JPH09329989A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH09329989A
JPH09329989A JP14955596A JP14955596A JPH09329989A JP H09329989 A JPH09329989 A JP H09329989A JP 14955596 A JP14955596 A JP 14955596A JP 14955596 A JP14955596 A JP 14955596A JP H09329989 A JPH09329989 A JP H09329989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規格を満足する位相角度のときのみ位相制御
を行い、規格を満足できない位相角度では、規格内の最
大位相角度で発熱手段の通電電流を制御するようにす
る。 【解決手段】 高調波電流を規制する規格を満足するた
めに、定着ヒータ119の位相制御において規格を満足
できない電流を流さないように制御を行う。この場合、
位相制御の位相角度によっては、高調波電流の規格を満
足できなくなるので、CPU105aにより、規格を満
足する位相角度のときのみ位相制御を行い、満足できな
い位相角度では、規格を満足する最大の位相角度で半波
毎の組み合わせによるオン・オフ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた画像形成装置の定着ヒータの温度を制御する定
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えばレーザビームプリ
ンタは、図9に示すようにホストインターフェース10
1、ビデオコントローラ部103および表示、操作パネ
ル104を有するコントローラ部100と、エンジン部
102とを備えて構成されている。
【0003】すなわち、コントローラ部100は、図9
に示すように不図示のホストコンピュータから入力され
たコードデータである電気信号をビデオコントローラ部
103でドットイメージに展開し、ビデオコントローラ
部103内のメモリに格納した後、エンジン部102に
ビデオ信号として返送する。エンジン部102の各要素
は、エンジンコントローラ105により制御され、コン
トローラ部100とのビデオ信号のやり取りもエンジン
コントローラ105を介して行われる。エンジンコント
ローラ105の不図示のビデオインタフェース部に入力
されたビデオ信号は、レーザドライバ106に送出さ
れ、ここで半導体レーザ107のON/OFFが制御さ
れる。この半導体レーザ107から出射されたレーザ光
110はポリゴンミラー108により偏向されて感光ド
ラム112の長手方向の走査光となり、ミラー109を
介して感光ドラム112上に投影される。感光ドラム1
12は、矢印R12方向に回転し、一次帯電器111に
より一次帯電された後、レーザ光のON/OFFに応じ
た露光を受け、感光ドラム112の表面に静電潜像が形
成される。そして、現像器113により着色荷電粒子
(以下、トナーという)が付与され、顕像が得られた
後、この顕像は、転写帯電器114により、給紙カセッ
ト120から給紙ローラ121によって一枚ずつ取り出
された記録媒体としての記録紙に転写される。転写残り
トナーは、感光ドラム112の表面からクリーニング器
115により払い拭われ、感光ドラム112は次の画像
形成工程に備える。
【0004】一方、未定着トナー画像が担持した記録紙
は、定着器116に挿通され、永久定着像を得た後に、
図中矢印L方向に搬送されて装置本体外に排出される。
なお、図中の矢印Lは、給紙カセット120から取り出
されて画像形成される記録紙の搬送軌跡を示す。
【0005】定着器116は、中空の定着ローラ117
内に発熱手段としての定着ヒータ119を有しており、
定着ヒータ119に通電することで定着ローラ117が
加熱される。また、定着ローラ117の表面温度を検知
する不図示の温度センサは、その出力をエンジンコント
ローラ105に入力し、定着ヒータ119をON/OF
Fして、定着ローラ117の表面温度を所定の温度に維
持する。すなわち、エンジンコントローラ105は、定
着器116の定着ローラ117に接して取り付けられた
温度センサにより定着器116の温度を検知し、フュー
ザ制御部(不図示)を用いて定着ヒータ119に流す電
流の位相角度を変化させる位相制御をして定着器116
の温度制御を行う。
【0006】また、加圧ローラ118は付勢手段(不図
示)により定着ローラ117を押圧するように付勢され
ている。これにより記録紙に担持された未定着トナーは
定着ローラ117と加圧ローラ118との間のニップ内
で記録紙と共に加熱、加圧され永久定着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の定着器では、定着ヒータ119に通電する電流を位
相制御する場合に、高調波電流が流れてしまうために、
