JPH09330057A - ガス放電表示パネルの階調表示方法及びガス放電表示装置 - Google Patents

ガス放電表示パネルの階調表示方法及びガス放電表示装置

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JPH09330057A
JPH09330057A JP8147198A JP14719896A JPH09330057A JP H09330057 A JPH09330057 A JP H09330057A JP 8147198 A JP8147198 A JP 8147198A JP 14719896 A JP14719896 A JP 14719896A JP H09330057 A JPH09330057 A JP H09330057A
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耕 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像を表示させる場合において、なだ
らかに階調が変化する画像がディスプレイ画面上を移動
する場合(動画像の場合)には、依然はっきりとした偽
輪郭が視認され、表示画像の画質が著しく劣化するもの
であった。 【解決手段】 ディジタル変換された映像信号データに
対応した輝度の相対比の異なる複数のサブフィールドに
より表示体を駆動して所望階調を表示するガス放電表示
パネルの階調表示方法において、上記映像信号データを
冗長ビットを用いた映像信号データに変換し、この冗長
ビットを用いた映像信号データに基づいて上記表示体を
駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多階調に画像を
表示するプラズマディスプレイパネル等ガス放電表示パ
ネルの階調駆動方法及びその表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネル(以
下、PDPという)等を用いた平面型画像表示装置が将
来の高度情報化システムに対応する表示デバイスとして
注目されている。このような平面型画像表示装置の特徴
とするところは、従来のCRT画像表示装置に比べ、薄
型化・軽量化が可能であること、視野角度が広範囲であ
ること()、高い輝度()が得られること等である。ま
た、PDPのような表示体は、駆動入力電圧と表示出力
との関係、即ち電圧輝度特性は非線形性がきわめて強い
ものであり(ある一定の電圧を越えなければ放電が行わ
れず、デジタル表示に適合する)、1フレームを点灯期
間(輝度に比例)の相対比の異なる複数のサブフィール
ド(以下、SFという)で構成し、かつ、受信した映像
信号を上記各SFの数のビット数のディジタル信号に変
換し、この変換されたビットデータに基づいて相応する
画素を適宜のSF(1SF又は複数SF)で所定期間点
灯させて所要階調の画像を表示させている。例えば、6
4階調の画像表示を行う場合には受信した映像信号を6
ビットの映像信号データ、256階調の画像表示を行う
場合には受信した映像信号を8ビットの映像信号データ
に変換する。
【0003】そして、このような駆動方法によって画像
の表示が行う画像表示装置では、例えば、各フレームを
SFの輝度の相対比がSF1から昇順となるように駆動
シーケンスを構成した場合、やや暗い背景の前をやや明
るい画像が移動する画面では、やや明るい画像の進行方
向側の縁に暗い帯状の偽輪郭が視認される場合がある。
これは、上述のように、PDP等ガス放電表示装置の画
像表示が点灯期間の異なる複数のSFを時間的につなぎ
合わせて行われるのに対し、人間の視線も表示された画
像の動きに追従し、時間的に表示された画像を網膜上で
次々につなぎ合わせることにより画像認識を行うという
時間的要素を有し、この時間的要素の相違により生じる
現象であり、例えば、暗い背景の前を明るい画像が移動
した場合には、この移動に伴い明るい画像の右端に連続
する暗い部分が偽輪郭として視認される。また、カラー
画像を表示するPDP等の場合は、R(赤)、G
(緑)、B(青)の各画素に異なる複数の映像信号が入
力されていることもあり、例えば人間の皮膚等のように
緩やかに階調(輝度又は明るさ)が変化する画像が画面
内を移動した場合には、単色の場合と異なり、その移動
した画像上に複数色の帯状の偽輪郭が発生し、表示され
た画像の画質を著しく劣化させていた。
【0004】図13はなだらかに(ほぼ直線的に)階調
が変化する状態を表示した画像が表示画面30内を左右
に移動した場合に偽輪郭が認識される様子を説明するた
めの説明図であり、図13(a)において、画像31は
階調が左から右に向かって0から63に緩やかに変化し
ている状態を示している。また、図13(b)は画像3
1が左(矢印A)方向に移動し、それを人の視線が追従
した場合における網膜の知覚量を示す説明図、図13
(c)は逆に、画像31が右(矢印B)方向に移動した
場合における網膜の知覚量を示す関係図である。図13
(b)及び図13(c)に示すように、画像31が右
(矢印A)方向に移動し、それを人の視線が追従した場
合には網膜上SFが重なり合い、16階調、32階調及
び48階調の近辺において明るい輪郭成分が知覚され、
逆に画像31が左(矢印B)方向に移動した場合には網
膜上SF間の隙間ができ、16階調、32階調及び48
階調の近辺において暗い輪郭成分が知覚される。
【0005】また、図14はnフレームにおいて26階
調から37階調まで緩やかに変化した画像が次の(n+
1)フレームで1画素分右方向に移動した状態を示す説
明図であり、このような画像の移動を人間が見た場合、
例えば、nフレームの32階調を示すフレームが(n+
1)フレームで31階調に変化する部分ではSF6の発
光部分がSF5の発光部分に繰り下がり、網膜への刺激
量が大きい部分と隣接して網膜上知覚され、偽輪郭とし
て視認される。
【0006】例えば、特開平7−175439号公報に
は、この偽輪郭の発生を緩和・防止するディスプレイ装
置の駆動方法に関し、複数のサブフィールドのうち、サ
スティン期間(維持動作期間)の最も長いサブフィール
ドを2以上に分割し、かつこれら各サブフィールドの走
査順序を表示期間と非表示期間とが短時間で、かつ等間
隔に切り替わるように並べ替え、駆動させる方法が開示
されている。しかし、実際にこの方法を用いて画像を表
示させた場合(サブフィールドを2分割し、かつ走査順
序を並べ替えて駆動させた場合)、ある程度偽輪郭の発
生を緩和できるものの、改善の程度はそれほど顕著では
なく、カラー画像を表示した場合には依然はっきりとし
た偽輪郭が視認される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のPDP等の階調
駆動方法は、以上のように駆動シーケンスが構成されて
いたので、ビットの繰り上がり、繰り下がりに対応した
偽輪郭の発生はある程度緩和できるものの実際に画像を
