JPH09329932A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09329932A
JPH09329932A JP8152208A JP15220896A JPH09329932A JP H09329932 A JPH09329932 A JP H09329932A JP 8152208 A JP8152208 A JP 8152208A JP 15220896 A JP15220896 A JP 15220896A JP H09329932 A JPH09329932 A JP H09329932A
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image forming
image
forming body
color image
unit
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JP8152208A
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English (en)
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Masayasu Onodera
正泰 小野寺
Satoru Haneda
哲 羽根田
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
州太 ▲浜▼田
Shiyuuta Hamada
Shunei Miura
俊英 三浦
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像形成体の一回転中にカラー画像を形成して
画質良好なカラー画像を安定して記録できるカラー画像
形成装置の提供。 【解決手段】 回転するドラム状像形成体の周りに配設
した複数の帯電器と像露光手段と現像器の組によって像
形成体の外周面に複数のトナー像の重ね合わせから成る
カラー画像を形成し、転写材搬送手段によって転写材を
前記カラー画像の転写手段位置および定着手段位置に搬
送して転写材にカラー画像を記録するカラー画像形成装
置において、像形成体と現像器の回転体にそれぞれ回転
を伝える回転伝達手段が像形成体やその周りの帯電器、
像露光手段、現像器を支持している装置枠側板から離れ
た支持体に配設されている構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転するドラム状
像形成体の周りに配設した複数の帯電器と像露光手段と
現像器の組によって像形成体の外周面に複数のトナー像
の重ね合わせから成るカラー画像を形成し、転写材搬送
手段によって転写材を前記カラー画像の転写手段位置お
よび定着手段位置に搬送して転写材にカラー画像を記録
する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような像形成体の一回転中に複数
のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー
画像形成装置も、帯電器と像露光手段が各1個で1回転
毎にトナー像を形成して重ね合わせるカラー画像形成装
置と同様、像形成体やその周りの帯電器、像露光手段、
現像器等を支持している装置枠側板に、像形成体と現像
器の回転体にそれぞれ回転を伝える回転伝達手段を直接
取り付けるか、あるいは回転手段を取り付けた支持体を
取り付けるかしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像を形成する
装置において、複数のトナー像を正確に重ね合わせるこ
とは、正確な色再現をする上で非常に重要な課題であ
る。しかし上述のように装置枠側板に回転伝達手段を取
り付けた場合、その駆動振動の影響により複数のトナー
像を正確に重ね合わせることが困難となり、画質が低下
する。
【0004】本発明は、上述の問題を解消するためにな
されたものであり、像形成体の一回転中にカラー画像を
形成して画質良好なカラー画像を安定して記録できるカ
ラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、特許請求の範
囲の請求項1の、回転するドラム状像形成体の周りに配
設した複数の帯電器と像露光手段と現像器の組によって
像形成体の外周面に複数のトナー像の重ね合わせから成
るカラー画像を形成し、転写材搬送手段によって転写材
を前記カラー画像の転写手段位置および定着手段位置に
搬送して転写材にカラー画像を記録するカラー画像形成
装置において、像形成体と現像器の回転体にそれぞれ回
転を伝える回転伝達手段が像形成体やその周りの帯電
器、像露光手段、現像器を支持している装置枠側板から
離れた支持体に配設されていることを特徴とする構成に
よって、前記目的を達成する。
【0006】すなわち請求項1のカラー画像形成装置に
おいては、像形成体や現像器に回転を伝える回転伝達手
段の支持体が像形成体や像露光手段等を支持している装
置枠側板から離れているから、現像器等の回転伝達手段
の振動が装置枠側板に伝わることが殆ど無いため、トナ
ー像を正確に重ね合わせることができ、安定して画質良
好なカラー画像を形成記録できる。
【0007】また請求項1の構成に請求項2の、前記支
持体に前記転写材搬送手段や定着手段の回転体にそれぞ
れ回転を伝える回転伝達手段も配設されていることを特
徴とする構成が加わることによって、像形成体や像露光
手段を支持した装置枠側板に転写材搬送手段や定着手段
の回転伝達手段の振動も伝わることが無くなって、一層
安定して画質良好なカラー画像を形成記録できる。
【0008】また請求項1や請求項2のカラー画像形成
装置が請求項3の、前記像形成体の外側に前記帯電器と
現像器が配設され、前記像露光手段が像形成体の内部に
配設されていることを特徴とするカラー画像形成装置で
あることによって、装置をコンパクトにできるだけでな
く、像露光が像形成体の内面に対してなされるから先に
形成されているトナー像の影響を受けることがなくなっ
て、色バランスの良いカラー画像を形成記録できる。
【0009】また請求項4に記載するように、前記装置
枠側板と前記支持体を位置決め部材を介して接合するこ
とにより、前記支持体を前記装置枠側板に対して正確に
位置決めすることができ、像形成体、現像器、転写材搬
送手段、定着手段側の各駆動歯車と前記支持体側の各駆
動歯車の噛み合いが正確なものとなって、より振動が少
なくなり、安定して画質良好なカラー画像を形成記録で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
により本発明を説明する。
【0011】図1は本発明に係るカラー画像形成装置の
例を示す概要構成断面図、図2は像形成体外周面にトナ
ー像を形成する像形成手段の設置構造の例を示す像形成
体軸方向の部分断面図、図3は像形成体と像露光手段が
一体のユニットの取り付け部分の正面図、図4は像形成
体と現像器の現像スリーブの回転伝達機構部分を示す正
面図、図5は像形成手段等への回転伝達手段の設置構造
の例を示す部分縦断面図、図6は本発明に係るカラー画
像形成装置の他の例を示す概要構成部分断面図である。
【0012】図1乃至図4において、10はドラム状の
像形成体であり、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂
等の透明部材から成る円筒状基体の外周に透明導電層,
有機感光体層(OPC)を塗布等により形成して感光体
ドラムを得、その感光体ドラムの両端部の内径に図2に
示したように、それぞれ内周に軸受が嵌合する端部環1
0Aとさらに外周にドラム歯車10Gを有するドラム歯
車部材の端部歯車環10Bを一体的に嵌着して構成され
る。なお図2、図4の例は端部歯車環10Bを外歯車の
ドラム歯車10Gを有するものにしているが、内歯車の
ドラム歯車10Gを有するものにしてもよいことは勿論
である。
【0013】11Y〜11Kはスコロトロンコロナ放電
器を用いた帯電器であり、12Y〜12Kは像形成体1
0の軸方向に平行に配列したLEDと結像素子としての
商品名セルフォックレンズとから構成された像露光手段
である。像露光手段12Y〜12Kには別体の例えば画
像読み取り装置によって読み取られた分解色等の色別画
