JPH0933021A - 流動層熱回収装置及びその運転方法 - Google Patents

流動層熱回収装置及びその運転方法

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JPH0933021A
JPH0933021A JP7185972A JP18597295A JPH0933021A JP H0933021 A JPH0933021 A JP H0933021A JP 7185972 A JP7185972 A JP 7185972A JP 18597295 A JP18597295 A JP 18597295A JP H0933021 A JPH0933021 A JP H0933021A
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正 伊藤
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、流動層からの熱回収効率を高
める。 【解決手段】 炉底に分散板38,40を設置し、分散
板38,40の上方に流動層12を形成して、この流動
層12内に熱回収用の伝熱管46を設けた流動層熱回収
装置において、上記分散板38から流動層12、特に主
燃焼部に噴射される流動化ガスを、空気中の酸素ガス濃
度よりも高い酸素ガス濃度をもつ富酸素ガスとする方
法。また、そのための装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砂粒子等からなる
流動層の形成によって産業廃棄物、都市ごみ、石炭等を
焼却し、これにより発生する熱を回収する流動層熱回収
装置及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物等の焼却による熱を回
収する装置として、空気分散板上に砂粒子からなる流動
層を形成する流動層熱回収装置が良く用いられている。
この装置は、流動層内の粒子の混合が極めて良好で層内
温度を均一に保つことができ、また、粒子層の熱保持能
力が大きいため再起動が容易である等の利点を有してい
る。
【0003】このような装置として、例えば特開昭63
−187001号公報には、図8に示すようなものが開
示されている。
【0004】同図において、炉90の底部に山形状の空
気分散板92が設けられ、この空気分散板92から上方
に向かってブロア91の吐出空気すなわち流動化ガスが
噴出されることにより、砂粒子からなる流動層が形成さ
れている。詳しくは、分散板92の左右両翼部における
ガス噴射速度が中央部よりも大きく設定され、さらに、
この空気分散板92の上方に、上記流動化ガスの噴射方
向に対向する形状の反射仕切り93が設けられており、
このため砂粒子は、左右両翼で勢い良く吹き上げられた
後に反射仕切り93で反射して中央部で沈降する流動層
を形成している。
【0005】このような流動層に対し、上方の投入口8
9から中央の主燃焼室96内に都市ごみ等の被処理物が
投入されると、この被処理物は上記流動層内で砂粒子と
ともに流動しながら燃焼し、不燃物は不燃物排出口98
を経てスクリューコンベア99により装置外へ搬出され
る。また、砂粒子の一部は反射仕切り93を超えてその
外側の熱回収室94内に入り込み、この熱回収室94内
で沈降する。この熱回収室94内には伝熱管95が配設
されており、この伝熱管95によって、熱回収室94内
に侵入した砂粒子の熱が回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記装置において、被
処理物の燃焼により発生した熱は、炉内を流動する砂粒
子を媒介として伝熱管95に伝えられる。換言すれば、
被処理物の焼却により発生する熱のうち、流動層内で発
生した熱のみが伝熱管95により回収可能である。
【0007】ところが、上記総熱量に対する流動層内で
の発生熱量の割合(以下、燃焼率と称する。)は多くて
も50%強であり、残りは流動層上方のフリーボードで
の燃焼等により大気へ逃がされてしまう。特に、上記被
処理物として、プラスチック類のように容易にガス化燃
焼が行われる廃棄物や、単位重量あたりの低位発熱量が
高い廃棄物が投与される場合には、上記燃焼率が著しく
低くなり、これに伴って熱回収にも多大なロスが発生す