表示させた場合にはその効果はそれほど顕著ではなく、
特にカラー画像を表示させる場合において、なだらかに
階調が変化する画像がディスプレイ画面上を移動する場
合(動画像の場合)には、依然はっきりとした偽輪郭が
視認され、表示画像の画質が著しく劣化するものであっ
た。
【0008】また、SFを分割し、走査順序を並べ替え
るという従来の方法では、偽輪郭の発生防止効果を上げ
るために分割の対象となる、例えばSF6の分割数をい
くつかに増加させた場合には、1フレームにおけるアド
レス期間の占める割合が増加することにより最大輝度が
低下し、またSF数が増加した分走査回数が増えること
になりアドレス電極を駆動するドライバ回路などの消費
電力が増加して、回路に余分な負荷がかかるという問題
があった(ドライバ回路の負荷を低減させることは、こ
の技術分野における重要な課題でもある。)。
【0009】また、1フレーム内におけるSFの数が増
加すると、1秒間に60フレーム分の画像表示をするこ
とが規格によって定められているこの種の画像表示装置
においては(即ち1フレームの映像信号が16.7ms
で駆動処理される。)、その分1SFの走査速度が高速
とならざるを得ず、使用デバイス上の観点からも制限を
受けるという問題があった。
【0010】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたものであり、動画像、特に緩やかに階調
が変化する画像が表示画面上を移動する場合に画質劣化
の原因である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の表示
を行う場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示が実
現できる新規なガス放電表示パネルの階調駆動方法及び
ガス放電表示装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項第1項の発明に係
るガス放電表示パネルの階調表示方法は、ディジタル変
換された映像信号データに対応した輝度の相対比の異な
る複数のサブフィールドにより表示体を駆動して所望階
調を表示するガス放電表示パネルの階調表示方法におい
て、上記映像信号データを冗長ビットを用いた映像信号
データに変換し、この冗長ビットを用いた映像信号デー
タに基づいて上記表示体を駆動するものである。
【0012】請求項第2項の発明に係るガス放電表示パ
ネルの階調表示方法は、上記冗長ビットを輝度の最も大
きいサブフィールドに対応した上記映像信号データのビ
ットの近傍に配置するのである。
【0013】請求項第3項の発明に係るガス放電表示パ
ネルの階調表示方法は、動画像を表示する映像信号デー
タを検出し、この検出された映像信号データのみを上記
冗長ビットを用いた映像信号データに変換するものであ
る。
【0014】請求項第4項の発明に係るガス放電表示パ
ネルの階調表示方法は、ディジタル変換された映像信号
データに対応した輝度の相対比の異なる複数のサブフィ
ールドにより表示体を駆動して所望階調を表示するガス
放電表示パネルの階調表示方法において、上記映像信号
データを冗長ビットを用いた映像信号データに変換し、
この変換された上記冗長ビットを用いた映像信号データ
と無変換の上記映像信号データと使い分けて上記表示体
を駆動するものである。
【0015】請求項第5項の発明に係るガス放電表示パ
ネルの階調表示方法は、上記冗長ビットを用いた映像信
号データと無変換の上記映像信号データとを走査ライン
単位で使い分けるものである。
【0016】請求項第6項の発明に係るガス放電表示パ
ネルの階調表示方法は、上記冗長ビットを用いた映像信
号データと無変換の上記映像信号データとを画素(ドッ
ト)単位で使い分けるものである。
【0017】請求項第7項の発明に係るガス放電表示装
置は、受信した映像信号をディジタルの映像信号データ
に変換するA/D変換部と、上記映像信号データを冗長
ビットを用いた映像信号データに対応するデータに変換
するデータ変換部と、このデータ変換部から出力された
上記冗長ビットを用いた映像信号データに対応するデー
タと冗長ビットデータとを記憶するフレームメモリ部
と、このフレームメモリ部から読み出された上記冗長ビ
ットを用いた映像信号データに対応するデータと冗長ビ
ットデータとの各ビットに重み付けられた所定輝度レベ
ルの輝度信号に基づき書込み動作信号及び維持動作信号
を出力する駆動部と、この駆動部から出力された上記書
込み動作信号及び維持動作信号により駆動され、所定階
調の画像を表示する表示パネル部とを設けたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施形態について図
1及び図2を用いて説明する。図1はこの発明のガス放
電表示パネルの階調表示方法を実現するための回路構成
図であり、このようなガス放電表示装置の動作原理は、
例えば2枚のガラス板により挟まれた放電空間にプラズ
マ放電を生じさせ、このプラズマ放電により発生した紫
外線をR(赤)、G(緑)、B(青)の各蛍光体に当て
カラー画像を表示させる。なお、本実施形態では64階
調のカラー画像を表示するガス放電表示装置について説
明するが、駆動原理は256階調表示を行う場合等も同
様である。図1において、1は受信信号から分離された
映像信号(RGB)が入力される映像信号入力端子、2
は映像信号入力端子1から入力された映像信号(RG
B)をディジタル映像信号(RGB)4に変換するA/
D変換部、1フレームのサブフィールド(以下、SFと
いう)数に対応するビット数、例えば64階調の画像表
示を行う場合には通常6ビットのディジタル信号にディ
ジタル変換するA/D変換部、3はディジタル映像信号
4が入力されると共に、後述する冗長サブフィールド
(SFex)の輝度レベルaを設定する減算器、5はデ
ィジタル映像信号4と減算器3により減算されたデータ
とがそれぞれ入力され、かつ、冗長サブフィールド(S
Fex)の使用又は不使用の選択指示に基づいて出力す
る映像信号データを切り替るデータ変換部、6はデータ
変換部5から出力された6ビットの映像信号データと冗
長SF用に出力された映像信号データexとを1フレー
ム分、ビット毎に設けられた各メモリにそれぞれ記憶す
るフレームメモリ部(第1ビット目のデータはメモリ6
−1、第2ビット目のデータはメモリ6−2・・・、冗
長SF用のデータexは冗長ビットメモリ6−exにそ
れぞれ対応して記憶される。)、7はフレームメモリ部
6に記憶された1フレームの映像信号データを予め設定
された駆動シーケンスに従って各ビット毎に読み出すS
F切替用セレクタ回路、8はアドレス信号により指定さ
れたプラズマディスプレイパネル(以下、PDPとい
う)9のアドレス部分(指定画素)に、SF切替用セレ
クタ回路7により読み出された第1ビットのデータに基
づいて第1サブフィールド(SF1)、第2ビットのデ
ータに基づいて第2サブフィールド(SF2)・・・、
