JPH09329A - 乳母車兼用旅行鞄 - Google Patents

乳母車兼用旅行鞄

Info

Publication number
JPH09329A
JPH09329A JP7151375A JP15137595A JPH09329A JP H09329 A JPH09329 A JP H09329A JP 7151375 A JP7151375 A JP 7151375A JP 15137595 A JP15137595 A JP 15137595A JP H09329 A JPH09329 A JP H09329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
support member
stand
bag
stroller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7151375A
Other languages
English (en)
Inventor
Kondo Chin
崑堂 陳
Zuido Chin
瑞堂 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMO HARUHISA
Original Assignee
KAMO HARUHISA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAMO HARUHISA filed Critical KAMO HARUHISA
Priority to JP7151375A priority Critical patent/JPH09329A/ja
Publication of JPH09329A publication Critical patent/JPH09329A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C9/00Purses, Luggage or bags convertible into objects for other use

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】用途や物に応じた荷物の隔離収納ができるのみ
ならず、鞄本体そのものを簡単にして乳母車や手押し車
に変換使用することができる、便利な乳母車兼用旅行鞄
を提供する。 【構成】鞄本体1と、該鞄本体1の側端に突設されたキ
ャスター2並びに車輪付スタンド3とを備え、前記鞄本
体1を、第1収納室1aと第2収納室1bとに大別され
るべく離合自在に構成する。また、第1収納室1aは、
一端側に前記キャスター2が突設されると共に、他端側
に支持部材6とガード板7,7とを延設する。支持部材
6は、前記第2収納室1bの底面を支持すべく前記第1
収納室1aの側端下部から外方に向けて延出された板材
からなり、その遊端部に前記第2収納室1bを回動自在
に連結せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてスーツケース
等に代表される旅行鞄の改良に関し、更に詳しくは、簡
単にして乳母車や手押し車(カート)に変換使用できる
携帯に便利な乳母車兼用旅行鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、旅行者にとって鞄等の携帯荷
物は煩わしいものであり、特に、乳幼児が同行する場合
にあっては、彼ら自身が一つの重荷となると同時に、乳
幼児等の必需品も又相当量の荷物となる。例えば、衣
服、オムツ、哺乳ビン、ミルク缶或いは魔法瓶などを入
れるバッグやトランク等の旅行鞄が余計に必要になる
他、携帯用の乳母車も必携とされている。
【0003】従来、斯かる旅行鞄としては、例えば、特
開平6−296513号公報に開示されたスーツケース
が従来例として周知である。この従来例におけるスーツ
ケースは、図8に示すように、一対の半シェル15a,
15aからなる柔性又は剛性の外部エンベロプ15と、
剛性の支持縁部材16aを有する衣服支持装備16とを
備え、該支持縁部材16aは、スーツケースが搬送位置
にあるときスーツケースの上部分内で水平に置かれ、そ
して、該支持縁部材16aは、これの上に跨ぐように折
り曲げて置かれる衣服を受ける凸曲外面16bを有する
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平6−296513号公報に開示されているスー
ツケースにあっては、前記衣服支持装備16により衣類
に皺を付けることなく搬送できるといった利点を有する
ものの、オーソドックスな形態であるため、洗面具や衣
類或いは汚れ物などを一緒くたに詰め入れるしかなく、
用途や物に応じた荷物の隔離収納ができないといった問
題を有すると共に、収納具としての役割しか果たさない
ため、乳幼児を同行する場合などにあって、乳母車や手
押し車として代用することができないものであった。
【0005】また、乳母車を必要とする乳幼児が旅行に
同行する場合にあっては、まず魔法ビン、哺乳ビン、
ミルク缶などが漏れ易かったりこぼれ易かったりするた
め、同じトランク内に詰めると他の衣服やオシメ等を汚
