JPH093332A - 液状シリコーンゴムベースの製造方法 - Google Patents

液状シリコーンゴムベースの製造方法

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JPH093332A
JPH093332A JP17813395A JP17813395A JPH093332A JP H093332 A JPH093332 A JP H093332A JP 17813395 A JP17813395 A JP 17813395A JP 17813395 A JP17813395 A JP 17813395A JP H093332 A JPH093332 A JP H093332A
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憲一 木村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 A25℃における粘度が500〜1,00
0,000cStであるアルケニル基含有オルガノポリ
シロキサン、B粉末状シリカ充填剤及びC混合助剤を連
続的に混合して液状シリコーンゴムベースを製造するに
際し、A50重量部、C0.5〜10重量部及びアンモ
ニア5重量部以下の予混合液体を製造し、次にB100
重量部に対して該予混合液体を10〜140重量部の範
囲で混合して予混合粉体を製造し、この粉体100重量
部にA30重量部以上を連続混練機で均一混合して液状
シリコーンゴムベースを製造すると共に、該液状シリコ
ーンゴムベースからアンモニアを除去する。 【効果】 短時間の製造が可能で保存安定性が高く硬化
物の物性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気、自動車、事務機
器及び医療機器等に用いられるシリコーンゴムの原料と
して有用な液状シリコーンゴムベースの製造方法に関
し、更に詳述すると、長時間を必要とせず、かつ保存安
定性が高い液状シリコーンゴムベースを連続的に製造す
ることができる液状シリコーンゴムベースの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近の
シリコーンゴム市場では、高流動性を有し、射出成型機
等への応用が容易で、かつ自動化加工性に優れた液状シ
リコーンゴム組成物が注目を集めており、中でも汎用的
な製品組成のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン
を主剤とする付加硬化型の液状シリコーンゴム組成物の
種々の製造方法が開発されている。これらの製造方法
は、いずれも多品種生産ラインを考慮し、共通中間体で
ある液状シリコーンゴムベースに硬化剤等を配合して製
造されるものである。
【0003】上記シリコーンゴムベースは、回分法、連
続法を問わず種々の方法によって製造されているが、特
に連続法については多くの問題点を抱えている。例え
ば、特公平3−47664号及び特開昭61−1303
44号公報には、主剤であるアルケニル基含有オルガノ
ポリシロキサンと粉末状シリカ充填剤とを規定量混合さ
せることが提案されているが、これらの方法では、通
常、回分処方において1時間以上の初期混合時間と1〜
30時間・140℃以上の加熱処理時間が必要であり、
またスケールの大きな製造設備を用いた製造では、両処
理時間を合わせると約30時間費やす場合があり、長い
製造時間を要するものであった。一方、混練機内の滞留
時間が極めて短い連続法においては、十分な処理時間が
確保されず、このため、液状シリコーンゴムベースの増
粘に伴う保存安定性の低下、更には伸び・引張り強度等
のゴム基本物性の低下を生じていた。これに対し、特開
平6−32909号公報の液状シリコーンゴムの連続方
法では、平均滞留時間を15分以上とする方法が提案さ
れている。更に、特開平2−102007号公報には、
より高粘度のポリオルガノシロキサン(生ゴム)を主原
料とし、これにシリカ系の補強性充填剤及び種々の混合
助剤を配合したベースコンパウンドの連続的製造方法が
提案されている。この製造方法では、該製造に用いる連
続混練機のみで均一に混合するには長時間を有するた
め、予めポリジオルガノシロキサンとシリカ充填剤とを
高速の機械的剪断方法によって均一に分散させ、流動性
を有する粉粒体を予め製造した後、該粉粒体を同方向二
軸押出し機に連続的に供給することにより、短時間でシ
リコーンコンパウンドを製造する。
【0004】しかし、上記製造方法では、ジフェニルシ
ランジオール、ジメチルシランジオール、ジヒドロキシ
ポリジメチルシロキサン、ジメトキシポリジメチルシロ
キサン等のオルガノシラン類や低粘度ポリシロキサンを
混合助剤として用いているが、この混合助剤のみでは、
液状シリコーンゴムベースにより高度な保存安定性を与
