JPH09329991A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09329991A
JPH09329991A JP8168716A JP16871696A JPH09329991A JP H09329991 A JPH09329991 A JP H09329991A JP 8168716 A JP8168716 A JP 8168716A JP 16871696 A JP16871696 A JP 16871696A JP H09329991 A JPH09329991 A JP H09329991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
heating
supply voltage
fixing device
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8168716A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihito Yamazaki
道仁 山崎
Koichi Okuda
幸一 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8168716A priority Critical patent/JPH09329991A/ja
Publication of JPH09329991A publication Critical patent/JPH09329991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、広い電源電圧範囲において使用で
きる定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 フィルム加熱方式の定着装置における発
熱体への通電を、例えば通電割合50%の波数制御で行
い、この際の温度上昇率から電源電圧を推定する。次
に、例えば入力電圧が100V時は波数制御パターンを
100%、115V時は87.5%、220V時には4
5%、240V時は42.5%とするように選択し、異
なる電源電圧に対応させると共に、このような波数制御
パターンの下で、位相制御により電力を制御して発熱体
の温度制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に形成さ
れたトナー像を加熱定着する装置を有する電子写真装
置、静電記録装置等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式等の画像形成装置に
おいて、記録材上に顕画像化されたトナー像の定着は、
ハロゲンヒーター等の加熱体に印加する電圧をON/O
FFさせるることにより所定の温度に制御した加熱ロー
ラーと、弾性層を有して該加熱ローラーに圧接する加圧
ローラーとによって記録材を加熱、加圧しながら挟持搬
送することにより行う方式(熱ローラー方式)、あるい
は特開昭63−313182号公報、特開平2−157
878号公報等に記載されているように、少なくとも固
定支持された加熱体たるヒーターと、該ヒーターに圧接
しつつ搬送される耐熱性フィルムとしての定着フィルム
とからなるヒーターユニットと、該ヒーターユニットに
対し記録材を密着させる加圧部材とを有し、ヒーターの
熱をフィルムを介して記録材へ付与することて、記録材
表面に形成されているトナー像を加熱定着させる方式、
構成の定着装置(フィルム加熱定着方式)等により行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィルム加熱式の定着装置における温度制御は、フ
ィルムの熱容量が小さいために、熱ローラー方式の加熱
定着装置のようなハロゲンヒーター等の加熱体に印加す
る電圧のON/OFFによることが困難であり、加熱体
に印加する電圧波形の波数制御(数波〜数十波を1ユニ
ットとし、1ユニット内で通電する半波の数を変え
る)、もしくは位相制御(1半波内での通電割合を変え
る)により行われている。
【0004】従って、一般に、電源電圧が異なると発熱
体の消費電力が変わり、それに応じて発熱量も変化し、
特に、100V/115V地域向けの定着装置と220
V/240V地域向けの定着装置に用いられる発熱体を
共通化することは困難な場合があった。
【0005】このため、100V系と200V系の加熱
定着装置を共通の部品で組み立てることができず、工場
での部品の管理や組み立てコスト、流通、販売における
在庫管理に要するコストがかかる場合があった。
【0006】そこで、本発明は、広い電源電圧範囲にお
いて使用できる加熱装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、少なくとも加熱体と加圧部材を
有し、記録材上に顕画像化されたトナー像を、該加熱体
と加圧部材に挟持搬送させることにより定着する定着装
置を有する画像形成装置において、電源電圧を検知する
手段と、該手段により検知した電源電圧に応じて通電波
数パターンを決定し、目標温度からのずれに応じて上記
加熱体に対する入力電圧の位相制御を行うことにより、
上記加熱体の温度制御を行う手段とを備えたことにより
達成される。
【0008】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、少なくとも加熱体と加圧部材を有し、記録
材上に顕画像化されたトナー像を、該加熱体と加圧部材
に挟持搬送させることにより定着する定着装置を有する
画像形成装置において、電源電圧を検知する手段と、該
手段により検知した電源電圧に応じて通電位相角を決定