すおそれがある乳幼児が泣くなどして親に抱えられて
いる間は、せっかくの乳母車が無駄になるのみならず乳
母車自体が荷物と化すため、旅行者の更なる負担となる
親が一人の場合、特に母親だけの場合には、交通機関
の乗車や下車或いは階段の上り下りなどの際に、一方の
手で乳幼児を抱えながら、他方の手でトランクや乳母車
等を持ち運ばなくてはならないため、苦痛であると同時
に危険でもある乳母車は乳幼児を乗せ運ぶ以外に用途
がないため、乳幼児が成長した後はもったいなくも他人
に譲ったり破棄処分するしかないなど、種々な問題を有
するものであった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、用途や物に応じた荷物の隔離収納が
できるのみならず、鞄本体そのものを簡単にして乳母車
や手押し車に変換使用することができる、便利な乳母車
兼用旅行鞄を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、少なくとも第1収納室と第2収納室とに大別
されるべく離合自在に形成された鞄本体と、前記各収納
室の開口部にそれぞれ開閉自在に装着された蓋体と、前
記鞄本体の側端に装着されたキャスターと、前記第1収
納室の側端から前記第2収納室の底面を支持すべく外方
に向けて延設されると共に、その開放端側に第2収納室
を回動自在に連結してなる支持部材と、所定位置に回動
変位された第2収納室を支持せしめる車輪付スタンドと
を備えてなる乳母車兼用旅行鞄に存する。
【0008】前記第1収納室は、一方の側端に前記キャ
スターが装着されると共に、他方の側端に前記第2収納
室の前後両面と重設する一対のガード板を回動自在に装
着してなり、かつ、この両ガード板と前記支持部材とで
区画される領域にシートベルトを装着するのが好まし
い。
【0009】前記第2収納室は、一方の回動限界位置で
前記支持部材上に着座して前記第1収納室に併設され、
他方の回動限界位置で前記車輪付スタンドに支持される
べく支持部材の開放端側に回動自在に連結するのが良
い。
【0010】前記車輪付スタンドは、上端が前記支持部
材の開放端側に枢着され下端に車輪を装着してなる第1
スタンドと、該第1スタンドの略中央に枢軸を介して交
差状に連結されると共に、下端側を前記第1収納室の壁
面に摺動自在に取り付けてなる第2スタンドと、前記第
2収納室の回動操作に応じて前記両スタンドを自動的に
開閉操作せしめる連動機構とを備えるのが良い。
【0011】
【作用】このように構成される本発明の乳母車兼用旅行
鞄は、まず、第2収納室を前記支持部材の上に定着させ
た場合(図1の鞄仕様)にあって、第1収納室と第2収
納室とが互いに隣接する二つの隔離された箱体からな
り、斯かる二つの収納室により、例えば、魔法瓶やミル
ク缶などの如き漏れ若しくはこぼれ易いものと、衣服や
オシメなどの大事なものとに別々に隔離保管し得ること
となり、衛生面からしても、好ましい収納が可能とな
る。
【0012】また、斯かる鞄仕様の状態にあっては、第
1収納室と第2収納室とが互いに密接に連結固定される
ため、蓋体の上に突設される持手一つでも簡単に持ち運
び得ることとなる(図1参照)。
【0013】更に、第1収納室を下にすべく鞄本体を直
立させ、前記第2収納室を前記支持部材の開放端側を中
心に(外方へ)約180度回動させて前記車輪付スタン
ドに同第2収納室を支持させるだけで、自由に方向転換
のできる乳母車に早変わりすることとなる(図3参
照)。
【0014】すなわち、この場合、前記第2収納室が前
記支持部材の上部後方に移動したため、第1収納室の側
端面(詳しくは右側端面)が頂部になるようにその上が
開放されて一つの座板になり、かつ、前記支持部材が斜
め立設されて一つの背もたれになると共に、前記ガード
板が前記第1収納室の両サイドを保護することから(図
4参照)、乳幼児を乗せ置くのに安全な乳母車となるの
である。
【0015】更に、図5に示すように、前記両ガード板
を下に降ろすと、座板すなわち前記第1収納室の側端面
の上が開放状態になることから、大きいトランクや他の
荷物を載せる手押し車となる他、一休みする時の椅子に
もなる。
【0016】そして、もう一度、元の旅行鞄に戻したい
場合は、第2収納室を前方へ約180度回動させて前記
支持部材の上に定着させると共に、前記車輪付スタンド
を折り畳み状態に閉脚させるだけの簡単操作で、コンパ
クトな旅行鞄(図1参照)に復元し得ることとなる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の第1実施例を図1及至図4を
参照しながら説明する。図中Aは本発明に係る乳母車兼
用旅行鞄であり、この乳母車兼用旅行鞄Aは、横長に形
成された鞄本体1と、該鞄本体1の左端側に突設された
キャスター2並びに車輪付スタンド3とを備えている。
【0018】前記鞄本体1は、軽質の金属材や硬質の合
成樹脂材等で形成された所定形状の基枠(図示せず)
と、該基枠に適宜板材(図示せず)を介して被装された
布、合成皮革、革等の外被材とからなり、第1収納室1
aと第2収納室1bとに大別されるべく離合自在に構成
されている。