えることは困難であった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、液状シリコーンゴムベースを製造するに際し、滞留
時間を大幅に短縮することができ、かつ貯蔵後の粘度上
昇を極力抑えた保存安定性の高い液状シリコーンゴムベ
ースを連続的に製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、25
℃における粘度が500〜1,000,000cStで
あるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン、粉末状
シリカ充填剤及び混合助剤を連続的に混合して液状シリ
コーンゴムベースを製造するに際して、上記アルケニル
基含有オルガノポリシロキサンの一部と混合助剤及びア
ンモニアを特定比率で予め混合し、これに上記粉末状シ
リカ充填剤を混合して混合粉体を製造し、更にこの混合
粉体を上記アルケニル基含有オルガノポリシロキサンの
残部と特定比率で連続混練機で均一に混合させることに
より、滞留時間を大幅に短縮することができると共に、
貯蔵後の粘度上昇を極力抑えた保存安定性の高い液状シ
リコーンゴムベースを連続的に得ることができること、
更に得られるシリコーンゴムの物性も向上することを知
見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】即ち、本発明は、(A)25℃における
粘度が500〜1,000,000cStであるアルケ
ニル基含有オルガノポリシロキサン、(B)粉末状シリ
カ充填剤及び(C)混合助剤を連続的に混合して液状シ
リコーンゴムベースを製造するに際し、上記(A)成分
50重量部に対し、(C)成分0.5〜10重量部及び
アンモニア5重量部以下を予め混合することにより予混
合液体を製造し、次に上記(B)成分100重量部に対
して該予混合液体を10〜140重量部混合して予混合
粉体を製造し、更に該予混合粉体100重量部に上記
(A)成分30重量部以上を連続混練機で均一混合して
液状シリコーンゴムベースを製造すると共に、該液状シ
リコーンゴムベースからアンモニアを除去することを特
徴とする液状シリコーンゴムベースの製造方法を提供す
る。
【0008】更に好適な実施態様として下記のような製
造方法を挙げることができる。 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合する際、上記
連続混練機の出口から混練部の10〜80%までの部分
を250〜350℃に加熱保持する加熱域を設けた上記
の液状シリコーンゴムベースの製造方法。 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合する際、上記
連続混練機の入口から混練部の50%未満までで、かつ
上記加熱域外の部分を60℃以下に保持するようにした
上記の液状シリコーンゴムベースの製造方法。 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合する際、連続
混練機の出口付近で上記液状シリコーンゴムベースから
低分子量物質及び未反応混合助剤を除去させるようにし
た上記〜のいずれか1つの液状シリコーンゴムベー
スの製造方法。 上記連続混練機に、低分子量物質を除去するためのベ
ント口を設けて真空ポンプに接続することにより該連続
混練機を減圧脱気させて、液状シリコーンゴムベースか
ら低分子量物質及び未反応混合助剤を除去するようにし
た上記の液状シリコーンゴムベースの製造方法。 上記(C)成分の混合助剤がシラノール基と反応する
官能基を有する有機珪素化合物である上記〜のいず
れか1つの液状シリコーンゴムベースの製造方法。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明に係るシリコーンゴムベースは、(A)成分
のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンを主剤とす
るものである。このアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサンとしては、付加硬化型のシリコーンゴム組成物の
主剤成分として従来から使用されているものを用いるこ
とができ、例えば、下記平均組成式(1) RaSiO(4-a)/2 …(1) (式中、Rは珪素原子に結合した有機基であり、これら
は互いに同一でも異なる基でもよく、また式中aは、
1.9〜2.4の正数である。)で表される化学的結合
シロキサン単位からなるオルガノポリシロキサン重合体
が使用される。
【0010】上記式(1)のRとして、具体的には、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル
基、シクロアルキル基、ビニル基等のアルケニル基、フ
