JPH09330046A - ディスプレイ装置およびディスプレイ方法 - Google Patents

ディスプレイ装置およびディスプレイ方法

Info

Publication number
JPH09330046A
JPH09330046A JP9039247A JP3924797A JPH09330046A JP H09330046 A JPH09330046 A JP H09330046A JP 9039247 A JP9039247 A JP 9039247A JP 3924797 A JP3924797 A JP 3924797A JP H09330046 A JPH09330046 A JP H09330046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
display device
pixel
display element
flat panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9039247A
Other languages
English (en)
Inventor
Morikazu Konishi
守一 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9039247A priority Critical patent/JPH09330046A/ja
Priority to US08/825,802 priority patent/US6243082B1/en
Publication of JPH09330046A publication Critical patent/JPH09330046A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/3486Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using light modulating elements actuated by a magnetic field
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0247Flicker reduction other than flicker reduction circuits used for single beam cathode-ray tubes
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2330/00Aspects of power supply; Aspects of display protection and defect management
    • G09G2330/02Details of power systems and of start or stop of display operation
    • G09G2330/021Power management, e.g. power saving
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、電磁ノイズ発生が少な
く、消費電力が少なく、低コストのディスプレイ装置お
よびディスプレイ方法を提供する。 【解決手段】 フレーム期間内に、フレーム画像を形成
する画像信号Vdから着目する画素信号Vextを画像
信号抽出回路8が抽出し、ついで抽出した画素信号Ve
xtをメモリセル部6に記録格納し、ついでフレーム期
間内に、メモリセル部6に記録格納された画素信号Ve
xtを読みだし、読みだした画素信号Vextに基づき
該当する表示素子2Aをフレーム期間内の予め定めた期
間だけ励起させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
およびディスプレイ方法、とりわけフラットパネルディ
スプレイ装置およびフラットパネルのディスプレイ方法
ならびに、同一垂直面上に多数の表示素子が配列されて
なる構成を有して、文字、図形、模様等の表示がなされ
る表示パネルに適するディスプレイ装置およびディスプ
レイ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】表示パネルなどのディスプレイ装置は、
交通標識、案内標識、広告、宣伝、時間表示、日付表示
等の屋外での表示用の大型をはじめ、中型ないし小型の
ものとしてパソコンやワープロ等のOA機器のモニタ、
あるいは車載の表示パネルに使用されている。このよう
な従来のディスプレイ装置として、第一に、表示素子が
電気−光変換素子により構成されているものがある。
【0003】このような電気−光変換方式によるディス
プレイ装置には、液晶ディスプレイ装置(LCD)、プ
ラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミ
ネッセンス(EL)等の、固体画素表示型ディスプレイ
装置あるいはフラットパネルディスプレイ装置がある。
フラットパネルディスプレイ装置は、微細な表示素子を
複数個、平板上に2次元マトリクス状に配列し、この2
次元マトリクス配列の桁と列の交点上の表示素子のみを
短時間だけ駆動し、その交点を隣接する表示素子に順に
移動させて、この表示素子のみを短時間だけ駆動すると
いう動作を連続し、よって少いドライバによる構成で画
像を形成するものである。これは、点順次駆動方式とよ
ばれる。
【0004】この結果、各表示素子は時分割で順に表示
状態となる。従って、一つの画素を形成する一つの表示
素子に着目すると、時分割で与えられた短時間だけアク
チベートされて発光等の表示を行い、その時分割帯をす
ぎると消える。
【0005】図8は、このような従来のフラットパネル
ディスプレイ装置のブロック構成図である。また図9
は、図8のフラットパネルディスプレイ装置に入力され
る画像信号のチャートである。以下、両図に基づき従来
のフラットパネルディスプレイ装置を説明する。
【0006】従来のフラットパネルディスプレイ装置5
1は、画素マトリクス52と、この画素マトリクス52
を構成する、縦横両方向に配列された各表示素子のひと
つを選択して、この表示素子を励起させる高周波ゲート
ドライバ53ならびに高周波シグナルドライバ54、こ
れら両ドライバ53、54に表示信号を与えるコントロ
ーラ55から構成されている。
【0007】コントローラ55には画像信号Vdや、水
平/垂直同期信号等が入力される。画像信号Vdは、図
9に示されるように、画素信号が桁順、列順、フレーム
順に、時系列的に並んで構成される。図では、14桁、
16列のフレーム画像構成を示している。例えば第1フ
レーム画像が、図3に示されるものであれば、第1フレ
ームにおける5列4桁の画素信号はオンであり、隣の5
列5桁の画素信号はオフである。そして、第2フレーム
画像が、図5に示されるものであれば、第2フレームに
おける5列4桁の画素信号はオフに変化し、隣の5列5
桁の画素信号はオンに変わる。
【0008】前記のように、画像信号Vdは順に並んだ
全画素の画素信号で変調された信号であるから、数MH
zないし数十MHzの高周波となる。従来の画像の表示
は、高周波の画像信号に基づいて、高周波ゲートドライ
バ53ならびに高周波シグナルドライバ54が、各表示
素子を励起させる出力信号を各表示素子に送る構成であ
った。
【0009】このように、画像信号は数十MHzといっ
た高周波となるから、よって各表示素子は極めて短時間
にオンオフされることになる。すなわち、各表示素子の
励起(たとえば発光)期間は極めて短い。このため、両
ドライバ53、54は比較的大きい駆動電流を短時間に
オンオフする構成となる。
【0010】前記を詳説すると、例えばSVGAに対応
するドライバLSIでは、高周波入力のため電磁ノイズ
の発生が問題になっていて、このノイズ低減のため3.