し、目標温度からのずれに応じて上記加熱体に対する入
力電圧の波数制御を行うことにより、上記加熱体の温度
制御を行う手段を備えたことにより達成される。
【0009】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明にお
いて、定着装置は、支持体に支持された加熱体と、該加
熱体に接触摺動するフィルムと、該フィルムの加熱体側
とは反対側の表面に、トナー像の形成された記録材を加
圧搬送させる加圧部材とを備えていることにより達成さ
れる。
【0010】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、電源電圧を検知する手段により検知した電源電圧に
応じて通電波数パターンを決定するので、電源電圧が異
なっても加熱体に備えられた一つの発熱体(抵抗値一定
の発熱体)で消費する電力をほぼ一定の値に補正する。
また、目標温度からのずれに応じて加熱体に対する入力
電圧の位相制御を行うことにより、加熱体の温度制御を
行うので、低熱容量の加熱体に対しても、充分精度のあ
る温度制御を行う。
【0011】また、本出願に係る第2の発明において
は、電源電圧を検知する手段により検知した電源電圧に
応じて通電位相角を決定するので、電源電圧が異なって
も加熱体に備えられた一つの発熱体(抵抗値一定の発熱
体)で消費する電力をほぼ一定の値に補正する。しか
も、通電波数パターンを変える場合よりも1周期として
用いる波数が少なくて済むため、温度制御の応答性を向
上させる。また、目標温度からのずれに応じて加熱体に
対する入力電圧の波数制御を行うことにより、加熱体の
温度制御を行うので、低熱容量の加熱体に対しても、充
分精度のある温度制御を行う。
【0012】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第1の発明または第2の発明の定着装置が、支
持体に支持された加熱体と、該加熱体に接触摺動するフ
ィルムと、該フィルムの加熱体側とは反対側の表面に、
トナー像の形成された記録材を加圧搬送させる加圧部材
とを備えているので、加熱体の熱容量が低く、精度の高
い温度制御は容易ではないが、上述のように波数制御ま
たは位相制御により、充分に精度の高い温度制御が行わ
れる。しかも、通電波数パターンまたは通電位相角は、
電源電圧に応じて決定されるので、電源電圧が異なって
も加熱体に備えられた一つの発熱体(抵抗値一定の発熱
体)で消費する電力をほぼ一定の値に補正し、定着装置
の共用化を実現する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図3に基づいて説明するる図2は
本実施形態におけるレーザープリンターの要部、図3は
その定着装置の要部を示している。
【0015】図2において、1は像担持体としての有機
感光ドラム、2は帯電部材としての帯電ローラー、3は
レーザー露光装置、4は現像スリーブ及び現像ブレード
並びに1成分磁性トナー等からなる現像装置、5はクリ
ーニングブレード、6は転写ローラー、7は定着装置で
ある。以上の主要ユニットの働きにより、周知の電子写
真プロセスが行われ、画像が出力される。
【0016】以上のようなレーザープリンターに用いら
れる加熱装置としての定着装置7は、図3に示すよう
に、円筒形状の耐熱性フィルム101と、加熱体として
のヒーター110と、加圧部材としての加圧ローラー2
10とを備えている。
【0017】耐熱性フィルム101は、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、PEEK等で形成された基層上に、導
電性のプライマー層が厚み2〜6μm程度の薄い層で形
成されており、さらに表層にはPFA、PTFE、FE
P等のフッ素樹脂がオフセット防止のための離型層とし
て、厚み10μm程度で被覆してある。
【0018】また、ヒーター110は、記録材Pの搬送
方向に直交する方向を長手とする、絶縁性、低熱容量の
セラミックからなる基板103と、該基板103の表面
に長手に沿って印刷された抵抗発熱体105と、該基板
103の抵抗発熱体の露呈面とは反対側に、接触させて
設けたサーミスタ等の温度検知素子106を基本構成と
するものである。
【0019】そして、このヒーター110は、横断面半
円弧桶形のフィルムガイド(ヒーターステー)107に
発熱体105を露呈させ、かつ断熱、固定支持されてい
る。なお、図3において108は、ヒーター103、サ
ーミスター106、ヒーターステー107からなるヒー
ターユニット120が、加圧ローラー210により加圧
された際に、変形しないために設けられた逆U字形の補
強板金である。
【0020】また、加圧部材としての加圧ローラー21
0は、芯金201とシリコーンゴムからなる弾性層20
2とからなり、ヒーターユニット120に対し、加圧手
段(図示せず)により総圧5〜8kgfの圧力で加圧さ
れている。さらに、加圧ローラー210は記録材Pの搬
送方向に、駆動系(図示せず)により回転駆動(反時計
回り)される。これにより、円筒形の定着フィルム10
1がヒーター110の発熱体表面に密着摺動して、フィ
ルムガイド107の周囲を回転する。
【0021】また、ヒーター110の温度制御は、サー
ミスタ106の出力を基に温度制御手段たるCPU10
が、トライアック等からなる電流制御手段11を介し
て、交流電源20から発熱体105への通電を制御する
ことにより行われる。
【0022】以上の構成により、温度制御されたヒータ
ーユニット120と加圧ローラー210のニップ部を記
録材Pが挟持搬送されることで、記録材P上のトナー像
は定着される。
【0023】上述のようなフィルム加熱方式の定着装置
は、従来一般的である熱ローラー方式の定着装置に比
