JPH0932846A - 軸 具 - Google Patents

軸 具

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JPH0932846A
JPH0932846A JP20402595A JP20402595A JPH0932846A JP H0932846 A JPH0932846 A JP H0932846A JP 20402595 A JP20402595 A JP 20402595A JP 20402595 A JP20402595 A JP 20402595A JP H0932846 A JPH0932846 A JP H0932846A
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shaft
cam portion
coil spring
cam
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Tomoaki Sato
朋昭 佐藤
Takeshi Sugano
武 菅野
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の物品に組み付けが容易で、かつ、汎用
可能な軸具の提供。 【解決手段】 筒状の第一の軸部材10と、第一の軸部
材10内に回転可能に差し入れられた第二の軸部材20
とを備える。捩りコイルバネ30により、第二の軸部材
20は第一の軸部材10内へ引き込まれる向きに付勢さ
れる。第二の軸部材20の端部21aと、第一の軸部材
10の内側部11aとには、カム部13、22が設けら
れている。両カム部22、13が嵌り合っている状態
で、第二の軸部材20が、捩りコイルバネ30により回
動付勢され、かつ、嵌り合っているカム部13とカム部
22とが、互いに凹部13a、22aから突部13b、
22bを導き出すように第二の軸部材20を回動させた
際に、凹部13a、22aから突部13b、22bが抜
け出して、カム部22の突部22bをカム部13の突部
13bに突き当てる位置まで捩りコイルバネ30の付勢
により回動される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回動可能に組み
付けられることが必要とされる二つの部材を、一方の部
材に対して他方の部材が自動的に一方向に向けて回動さ
れるように組み付けると共に、該回動の開始前と該回動
の終了後において、該二つの部材の一方に対して他方を
安定的に位置付け、保持する機能を備えた軸具の提供に
関する。
【0002】
【従来の技術】回動可能に組み付けられる二つの部材
を、該回動の開始前と該回動の終了後において、該二つ
の物品の一方に対して他方を位置付け、保持する技術と
して、実開平5−68156に示される回動構造があ
る。
【0003】この回動構造は、回動可能に組み付けられ
る本体フレームとカバーとからなる折りたたみ式電話機
に関するものであり、該本体フレームとカバーとの連結
部分において、カバー側に放射状に複数のテーパ面を備
えた回動面を設けると共に、本体フレーム側に該回動面
に向けて常時突き出す向きに付勢され、かつ、該回動面
に接する先端に該回動面の所定のテーパ面に係合する突
起を備えたシャフトを備えたものとされている。これに
よりこの回動構造は、本体フレームに対してカバーを、
前記回動面のテーパ面に前記シャフトの突起を係合させ
ることにより、該回動開始前と終了後のそれぞれの位置
で、保持しうるものであった。
【0004】また、同種の技術として、特公平5−44
218に示される蝶番装置がある。
【0005】この蝶番装置は、回動可能に組み付けられ
る本体部と折り返し要素部とからなる折りたたみ可能な
電話に関するものであり、該本体部と折り返し要素部と
を回動可能に連結し、かつ、本体部側で固定されるヒン
ジ軸に二か所のくぼみを設けておくと共に、折り返し要
素部に該ヒンジ軸に向けて突き出すように常時付勢さ
れ、かつ、前記ヒンジ軸の二か所のくぼみに選択的に係
合するカムを備えたものとされている。これによりこの
蝶番装置は、本体部に対して折り返し要素部を、前記ヒ
ンジ軸のくぼみにカムを係合させることにより、該回動
