JP2005121342A - 循環流動層炉の運転方法 - Google Patents
循環流動層炉の運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005121342A JP2005121342A JP2003359747A JP2003359747A JP2005121342A JP 2005121342 A JP2005121342 A JP 2005121342A JP 2003359747 A JP2003359747 A JP 2003359747A JP 2003359747 A JP2003359747 A JP 2003359747A JP 2005121342 A JP2005121342 A JP 2005121342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- riser
- fluidized bed
- bed furnace
- media
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】設備費を増大させることなく、ライザ内における流動媒体による濃厚層及び希薄層の安定形成を行うことで燃焼及び/又はガス化処理の安定化を図ることが可能な循環流動層炉の運転方法を提供する。
【解決手段】処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザ1と、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザ1へ戻すダウンカマー2とを備えた循環流動層炉の運転方法であって、流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザ1の底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ1内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザ1と、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザ1へ戻すダウンカマー2とを備えた循環流動層炉の運転方法であって、流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザ1の底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ1内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、循環流動層炉の運転方法に関する。
循環流動層炉は、石炭やオイルコークスなどの燃料、都市ごみや廃プラスチックや汚泥や製紙スラッジなどの廃棄物、RDF(燃料固形化ごみ)などを燃焼或いはガス化させて焼却処理や熱回収などを行うのに広く用いられている。
図2は、例えば、特開2003−240209号公報(特許文献1)にその例示があるように、代表的な循環流動層炉を示す概略構成図である。図2に示す循環流動層炉は、処理対象物を焼却或いはガス化させるライザ1と、流動媒体である循環粒子を捕集してライザ1へと戻すダウンカマー2とで主に構成されている。ライザ1は炉本体11からなり、炉本体11内の下部には炉内に1次空気を吹き込む散気管12が設けられている。また、炉本体11の側壁には、炉内に2次空気を吹き込むための2次空気吹き込み口13と、炉内に処理対象物を投入するための投入口15とが下方から順次設けられている。
ライザ1では、散気管12及び2次空気吹き込み口13から炉内に空気を吹き込んで、投入口15から炉内に投入した処理対象物を、炉底部に充填された砂などの流動媒体とともに流動化させる。その過程で、処理対象物は、乾燥され、揮発分を発散し、或いは、燃焼する。なお、含水率が高い処理対象物を専焼する場合や混焼割合が高く処理対象物の自燃が困難である場合は、炉本体11の側壁に補助燃料供給口14を設け、この補助燃料供給口14からオイルガンやガスガンなどにより炉内に補助燃料を供給する方法も用いられている。
ダウンカマー2は、流動媒体などを捕集する捕集部21と、捕集した流動媒体などをライザ1に戻す循環粒子戻し管22とを備えている。ダウンカマー2には、多くの場合、ライザ1からのガスが捕集部21内を上昇するのを防止するシール部23が設けられている。ダウンカマー2には、処理対象物の燃焼などにより生じた排ガスや未燃分並びに流動媒体などが、ライザ1の上部から接続配管3を介して供給される。捕集部21では、それらを排ガスと流動媒体や比較的粒径の大きな灰などとに分離する。捕集部21で分離した排ガスは、比較的粒径の小さな灰などを同伴して排ガス処理設備へと送られ、除塵後に煙突から外部へと放出される。また、捕集部21で回収した流動媒体や比較的粒径の大きな灰などは、循環粒子として、シール部23及び循環粒子戻し管22を介してライザ1の下部へと戻して未燃分の再燃焼などを行う。
上述の炉本体11の炉床部に充填された流動媒体は、その下方から吹き込まれる1次空気により流動状態となり、流動媒体による濃厚層を形成し、その保有する高い熱量および撹拌効果により処理対象物の乾燥及び揮発分の発散を促進させる。また、前記炉本体11の上方には、1次空気の吹き込み及び2次空気の吹き込みにより吹き上げられ、流動する流動媒体による希薄層が形成され、その流動する媒体の保有する熱量および撹拌効果により処理対象物の燃焼或いはガス化を行う。