べ、ヒーター部の熱容量を数十分の一にすることが可能
であり、かつ昇温の速い発熱体を用いることが可能であ
るため、加熱部分が定着可能となる温度に達するまでの
時間を数秒にすることが可能である。よって熱ローラー
方式の定着装置においては実現が困難であった、所謂、
オンデマンド定着が可能となる。
【0024】その反面、温度制御に関しては、加熱部分
の熱容量が小さいため、熱ローラー方式において一般的
であった印加電圧のON/OFFでは温度制御が不可能
となる。そのため、入力電圧をより細かく制御するため
に位相制御、もしくは波数制御を行うことによって温度
制御を行っている。
【0025】まず、電源電圧の推定を行うために、本実
施形態において発熱体105への通電は、GNDからプ
ラス側のみの波数制御(通電割合50%)で行われ、こ
の際、通電開始時のサーミスター温度をT1℃とした
時、通電により(T1+5)℃から(T1+15)℃ま
での10℃上昇する時間を測定し、この値から電源電圧
を推定する。
【0026】次に、電源電圧に応じて波数パターンを決
め、位相制御により温度制御を行う。本実施形態におい
て波数パターンは20サイクル(40半波)を単位(1
ユニット)として行い、100V入力時は100%、1
15V入力時には87.5%(=35/40)、220
V入力時には45%(=18/40)、240入力時に
は42.5%(=17/40)の各通電割合を最大とし
て電力が供給される。
【0027】図1は位相制御による通電割合が50%の
時、各電源電圧において発熱体105に対する入力電圧
波形を表したものであり、横軸は時間、縦軸は電圧、そ
して斜線部において実際に電圧が印加されることを表し
ている。
【0028】図1(a)は入力電圧が100Vの場合で
あり、波数制御パターンは100%となっている。図1
(b)は入力電圧が115Vの場合であり、図中a、
b、c、d、eの各1/2サイクルにおいて波数パター
ンにより入力電圧が0Vとなることを示している。図1
(c)は入力電圧が220Vの場合であり、GNDから
マイナス側と図中f、gの各1/2サイクルにおいて入
力電圧が0Vとなる。図1(d)は240V入力の場合
であり、GNDからマイナス側と図中h、i、jの各1
/2サイクルにおいて入力電圧が0Vとなることを示し
ている。
【0029】以上のように、波数制御で異なる電源電圧
に対応し、さらに位相制御により電力を制御して発熱体
105の温度制御を行うことにより、発熱部が低熱容量
の上述フィルム定着装置の温度制御が可能となると共
に、電源電圧が異なっても同一の発熱体で消費電力をほ
ぼ同じにさせることが可能となり、異なる電源電圧に一
つの定着装置で対応することが可能となる。
【0030】なお、本実施形態中に示した電源電圧検知
方法、及び制御方法は一例であり、例えば電源電圧の検
知を電圧検知回路を用いて行ったり、あるいは電源電圧
を手動切り換えにして、この切り換え手段の状態を読み
込む等により電源電圧を検知する方式でも構わない。ま
た、制御方法に関しては、波数制御の1ユニットを40
半波で構成したり、電源電圧に応じて半波単位で入力0
Vとする波数パターンを用いても良い。さらに、ヒータ
ーユニットの形状、構成等も一例に過ぎず、本実施形態
で説明したものに限られない。
【0031】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
【0032】図4は、本発明の第2の実施形態における
抵抗発熱体に入力する電圧波形の一形態を表した図であ
り、図5は交流電圧の1半波に対して位相制御を行った
際、ゼロクロスポイントから電圧を印加する位相角(r
ad)を横軸、出力を縦軸としたグラフである。
【0033】本実施形態においては、電源電圧の推定
後、電源電圧に応じて位相制御パターンを決定して、発
熱体105の温度制御は波数制御により行うことを特徴
とする。
【0034】上述の第1の実施形態においては、異なる
電源電圧に対応するために波数パターンを変えることで
対応しており、各電源電圧にある程度正確に対応するた
めに、40半波程度の波数を1周期として用いている。
したがって、第1の実施形態の場合には、制御の応答時
間が最短で0.4sec(50Hz電源の場合)となる
ために、低速の装置に関しては、温度制御が可能であっ
ても、中高速の装置(10/分以上)に対しては温度制
御が困難となる。
【0035】そこで、本実施形態においては、電源電圧
の違いに対し1半波を40分割した位相制御で対応し、
温度制御は20半波を単位とした波数制御により5%刻
みの出力調整で行う。
【0036】以上の構成とすることにより、制御の応答
時間は第1の実施形態の場合に比べ、0.2secと半
分に短縮される。また、温度制御に波数制御を用いるこ
とにより、制御のリニアリティーの改善も図られる。
【0037】図4は波数制御による通電割合が、t0
1間において65%(=13/20)、t1〜t2間に
おいて70%(=14/20)となる場合において、各
電源電圧から発熱体に入力される電圧波形を表した図で
ある。また、電源電圧の種類に対しては上述の如く位相
制御で対応し、100V入力の際には100%(ゼロク
ロスポイントの0rad/40から電圧印加)、115
V入力の際には88.2%(11πrad/40から電
圧印加)、220V入力の際には45.0%(21πr
ad/40から電圧印加)、240V入力の際には4
0.1%(22πrad/40から電圧印加)の各通電
割合を最大として電力が供給される。図5に交流電圧の
ゼロクロスポイントから電圧を印加する位相角と出力の
関係を示す。
【0038】図4(a)は電源電圧が100Vの場合で
あり、位相制御は位相角0rad(100%入力)とな