【0019】前記第1収納室1aは、上端面が開口した
箱体からなり、その頂部に第1蓋体4aが開閉自在に被
冠されている。この第1蓋体4aは、図2に示すよう
に、左端側に配設された枢軸4a1 を基準に回動できる
ように枢着されていると共に、その表面に足踏台5が傾
倒自在に装着されている。
【0020】また、この第1収納室1aは、一端(左
端)側に前記キャスター2が突設されると共に、他端
(右端)側に、支持部材6とガード板7,7が延設され
ている。前記キャスター2は、前記第1蓋体4aの枢軸
4a1 に一体的に連結支持された取付基部2aと、該取
付基部2aに回動自在に組み付けられた車輪部2bとか
ら構成されている。
【0021】更に、前記支持部材6は、前記第2収納室
1bの底面を支持すべく前記第1収納室1aの側端下部
から外方に向けて延出された板材からなり、その開放端
側に前記第2収納室1bが回動自在に連結されている。
【0022】また、前記ガード板7,7は、第1収納室
1aの右側端面を被装すべく配設された座板8に蝶番9
を介して(任意に立ち上げ・降ろし操作ができるよう
に)回動自在に連結されている。
【0023】すなわち、このガード板7,7は、上に立
ち上げた状態では、前記第2収納室1bの前後両面上に
外設されると共に、前記支持部材6に装着された回動ス
トッパー10にて傾倒しないように保持され、該回動ス
トッパー10を解除することにより、任意に両ガード板
7,7を下に降ろすことができる(図5参照)。
【0024】一方、第2収納室1bは、前記第1収納室
1aよりも(約1.5倍ほど)幅広く形成された上方開
口の箱体からなり、その右端側の底面に突設された連結
部1b1 を枢軸1b2 を介して前記支持部材6の開放端
側に枢着している。
【0025】従って、この第2収納室1bは、前記支持
部材6の開放端側(詳しくは、前記枢軸1b2 )を基準
に回動変位し、更に詳しくは、一方の回動限界位置で前
記支持部材6の上面に着座して前記第1収納室1aに併
設され、他方の回動限界位置で前記第1収納室1aから
完全に分離されて後述する車輪付スタンド3に支持され
るべく回転移動することになる。
【0026】また、この第2収納室1bの頂面には、第
2蓋体4bが開閉自在に被装されている。この第2蓋体
4bは、右端側を基準に開閉できるように枢軸4b1
介して回動自在に軸着されており、その開放端側上面に
持手11が突設されている。
【0027】この持手11は、鞄本体1の全体的バラン
スがとれるように、長手方向上面の中心位置に突設され
ると共に、第2蓋体4bの幅方向に延出する手押バー1
1aを兼備しており、その近傍にロックボタン12が装
着されている。
【0028】ロックボタン12は、前記第2蓋体4bの
開閉操作を規制するものであり、例えば、同第2蓋体4
bを前記第2収納室1bに閉蓋することにより自動的に
ロックされて開蓋不能状態に保持すると共に、ロックボ
タン12を押し込み操作することにより、前記ロック状
態を解除し、図2に示すように、開蓋するのである。
【0029】従って、ロック状態で前記持手11を引き
上げれば、前記第2収納室1bが前記第1収納室1a及
び支持部材6から離間すべく外方に回動されるものであ
り(図3参照)、間違っても第2蓋体4bが安易に開蓋
することがない。
【0030】他方、前記車輪付スタンド3,3は、上端
が前記支持部材6の枢軸1b2 に回動自在に軸着された
一対の第1スタンド3a,3aと、該第1スタンド3
a,3aの中心と交差すべく枢軸3dを介して回動自在
に連結された一対の第2スタンド3b,3bとから構成
されており、互いが開閉自在(折り畳み自在)に動作す
るように組み付けられている。
【0031】換言すれば、この第2スタンド3bは、図
3に示すように、下端側が前記第1収納室1aの壁面に
形成された縦長のガイド溝1a1 にスライド軸3b1
介して上下方向へ摺動自在に組み付けられていることか
ら、この第2スタンド3bと交差連結された第1スタン
ド3aを開脚させるべく車輪3cを外方に引き出すと、
前記第2スタンド3bの下端側が上方に変位すべく摺動
して上端側が開き、180度回動された第2収納室1b
に突設された係止突起1cに同第2スタンド3bの先端
係止溝3b2 が係止されることにより、第2収納室1b
を下側から支持固定するのである。
【0032】また、この車輪3cを第1収納室1a側に
押し入れると、前記第2スタンド3bも下端側が前記ガ
イド溝1a1 内を下降すべく摺動して折り畳まれ、前記
第1、第2収納室1a,1bの底部側にコンパクトに収
まるのである(図1参照)。
【0033】更に、前記支持部材6、ガード板7,7並
びに座板8とで区画される領域には図4に示すように、
三点式のシートベルト12が装着されており、乳幼児が
安全に座れるようになっている。因に、図中13aは、
同シートベルト12の取り付けフックである。
【0034】このように構成される本発明の乳母車兼用
旅行鞄Aは、まず、図1に示すように、第1収納室1a
と第2収納室1bとを併設させた状態にあっては、例え
ば、魔法瓶やミルク缶などの如き漏れ若しくはこぼれ易
いものと、衣服やオシメなどの大事なものとに別々に保