つまり、このような循環流動層炉においては、ライザ内における流動媒体による濃厚層と希薄層の形成状態が炉内の燃焼状態に大きく影響を与える。
特開2003−240209号公報
上記図2に示すような従来形の循環流動層炉は、ライザ内における流動媒体による濃厚層及び希薄層の形成状態を制御することで炉内の燃焼を制御している。通常、前記濃厚層及び希薄層の形成は1次空気の吹き込み量を調節して行っているが、1次空気の吹き込み量の調節だけでは流動媒体の流動量を制御することには限界があり、安定に濃厚層及び希薄層を形成することは困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、設備費を増大させることなく、ライザ内における流動媒体による濃厚層及び希薄層の安定形成を行うことで燃焼及び/又はガス化処理の安定化を図ることが可能な循環流動層炉の運転方法を提供することを目的とする。
上記の課題は次の発明により解決される。
[1]処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[2]上記[1]において、流動媒体として、一方の媒体の平均粒径を1とした場合に、他方の媒体の平均粒径が0.5〜0.85の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[3]処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、前記流動媒体として粒子密度の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[4]上記[3]において、流動媒体として、一方の媒体の粒子密度を1とした場合に、他方の媒体の粒子密度が0.25〜0.7の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[1]処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[2]上記[1]において、流動媒体として、一方の媒体の平均粒径を1とした場合に、他方の媒体の平均粒径が0.5〜0.85の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[3]処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、前記流動媒体として粒子密度の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
[4]上記[3]において、流動媒体として、一方の媒体の粒子密度を1とした場合に、他方の媒体の粒子密度が0.25〜0.7の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする循環流動層炉の運転方法。
本発明によれば、設備費を増大させることなく、ライザ内における流動媒体による濃厚層及び希薄層の安定形成を行うことで燃焼及び/又はガス化処理の安定化を図ることが可能な循環流動層炉の運転方法が提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例を説明する。
図1は、本発明方法が適用される循環流動層炉の一例を示す概略構成図である。なお、以下の説明においては、循環流動層炉として、例えば、処理対象物である木屑等のバイオマスを熱分解、部分酸化或いは水蒸気改質等によりガス化処理し、原料生成或いはエネルギー回収を目的として可燃ガスを生成させる場合について説明するが、一般の廃棄物等の焼却処理に同様に用いることができることはいうまでも無い。
図1に示す循環流動層炉は、前記処理対象物をガス化させるライザ1と、流動媒体である循環粒子を捕集してライザ1へと戻すダウンカマー2とを備えている。ライザ1は炉本体11からなり、炉本体11内の下部には炉内に1次空気を吹き込む散気管12が設けられている。また、炉本体11の側壁には、炉内に処理対象物を投入するための投入口15と、炉内に2次空気を吹き込むための2次空気吹き込み口13とが下方から順次設けられている。
ライザ1では、散気管12及び2次空気吹き込み口13から炉内に空気を吹き込んで、投入口15から炉内に投入した処理対象物を、炉底部に充填された流動媒体とともに上昇させる。その過程で、処理対象物は、乾燥され、揮発分を発散し、ガス化処理される。なお、含水率が高い処理対象物をガス化処理する場合は、炉本体11の側壁に補助燃料供給口14を設け、この補助燃料供給口14からオイルガンやガスガンなどにより炉内に補助燃料を供給するようにしてもよい。
ダウンカマー2は、流動媒体などを捕集する捕集部21と、捕集した流動媒体などをライザ1に戻す循環粒子戻し管22とを備えている。ダウンカマー2には、ライザ1からのガスが捕集部21内を上昇するのを防止するためのシール部23を設けることが好ましい。ここで、前記捕集部21としては、例えば、サイクロン式のものを用いることが好ましい。