冗長SF用のデータに基づいて冗長サブフィールド(S
Fex)の階調表示を順次行う駆動部、10はPDP9
の指定アドレス部分に壁電荷を形成するための書込動作
信号、11は壁電荷形成後、PDP9の全画面に一斉に
加えられプラズマ放電を発生させる維持動作信号であ
る。なお、SF切替用セレクタ回路7は、駆動部8を駆
動する駆動シーケンスが設定されており、この設定され
た駆動シーケンスのに基づいてフレームメモリ部6に記
憶された映像信号データを読み出す。本実施形態では下
位のビットbit1から昇順に映像信号データが読み出
され、点灯期間(維持放電動作期間)が最も長いサブフ
ィールドSF6に対応した第6ビット目の映像信号デー
タが読み出された後に冗長ビットデータexが読み出さ
れる。この駆動シーケンスについては後述する(第3
図)。
【0019】12は制御信号入力端子13から入力され
るクロック信号、同期信号等の制御信号に基づき回路全
体に対しタイミング信号を与えたり、フレームメモリ部
6に記憶される映像信号データの書き込み又は読み出し
のタイミングを制御したりするコントローラ部、14は
フレームメモリ部6に対して書き込み用のアドレス信号
15を出力し、この書き込み用のアドレス信号15に従
ってデータ変換部5から出力された映像信号データ4を
フレームメモリ部6の各メモリに記憶させる書込み制御
部、16はフレームメモリ部6に対して読み出し用のア
ドレス信号17を出力し、この読み出し用のアドレス信
号17に従ってフレームメモリ部6に記憶された映像信
号データ4をSF切替用セレクタ回路7に読み出させる
読出し制御部、18は後述するように、データ変換部5
に対して冗長サブフィールド(SFex)の使用又は不
使用を指示する冗長SF選択信号19の出力タイミング
を制御すると共に、冗長サブフィールド(SFex)の
使用又は不使用の選択に基づいてフレームメモリ部6の
冗長SF用メモリ6−exに冗長SF用の映像信号デー
タを出力する冗長SF選択部、20は書込み制御部1
4、読出し制御部16及び冗長SF選択部18を制御す
る制御プログラム、駆動部8、PDP9を駆動制御する
制御プログラム等を有し、これら各種制御プログラムに
基づいて回路全体の動作制御を行う主制御部である。
【0020】また、図2は本発明に係るガス放電表示パ
ネルの概略構成図であり、図1に示すガス放電表示装置
の画像表示部分であるPDP9の電極配列とこれら各電
極群の駆動ドライバとを示す。図2において、22は透
明電極であるW電極群(W1、W2、・・・Wk)、Y電
極群(Y1、Y2、・・・Yn)、X電極群(X1、X
2、・・・Xn)をそれぞれ内部に配置したガラス基板、
23はそれぞれが画素であり、これら各画素は列方向に
設けられたW電極とこのW電極と垂直に設けられた行方
向のY電極、X電極とによってそれぞれ形成されてい
る。また、8−1、8−2はアドレス電極群であるW電
極群(W1、W2、・・・WK)を駆動するWドライバ回
路、8−3は走査電極群であるY電極群(Y1、Y2、
・・・Yn)を駆動するYドライバ回路、8−4は維持電
極群であるX電極群(X1、X2、・・・Xn)を駆動す
るXドライバ回路であり、W−X電極によって書き込み
動作を行い、この書き込み動作に指定アドレスに壁電荷
を形成し、その後Y−X電極によって維持放電を行い画
像表示を行う。なお、書き込み動作に必要な書込動作信
号10の書き込み電圧は、例えば20V〜100V程
度、維持放電に必要な維持動作信号11の維持電圧は、
例えば150V〜200V程度である。
【0021】次に、本発明の階調表示方法を実現するた
めの放電表示パネルの駆動シーケンスについて図3及び
図4を用いて詳細に説明する。図3は本発明の階調表示
方法を実現するための駆動シーケンスを示し、図3
(a)は冗長ビットデータexが1のときに駆動される
駆動シーケンス図、図3(b)は冗長ビットデータex
が0のときに駆動される駆動シーケンス図である。ま
た、本駆動シーケンスは64階調の画像表示を行う場合
について示している。本駆動シーケンスは1フレームが
6ビットの映像信号データに対応する6つのサブフィー
ルドSF1〜SF6と冗長SF選択部18によりその使
用又は不使用がそれぞれ選択される冗長ビットに対応し
た冗長サブフィールド(SFex)とによって構成さ
れ、1つのサブフィールド(SF)はリフレッシュした
1画面分のデータの書き込みを行う書込み(アドレス)
動作期間とそのサブフィールド(SF)の輝度レベルを
決める維持動作期間で構成されている。そして、1フレ
ームで1つの階調が表示され、6つのサブフィールドS
F1〜SF6と冗長サブフィールド(SFex)との組
み合わせ又は6つのサブフィールドSF1〜SF6のみ
の組み合わせによって64階調の画像表示を行う。な
お、図3(b)においては冗長ビットデータが1のとき
は冗長サブフィールド(SFex)は無表示期間とな
り、その期間は書き込み動作、維持動作ともに行われな
い。これら各サブフィールドの配列順序は任意である
が、図3に示すようにSF1、SF2、SF3、SF
4、SF5、SF6の順に各SFが走査される場合に
は、冗長サブフィールドは、維持動作期間が最も長い
(最も輝度が高い)サブフィールド(以下、MSBとい
う)の近傍に配置した方がより効果的である。また、図
3(a)、(b)において、横方向は時間の推移を示
し、縦方向は走査線を示す。書込み動作期間の斜めの直
線は線順次に書き込み(アドレス)動作を行うことを示
し、図ではPDP9のn本の走査線(ライン1〜ライン
l、ただしl=n)を順次駆動する様子を示している。
また、書込み動作期間に引き続いて長方形で示される期
間はn本の走査線上のすべてのonセル(指定画素)を
同時に維持放電動作させる状態を示しており、維持放電
動作の単位時間当りの発光強度が一定であれば各SFの
輝度レベルは維持動作の継続時間に比例し、継続時間を
制御することにより容易に所望の輝度レベルを分配する
ことが可能である。冗長サブフィールド(SFex )
の輝度レベルはa(整数)で表わしており、必ずしも2
のべき乗の数値をとる必要はなく、偽輪郭成分の拡散の
程度や表示画像の輝度(明るさ)等から適宜決定し、S
F切替用セレクタ7で調整しておけばよい。また、後述
するように、SF切替用セレクタ7で輝度レベルaの値
を走査ライン毎、ドット毎に可変とすることができるよ
う構成されており、図示していないが例えば、主制御部
20によりこの可変とするタイミングが制御される。そ
して、本発明は後述のように、冗長ビットに対応する冗
長サブフィールド(SFex)を用いて表示画像の階調
表示を行うことにより、SF駆動法において本質的に発
生する動画偽輪郭を拡散させ、観察者に視認されにくい
画像表示ができるガス放電表示装置を提供する。
【0022】また、冗長用メモリexに冗長ビットデー
タ1が記憶されるのは、冗長SF選択部18から出力さ
れる冗長ビット選択信号19(s=1)がデータ変換部