ェニル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基、フ
ェニルエチル基等のアラルキル基及びこれらの基の水素
原子の一部又は全部をハロゲン原子等で置換した基など
の炭素数1〜12、特に1〜10の非置換又は置換一価
炭化水素基が挙げられ、特にメチル基、フェニル基が好
適に用いられる。
【0011】上記オルガノポリシロキサンには、アルケ
ニル基が含まれることが必須である。このアルケニル基
は、分子鎖の末端或いは途中のいずれに存在してもよい
が、好ましくは一分子中に2個以上のアルケニル基を有
する。該アルケニル基としては、特にビニル基が好まし
い。
【0012】なお、aは1.9〜2.4の正数であり、
上記アルケニル基含有オルガノポリシロキサンは、直鎖
状でも分岐状のものなどであってよく、特に限定される
ものではない。
【0013】また、上記アルケニル基含有オルガノポリ
シロキサンの25℃における粘度は、500〜1,00
0,000cStの範囲であり、これにより優れた物性
のシリコーンゴム硬化物を得ることができると共に、作
業面においても好適なものとすることができる。
【0014】このようなオルガノポリシロキサンの代表
例として、下記式(2)又は(3)のものを例示するこ
とができる。
【0015】
【化1】 (式中、Rは上記と同様の意味を示し、m及びnは正の
整数である。)
【0016】次に、本発明に使用される(B)成分の粉
末状シリカ充填剤は、硬化物に機械的強度を与えるもの
である。この粉末状シリカ充填剤としては、親水性シリ
カ、疎水性シリカのいずれであっても使用することがで
き、親水性シリカとしては、AEROSIL 200,
300(日本アエロジル社製)、NIPSIL LP
(日本シリカ社製、DEGUSSA社製)等が挙げられ
る。また、疎水性シリカとしては、AEROSIL R
−812,R−972,R−974(DEGUSSA社
製)、NIPSIL SSシリーズ(日本シリカ社製)
等が挙げられる。
【0017】上記粉末状シリカ充填剤の配合量は、上記
アルケニル基含有オルガノポリシロキサン60重量部に
対して40重量部以上、好ましくは40〜120重量
部、更に好ましくは50〜80重量部とすることが好ま
しい。40重量部未満では予混合液体と粉末状シリカの
混合により生成される粉体状の予混合粉体が製造でき
ず、液状又は塊状物を形成してしまう。
【0018】上記主剤及び補強剤と共に混合される
(C)成分の混合助剤は、アルケニル基含有オルガノポ
リシロキサンと粉末状シリカ充填剤とをなじませて予混
合粉体を形成しやすくすると共に、次工程に追加される
アルケニル基含有オルガノポリシロキサンとの混練を容
易ならしめる液体であれば何れでもよいが、より効果的
には(B)成分の粉末状シリカ充填剤の表面に存在する
シラノール基と反応して、最終的に本発明で得られる組
成物を安定させ、保存貯蔵後の粘度上昇を極力抑えた保
存安定性の高いベースを得る水酸基、アルコキシ基又は
アミノ基等を分子中に有する有機珪素化合物が使用され
る。
【0019】混合助剤として具体的には、下記式(4)
〜(8)で示される化合物を挙げることができる。
【0020】
【化2】 (式中、R’は炭素原子数1〜4のアルキル基(例えば
メチル基、エチル基、プロピル基等)、アルケニル基
(例えばビニル基、プロペニル基等)等の一価炭化水素
基、pは1〜5の正数である。)
【0021】この場合、上記混合助剤の使用量は、上記
粉末状シリカ充填剤100重量部に対して、1〜20重
量部が好ましく、該使用量が1重量部未満であると、本
発明で得られる上記混合粉体の均一性及びアルケニル基
含有オルガノポリシロキサンと上記粉末状シリカ充填剤
とのなじみが不十分となり、更に最終的に製造される液
状シリコーンゴムベースの保存安定性が低下する。ま
た、上記使用量が20重量部を超えると、混合助剤が増
加する割には上述した効果の向上が期待できず、逆に過
剰な混合助剤を積極的に除去する工程を要することとな
るため、製造工程のコスト及び時間を費やすこととな
り、経済的に不利である。
【0022】上記混合助剤は、上記粉末状シリカ充填剤
に直接混合するのではなく、予め一部のアルケニル基含
有オルガノポリシロキサン及びアンモニアと予混合を行
うことで均一な液体とした後、粉末状シリカ充填剤に添
加するものである。この混合作業には、複雑な工程は不
要であり、簡単な撹拌棒を備えた容器或いはペール缶内
のハンドドリル等の混合方法で十分に均一にすることが
できる。また、連続的に混合する場合は、配管混合、例
えばスタティックミキサー等の機器を好適に使用するこ
とができる。
【0023】更に、上記予混合粉体を生成する際に加え
られる予混合液体に添加するアンモニアは、本製造方法
の混合助剤の活性を高める触媒的役割を持ち、該混合助
剤と上記粉末状シリカ充填剤の表面に存在するシラノー
ル基との反応を促進するものである。この場合、アンモ