3Vへの低電圧駆動化が進行している。
【0011】さらに、パネルの高精細化とモジュールの
狭額縁化による片側実装によって、片側駆動構成となる
ことで、ドライバLSIの入力周波数が増大している。
すなわち、従来はパネルの上下からそれぞれ櫛歯状に端
子を取り出して駆動する両側駆動であったが、それを全
部上にまとめた構成にすることで、下側の額縁エリアを
減らすことができる。この片側駆動構成によって、額縁
エリアを半分程度、カット可能になるが、その反面、周
波数帯域が上がり、ドライバにかかる負担が大きくな
る。また、高解像度にするには、ドットクロックを上げ
なければならない。
【0012】たとえば、ノート・パソコン向けで主流に
なる片側実装による対角26cm(10.4型)のVG
A仕様(640x480画素)のTFTパネルの入力周
波数は25MHzの高周波となり、これがSVGA仕様
(800x600画素)の片側実装品になると、40M
Hzと、さらに高い周波数となり、電磁ノイズが急激に
増加する。
【0013】もし、XGA仕様(1024x768画
素)を片側実装すると、入力周波数は更に65MHzま
で上がり、電磁ノイズがさらに深刻な問題となる。この
結果、液晶パネルの駆動回路全体で対策する必要があ
り、例えば入力波形をなまらせるなどして電磁ノイズの
発生を低減する等の工夫が試みられている。
【0014】一方、第二の種類の従来のディスプレイ装
置として、電気−機械方式によるディスプレイ装置が開
発、あるいは提案された。例えば屋外表示用の大型ある
いは中型のディスプレイ装置として、特公昭57―31
147号公報で開示されたものは、図20に示されるよ
うに、合成樹脂材でなる籠型の回転表示体151の対峙
する両側面152、153にそれぞれ異なった色表示、
例えば赤白の色表示のなされた表示面を形成し、モータ
154によりこの回転表示体151を回動させて、画素
のオン状態あるいはオフ状態に対応して、側面152、
あるいは153が図面上端に位置するようになし、赤白
を視認可能とするものである。
【0015】一方、小型のディスプレイ装置用として特
公昭61―58835号公報で開示されたものは、図2
1に示されるように、回動中心のまわりに回動可能な永
久磁石62に連設された可動セグメント61が、永久磁
石62の回動にともない、彩色が施された表示板60を
覆ってマスクし、よってマスクされていない表示板60
の部分によって所望の数字や文字等を表示するものであ
る。このとき、永久磁石62の回動は、励磁コイル63
に通電して電磁石64を励磁することでなされる構成と
なっている。
【0016】すなわち、電磁石64は、励磁コイル63
に流す電流パルスによって励磁される。従って、励磁コ
イル63に与えられる電流パルスの方向により、電磁石
64は同一極性のNまたはSに磁化されてそれぞれSま
たはN型を有する永久磁石62の端部を吸引すると同時
にそれぞれ永久磁石62の他端を反発して回動させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記から明らかなよう
に、従来のフラットパネルのディスプレイ方法およびフ
ラットパネルディスプレイ装置では、パソコンやワープ
ロ等のOA機器のモニタとしてのディスプレイ装置のよ
うに、従来の画像再生方式は数MHzの周波数の画像信
号でディスプレイ上の画素を発光させることにより、ま
たはバックライトの遮蔽/開放を行うことにより画像表
現を行う構成であるから、大画面化や高精細度による画
素数の増加につれて、画素発光に要する消費電力が大と
なり、これが携帯用端末として不可欠な低消費電力化の
妨げとなっている。
【0018】また、駆動信号がさらに高周波となること
による、周辺回路に悪影響を与える電磁ノイズの発生な
どの種々の弊害が生じている。また、高周波で信号のオ
ンオフをする、広帯域高出力の高周波ドライバ回路が必
要であるため、消費電力が増大して、携帯用端末への適
用が制限されるのみならず、高コストを免れえないとい
う問題があった。さらに、安価な表示素子の追随性には
限界があり、レスポンスの遅い構造の表示素子は適用で
きないという欠点があった。
【0019】一方、電気−機械方式によるディスプレイ
装置についても、前記のような、回動軸を含む平面を中
心にして有する2つの表示面を異なった色に配色し、回
動によって表示面を視認可能な位置に移動させて表示を
なす回転表示体によって、図形や文字パターンを形成す
る構成は、安定な表示状態では通電する必要がないの
で、電気−光変換方式の構成に比して電力の節約にな
り、大型の設備時計や競技場等の屋外におけるスコア及
び経過時間の表示などの表示装置としては適するもの
の、構成部品の回動機構が必要となるため、装置寸法が
巨大になるという難点があった。さらに、モータ等の設
備が必要である上、回動動作の所要時間を短くすること
に困難があるため、応答速度が遅くなるという欠点があ
った。
【0020】またパソコンやワープロ等のOA機器のモ
ニタ用として開発された、オンまたはオフの画素信号出
力が励磁コイルに供給されて励磁コイルが励磁されるこ
とで電磁石が吸引されて回動し、この回動によりセグメ
ントが移動して画像を形成させる構成においても、やは
り構成部品の回動機構が必要となるため、装置寸法を小
さくできず、また高コストになるという難点があった。
さらに、回動機構の短寿命や故障という不利益に加え、
回動動作時間の短縮に困難があるため、応答速度が遅く
なるという欠点があった。
【0021】本発明は従来技術の前記のような課題や欠
点を解決するためなされたもので、電磁ノイズ発生が少
なく、低周波(狭帯域)低出力ドライバ回路の採用でコ
スト低廉で、消費電力が少なく、低応答特性の表示素子
の採用で低コストのフラットパネルディスプレイ装置お
よびフラットパネルのディスプレイ方法を提供すること
を目的とする。あるいは、低消費電力で応答速度が速
く、装置寸法を小型にできて、故障が少なく、長寿命で
低コストのディスプレイ装置およびディスプレイ方法を
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係るフラットパネルのディスプレイ方法は、複
数枚のフレーム画像夫々をフレーム期間だけ時系列的に
順に連続して表示することにより画像を形成し、前記フ
レーム画像はマトリスク状に配列された複数個の画素
を、フレーム期間内で時分割で順に表示することによっ
て構成される、フラットパネルのディスプレイ方法にお
いて、前記フレーム期間内に、前記フレーム画像を形成
する画像信号から着目する画素の信号を抽出し、前記フ
レーム期間内に、前記抽出した画素信号をメモリに記録
格納し、ついで前記フレーム期間内に、前記メモリに記
録格納された前記画素信号を読みだし、読みだした前記
画素信号に基づき該当する画素を前記フレーム期間内の
予め定めた期間だけ励起させることを特徴とする。
【0023】また、本発明に係るフラットパネルディス
プレイ装置は、画素を形成するマトリスク状に配列され
た複数個の表示素子と、高周波の画像信号から着目する
画素の信号を抽出する画素信号抽出回路と、抽出された
前記画素信号を記録格納するメモリと、前記メモリから
読みだした画素信号に基づき、駆動電流を、フレーム期
間内の予め定めた期間内で前記各表示素子の電極に順に
与えるドライバと、前記メモリへの読み書きを制御する
コントローラをそれぞれ備えて構成されたことを特徴と
する。
【0024】さらに、本発明に係るフラットパネルディ
スプレイ装置は、画素を形成するマトリスク状に配列さ
れた複数個の表示素子と、高周波の画像信号から着目す
る画素の信号を抽出する画素信号抽出回路と、時系列的
に並んだ複数枚のフレーム画像の各枚からそれぞれ抽出
された前記画素にかかる複数組の画素信号を時系列的に
記録可能な複数個のメモリと、前記複数個のメモリに順
に所定の時間差で読出信号を与えるディレイ回路と、前
記メモリから読出された画素信号に基づき、駆動電流を
前記各表示素子の電極に順に与えるドライバをそれぞれ
備えて構成されたことを特徴とする。
【0025】また、本発明に係るディスプレイ装置は、
透明あるいは半透明の表示板と、前記表示板の表面に近
接して設けられ、前記表示板に接触するまで移動可能で
上端面が平坦な複数個の表示素子と、前記各表示素子を
夫々独立して直接あるいは間接に移動させる移動機構と
を備え、前記移動機構は、画像信号のオンまたはオフに
対応して、前記表示素子を前記表示板表面に接触するま
で移動させる構成としたことを特徴とする。
【0026】あるいは、本発明に係るディスプレイ装置
は、透明あるいは半透明の表示板と、前記表示板の裏面
に埋込み等で配設された、少なくとも中央部が開口した
磁性体片と、前記表示板の裏面から所定の間隔を隔てて
配設されたベース材と、前記ベース材の表面に埋込み等
で配設された磁性体片と、前記表示板とベース材の間に
設けられ、付勢された励磁電流によって矢印Uあるいは
矢印D向きの誘導磁場の形成が可能なコイルと、前記コ
イルに励磁電流を付勢可能であり、かつ前記励磁電流の