像信号がメモリより順次取り出されてそれぞれ電気信号
として入力される。
【0014】像形成体10と像露光手段12Y〜12K
は図2、図3に示したように、ユニット3に一体的に組
み込まれている。それについて、ユニット軸31に前後
一対のブラケット32,33が固定されていて、像形成
体10は、両端部の端部環10Aと端部歯車環10Bに
嵌合する軸受がそれぞれブラケット32,33の外側部
分の外径に嵌合することによって、ユニット軸31に回
転可能に結合される。その前に像露光手段12Y〜12
Kは、像形成体10の感光体ドラム内面に対する距離が
所定の位置関係となるように、それぞれの両端部が貼付
部材34を介し調節されてブラケット32,33の内側
部分の外径に接着固定される。これによって像形成体1
0に対する像露光手段12Y〜12Kの関係位置を精度
よく設定できるから、像露光手段12Y〜12Kにより
像形成体10にそれぞれ形成する静電潜像の位置を正確
に合わすことが容易にでき、色ずれのないカラー画像を
容易に形成できる。
【0015】ユニット軸31は、像形成体10や像露光
手段12Y〜12Kを配設したブラケット32,33が
両側板部と連結梁部とから成るコ字状ブラケット35の
両側板部間に位置して、両端部が両側板部から突出する
ように、コ字状ブラケット35の両側板部に回転可能に
装着される。そしてコ字状ブラケット35の一方の側板
部の外側に突出したユニット軸31の端部には位相ピン
36が植設され、ユニット3は以上から構成される。コ
字状ブラケット35は、ユニット3を床面に置く際に連
結梁部を床面上に当てる底面とすることで、像形成体1
0や像露光手段12Y〜12Kを床面に接触させること
のない置き台としても利用される。
【0016】コ字状ブラケット35の他方の側板部の外
側に突出したユニット軸31の端部にはユニット3を後
述のように装置枠内に挿入して固定するための前面板3
8が先端部ナット37により締め付け固定される。前面
板38には帯電器11Y〜11Kの挿入口38Aが設け
られている。
【0017】像露光手段12Y〜12Kに対する配線
は、各像露光手段12Y〜12Kからコネクタを介し接
続した電気配線121が、ブラケット32の有する肉抜
き穴と像形成体10の端部環10Aの中心孔から像形成
体10の外側に出され、コ字状ブラケット35の側板部
の切欠部35Aを経て前面板38の外側で信号用や電源
用配線とコネクタにより接続されるように設けられる。
この様に像露光手段12Y〜12Kの配線を設けること
によって、ユニット3の着脱やそれに伴う電気配線12
1の接続および切り離しが容易に行われるだけでなく、
ユニット3の挿入方向奥側の装置枠側板70L側におけ
る電気配線が複雑になることを防止して、現像器13Y
〜13Kや像形成体10の駆動系を配置することが容易
にできるようなる。
【0018】ユニット3は、ユニット軸31の位相ピン
36側を先頭にして、装置枠の手前側の側板70Rに設
けた挿入穴70Aから、コ字状ブラケット35の連結梁
部を装置枠の手前と奥の両側板70R、70Lの間に設
けた案内支持レール71に係合させて装置枠内に送り込
み、像形成体10のドラム歯車10Gを駆動歯車62に
噛合させると共に、位相ピン36を装置枠の奥側板70
Lに設けた軸受座72に形成された位置決めテーパー溝
に係合させ、その状態でユニット軸31の位相ピン36
とは反対側のコ字状ブラケット35からの突出先端部に
前面板38を貫通させて前面板38の複数の基準穴H1
に装置枠の手前側板70Rの備える基準ピンP2を係合
させネジ止めにより手前側の側板70Rに締め付け固定
し、そして前面板38を貫通したユニット軸31の先端
部のねじに先端部ナット37を螺合させて前面板38を
ユニット軸31に固定することによって装着される。そ
れによって、像形成体10と像露光手段12Y〜12K
が正確な位置と位相で装置本体内に設置される。
【0019】帯電器11Y〜11Kは、それぞれ受電端
子側を先頭に手前側板70Rに取り付けた前面板38の
挿入口38Aから装置枠内に挿入し、装置枠の両側板7
0R、70L間に設けた案内支持レール73の案内で受
電端子が奥側板70Lに設けた給電端子と接続するよう
に送り込んだ後、挿入口38Aに押し蓋39をネジ止め