る。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構成
で、流動層からの熱回収効率を向上させることができる
流動層熱回収装置及びその運転方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、装置本体の底部に設けられた
散気装置上にこの散気装置から噴射される流動化ガスを
受けて流動する流動粒子からなる流動層が形成され、こ
の流動層中に同流動層での被処理物の焼却により発生し
た熱を回収する熱回収手段が設けられた流動層熱回収装
置において、上記散気装置の少なくとも一部から噴射す
る流動化ガスとして酸素ガス濃度が空気中での酸素ガス
濃度よりも高い富酸素ガスを噴射するものである(請求
項1)。
【0010】また本発明は、装置本体の底部に設けられ
た散気装置上にこの散気装置から噴射される流動化ガス
を受けて流動する流動粒子からなる流動層が形成され、
この流動層中に同流動層での被処理物の焼却により発生
した熱を回収する熱回収手段が設けられるとともに、上
記流動層を上記熱回収手段が設けられている熱回収部と
被処理物が投与される主燃焼部とに区画する区画部材が
設けられた流動層熱回収装置において、上記主燃焼部の
少なくとも一部に対しては上記流動化ガスとして酸素ガ
ス濃度が空気中での酸素ガス濃度よりも高い富酸素ガス
を噴射し、上記熱回収部に対しては上記流動化ガスとし
て酸素濃度が空気中での酸素ガス濃度以下のガスを噴射
するものである(請求項2)。
【0011】この方法としては、上記主燃焼部の少なく
とも一部に対しては上記流動化ガスとして空気に酸素ガ
スを付加したガスを噴射し、上記熱回収部に対しては上
記流動化ガスとして空気をそのまま噴射するものが、特
に好適である(請求項3)。
【0012】また、上記富酸素ガスの酸素ガス濃度は3
0%未満とするのがより好ましい(請求項4)。
【0013】また本発明は、装置本体の底部に設けられ
た散気装置上にこの散気装置から噴射される流動化ガス
を受けて流動する流動粒子からなる流動層が形成され、
この流動層中に同流動層での被処理物の焼却により発生
した熱を回収する熱回収手段が設けられるとともに、上
記流動層を上記熱回収手段が設けられている熱回収部と
被処理物が投与される主燃焼部とに区画する区画部材が
設けられた流動層熱回収装置において、上記散気装置か
ら上記主燃焼部の少なくとも一部に対して上記流動化ガ
スとして酸素ガス濃度が空気中での酸素ガス濃度よりも
高い富酸素ガスを噴射させる第1噴射手段と、上記散気
装置から上記熱回収部に対して上記流動化ガスとして酸
素濃度が空気中での酸素ガス濃度以下のガスを噴射させ
る第2噴射手段とを備えたものである(請求項5)。
【0014】この装置としては、上記第1噴射手段とし
て、上記散気装置のガス噴射部に空気を供給する空気供
給手段と、上記空気がガス噴射部から噴射される前にこ
の空気に酸素ガスを付加する酸素付加手段とを備え、上
記第2噴射手段として、上記散気装置のガス噴射部に空
気をそのまま供給する空気供給手段を備えたものが、特
に好適である(請求項6)。
【0015】また、上記富酸素ガスの酸素ガス濃度が3
0%未満となるように上記第1噴射手段を構成すること
が、より好ましい(請求項7)。
【0016】請求項1記載の方法によれば、上記流動層
に対して上記散気装置の少なくとも一部から噴射する流
動化ガスを、酸素ガス濃度が空気中での酸素ガス濃度よ
りも高い富酸素ガスとしているので、従来のように空気
をそのまま流動化ガスとして噴射する場合に比べ、流動
層内での被処理物の燃焼が促進される。これにより、流
動層内での燃焼率が高まり、この流動層内からの熱回収
手段による熱回収効率が高まる。
【0017】ここで、上記流動層が熱回収部と主燃焼部
とに区画部材で区画されている場合、主燃焼部に噴射さ
れる流動化ガスの酸素ガス濃度をアップすることによ
り、流動層内での燃焼率を高めることができる。
【0018】より具体的に、請求項3,6記載の方法及
び装置では、上記主燃焼部の少なくとも一部に対しては
上記流動化ガスとして空気に酸素ガスを付加したガスを
噴射し、上記熱回収部に対しては上記流動化ガスとして
空気をそのまま噴射することにより、空気をフルに活用
した安価な手段で熱回収効率をアップできる。
【0019】なお、上記富酸素ガスの酸素濃度をあまり