5に対して出力された場合であって、この冗長ビット選
択信号19(s=1)がデータ変換部5に入力される
と、データ変換部5はA/D変換部2より出力された映
像信号データを冗長ビットを用いた映像信号データに変
換し、フレームメモリ部6に対して変換したその映像信
号データを出力する。例えば、後述する図4のデータ変
換表において、32階調を示す映像信号データを冗長ビ
ットを用いた映像信号データに変換する場合について説
明すると、まず、冗長SF選択部18からデータ変換を
指示する冗長SF選択信号19(s=1)がデータ選択
部5に出力され、かつ、冗長SF選択部18からフレー
ムメモリ部6の冗長SF用メモリ6−exに対して冗長
ビットデータであるex=1画出力される、そして冗長
SF選択信号19(s=1)が入力されたデータ選択部
5はA/D変換部2から出力された映像信号データ10
0000を010110に変換して、フレームメモリ部
6に出力する。つまり、フレームメモリ6のメモリ6−
1には0、メモリ6−2には1、メモリ6−3には1、
メモリ6−4には0、メモリ6−5には1、メモリ6−
6には0、そして冗長SF用メモリ6−exには1がそ
ろぞれ記憶される。
【0023】図4は本発明に係る64階調(0〜63階
調)の映像信号データを示したデータ変換表であり、1
0進法表示(0〜63)に対して冗長ビット不使用の場
合の映像信号データを左欄に、冗長ビットを使用した場
合の映像信号データをその右欄に示す。これら2種類の
映像信号データのいづれかがフレームメモリ部6に記憶
され、この記憶された映像信号データに基づき一連の階
調表示がなされる。なお、図4は減算器3のa(輝度レ
ベル)の値を10に設定した場合を示している。
【0024】次に、本発明の階調表示方法について詳細
に説明する。以上のとおり、図1に示す本発明に係るガ
ス放電表示装置において、冗長SF選択部18により冗
長サブフィールドの使用を選択指示する冗長SF選択信
号19(s=1)がデータ変換部5に出力された場合に
は、フレームメモリ部6には図4に示すようにコード変
換された映像信号データが記憶されることになる。そし
て駆動部8によってこのような映像信号データに基づく
図3(a)の階調駆動が行われると、偽輪郭の発生原因
でビットの繰り上がり、繰り下がりに対応した偽輪郭の
発生はほぼ防止することができる。即ち、冗長サブフィ
ールド(SFex)が選択された場合には、ある階調を
表示するフレームとその次に駆動されるフレームとの間
で1フレーム期間以上点灯しない期間(非表示期間)が
生じることをなくすことができ、この非表示期間が短い
時間で分散されることにより、偽輪郭が発生してもほと
んど目立たなくなる。
【0025】また、冗長サブフィールド(SFex)を
使用するだけではその規則性により、ある場合には偽輪
郭発生防止の効果が顕著に得られない場合が生じる恐れ
が考えられるが、以下、このような規則性を取り除き、
冗長サブフィールド(SFex)使用による偽輪郭発生
防止の効果を上げる方法について説明する。具体的に
は、サブフィールドを分割する(増加させる方向)とい
ものではなく、冗長サブフィールド(SFex)の使用
又は不使用を例えば、走査ライン毎あるいはドット毎に
切り替えるというものである。
【0026】図5は冗長サブフィールド(SFex)の
使用又は不使用を走査ライン毎に選択して切り替える場
合について示す説明図であり、図5において、22はP
DP等の表示画面、24は上述したX電極群及びY電極
群の各電極と対応した走査ラインである。走査ライン数
はX電極群又はY電極群の電極数に対応する。また、走
査ライン24のうち斜線部分は冗長ビットが使用され、
その冗長ビットに対応した冗長サブフィールド(SFe
x)の駆動が行われる走査ラインであり、図5は冗長ビ
ットの使用又は不使用が1来毎に切り替えられている状
態を示している。以上によれば、冗長ビット使用による
規則性が失われ、偽輪郭成分の拡散効果を更に向上させ
ることができる。また、冗長ビットの使用又は不使用を
切り替えるタイミングは、主制御部20から出力された
制御信号によって与えられるが、切り替えタイミングは
全くランダムに切り替わるようにしておいてもよく、例
えば、1ラインおき、2ラインおきと変化させるもので
あってもよい。表示された動画像の不自然さを軽減させ
るためには、1ライン毎にsの値を入れ替える操作を加
えることが有効である。これらの操作により、冗長ビッ
ト不使用(s=0)のラインと冗長ビット使用(s=
1)のラインとが画面上混在することになり、上位ビッ
トの繰り上がり、繰り下がりの起こる階調レベルが異な
り、偽輪郭成分が走査ラインごとに拡散される。
【0027】図6は図5に示されるように、走査ライン
1ライン毎に冗長ビットの使用又は不使用を切り替えた
場合における偽輪郭成分の発生状態を示した説明図であ
り、図6によれば、図14に示す従来の方法に比べて偽
輪郭成分の発生がより拡散されていることが認識でき
る。なお、図6はMSBにおけるビットの繰り上がり、
繰り下がりにおける偽輪郭成分の拡散状態を示すもので
あるが、冗長ビットを用いて偽輪郭成分の拡散を行わせ
るという本発明によれば、MSBより下位のビットにお
ける偽輪郭成分の拡散効果も十分に得ることができる。
【0028】図7(a)は図5に示されるように、走査
ライン1ライン毎に冗長ビットの使用又は不使用を切り
替えた場合であり、MSBより下位のビットにおける偽
輪郭成分の拡散状態を示した説明図、図7(b)は従来
の方法によって得られた偽輪郭成分の拡散状態を示す説
明図である。図7(a)と図7(b)との比較からも分
かるように、本発明によれば、MSBの部分だけでな
く、MSBより下位のビットにおいても偽輪郭成分が十
分に拡散され、広範囲な階調表示において偽輪郭成分に
よる画質の劣化を防止することができる。また、図8は
偽輪郭の発生が分散されて網膜に対する知覚量が平均化
された状態を示す説明図であり、図8(a)に示すよう
に冗長ビットが不使用の走査ライン、例えば走査ライン
Lでは32階調の近辺で強い輪郭が発生し、また、図8
(b)に示すように冗長ビット使用の走査ライン、例え
ば走査ライン(L+1)では42階調の近辺で強い輪郭
が発生し、この2つのパターンが交互に発生することに
よって偽輪郭成分が拡散され、図8(c)に示すように
偽輪郭の知覚量が弱められた状態で網膜に知覚される。
さらに、フレーム毎に冗長ビットの使用又は不使用を反
転させても良い。
【0029】以上のように、本発明ではサブフィールド
をいくつかに分割し、走査順序を並べ替えるという従来
の方法に比べて、サブフィールド数の増加に伴う輝度レ
ベルの低下等種々の弊害を生じさせることなく偽輪郭成
分の拡散効果を向上させることができる。
【0030】次に、冗長サブフィールド(SFex)の
使用又は不使用をドット毎に選択して切り替える場合に
ついて説明する。上述したような冗長サブフィールド
(SFex)の使用又は不使用を走査ライン毎に選択し
