JPH09329387A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH09329387A
JPH09329387A JP14588296A JP14588296A JPH09329387A JP H09329387 A JPH09329387 A JP H09329387A JP 14588296 A JP14588296 A JP 14588296A JP 14588296 A JP14588296 A JP 14588296A JP H09329387 A JPH09329387 A JP H09329387A
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JP
Japan
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compressor
valve
evaporator
defrosting
way valve
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Application number
JP14588296A
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English (en)
Inventor
Akihiko Chiba
昭彦 千葉
Hideya Ikeda
秀也 池田
Mitsuhiro Maeda
光裕 前田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リバースサイクル除霜方式の冷却装置におい
て、除霜後の冷却運転開始時における圧縮機への液戻り
の発生を有効に解消し、円滑な冷却及び除霜運転を実現
する。 【解決手段】 冷却装置1は、圧縮機2、四方弁3、凝
縮器4、膨張弁22及び蒸発器21などを順次環状に配
管接続して成り、冷却運転時には圧縮機2から吐出され
た高温冷媒を四方弁3により凝縮器4に流して凝縮さ
せ、膨張弁22にて減圧した後、蒸発器21に供給して
蒸発させると共に、蒸発器21の除霜運転時には、圧縮
機2から吐出された高温冷媒を四方弁3により蒸発器2
1に流して除霜を行うものであって、蒸発器21の凝縮
器4側に電磁弁23を介設すると共に、除霜運転後の所
定期間この電磁弁23を閉じ、四方弁3を冷却運転時の
状態に切り換えて圧縮機2を運転するポンプダウン運転
を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸発器の除霜運転
時に、四方弁によって圧縮機から吐出された高温冷媒を
蒸発器に流す所謂リバースサイクル除霜を行う冷却装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えばプレハブ冷蔵庫などの比
較的大型の冷却装置において、圧縮機から吐出された高
温冷媒(ホットガス)により蒸発器の除霜を行う場合、
図4乃至図6に示す如き方式によって除霜を行ってい
た。即ち、図4は所謂単純ホットガス除霜方式の冷媒回
路であり、100はプレハブ冷蔵庫の室外に設置される
冷凍機、101はプレハブ冷蔵庫の庫内に取り付けられ
る冷却ユニットである。
【0003】冷凍機100には圧縮機102、三方弁1
03、凝縮器104及びレシーバータンク106、アキ
ュムレータ107及び吸入圧力調整弁108などが設け
られており、冷却ユニット101には減圧装置としての
膨張弁109及び蒸発器111などが設けられている。
【0004】プレハブ冷蔵庫の据え付け時、前記圧縮機
102、三方弁103、凝縮器104、レシーバータン
ク106、膨張弁109、蒸発器111、アキュムレー
タ107及び吸入圧力調整弁108などが順次環状接続
されるように配管接続されると共に、更に、三方弁10
3の一方の出口と蒸発器111の入口管には除霜用配管
112が接続される。
【0005】そして、冷却運転時には圧縮機102から
吐出された高温高圧ガス冷媒は三方弁103から凝縮器
104に流入し、そこで放熱して凝縮液化される。その
後、レシーバータンク106に貯留された後、流出して