することによって、像形成体10に対し所定の間隔位置
を保ち作動可能に設置される。従ってユニット3を装置
本体から取り外すのは、先に帯電器11Y〜11Kを挿
入口38Aから取り出した後に前面板38を手前側板7
0Rから外して引き出すことになる。この他、ユニット
3の取り外しに先立って、像形成体10の周面に対する
後述の現像器13Y〜13K、中間転写ベルト14なら
びにクリーニング装置100のクリーニングブレードの
各圧接作用を従来公知の手段等で解除して1mm程度以
上は退避させて置くのが必要であることは言うまでもな
い。
【0020】13Y〜13Kはそれぞれイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)
のトナーを用いた現像剤を収容する現像器であり、装置
枠の手前側板70R側から装置枠内に挿入されて両側板
70R、70L間に設けた案内支持レール74に従って
係止案内75で止められるまで送り込まれ、次いで図2
に示した例では、接離操作ハンドル40で偏心溝カム4
1を回動させて案内支持レール74の下面側に支持され
た偏心溝カム41と係合する接離作用軸42を軸方向に
変位させ、それにより該軸に設けたバネで現像器13Y
〜13Kをそれらの現像スリーブ130の両側の回転自
在のスペーサーローラが像形成体10に圧接するように
押すことで装置本体内に設置される。これによって現像
スリーブ130と一体のスリーブ歯車133〜136に
後述する減速駆動歯車53〜56が噛合するとともに、
現像器13Y〜13Kの現像剤撹拌ローラや現像剤供給
ローラの図示されていない被動歯車に図5に示した減速
駆動歯車93〜96が噛合する。以上の逆の操作で現像
器13Y〜13Kの像形成体10に対する圧接解除や装
置本体からの取り出しができる。
【0021】設置された現像器13Y〜13Kは、図1
に示したように、像形成体10の回転中心を通る垂線の
左右に略対称的かつ回転中心を通る水平線の上下に別れ
る位置を占め、現像剤層搬送ローラである現像スリーブ
130が像形成体10と所定の間隙を保って同じ表面移
動方向で回転し、それぞれ帯電器11Y〜11Kによる
帯電と像露光手段12Y〜12Kによる像露光とによっ
て像形成体10上に形成された静電潜像を現像スリーブ
130への現像バイアス電圧の印加により現像スリーブ
130の搬送する現像剤層が非接触の条件でトナー像に
反転現像する。
【0022】上述のカラー画像形成装置の画像形成プロ
セスは以下の通りである。
【0023】図1の装置とは別体の画像読み取り装置で
原稿画像を撮像素子により読み取った画像情報あるいは
コンピュータで編集された画像情報がY,M,Cおよび
Kの色別の画像信号として一旦メモリに記憶され格納さ
れる。
【0024】画像記録のスタートにより図4に示した像
形成体駆動用のモータ6が始動して駆動歯車62が回転
され像形成体10を前述のように回転させる。同時に帯
電器11Yの帯電作用が開始されて像形成体10の周壁
に一様に電位を付与する。その電位を付与された周壁内
面に像露光手段12Yが前述のメモリからの第1色例え
ばYの画像信号によって変調された像露光を入射して周
壁表面に原稿画像のY成分画像に対応する静電潜像を形
成する。その静電潜像が現像器13Yにより現像スリー
ブ130上の現像剤層を非接触にした条件で反転現像さ
れ、像形成体10の表面にYトナー像が形成される。現
像器13Y〜13Kによる現像に際しては、それぞれ現
像スリーブ130に直流またはさらに交流を加えた現像
バイアスを印加する。それによって現像スリーブ130
上の一成分或いは二成分現像剤層からトナーが透明電導
層を接地された像形成体10に飛翔して付着する非接触
反転現像が行われる。
【0025】次いで像形成体10はYトナー像を保持す
る周壁表面に帯電器11Mによる帯電作用を受けて一様
に電位を付与され、その電位を付与された周壁内面に像
露光手段12Mの第2色例えばMの画像信号に基づく像
露光を入射される。それによって周壁表面に形成された
静電潜像が現像器13Mによる非接触の反転現像により
Mトナー像に現像されることで、像形成体10の表面に
Yトナー像とMトナー像の重ね合わせから成る2色像が