ニアとしては、通常市販されている試薬級液体を使用す
ることができるが、取り扱い面上、30%未満のアンモ
ニア水溶液が好ましい。
【0024】また上記アンモニアの添加量は、上記粉末
状シリカ充填剤100重量部に対して5重量部以下であ
り、好ましくは0.05〜2重量部、更に好ましくは
0.1〜1重量部であり、アンモニアは極微量で活性付
与するため、1重量部以下でも十分に有効成分として作
用するものである。
【0025】次に本発明の液状シリコーンゴムベースの
製造方法の工程につき具体的に説明すると、本発明にお
いては、25℃における粘度が500〜1,000,0
00cStであるアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サン、粉末状シリカ充填剤及び混合助剤を連続的に混合
して液状シリコーンゴムベースを製造するに際し、まず
上記アルケニル基含有オルガノポリシロキサン50重量
部に対し、上記混合助剤0.5〜10重量部、好ましく
は1〜5重量部及びアンモニア5重量部以下、好ましく
は0.05〜2重量部を予め混合した溶液(予混合液
体)を製造し、次に粉末状シリカ充填剤100重量部に
対して該予混合液体10〜140重量部、好ましくは6
0〜130重量部を混合して粉体(予混合粉体)を製造
する。上記予混合液体は、上述したように、簡易な撹拌
棒を備えた容器或いは配管内混合を実施して製造するこ
とが好適である。また、上記予混合粉体は、粉末状シリ
カ充填剤100重量部に対して、予混合液体が140重
量部を超えると粉体状の物質が得られ難く、また10重
量部未満では次工程に追加されるアルケニル基含有オル
ガノポリシロキサンとの混練を効果的に行えない。
【0026】また、上記予混合粉体の製造には、連続混
合機を用いることが好適である。該連続混合機として
は、竪型、横型、高速回転機(1,000rpm以
上)、中速回転機、低速回転機(50〜100rpm)
等のいずれでもよく、また上記原料及び添加部数が適切
であれば、容易に予混合粉体を製造することができる。
混合時の滞留時間は通常10秒〜5分とすることができ
る。また、下記の第二工程と共に連続製造することもで
きる。
【0027】次に、上記予混合粉体100重量部とアル
ケニル基含有オルガノポリシロキサン30重量部以上、
好ましくは30〜200重量部、更に好ましくは40〜
150重量部を連続混練機にて均一混合させて液状シリ
コーンゴムベースを製造する。この場合、添加される上
記アルケニル基含有オルガノポリシロキサンは、液状シ
リコーンゴムベースに要求される粘度、最終製品時のゴ
ム強度等によりその添加部数は変化する。また、連続混
練機への主剤であるアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサンの添加方法は一括添加でも前段後段の分割添加で
もどちらでも選択できるが、特に最終製品のゴム強度を
高めるようにするためには分割添加を行い、前段への添
加量を減らすことが好ましい。
【0028】また、本発明に用いられる連続混練機につ
いては、二軸連続混練機を有効な連続混練機として好適
に使用することができるが、セラミックの石臼又は石臼
を軸方向に多段に組み合わせた円板型剪断発生装置(例
えばKCK連続混練機、株式会社KCK)等も有効な連
続混練機として使用される。
【0029】更に、上記連続混練機において、混練部の
出口から混練部の10〜80%までの部分を250〜3
50℃の比較的高温に加熱保持する加熱域を設けること
が好ましい。250℃未満では貯蔵時の粘度上昇が大き
くなってしまい、液状シリコーンゴムベースの保存安定
性が顕著に低下する場合がある。また350℃を超える
と、主剤であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサ
ンの主鎖切断が生じ、液状シリコーンゴムベースを原料
とした最終製品のゴム物性が低下する場合がある。ま
た、混練部出口近傍には、上記アルケニル基含有オルガ
ノポリシロキサンに含まれる未反応性低分子量及び/又
はオリゴマー低分子量物質、未反応混合助剤、アンモニ
ア又はアンモニア水を除去するため、例えば、真空脱気
装置等を設けることが望ましい。
【0030】また更に、上記連続混練において、混練部
の入口から混練部の50%未満までで、かつ加熱域外の
部分を60℃以下に保持することが好ましい。混練部全
体を加熱すると、上記予混合粉体を連続混練機に供給す
る段階で該粉体が該混練機の供給口に食い込まれず浮き
上がってしまい、液状シリコーンゴムベースの組成が不
均一となるおそれが生じる。また、上記予混合粉体とア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサンがなじみ、噛み
合う初期段階における混練時において、設定温度は、6