膨張弁109にて絞られ、減圧されて蒸発器111に流
入し、そこで蒸発する。このときの吸熱作用によりプレ
ハブ冷蔵庫の庫内を冷却する。
【0006】蒸発器111から出た冷媒はアキュムレー
タ107と吸入圧力調整弁108を経て圧縮機102に
吸引される。この吸入圧力調整弁108は圧縮機102
に吸入される冷媒の圧力を2〜3kg/平方センチメー
トル程に調整するものであり、その使用範囲圧力は10
〜12kg/平方センチメートルである。
【0007】次に、蒸発器111の除霜運転時には図4
中太線及び矢印で示す如く圧縮機102から吐出された
高温高圧のガス冷媒が三方弁103から除霜用配管11
2に流され、蒸発器111に流入する。これによって蒸
発器111に付着した霜は融解除去されるものであっ
た。
【0008】また、図5は所謂リバースサイクル除霜方
式の冷媒回路であり、図中図4と同一符号で示すものは
同一とする。この場合、圧縮機102の吐出側には三方
弁の代わりに四方弁114が接続されると共に、凝縮器
104とレシーバータンク106の間にはキャピラリチ
ューブ116と、逆止弁117を備えたバイパス管11
8のとの並列回路が接続され、膨張弁109には直列に
電磁弁119が接続される。更に、この膨張弁109と
電磁弁119の直列回路には、逆止弁121を備えたバ
イパス管122が並列に接続されている。
【0009】そして、冷却運転時には圧縮機102から
吐出された高温高圧ガス冷媒は四方弁114から凝縮器
104に流入し、そこで放熱して凝縮液化される。その
後、バイパス管118、逆止弁117を経てレシーバー
タンク106に貯留された後、流出して電磁弁119
(冷却運転時に開放)を経て膨張弁109にて絞られ、
減圧されて蒸発器111に流入し、そこで蒸発する。こ
のときの吸熱作用によりプレハブ冷蔵庫の庫内を冷却す
る。蒸発器111から出た冷媒は四方弁114通過し、
アキュムレータ107を経て圧縮機102に吸引され
る。
【0010】次に、蒸発器111の除霜運転時には図5
中太線及び矢印で示す如く圧縮機102から吐出された
高温高圧のガス冷媒が四方弁114から蒸発器111に
流入する。これによって蒸発器111に付着した霜は融
解除去され、冷媒は凝縮される。その後、バイパス管1
22、逆止弁121を経てレシーバータンク106に流
入し、キャピラリチューブ116で絞られた後、凝縮器
104に流入して蒸発する。そして、凝縮器104から
出た冷媒は四方弁114を通過し、アキュムレータ10
7を経て圧縮機102に吸引されるものであった。
【0011】更に、図6は所謂サーモバンク除霜方式の
冷媒回路であり、各図中図4及び図5と同一符号は同一
のものとする。この場合、冷凍機100には蓄熱槽12
6と熱交換配管127、128から成るサーモバンク1
29が設けられており、圧縮機102の吐出側はこの熱
交換配管127に接続される。熱交換配管127の出口
側は分岐し、一方は電磁弁131を経て凝縮器104の
入口に接続されると共に、他方は電磁弁132を経てレ
シーバータンク106の出口側に接続される。
【0012】また、蒸発器111の入口側の膨張弁10
9と電磁弁119の直列回路には、電磁弁133を備え
たバイパス管122が並列に接続される。更に、蒸発器
111の出口側は吸入圧力調整弁108を経て熱交換配
管126に接続され、熱交換配管126は圧縮機102
の吸込側に接続される。また、この吸入圧力調整弁10
8と熱交換配管126には電磁弁134を備えたバイパ
ス管136が並列接続される。
【0013】そして、冷却運転時には圧縮機102から
吐出された高温高圧ガス冷媒は熱交換配管127に入
り、そこで蓄熱槽126を加熱して蓄熱する。そして、
電磁弁131(電磁弁132は閉)を経て凝縮器104
に流入し、そこで放熱して凝縮液化される。その後、レ
シーバータンク106に貯留された後、流出して膨張弁
109にて絞られ(電磁弁119は開、電磁弁133は
閉)、減圧されて蒸発器111に流入し、そこで蒸発す
る。このときの吸熱作用によりプレハブ冷蔵庫の庫内を
冷却する。蒸発器111から出た冷媒はバイパス管13
6と電磁弁134を経て圧縮機102に吸引される。