高くすると(具体的には30%以上)、流動層内での燃
焼が過度に促進され、装置本体の内壁や区画部材等を損
傷するおそれがある。よって、請求項4,7記載のよう
に、上記富酸素ガスの酸素ガス濃度は30%未満とする
ことにより、装置にダメージを与えることなく熱回収効
率をアップできる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1〜図
3に基づいて説明する。
【0021】図3に示す流動層熱回収装置は、断熱壁1
1で囲まれた焼却炉10を備え、この焼却炉10の底部
に砂等からなる流動層12が形成され、その上方はフリ
ーボード14とされている。焼却炉中間部には、焼却物
投入口16が形成され、これに焼却物供給機18が接続
されるとともに、同じく焼却炉中間部の適当な高さ位置
には、二次空気ブロア20が接続され、焼却炉上部には
ダクト24が接続されている。
【0022】上記フリーボード14での断熱壁11は、
ある高さまでは内面が耐火物で覆われたメンブレン構造
であり、壁面を通してガス層から熱を吸収するように構
成されている。メンブレンで蒸発した蒸気は蒸気溜め2
5に集合し、その蒸気はスーパーヒーター26で排ガス
の熱を回収し、後述の伝熱管46の入口ヘッダ47へ送
られる。上記排ガスは、上記スーパーヒーター26で熱
を奪われた後、炉壁のメンブレンと同様の構造の蒸発器
28、低温腐食回避のための給水加熱器29、燃焼空気
用の空気加熱器30でさらに熱を奪われる。そして、ガ
ス冷却器32で冷却された後にバグフィルタ34で除塵
され、排気ファン36を通って煙突から排気される。
【0023】次に、上記焼却炉10の底部の構造を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0024】炉底の左右方向中央には、第1分散板38
が配設され、この第1分散板38の左右両側に第2分散
板40が配設されており、両第2分散板40は断熱壁
(装置本体側壁)11に隣接している。第1分散板38
と第2分散板40とは、水平方向に離間しており、この
部分が不燃物排出部42となっている。この不燃物排出
部42の下方には不燃物抜き出し装置44が設けられ、
この不燃物抜き出し装置44は、上記不燃物排出部42
から導出された不燃物入り砂を左右両外側に搬送するス
クリュコンベアを内蔵している。
【0025】ここで、上記第1分散板38は、左右の不
燃物排出部42に向かうに従って低くなるように山形に
傾斜しており、第2分散板40も、不燃物排出部42に
向かうに従って低くなる方向に傾斜している。これらの
傾斜角度は、適宜設定すればよいが、具体的には、15
°以上35°以下が好適である。
【0026】両第2分散板40の上方には、複数本の伝
熱管(熱回収手段)46が図1奥行き方向(図2の上下
方向)に等間隔で並設されている。各伝熱管46は、断
熱壁11下部を側方に貫通して炉内に臨み、上記第2分
散板40上で蛇行し、上記貫通部よりも上方で断熱壁1
1を貫通して炉外へ導出されており、その両端は、図1
の奥行き方向に延びる入口ヘッダ47及び出口ヘッダ4
8にそれぞれ接続されている。そして、スーパーヒータ
ー26から入口ヘッダ47へ送られた蒸気が焼却熱回収
媒体として伝熱管46内を流れ、出口ヘッダ48に回収
されるようになっている。
【0027】この炉内には、流動層12を主燃焼部と熱
回収部とに区画する散気管(区画部材)50が配設され
ている。各散気管50は、上記伝熱管46の上方に位置
する上側部51と、この上側部51から上記伝熱管46
の側方を通って略垂直方向に延び、第2分散板40に至
る立直部52とからなり、上側部51の管壁の側面及び
その近傍には多数のガス噴射孔が穿設されている。
【0028】上記上側部51は、不燃物排出部42に向
かうに従って低くなる方向に傾斜しており、この上側部
51より少し上方に流動層12の上面が位置している。
上記傾斜角度の設定は自由であるが、具体的には5°以
上35°以下が好適である。
【0029】上記立直部52の途中部分の周囲には、耐
火材やジャケット等からなるバッフル(区画部材)54
が配設されている。各バッフル54同士の間には微小の
隙間55が確保され、この隙間55を僅かながら砂粒子
が流通可能となっている。
【0030】なお、散気管50の配設間隔は、伝熱管4