方向を逆転可能な励磁回路と、前記コイル内に、前記表
示板に接触するまで移動可能に配設され、上端面が平坦
な、永久磁石で構成された複数個の表示素子とを備えて
構成され、前記永久磁石で構成された表示素子と前記磁
性体片あるいは磁性体片との吸着力は、表示素子にかか
る重力よりも大であり、かつ、コイルの形成する誘導磁
場による表示素子の吸引力を、前記吸着力よりも大に構
成したことを特徴とする。
【0027】あるいは、透明あるいは半透明の表示板
と、前記表示板の裏面から所定の間隔を隔てて配設され
たベース材と、前記ベース材に埋込み等で配設された永
久磁石あるいは磁性体片と、前記表示板とベース材の間
に設けられ、付勢された励磁電流によって矢印U向きの
誘導磁場の形成が可能なコイルと、前記コイル内に、前
記表示板に接触するまで移動可能に配設され、上端面が
平坦な、永久磁石で構成された複数個の表示素子とを備
えて構成したことを特徴とする。
【0028】また、本発明に係るディスプレイ方法は、
透明あるいは半透明で、裏端面が乱反射面で構成された
表示板の前記裏端面に、上端面に彩色が施された表示素
子の前記上端面を接触させた状態と、前記表示素子の前
記上端面を前記表示板の前記裏端面から離した状態とに
よって、画素のオン表示あるいはオフ表示を行うことを
特徴とする。
【0029】前記の本発明に係るフラットパネルのディ
スプレイ方法によれば、フレーム画像を形成する画像信
号から着目する画素の信号が抽出されて、フレーム期間
内にメモリに記録格納され、ついで同じフレーム期間内
に、メモリに記録格納された画素信号が読みだされて、
該当する画素がこのフレーム期間内の予め定めた期間だ
け励起される。これにより、信号周波数が大幅に低減さ
れる。さらに低消費電力化される。
【0030】しかも、読みだした画素信号に基づき該当
する画素が、フレーム期間の終了まで励起されるか、あ
るいは、続く次のフレーム期間内にわたって励起され
る。これにより、信号周波数がさらに低減され、また画
面のチラツキ等が改善される。
【0031】また、本発明に係るフラットパネルのディ
スプレイ装置によれば、高周波の画像信号から、着目す
る画素の信号が画素信号抽出回路により抽出され、この
抽出された画素信号がメモリに記録格納され、引き続い
て直ちにこの画素信号がメモリから読みだされ、この画
素信号に基づき、ドライバが駆動電流を該当する表示素
子に送り、該当する表示素子が励起されて、画像が表示
される。この構成によって、信号周波数が大幅に低減さ
れる。さらに低消費電力化される。
【0032】しかも、ドライバが駆動電流をフレーム期
間の終了まで各表示素子の電極に順に与えられるか、あ
るいは、続く次のフレーム期間内にわたって各表示素子
の電極に順に与えられる。これにより、信号周波数がさ
らに低減され、また画面のチラツキ等が改善される。
【0033】またさらに、表示素子1個につき、少なく
とも1個のメモリが備えられた構成により、あるいは、
表示素子1個につき、1個のドライバが備えられた構成
により、各表示素子の独立した作動が、低信号周波数で
なされる。
【0034】さらに、ドライバ1個につき、複数個の表
示素子が割り当てられた構成により、画質を維持しつつ
コスト削減がなされる。
【0035】本発明に係るフラットパネルディスプレイ
装置によれば、ディレイ回路によって時系列的なタイミ
ングが与えられたメモリセル部が、映像の各画素信号を
時系列的に記録する。また読みだしも、ディレイ回路に
よって時系列的なタイミングが与えられて実行される。
これにより、高画質で再現性がよく、ランダムアクセス
性に優れ、画質劣化のない映像記録ならびに再生が、こ
のフラットパネルディスプレイ装置だけでなされる。
【0036】一方、本発明に係るディスプレイ装置によ
れば、透明あるいは半透明の表示板の表面に近接して設
けられた、上端面が平坦な複数個の表示素子の各々が、
移動機構によって夫々独立に、表示板に接触するまで移
動される。ここで各表示素子は、画像信号のオンまたは
オフに対応して移動されることで、画像が形成表示され
る。
【0037】とりわけ、表示素子の上端面に彩色が施さ
れている構成では、コントラスト比が改善される。
【0038】さらに、移動機構が付勢された励磁電流に
よって誘導磁場の形成が可能なコイルと、コイルに正逆
両方向の励磁電流を付勢可能な励磁回路と、誘磁効果を
有する素材あるいは永久磁石から成り、コイル内に上下
移動可能に配設された表示素子から構成された場合に
は、磁場駆動方式のマイクロマシンで構成がなされ、小
型装置の加工が効率的になされる。
【0039】また、コイルの励磁によって、表示板の裏
面に埋込み等で配設された磁性体片に、表示素子が吸着
することで、安定した画素形成がなされる。画素は、表
示素子の上端面が、磁性体片中央部の開口をとうして、
表示板のおもて面側から視認される。
【0040】表示素子と磁性体片との吸着力は、表示素
子にかかる重力よりも大であるから、表示素子と磁性体
片との吸着状態で励磁電流が切られても、吸着状態は維
持される。したがって、画素表示は続行される。この吸
着状態で、逆方向の励磁電流がコイルに付勢されると、
コイルの形成する誘導磁場による表示素子の吸引力は、
表示素子と磁性体片との吸着力よりも大であるから、続
行していた吸着状態は解放され、表示素子は表示板から
離脱して画素表示がなくなる。
【0041】これにより、励磁電流の持続時間が、少な
くとも表示素子と前記磁性体片の吸着を解く時間幅とな
されることで、画素信号のオンオフに対応する画素表示
が、最小の通電で実現される。
【0042】さらに、表示素子の上端面に彩色が施され
た構成により、画素の視認が容易になるのみならず、カ
ラー画像表示が可能になる。
【0043】また、本発明に係るディスプレイ方法によ
れば、表示素子の上端面が、透明あるいは半透明の表示
板の裏端面に形成された乱反射面に接触された状態と、
非接触の状態とのコントラスト比により、各画素のオン
オフが表現される。ここで、表示板の裏端面に形成され
た乱反射面が、表示板内の光線を乱反射する結果、表示
板内の照度が上がり、表示板に離れて位置する表示素子
との間に照度差が生じるから、表示素子が表示板から離
れて位置している状態では、表示板のおもて面から見
て、表示素子が視認されることがない。
【0044】一方、表示素子の上端面が表示板の裏端面
に接触した状態では、表示板内の光線の乱反射状態が変
化するから、表示板のおもて面から見て、表示素子が視
認される。この結果、接触状態と、非接触状態とのコン
トラスト比が大となって、表示性が改善される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るフラ
ットパネルディスプレイ装置の一実施形態のブロック構
成図である。図2は、図1に示すフラットパネルディス
プレイ装置のタイミングチャートである。図3は、フレ
ーム画像例であり、第1フレーム画像の模式図である。
図4は、フレーム構成画素のタイミングチャートであ
る。図5は、図3の第1フレーム画像に続く第2フレー
ム画像の模式図である。
【0046】図1に示されるように、本発明に係るフラ
ットパネルディスプレイ装置1は、複数個の表示素子2
Aがマトリスク状に配列された画素マトリスク2と、入
力された高周波の画像信号Vdからフレーム同期信号f
−syncを抽出して画素信号抽出回路8に入力するフ
レーム同期回路7と、画像信号Vdから着目する画素の
信号Vextを抽出してメモリセル部6に入力する画素
信号抽出回路8と、抽出された画素信号Vextを記録
格納するメモリセル部6と、メモリセル部6から読みだ
した画素信号Read dataに基づき、駆動電流
を、フレーム期間内の予め定めた期間内で各表示素子2
Aの電極に順に与える低周波ゲートドライバ3および低
周波シグナルドライバ4と、メモリセル部6への読み書
きを制御するコントローラ5で構成される。低周波ゲー
トドライバ3および低周波シグナルドライバ4を、まと
めて1組のドライバとすると、このドライバは、表示素
子1個につき、1個設ける構成のほか、ドライバ1個に
つき、複数個の表示素子を割り当てる構成とすることも
可能である。
【0047】つぎに図2に基づいて、動作を説明する。
画像信号Vdがフレーム同期回路7に入ると、フレーム
同期回路7はこの画像信号Vdからフレーム同期信号f
−syncを抽出して、これを画素信号抽出回路8に入
力する。画素信号抽出回路8は、フレーム同期信号f−
syncの立ち上がりから時間P1に同期させて、画像
信号Vdから着目する画素a(i、j)の信号Vext
を抽出して、メモリセル部6に入力する。
【0048】メモリセル部6を経由して画素信号Vex
tを受けたコントローラ5は、画素信号Vextの立ち
上がりあるいは立ち下がりのタイミングで、記録信号W
rite−syncを生成させ、メモリセル部6に入力
する。メモリセル部6は、図示されない遅延回路をへて
画素信号Vextを受け、メモリに記録する。記録に与