形成される。
【0026】2色像を保持する像形成体10の周壁は同
様にそれぞれ帯電器11C、像露光手段12C及び現像
器13Cによる帯電作用、像露光入射及び現像を受けて
表面にCトナー像を形成されることでY,M,Cの3ト
ナー像の重ね合わせから成る3色像を形成される。また
必要に応じてさらに3色像を保持する像形成体10の周
壁は同様にそれぞれ帯電器11K、像露光手段12K及
び現像器13Kによる帯電作用、像露光入射及び現像を
受けて表面にKトナー像を形成されることでY,M,
C,Kの4トナー像の重ね合わせから成る4色像を形成
される。すなわち、3色または4色カラー画像が像形成
体10の一回転内でその周面上に形成される。
【0027】以上のように図1乃至図4のカラー画像形
成装置では、像露光手段12Y〜12Kが像形成体10
の内部から透明基体を通して有機感光層に像露光を入射
するから、第1色の像露光だけでなく、第2,第3およ
び第4の色に対応した像露光も先に形成されたトナー像
の影響を受けることなく入射されて、同様の鮮明なトナ
ー像を与える静電潜像を形成する。像露光手段12Y〜
12Kの動作による像形成体10の温度上昇の防止と温
度の安定化は、例えばユニット軸31やブラケット3
2、33等に熱伝導性の良好な材料を用いてユニット軸
31にヒートパイプを埋め込みヒートパイプで外部に放
熱するか、あるいは前述の電気配線121を通した通路
または中空軸を用いたユニット軸31の軸孔に冷却風を
通すこと、低温の場合はヒータを用いて加熱することに
より達成できる。
【0028】像形成体10の周面上に形成された3色ま
たは4色のカラー画像は像形成体10を小径化するため
に用いた中間転写体14の周面に転写される。この中間
転写体14は、電気抵抗108〜1011Ω・cm、厚さ
100〜500μmのウレタンゴム層上に同様な抵抗値
を有するテフロン層を分離用表層として設けたベルトか
ら成り、ローラ14A,14B,14C及び14Dによ
って張架されて、ローラ14Aとローラ14Bの間を像
形成体10の周面に接触させてカラー画像の被転写域と
し、ローラ14Cと対向する転写ローラ15との間を転
写紙等の転写材にカラー画像を転写させる転写域とし
て、ローラ14Dに伝達される動力により像形成体10
の周速度に同期して図1の反時計方向に回動する。
【0029】像形成体10の外周面に付着したカラー画
像は、接地したローラ14Aにより像形成体10の外周
面と接触するように案内されて、トナーの帯電と逆極性
の1乃至2kVのバイアス電圧を印加されたローラ14
Bにより像形成体10の外周面から離れるように案内さ
れる被転写域の中間転写体14に、トナーを飛散させる
ことなく効率良く転写され、中間転写体14により転写
域へと運ばれる。
【0030】一方、図示してない給紙カセットの最上部
の転写紙Pが給紙ローラ17により搬出されてタイミン
グローラ18に給送され、中間転写体14上のカラー画
像の搬送に同期して転写ローラ15による転写域へと給
紙される。
【0031】転写ローラ15は、中間転写体14の周速
度に同期して時計方向に回動し、給紙された転写紙Pを
接地状態にあるローラ14Cとの間で中間転写体14に
圧接させると共に、トナーの帯電と逆極性の1乃至2k
Vのバイアス電圧を印加されて、中間転写体14上のカ
ラー画像を転写紙P上に転写させる。
【0032】カラー画像を転写された転写紙Pは搬送案
内19を介し定着装置21に搬送され、熱ローラ21A
と加圧ローラ21Bの間で加熱圧縮を受けてトナーを定
着された後、排紙ローラ22を介して装置外に排出され
る。
【0033】なお、カラー画像転写後の像形成体10、
中間転写体14並びに転写ローラ15の表面にはそれぞ
れのクリーニング装置100、クリーニング装置140
並びにクリーニング装置150のクリーニングブレード
が常時圧接して残留トナー等の付着汚れの除去を行うか
ら、いずれの表面も常に清浄な状態に維持される。クリ
ーニング装置100とクリーニング装置140の回収し
たトナーは不図示の搬送スクリュー内蔵のトナー搬送管
によって廃トナー収納容器に収容される。
【0034】以下さらに上述のカラー画像形成装置の回