開始前と終了後のそれぞれの位置で本体部に対して折り
返し要素部を保持しうるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、回動可能に
組み付けられる二つの部材にあっては、該回動を自動的
に行わせるようにして該二つの部材から構成される物品
などの使い勝手を高める要請がまたあるところであり、
こうした要請から、例えば、前記実開平5−68156
における従来例に示されるように、一方の部材を他方の
部材に対して一方向に向けて回動、付勢させる捩りコイ
ルバネなどの付勢手段を該物品に備えさせる手法が汎用
されている。
【0007】しかし、回動可能に組み付ける前記回動構
造および蝶番装置はいづれも、回動可能に組み付けられ
る二つの部材を、該回動の開始前と該回動の終了後にお
いて、該二つの物品の一方に対して他方を位置付け、保
持することを限度とするものであり、このため、これら
の構造、装置の用いられる物品において前記回動を自動
的に行わせるためには、これらの構造、装置とは別に、
さらに前記付勢手段を該物品に設けることを要するもの
であった。
【0008】また、前記回動構造および蝶番装置はいづ
れも、これらの構造、装置が適用される物品に格別の構
造を設けることを余儀なくさせるものであり汎用的な構
造、装置とはなりえないものであった。また、構造が複
雑であり、部品点数も少ないものとはいえないため、こ
れらの物品に組み付ける手間を要するものであった。
【0009】すなわち、前記回動構造においては少なく
とも、前記カバーに回動面を、前記本体フレームに前記
シャフトを収容する穴をそれぞれ設けておかざるを得
ず、また、該穴に該シャフトを付勢するバネを入れ込ん
だ状態で該シャフトを該穴に取り付けることを要するも
のであった。
【0010】また、前記蝶番装置においては少なくと
も、前記折り返し要素部に前記ヒンジ軸に向けられた前
記カムを収容する穴を設けると共に、この穴から該カム
が突き出し方向に付勢されるように、該カムと該カムを
付勢するバネを折り返し要素部に備えさせることを要す
るものであった。
【0011】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解決すること、すなわち、回動可能に組み付けら
れることが必要とされる二つの部材を、一方の部材に対
して他方の部材が自動的に一方向に向けて回動されるよ
うに組み付けると共に、該回動の開始前と該回動の終了
後において、該二つの物品の一方に対して他方を安定的
に位置付け、保持する機能を、各種の物品に組み付けが
容易で、かつ、汎用可能に構成された独立した部品とし
ての軸具に持たせることを第一の目的とする。また、該
軸具の部品点数をできるかぎり少ないものとすることを
第二の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、この発明では、第一の組付部材P−1に対して第二
の組付部材P−2を回動可能に組み付ける軸具Jを、第
一の組付部材P−1に組み付けられる筒状をなす第一の
軸部材10と、該第一の軸部材10内に一端側20aか
ら回転可能に差し入れ、組み付けられると共に、他端側
20bで第二の組付部材P−2に組み付けられる第二の
軸部材20とを備える構成とし、さらに、該軸具Jに
は、一端30aを前記第二の軸部材20における第一の
軸部材10への差し入れ奥側に取り付けられ、かつ、他
端30bを前記第一の軸部材10における該第二の軸部
材20の差し入れ手前側に取り付けられた捩りコイルバ
ネ30が収められており、この捩りコイルバネ30によ
り、前記第二の軸部材20が前記第一の軸部材10内へ
引き込まれる向きに付勢されていると共に、前記第二の
軸部材20の前記第一の軸部材10内への差し入れ奥側
にある端部21aと、該端部21aに接する第一の軸部
材10の内側部11aとにはそれぞれ、第二の軸部材2
0の回転軸線を巡る向きにあって互いに間隔を開けて設
けられ、かつ、傾斜面tを備えた凹部13a、22aと
突部13a、22aとを備えるカム部13、22が設け
られており、該第一の軸部材10のカム部13と第二の
軸部材20のカム部22とが、該第一の軸部材10のカ