えられた時間はW1以内となる。このとき、記録信号W
rite−syncの立ち上がりで、読出信号Read
−syncを立ち下げる。
【0049】メモリセル部6の記録完了後に、コントロ
ーラ5は読出信号Read−syncを立ちあげる。こ
れにより、記録されたばかりの画素信号Vextが、直
ちにメモリセル部6から読みだされ、少なくとも同じフ
レームの期間中、この画素信号Vextに基づく表示が
続行される。
【0050】読出信号Read−syncの期間R1
は、次の第2フレームにまで至る。この期間R1内の任
意の期間を定めて、表示素子の励起期間とすることがで
きる。例えば、励起信号Idr1は、比較的短期の励起
期間I11として設定されている。すなわち、第1フレ
ームの期間途中で励起を終える。
【0051】一方、励起信号Idr2は、第1フレーム
の期間終了までの励起期間I21として設定されてい
る。すなわち、第1フレーム終了時に励起を終える。ま
た、励起信号Idr3は、つぎの第2フレームのわたる
励起期間I31として設定されている。この場合、最も
長い励起期間となる。
【0052】図3は、第1フレーム画像(f1)であ
り、16行14列の合計244画素から構成され、文字
Eが表示されている。この第1フレーム画像(f1)は
1/24秒間表示され、こののち、図5に示される第2
フレーム画像(f2)がつぎの1/24秒間表示され
る。
【0053】図3の第1フレーム画像(f1)を、図1
に示すフラットパネルディスプレイ装置によって表示し
た際の、各画素のフレーム毎の励起期間が、図4のチャ
ートに示される。図示されるように、例えば第1フレー
ム画像(f1)の画素a(5、4)を構成する表示素子
の励起期間は、第1フレームの期間の略5分の2であ
る。従来の構成によれば、この励起期間が第1フレーム
の期間の224分の1であったことを考慮すると、オン
オフ信号周波数が大幅に低減されることがわかる。
【0054】また、第2フレーム画像の画素a(5、
5)を構成する表示素子の励起期間は、第2フレームの
期間終了まで持続されるから、第2フレームの期間の略
5分の4となり、オンオフ信号周波数はさらに低減され
る。そして、第3フレーム画像の画素a(5、6)を構
成する表示素子の励起期間は、次の第4フレームの期間
まで延長して持続されるから、オンオフ信号周波数はさ
らに低減される。
【0055】こうしたオンオフ信号周波数の低周波化に
よって、電磁ノイズの発生が劇的に減少する。しかも各
画素の励起期間すなわち表示時間が長くなるから、画面
の輝度が改善され、画像のチラツキが改善される。さら
に、電力消費が削減されて、携帯用機器への適用が可能
になり、また低周波ドライバの使用が可能になること
で、装置コスト削減が実現される。加えて、応答速度の
比較的遅い表示素子の適用が可能になる。
【0056】一方、第1および第2フレーム画像の画素
a(7、5)を構成する表示素子は、ドライバを共有す
る構成であり、時分割のため、第1および第2フレーム
の期間途中で励起が停止されるが、これでも充分な低周
波化の効果を実現でき、さらにドライバ数を削減して安
価な構成にできる。
【0057】図6は、本発明に係るフラットパネルディ
スプレイ装置の別の実施形態の要部ブロック構成図であ
る。このフラットパネルディスプレイ装置は、画像の記
録機能及び再生機能を備えるもので、要部以外の各部構
成は前記図1に示された構成に準ずる。よって、以下に
このフラットパネルディスプレイ装置の説明を、図6お
よび図1に基づいて行う。
【0058】本発明に係るフラットパネルディスプレイ
装置は、画素マトリスク2を形成する複数個の表示素子
2Aと、高周波の画像信号から着目する画素の信号を抽
出する画素信号抽出回路8と、時系列的に並んだ複数枚
のフレーム画像の各枚からそれぞれ抽出された、着目す
る画素にかかる時系列的な複数組の画素信号を、時系列
的に記録する、メモリセル6A複数個から成るメモリセ
ル部6と、複数個のメモリセル6Aに順に所定の時間差
で読出信号を与えるディレイ回路5Aと、メモリセル部
6から読出された画素信号Read dataに基づ
き、駆動電流を各表示素子2Aの電極に順に与えるドラ
イバ3、4を備える。
【0059】図6の構成では、メモリセル部6はα個の
メモリセル6Aを持ち、このα個のメモリセル6Aの各
々に、α枚のフレーム画像上の着目する画素の画素信号
を時系列的に順に記録する。したがって、メモリセル部
6は画素数分だけ備えられる。
【0060】α個のメモリセル6Aの各々は、1/24
秒の時間差で順にトリガーされる。この1/24秒の時
間差のα個のトリガー信号は、ディレイ回路5Aから各
メモリセル6Aに順に入力される。ディレイ回路5A
は、多段のリングオシレータから構成される。各メモリ
セル6Aは、記録あるいは読出の2モードで動作可能で
あり、記録あるいは読出のモード選択は、コントローラ
5から各メモリセル6Aに、書き込み選択線Wまたは読
みだし選択線Rをへて入力される。
【0061】なお図6では、ディレイ回路にリングオシ
レータを用いているが、これに限定されることなく、一
定の遅延時間で、これらのメモリセルに画像フレーム変
化に追随した時間で、アクセスできる回路であれば、い
かなるものでも使用できる。
【0062】つぎに動作を説明すると、まず書き込み選
択線Wから書き込みモードの入力があると、ディレイ回
路5Aから各メモリセル6Aに順に入力される1/24
秒の時間差のα個のトリガー信号に基づいて、時系列的
に並んだα枚のフレームf1、f2、…、fαの画像信
号のそれぞれから、着目する画素の信号、たとえばa
(i、j)の信号を抽出し、抽出されたα個の画素信号
をα個のメモリセル6Aにそれぞれ記録する。メモリセ
ル部6は各画素につき1組づつ設けられていて、このよ
うな画素信号の時系列的な記録が、すべての画素につき
実行される。
【0063】つぎに、読みだし選択線Rから読みだしモ
ードの入力があると、ディレイ回路5Aから各メモリセ
ル6Aに順に入力される1/24秒の時間差のα個のト
リガー信号に基づいて、α個のメモリセル6Aにそれぞ
れ記録されている着目する画素信号が順に時系列的に読
出される。
【0064】ここで、先頭のメモリセル6Aの入出力
と、リングオシレータのVinを同期させ、また他のメ
モリセルに対応する信号の入出力も同期させておくこと
で画像の乱れを防止できる。
【0065】読出された画素信号に基づいて、該当する
表示素子2A(図1参照)が励起あるいは点灯される。
このような画素信号の時系列的な再生表示が、すべての
画素につき実行されることにより、α枚のフレーム画像
が構成され、順にディスプレイされる。
【0066】例えば、1秒間の画像が24フレームから
成り、これを1時間(3600秒)記録すると、864
00フレームとなる。画素a(i、j)に加わる画素信
号は、各フレーム画像毎に図7のように変化していく。
fαは最後の(86400番目の)フレーム画像におい
てa(ij)に加わる信号である。この結果、例えば数
分〜数十分間の映像記録が、特別の外部記憶装置(たと
えばHDDなど)を使用することなく、本フラットパネ
ルディスプレイ装置だけで可能になる。
【0067】なお、本発明に係る装置では、メモリセル
として、図6ではDRAMセルを例示しているが、フラ
ッシュメモリ、SRAM等のメモリも適用可能である。
さらに、表示素子2Aとして、LCDやFEDをはじ
め、各種の発光素子ならびに、マイクロマシンを含む各
種の非発光素子を適用できる。
【0068】つぎに、図8は本発明に係るディスプレイ
装置の一実施形態の要部斜視図である。また図9は、図
8の正面断面図であり、さらに図10は、図8の平面図
である。
【0069】図8〜図10に示されるように、本発明に
係るディスプレイ装置71は、透明あるいは半透明の表
示板74と、表示板74の裏面から所定の間隔を隔てて
配設されたベース材75と、表示板74とベース材75
の間に設けられ、付勢された励磁電流I1、I2によっ
て矢印Uあるいは矢印D向きの誘導磁場の形成が可能な
複数個のコイル73と、各コイル73に励磁電流I1、
I2を付勢する励磁回路79と、各コイル73内に配設
された表示素子72を備える。このコイル73と励磁回
路79とで、移動機構を構成している。
【0070】さらに、表示板74の裏面には、ひとつの
表示素子72に対応して、中央部が開口した四角形の磁
性体片76が、埋込み等で配設され、一方、ベース材7
5には、ひとつの表示素子72に対応して、四角形の磁
性体片77が、埋込み等で配設されている。磁性体片7
7は、磁性体片76と同様に中央部が開口した形状以外
にも、開口のない四角形や円形等で構成することができ
る。
【0071】このように、表示板74とベース材75な
らびに表示板74とベース材75間には、コイル73と
表示素子72と上側の磁性体片76と下側の磁性体片7
7から形成される組が、縦横2次元方向に複数個、配列
されていて、各組がひとつの画素に対応している。この
組を画素体と呼ぶことにすれば、例えば縦16列、横1