管し得る旅行鞄として使用できる。
【0035】また、第1収納室1aを下にすべく鞄本体
1を直立させ、次いで、前記持手11を持って第2収納
室1bを支持部材6の枢軸1b2 を中心に外方へ約18
0度回動させた後、開脚された前記第2スタンド3bの
上端に支持せしめるだけで、前記第1収納室1aの側端
面の座板8が椅子に、支持部材6が背もたれとなると共
に、前記ガード板7,7にて両脇が保護されたシートベ
ルト付乳母車と化すため(図4参照)、乳幼児を安全に
乗せ置くことができる。
【0036】更に、図5に示すように、前記両ガード板
7,7を下に降ろすと、座板8すなわち前記第1収納室
1aの側端面の上が開放状態になることから、大きいト
ランクや他の荷物を載せる手押し車としても使用できる
ものであり、また、一休みする時の椅子にもなる。
【0037】尚、再度、元の鞄の状態に戻す場合は、第
2収納室1bを前方へ約180度回動させて前記支持部
材6の上に定着させれば、前記車輪付スタンド3も収納
状態に閉脚されてコンパクトな元の旅行鞄に復元できる
ものである(図1参照)。
【0038】次に、本発明に係る乳母車兼用旅行鞄の第
2実施例を図6〜図7を参照しながら説明する。尚、理
解を容易にするため、前述した第1実施例と同一部分は
同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付
して以下に説明する。
【0039】図6は、旅行鞄仕様の正面図であり、鞄本
体1の底面側に車輪付スタンド3が折り畳み自在に装着
されている。
【0040】この車輪付スタンド3は、上端が前記支持
部材6の枢軸1b2 に回動自在に軸着された一対の第1
スタンド3a,3aと、該第1スタンド3a,3aの中
心に枢軸3dを介して交差状に連結された一対の第2ス
タンド3b,3b(図7参照)と、前記第2収納室1b
の回動操作に応じて前記第1,第2スタンド3a,3b
を自動的に開閉操作せしめる連動機構14とから構成さ
れている。
【0041】前記連動機構14は、前記支持部材6の開
放端と第2収容室1bの連結部1b 1 とを回動自在に連
結する枢軸1b2 に固設された小歯車14aと、該小歯
車14aに噛合すべく前記第1スタンド3aの開放端側
に枢軸1b3 を介して固設された大歯車14bとからな
っている。
【0042】このように構成される本発明の乳母車兼用
旅行鞄Aは、前記第2収納室1bが外方へ、すなわち、
第1収納室1aから遠ざかる方向へ(枢軸3dを中心
に)回動操作されると、それに連れて前記小歯車14a
が回動して前記大歯車14bを逆方向に回動させるた
め、該大歯車14bに連動された前記第1スタンド3a
を強制的に外方向へと開脚させると共に、第2スタンド
3bもそれに応じて変位し、上位側が支持部材6から離
間すべく傾倒して、車輪付スタンド3,3はX状に開脚
するのである(図7参照)。
【0043】従って、第2収納室1bの係止突起1cと
同第2スタンド3bの先端係止溝3b2 とを係合させる
ことにより、同第2収納室1bを安定良く支持でき、第
1実施例と同じく乳母車や手押し車として使用できるの
である。
【0044】また、前記係合状態を解除させるべく第2
収納室1bを元の方向へ回動操作すれば、前記小歯車1
4aが逆方向に回動して前記第1,第2スタンド3a,
3bを内方向に閉脚せしめ、鞄本体1の底面に自動的か
つコンパクトに収まることができるのである(図6参
照)。
【0045】尚、本発明の乳母車兼用旅行鞄Aは本実施
例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自由
に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全てを
包摂するものである。例えば、図1及び図2に示す旅行
鞄にあって、持手11を持っての携帯使用ができるよう
に、第1収納室1aと第2収納室1bとを互いに圧接状
態に接合させることにより、両収納室1a,1bを一体
的に連結させているが、これに限定されることなく、第
1収納室1aと第2収納室1bとの接合面又は第2収納
室1bと支持部材6との接合面に、互いを着脱自在に止
着させるプッシュ解除式等の適宜係合手段を用いても良
い。
【0046】また、本明細書にて言及している「旅行
鞄」とは、旅行の時に使用する鞄のみに限定されるもの
ではなく、例えば、スポーツやレジャー或いは買物等に
使用されるバックやトランク或いは籠等の全ての鞄を包
摂するものである。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されることに
より、以下のような優れた効果を奏するものである。 (イ)旅行鞄を二箱体にし、汚しやすい物を隔離するこ
とができる。 (ロ)必要に応じて乳母車や手押し車に簡単に変換使用
できると共に、乳母車等として利用されない時は、旅行
鞄の役割を果たし、運搬の際、余計な負担にならなくて
済む。 (ハ)一人の場合、特に片手で乳幼児を抱えながらの交
通機関の乗車、下車或いは階段の上り下りする際には、
旅行鞄と乳母車といった二つの大きな手荷物が、一つに
兼用できるため、実質的に手荷物が一つ減ることにな