【0014】次に、蒸発器111の除霜運転時には図6
中太線及び矢印で示す如く熱交換配管127を出た高温
高圧のガス冷媒が電磁弁132、133を経て蒸発器1
11に流入する(電磁弁119は閉)。これによって蒸
発器111に付着した霜は融解除去される。そして、蒸
発器111にて凝縮された冷媒は蒸発器111から出て
吸入圧力調整弁108を通過後(電磁弁134は閉)、
熱交換配管128にて蓄熱槽126から加熱され、蒸発
してガス状となった後、圧縮機102に吸引されるもの
であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記単純ホットガス除
霜方式では、他に比較して装置が単純となるためコスト
面でメリットがあるものの、除霜中に蒸発器111で凝
縮した液冷媒を蒸発させる手段がないため、大容量のア
キュムレータ107が必要となる。また、圧縮機102
の吸入ガス温度が低くなるため、除霜中に吐出ガス温度
が上昇せず、除霜時間が長期化する問題がある。
【0016】また、上記サーモバンク除霜方式では、装
置全体が複雑化するためコスト面で問題がある。更に、
冬季などの低外気温度条件で圧縮機102の運転率が低
下すると、サーモバンク129に蓄熱が行われなくな
り、圧縮機102への液戻りが懸念されると共に、除霜
終了後はサーモバンク129の温度が上昇するまで再度
除霜ができない問題もある。また、蓄熱槽126内の不
凍液は定期的に交換しなければならないため、メンテナ
ンス面で不利である。
【0017】一方、上記リバースサイクル除霜方式で
は、圧縮機102から吐出された高温高圧のガス冷媒の
顕熱、潜熱により直接蒸発器111を除霜できるため、
除霜効率が高い。また、蒸発器111にて凝縮した液冷
媒も凝縮器104にて蒸発処理されるため、液戻りの心
配も無いと云うメリットがある。
【0018】しかしながら、従来のリバースサイクル除
霜方式では、除霜運転後の所謂水切り運転中、圧縮機1
02を単に停止させるだけであったため、特に冷媒配管
長が長くなる大型の装置では、冷却運転時に低圧側とな
る蒸発器111から四方弁114に渡る回路中に残留し
た冷媒が液化してしまい、冷却運転開始時に液戻りが発
生する問題があった。
【0019】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、所謂リバースサイクル除
霜方式の冷却装置において、除霜後の冷却運転開始時に
おける圧縮機への液戻りの発生を有効に解消し、円滑な
冷却及び除霜運転を実現することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置は、圧
縮機、四方弁、凝縮器、減圧装置及び蒸発器などを順次
環状に配管接続して成り、冷却運転時には圧縮機から吐
出された高温冷媒を四方弁により凝縮器に流して凝縮さ
せ、減圧装置にて減圧した後、蒸発器に供給して蒸発さ
せると共に、蒸発器の除霜運転時には、圧縮機から吐出
された高温冷媒を四方弁により蒸発器に流して除霜を行
うものであって、蒸発器の凝縮器側に開閉弁を介設する
と共に、除霜運転後の所定期間この開閉弁を閉じ、四方
弁を冷却運転時の状態に切り換えて圧縮機を運転するポ
ンプダウン運転を実行するものである。
【0021】本発明によれば、蒸発器の除霜運転時に圧
縮機から吐出された高温冷媒を四方弁により蒸発器に流
して除霜を行う所謂リバースサイクル除霜方式の冷却装
置において、蒸発器の凝縮器側に開閉弁を介設し、除霜
運転後の所定期間この開閉弁を閉じて、四方弁を冷却運
転時の状態に切り換え、圧縮機を運転するポンプダウン
運転を実行するようにしたので、除霜運転中に蒸発器に
供給された冷媒を、冷却運転の開始前に凝縮器などに回
収して置くことができる。
【0022】従って、特に大型の冷却装置において蒸発
器や配管中に残留した冷媒の液化による冷却運転開始時
の液戻り現象の発生を有効に回避し、圧縮機の耐久性向
上を図ることができるようになるものである。
【0023】請求項2の発明の冷却装置は、上記におい
て圧縮機の吸込側に吸入圧力調整弁を設けると共に、ポ
ンプダウン運転中、圧縮機の吸入圧力を、吸入圧力調整
