JPH09328894A - モルタル塗布用こて - Google Patents
モルタル塗布用こてInfo
- Publication number
- JPH09328894A JPH09328894A JP14561596A JP14561596A JPH09328894A JP H09328894 A JPH09328894 A JP H09328894A JP 14561596 A JP14561596 A JP 14561596A JP 14561596 A JP14561596 A JP 14561596A JP H09328894 A JPH09328894 A JP H09328894A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- coating
- trowel
- retreat
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating Apparatus (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平かつ平面状のパネルに短時間で均等な塗
布厚さでモルタルを塗ることのできるこてを提供する。 【解決手段】 こての塗布面が円柱状の面であり、この
円柱状の面の両側縁に曲面に沿って突出片が該曲面の凸
側に出入り調節が可能となっていて、こての任意の場所
に円柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで突
出片が曲面の凸側に設けられている。
布厚さでモルタルを塗ることのできるこてを提供する。 【解決手段】 こての塗布面が円柱状の面であり、この
円柱状の面の両側縁に曲面に沿って突出片が該曲面の凸
側に出入り調節が可能となっていて、こての任意の場所
に円柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで突
出片が曲面の凸側に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平なパネルにモ
ルタルを塗布するために用いるこてに関する。
ルタルを塗布するために用いるこてに関する。
【0002】
【従来の技術】本体が平面で構成された従来のこてを用
いて工場等で水平かつ平面状のパネルにモルタルを均等
な厚さで塗布する場合は、先ず、こてをパネル表面に押
さえつけながら塗布することにより、パネル表面のピン
ホールをモルタルで充填する、いわゆる下ごすりを行う
ために、若干量のモルタルをパネル表面に流し込み、下
ごすりを行う。その後、パネルの表面に塗布厚を均一に
するために、任意の太さの鋼線などを任意の間隔で置
き、その上に再度モルタルを流し込み、こてを用いて鋼
線と同一の厚さにならすという方法が用いられている。
この場合、塗布厚は鋼線の直径と同等となる。
いて工場等で水平かつ平面状のパネルにモルタルを均等
な厚さで塗布する場合は、先ず、こてをパネル表面に押
さえつけながら塗布することにより、パネル表面のピン
ホールをモルタルで充填する、いわゆる下ごすりを行う
ために、若干量のモルタルをパネル表面に流し込み、下
ごすりを行う。その後、パネルの表面に塗布厚を均一に
するために、任意の太さの鋼線などを任意の間隔で置
き、その上に再度モルタルを流し込み、こてを用いて鋼
線と同一の厚さにならすという方法が用いられている。
この場合、塗布厚は鋼線の直径と同等となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】工場等で水平かつ水面
状のパネルにモルタルを均等な厚さで塗布する場合は、
従来の施工状態を上述したごとく、パネル表面に置いた
鋼線を塗布厚の目安とするが、下ごすりをするために若
干量のモルタルを流し込む作業や、数本の鋼線をパネル
表面に均等な間隔で設置する作業、塗布した後に鋼線を
抜き取る作業、鋼線を抜き取った跡をならす作業、鋼線
を洗浄する作業等が増えることになり、作業時間が長く
なるため生産性向上の妨げになるといった問題があっ
た。
状のパネルにモルタルを均等な厚さで塗布する場合は、
従来の施工状態を上述したごとく、パネル表面に置いた
鋼線を塗布厚の目安とするが、下ごすりをするために若
干量のモルタルを流し込む作業や、数本の鋼線をパネル
表面に均等な間隔で設置する作業、塗布した後に鋼線を
抜き取る作業、鋼線を抜き取った跡をならす作業、鋼線
を洗浄する作業等が増えることになり、作業時間が長く
なるため生産性向上の妨げになるといった問題があっ
た。
【0004】さらに、従来の本体が平面のこてでは、塗
布の際に塗布面の反対面にモルタルが入り込みモルタル
が平滑に塗布できない。それを防止するためには、常に
こてに一定の斜角をつけて塗布しなければならず、塗布
には高等な技術を必要とした。
布の際に塗布面の反対面にモルタルが入り込みモルタル
が平滑に塗布できない。それを防止するためには、常に
こてに一定の斜角をつけて塗布しなければならず、塗布
には高等な技術を必要とした。
【0005】本発明は、このような従来の問題を開発す
るためになされたもので、水平かつ平面状のパネルにモ
ルタルを塗布する場合に、従来の方法に比べて短い作業
時間で、煩雑な作業をせずに均等な塗布厚で塗布するこ
とが出来るこてを提供しようとするものである。
るためになされたもので、水平かつ平面状のパネルにモ
ルタルを塗布する場合に、従来の方法に比べて短い作業
時間で、煩雑な作業をせずに均等な塗布厚で塗布するこ
とが出来るこてを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗布用こて
は、(1)こての塗布面が円柱状の面であること、
(2)上記円柱状面の両側縁に、曲面に沿って突出片
(a)が該曲面の凸側に出入り調節が可能となるように
設けられていること、(3)こての曲面の任意の場所
に、円柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで
突出片(b)が曲面の凸側に設けられていることを特徴
とするものである。
は、(1)こての塗布面が円柱状の面であること、