4桁で構成される画面は、合計224組の画素体から構
成されることになる。
【0072】コイル73は四角のら旋状で、励磁回路7
9から図中の矢印方向の励磁電流I1が流されると、U
方向の磁場(図中、下から上向き)が形成され、逆方向
の励磁電流I2が流されると、D方向の磁場(図中、上
から下向き)が形成される。これらの磁場によって、永
久磁石で構成された表示素子72はコイルの内部を上下
に移動することになる。
【0073】励磁回路79は、ひとつのコイル73に1
個づつ設けることが可能であるが、いくつか複数個のコ
イル73に1個の励磁回路79を割り当てる構成も可能
である。このとき、複数個のコイル73は時分割方式で
励磁回路79によって順に励磁されることになる。
【0074】励磁回路79は、画像信号Vgのオンのタ
イミングで、励磁電流の方向(例えば順方向であるI
1)を決め、内蔵する励磁スイッチ78を所定時間だけ
オンする。このオン時間幅が、コイル73のU方向磁場
生成のための励磁時間幅となる。また、画像信号Vgの
オフのタイミングで、励磁電流の方向(例えば逆方向で
あるI2)を決め、内蔵する励磁スイッチ78を所定時
間だけオンする。このオン時間幅が、コイル73のD方
向磁場生成のための励磁時間幅となる。
【0075】つぎに、励磁電流の構成を示す図11に基
づいて、動作を説明する。励磁回路79に入力された画
像信号Vgのオンのタイミングで、励磁回路79は順方
向の電流を発生させ、ついで励磁スイッチ78を所定時
間だけオンして、プラス電位のトリガーパルスI1を発
生させる。このトリガーパルスI1によって、コイル7
3は励磁され、U方向に磁場を生成させる。ここで励磁
スイッチ78のオン時間幅が、トリガーパルスI1のパ
ルス幅となる。
【0076】トリガーパルスI1のパルス高とパルス幅
は、コイル73の形成する誘導磁場による、表示素子7
2をU方向へ吸引する力が、表示素子72と下側の磁性
体片77との吸着力よりも大となるよう構成されている
から、これによって表示素子72は磁性体片77から離
脱して、U方向へ移動し、表示素子72の上端面72A
が表示板74の裏面に接触した時点で、上側の磁性体片
76に吸着される。このようにして表示素子72が磁性
体片76に吸着することで、表示素子72の上端面72
Aが表示板74の裏面に接触した状態が維持され、安定
した黒色の(あるいは他の色の)画素形成がなされる。
画素は、表示素子72の上端面72Aが、磁性体片76
中央部の開口をとうして、表示板74のおもて面側から
視認される。
【0077】表示素子72と磁性体片76との吸着後
に、所定時間が経過すると、トリガーパルスI1が消滅
するが、表示素子72と磁性体片76との吸着力は、表
示素子72にかかる重力よりも大に構成されているか
ら、表示素子72と磁性体片76との吸着状態はそのま
ま維持される。したがって、表示素子72は表示板74
とコンタクト状態を続行し、よって画素表示は、何等の
エネルギーが投入されることなく持続される。この結
果、大幅な消費電力の削減が可能になる。
【0078】このような、表示素子72と磁性体片76
との吸着状態で画素表示がなされている時に、ついで画
像信号Vgがオフになると、励磁回路79は逆方向の電
流を発生させ、ついで励磁スイッチ78を所定時間だけ
オンして、マイナス電位のトリガーパルスI2を発生さ
せる。このトリガーパルスI2によって、コイル73は
逆方向に励磁され、D方向に磁場を生成させる。ここで
前記同様に、励磁スイッチ78のオン時間幅が、トリガ
ーパルスI2のパルス幅となる。
【0079】トリガーパルスI2のパルス高とパルス幅
は、コイル73の形成する誘導磁場による、表示素子2
をD方向へ吸引する力は、表示素子72と上側の磁性体
片76との吸着力よりも大となるよう構成されているか
ら、これによって表示素子72は磁性体片76から離脱
して、D方向へ移動し、表示素子72の下端がベース材
75の上端面に接触した時点で、下側の磁性体片77に
吸着される。このようにして表示素子72が磁性体片7
7に吸着することで、表示素子72の上端面72Aが表
示板74の裏面から離れた非接触状態が維持され、安定
した白色の画素形成がなされる。すなわち表示素子72
の上端面72Aは、表示板74のおもて面側から視認さ
れない。
【0080】表示素子72と磁性体片77との吸着後
に、所定時間が経過すると、トリガーパルスI2が消滅
するが、表示素子72と磁性体片77との吸着力は、表
示素子72にかかる重力よりも大に構成されているか
ら、表示素子72と磁性体片77との吸着状態はそのま
ま維持される。この吸着状態は重力方向に対して装置が
傾斜あるいは転倒しても、安定に維持される。すなわ
ち、白色の画素表示は、何等のエネルギーが投入される
ことなく、持続され、よって大幅な消費電力の削減が可
能になる。
【0081】前記のように、本発明の構成によれば、励
磁電流の持続時間を、少なくとも表示素子と磁性体片の
吸着を解除するに必要最小限とすることで、画素信号の
オンオフに対応する画素表示状態を、最小電力で実現す
ることができる。
【0082】図12は、本発明に係るディスプレイ装置
の他の実施形態の要部斜視図である。 また図13は、
図12の正面断面図である。両図に示されるように、本
発明に係るディスプレイ装置11は、透明あるいは半透
明の表示板14と、表示板14の裏面から所定の間隔を
隔てて配設されたベース材15と、表示板14とベース
材15の間に設けられ、付勢されたドライブ電流I11
によって矢印U向きの誘導磁場の形成が可能な複数個の
コイル13と、各コイル13内に配設された、上端面7
2Aが平坦な表示素子72を備える。
【0083】さらに、ベース材15には、ひとつの表示
素子72に対応して1個の、四角形の永久磁石17が、
埋込み等で配設されている。この永久磁石17は、円形
等で構成することもできる。
【0084】このように、表示板14とベース材15間
には、コイル13と表示素子72と永久磁石17から形
成される組が、縦横2次元方向に複数個、配列されてい
て、各組がひとつの画素に対応している。この組を画素
体と呼ぶことにすれば、例えば縦16列、横14桁で構
成される画面は、合計224組の画素体から構成される
ことになる。
【0085】コイル13は四角のら旋状で、図中の矢印
方向の励磁電流I11が流されると、U方向の磁場(図
中、下から上向き)が形成される。この磁場によって、
永久磁石で構成された表示素子72はコイル13の内部
を上に移動することになる。
【0086】つぎに、図14に示すドライブ電流の構成
に基づいて、動作を説明する。画像信号Vgのオンのタ
イミングで、励磁スイッチ78がオンされ、プラス電位
のドライブ電流I11がコイル13に流れて、コイル1
3は励磁され、U方向に磁場を生成させる。
【0087】この磁場によって表示素子72は永久磁石
17から離脱して、U方向へ移動し、表示素子72の上
端面72Aが表示板14の裏面に接触して、表示素子7
2の上端面72Aの色(黒色あるいは他の色)の画素形
成がなされる。この画素は、表示板14のおもて面側か
ら視認される。
【0088】ついで画像信号Vgがオフになると、励磁
スイッチ78がオフになって、ドライブ電流I11が消
滅すると、磁場も消滅し、よって表示素子72は自重で
下に落ち、表示素子72の下端がベース材15の上端面
に接触した時点で、永久磁石17に吸着される。このよ
うにして表示素子72が永久磁石17に吸着されること
で、表示素子72の上端面72Aが表示板14の裏面か
ら離れた非接触状態が維持され、安定した白色の画素形
成がなされる。このようにして、簡単な構成で、画素の
表示を行うことができる。
【0089】図15は、本発明に係るディスプレイ装置
に用いられるコイルの別の実施形態を示す平面図であ
る。同図で、コイル30は、複数個の開放線輪30A、
30B、30Cが直列に接続され、複数個の開放線輪3
0A、30B、30Cはそれぞれ表示素子21、22、
23を擁して構成される。この構成によると、同一の励
磁電流で複数個の開放線輪30A、30B、30Cが同
時に励磁され、表示素子21、22、23が同時に移動
する。ただし各線輪の接続極性を任意にとれるから、各
表示素子21、22、23をそれぞれ任意の方向(上下
方向)に一斉に移動させて、予め定められたパターンを
瞬時にディスプレイする装置を製造することが可能にな
る。
【0090】また、図16は、本発明に係るディスプレ
イ装置に用いられるコイルのさらに別の実施形態を示す
斜視図である。同図で、コイル33は、複数個の開放線
輪33A、33B、33C、33Dが並列に接続され、
かつ互いに空隙を隔てて輪の軸方向(上下方向)に配列
されて成る。
【0091】なお、本発明に係るディスプレイ装置は、
回動体あるいは回動駆動源を用いない構成であるから、
磁場によるレシプロ駆動方式のマイクロマシンを複数個
配列することによって構成することが比較的容易に可能
である。このようなマイクロマシン構成によって、微小
構成の高精細度ディスプレイ装置の量産が可能になる。