ム部13の凹部13aに第二の軸部材20のカム部22
の突部22bを収め、かつ、該第二の軸部材20のカム
部22の凹部22aに第一の軸部材10のカム部13の
突部13bを収めて、嵌り合っている構成とする。そし
てさらに、第二の軸部材20のカム部22と第一の軸部
材10のカム部13とが嵌り合っている状態で、該第二
の軸部材20が、該第二の軸部材20を回動させる向き
に前記捩りコイルバネ30により付勢され、かつ、前記
嵌り合っている第一の軸部材10のカム部13と第二の
軸部材20のカム部22とが、互いに前記凹部13a、
22aから前記突部13b、22bを導き出すように第
二の軸部材20を回動させた際に、該凹部13a、22
aから突部13b、22bが抜け出して、該第二の軸部
材20のカム部22の突部22bを第一の軸部材10の
カム部13の突部13bに突き当てる位置まで前記捩り
コイルバネ30の付勢により回動される構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る軸具Jの実
施の形態を、図1ないし図13に基いて説明する。
【0014】なお、図1は、軸具Jの全体構成を理解し
易いように、該軸具Jを構成する各部品を分離して、斜
視の状態で示している。
【0015】また、図2ないし図4は、軸具Jの適用
例、ここでは折りたたみ式電話器を構成するフレームT
の本体フレーム100に対してカバー101を回動可能
に組み付けるために、該軸具Jを該フレームTに組み込
んだ例を理解し易いように、該フレームTの一部を破断
して正面から見た状態で(図2)、また、該フレームT
を縦断面の状態として(図3)、さらに、該フレームT
を横断面の状態として(図4)、それぞれ示している。
【0016】また、図5および図6は、軸具Jの動作を
理解し易いように、軸具Jにより回動可能に組み付けら
れる第一の組付部材P−1、ここでは前記折りたたみ式
電話機を構成するフレームTにおける本体フレーム10
0を想像線で、また、該フレームTにおけるカバー10
1及び軸具Jを断面の状態として、該軸具Jを構成する
第一の軸部材10に対して第二の軸部材20が回動され
る前の状態と(図5)、該第一の軸部材10に対して第
二の軸部材20が回動された後の状態とを(図6)、そ
れぞれ示している。
【0017】また、図7および図8は、軸具Jを構成す
る第一の軸部材10のカム部13の構成を理解し易いよ
うに、該第一の軸部材10の筒状本体11を該筒状本体
11における第二の軸部材20の差し入れ開口11b側
から見た状態で(図7)、また、該カム部13が設けら
れている部分を断面にした状態で、それぞれ示してい
る。
【0018】また、図9および図10は、軸具Jを構成
する第二の軸部材20のカム部22の構成を理解し易い
ように、該第二の軸部材20を側方から見た状態で(図
9)、また、該第二の軸部材20のカム部22が設けら
れている端部21a側から見た状態で(図10)、それ
ぞれ示している。
【0019】また、図11ないし図13は、軸具Jを構
成する第一の軸部材10に対する第二の軸部材20の回
動の前後に亘る第一の軸部材10のカム部13と第二の
軸部材20のカム部22との位置関係を理解し易いよう
にそれぞれ、該第一の軸部材10の一部を破断して前記
カム部13を実線で表わし、かつ、前記第二の軸部材2
0のカム部22を想像線で表わすと共に(図11ないし
図13の(イ)図)、両カム部13、22を前記第二の
軸部材20の回転軸線を巡る方向で破断して展開した断
面で示しており(図11ないし図13の(ロ)図)、こ
こで、図11は、前記回動の開始前の状態、また、図1
2は、該回動途中の状態、さらに図13は、該回動の終
了後の状態における両カム部13、22の位置関係をそ
れぞれ示している。
【0020】以上各図に示されるこの実施の形態におけ
る軸具Jは、回動可能に組み付けられる第一の組付部材
P−1と第二の組付部材P−2とを備える物品におい
て、さらに、いづれか一方に対して他方が自動的に一方
向に向けて回動するように組み付けると共に、該回動の
開始前と該回動の終了後において、第一の組付部材P−
1と第二の組付部材P−2の一方に対して他方を安定的
に位置付け、かつ、保持するように組み付けることが必