て切り替える方法は、動画像の移動方向が水平方向であ
る場合にはかなり有効であるが、実際の動画像水平方向
だけでなく、垂直方向に移動する場合があり、冗長サブ
フィールド(SFex)の使用又は不使用をドット毎に
選択して切り替える方法はこのような垂直方向に移動す
る動画像に対しても偽輪郭成分の拡散効果を十分に得る
ことができる。図9は冗長サブフィールド(SFex)
の使用又は不使用をドット毎に選択して切り替えて階調
表示をした場合を示す説明図であり、25は図示しない
リブ等によってそれぞれ区分けされたドット(画素)で
ある。図9において冗長サブフィールド(SFex)の
使用又は不使用は1ドット毎に切り替えており、冗長ビ
ットが使用されたドットは斜線で表示されて部分であ
る。この方法では、フレームメモリ部6に入力されるサ
ブフィールド毎の映像信号データはドットごとに冗長サ
ブフィールド(SFex) を使用(s=1)又は不使
用(s=0)が設定される。即ち、フレームメモリ部6
の冗長SF用メモリ6−exには1ドットおきに冗長S
F選択部から出力された冗長ビットデータexが記憶さ
れる。また、図10は図9に示されるように、1画素
(ドット)毎に冗長ビットの使用又は不使用を切り替え
た場合における水平1ライン上での偽輪郭成分の発生状
態を示した説明図であり、図10においても偽輪郭成分
の発生が十分に拡散されていることが認識できる。な
お、冗長サブフィールド(SFex)の使用又は不使用
切り替えはまったくランダムでよく、同色ドットでの1
ドットおき、2ドットおきのように冗長ビットの使用を
選択してもよい。より画像の不自然さを軽減させるため
には次に続く走査ラインではドット毎にsの値を入れ替
える操作を加えることが有効である。
【0031】また、その他の方法として、冗長サブフィ
ールド(SFex)の使用又は不使用をフレーム毎に切
り替えることが考えられる。フレーム毎に冗長サブフィ
ールド(SFex) の使用又は不使用を選択指示した
場合には、偽輪郭成分がフレーム毎に異なる位置に現
れ、動画像として時間的な拡散がなされる。また、冗長
サブフィールド(SFex)を使用(s=1)又は不使
用(s=0)とするタイミングはまったくランダムでも
よいし、1フレームおき、2フレームおきのように切り
替えてもよい。
【0032】以上のように、冗長サブフィールド(SF
ex)の使用又は不使用を切り替える種々の方法につい
て説明を行ってきたが、本発明ではサブフィールドをい
くつかに分割し、走査順序を並べ替えるという従来の方
法に比べて、サブフィールド数の増加に伴う輝度レベル
の低下を防止でき、また、冗長ビットを使用しない(s
=0)の場合には冗長サブフィールド(SFex)の
分、まったく書き込み動作、維持放電動作が生じないの
で、これら冗長サブフィールド(SFex)の使用又は
不使用をうまく切り替えることにより図1に示す回路全
体の消費電力を低減させることが可能となる。
【0033】実施の形態2.次に、本発明の他の実施形
態について説明する。上記実施形態.1では減算器3の
輝度レベルaの値が常に一定(図4はa=10の場合を
示す)であることを前提として説明しているが、原理的
には必ずしも減算器3の輝度レベルaをフレーム毎に共
通としておく必要はない。つまり、輝度レベルaが一定
である上記実施形態.1においては、偽輪郭成分、すな
わち冗長SFを用いることによって分散された偽輪郭
は、輝度レベルaが一定(規則的)であることによる出
現しやすい階調を依然としてもっており、場合によって
は、これを解消するために輝度レベルaを可変としてさ
らに偽輪郭成分の出現位置を分散させる必要がある。図
11は輝度レベルaが可変可能なガス放電表示装置を示
す回路構成図であり、図11において、26は主制御部
20から与えられた輝度レベル指定信号27(a)と映
像信号データ4(b)とからデータ変換部5に対して出
力する輝度レベルの値を演算する減算器である。なお、
図中同一符号は同一又は相当部分を示し、詳細な説明は
省略する。図1と異なるところは減算器26の入力が2
入力となり、映像信号データ4(b)と輝度レベル信号
27(a)との2つの入力信号からb−aの演算を行
い、この演算に基づいて新たに輝度レベルaの値を決定
する点である。図示はしていないが、この減算器26に
より演算された新たな輝度レベルaの値に応じて図3
(a)に示された冗長SF(SFex)の 維持動作シ
ーケンスも新たな輝度レベルaに応じた期間のもので駆
動される。
【0034】次に、輝度レベルaを可変とする場合につ
いて説明する。この輝度レベルaの変更は、上述したよ
うに走査ライン毎、ドット毎又はフレーム毎に行うこと
が考えられる。第1の方法としては、まず冗長サブフィ
ールド(SFex) の輝度レベルとしてa1を選択
し、かつ、データ変換部5において走査ライン毎に冗長
サブフィールド(SFex)の使用又は不使用を切り替
えるように設定する。そして、次のフレームではa2を
選択し、順にanまで選択使用した後、再びa1に戻
す。走査ライン毎の冗長サブフィールド(SFex)の
使用又は不使用の切り替えはまったくランダムでもよい
し、1ラインおき、2ラインおきのように変更してもよ
い。
【0035】第2の方法は、まず冗長サブフィールド
(SFex) の輝度レベルとしてa1を選択し、か
つ、データ変換部5において画素(ドット)毎に冗長サ
ブフィールド(SFex)の使用又は不使用を切り替え
るように設定する。つまり、冗長サブフィールド(SF
ex) の輝度レベルにa1を選択し、データ変換部5に
おいてドット毎にs=1とs=0とを切り替えることに
より、フレームメモリ部6に記憶されるSF毎のビット
データを、ドット毎に冗長サブフィールド(SFex)
を使用しない場合と使用する場合に設定する。 次の
フレームではa2を選択し、順にanまで使用した後、
再びa1に戻す。冗長サブフィールド(SFex)の使
用又は不使用の切り替えはまったくランダムでもよい
し、同色ドットでの1ドットおき、2ドットおきのよう
に変更してもよい。
【0036】第3の方法は、フレーム毎にs=0、s=
1の設定を切り替えることにより、フレームメモリ部6
に記憶されるSF毎の映像信号データをフレーム毎に冗
長サブフィールド(SFex)の使用又は不使用に設定
する。その際、sを1にする場合には輝度レベルaの値
を例えば前の輝度レベルaの値akからak+1に変更
する。また、sを0にするか1にするかはまったくラン
ダムでもよいが、この場合はs=0とs=1とを交互に
指示し、かつ、a1,a2,・・・anのフレームを続け
た後、s=0のフレームに戻る方法は効果が高い。いず
れの方法においても、輝度レベルa1,a2,・・・an
の値は必ずしも昇順、降順になる必要はない。隣り合う
フレーム間では輝度レベルaの差は1より大きく、MS
Bより小さい場合に偽輪郭成分の拡散効果を高めること
ができる。
【0037】実施の形態3.次に、本発明の他の実施形
態について説明する。上記各実施形態においては、フレ