高調波電流を規制する規格を満足できない場合が生じ
る。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、規格を満足する位相角度のとき
のみ位相制御を行い、規格を満足できない位相角度で
は、規格内の最大位相角度で発熱手段の通電電流を制御
するようにした定着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の定着装置によれば、記録媒体に担持され
た未定着現像剤を熱定着させる発熱手段を有する定着手
段と、該定着手段の温度を検出する温度検出手段と、該
温度検出手段が検出した温度により前記発熱手段の熱量
を制御するために、該発熱手段に流す電流を制御する電
流制御手段とを備えたものであって、前記電流制御手段
は、前記発熱手段に流す電流が、高調波電流の規格を満
足する位相角度では位相制御し、高調波電流の規格を満
足できない位相角度では規格に合わせてオン・オフ制御
することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、前記電流制
御手段は、前記温度検出手段が検出した温度に基づいて
フューザ制御部を制御する制御手段を備えたものであ
る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、前記フュー
ザ制御部は、ソリッドステートリレーと、該ソリッドス
テートリレーによってゲートの点弧角が制御されるトラ
イアックとを備えたものである。
【0012】請求項4記載の発明によれば、前記電流制
御手段は、高調波電流の規格を満足できない位相角度の
場合には、前記発熱手段に流す電流を、高調波電流の規
格に合致する半周期の位相制御電流と電流を流さない半
周期とを複数組み合わせて制御する。
【0013】請求項5記載の発明によれば、前記発熱手
段は、位相制御の位相角度が高調波電流の規格を満足で
きない場合には、規格を満足する最大の位相角度の位相
制御電流で半周期毎の組み合わせによるオン・オフ制御
を行う。
【0014】請求項6記載の発明によれば、前記電流制
御手段は、高調波電流の規格を満足できない位相角度の
場合には、前記発熱手段に流す電流を、高調波電流の規
格に合致する1周期の位相制御電流と電流を流さない1
周期とを複数組み合わせて制御する。
【0015】請求項7記載の発明によれば、前記発熱手
段は、位相制御の位相角度が高調波電流の規格を満足で
きない場合には、規格を満足する最大の位相角度の位相
制御電流で1周期毎の組み合わせによるオン・オフ制御
を行う。
【0016】請求項8記載の発明によれば、前記電流制
御手段は、前記発熱手段に流す電流を、高調波電流の規
格に合致する半周期の異なる位相角度の位相制御電流と
電流を流さない半周期とを複数組み合わせて制御する。
【0017】請求項9記載の発明によれば、前記温度検
出手段は、温度検出センサである。
【0018】[作用]以上の構成に基づき、高調波電流
を規制する規格を満足させるために、発熱手段の位相制
御において規格を満足できない電流を流さないように制
御を行う。すなわち、位相制御の位相角度によっては、
高調波電流の規格を満足できなくなるために、制御手段
により、規格を満足する位相角度のときのみ位相制御を
行い、満足できない位相角度では、規格に合わせてオン
・オフ制御を行う。
【0019】この場合、規格を満足できない位相角度で
は、規格を満足する最大の位相角度で半波毎の組み合わ
せによるオン・オフ制御を行わせるようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は、画像形成装置の一例であ
るレーザビームプリンタの電気的構成を示すブロック
図、図2は、本発明に係るレーザビームプリンタのヒー
タ制御部の電気回路ブロック図である。
【0021】図1において、1は、画像形成装置の電源
をON/OFFする電源スイッチ、2は、画像形成装置
が発生するノイズをACラインに伝搬しないようにノイ
ズを低減するノイズフィルタ、3は、フューザ制御部
で、熱定着を行うための熱源となる定着ヒータ119を
温度センサ5により温度を検出し、エンジンコントロー
ラ105が温度を一定になるようにON/OFF制御を
行うために用いる。また、エンジンコントローラ105
は、画像形成装置全体を制御するもので、制御手段とし
てのCPU105a、RAM105bおよびROM10
5cを内蔵している。そして、エンジンコントローラ1
05とコントローラ部100とには、低電圧を供給する
ための低電圧電源ユニット4が接続されている。そし
て、フューザ制御部3とCPU105aとによって電流
制御手段を構成している。
【0022】なお、同図中、7はエンジンコントローラ
105により動作が制御されるファンモータドライバで
あり、ファンモータ6を駆動する。9はレーザ光を受光
する受光素子8よりの受光信号に基づいて水平同期信号
を発信するBD回路部、10は一次帯電ローラ111、
現像器113および転写ローラ114に高電圧を供給す