要とされる場合に、前記第一の部材P−1と前記第二の
部材P−2の回動、組み付けに用いるのに適したもので
ある。
【0021】例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ
の本体に対して液晶画面が設けられた蓋を回動可能に組
み付ける場合、洗濯機の本体に対して該本体の洗濯槽開
口を塞ぐ蓋を回動可能に組み付ける場合など、各種の収
納体等における本体に対して蓋等を回動可能に組み付け
る場合に用いるのに適している。また、前記図2ないし
図4に示される折りたたみ式電話機のフレームTを構成
する本体フレーム100に対してカバー101を回動可
能に組み付ける場合に用いるのに適している。
【0022】すなわち、この実施の形態における軸具J
は、第一の組付部材P−1に対して第二の組付部材P−
2を回動可能に組み付ける軸具Jであり、第一の組付部
材P−1に組み付けられる筒状をなす第一の軸部材10
と、該第一の軸部材10内に一端側20aから回転可能
に差し入れ、組み付けられると共に、他端側20bで第
二の組付部材P−2に組み付けられる第二の軸部材20
とを備えている。
【0023】かかる構成により、この実施の形態におけ
る軸具Jによれば、第二の組付部材P−2に組み付けら
れた第二の軸部材20を第一の軸部材10内で回転させ
るように、該第二の組付部材P−2を該第一の軸部材1
0の組み付けられている第一の組付部材P−1に対して
回動させることができる。
【0024】従ってまた、第一の組付部材P−1に組み
付けられた第一の軸部材10を第二の軸部材20の外側
で回転させるように、該第一の組付部材P−1を該第二
の軸部材20の組み付けられている第二の組付部材P−
2に対して回動させることができる。
【0025】また、この実施の形態における軸具Jは、
一端30aを前記第二の軸部材20における第一の軸部
材10への差し入れ奥側に取り付けられ、かつ、他端3
0bを該第一の軸部材10における第二の軸部材20の
差し入れ手前側に取り付けられた捩りコイルバネ30が
収められており、この捩りコイルバネ30により、前記
第二の軸部材20が前記第一の軸部材10内に引き込ま
れる向きに付勢される構成を備えている。
【0026】かかる構成により、この実施の形態におけ
る軸具Jによれば、前記第二の軸部材20を第一の軸部
材10に対して、又は、第一の軸部材10を第二の軸部
材20に対して、前記捩りコイルバネ30が該第二の軸
部材20を第一の軸部材10内で、又は、該第一の軸部
材10を第二の軸部材20の外側で、回転させるに充分
なねじり力を該第二の軸部材20又は第一の軸部材10
に加えるように、適宜回転させて該捩りコイルバネ30
を捩ることにより、このネジリコイルバネ30のねじり
力により、第一の組付部材P−1が固定側とされる場合
には、該第一の組付部材P−1に組み付けられる第一の
軸部材10に対して回動側とされる第二の組付部材P−
2に組み付けられる第二の軸部材20を一方向に向けて
回動、付勢することができ、また、第二の組付部材P−
2が固定例とされる場合には、該第二の組付部材P−2
に組み付けられる第二の軸部材20に対して回動側とさ
れる第一の組付部材P−1に組みけられる第一の軸部材
10を一方向に向けて回動付勢することができる。
【0027】また、前記捩りコイルバネ30による前記
第二の軸部材20を前記第一の軸部材10内に引き込む
向きの付勢により、該第二の軸部材20の差し入れ奥
側、すなわち前記一端側20aがこの一端側20aにあ
る該第一の軸部材10の内側部10aに常時接し合うよ
うにすることができる。
【0028】ここで、この捩りコイルバネ30による前
記第二の軸部材20を第一の軸部材10内への引き込む
向きの付勢は、該第一の軸部材10における該第二の軸
部材20の差し入れ手前側と、該第二の軸部材20の差
し入れ奥側との間で、前記捩りコイルバネ30が圧縮さ
れるように、この捩りコイルバネ30を前記第二の軸部
材20に収めることで達成される。
【0029】また、この実施の形態における軸具Jは、
前記第二の軸部材20の前記第一の軸部材10内への差
し入れ奥側にある端部21aと、該端部21aに接する