り、また、旅行鞄として片手で或いは乳母車の状態で荷
物を運ぶことができるため、より楽でかつ安全な搬送が
できる。 (ニ)乳幼児が成長した後も、旅行鞄として使用できる
ため、無駄に廃棄処分されることがない。
【0048】このように本発明は、優れた効果を奏する
ものであり、旅行鞄としてのみならず、時には乳母車と
して、また、時には手押し車として使い分けることがで
きるため、携帯使用に便利になると共に、構成が単純で
あるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要
者に供給できる等、本発明を実施することはその実益的
価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乳母車兼用旅行鞄の第1実施例を
示す正面図である。
【図2】同乳母車兼用旅行鞄の開蓋状態を示す正面図で
ある。
【図3】同乳母車兼用旅行鞄を乳母車として使用する場
合の説明図である。
【図4】同乳母車兼用旅行鞄を乳母車に変形させた状態
を示す正面図である。
【図5】同乳母車兼用旅行鞄を手押し車として使用する
場合の説明図である。
【図6】本発明に係る乳母車兼用旅行鞄の第2実施例を
示す正面図である。
【図7】同乳母車兼用旅行鞄を乳母車として使用する場
合の説明図である。
【図8】従来の旅行鞄を示す説明図である。
【符号の説明】
1 鞄本体 1a 第1収納室 1a1 ガイド溝 1b 第2収納室 1b1 連結部 1b2 枢軸 1b3 枢軸 1c 係止突起 2 キャスター 2a 取付基部 2b 車輪部 3 車輪付スタンド 3a 第1スタンド 3b 第2スタンド 3b1 スライド軸 3b2 先端係止溝 3c 車輪 3d 枢軸 4a 第1蓋体 4a1 枢軸 4b 第2蓋体 4b1 枢軸 5 足踏台 6 支持部材 7 ガード板 8 座板 9 蝶番 10 回動ストッパー 11 持手 12 ロックボタン 13 シートベルト 14 連動機構 14a小歯車 14b大歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595087864 加茂 晴久 神奈川県川崎市中原区木月683番地 (72)発明者 陳 崑堂 フィリピン国 ケゾン シテイ ランタワ ン ストリート 4 (72)発明者 陳 瑞堂 台湾台北市新生南道1段157巷29号2樓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1収納室と第2収納室とに大
    別されるべく離合自在に形成された鞄本体と、前記各収
    納室の開口部にそれぞれ開閉自在に装着された蓋体と、
    前記鞄本体の側端に装着されたキャスターと、前記第1
    収納室の側端から前記第2収納室の底面を支持すべく外
    方に向けて延設されると共に、その開放端側に第2収納
    室を回動自在に連結してなる支持部材と、所定位置に回
    動変位された第2収納室を支持せしめる車輪付スタンド
    とを備えてなることを特徴とする乳母車兼用旅行鞄。
  2. 【請求項2】前記第1収納室は、一方の側端に前記キャ
    スターが装着されると共に、他方の側端に前記第2収納
    室の前後両面に重設される一対のガード板を回動自在に
    装着してなり、かつ、この両ガード板と前記支持部材と
    で区画される領域にシートベルトを装着してなることを
    特徴とする請求項1に記載の乳母車兼用旅行鞄。
  3. 【請求項3】前記第2収納室は、一方の回動限界位置で
    前記支持部材上に着座して前記第1収納室に併設され、
    他方の回動限界位置で前記車輪付スタンドに支持される
    べく前記支持部材の開放端側に回動自在に連結されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の乳母車兼用旅行鞄。
  4. 【請求項4】前記車輪付スタンドは、上端が前記支持部
    材の開放端側に枢着され下端に車輪を装着してなる一対
    の第1スタンドと、該第1スタンドの略中央に枢軸を介
    して交差状に連結されると共に、下端側を前記第1収納
    室の壁面に摺動自在に取り付けてなる第2スタンドと、
    前記第2収納室の回動操作に応じて両スタンドを自動的
    に開閉操作せしめる連動機構とを備えてなることを特徴
    とする請求項1又は3に記載の乳母車兼用旅行鞄。
JP7151375A 1995-06-19 1995-06-19 乳母車兼用旅行鞄 Ceased JPH09329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151375A JPH09329A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 乳母車兼用旅行鞄

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151375A JPH09329A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 乳母車兼用旅行鞄