る高電圧電源、22はピックアップソレノイド、106
はレーザダイオード107を駆動するレーザドライバ、
12はスキャナモータ11を駆動するスキャナモータド
ライバ、14は感光ドラム112を回転させるメインモ
ータ13を駆動するメインモータドライバ、15は紙サ
イズセンサ、16は紙有無センサ、17はドアセンサ、
18は給紙センサ、19は排紙センサ、20はカートリ
ッジセンサ、21はコントローラ部100からエンジン
部102に入力されたビデオ信号を、例えばレーザドラ
イバ106に送出するビデオインターフェイス部、23
は電源電圧のゼロクロス点を検知するゼロクロス検知部
である。また、ビデオコントローラ部103は、CPU
103a、RAM103b、ROM103c、バッファ
103dおよび不揮発性記録媒体103fを備えてい
る。なお、図1において図9と同一構成部分には同一符
号を付す。
【0023】また、ヒータ制御部は、図2に示すように
発熱手段としての定着ヒータ119の温度を検知する温
度検知手段としての温度センサ5を有し、温度センサ5
が検知した温度に応じてソリッドステートリレー(SS
R)3aを介してトライアック3bをONするタイミン
グをCPU105aによって制御することで定着ヒータ
119に流す電流を制御するように構成されている。フ
ューザ制御部3は、ソリッドステートリレー3aとトラ
イアック3bとを備えている。
【0024】図3は、商用電源の電圧波形とヒータの電
流波形との関係を示す図である。
【0025】ゼロクロス検知部23は、電源電圧のゼロ
クロス点の上下数ボルトに設定されたゼロクロス検知範
囲を検知し、設定されたゼロクロス検知範囲に応じてゼ
ロクロス信号を発生する。また、CPU105aは、温
度センサ5が検知した温度情報により定着ヒータ119
の通電量を計算し、通電量とゼロクロス信号とによりヒ
ータ制御信号を発生する。CPU105aより「hig
h」レベルのヒータ制御信号が出力されると、フューザ
制御部3は、そのソリッドステートリレー3aが動作し
てトライアック3bをトリガさせ、定着ヒータ119に
電流を流すように制御する。この場合の定着ヒータ11
9に通電する電流は、図4に示すようにsin波の所定
の位相角から通電された位相制御の波形になる。
【0026】すなわち、CPU105aは、定着ヒータ
119の温度を制御するために定着ヒータ119の消費
電力を基にして定着ヒータ119に通電する電流の位相
角を決定する。図4には、定着ヒータ119の消費電力
が5%刻みで、電流波形と位相角と高調波電流規制のク
ラスDを判断するための特殊な電流波形の範囲との関係
を示した。
【0027】次に、高調波電流の規格に合わせて位相制
御の位相角度を制御する理由を説明する。
【0028】まず、位相制御を行ったときに生じる高調
波電流と、高調波電流の規格値とを説明するために、説
明の便宜上の理由から定着ヒータ119の抵抗値は、2
0Ωとする。
【0029】高調波電流の規格値と抵抗値20Ωの定着
ヒータ119を位相制御した場合の高調波電流量の関係
とを表1に示す。
【0030】
【表1】 この表1によると、高調波次数は、電流の周期量のフー
リエ級数の次数を示し、高調波電流の規格でクラスAで
は、2次から40次の次数について、クラスDでは、3
次から39次の奇数次数について規定されている。ま
た、クラスDは、消費電力により規格値が変化するた
め、電力100Wのときを示した。20Ωの定着ヒータ
119を位相制御した場合の高調波電流は、各位相角に
より高調波電流の大きさが変化するので、全ての位相角
度における最大値を示した。また、20Ωの定着ヒータ
119の位相角120度の場合は、100Vの交流電圧
では図4に示すように20%の電力である。
【0031】位相角120度の電力P(120)は、 P=(100V×100V)/20Ω=500W P(120)=P×20%=100W になり、消費電力が100Wのときに定着ヒータ119
に流れる高調波電流に相当する。
【0032】図5は、表1をグラフにして示した図であ
る。同図に示されているように、最大許容高調波電流ク
ラスAと、20Ωの定着ヒータ119の全ての位相角度
における最大値とを比較すると、定着ヒータ119に流
れる高調波電流は最大許容高調波電流クラスAよりも低
いため、高調波電流の規格をクリアできる。しかし、図
4より位相角が120度のときには、比較する電流波形
としてクラスDを判断するための特殊な電流波形の範囲
が適応されることになり、高調波電流が最大許容高調波
電流クラスDの規格に合致しなければならない。したが
って、位相角120度の消費電力100Wのときの最大
許容高調波電流クラスDと、位相角120度の高調波電
流とを比較すると、位相角120度の高調波電流が最大
許容高調波電流クラスDを超えてしまうので、図6に示
すように20%以下の電力で定着ヒータ119を温度制
御する。
【0033】図6(a)(b)(c)(d)は、高調波
電流の規格を満たさない位相角度のときの制御方法を示