っており、t0〜t1間において65%(=13/2
0)、t1〜t2間において70%(=14/20)の通
電割合となるように波数制御が行われることを示してい
る。図4(b)は電源電圧が115Vの場合を示し、上
述の如くゼロクロスポイントから(11/40)πra
dのポイントから電圧が印加されるように位相制御がか
けられている。以下、同様に図4(c)は電源電圧が2
20Vの場合であり、図4(d)は電源電圧が240V
の場合を示している。
【0039】以上説明した構成とすることにより、一つ
の発熱体で異なる電源電圧に対応し、かつ温度制御の応
答性を改善することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、電源電圧を検知する手段により検知し
た電源電圧に応じて通電波数パターンを決定するので、
電源電圧が異なっても一つの発熱体(抵抗値一定の発熱
体)で消費する電力をほぼ一定の値に補正することがで
きる。したがって、例えば100V系と200V系の定
着装置を共通の部品で組み立てることが可能になり、工
場での部品の管理や組み立てコスト、流通、販売におけ
る在庫管理に要するコストを低減することができる。ま
た、目標温度からのずれに応じて加熱体に対する入力電
圧の位相制御を行うことにより、加熱体の温度制御を行
うので、低熱容量の加熱体に対しても、温度制御の応答
性、及びリニアリティーの改善を行い、低熱容量の加熱
体に対しても充分精度のある温度制御を行うことが可能
となる。
【0041】また、本出願に係る第2の発明によれば、
電源電圧を検知する手段により検知した電源電圧に応じ
て通電位相角を決定するので、電源電圧が異なっても一
つの発熱体(抵抗値一定の発熱体)で消費する電力をほ
ぼ一定の値に補正することができる。したがって、例え
ば100V系と200V系の定着装置を共通の部品で組
み立てることが可能になり、工場での部品の管理や組み
立てコスト、流通、販売における在庫管理に要するコス
トを低減することができる。また、目標温度からのずれ
に応じて加熱体に対する入力電圧の波数制御を行うこと
により、加熱体の温度制御を行うので、低熱容量の加熱
体に対しても、温度制御の応答性、及びリニアリティー
のより一層の改善を行い、低熱容量の加熱体に対しても
充分精度のある温度制御を行うことが可能となる。
【0042】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明の定着装置が、支
持体に支持された加熱体と、該加熱体に接触摺動するフ
ィルムと、該フィルムの加熱体側とは反対側の表面に、
トナー像の形成された記録材を加圧搬送させる加圧部材
とを備えているので、加熱体の熱容量が低く、クイック
スタートが可能となる。しかし、その反面、精度の高い
温度制御は容易ではないが、上述のように波数制御また
は位相制御により、充分に精度の高い温度制御を行うこ
とができる。しかも、通電波数パターンまたは通電位相
角は、電源電圧に応じて決定されるので、電源電圧が異
なっても一つの発熱体(抵抗値一定の発熱体)で消費す
る電力をほぼ一定の値に補正し、定着装置の共用化を実
現し、工場での部品の管理や組み立てコスト、流通、販
売における在庫管理に要するコストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における抵抗発熱体に
入力する電圧波形の一形態を表す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるレーザープリ
ンターの要部を表す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における定着装置を説
明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における抵抗発熱体に
入力する電圧波形の一形態を示す図である。
【図5】交流電圧のゼロクロスポイントから電圧を印加
する位相角と出力の関係を表す図である。
【符号の説明】
7 定着装置 10 CPU(電圧を検知する手段、温度制御を行う手
段) 101 定着フィルム(フィルム) 105 抵抗発熱体 107 フィルムガイド(支持体) 110 ヒーター(加熱体) 210 加圧ローラー(加圧部材) P 記録材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも加熱体と加圧部材を有し、記
    録材上に顕画像化されたトナー像を、該加熱体と加圧部
    材に挟持搬送させることにより定着する定着装置を有す
    る画像形成装置において、電源電圧を検知する手段と、
    該手段により検知した電源電圧に応じて通電波数パター
    ンを決定し、目標温度からのずれに応じて上記加熱体に
    対する入力電圧の位相制御を行うことにより、上記加熱
    体の温度制御を行う手段とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも加熱体と加圧部材を有し、記
    録材上に顕画像化されたトナー像を、該加熱体と加圧部
    材に挟持搬送させることにより定着する定着装置を有す
    る画像形成装置において、電源電圧を検知する手段と、
    該手段により検知した電源電圧に応じて通電位相角を決
    定し、目標温度からのずれに応じて上記加熱体に対する
    入力電圧の波数制御を行うことにより、上記加熱体の温
    度制御を行う手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 定着装置は、支持体に支持された加熱体
    と、該加熱体に接触摺動するフィルムと、該フィルムの