前記ダウンカマー2には、処理対象物のガス化処理により生じた生成ガス並びに流動媒体などが、ライザ1の上部から接続配管3を介して供給される。捕集部21では、それらを可燃ガスと流動媒体や比較的粒径の大きな灰などとに分離する。捕集部21で分離された可燃ガスは、比較的粒径の小さな灰などを同伴して可燃ガス処理設備へと送られ、除塵後に貯蔵タンク等に貯蔵される。また、捕集部21で回収した流動媒体や比較的粒径の大きな灰などは、循環粒子として、シール部23及び循環粒子戻し管22を介してライザ1の下部へと戻して未燃分の再燃焼などを行う。なお、前記シール部23としては、例えば、ループシール、シールポット、Lバルブ等を用いることができる。
上述の炉本体11の炉床部に充填された流動媒体は、その下方から吹き込まれる1次空気により流動状態となり、流動媒体による濃厚層を形成し、その保有する高い熱量および撹拌効果により処理対象物の乾燥及び揮発分の発散を促進させる。また、前記炉本体11の上方には、1次空気の吹き込み及び2次空気の吹き込みにより吹き上げられ、流動する流動媒体による希薄層が形成され、その流動する媒体の保有する熱量および撹拌効果により処理対象物のガス化処理を完結させる。
このような構成の循環流動層炉において、本発明に係る循環流動層炉の運転方法は、流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に流動媒体による濃厚層、上部に流動媒体による希薄層を形成することを特徴とするものである。
前記平均粒径の異なる2種類の媒体の内、平均粒径の大きい方の媒体は、ライザ底部から吹き込む1次空気によってはライザ上部まで吹き上げられることはなく、ライザ内の下部に留まる。それに対し、平均粒径の小さい方の媒体は、ライザ底部から吹き込む1次空気によって少なくともその一部がライザ内上方まで吹き上げられる。これにより、ライザ内の下部には平均粒径の大きい方の媒体を主とする流動媒体の密度の高い濃厚層が形成され、ライザ内上部には1次空気により吹き上げられた平均粒径の小さい方の媒体による流動媒体の密度の低い希薄層が形成される。
なお、前記1次空気の流量は炉の操業状況等により適宜変更され得るものであり、また、1次空気の流速はそれぞれの流動媒体における平均粒径の大きさにより濃厚層及び希薄層が適切に形成されるように調節される。
上述のように、本発明においては、平均粒径の異なる2種類の流動媒体を用いることにより、流動媒体による濃厚層と希薄層の形成が、それ程精密な制御を必要とすることなく、ライザ底部から吹き込む1次空気の流量及び流速の制御で可能となり、設備費の低減が可能となる。また、平均粒径の異なる2種類の流動媒体を用いることで、濃厚層と希薄層の形成を安定して行うことが可能となる。
これにより、前記濃厚層では熱容量の大きい流動媒体の攪拌効果により、処理対象物の乾燥及び熱分解が効率よく急速かつ安定的に行われ、前記希薄層では濃厚層で生成された処理対象物の熱分解ガスや未反応物の更なる分解反応が促進され、炉内のガス化処理の安定化および効率化を図ることが可能となる。
ここで、前記平均粒径の異なる2種類の流動媒体としては、一方の媒体の平均粒径を1とした場合に、他方の媒体の平均粒径が0.5〜0.85の範囲となるような2種類の媒体を用いることが好ましい。これにより、ライザ内下部に形成される流動媒体による濃厚層、及び、ライザ上部に形成される流動媒体による希薄層を効率的に安定性良く形成することが可能となる。なお、前記他方の媒体の平均粒径が0.5より小さい場合は、流動媒体を捕集するサイクロンでの捕集効率が悪くなるため適さない。また、前記他方の媒体の平均粒径が0.85を超える場合は、平均粒径の大きい媒体との差異が小さくなり、濃厚層と希薄層を明確に分けることができなくなるため不適となる。
前記流動媒体には、例えば、川砂、海砂、山砂等の硅砂、若しくは、アルミナ粒子などを用いることができる。なお、具体的な実施例としては、例えば、平均粒径0.25mmの硅砂6号と、平均粒径0.145mmの硅砂7号とを前記平均粒径の異なる2種類の流動媒体として使用することができる。
また、本発明は、前記流動媒体として粒子密度の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に濃厚層、上部に希薄層を形成するようにしてもよい。
粒子密度の異なる2種類の媒体を用いることで、上述の平均粒径の異なる2種類の媒体を用いた場合と同様の効果を有する。つまり、粒子密度の異なる2種類の媒体の内、粒子密度の大きい方の媒体は、ライザ底部から吹き込む1次空気によってはライザ上部まで吹き上げられることはなく、ライザ内の下部に留まる。それに対し、粒子密度の小さい方の媒体は、ライザ底部から吹き込む1次空気によって少なくともその一部がライザ内上方まで吹き上げられる。これにより、ライザ内の下部には粒子密度の大きい方の媒体及び粒子密度の小さい方の媒体の一部による流動媒体の密度の高い濃厚層が形成され、ライザ内上部には1次空気により吹き上げられた粒子密度の小さい方の媒体の一部による流動媒体の密度の低い希薄層が形成される。
なお、前記1次空気の流量は炉の操業状況等により適宜変更され得るものであり、また、1次空気の流速はそれぞれの流動媒体における粒子密度の大きさにより濃厚層及び希薄層が適切に形成されるように調節される。