【0092】図17は、本発明に係るディスプレイ方法
の原理を説明する正面図である。本発明に係るディスプ
レイ方法は、透明あるいは半透明で、裏端面が乱反射面
74Aで構成された表示板74の乱反射面74Aに、上
端面に彩色が施された表示素子72の上端面を接触させ
た状態と、表示素子72の上端面が表示板74の乱反射
面74Aから離れた状態とのコントラスト比とによっ
て、画素のオン表示あるいはオフ表示を行う。
【0093】ここで、表示板74の裏端面に形成された
乱反射面74Aが、表示板74内の光線を乱反射する結
果、表示板74内の照度が上がり、表示板74に離れて
位置する表示素子72との間に照度差が生じるから、表
示素子72が表示板74から離れて位置している状態で
は、表示板74のおもて面から見て、表示素子72が視
認されることがない。
【0094】一方、表示素子72の上端面が表示板74
の裏端面に接触した状態では、表示板74内の光線の乱
反射状態が変化するから、表示板74のおもて面から見
て、表示素子72が視認される。この結果、接触状態
と、非接触状態とのコントラスト比が大となって、表示
性が改善される。表示板74が例えば硝子板の場合は、
裏端面にサンドブラスト加工等を施すことによって乱反
射面74Aを形成させることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係るフラッ
トパネルディスプレイ装置は、各画素信号に対応したメ
モリを備えて、信号周波数を大幅に低減させる構成であ
るから、高周波広帯域で大出力の増幅回路が必要なくな
り、よって電磁ノイズが劇的に減少するという顕著な効
果を実現することができる。
【0096】さらに、低周波狭帯域で小出力の増幅回路
の使用によりコスト低減が可能になるのみならず、低周
波信号で動作する構成ゆえに、消費電力が節約できる。
さらに低周波信号による動作であるから、低周波でのみ
動作可能な特性の画素表示素子、たとえばマイクロマシ
ン等の非発光表示素子を用いた構成とすることで、画面
のチラツキやゆれ等の不具合を排除でき、安定な画像を
実現できるばかりか、さらに低消費電力化を実現できる
という顕著な利点がある。
【0097】また、本発明に係るフラットパネルディス
プレイ装置は、映像の各画素信号を時系列的に記録する
メモリセル部と、時系列的なタイミングを与えるディレ
イ回路を備えて構成するので、高画質で再現性がよく、
ランダムアクセス性に優れ、しかも画質劣化のない映像
記録ならびに再生が、このフラットパネルディスプレイ
装置だけで可能になり、産業上のみならず家庭用の利用
分野が大きく拡大される。よってその産業上の効果すこ
ぶる大となる。
【0098】さらに、本発明のディスプレイ装置は、発
光素子や、バックライトを用いず、非発光の表示素子で
構成することで、画像表示における低消費電力化を可能
とする。しかも、励磁電流の持続時間を、表示素子と磁
性体片との吸着解除可能な時間幅にまで短縮すること
で、励磁電流をしゃ断しても画素の表示を連続させるこ
とができ、この結果大幅な消費電力の削減を実現でき
る。
【0099】さらに、表示素子に色分けを施し、画素表
示を色付きの表示素子の上下動に対応させ、画像全体の
形、色、明るさの表現を、外光の反射を利用して非発光
で実現する構成であるから、屋外でも使用可能であり、
構成が簡単になって部品点数が減り、設備コストならび
に運転コストの低減が可能になるのみならず、非発光ゆ
えに目が疲れにくく、使用者の目に優しい等の利点があ
り、OA用途に適するという利点がある。
【0100】また、本発明に係るディスプレイ方法は、
表示素子の表面を、透明あるいは半透明の表示板の裏端
面に形成された乱反射面に接触させた状態と、非接触の
状態によりオンオフを表現する構成であるから、接触状
態と非接触状態とのコントラスト比が大となって、表示
性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットパネルディスプレイ装置
の一実施形態のブロック構成図である。
【図2】図1に示すフラットパネルディスプレイ装置の
タイミングチャートである。
【図3】フレーム画像例の模式図である。
【図4】フレーム構成画素のタイミングチャートであ
る。
【図5】フレーム画像例の模式図である。
【図6】本発明に係るフラットパネルディスプレイ装置
の別の実施形態の要部ブロック構成図である。
【図7】フレーム構成画素の時系列表示の説明図であ
る。
【図8】本発明に係るディスプレイ装置の一実施形態の
要部斜視図である。
【図9】図8の正面断面図である。
【図10】図8の平面図である。
【図11】励磁電流の説明図である。
【図12】本発明に係るディスプレイ装置の他の実施形
態の要部斜視図である。
【図13】図12の正面断面図である。
【図14】ドライブ電流の説明図である。
【図15】本発明に係るディスプレイ装置に用いられる
コイルの別の実施形態を示す平面図である。
【図16】本発明に係るディスプレイ装置に用いられる
コイルのさらに別の実施形態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係るディスプレイ方法の原理を説明
する正面図である。
【図18】従来のフラットパネルディスプレイ装置のブ
ロック構成図である。
【図19】図18のフラットパネルディスプレイ装置に
入力される画像信号のチャートである。
【図20】従来の電気−機械方式によるディスプレイ装
置の構成図である。
【図21】従来の電気−機械方式による別のディスプレ
イ装置の構成図である。
【符号の説明】
1……本発明に係るフラットパネルディスプレイ装置、
2……画素マトリクス、2A……表示素子、3……低周
波ゲートドライバ、4……低周波シグナルドライバ、5
……コントローラ、6……メモリセル部、6A……メモ
リセル、7……フレーム同期回路、8……画素信号抽出
回路、Vd……画像信号、Vext……抽出画素デー
タ、f−sync……フレーム同期信号

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のフレーム画像夫々をフレーム期
    間だけ時系列的に順に連続して表示することにより画像
    を形成し、前記フレーム画像はマトリスク状に配列され
    た複数個の画素を、フレーム期間内で時分割で順に表示
    することによって構成される、フラットパネルのディス
    プレイ方法において、 前記フレーム期間内に、前記フレーム画像を形成する画
    像信号から着目する画素の信号を抽出し、 前記フレーム期間内に、前記抽出した画素信号をメモリ
    に記録格納し、 ついで前記フレーム期間内に、前記メモリに記録格納さ
    れた前記画素信号を読みだし、 読みだした前記画素信号に基づき該当する画素を前記フ
    レーム期間内の予め定めた期間だけ励起させることを特
    徴とするフラットパネルのディスプレイ方法。
  2. 【請求項2】 前記読みだした画素信号に基づき該当す
    る画素を、前記フレーム期間の終了まで励起させること
    を特徴とする請求項1記載のフラットパネルのディスプ
    レイ方法。
  3. 【請求項3】 前記読みだした画素信号に基づき該当す
    る画素を、続く次のフレーム期間内にわたって励起させ
    ることを特徴とする請求項1記載のフラットパネルのデ
    ィスプレイ方法。
  4. 【請求項4】 画素を形成するマトリスク状に配列され
    た複数個の表示素子と、 高周波の画像信号から着目する画素の信号を抽出する画
    素信号抽出回路と、 抽出された前記画素信号を記録格納するメモリと、 前記メモリから読みだした画素信号に基づき、駆動電流
    を、フレーム期間内の予め定めた期間内で前記各表示素
    子の電極に順に与えるドライバと、 前記メモリへの読み書きを制御するコントローラをそれ
    ぞれ備えて構成されたことを特徴とするフラットパネル
    ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記ドライバは、前記駆動電流を前記フ
    レーム期間の終了まで前記各表示素子の電極に順に与え
    る構成としたことを特徴とする請求項4記載のフラット
    パネルディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記ドライバは、前記駆動電流を続く次
    のフレーム期間内にわたって前記各表示素子の電極に順
    に与える構成としたことを特徴とする請求項4記載のフ
    ラットパネルディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記表示素子1個につき、少なくとも1
    個の前記メモリを備えて構成したことを特徴とする請求
    項4記載のフラットパネルディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記表示素子1個につき、少なくとも1