    加熱体側とは反対側の表面に、トナー像の形成された記
    録材を加圧搬送させる加圧部材とを備えていることとす
    る請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
JP8168716A 1996-06-10 1996-06-10 画像形成装置 Pending JPH09329991A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8168716A JPH09329991A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8168716A JPH09329991A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09329991A true JPH09329991A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15873129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8168716A Pending JPH09329991A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09329991A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125424A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
KR100503843B1 (ko) * 2001-10-11 2005-07-27 캐논 가부시끼가이샤 정착 장치
JP2009205299A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Canon Inc 電源装置、その制御方法及び画像形成装置
EP2600209A3 (en) * 2011-12-01 2016-12-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method of controlling fusing temperature of the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125424A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
KR100503843B1 (ko) * 2001-10-11 2005-07-27 캐논 가부시끼가이샤 정착 장치
JP2009205299A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Canon Inc 電源装置、その制御方法及び画像形成装置
EP2600209A3 (en) * 2011-12-01 2016-12-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method of controlling fusing temperature of the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8755705B2 (en) Image heating apparatus
JP2001324892A (ja) 像加熱装置及びそれを有する画像形成装置
US20080298863A1 (en) Heating apparatus
JP2017167462A (ja) 像加熱装置
JP2005209493A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JPH10177319A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH1091017A (ja) 像加熱装置
JP2004280083A (ja) 像加熱装置
JP2007328158A (ja) 像加熱装置及びその装置に用いられる加熱体
JPH09329991A (ja) 画像形成装置
JPH10312133A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2001183929A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2006010943A (ja) 加熱装置
JP2002221219A (ja) 加熱装置、及び画像形成装置
JP3848001B2 (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JPH11191483A (ja) 電源装置
JP4642213B2 (ja) 画像形成装置
JP2002278350A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JPH08190300A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2925364B2 (ja) 像加熱装置
JPH11282308A (ja) 加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置
JP2004191966A (ja) 定着装置および画像形成装置
JPH09329982A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
KR20180035694A (ko) 정착 장치
JP2004179041A (ja) 加熱装置