上述のように、本発明においては、粒子密度の異なる2種類の流動媒体を用いることにより、流動媒体による濃厚層と希薄層の形成が、それ程精密な制御を必要とすることなく、ライザ底部から吹き込む1次空気の流量及び流速の制御で可能となる。また、粒子密度の異なる2種類の流動媒体を用いることで、濃厚層と希薄層の形成を安定して行うことが可能となる。これにより、炉内の燃焼もしくはガス化の安定化を図ることが可能となる。
ここで、前記粒子密度の異なる2種類の流動媒体としては、一方の媒体の粒子密度を1とした場合に、他方の媒体の粒子密度が0.25〜0.7の範囲となるような2種類の媒体を用いることが好ましい。これにより、ライザ内下部に形成される流動媒体による濃厚層、及び、ライザ上部に形成される流動媒体による希薄層を効率的に安定性良く形成することが可能となる。なお、前記他方の媒体の粒子密度が0.25より小さい場合は、流動媒体を捕集するサイクロンでの捕集効率が悪くなるため適さない。また、前記他方の媒体の粒子密度が0.7を超える場合は、粒子密度の大きい媒体との差異が小さくなり、濃厚層と希薄層を明確に分けることができなくなるため不適となる。
前記流動媒体には、例えば、川砂、海砂、山砂等の硅砂、高炉スラグ、若しくは、アルミナ粒子、石灰石やドロマイトなどを用いることができる。なお、具体的な実施例としては、例えば、粒子密度2.6T/m3 の硅砂と、1.7T/m3 の多孔質アルミナ粒子を流動媒体として使用することができる。
1 ライザ
2 ダウンカマー
11 炉本体
12 散気管
13 2次空気吹き込み口
14 補助燃料供給口
15 投入口
21 捕集部
22 循環粒子戻し管
23 シール部
2 ダウンカマー
11 炉本体
12 散気管
13 2次空気吹き込み口
14 補助燃料供給口
15 投入口
21 捕集部
22 循環粒子戻し管
23 シール部
Claims (4)
- 処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、
流動媒体として平均粒径の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。 - 流動媒体として、一方の媒体の平均粒径を1とした場合に、他方の媒体の平均粒径が0.5〜0.85の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする請求項1に記載の循環流動層炉の運転方法。
- 処理対象物の燃焼及び/又はガス化処理を行うライザと、流動媒体である循環粒子を捕集して前記ライザへ戻すダウンカマーとを備えた循環流動層炉の運転方法であって、
前記流動媒体として粒子密度の異なる2種類の媒体を用い、前記ライザの底部から吹き込む1次空気により前記媒体を流動させ、ライザ内の下部に前記流動媒体の濃厚層、上部に前記流動媒体の希薄層を形成することを特徴とする循環流動層炉の運転方法。 - 流動媒体として、一方の媒体の粒子密度を1とした場合に、他方の媒体の粒子密度が0.25〜0.7の範囲となるような2種類の媒体を用いることを特徴とする請求項3に記載の循環流動層炉の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359747A JP2005121342A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 循環流動層炉の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359747A JP2005121342A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 循環流動層炉の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005121342A true JP2005121342A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34615870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003359747A Pending JP2005121342A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 循環流動層炉の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005121342A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100458282C (zh) * | 2005-11-03 | 2009-02-04 | 中国石油大学(北京) | 燃烧石油焦或气化余焦的内混式燃烧装置 |
US8425638B2 (en) | 2008-03-21 | 2013-04-23 | Ihi Corporation | Method of operating gasification facility |
CN104456583A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-03-25 | 南京工大环境科技有限公司 | 一种化工污泥焚烧工艺及装置 |