6の配設間隔と等しく設定されているが、伝熱管46の
管径よりも散気管50の管径が大きい分だけ、散気管5
0同士の隙間が伝熱管46同士の隙間よりも小さくなっ
ている。また、散気管50同士の隙間は、バッフル54
と第2分散板40との間の上下間隔(すなわち熱回収部
の出口幅)と比べても小さくなっている。
【0031】上記分散板38,40には多数の流動化ガ
ス噴射口が穿設され、第1分散板38の下方には複数の
ガス室41bが、第2分散板40の下方には複数のガス
室40a,41,40b,40cが左右方向に並設され
ており、これらガス室と分散板とで散気装置が構成され
ている。
【0032】上記ガス室のうち、熱回収部の下方に位置
するガス室40b,40c、及び前記散気管52が接続
されているガス室41には、配管57Aを介して空気供
給源である一次空気ブロア(空気供給手段)56Aが接
続され、この一次空気ブロア56から吐出された流動化
ガス(空気)がそのまま第2分散板40の流動化ガス噴
射口や散気管52管壁の流動化ガス噴射口から炉内の流
動層12に向けて噴射されるようになっている。
【0033】これに対し、上記ガス室41よりも不燃物
排出部42に近いガス室40aと、第1分散板38下方
のガス室41bとには、配管57B及び混合器58を介
して前記一次空気ブロア56Aと同様の一次空気ブロア
(空気供給手段)56Bが接続され、上記混合器58に
は、バッファタンク59を介してPSA装置等からなる
酸素発生装置(酸素付加手段)60が接続されている。
そして、上記一次空気ブロア56Bから供給される空気
に対して上記酸素発生装置60からバッファタンク59
を介して供給される高純度酸素ガスが上記混合器58で
付加され、富酸素ガスとして上記各ガス室40a,41
bに供給されるようになっている。ここで、上記ガス室
41に供給される富酸素ガスは、散気管52の管壁に設
けられた多数の流動化ガス噴射口から流動層12内へ噴
射され、上記ガス室40aから流動化ガス噴射口を通じ
て噴射される富酸素ガスは、不燃物排出部42に向かっ
て水平方向に噴出し、上記バッフル54において上記第
1分散板38側を向く面の近傍を通るようになってい
る。
【0034】また、各ガス室に接続される配管57A,
57Bの途中には、各配管57内を流れる流動化ガスの
風量を調節する図略のダンパが設けられ、このダンパを
用いて流動化ガス噴射量を配管57ごとに調節可能とな
っている。
【0035】この実施形態では、基本的に、全てのガス
室のうち不燃物排出部42近傍のガス室41bからの流
動化ガス噴射量が比較的大きく設定され、第1分散板3
8の山形中央部及び第2分散板40において伝熱管46
の下方の部分に位置するガス室41からの流動化ガス噴
射量が、比較的小さく設定されている。このような噴射
量設定のため、図1に白抜き矢印で示すように、主燃焼
部側で砂粒子がバッフル54の側面近傍を通って上昇
し、炉の中央側と散気管50の上側部51側とへ溢れて
それぞれ沈降する流れが形成されている。
【0036】次に、この装置の作用を説明する。
【0037】まず、焼却物投入口16から投入された都
市ごみ等の廃棄物(被処理物)は、第1分散板38上の
流動層12内(主燃焼部内)に落下し、燃焼する。この
流動層12では、バッフル54の近傍を通って上昇した
砂粒子が炉の中央側と散気管50の上側部51側とへ溢
れてそれぞれ沈降する。
【0038】より具体的に、上側部51側へ溢れた粒子
は、これら上側部51同士の隙間を通り、バッフル54
と断熱壁11とに挟まれた熱回収部内で伝熱管46同士
の間を沈降し、この伝熱管46に焼却熱を与えた後(す
なわち伝熱管46が焼却熱を回収した後)、第2分散板
40の傾斜面に沿って不燃物排出部42側へ滑り落ち
る。また、炉中央へ溢れた粒子は、そのまま第1分散板
38の山形中央へ沈降し、この第1分散板38の傾斜面
に沿ってやはり不燃物排出部42側へ滑り落ちる。ここ
で、不燃物排出部42のすぐ手前のガス室41bからは
強い流動化ガスの噴射が行われているため、一部の砂粒
子は上記流動化ガスに押し上げられて主燃焼部へ再還流
し、他の砂粒子は不燃物(固形物)とともに不燃物排出
部42内へ落下し、不燃物抜き出し装置44によって左
右両外側へ搬出される。この搬出物は篩いにかけられ、
細かい砂粒子のみが上記流動層12に再供給される。
【0039】ここで、ガス室41b,40aを通じて主