転体への回転体伝達手段について図4及び図5を参照し
て説明する。
【0035】図4及び図5の例においては、現像器13
Y〜13Kの現像スリーブ130は、像形成体10の略
中心部に対する位置を占めるモータ5のモータ歯車50
と係合する分岐減速歯車51及び分岐減速歯車52にそ
れぞれ2組づつ係合する減速駆動歯車53,54及び減
速駆動歯車55,56がそれぞれ現像スリーブ130と
一体的のスリーブ歯車133、134、135、136
に係合することによって、像形成体10の外周面側に押
される力を受けて回転される。これによって各現像スリ
ーブ130は像形成体10に対しがたつかずに間隙を正
確に保つことができ、そして4組の比較的短い同じ歯車
列によりモータ歯車50から同じ円滑な回転を伝えられ
るから、カラーバランスのよいカラー画像を容易に形成
できて、装置をコンパクトに安価に構成できるようにす
る。
【0036】なお、スリーブ歯車133〜136とそれ
に噛合する減速駆動歯車53〜56は、図4の矢印方向
の回転において、図2に示した係止案内75側に現像器
13Y〜13Kを押す方向の軸方向分力が生ずる斜歯歯
車であることが、現像器13Y〜13Kの位置が安定す
るので好ましい。
【0037】また像形成体10を回転させる前述の駆動
歯車62は、像形成体10の周縁部に対する位置すなわ
ち中心部に対する位置よりも外側の位置を占めるモータ
6のモータ歯車60から、減速キャリヤー歯車61によ
って駆動される減速駆動歯車である。すなわち、像形成
体10もモータ歯車から短い歯車列により円滑な回転を
伝えられるから、像形成体10が前述のように像露光手
段12Y〜12Kを支持しているユニット軸31のブラ
ケット32、33と相対回転可能に係合していることと
相俟って、色ずれのない鮮明なカラー画像の形成を容易
にし、また装置をコンパクトに安価に構成できるように
する。
【0038】なお、ドラム歯車10Gとそれに噛合する
駆動歯車62は、像形成体10を図1や図4の時計方向
に回転させると、ドラム歯車10Gを有する端部歯車環
10Bや軸受にそれらを係止フランジ部に当てる方向の
軸方向分力を作用させる斜歯歯車であることが、像形成
体10の回転位置が安定し、色ずれの発生を防止できる
ので好ましい。また像形成体10を回転させる駆動歯車
62の上述の軸方向分力の方向と各現像スリーブ130
を回転させる減速駆動歯車53〜56の前述の軸方向分
力の方向を、軸受と端部歯車環10B及びユニット軸3
1のブラケット33の係合構造の選択によって同方向に
すれば、像形成体10と現像器13Y〜13Kの関係位
置の一層の安定が得られて一層色ずれ等のない鮮明なカ
ラー画像を形成できる。
【0039】さらに図示例の駆動歯車62は、減速キャ
リヤー歯車61の軸と回動可能に嵌合して回動範囲を規
制される揺動ブラケット63に軸受け支持されているか
ら、モータ6を図4の反時計方向に回転させれば揺動ブ
ラケット63が時計方向に規制されるまで回動して、ド
ラム歯車10Gと噛合し像形成体10を時計方向に回転
させ、モータ6を逆転させれば揺動ブラケット63が反
時計方向に規制されるまで回動して、ドラム歯車10G
から外れるようになる。その外れた状態で前述のように
前面板38の装置枠手前側板70Rへの結合を外してユ
ニット3を装置本体外に取り出すようにできる。図示例
の揺動ブラケット63は、駆動歯車62の軸がモータ6
や減速キャリヤー歯車61の軸等を保持する駆動手段ユ
ニット8のユニット枠80に設けた規制溝80Aと係合
していることにより回動範囲を規制される。
【0040】図5の例の駆動手段ユニット8は、ユニッ
ト枠80に上述のモータ6から駆動歯車62までの像形
成体10の回転駆動手段とモータ5から減速駆動歯車5
3〜56までの現像器13Y〜13Kの現像スリーブ1
30の回転駆動手段を支持しているだけでなく、現像器
13Y〜13Kの撹拌ローラや現像剤供給ローラを回転
させるモータ90とそのモータ歯車90Gに連結した減
速駆動歯車93、94及びモータ91とそのモータ歯車
91Gに連結した減速駆動歯車95、96からなる回転
駆動手段と、さらに中間転写体14のローラ14D及び
定着装置21の熱ローラ21Aを回転させるモータ24