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09329A true JPH09329A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15517192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7151375A Ceased JPH09329A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 乳母車兼用旅行鞄

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09329A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999033692A1 (fr) * 1997-12-25 1999-07-08 Bing Jian Xie Chariot de transport de personnes
WO2003099056A1 (fr) * 2002-05-24 2003-12-04 Yoshiaki Tamura Valise avec chaise pliable
KR100441380B1 (ko) * 2002-01-18 2004-07-23 황준호 베이비시트가 구비된 카트형 여행용 가방
WO2004080230A1 (en) * 2003-03-12 2004-09-23 Joseph Chen A multi-use luggage

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999033692A1 (fr) * 1997-12-25 1999-07-08 Bing Jian Xie Chariot de transport de personnes
KR100441380B1 (ko) * 2002-01-18 2004-07-23 황준호 베이비시트가 구비된 카트형 여행용 가방
WO2003099056A1 (fr) * 2002-05-24 2003-12-04 Yoshiaki Tamura Valise avec chaise pliable
US6932427B2 (en) 2002-05-24 2005-08-23 Yoshiaki Tamura Suitcase with foldable chair
WO2004080230A1 (en) * 2003-03-12 2004-09-23 Joseph Chen A multi-use luggage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2458748C (en) Trolley
US4586721A (en) Convertible stroller
JP5718945B2 (ja) 多目的な車輪付き運搬具
US6932363B2 (en) Portable universal cart
US5988657A (en) Carry-on stroller case
US9096252B2 (en) Sit or stand strollers and methods of making the same
US7597332B2 (en) Modular stroller
US5722594A (en) Convertible child stroller/package carrier
AU2002335593A1 (en) Trolley
US6016893A (en) Multi-purpose traveling suitcase
US4487428A (en) Convertible stroller
US20070096434A1 (en) Collapsible stroller
JP2005537168A (ja) ショッピングカート
JPH09329A (ja) 乳母車兼用旅行鞄
JP4279969B2 (ja) 携帯ベビーカー
JP4150602B2 (ja) 手押し車
EP1862088A1 (en) Convertible multipurpose carrier structure
JP3104105U (ja) 歩行補助車
AU2011214117B2 (en) Multi-purpose wheeled conveyance
WO2010029290A2 (en) Perambulator, pram or pushchair
NZ531924A (ja)
CN108116589A (zh) 一种折叠电动拉杆自行车结构
FR2822781A1 (fr) Chariot individuel de transport de courrier, de marchandises et d'enfant
JPH092281A (ja) ベビーカー

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050620

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20051024