弁の使用範囲圧力より低く、圧縮機の停止圧力より高い
値に調整する手段を設けたものである。
【0024】請求項2の発明によれば、上記に加えてポ
ンプダウン運転中、圧縮機の吸入圧力を、吸入圧力調整
弁の使用範囲圧力より低く、圧縮機の停止圧力より高い
値に調整する手段を設けたので、ポンプダウン運転時に
吸入圧力調整弁に加わる高圧力を軽減し、吸入圧力調整
弁の保護を図りつつ、圧縮機の吸入圧力低下による停止
も未然に回避し、安定した冷却・除霜運転を実現するこ
とができるようになるものである。
【0025】請求項3の発明の冷却装置は、上記におい
て吸入圧力調整弁の入口側にポンプダウン用減圧装置と
比較的管径の細いバイパス配管との並列回路を設け、ポ
ンプダウン運転の初期にはポンプダウン用減圧装置に冷
媒を流すと共に、その後はバイパス配管に冷媒を流すも
のである。
【0026】請求項3の発明によれば、上記における調
整手段を吸入圧力調整弁の入口側にポンプダウン用減圧
装置と比較的管径の細いバイパス配管との並列回路から
構成し、ポンプダウン運転の初期にはポンプダウン用減
圧装置に冷媒を流すと共に、その後はバイパス配管に冷
媒を流すようにしたので、ポンプダウン運転開始時に吸
入圧力調整弁に加わる急激な圧力上昇をポンプダウン用
減圧装置にて有効に解消しつつ、その後はバイパス配管
によって圧縮機が停止しない程度に圧力を抑えながら、
冷媒回収を迅速に行うことができるようになるものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷却装置1の冷媒回路
図を示している。本発明の冷却装置1は、例えば図示し
ないプレハブ冷蔵庫などの大型の機器に適用されるもの
であり、室外に設けられた図示しない冷凍機側に内蔵さ
れる圧縮機2、四方弁3、凝縮器4、レシーバータンク
6、キャピラリチューブや膨張弁などの減圧弁7、前述
同様の吸入圧力調整弁8、アキュムレータ9、電磁弁1
1、12、逆止弁13、14、16、及び、ポンプダウ
ン用減圧装置としてのキャピラリチューブから成る減圧
用配管17、比較的管径の細いバイパス配管18と、庫
内に設けられた図示しない冷却ユニットに内蔵される蒸
発器21、減圧装置としての膨張弁22、電磁弁(開閉
弁)23及び逆止弁24などから構成されている。
【0028】そして、圧縮機2の吐出側配管2Dは四方
弁3に接続され、四方弁3は凝縮器4の入口に接続され
る。また、凝縮器4の出口はレシーバータンク6及び逆
止弁14を経て電磁弁23に接続され、電磁弁23の出
口は膨張弁22に接続される。この膨張弁22の出口は
蒸発器21の入口に接続され、蒸発器21の出口は配管
20、逆止弁16を経て四方弁3に接続され、四方弁3
は更に配管26を経て吸入圧力調整弁8の入口に接続さ
れる。このキャピラリチューブ8の出口はアキュムレー
タ9を経て圧縮機2の吸入側配管2Sに接続される。
【0029】また、前記レシーバータンク6と逆止弁1
4には減圧弁7と逆止弁13を直列に接続した配管27
が並列接続されると共に、電磁弁23と膨張弁22には
逆止弁24を接続した配管28が並列接続される。更
に、逆止弁16には前記減圧用配管17とバイパス管1
2がそれぞれ並列に接続されると共に、これら並列回路
と吸入圧力調整弁8の入口側間には電磁弁11を接続し
た配管29が接続されている。
【0030】そして、逆止弁14は電磁弁23方向が順
方向となり、逆止弁13は凝縮器4方向が順方向とな
る。また、逆止弁16は蒸発器21方向が順方向とな
り、逆止弁24は逆止弁14方向が順方向となるように
接続されている。
【0031】前記吸入圧力調整弁8は前述同様圧縮機2
に吸入される冷媒の圧力を2〜3kg/平方センチメー
トル程に調整するものであり、その使用範囲圧力は10
〜12kg/平方センチメートルである。また、バイパ
ス配管18の管径は他の配管(例えば29など)よりも
細く、従って、冷媒の圧力はそこを通過する際にある程
度制限されることになる。
【0032】以上の構成で次に動作を説明する。先ず、
冷却運転時には四方弁3は図1の状態となっており、電
磁弁12は閉、電磁弁11及び23は開とされている。
この状態で圧縮機2の吐出側配管2Dから吐出された高
