b)はその側面図、図3は製品の収納状態を
示す図1のIII矢視の断面図である。自動販売機内に
は図1示す1コラム分の機構ユニットA1が例えば12
コラム分設置されている。図の実施例では販売時に排出
される商品14の一例としてスティック状のアイスクリ
ームを図示している。
【0021】図3に示すように機構ユニットA1には角
筒状の筺体17が設けられ、この筺体17内に商品14
を収納し且つ1個ずつ排出する回転排出部1が設けら
れ、回転排出部1の上方には検出装置B1および駆動装
置C1が設けられている。図3に示すように、筺体17
の前方には扉18が設けられている。この扉18は軸1
8aを支点として(a)方向へ開放可能である。扉18
の先端部18bが筺体17側のバネロック部材19によ
りロックされる。商品14は前記扉18を開放して筺体
17内に供給される。
【0022】機構ユニットA1の回転排出部1には回転
軸4と、この回転軸4の回りにて支持部材5で支持され
た螺旋状の収納台2が設けられている。この収納台2お
よび回転軸4は、図4に示したように回転排出部1の下
方位置まで延びており、回転軸4の下端は軸受8(図4
参照)により回転自在に支持されている。ただし図1で
は、収納台2と回転軸4の上部のみを部分的に図示して
いる。図3に示すように、収納台2では、回転軸4を挟
んで一方の列と他方の列とで商品14が互い違いの向き
となり、各列では商品14が回転軸4の軸方向へ積み重
ねられている。図3において図示下側の列では、商品1
4であるアイスクリームの本体部14aは扉18の内面
にガイドされスティック部14bは図示右側の凹状のガ
イド部16に案内されている。図3において図示上側の
列では、商品14のスティック部14bが扉18の基部
側に凹状に形成されたガイド部15に案内されている。
回転軸4および収納台2がα方向へ180度だけ回転す
る度に、回転排出部1の下端から商品14が1個ずつ排
出される。
【0023】図3に示すように、筺体17内の図示右側
の内面には、検知レバー31が設けられている。この検
知レバー31は筺体17内にて図1での図示上下方向全
長にわたる長さを有しており、その一端は軸32により
回動自在に支持されている。また検知レバー31は図示
しないスプリングにより(b)方向へ付勢されている。
図3の図示上側の列の商品14では、その本体部14a
の端部が検知レバー31にやや押圧されて案内されてい
る。1コラム内の商品14が売り切れると検知レバー3
1が(b)方向へ回動し、これがマグネットセンサなど
の検知部により検知され、商品の売り切れ検出が行なわ
れる。
【0024】駆動装置C1にはモータ9と、このモータ
9の回転出力を減速するギヤボックス10が設けられて
いる。このギャボックス10の減速出力軸である駆動軸
10aと前記回転排出部1の回転軸4の上端とが、検出
装置B1に設けられたジョイント部材26により接続さ
れている。
【0025】図2(a)、(b)に示すように、ジョイ
ント部材26は硬質の樹脂材料で一体に形成されたもの
であり、台座26cの上部に円盤26dを有している。
円盤26dの上面26d1側には、ジョイント孔26a
および前記ジョイント孔26aを横断し且つ前記上面2
6d1に開口するピン嵌着溝26gが形成されている。
円盤26dの下面26d2には、回転中心の回りに90
度の角度配置にて4箇所に形成された装着部26eが設
けられている。この装着部26eは、円盤26dの下面
26d2側から凹状に形成されている。
【0026】円盤26dに埋設される磁石27は、基本
的な形状が立方体である。磁石27は装着部26e内へ
下面26d2側から装着されて埋設される。磁石27
は、板厚t1が最も薄い方向が装着部26eの深さ内に
向けられて装着される。磁石27の板厚t1は円盤26
dの厚さ寸法t0よりも薄くなっており、磁石27は円
盤26内に厚さ方向が飛び出すことのないように装着さ
れる。また磁石27の端面27aが円盤26dの外周面
に向けられるが、図2(a)に示すように、この端面2
7aの長辺方向(長手方向)が円盤26dの回転方向へ