0℃以下、好ましくは室温付近の温度がよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の液状シリコーンゴムベースの製
造方法によれば、滞留時間を大幅に削減することができ
てシリコーンゴムベースの製造を短時間で行うことがで
き、かつ貯蔵後の粘度上昇を極力抑えた保存安定性の高
い液状シリーンゴムベースを連続的に製造し得るもので
あると共に、シリコーンゴム硬化物の物性を向上させる
ことができる。
【0032】
【実施例】次に、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。なお、以下の実施例について、重量部を部
で表し、粘度は25℃における測定値を示す。
【0033】本実施例のシリコーンゴムベースの製造方
法において、図1に示す製造装置を用いた。即ち、図1
において、1は液体混合槽で、この液体混合槽1には主
剤のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンを供給す
るライン2、混合助剤の接着性官能基を分子中に有する
有機珪素化合物を連続的に供給するライン3及びアンモ
ニアを供給するライン4が連結されていると共に、撹拌
翼5が配設されている。更に、上記液体混合槽1には、
該混合槽1で製造された混合液体を供給するためのライ
ン6が横型混合機7に連結されている。上記横型混合機
7には、上記液体混合槽1と同様に撹拌翼8が配設され
ていると共に、粉末状シリカ充填剤を供給するライン9
が配設され、該横型混合機7内で、上記混合液体と粉末
状シリカとを混合することにより混合粉体が製造される
ものである。更に、上記横型混合機7には、混合粉体を
定量する粉体定量機10と連結するライン11が設けら
れ、上記混合粉体は定量されて二軸型の連続混練機12
内に供給されるものである。この連続混練機12には、
上記主剤のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンを
供給するライン13が該混練機12の入口14に配設さ
れていると共に、製造された液状シリコーンゴムベース
の出口15が設けられている。また、上記出口15近傍
には、上記主剤のアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サンを供給するライン16が配設され、更にその出口1
5近傍には、低分子量物質除去用のベント口17が設け
られ、真空ポンプ18に連続することにより減圧脱気が
実施されるように構成されたものである。
【0034】[実施例1]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)45部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部、アンモニ
ア水溶液1部(アンモニア換算で0.3部)を撹拌翼付
きの混合槽で製造後、シリカ粉末(NIPSIL LP
日本シリカ社製)55部を横型の連続混合機(プロー
シェアーミキサー)にて1分間滞留させて予混合粉体を
製造した。続いて、定量供給機を介して該予混合粉体を
2軸型の連続混練機に添加した。このとき、同時に上記
主剤の直鎖状ジメチルポリシロキサンを37部添加し、
更に79部を連続混練機出口近くに分割して添加した。
連続混練機上での主剤の添加は合計116部であった。
なお、連続混練機の混練部は連続混練機入口から30%
までの部分を50℃未満に保持し、連続混練機出口から
55%までの部分は280℃に保持した。また、連続混
練機出口近傍に低分子量物質除去用のベント口を設け、
真空ポンプに接続し、減圧脱気を行った。連続混練機内
の滞留時間は70秒以内であった。
【0035】[実施例2]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)45部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部、アンモニ
ア水溶液1部(アンモニア換算で0.3部)を撹拌翼付
きの混合槽で製造後、シリカ粉末(NIPSIL LP
日本シリカ社製)55部を横型の連続混合機(プロー
シェアーミキサー)にて1分間滞留させて予混合粉体を
製造した。続いて、定量供給機を介して該予混合粉体を
2軸型の連続混練機に添加した。このとき、同時に上記
主剤の直鎖状ジメチルポリシロキサンを37部添加し、
更に79部を連続混練機出口近くに分割して添加した。
連続混練機上での主剤の添加は合計116部であった。
連続混練機入口から40%までの部分は50℃未満に保
持し、連続混練機出口から30%までの部分は280℃
に保持した。また、連続混練機出口近傍に低分子量物質
除去用のベント口を設け、真空ポンプに接続し、減圧脱
気を行った。連続混練機内の滞留時間は70秒以内であ
った。