とそのモータ歯車24Gに連なる減速キャリヤー歯車2
5と減速駆動歯車26及び減速駆動歯車26の軸プーリ
27からベルト28により駆動されるプーリ軸歯車29
からなる回転駆動手段も支持している。
【0041】本発明のカラー画像形成装置は、上述のよ
うな駆動手段ユニット8を前述のように像形成体10や
その周りの像露光手段等の画像形成手段を取り付けた装
置枠側板70R、70Lから離して装置枠基板70Fに
固定しているので、像形成体10や現像器13Y〜13
K等を駆動するために駆動手段ユニット8の支持する回
転駆動手段が回転してユニット枠80が振動するように
なっても、その振動が装置枠側板70R、70L側には
殆ど伝わらず、したがって振動による画質劣化の無い鮮
明で画質良好なカラー画像を形成記録することができ
る。また装置の組み立てや分解保守も容易に行うことが
できる。
【0042】なお図1及び図2の例では、駆動手段ユニ
ット8を装置枠基板70Fに固定するに際して、ユニッ
ト枠80の装置枠奥側板70Lに対向する面に起立させ
て設けた複数箇所の位置決めピンP3と奥側板70Lに
設けた複数箇所の係合穴H3の係合からなる位置決め部
材を係合させるようにしている。それによって、駆動手
段ユニット8を装置枠奥側板70Lに対して正確に位置
決めすることができ、像形成体10、現像器13Y〜1
3K、転写材搬送手段、定着手段等の各駆動歯車と駆動
手段ユニット8側の各回転駆動手段の駆動歯車との噛み
合いが正確なものとなって、一層振動が少なくなり、画
質良好なカラー画像を形成記録できる。この位置決め部
材は、駆動手段ユニット8側と装置枠奥側板70L側と
の接触面積を極力小さくするのが、駆動手段ユニット8
側の振動を装置枠側に伝えないことから好ましい。また
位置決め部材は、目的とする正確な位置決めと言う点か
ら、像形成体駆動部、現像スリーブ駆動部、中間転写体
駆動部を中心に3乃至4カ所に設けられていることが好
ましいが、数が多くなると接触面積が大きくなって位置
決め部材を介し駆動手段ユニット8側から装置枠側に振
動が伝わり易くなるので、4カ所程度以下が好ましい。
【0043】また図5の例では駆動手段ユニット8の装
置枠基板70Fへの固定にゴム板やフェルト等の振動吸
収部材81を介在させている。これによって、駆動手段
ユニット8の振動が装置枠に伝わるのが一層減少して画
質良好なカラー画像を形成記録できるようになる。しか
し本発明は、振動吸収部材81を用いることや位置決め
部材を用いることに限定されるものではない。
【0044】本発明のカラー画像形成装置は、以上述べ
た例に限らず、図6に示したような像露光手段12Y〜
12Kも像形成体10の外側に設けたものでもよい。図
6においても図1と同一符号は同一機能部材を示してい
る。図6の装置でも像形成体10や現像器13Y〜13
K等の回転駆動手段を図5に示したような駆動手段ユニ
ット8にして、駆動手段ユニット8を像形成体10や像
露光手段12Y〜12K等を支持した装置枠両側板から
離して装置枠基板に固定するようにすれば、前述と同様
の効果が得られる。また本発明は、駆動手段ユニットが
像形成体と現像器の回転伝達手段を支持して定着ローラ
等の回転駆動手段は支持していないものでもよい。また
本発明のカラー画像形成装置は、中間転写体を用いず像
形成体から直接転写材にカラー画像を転写するものでも
よいし、帯電器、像露光手段、現像器を4組備えたもの
に限られるものでないことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明の像形成体の1回転内で複数のト
ナー像の重ね合わせが行われるカラー画像形成装置にお
いては、像形成体と現像器の回転伝達手段を支持する支
持体を像形成体や像露光手段等の像形成手段を支持した
装置枠側板から離して設けているから、像形成体と現像
器の回転体を回転するために回転伝達手段が駆動して支
持体が振動してもその振動が殆ど装置枠側板に伝わら
ず、したがって形成されるカラー画像に振動による画質
低下の起こることなく、安定して画質良好なカラー画像
を形成記録することができる。また装置の組み立て分解
保守が容易になると言う効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の例を示す概