している。同図(a)において、20%の電力で定着ヒ
ータ119を温度制御する場合には、25%の電力で定
着ヒータ119を温度制御する場合の、すなわち規格を
満足する最大の位相角度である位相角度114度の電流
(通電電流での最小値)を定着ヒータ119に通電し、
電力25%の5分の1を定着ヒータ119に通電しない
ように制御する。これにより、5半波の周期毎の電力と
してみれば、20%の電力を通電したことになる。同様
に15%の電力で定着ヒータ119を温度制御する場合
には、同図(b)に示すように電力25%の5分の2
を、10%の電力で定着ヒータ119を温度制御する場
合には、同図(c)に示すように電力25%の5分の3
を、5%の電力で定着ヒータ119を温度制御する場合
には、同図(d)に示すように電力25%の5分の4を
それぞれ通電しないように制御する。これによりそれぞ
れ15%の、10%のおよび5%の電力を通電したこと
になる。電流が流れる方向が偏らないようにするために
正負の方向を均等にする。 〈第2の実施の形態〉第1の実施の形態では、位相角1
20度の高調波電流が最大許容高調波電流クラスDを超
えてしまう場合、5半波ごと区切って定着ヒータ119
をON/OFF制御を行っていたが、図7に示すように
2半波を一組として1周期でON/OFF制御を行い、
5周期ごとの制御を行うようにしてもよい。
【0034】すなわち、20%の電力で定着ヒータ11
9を温度制御する場合には、電力25%の場合の、すな
わち規格を満足する最大の位相角度である位相角度11
4度の電流(通電電流での最小値)を定着ヒータ119
に通電し、電力25%の10分の2を定着ヒータ119
に通電しないように制御する。これにより、5周期毎の
電力としてみれば、20%の電力を通電したことにな
る。同様に15%の電力で定着ヒータ119を温度制御
する場合には、同図(b)に示すように電力25%の1
0分の4を、10%の電力で定着ヒータ119を温度制
御する場合には、同図(c)に示すように電力25%の
10分の6を、5%の電力で定着ヒータ119を温度制
御する場合には、同図(d)に示すように電力25%の
10分の8をそれぞれ通電しないように制御する。これ
によりそれぞれ15%の、10%のおよび5%の電力を
通電したことになる。 〈第3の実施の形態〉第1の実施の形態では、位相角1
20度の高調波電流が最大許容高調波電流クラスDを超
えてしまう場合、電力の5%ごとに制御を行っていた
が、図8に示すように異なる位相角の半周期を組み合わ
せることにより、同図に示されている電力21%や電力
17%などで定着ヒータ119をON/OFF制御する
ことも可能である。
【0035】すなわち、第1の実施の形態では、位相角
120度の高調波電流が最大許容高調波電流クラスDを
超えてしまう場合、5半波ごと区切って定着ヒータ11
9をON/OFF制御する際に、21%の電力で定着ヒ
ータ119を温度制御する場合には、位相角117度で
電力25%の5分の2を通電させ、続いて位相角109
度で電力30%の5分の2を通電させ、残りの5分の1
を通電させないように制御する。また、17%の電力で
定着ヒータ119を温度制御する場合には、位相角10
9度で電力30%の5分の2を通電させ、位相角117
度で電力25%の5分の1を通電させ、残りの5分の2
を通電させないように制御する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発熱手段の温度を位相制御する場合には、位相制御の位
相角度によっては、高調波電流の規格を満足できなくな
るために、電流制御手段により、規格を満足する位相角
度のときのみ位相制御を行い、満足できない位相角度で
は、規格に合わせて組み合わせによるオン・オフ制御を
行うようにしたので、定着手段の熱量を制御する際に流
れる高調波電流を規格に合致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例であるレーザビームプリン
タの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るヒータ制御部の電気回路ブロック
図である。
【図3】本発明を実施した画像形成装置のヒータの通電
の制御で、位相制御を行ったときのタイミング図であ
る。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態の位相制御を行
ったときの電流波形と、電力の比率の関係と、通電開始
の位相角度と、高調波電流のクラスDを判断するための
特殊な電流波形の範囲の関係とを示す図である。
【図5】電源電圧100Vのときの最大許容高調波電流
のクラスAと、20Ωのヒータを位相制御で点灯制御し
た場合に流れる高調波電流の全ての位相角度における最
大値と、電力100Wのときの最大許容高調波電流のク
ラスDと、20Ωのヒータの位相角120度の高調波電
流との関係を高調波次数ごとに示す図である。
【図6】本発明を実施したときの電力が20%以下の定