向けられる。よって、磁石27を埋設した円盤26dの
厚さ寸法t0は可能な限り薄いものにできる。
【0027】なお図の実施例では、4箇所に形成された
装着部26eのうちの2箇所に磁石27が埋設されてい
る。ただし、機種によっては1箇所の装着部26eにの
み磁石27が埋設されてもよいし、または4箇所の装着
部26eの全てに磁石27が埋設されてもよい。磁石2
7が装着部26e内に装着された状態で、装着部26e
の凹部内が樹脂材料で埋められて、磁石27が埋設固定
される。あるいは磁石27が装着部26eに圧入されて
固定されてもよい。ジョイント部材26の下面中央部に
は軸状のジョイント部26bが一体に形成されている。
ジョイント部26bの軸心には、前記ジョイント孔26
aが貫通して形成され、またこのジョイント孔26aを
貫通するピン挿入孔26hが形成されている。
【0028】図1に示すように、回転排出部1の回転軸
4の上端は、上記ジョイント部26b内のジョイント孔
26a内に挿入される。回転軸4の上端にはピン挿入孔
が穿設され、ジョイント部材26のピン挿入孔26hと
回転軸4のピン挿入孔に接続ピン7が挿入される。これ
により、回転軸4の上端と、ジョイント部26bとが軸
方向に固定され且つ回転方向へ固定される。前記駆動軸
10aには予め接続ピン13が嵌着され、駆動軸10a
の下端がジョイント部材26のジョイント孔26a内に
挿入され、接続ピン13がピン嵌着溝26g内に挿入さ
れる。よって、駆動軸10aと円盤26dの内部とが回
転方向へ接続される。ただし駆動軸10aと円盤26d
は軸方向へは固定されない。
【0029】また、検出装置B1では、円盤26dの外
周面26d3に、磁気検出手段としての位置センサ12
が対向している。回転軸4と共に円盤26dが180度
回転する毎に、位置センサ12内のリードスイッチが磁
石27からの磁気を感知し、検出出力が得られる。
【0030】この実施例では、図3に示すように、螺旋
状の収納台2の一周で2個の製品14が収納されてい
る。よって、図2に示すように、円盤26dに4箇所形
成された装着部26eのうちの2つの装着部26eに磁
石27が埋設されており、円盤26dが180度回転す
る毎に磁石27が位置センサ12により検知されるもの
となっている。
【0031】位置センサ12に磁石27が対面している
場合を初期(リセット)状態とする。客がコインを投入
し、アイスクリームの種類を選ぶ選択ボタン(図示せ
ず)が押されると、選択されたコラムの機構ユニットA
1のモータ9が始動し、駆動軸10aの動力がジョイン
ト部材26から回転軸4に伝達され、回転軸4と収納台
2がα方向へ回転する。回転軸4と収納台2が180度
回転する間に、1個の製品が回転排出部1の下部から受
取口に排出される。
【0032】円盤26dが180度回転すると、対極す
る磁石27が位置センサ12の前を通過し、その磁気が
位置センサ12により検知されると、位置センサ12内
のリードスイッチが作動し、その検出出力が制御回路
(図示せず)に与えられる。制御回路では前記検出出力
が得られた直後にモータ9を停止させる制御が行われ、
磁石27が位置センサ12に対向した状態で、円盤26
dおよび回転軸4と収納台2とが停止する。
【0033】上記実施例では、円盤26dの内部では磁
石27の板厚の薄い方向が円盤26dの厚さ方向へ向け
て埋設されているため、円盤26dが薄いものとなる。
また円盤26dの一方の面にのみジョイント部26bが
設けられ、回転軸4がジョイント部26bに固定され、
駆動軸10aが円盤26d内に固定されているため、ジ
ョイント部材26の高さ寸法H1が、従来のものよりも
低くなる。
【0034】自動販売機内では機構ユニットA1の全体
の高さ寸法に制約があるが、ジョイント部材26の高さ
寸法H1を小さくすることにより回転排出部1の高さ寸
法を大きくできる。図4に示す従来例と図1に示す実施
例とでは、スティック状のアイスクリームの収納個数が
図1の方が3個ないし4個程度多くなる。この機構ユニ
ットA1は、自動販売機内で12コラム程度設けられる
ため、自動販売機全体では、製品の収納個数を36個な