燃焼部に噴射される流動化ガスは、一次空気ブロア56
Bから吐出されるガスに高純度酸素ガスを付加した富酸
素ガスとされているので、従来のように空気をそのまま
噴射する場合よりも流動層主燃焼部内での燃焼が促進さ
れ、流動層内燃焼率が高まる。そして、ここで発生した
熱が流動層12を媒介として熱回収部での伝熱管46に
伝えられることにより、この伝熱管46を通じての熱回
収効率も高められる。
【0040】次に、第2実施形態を図4及び図5に基づ
いて説明する。
【0041】この実施形態では、装置底部の中央に不燃
物排出口14が設けられ、その左右にそれぞれ第1分散
板B1及び第2分散板B2が配設されている。そして、
第2分散板B2上において上記不燃物排出口14の近傍
の位置に区画部材54が立設され、この区画部材54に
よって、上記流動層12が図4左側の主燃焼部と、同図
右側の熱回収部とに区画されている。この区画部材54
の下部には、支柱53が間欠的に配され、これら支柱5
3の間に、上記主燃焼部と熱回収部とを連通する流動層
連通路28が形成されている。
【0042】第1分散板B1及び第2分散板B2は、そ
れぞれ不燃物排出口14に向かって傾斜し、全体が谷型
となっており、両分散板B1,B2の下方に、ガス室4
3a,43b,43c,43dが配設されている。
【0043】ガス室43aは、両分散板B1,B2の下
方に形成され、第2分散板B2において区画部材54の
下方の領域と、第1分散板B1の略全域とに面してい
る。ガス室43bは、第2分散板B2の外側部分の下
方、すなわち、伝熱管46が設けられている熱回収部の
下方にのみ形成されている。ガス室43cは、第1分散
板B1において上記不燃物排出口14の近傍に位置する
部分の下方にのみ形成され、ガス室43dは、第2分散
板B2において上記不燃物排出口14の近傍に位置する
部分の下方にのみ形成されている。
【0044】両分散板B1,B2には、その上方の流動
層12と下方のガス室とを連通するガス噴射口が形成さ
れている。ただし、図5には、便宜上、上記ガス室43
c,43dにそれぞれ臨むガス噴射口62,64のみを
図示している。この図のように、第1ガス噴射口62の
配設位置は、第2ガス噴射口64の配設位置に対して両
分散板B1,B2の並び方向(図5では左右方向)と直
交する方向(図5では上下方向)にずれた位置に設定さ
れている。また、区画部材54にも、上記ガス室43a
と連通する第1流動化ガス噴射口54aが形成されてい
る。
【0045】そして、上記ガス室43aに前記第1実施
形態でも示した一次空気ブロア56Aが直接接続され、
この一次空気ブロア56Aから吐出された空気がガス室
43aを通じてそのまま流動化ガスとして第1分散板B
1から上方に向けて噴射されるようになっている。同様
に、ガス室43c,43dには高速一次空気ブロア56
Cが接続されており、この高速一次空気ブロア56Cか
ら吐出された空気がガス室43cを通じてそのまま第1
高速ガスとして第1分散板B1から噴射されるとともに
ガス室43dを通じて第2高速ガスとして第2分散板B
2から噴射されるようになっている。
【0046】これに対し、ガス室43bには、混合器5
8を介して前記第1実施形態でも示した一次空気ブロア
56Bが接続され、上記混合器58には、バッファタン
ク59を介してPSA装置等からなる酸素発生装置(酸
素付加手段)60が接続されている。そして、上記一次
空気ブロア56Bから供給される空気に対して上記酸素
発生装置60からバッファタンク59を介して供給され
る高純度酸素ガスが上記混合器58で付加され、富酸素
ガスとして上記ガス室43bに供給され、第2分散板B
2から上方に噴射されるようになっている。
【0047】ここで、上記高速一次空気ブロア56Cに
よる第1高速ガス及び第2高速ガスの噴射速度は、他の
流動化ガスの噴射速度よりも大きく設定されている。さ
らに、第1高速ガスは上記第1分散板B1から第2分散
板B2の上方に向けて斜め上方に噴射され、第2高速ガ
スは第2分散板B2から第1分散板B1の上方(詳しく
は後記区画部材54の上方)に向けて斜め上方に噴射さ
れるように、両噴射口62,64の向きが設定されてい
る。また、区画部材54の形状及び配設位置は、この区
画部材54が両噴射口62,64からの各高速ガスの噴
射方向から外れるように設定されており、図例では、区