JP6410973B1 (ja) * | 2018-01-19 | 2018-10-24 | 伊藤忠セラテック株式会社 | 流動層用流動媒体 |
-
2003
- 2003-10-20 JP JP2003359747A patent/JP2005121342A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100458282C (zh) * | 2005-11-03 | 2009-02-04 | 中国石油大学(北京) | 燃烧石油焦或气化余焦的内混式燃烧装置 |
US8425638B2 (en) | 2008-03-21 | 2013-04-23 | Ihi Corporation | Method of operating gasification facility |
CN104456583A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-03-25 | 南京工大环境科技有限公司 | 一种化工污泥焚烧工艺及装置 |
CN104456583B (zh) * | 2014-11-24 | 2016-03-23 | 南京工大环境科技有限公司 | 一种化工污泥焚烧工艺 |
JP6410973B1 (ja) * | 2018-01-19 | 2018-10-24 | 伊藤忠セラテック株式会社 | 流動層用流動媒体 |
WO2019142814A1 (ja) | 2018-01-19 | 2019-07-25 | 伊藤忠セラテック株式会社 | 流動層用流動媒体 |
KR20200042915A (ko) | 2018-01-19 | 2020-04-24 | 이또쯔 세라테크 가부시키가이샤 | 유동층용 유동 매체 |
CN111133253A (zh) * | 2018-01-19 | 2020-05-08 | 伊藤忠陶瓷科技株式会社 | 流化床用流化介质 |
CN111133253B (zh) * | 2018-01-19 | 2021-12-10 | 伊藤忠陶瓷科技株式会社 | 流化床用流化介质 |
US11236904B2 (en) | 2018-01-19 | 2022-02-01 | Itochu Ceratech Corporation | Bed medium for fluidized bed |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100595042B1 (ko) | 연료의 가스화시스템 | |
CN101622328B (zh) | 流化床气化方法 | |
US5937772A (en) | Reburn process | |
CN101849140B (zh) | 流化焚烧炉和使用该流化焚烧炉的污泥的流化焚烧方法 | |
FI124422B (fi) | Menetelmä tuhkan käsittelemiseksi ja tuhkan käsittelylaitos | |
WO1999066264A1 (fr) | Technique d'exploitation d'incinerateur a lit fluidise et incinerateur | |
KR100616582B1 (ko) | 유동층가스화 연소로 | |
US6709636B1 (en) | Method and apparatus for gasifying fluidized bed | |
JP2009019870A (ja) | 流動層ガス化燃焼炉 | |
JP2005207643A (ja) | 循環流動層炉及びその運転方法 | |
JP3770653B2 (ja) | 流動層炉によるガス化燃焼方法 | |
JP2004212032A (ja) | 流動層ガス化炉 | |
JP2005121342A (ja) | 循環流動層炉の運転方法 | |
JP3913229B2 (ja) | 循環流動炉 | |
JP5490488B2 (ja) | 廃棄物溶融処理方法 | |
JP3954816B2 (ja) | ガス供給装置及びガス供給方法 | |
JP2007163132A (ja) | 流動層ガス化方法及び装置 | |
JP3800099B2 (ja) | 循環流動層炉及び循環流動層ボイラ | |
JP2007217696A (ja) | 素材製造システム及びガス供給方法 | |
JP3790418B2 (ja) | 下水汚泥等の高含水率・高揮発性の廃棄物焼却炉に用いる外部循環流動層炉の運転方法 | |
JP2003156208A (ja) | ガス供給装置及びガス供給方法 | |
RU2321799C1 (ru) | Способ сжигания горючего сланца в котле с циркулирующим псевдоожиженным слоем | |
JP2991638B2 (ja) | 廃棄物焼却装置 | |
CA2486318A1 (en) | An apparatus and method for gasifying solid organic materials | |
JP3838699B2 (ja) | 円筒形流動層ガス化燃焼炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071225 |