ーム毎に冗長サブフィールド(SFex)使用(s=
1)又は不使用(s=0)の切り替え、または輝度レベ
ルaの値の変更を行う場合について説明したが、全画面
にわたって階調表示方法を規則的に変化させた場合、サ
ブフィールドの配列の規則的な変化に応じて階調表示す
るサブフィールドが時間的に集中を起こすような画像が
表示される場合には、わずかに画面上にフリッカーとい
う現象が視認される場合がある。このフリッカー対策と
しては、画像の動き部分(動画部分)だけを検出し、こ
の動画部分の速度、面積、肌色との色合いの近さから偽
輪郭の顕著な速い動き、または大きい動き部分、緩やか
に階調が変化する画像の有無から冗長ビットの使用又は
不使用を選択するsの値、輝度レベルaの値の調整を自
動的に行う。
【0038】図12は動き検出部28を用いて動きのあ
る部分の画像データについて、選択的にsの値の切り替
えを行う書込み電極の駆動回路の回路構成図である。動
き検出部28で検出された動き検出データ29は主制御
部20に出力され、主制御部20によって関連の制御処
理が行われる。例えば、動き検出データ29が主制御部
20に入力されると、その検出された動画部分にのみ冗
長ビットの使用が選択されるように冗長SF選択信号1
9(s=1)の出力を制御する制御信号が冗長SF選択
部18に対して出力される。その結果、データ変換部5
では、動きのある動画部分の映像信号データだけを冗長
ビット使用時の映像信号データにコード変換してフレー
ムメモリ部6に出力する。
【0039】また、動いている画像は過渡的な情報であ
り、かつ、動いている画像に対する観察者の視力は静止
画に比べて低下しており、冗長ビットの使用によりフリ
ッカーが生じても実際にはフリッカーとして煩わしさを
感じるほどには視認されることはない。逆に本発明によ
れば、静止画に対して冗長ビットが使用されることによ
るフリッカーの発生を防止することができるので、高品
質の画像表示の観点からはきわめて有効な手段である
(フリッカーは動画よりも静止画の方で顕著に現れ
る。)。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項第1項の発明によ
れば、ディジタル変換された映像信号データに対応した
輝度の相対比の異なる複数のサブフィールドにより表示
体を駆動して所望階調を表示するガス放電表示パネルの
階調表示方法において、上記映像信号データを冗長ビッ
トを用いた映像信号データに変換し、この冗長ビットを
用いた映像信号データに基づいて上記表示体を駆動する
ので、なだらかに階調が変化する画像が表示画面上を移
動する場合に画質劣化の原因である偽輪郭の発生を抑制
し、カラー画像の表示を行う場合にも画質劣化の少ない
高品質な画像表示が実現できる。
【0041】また、請求項第2項の発明によれば、上記
冗長ビットは輝度の最も大きいサブフィールドに対応し
た上記映像信号データのビットの近傍に配置するので、
画質劣化の原因である偽輪郭成分の発生が有効に拡散さ
れ、高品質の画像を得ることができる。
【0042】また、請求項第3項の発明によれば、動画
像を表示する映像信号データを検出し、この検出された
映像信号データのみを上記冗長ビットを用いた映像信号
データに変換するので、偽輪郭成分の影響が顕著な動画
像においては偽輪郭成分を有効に拡散でき、フリッカー
現象の影響が顕著に認識される静止画ではフリッカー現
象が発生せず、高品質の画像を得ることができる。
【0043】また、請求項第4項の発明によれば、ディ
ジタル変換された映像信号データに対応した輝度の相対
比の異なる複数のサブフィールドにより表示体を駆動し
て所望階調を表示するガス放電表示パネルの階調表示方
法において、上記映像信号データを冗長ビットを用いた
映像信号データに変換し、この変換された上記冗長ビッ
トを用いた映像信号データと無変換の上記映像信号デー
タと使い分けて上記表示体を駆動するので、なだらかに
階調が変化する画像が表示画面上を移動する場合に画質
劣化の原因である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の
表示を行う場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示
が実現でき、かつ、アドレス電極を駆動するドライバ回
路等、駆動系回路の消費電力が低減できる。
【0044】また、請求項第5項の発明によれば、上記
冗長ビットを用いた映像信号データと無変換の上記映像
信号データとを走査ライン単位で使い分けるので、画質
劣化の原因である偽輪郭成分の発生が有効に拡散され、
高品質の画像を得ることができる。
【0045】また、請求項第6項の発明によれば、上記
冗長ビットを用いた映像信号データと無変換の上記映像
信号データとを画素(ドット)単位で使い分けるので、
垂直及び水平方向の偽輪郭成分の発生が有効に拡散さ
れ、高品質の画像を得ることができる。
【0046】また、請求項第7項の発明によれば、受信
した映像信号をディジタルの映像信号データに変換する
A/D変換部と、上記映像信号データを冗長ビットを用
いた映像信号データに対応するデータに変換するデータ
変換部と、このデータ変換部から出力された上記冗長ビ
ットを用いた映像信号データに対応するデータと冗長ビ
ットデータとを記憶するフレームメモリ部と、このフレ
ームメモリ部から読み出された上記冗長ビットを用いた
映像信号データに対応するデータと冗長ビットデータと
の各ビットに重み付けられた所定輝度レベルの輝度信号
に基づき書込み動作信号及び維持動作信号を出力する駆
動部と、この駆動部から出力された上記書込み動作信号
及び維持動作信号により駆動され、所定階調の画像を表
示する表示パネル部とを設けたので、なだらかに階調が
変化する画像が表示画面上を移動する場合に画質劣化の
原因である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の表示を
行う場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1.に係るガス放電表示
装置を示す回路構成図である。
【図2】 図1に示すガス放電表示装置のガス放電表示
パネルを示す概略図である。
【図3】 この発明の階調駆動方法を実現するための駆
動シーケンス図である。
【図4】 図1に示すガス放電表示装置のフレームメモ
リ部に記憶される映像信号データのデータ変換表を示す
説明図である。
【図5】 この発明の階調駆動方法の一例を示す説明図
である。
【図6】 図5に示す階調駆動方法によりMSB近傍の
偽輪郭の発生が抑制された状態を示す説明図である。
【図7】 図5に示す階調駆動方法によりMSBより下
位ビットの偽輪郭の発生が抑制された状態を示す説明図
である。
【図8】 図5に示す階調駆動方法により偽輪郭の発生
が分散された状態を示す説明図である。
【図9】 この発明の階調駆動方法の他の例を示す説明
図である。