    個の前記メモリを備えて構成したことを特徴とする請求
    項5記載のフラットパネルディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記表示素子1個につき、少なくとも1
    個の前記メモリを備えて構成したことを特徴とする請求
    項6記載のフラットパネルディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記表示素子1個につき、1個の前記
    ドライバを備え、該ドライバは前記駆動電流を前記表示
    素子の電極に与える構成としたことを特徴とする請求項
    4、5、6、7、8または9記載のフラットパネルディ
    スプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記ドライバ1個につき、複数個の前
    記表示素子を割り当て、前記ドライバは時分割式に前記
    複数個の各表示素子に前記駆動電流を順に与える構成と
    したことを特徴とする請求項4、5、6、7、8または
    9記載のフラットパネルディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 画素を形成するマトリスク状に配列さ
    れた複数個の表示素子と、 高周波の画像信号から着目する画素の信号を抽出する画
    素信号抽出回路と、 時系列的に並んだ複数枚のフレーム画像の各枚からそれ
    ぞれ抽出された前記画素にかかる複数組の画素信号を時
    系列的に記録可能な複数個のメモリと、 前記複数個のメモリに順に所定の時間差で読出信号を与
    えるディレイ回路と、 前記メモリから読出された画素信号に基づき、駆動電流
    を前記各表示素子の電極に順に与えるドライバをそれぞ
    れ備えて構成されたことを特徴とするフラットパネルデ
    ィスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 透明あるいは半透明の表示板と、 前記表示板の表面に近接して設けられ、前記表示板に接
    触するまで移動可能で上端面が平坦な複数個の表示素子
    と、 前記各表示素子を夫々独立して直接あるいは間接に移動
    させる移動機構とを備え、 前記移動機構は、画像信号のオンまたはオフに対応し
    て、前記表示素子を前記表示板表面に接触するまで移動
    させる構成としたことを特徴とするディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】 前記表示素子の前記上端面に彩色が施
    されたことを特徴とする請求項13記載のディスプレイ
    装置。
  15. 【請求項15】 前記移動機構は、付勢された励磁電流
    によって誘導磁場の形成が可能なコイルと、前記コイル
    に励磁電流を付勢可能な励磁回路から構成され、かつ前
    記励磁回路は前記励磁電流の方向を逆転可能であり、さ
    らに前記各表示素子は、少なくとも誘磁効果を有する素
    材あるいは永久磁石で構成され、かつ前記コイル内に上
    下移動可能に配設されたことを特徴とする請求項13記
    載のディスプレイ装置。
  16. 【請求項16】 前記移動機構は、付勢された励磁電流
    によって誘導磁場の形成が可能なコイルと、前記コイル
    に励磁電流を付勢可能な励磁回路から構成され、かつ前
    記励磁回路は前記励磁電流の方向を逆転可能であり、さ
    らに前記各表示素子は、少なくとも誘磁効果を有する素
    材あるいは永久磁石で構成され、かつ前記コイル内に上
    下移動可能に配設されたことを特徴とする請求項14記
    載のディスプレイ装置。
  17. 【請求項17】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項13記
    載のディスプレイ装置。
  18. 【請求項18】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項14記
    載のディスプレイ装置。
  19. 【請求項19】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項15記
    載のディスプレイ装置。
  20. 【請求項20】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項16記
    載のディスプレイ装置。
  21. 【請求項21】 透明あるいは半透明の表示板と、 前記表示板の裏面に埋込み等で配設された、少なくとも
    中央部が開口した上側の磁性体片と、 前記表示板の裏面から所定の間隔を隔てて配設されたベ
    ース材と、 前記ベース材の表面に埋込み等で配設された下側の磁性
    体片と、 前記表示板とベース材の間に設けられ、付勢された励磁
    電流によって上向きあるいは下向きの誘導磁場の形成が
    可能なコイルと、 前記コイルに励磁電流を付勢可能であり、かつ前記励磁
    電流の方向を逆転可能な励磁回路と、 前記コイル内に、前記表示板に接触するまで移動可能に
    配設され、上端面が平坦な、永久磁石で構成された複数
    個の表示素子とを備えて構成され、 前記永久磁石で構成された表示素子と前記上側の磁性体
    片あるいは下側の磁性体片との吸着力は、表示素子にか
    かる重力よりも大であり、かつ、コイルの形成する誘導
    磁場による表示素子の吸引力を、前記吸着力よりも大に
    構成したことを特徴とするディスプレイ装置。
  22. 【請求項22】 前記表示素子の前記上端面に彩色が施
    されたことを特徴とする請求項21記載のディスプレイ
    装置。
  23. 【請求項23】 前記励磁電流の持続時間を、少なくと
    も前記表示素子と前記上側の磁性体片あるいは下側の磁
    性体片との吸着を解く時間幅とすることを特徴とする請
    求項21記載のディスプレイ装置。
  24. 【請求項24】 前記励磁電流の持続時間を、少なくと
    も前記表示素子と前記上側の磁性体片あるいは下側の磁
    性体片との吸着を解く時間幅とすることを特徴とする請
    求項5または22記載のディスプレイ装置。
  25. 【請求項25】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項21記
    載のディスプレイ装置。
  26. 【請求項26】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項22記
    載のディスプレイ装置。
  27. 【請求項27】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項23記
    載のディスプレイ装置。
  28. 【請求項28】 前記移動機構は、磁場駆動方式のマイ
    クロマシンで構成されたことを特徴とする請求項24記
    載のディスプレイ装置。
  29. 【請求項29】 透明あるいは半透明の表示板14と、 前記表示板14の裏面から所定の間隔を隔てて配設され
    たベース材15と、 前記ベース材15に埋込み等で配設された永久磁石ある
    いは磁性体片17と、 前記表示板14とベース材15の間に設けられ、付勢さ
    れた励磁電流I11によって矢印U向きの誘導磁場の形
    成が可能なコイル13と、 前記コイル13内に、前記表示板14に接触するまで移
    動可能に配設され、上端面2Aが平坦な、永久磁石で構
    成された複数個の表示素子2とを備えて構成したことを
    特徴とするディスプレイ装置。
  30. 【請求項30】 前記表示素子の前記上端面に彩色が施
    されたことを特徴とする請求項29記載のディスプレイ
    装置。
  31. 【請求項31】 前記コイルは、複数個の開放線輪が並
    列に接続され、かつ互いに空隙を隔てて輪の軸方向に配
    列されて成ることを特徴とする請求項15、16、1
    7、18、19、20、21、22、23、24、2
    5、26、27、28、29または30記載のディスプ
    レイ装置。
  32. 【請求項32】 前記コイルは、複数個の開放線輪が直
    列に接続され、前記複数個の開放線輪は同一の励磁電流
    で同時に励磁される構成としたことを特徴とする請求項
    15、16、17、18、19、20、21、22、2
    3、24、25、26、27、28、29または30記
    載のディスプレイ装置。
  33. 【請求項33】 透明あるいは半透明で、裏端面が乱反
    射面で構成された表示板の前記裏端面に、上端面に彩色
    が施された表示素子の前記上端面を接触させた状態と、
    前記表示素子の前記上端面を前記表示板の前記裏端面か