第一の軸部材10の内側部11aとにはそれぞれ、第二
の軸部材20の回転軸線を巡る向きにあって互いに間隔
を開けて設けられ、かつ、傾斜面tを備えた凹部13
a、22aと凸部13b、22bとを備えるカム部1
3、22が設けられている。そして、前記第一の軸部材
10のカム部13と第二の軸部材20のカム部22と
が、該第一の軸部材10のカム部13の凹部13aに第
二の軸部材20のカム部22の突部22bを収め、か
つ、第二の軸部材20のカム部22の凹部22aに第一
の軸部材10のカム部13の突部13bを収めて、嵌り
合っている構成とされていると共に、第二の軸部材20
のカム部22と第一の軸部材10のカム部13とが嵌り
合っている状態で、該第二の軸部材20が、該第二の軸
部材20を回動させる向きに前記捩りコイルバネ30に
より付勢され、かつ、前記嵌り合っている第一の軸部材
10のカム部13と第二の軸部材20のカム部22と
が、互いに前記凹部13a、22aから前記突部13
b、22bを導き出すように第二の軸部材20を回動さ
せた際に、該凹部13a、22aから該突部13b、2
2bを抜け出させて、該第二の軸部材20のカム部22
の突部22bを第一の軸部材10のカム部13の突部1
3bに突き当てる位置まで前記捩りコイルバネ30の付
勢により回動される構成とされている。
【0030】かかる構成より、この実施の形態における
軸具Jによれば、前記第二の軸部材20のカム部22と
第一の軸部材10のカム部13とが嵌り合っている状態
では、前記捩りコイルバネ30の第二の軸部材20を回
動させる向きの付勢によっても該第二の軸部材20は回
動されない。
【0031】一方、前記凹部13a、22aと突部13
b、22bとにはそれぞれ、前記傾斜面tが備えられて
いることから、嵌り合っている前記第一の軸部材10の
カム部13と前記第二の軸部材20のカム部22とが、
互いに前記凹部13a、22aから突部13b、22b
を導き出すように該第二の軸部材20を回動させること
により、前記傾斜面tの傾斜に沿って該凹部13a、2
2a内から突部13b、22bの抜き出すことができ、
この抜き出しにより、両カム部13、22の嵌り合いを
解いて、前記第二の軸部材20を、該第二の軸部材20
のカム部22の突部22bが第一の軸部材10のカム部
13の突部13bに突き当たる位置まで前記捩りコイル
バネ30の付勢によって回動させることができる。
【0032】すなわち、前記捩りコイルバネ30の付勢
により、前記第一の軸部材10のカム部13と第二の軸
部材20のカム部22と嵌り合いを解くことで、前記第
一の組付部材P−1が固定側とされる場合には、該第一
の組付部材P−1に組み付けられる第一の軸部材10に
対して回動側とされる第二の組付部材P−2に組み付け
られる第二の軸部材20を該第二の軸部材20のカム部
22の突部22bが第一の軸部材10のカム部13の突
部13bに突き当たる位置まで回動させることができ
る。また、第二の組付部材P−2が固定側とされる場合
には、該第二の組付部材P−2に組み付けられる第二の
軸部材20に対して回動側とされる第一の組付部材P−
1に組み付けられる第一の軸部材10を該第一の軸部材
10のカム部13の突部13bが第二の軸部材20のカ
ム部22の突部22bに突き当たる位置まで回動させる
ことができる。
【0033】また、ここで前記第一の軸部材10又は第
二の軸部材20の回動角度の変更は、前記互いに嵌り合
う両カム部13、22における前記凹部13a、22a
に対する前記突部13b、22bの該第一の軸部材10
又は第二の軸部材20の前記捩りコイルバネ30による
回動、付勢方向に向けた間隔を変えることにより達成さ
れる。すなわち、該回動、付勢方向に向けた前記凹部1
3a、22aと前記突部13b、22b間の間隔を大き
くすることにより、前記第一の軸部材10又は第二の軸
部材20の回動角度を大きくすることができ、また、前
記回動、付勢方向に向けた該凹部13a、22aと該突
部13b、22b間の間隔を小さくすることにより該第
一の軸部材10又は第二の軸部材20の回動角度を小さ
くすることができる。
【0034】また、前記カム部13、22の突部13
b、22bを突き当てる位置まで回動された前記第一の