温高圧のガス冷媒は四方弁3から凝縮器4に流入し、そ
こで放熱して凝縮液化される。その後、レシーバータン
ク6に貯留された後、流出して逆止弁14を通過し、電
磁弁23を経て膨張弁22にて絞られ、減圧されて蒸発
器21に流入し、そこで蒸発する。このときの吸熱作用
によりプレハブ冷蔵庫の庫内を冷却する。蒸発器21か
ら出た冷媒は配管20を通過して配管29に流入し、電
磁弁11を経て吸入圧力調整弁8にて圧力調整される。
その後、アキュムレータ9を経て吸入配管2Sから圧縮
機2に吸引される(図1中矢印)。
【0033】次に、蒸発器21の除霜運転時には四方弁
3は図2の状態に切り換えられ、電磁弁12、23、1
1は全て閉じられる。この状態で、圧縮機2の吐出側配
管2Dから吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁3
から逆止弁16を経て配管20を通過した後、蒸発器2
1に流入する。これによって蒸発器21に付着した霜は
融解除去され、冷媒は凝縮される。
【0034】その後、配管28、逆止弁24を経て減圧
弁7にて減圧された後、逆止弁13を経て凝縮器4に流
入し、そこで蒸発する。凝縮器4から出た冷媒は四方弁
3を通過し、配管26を経て吸入圧力調整弁8にて圧力
調整された後、アキュムレータ9を経て吸入側配管2S
より圧縮機2に吸引される(図2中矢印)。
【0035】係る除霜運転が終了すると、冷却運転開始
前に所定時間の水切り運転を行う。この水切り運転では
先ず電磁弁23と電磁弁11は閉じられ、電磁弁12も
当初閉じられる。また、四方弁3は図3の如く冷却運転
時の状態に切り換えられ、圧縮機2が運転される。これ
により、電磁弁23以降の蒸発器21、配管20内など
に残留している冷媒は減圧用配管17にて減圧された
後、四方弁3、配管26を経て吸入圧力調整弁8に入
る。
【0036】そして、吸入圧力調整弁8からアキュムレ
ータ9を経て圧縮機2に吸引され、再び吐出されて四方
弁3から凝縮器4、レシーバータンク6へと流入するよ
うになる(図3中実線矢印)。即ち、冷却装置1は水切
り運転中、所謂ポンプダウン運転を実行し、除霜運転中
に蒸発器21や配管20に供給された冷媒は凝縮器4や
レシーバータンク6に回収されることになる。従って、
特に大型のプレハブ冷蔵庫などにおいては蒸発器21や
配管20中に残留した冷媒の液化による冷却運転開始時
の液戻り現象の発生を有効に回避し、圧縮機2の耐久性
向上を図ることができるようになる。
【0037】また、四方弁3が図2から図3に切り替わ
った際、吸入圧力調整弁8には蒸発器21に供給されて
いた高圧が加わることになるが、本発明では減圧用配管
17により急激な圧力上昇が解消されるので、吸入圧力
調整弁8が破損するなどの不都合が回避される。
【0038】そして、係るポンプダウン運転の開始から
所定期間経過した後、今度は電磁弁12を開放する。こ
のとき、バイパス配管18の配管径は減圧用配管17よ
り太く、配管29などよりも細く設定すると共に、特
に、それを通過した後の冷媒圧力が前記吸入圧力調整弁
8の使用範囲圧力より低く、圧縮機2の運転が低圧スイ
ッチ(図示せず)の働きにより停止する低圧力よりも高
くなるように設定する。
【0039】これによって、電磁弁12の開放後は冷媒
は図3中破線矢印の如くバイパス配管18に流れるよう
になるので、吸入圧力調整弁8の保護を行いつつ、圧縮
機2を運転し、冷媒回収を迅速に行うことができるよう
になる。
【0040】尚、係る水切り運転が終了すると、電磁弁
12は閉じられ、電磁弁11及び23が開放されて前述
の冷却運転が再開されることになる。
【0041】また、実施例ではプレハブ冷蔵庫を例にと
って説明したが、それに限らず、リバースサイクル式の
除霜を行う各種冷却装置に本発明は有効である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、蒸発
器の除霜運転時に圧縮機から吐出された高温冷媒を四方
弁により蒸発器に流して除霜を行う所謂リバースサイク
ル除霜方式の冷却装置において、蒸発器の凝縮器側に開
閉弁を介設し、除霜運転後の所定期間この開閉弁を閉じ