    ら離した状態とによって、画素のオン表示あるいはオフ
    表示を行うことを特徴とするディスプレイ方法。
JP9039247A 1996-04-04 1997-02-24 ディスプレイ装置およびディスプレイ方法 Abandoned JPH09330046A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9039247A JPH09330046A (ja) 1996-04-04 1997-02-24 ディスプレイ装置およびディスプレイ方法
US08/825,802 US6243082B1 (en) 1996-04-04 1997-04-02 Apparatus and method for visual display of images

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8290596 1996-04-04
JP8-85211 1996-04-08
JP8521196 1996-04-08
JP8-82905 1996-04-08
JP9039247A JPH09330046A (ja) 1996-04-04 1997-02-24 ディスプレイ装置およびディスプレイ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09330046A true JPH09330046A (ja) 1997-12-22

Family

ID=27290085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9039247A Abandoned JPH09330046A (ja) 1996-04-04 1997-02-24 ディスプレイ装置およびディスプレイ方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6243082B1 (ja)
JP (1) JPH09330046A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6803891B2 (en) * 2000-01-27 2004-10-12 Pioneer Corporation Apparatus for driving light-emitting display
JP2001331162A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Mitsubishi Electric Corp 表示制御装置
US6833951B2 (en) * 2000-12-29 2004-12-21 Honeywell International Inc. Seamless rear projection screen
US7170478B2 (en) * 2002-03-26 2007-01-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of driving light-emitting device
US7312771B2 (en) * 2003-11-25 2007-12-25 Sony Corporation Power saving display mode for organic electroluminescent displays
US20050130703A1 (en) * 2003-12-16 2005-06-16 Curitel Communications, Inc. Mobile terminal displaying TV image on both main and sub display units
US20060184699A1 (en) * 2005-02-16 2006-08-17 Kai-Cheng Huang Expansion apparatus for a vehicle display device
JP4492694B2 (ja) * 2007-12-20 2010-06-30 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器
CN102262464B (zh) * 2010-05-25 2014-10-29 深圳富泰宏精密工业有限公司 触控式透明键盘
TWI581658B (zh) * 2012-04-27 2017-05-01 宣昶股份有限公司 發光二極體驅動電路、發光二極體驅動裝置及驅動方法
US11249365B2 (en) 2019-09-05 2022-02-15 Facebook Technologies, Llc Magnetic field driven liquid crystal patterning control system
US20220264703A1 (en) * 2021-02-12 2022-08-18 William Marsh Rice University Integrated microheater array for efficient and localized heating of magnetic nanoparticles at microwave frequencies

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5184114A (en) * 1982-11-04 1993-02-02 Integrated Systems Engineering, Inc. Solid state color display system and light emitting diode pixels therefor
US5525873A (en) * 1990-05-24 1996-06-11 U.S. Philips Corporation Picture display device comprising a flat-panel type display unit

Also Published As

Publication number Publication date
US6243082B1 (en) 2001-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881301B2 (ja) 電気泳動型表示装置における改善されたスクロール機能
JP2020181224A (ja) ビデオ電気光学ディスプレイを駆動する方法
KR100959775B1 (ko) 스캔 드라이버와, 이를 갖는 평판표시장치 및 이의 구동방법
JPH09330046A (ja) ディスプレイ装置およびディスプレイ方法
JP2007530999A (ja) 表示ユニット
US20080231593A1 (en) Electrophoretic Display Device
WO2005041163A1 (en) Electrophoretic display device
WO2005071651A1 (en) Electrophoretic display device
US9117420B2 (en) Information display device and display driving method
CN101542385A (zh) 用于电子纸显示器的全帧缓冲器
JP2008544312A (ja) 双安定型の表示装置
TW201501105A (zh) 電子紙顯示裝置、顯示裝置及其驅動方法
US20060262081A1 (en) Electrophoretic display device
US20060290649A1 (en) Electrophoretic display and addressing method thereof
JP2007530985A (ja) 電気泳動表示パネル
US20060250348A1 (en) Electrophoretic display device and driving method
JP2007527024A (ja) ディスプレイ装置
US20060227097A1 (en) Electrophoretic active matrix display device
WO2003079324A1 (en) Electrophoretic active matrix display device
CN100573281C (zh) 具有多重储存电容的象素结构及显示面板
CN101542574A (zh) 利用粒子运动的显示设备
JP2000321549A (ja) バックライト式カラー表示装置
KR20060133957A (ko) 전기 영동 디스플레이 유닛
US8836687B2 (en) Driving method for bistable display
CN100414576C (zh) 电路装置、显示设备、行驱动电路、电子仪器及其方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060619