【図10】 図9に示す階調駆動方法によりMSB近傍
の偽輪郭の発生が抑制された状態を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施形態.2に係るガス放電表
示装置を示す回路構成図である。
【図12】 この発明の実施形態.3に係るガス放電表
示装置を示す回路構成図である。
【図13】 従来のガス放電表示装置において偽輪郭が
発生する原理を説明するための説明図である。
【図14】 従来のサブフィールド(SF)法により偽
輪郭が発生した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 A/D変換部、3 減算器、4 映像信号データ、
5 データ変換部、6 フレームメモリ部、7 SF切
替用セレクタ回路、8 駆動部、9 放電表示パネル、
10 書込み動作信号、11 維持動作信号、12 コ
ントローラ部、14 書込み制御部、15 書込み制御
信号、16 読出し制御部、17 読出し制御信号、1
8 冗長SF選択部、19 冗長SF選択信号、20
主制御部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項第1項の発明に係
るガス放電表示装置の表示方法は、複数のサブフィール
ドにより1フレームを構成して多階調を表示するガス放
電表示装置の表示方法において、上記複数のサブフィー
ルドを輝度の相対比の異なる所定数のサブフィールドと
これに付加された冗長サブフィールドとにより構成した
ものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項第2項の発明に係るガス放電表示装
置の表示方法は、上記冗長サブフィールドの輝度を可変
させるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項第3項の発明に係るガス放電表示装
置の表示方法は、輝度の相対比の異なる所定数のサブフ
ィールドとこれに付加された冗長サブフィールドとによ
り1フレームを構成した第1の駆動シーケンスと、輝度
の相対比の異なる所定数のサブフィールドとこれに付加
された無期間とにより1フレームを構成した第2の駆動
シーケンスとを選択的に駆動し、多階調を表示するよう
にしたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項第4項の発明に係るガス放電表示装
置の表示方法は、上記第1又は第2の駆動シーケンスを
走査ライン又はドットごとに切り替えるようにしたもの
である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項第5項の発明に係るガス放電表示装
置の表示方法は、受信した映像信号の中から動画像の映
像信号を検出し、この検出した動画像の映像信号を上記
第1の駆動シーケンスにより駆動させるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項第6項の発明に係るガス放電表示装
置の表示方法は、受信した映像信号をディジタルの映像
信号データに変換するA/D変換器と、上記映像信号デ
ータをデータ変換するデータ変換部と、このデータ変換
部から出力されたビットデータとこのビットデータに付
加される冗長ビットデータとが記憶されるフレームメモ
リ部と、このフレームメモリ部に記憶された上記ビット
データ及び上記冗長ビットデータに対応した駆動シーケ
ンスにより表示体を駆動する駆動部とを設けたものであ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項第7項の発明に係るガス放電表示装
置は、輝度の相対比の異なる所定数のサブフィールドと
これに付加された冗長サブフィールドとにより1フレー
ムを構成した第1の駆動シーケンスと、輝度の相対比の
異なる所定数のサブフィールドとこれに付加された無期
間とにより1フレームを構成した第2の駆動シーケンス
とを選択的に駆動して多階調を表示するようにしたガス
放電表示装置において、上記第2の駆動シーケンスによ
り駆動される映像信号データを出力するA/D変換器
と、このA/D変換器から出力された上記映像信号デー
タの輝度を減算し、上記第1の駆動シーケンスにより駆
動される映像信号データを出力する減算器と、この減算
器から出力された映像信号データ又は上記A/D変換器
から出力された映像信号データのいずれかを選択部の指
示により、上記所定数のサブフィールドに駆動されるビ
ットデータとして出力するデータ変換部と、このデータ
変換部から出力された上記ビットデータと上記冗長サブ
フィールドにより駆動される冗長ビットデータとが記憶
されるフレームメモリ部と、上記フレームメモリ部に記
憶された上記ビットデータ及び上記冗長ビットデータを
上記第1の駆動シーケンスにより、又は上記ビットデー
タを第2の駆動シーケンスより読み出すSF切替用セレ
クタと、このSF切替用セレクタからの駆動シーケンス
により表示体を駆動する駆動部とを設けたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項第1項の発明によ
れば、複数のサブフィールドにより1フレームを構成し
て多階調を表示するガス放電表示装置の表示方法におい
て、上記複数のサブフィールドを輝度の相対比の異なる
所定数のサブフィールドとこれに付加された冗長サブフ
ィールドとにより構成したので、なだらかに階調が変化
する画像が表示画面上を移動する場合に画質劣化の原因
である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の表示を行う
場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示が実現でき
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】また、請求項第2項の発明によれば、上記
冗長サブフィールドの輝度を可変させるので、画質劣化
の原因である偽輪郭成分の発生が有効に拡散され、高品
質の画像を得ることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、請求項第3項の発明によれば、輝度
の相対比の異なる所定数のサブフィールドとこれに付加
された冗長サブフィールドとにより1フレームを構成し
た第1の駆動シーケンスと、輝度の相対比の異なる所定
数のサブフィールドとこれに付加された無期間とにより
1フレームを構成した第2の駆動シーケンスとを選択的
に駆動し、多階調を表示するようにしたので、なだらか
に階調が変化する画像が表示画面上を移動する場合に画
質劣化の原因である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像
の表示を行う場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表