着ヒータに通電する電流の半周期毎のON/OFFで電
力を制御した場合の波形を示すタイミング図である。
【図7】本発明を実施したときの電力が20%以下の定
着ヒータに通電する電流の1周期毎のON/OFFで電
力を制御した場合の波形を示すタイミング図である。
【図8】本発明を実施したときの電力が20%以下で、
電力の設定を21%の場合と17%の場合の定着ヒータ
に通電する電流の波形を示すタイミング図である。
【図9】従来の画像形成装置の全体構成を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
3 電流制御手段(フューザ制御部) 3a フューザ制御部(ソリッドステートリレー) 3b フューザ制御部(トライアック) 5 温度検出手段(温度センサ) 105 エンジンコントローラ 105a 位相制御手段(CPU) 116 定着手段(定着器) 117 定着手段(定着ローラ) 118 定着手段(加圧ローラ) 119 発熱手段(定着ヒータ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に担持された未定着現像剤を熱
    定着させる発熱手段を有する定着手段と、該定着手段の
    温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段が検出
    した温度により前記発熱手段の熱量を制御するために、
    該発熱手段に流す電流を制御する電流制御手段とを備え
    た定着装置において、 前記電流制御手段は、前記発熱手段に流す電流が、高調
    波電流の規格を満足する位相角度では位相制御し、高調
    波電流の規格を満足できない位相角度では規格に合わせ
    てオン・オフ制御する、 ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記電流制御手段は、前記温度検出手段
    が検出した温度に基づいてフューザ制御部を制御する制
    御手段を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記フューザ制御部は、ソリッドステー
    トリレーと、該ソリッドステートリレーによってゲート
    の点弧角が制御されるトライアックとを備えた、 ことを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記電流制御手段は、高調波電流の規格
    を満足できない位相角度の場合には、前記発熱手段に流
    す電流を、高調波電流の規格に合致する半周期の位相制
    御電流と電流を流さない半周期とを複数組み合わせて制
    御する、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記発熱手段は、位相制御の位相角度が
    高調波電流の規格を満足できない場合には、規格を満足
    する最大の位相角度の位相制御電流で半周期毎の組み合
    わせによるオン・オフ制御を行う、 ことを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記電流制御手段は、高調波電流の規格
    を満足できない位相角度の場合には、前記発熱手段に流
    す電流を、高調波電流の規格に合致する1周期の位相制
    御電流と電流を流さない1周期とを複数組み合わせて制
    御する、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記発熱手段は、位相制御の位相角度が
    高調波電流の規格を満足できない場合には、規格を満足
    する最大の位相角度の位相制御電流で1周期毎の組み合
    わせによるオン・オフ制御を行う、 ことを特徴とする請求項6記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記電流制御手段は、前記発熱手段に流
    す電流を、高調波電流の規格に合致する半周期の異なる
    位相角度の位相制御電流と電流を流さない半周期とを複
    数組み合わせて制御する、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記温度検出手段は、温度検出センサで
    ある、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000047520A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2012132946A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2016126030A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電力供給装置及び画像形成装置

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