いし48個程度増やすことができる。
【0035】また、販売する製品によっては、回転軸4
が90度回転する度に製品が1個ずつ排出されるものが
ある。このような自動販売機の機構ユニットA1では、
図2と同じジョイント部材26を使用し、4箇所の装着
部26eの全てに磁石27を埋設すればよい。なお、上
記実施例では、回転排出部1が螺旋状の収納台2を有す
るものとなっている。この回転排出部1では、一般的に
転がりやすいジュース等の缶製品などにも使用可能であ
るが、特に転がり難く装置内で詰まりやすい商品、例え
ば上記したスティック状のアイスクリームや冷凍食品、
牛乳等の紙パック商品、びん類、ハンバーガ、カップ麺
などの多種多様な商品を販売する自動販売機に使用可能
である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した本発明では、回転排出部の
回転角度を検知する検出装置において、円盤の厚さ内に
磁石が埋設されたものとなっているため、検出部の厚さ
寸法を薄くできる。また円盤の一方にジョイント部が形
成され、駆動軸と回転軸の一方がジョイント部に他方が
円盤に接続された構造とすると、検知部および駆動軸と
回転軸との接続部も薄型化でき、その分だけ回転排出部
に収納できる商品数を多くできる。
【0037】また、円盤内では、装着部を凹状にし、こ
の凹部内に磁石が装着される構造とすることにより、磁
石を円盤に取り付ける作業も簡単である。また複数の装
着部に対し磁石を選択して装着できるものとすると、回
転の検出角度が相違する機種であっても共通の円盤を使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例での自動販売機の1コラム分
の機構ユニットを示す側面図、
【図2】図1の機構ユニットの検出装置に設けられたジ
ョイント部材を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は側面図、
【図3】図1のIII矢視方向から見た機構ユニットの
断面図、
【図4】従来の自動販売機の1コラム分の機構ユニット
を示す側面図、
【図5】図4の従来例に設けられたジョイント部材を示
すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、
【符号の説明】 A1 機構ユニット B1 検出装置 C1 駆動装置 1 回転排出部 2 収納台 4 回転軸 9 モータ 10a 駆動軸 12 位置センサ 14 商品 14a 本体部 14b スティック部 15,16 ガイド部 17 筺体 18 扉 26 ジョイント部材 26b ジョイント部 26d 円盤 26e 装着部 27 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定回転角度ごとに製品を排出する回転
    排出部に固定される円盤と、この円盤内にて円盤の厚さ
    寸法内に埋設された磁石と、前記円盤の外周面に対向し
    て前記磁石からの磁界を検出する磁気検出手段とが設け
    られ、この磁気検出手段が前記磁石からの磁界を検出す
    ることにより前記円盤の回転角度が認識されることを特
    徴とする自動販売機の検出装置。
  2. 【請求項2】 円盤の一方の面には、磁石を装着する凹
    状の装着部が、回転方向へ等角度に割り振られて形成さ
    れており、回転排出部の回転検出角度に応じて、前記装
    着部のいずれかに磁石が装着可能とされている請求項1
    記載の自動販売機の検出装置。
  3. 【請求項3】 円盤には、一方の面から軸方向へ突出す
    るジョイント部が一体に形成されており、前記回転排出
    部の回転軸と、この回転軸に回転動力を与える駆動軸の
    いずれか一方の軸が円盤の中心部に接続され、他方の軸
    が前記ジョイント部内に接続されている請求項1または
    2記載の自動販売機の検出装置。
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