示が実現でき、かつ、アドレス電極を駆動するドライバ
回路等、駆動系回路の消費電力が低減できる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、請求項第4項の発明によれば、上記
第1又は第2の駆動シーケンスを走査ライン又はドット
ごとに切り替えるようにしたので、画質劣化の原因であ
る垂直又は水平方向の偽輪郭成分の発生が有効に拡散さ
れ、高品質の画像を得ることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】また、請求項第5項の発明によれば、受信
した映像信号の中から動画像の映像信号を検出し、この
検出した動画像の映像信号を上記第1の駆動シーケンス
により駆動させるので、偽輪郭成分の影響が顕著な動画
像においては偽輪郭成分を有効に拡散でき、フリッカー
現象の影響が顕著に認識される静止画ではフリッカー現
象が発生せず、高品質の画像を得ることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】また、請求項第6項の発明によれば、受信
した映像信号をディジタルの映像信号データに変換する
A/D変換器と、上記映像信号データをデータ変換する
データ変換部と、このデータ変換部から出力されたビッ
トデータとこのビットデータに付加される冗長ビットデ
ータとが記憶されるフレームメモリ部と、このフレーム
メモリ部に記憶された上記ビットデータ及び上記冗長ビ
ットデータに対応した駆動シーケンスにより表示体を駆
動する駆動部とを設けたので、なだらかに階調が変化す
る画像が表示画面上を移動する場合に画質劣化の原因で
ある偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の表示を行う場
合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示が実現でき
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、請求項第7項の発明によれば、輝度
の相対比の異なる所定数のサブフィールドとこれに付加
された冗長サブフィールドとにより1フレームを構成し
た第1の駆動シーケンスと、輝度の相対比の異なる所定
数のサブフィールドとこれに付加された無期間とにより
1フレームを構成した第2の駆動シーケンスとを選択的
に駆動して多階調を表示するようにしたガス放電表示装
置において、上記第2の駆動シーケンスにより駆動され
る映像信号データを出力するA/D変換器と、このA/
D変換器から出力された上記映像信号データの輝度を減
算し、上記第1の駆動シーケンスにより駆動される映像
信号データを出力する減算器と、この減算器から出力さ
れた映像信号データ又は上記A/D変換器から出力され
た映像信号データのいずれかを選択部の指示により、上
記所定数のサブフィールドに駆動されるビットデータと
して出力するデータ変換部と、このデータ変換部から出
力された上記ビットデータと上記冗長サブフィールドに
より駆動される冗長ビットデータとが記憶されるフレー
ムメモリ部と、上記フレームメモリ部に記憶された上記
ビットデータ及び上記冗長ビットデータを上記第1の駆
動シーケンスにより、又は上記ビットデータを第2の駆
動シーケンスより読み出すSF切替用セレクタと、この
SF切替用セレクタからの駆動シーケンスにより表示体
を駆動する駆動部とを設けたので、なだらかに階調が変
化する画像が表示画面上を移動する場合に画質劣化の原
因である偽輪郭の発生を抑制し、カラー画像の表示を行
う場合にも画質劣化の少ない高品質な画像表示が実現で
き、かつ、アドレス電極を駆動するドライバ回路等、駆
動系回路の消費電力が低減できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変換された映像信号データに
    対応した輝度の相対比の異なる複数のサブフィールドに
    より表示体を駆動して所望階調を表示するガス放電表示
    パネルの階調表示方法において、上記映像信号データを
    冗長ビットを用いた映像信号データに変換し、この冗長
    ビットを用いた映像信号データに基づいて上記表示体を
    駆動することを特徴とするガス放電表示パネルの階調表
    示方法。
  2. 【請求項2】 上記冗長ビットは輝度の最も大きいサブ
    フィールドに対応した上記映像信号データのビットの近
    傍に配置することを特徴とする請求項第1項記載のガス
    放電表示パネルの階調表示方法。
  3. 【請求項3】 動画像を表示する映像信号データを検出
    し、この検出された映像信号データのみを上記冗長ビッ
    トを用いた映像信号データに変換することを特徴とする
    請求項第1項記載のガス放電表示パネルの階調表示方
    法。
  4. 【請求項4】 ディジタル変換された映像信号データに
    対応した輝度の相対比の異なる複数のサブフィールドに
    より表示体を駆動して所望階調を表示するガス放電表示
    パネルの階調表示方法において、上記映像信号データを
    冗長ビットを用いた映像信号データに変換し、この変換
    された上記冗長ビットを用いた映像信号データと無変換
    の上記映像信号データと使い分けて上記表示体を駆動す
    ることを特徴とするガス放電表示パネルの階調表示方
    法。
  5. 【請求項5】 上記冗長ビットを用いた映像信号データ
    と無変換の上記映像信号データとを走査ライン単位で使
    い分けることを特徴とする請求項第4項記載のガス放電
    表示パネルの階調表示方法。
  6. 【請求項6】 上記冗長ビットを用いた映像信号データ
    と無変換の上記映像信号データとを画素(ドット)単位
    で使い分けることを特徴とする請求項第4項記載のガス
    放電表示パネルの階調表示方法。
  7. 【請求項7】 受信した映像信号をディジタルの映像信
    号データに変換するA/D変換部と、上記映像信号デー
    タを冗長ビットを用いた映像信号データに対応するデー
    タに変換するデータ変換部と、このデータ変換部から出
    力された上記冗長ビットを用いた映像信号データに対応
    するデータと冗長ビットデータとを記憶するフレームメ
    モリ部と、このフレームメモリ部から読み出された上記
    冗長ビットを用いた映像信号データに対応するデータと
    冗長ビットデータとの各ビットに重み付けられた所定輝
    度レベルの輝度信号に基づき書込み動作信号及び維持動
    作信号を出力する駆動部と、この駆動部から出力された
    上記書込み動作信号及び維持動作信号により駆動され、
    所定階調の画像を表示する表示パネル部とを備えたこと
    を特徴とするガス放電表示装置。
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