画部材54は断面略L字状に形成されている。
【0048】次に、この装置の作用を説明する。
【0049】まず、図外上方の投入口から投入された被
処理物は、第1分散板B1上の流動層12に落下する。
この流動層12は、ガス室43aからの富酸素ガスの噴
射により、軽い気泡層状態で沈降する移動層となってお
り、ここで上記被処理物中の可燃物の一次燃焼(粗燃
焼)が行われ、不燃物は沈降して不燃物排出口14から
排出される。
【0050】ここでの流動層12は、主燃焼部を構成し
ており、この主燃焼部には空気よりも酸素ガス濃度の高
い富酸素ガスが第1分散板B1より噴射されているた
め、その分被処理物の燃焼が促進され、流動層12での
燃焼率が高められる。
【0051】不燃焼物(主に炭素)は、上記流動層12
を沈降し、かつその傾斜に沿って不燃物排出口14へ漸
次移動するが、その手前のガス噴射口62から噴射され
る第1高速ガスにより、区画部材54を避けながらその
上方へ向けて流動粒子とともに吹き上げられ、区画部材
54を超えて熱回収部側(図4,図5右側)の流動層1
2に落下し、この流動層12を媒体として、上記主燃焼
部で発生した燃焼熱が熱回収部に伝達される。この熱回
収部での流動層12も、軽い気泡層状態で沈降する移動
層となっているが、この熱回収部には通常の空気のみが
噴射されており、その分燃焼は緩慢で、上記炭素がゆっ
くりと完全燃焼される。
【0052】この燃焼により灰となった被処理物は、流
動粒子とともに区画部材54下部の流動層連通路28を
通って不燃物排出口14へ向うが、その手前側で斜め上
方に噴射される第2の高速ガスによってフリーボード
(流動層上方の空間)へ吹き上げられ、排出ガスととも
に炉上部の排出口から排出される。この灰とともに吹き
上げられた高温の流動粒子は、その後落下して主燃焼部
に戻り、以下、上述の要領で略8の字状の循環を繰り返
す(図1の破線矢印参照)。この循環により、全体の均
熱化が促される。
【0053】そして、伝熱管46内を流れる水分は、上
記排気ガスとの熱交換で飽和蒸気または過熱蒸気とな
り、装置外へ誘導される。これにより、熱回収部の熱が
回収される。
【0054】*実験データ 図6は、前記第2実施形態で示した装置において、ガス
室43bから熱回収部に空気をそのまま噴射した場合
と、上記空気に酸素を付加してから噴射した場合(最終
酸素ガス濃度約25%)とについて、砂層(流動層)内
での燃焼率を測定した結果を示したものである。ここ
で、上記砂層内燃焼率は、(砂層内での燃焼により発生
した熱量)/{(砂層内での燃焼により発生した熱量)
+(砂層外での燃焼により発生した熱量)}で表され
る。また、図7は、上記砂層内燃焼率と砂層部での熱回
収量との関係を測定した結果を示したものである。
【0055】図6から、主燃焼部に噴射するガスに予め
高純度酸素ガスを付加しておくことで砂層内燃焼率が高
まり、特に、廃棄物の低位発熱量が高い場合にその効果
が著しいことが理解できる。そして、図7から、砂層内
での燃焼率が高いほど砂層部での熱回収量も増大するこ
とが理解できる。よって、上記酸素ガスの付加により、
砂層部での熱回収量を増加させることができ、これによ
り、熱回収効率を大幅にアップできると、結論できる。
【0056】なお、本発明は以上の実施形態に限定され
るものではなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0057】(1) 前記富酸素ガスでの酸素ガス濃度は、
空気中での酸素ガス濃度(約21%)よりも高い範囲で
適宜設定すればよい。ただし、この酸素ガス濃度が30
%以上になると、流動層12内での燃焼が過度に促進さ
れ、その熱で、断熱壁11や区画部材54を構成する耐
火材が損傷し易くなることが実験により判明しているた
め、上記酸素ガス濃度は30%未満の値に設定すること
が、より好ましい。このような酸素ガス濃度の設定は、
例えば前記第1実施形態の装置の場合、混合器58への
酸素ガス流量の調節により自由に行うことが可能であ
る。
【0058】(2) 本願請求項1記載の方法では、装置全
域にわたり富酸素ガスを噴射するようにしてもよい。た
だし、主燃焼部ではなく熱回収部で富酸素ガスを噴射さ
せても燃焼の促進に寄与する度合が低いため、この熱回
収部に対しては酸素ガスの付加を止めることにより、コ