て、四方弁を冷却運転時の状態に切り換え、圧縮機を運
転するポンプダウン運転を実行するようにしたので、除
霜運転中に蒸発器に供給された冷媒を、冷却運転の開始
前に凝縮器などに回収して置くことができる。
【0043】従って、特に大型の冷却装置において蒸発
器や配管中に残留した冷媒の液化による冷却運転開始時
の液戻り現象の発生を有効に回避し、圧縮機の耐久性向
上を図ることができるようになるものである。
【0044】請求項2の発明によれば、上記に加えてポ
ンプダウン運転中、圧縮機の吸入圧力を、吸入圧力調整
弁の使用範囲圧力より低く、圧縮機の停止圧力より高い
値に調整する手段を設けたので、ポンプダウン運転時に
吸入圧力調整弁に加わる高圧力を軽減し、吸入圧力調整
弁の保護を図りつつ、圧縮機の吸入圧力低下による停止
も未然に回避し、安定した冷却・除霜運転を実現するこ
とができるようになるものである。
【0045】請求項3の発明によれば、上記における調
整手段を吸入圧力調整弁の入口側にポンプダウン用減圧
装置と比較的管径の細いバイパス配管との並列回路から
構成し、ポンプダウン運転の初期にはポンプダウン用減
圧装置に冷媒を流すと共に、その後はバイパス配管に冷
媒を流すようにしたので、ポンプダウン運転開始時に吸
入圧力調整弁に加わる急激な圧力上昇をポンプダウン用
減圧装置にて有効に解消しつつ、その後はバイパス配管
によって圧縮機が停止しない程度に圧力を抑えながら、
冷媒回収を迅速に行うことができるようになるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の冷却運転中の冷媒の流れを
示す冷媒回路図である。
【図2】本発明の冷却装置の除霜運転中の冷媒の流れを
示す冷媒回路図である。
【図3】本発明の冷却装置の水切り運転中(ポンプダウ
ン運転中)の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図4】単純ホットガス除霜方式の従来の冷却装置の冷
媒回路図である。
【図5】リバースサイクル除霜方式の従来の冷却装置の
冷媒回路図である。
【図6】サーモバンク除霜方式の従来の冷却装置の冷媒
回路図である。
【符号の説明】
1 冷却装置 2 圧縮機 3 四方弁 4 凝縮器 6 レシーバータンク 8 吸入圧力調整弁 9 アキュムレータ 11、12、23 電磁弁 17 減圧用配管 18 バイパス配管 20、26 配管 21 蒸発器 22 膨張弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、凝縮器、減圧装置及び
    蒸発器などを順次環状に配管接続して成り、冷却運転時
    には前記圧縮機から吐出された高温冷媒を前記四方弁に
    より前記凝縮器に流して凝縮させ、前記減圧装置にて減
    圧した後、前記蒸発器に供給して蒸発させると共に、前
    記蒸発器の除霜運転時には、前記圧縮機から吐出された
    高温冷媒を前記四方弁により前記蒸発器に流して除霜を
    行う冷却装置において、 前記蒸発器の凝縮器側に開閉弁を介設すると共に、前記
    除霜運転後の所定期間この開閉弁を閉じ、前記四方弁を
    前記冷却運転時の状態に切り換えて前記圧縮機を運転す
    るポンプダウン運転を実行することを特徴とする冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮機の吸込側に吸入圧力調整弁を設け
    ると共に、ポンプダウン運転中、圧縮機の吸入圧力を、
    前記吸入圧力調整弁の使用範囲圧力より低く、前記圧縮
    機の停止圧力より高い値に調整する手段を設けたことを
    特徴とする請求項1の冷却装置。
  3. 【請求項3】 吸入圧力調整弁の入口側にポンプダウン
    用減圧装置と比較的管径の細いバイパス配管との並列回
    路を設け、ポンプダウン運転の初期には前記ポンプダウ
    ン用減圧装置に冷媒を流すと共に、その後は前記バイパ
    ス配管に冷媒を流すことを特徴とする請求項2の冷却装
    置。
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