(2)上記円柱状面の両側縁に、曲面に沿って突出片
(a)が該曲面の凸側に出入り調節が可能となるように
設けられていること、(3)こての曲面の任意の場所
に、円柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで
突出片(b)が曲面の凸側に設けられていることを特徴
とするものである。
【0007】すなわち、本発明は、こての塗布面が円柱
状となっており、塗布厚制御および下ごすりの機能を有
する突出片を設ける点に特徴を有する。本発明の塗布用
こてを用いた場合では、こてが塗布厚制御および下ごす
りの機能を有しているため、下ごすりをしながら均一な
塗布厚で塗布することが可能である。また、作業工程が
モルタルの流し込み、下ごすりをしながらの塗布の2行
程に短縮することが可能となるため、短時間でモルタル
を塗布することができる。さらにこての1方向が曲面で
あるため、常にモルタルとこてに一定の斜角がついてお
り、モルタルがこてのほとんどの面で塗布することが可
能でかつ高等な技術を必要とすること無くモルタルを塗
布することが可能である。
状となっており、塗布厚制御および下ごすりの機能を有
する突出片を設ける点に特徴を有する。本発明の塗布用
こてを用いた場合では、こてが塗布厚制御および下ごす
りの機能を有しているため、下ごすりをしながら均一な
塗布厚で塗布することが可能である。また、作業工程が
モルタルの流し込み、下ごすりをしながらの塗布の2行
程に短縮することが可能となるため、短時間でモルタル
を塗布することができる。さらにこての1方向が曲面で
あるため、常にモルタルとこてに一定の斜角がついてお
り、モルタルがこてのほとんどの面で塗布することが可
能でかつ高等な技術を必要とすること無くモルタルを塗
布することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の請求項に対応する
モルタル塗布用こてを例示したもので、こてを裏返した
状態を示す斜視図である。1は請求項1に、2は請求項
2に、3は請求項3に対応する部位である。
モルタル塗布用こてを例示したもので、こてを裏返した
状態を示す斜視図である。1は請求項1に、2は請求項
2に、3は請求項3に対応する部位である。
【0009】図1に示す塗布面1は円柱状の曲面であ
り、その両側縁に曲面に沿って突出片(a)2が出入り
調節が可能となるように取り付けられている。また、円
柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで突出片
(b)3が曲面の凸側に設けられている。4はこてを持
つための取手である。こての塗布面1の寸法としては、
例えば弧の長さ50〜200mm、弧の半径30〜20
0mm、円柱方向の長さは150〜300mmが一般的
である。突出片(a)2の出入り調節幅としては0〜5
mmが一般的である。突出片(b)3の出入り寸法とし
ては3〜5mmが一般的であるが、下ごすりのために突
出片(a)2の出入り寸法よりは大きくなければならな
い。
り、その両側縁に曲面に沿って突出片(a)2が出入り
調節が可能となるように取り付けられている。また、円
柱方向に沿って1側縁から他の側縁までの長さで突出片
(b)3が曲面の凸側に設けられている。4はこてを持
つための取手である。こての塗布面1の寸法としては、
例えば弧の長さ50〜200mm、弧の半径30〜20
0mm、円柱方向の長さは150〜300mmが一般的
である。突出片(a)2の出入り調節幅としては0〜5
mmが一般的である。突出片(b)3の出入り寸法とし
ては3〜5mmが一般的であるが、下ごすりのために突
出片(a)2の出入り寸法よりは大きくなければならな
い。
【0010】なお、こての塗布面の寸法や、突出片
(a)2の出入り調節幅、突出片(b)3の出入り長
さ、取手の形状等は必要に応じて適宜選定すれば良い。
(a)2の出入り調節幅、突出片(b)3の出入り長
さ、取手の形状等は必要に応じて適宜選定すれば良い。
【0011】このモルタル塗布用こてを用いて、ALC
パネルの表面に流動性の高いモルタルを塗布する場合
は、ALCパネル表面に所定の量のモルタルを流し込ん
だ後、突出片(b)3を用いて下ごすりを行う。下ごす
りを行った後に、塗布面でモルタルを均す。モルタルを
均す場合にこてを動かす方向は、突出片(a)2と平行
な方向である。このとき、こての塗布面が円柱状である
ため、モルタルは確実に塗布面で均すことが可能とな
る。塗布厚はこてでモルタルを均すことにより、自動的
に突出片(a)の出入り長さと同じ厚さとなる。以上の
作業により、従来のような煩雑な作業をする事無しに、
短時間で、高等な技術を持たない者にも塗布が可能とな
る。また、下ごすりを必要としない場合は、突出片
(b)3を使用しなければよいことはいうまでもない。
パネルの表面に流動性の高いモルタルを塗布する場合
は、ALCパネル表面に所定の量のモルタルを流し込ん
だ後、突出片(b)3を用いて下ごすりを行う。下ごす
りを行った後に、塗布面でモルタルを均す。モルタルを
均す場合にこてを動かす方向は、突出片(a)2と平行
な方向である。このとき、こての塗布面が円柱状である
ため、モルタルは確実に塗布面で均すことが可能とな
る。塗布厚はこてでモルタルを均すことにより、自動的
に突出片(a)の出入り長さと同じ厚さとなる。以上の
作業により、従来のような煩雑な作業をする事無しに、
短時間で、高等な技術を持たない者にも塗布が可能とな
る。また、下ごすりを必要としない場合は、突出片
(b)3を使用しなければよいことはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明のモルタル
塗布用こては、こての塗布面が円柱状となっており、塗
布厚制御および下ごすりの機能を有する突出片を設けた
ことにより、ALCパネルなどの平坦なコンクリート
面、あるいはALCパネル自身にモルタルを塗布する
際、下ごすりをするために若干量のモルタルを流し込む
作業や、数本の鋼線をパネル表面に均等な間隔で設置す
る作業、塗布した後に鋼線を抜き取る作業、鋼線を抜き