ストをより削減できる。
【0059】(3) 本発明において、流動化ガスのうち酸
素成分を除く成分は特に問わず、例えば、アルゴン等の
不活性ガスに適量の酸素ガスを混入したものでもよい。
ただし、前記各実施形態に示すように、熱回収部に対し
ては空気をそのまま噴射し、主燃焼部の少なくとも一部
に対しては空気に少量の酸素ガスを付加したガスを噴射
するようにすることにより、無尽蔵の空気をフルに利用
した安価な構成で上記の優れた効果が得られる利点があ
る。
【0060】(4) 上記実施形態では、分散板に設けられ
た流動化ガス噴射口から流動化ガスを噴射したものを示
したが、上記分散板に代え、多数本の散気管を平行に並
べ、これら散気管の管壁に設けられた流動化ガス噴射口
から上方に流動化ガスを噴射するような装置にも本発明
を適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、次の効
果を得ることができる。
【0062】請求項1記載の方法は、上記流動層に対し
て上記散気装置の少なくとも一部から噴射する流動化ガ
スを、酸素ガス濃度が空気中での酸素ガス濃度よりも高
い富酸素ガスとするものであるので、従来のように空気
をそのまま流動化ガスとして噴射する場合に比べ、流動
層内での被処理物の燃焼を促進して流動層内での燃焼率
を高めることができ、簡単な構成で上記流動層内からの
熱回収手段による熱回収効率をアップさせることができ
る効果がある。
【0063】特に、請求項2,5記載のように、上記主
燃焼部に対する流動化ガスの酸素ガス濃度のみを高め
て、専らこの主燃焼部での燃焼率を高めることにより、
上記主燃焼部で多くの熱を発生させてこの熱を流動層を
媒体に熱回収手段で回収でき、熱回収部に対して噴射す
る流動化ガスの酸素ガス濃度は低く抑えることにより、
コストをさらに削減できる。
【0064】さらに、請求項3,6記載の方法及び装置
では、上記主燃焼部の少なくとも一部に対しては上記流
動化ガスとして空気に酸素ガスを付加したガスを噴射
し、上記熱回収部に対しては上記流動化ガスとして空気
をそのまま噴射するようにしているので、無尽蔵の空気
をフルに活用した安価な手段で熱回収効率をアップでき
る効果がある。
【0065】また、請求項4,7記載のように、上記富
酸素ガスの酸素ガス濃度は30%未満とすることによ
り、高価な酸素を無駄に消費することなく、また、過度
の燃焼促進で装置にダメージを与えることなく、熱回収
効率を好適にアップさせることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における流動層熱回収装
置の要部を示す断面正面図である。
【図2】上記要部を示す一部断面平面図である。
【図3】上記流動層熱回収装置の全体構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態における流動層熱回収装
置の要部を示す断面正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】前記第2実施形態で酸素を付加しない場合と酸
素を付加した場合とでの廃棄物低位発熱量と砂層内燃焼
率との関係を示すグラフである。
【図7】上記砂層内燃焼率と砂層部熱回収量との関係を
示すグラフである。
【図8】従来の流動層熱回収装置の一例を示す断面正面
図である。
【符号の説明】
10 焼却炉 12 流動層 38 第1分散板(散気装置を構成) 40 第2分散板(散気装置を構成) 40a,40b,40c,41,41a,43a,43
b,43c,43dガス室(散気装置を構成) 46 伝熱管(熱回収手段) 50 散気管(区画部材) 54 バッフル(区画部材) 56A,56B,56C 一次空気ブロア(空気供給手
段) 60 酸素発生装置(酸素付加手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の底部に設けられた散気装置上
    にこの散気装置から噴射される流動化ガスを受けて流動
    する流動粒子からなる流動層が形成され、この流動層中
    に同流動層での被処理物の焼却により発生した熱を回収
    する熱回収手段が設けられた流動層熱回収装置におい
    て、上記散気装置の少なくとも一部から噴射する流動化
    ガスとして酸素ガス濃度が空気中での酸素ガス濃度より