【0036】[実施例3]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)30部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部、アンモニ
ア水溶液1部(アンモニア換算で0.3部)を撹拌翼付
きの混合槽で製造後、シリカ粉末(NIPSIL LP
日本シリカ社製)55部を横型の連続混合機(プロー
シェアーミキサー)にて1分間滞留させて予混合粉体を
製造した。続いて、定量供給機を介して該予混合粉体を
2軸型の連続混練機に添加した。このとき、同時に上記
主剤の直鎖状ジメチルポリシロキサンを25部添加し、
更に91部を連続混練機出口近くに分割して添加した。
連続混練機上での主剤の添加は合計116部であった。
連続混練機入口から30%までの部分は50℃未満に保
持し、連続混練機出口から55%までの部分は280℃
に保持した。また、連続混練機出口近傍には低分子量物
質除去用のベント口を設け、真空ポンプに接続し、減圧
脱気を行った。連続混練機内の滞留時間は70秒以内で
あった。
【0037】[比較例1]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)45部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部を撹拌翼付
きの混合槽で製造後、シリカ粉末(NIPSIL LP
日本シリカ社製)55部を横型の連続混合機(プロー
シェアーミキサー)にて1分間滞留させて予混合粉体を
製造した。続いて、定量供給機を介して該予混合粉体を
2軸型の連続混練機に添加した。このとき、同時に上記
主剤の直鎖状ジメチルポリシロキサンを37部添加し、
更に79部を連続混練機出口近くに分割して添加した。
連続混練機上での主剤の添加は合計116部であった。
連続混練機入口から30%までの部分は50℃未満に保
持し、連続混練機出口から55%までの部分は280℃
に保持した。また、連続混練機出口近傍に低分子量物質
除去用のベント口を設け、真空ポンプに接続し、減圧脱
気を行った。連続混練機内の滞留時間は70秒であっ
た。
【0038】[比較例2]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)45部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部、アンモニ
ア水溶液1部(アンモニア換算で0.3部)、シリカ粉
末(NIPSIL LP 日本シリカ社製)55部を横
型の連続混合機(プローシェアーミキサー)にて1分間
滞留させて予混合粉体を製造した。続いて、定量供給機
を介して該予混合粉体を2軸型の連続混練機に添加し
た。このとき、同時に上記主剤の直鎖状ジメチルポリシ
ロキサンを37部添加し、更に79部を連続混練機出口
近くに分割して添加した。連続混練機上での主剤の添加
は合計116部であった。連続混練機入口から30%ま
での部分は50℃未満に保持し、連続混練機出口から5
5%までの部分は280℃に保持した。また、連続混練
機出口近傍に低分子量物質除去用のベント口を設け、真
空ポンプに接続し、減圧脱気を行った。連続混練機内の
滞留時間は70秒であった。
【0039】[比較例3]主剤である分子鎖両末端がメ
チルビニルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシ
ロキサン(粘度10,000cSt)45部、ヒドロキ
シトリメチルシラン(粘度10cSt)3部、アンモニ
ア水溶液1部(アンモニア換算で0.3部)を直接連続
混練機に添加すると共に、同時にシリカ粉末(NIPS
IL LP日本シリカ社製)55部も定量供給機を介し
て2軸型の連続混練機に添加した。連続混練機入口から
30%までの部分は50℃未満に保持し、連続混練機出
口から55%までの部分は280℃に保持した。また、
連続混練機出口近傍に低分子量物質除去用のベント口を
設け、真空ポンプに接続し、減圧脱気を行った。連続混
練機内の滞留時間は70秒であった。
【0040】液状シリコーンゴムベースの評価 上記実施例(実施例1〜3、比較例1〜3)で得られた
液状シリコーンゴムベースの評価を以下の方法に従って
測定した。得られた液状シリコーンゴムベースの粘度の
測定として、東京計器社製B型回転粘度計を用いて初期
の粘度及び105℃、6時間加熱した後の粘度特性を測
定した。
【0041】また、上記液状シリコーンゴムベースの硬
度、伸び、引張り強度の測定のため、得られた液状シリ
コーンゴムベース100部に対して、直鎖状ジメチルポ
リシロキサン25部、架橋剤として下記式で表されるメ
チルハイドロジェンポリシロキサン3部、及び白金触媒
とて塩化白金酸の2%エチニルヘキサノール0.3部及
び反応抑制剤としてエチニルシクロヘキサノール0.3
部を加え混合し、120℃、10分間硬化させて測定用
シートを作成した。
【0042】
【化3】