要構成断面図である。
【図2】像形成体外周面にトナー像を形成する像形成手
段の設置構造の例を示す像形成体軸方向の部分断面図で
ある。
【図3】像形成体と像露光手段が一体のユニットの取り
付け部分の正面図、像形成体等を組み込んだユニット取
り付け状態の部分正面図である。
【図4】像形成体と現像器の現像スリーブの回転伝達機
構部分を示す正面図である。
【図5】像形成手段等への回転伝達手段の設置構造の例
を示す部分縦断面図である。
【図6】本発明に係るカラー画像形成装置の他の例を示
す概要構成部分断面図である。
【符号の説明】
3 ユニット 31 ユニット軸 32,33 ブラケット 35 コ字状ブラケット 36 位相ピン 37 先端部ナット 38 前面板 5,6,24,90,91 モータ 24G,50,60,90G,91G モータ歯車 25,61 減速キャリヤー歯車 26,53〜56,93〜96 減速駆動歯車 29 プーリ軸歯車 62 駆動歯車 63 揺動ブラケット 8 駆動手段ユニット 80 ユニット枠 10 像形成体 10A 端部環 10B 端部歯車環 10G ドラム歯車 11Y〜11K 帯電器 12Y〜12K 像露光手段 13Y〜13K 現像器 130 現像スリーブ 133〜136 スリーブ歯車 70R 手前側板 70L 奥側板 70F 装置枠基板 71,73,74 案内支持レール 72 軸受座 75 係止案内 P 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時松 宏行 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 ▲浜▼田 州太 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 三浦 俊英 東京都小金井市緑町5丁目14番14号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するドラム状像形成体の周りに配設
    した複数の帯電器と像露光手段と現像器の組によって像
    形成体の外周面に複数のトナー像の重ね合わせから成る
    カラー画像を形成し、転写材搬送手段によって転写材を
    前記カラー画像の転写手段位置および定着手段位置に搬
    送して転写材にカラー画像を記録するカラー画像形成装
    置において、像形成体と現像器の回転体にそれぞれ回転
    を伝える回転伝達手段が像形成体やその周りの帯電器、
    像露光手段、現像器を支持している装置枠側板から離れ
    た支持体に配設されていることを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記支持体に前記転写材搬送手段や定着
    手段の回転体にそれぞれ回転を伝える回転伝達手段も配
    設されていることを特徴とする請求項1に記載のカラー
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像形成体の外側に前記帯電器と現像
    器が配設され、前記像露光手段が像形成体の内部に配設
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記装置枠側板と前記支持体が位置決め
    部材を介して接合されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか一項に記載のカラー画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522856B2 (en) * 2004-12-22 2009-04-21 Kyocera Mita Corporation Frame structure for an image forming device and frame assembly method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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