    も高い富酸素ガスを噴射することを特徴とする流動層熱
    回収装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 装置本体の底部に設けられた散気装置上
    にこの散気装置から噴射される流動化ガスを受けて流動
    する流動粒子からなる流動層が形成され、この流動層中
    に同流動層での被処理物の焼却により発生した熱を回収
    する熱回収手段が設けられるとともに、上記流動層を上
    記熱回収手段が設けられている熱回収部と被処理物が投
    与される主燃焼部とに区画する区画部材が設けられた流
    動層熱回収装置において、上記主燃焼部の少なくとも一
    部に対しては上記流動化ガスとして酸素ガス濃度が空気
    中での酸素ガス濃度よりも高い富酸素ガスを噴射し、上
    記熱回収部に対しては上記流動化ガスとして酸素濃度が
    空気中での酸素ガス濃度以下のガスを噴射することを特
    徴とする流動層熱回収装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の流動層熱回収装置の運転
    方法において、上記主燃焼部の少なくとも一部に対して
    は上記流動化ガスとして空気に酸素ガスを付加したガス
    を噴射し、上記熱回収部に対しては上記流動化ガスとし
    て空気をそのまま噴射することを特徴とする流動層熱回
    収装置の運転方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の流動層
    熱回収装置の運転方法において、上記富酸素ガスの酸素
    ガス濃度を30%未満とすることを特徴とする流動層熱
    回収装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 装置本体の底部に設けられた散気装置上
    にこの散気装置から噴射される流動化ガスを受けて流動
    する流動粒子からなる流動層が形成され、この流動層中
    に同流動層での被処理物の焼却により発生した熱を回収
    する熱回収手段が設けられるとともに、上記流動層を上
    記熱回収手段が設けられている熱回収部と被処理物が投
    与される主燃焼部とに区画する区画部材が設けられた流
    動層熱回収装置において、上記散気装置から上記主燃焼
    部の少なくとも一部に対して上記流動化ガスとして酸素
    ガス濃度が空気中での酸素ガス濃度よりも高い富酸素ガ
    スを噴射させる第1噴射手段と、上記散気装置から上記
    熱回収部に対して上記流動化ガスとして酸素濃度が空気
    中での酸素ガス濃度以下のガスを噴射させる第2噴射手
    段とを備えたことを特徴とする流動層熱回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の流動層熱回収装置におい
    て、上記第1噴射手段として、上記散気装置のガス噴射
    部に空気を供給する空気供給手段と、上記空気がガス噴
    射部から噴射される前にこの空気に酸素ガスを付加する
    酸素付加手段とを備え、上記第2噴射手段として、上記
    散気装置のガス噴射部に空気をそのまま供給する空気供
    給手段を備えたことを特徴とする流動層熱回収装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の流動層熱回収装
    置において、上記富酸素ガスの酸素ガス濃度が30%未
    満となるように上記第1噴射手段を構成したことを特徴
    とする流動層熱回収装置。
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JP2015203552A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 荏原環境プラント株式会社 旋回流型流動床炉
WO2019176685A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 荏原環境プラント株式会社 流動層熱回収装置

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