【0043】硬度はJIS−K−6301のA型硬さス
プリング式試験機を使用して測定した。また、伸び、引
張り強度の測定には、上記シートをダンベル状2号型試
験片を打ち抜き、(株)上島製作所製引張試験器を使用
した。その結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】以上の結果より、本実施例の液状シリコー
ンゴムベースの製造方法によれば、滞留時間が短時間で
あり、また、貯蔵後の液状シリコーンゴムベースの粘度
上昇を極力抑えることができ、保存安定性の高い液状シ
リーンゴムベースを連続的に製造することができる上、
得られるシリコーンゴム硬化物の物性も優れていること
が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる液状シリコーンゴムベースの製
造ラインの一例を説明する概略平面図である。
【符号の説明】 1 液体混合槽 5 撹拌翼 7 横型混合機 8 撹拌翼 10 粉体定量機 12 連続混練機 14 入口 15 出口 17 ベント口 18 真空ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)25℃における粘度が500〜
    1,000,000cStであるアルケニル基含有オル
    ガノポリシロキサン、(B)粉末状シリカ充填剤及び
    (C)混合助剤を連続的に混合して液状シリコーンゴム
    ベースを製造するに際し、 上記(A)成分50重量部に対し、(C)成分0.5〜
    10重量部及びアンモニア5重量部以下を予め混合する
    ことにより予混合液体を製造し、次に上記(B)成分1
    00重量部に対して該予混合液体を10〜140重量部
    の範囲で混合して予混合粉体を製造し、更に該予混合粉
    体100重量部に上記(A)成分30重量部以上を連続
    混練機で均一混合して液状シリコーンゴムベースを製造
    すると共に、該液状シリコーンゴムベースからアンモニ
    アを除去することを特徴とする液状シリコーンゴムベー
    スの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合
    する際、上記連続混練機の出口から混練部の10〜80
    %までの部分を250〜350℃に加熱保持する加熱域
    を設けた請求項1記載の液状シリコーンゴムベースの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合
    する際、上記連続混練機の入口から混練部の50%未満
    までで、かつ上記加熱域外の部分を60℃以下に保持す
    るようにした請求項2記載の液状シリコーンゴムベース
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記(A)成分を上記予混合粉体と混合
    する際、連続混練機の出口付近で上記液状シリコーンゴ
    ムベースから低分子量物質及び未反応混合助剤を除去さ
    せるようにした請求項1乃至3のいずれか1項記載の液
    状シリコーンゴムベースの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記連続混練機に、低分子量物質を除去
    するためのベント口を設けて真空ポンプに接続すること
    により該連続混練機を減圧脱気させて、液状シリコーン
    ゴムベースから低分子量物質及び未反応混合助剤を除去
    するようにした請求項4記載の液状シリコーンゴムベー
    スの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記(C)成分の混合助剤がシラノール
    基と反応する官能基を有する有機珪素化合物である請求
    項1乃至5のいずれか1項記載の液状シリコーンゴムベ
    ースの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516638A (ja) * 2008-03-28 2011-05-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 充填樹脂及び充填樹脂の製造方法
JP2012025846A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ミラブル型シリコーンゴム組成物及びその製造方法
WO2024070556A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 信越化学工業株式会社 ミラブル型シリコーンゴムコンパウンド、ミラブル型シリコーンゴム組成物、及びミラブル型シリコーンゴム組成物の製造方法

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