取った跡をならす作業、鋼線を洗浄する作業といった煩
雑な作業を、モルタルの流し込み、下ごすりをしながら
の塗布の2行程に短縮することが可能となるため、短時
間でモルタルを塗布することができる。
塗布用こては、こての塗布面が円柱状となっており、塗
布厚制御および下ごすりの機能を有する突出片を設けた
ことにより、ALCパネルなどの平坦なコンクリート
面、あるいはALCパネル自身にモルタルを塗布する
際、下ごすりをするために若干量のモルタルを流し込む
作業や、数本の鋼線をパネル表面に均等な間隔で設置す
る作業、塗布した後に鋼線を抜き取る作業、鋼線を抜き
取った跡をならす作業、鋼線を洗浄する作業といった煩
雑な作業を、モルタルの流し込み、下ごすりをしながら
の塗布の2行程に短縮することが可能となるため、短時
間でモルタルを塗布することができる。
【0013】さらにこての1方向が曲面であるため、常
にモルタルとこてに一定の斜角がついており、モルタル
がこてのほとんどの面で塗布することが可能でかつ高等
な技術を必要とすること無くモルタルを塗布することが
可能である。
にモルタルとこてに一定の斜角がついており、モルタル
がこてのほとんどの面で塗布することが可能でかつ高等
な技術を必要とすること無くモルタルを塗布することが
可能である。
【図1】本発明のモルタル塗布用こてを例示したもの
で、こてを裏返した状態を示す斜視図である。
で、こてを裏返した状態を示す斜視図である。
1 塗布面 2 突出片(a) 3 突出片(b) 4 取手
Claims (3)
- 【請求項1】 こての塗布面が円柱状の面であることを
特徴とするモルタル塗布用こて。 - 【請求項2】 上記円柱状の両側縁に、曲面に沿って突
出片(a)が該曲面の凸側に出入り調節が可能となるよ
うに設けられていることを特徴とするモルタル塗布用こ
て。 - 【請求項3】 こての曲面の任意の場所に、円柱方向に
沿って1側縁から他の側縁までの長さで突出片(b)が
曲面の凸側に設けられていることを特徴とするモルタル
塗布用こて。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14561596A JPH09328894A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | モルタル塗布用こて |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14561596A JPH09328894A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | モルタル塗布用こて |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09328894A true JPH09328894A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15389135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14561596A Pending JPH09328894A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | モルタル塗布用こて |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09328894A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103114719A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-22 | 中天建设集团有限公司 | 弧圆双线屋面泛水施工用模具 |
CN107740582A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-27 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种球面混凝土找平装置 |
JP2020105871A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 有限会社マサケン | スケートボードパークコンクリート施工方法、スケートボードパークコンクリート施工用コテ、スケートボードパークコンクリート施工用t字型均し器具、スケートボードパークコンクリート施工用基準目印溝形成器具、スケートボードパークコンクリート施工用弧型均し器具 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP14561596A patent/JPH09328894A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103114719A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-22 | 中天建设集团有限公司 | 弧圆双线屋面泛水施工用模具 |
CN107740582A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-27 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种球面混凝土找平装置 |
CN107740582B (zh) * | 2017-10-31 | 2019-06-28 | 平煤神马建工集团有限公司 | 一种球面混凝土找平装置 |
JP2020105871A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 有限会社マサケン | スケートボードパークコンクリート施工方法、スケートボードパークコンクリート施工用コテ、スケートボードパークコンクリート施工用t字型均し器具、スケートボードパークコンクリート施工用基準目印溝形成器具、スケートボードパークコンクリート施工用弧型均し器具 |
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