軸部材10又は第二の軸部材20は、該突部13b、2
2bの突き当てにより、また、前記凹部13a、22a
から突部13b、22bが抜き出されることに伴った前
記の捩りコイルバネ30の一端30aが取り付けられて
いる前記第二の軸部材20における第一の軸部材10へ
の差し入れ奥側と、該捩りコイルバネ30の他端30b
が取り付けられている前記第一の軸部材10における第
二の軸部材20の差し入れ手間側との間隔が狭められる
こととなり、この結果、該捩りコイルバネ30は圧縮さ
れ、前記第二の軸部材20を第一の軸部材10内へ引き
込む向きの付勢力が強められると共に、前記回動により
該捩りコイルバネ30の前記回動方向に向けた付勢力が
弱められることから、突き当てられている前記突部13
b、22bのそれぞれ一方は他方を乗り越え難いものと
され、前記第一の軸部材10又は第二の軸部材20は、
該突き当て位置を超えて回動され難いものとされる。
【0035】また、このように前記カム部13、22の
突部13b、22bを突き当て合う位置まで回動された
前記第一の軸部材10又は第二の軸部材20を、前記捩
りコイルバネ30による前記回動、付勢の方向と反対の
方向に回動させると、該捩りコイルバネ30によりまた
該第二の軸部材20は第一の軸部材10内に引き込まれ
る向きに付勢されていることから、前記突部13b、2
2bはそれぞれ前記凹部13a、22aに再び嵌め入れ
られるに至り、これにより前記第一の軸部材10と前記
第二の軸部材20とは、該捩りコイルバネ30の付勢に
よる前記回動の開始前の状態に戻される。
【0036】この前記捩りコイルバネ30の回動、付勢
方向と反対の方向への回動により該捩りコイルバネ30
に再び第一の軸部材10又は第二の軸部材20を回動さ
せる付勢力を蓄えさせることができることから、再度、
前記突部13b、22bを前記凹部13a、22aから
抜き出させるように該第一の軸部材10又は第二の軸部
材20を回動させることにより、前記両カム部13、2
2の嵌り合いを解いて、再び該第一の軸部材10又は第
二の軸部材20の何れか一方を他方に対して、前記突部
13b、22bが突き当たり合う位置まで、前記捩りコ
イルバネ30の付勢により回動させることができる。
【0037】以上に説明した実施の形態における軸具J
によれば、該軸具Jを構成する第一の軸部材10を第一
の組付部材P−1に組み付け、かつ、前記第二の軸部材
20を第二の組付部材P−2に組み付けることにより、
前記捩りコイルバネ30の回動、付勢力および圧縮力に
より、第一の組付部材P−1が固定側とされ、第二の組
付部材P−2が回動側とされる場合には、第二の組付部
材P−2を第一の組付部材P−1に対して所定の角度回
動させることができると共に、この回動の開始前、終了
後において第一の組付部材P−1に対して第二の組付部
材P−2を安定的に位置付けることができるように、前
記両部材P−1、P−2を組み付けることができる。ま
た、第二の組付部材P−2が固定側とされ、第一の組付
部材P−1が回動側とされる場合には、第一の組付部材
P−1を第二の組付部材P−2に対して所定の角度に回
動させることができると共に、この回動の開始前、終了
後において第二の組付部材P−2に対して第一の組付部
材P−1を安定的に位置付けることができるように、前
記両部材P−1、P−2を組み付けることができる。
【0038】次いで、図1ないし図13に示されるこの
発明の最良の実施の形態の一つを、これら各図に基つい
て詳細に説明する。
【0039】図1に特に示されるように、この実施の形
態における軸具Jは、筒状をなす第一の軸部材10と、
この第一の軸部材10内に回動可能に差し入れ、組み付
けられる筒状をなす第二の軸部材20と、該第二の軸部
材20を第一の軸部材10内に引き込む向きに付勢する
捩りコイルバネ30を主体に構成されている。
【0040】先ず、第一の軸部材10は、前記第二の軸
部材20の差し入れられる開口11bを一端側に備えた
筒状本体11と、この筒状本体11の他端部に設けられ
た穴15内より該筒状本体11内に、該筒状本体11の
軸線方向に沿って差し入れ、組み付けられる軸桿12と
から構成されている。
【0041】この軸桿12は、前記筒状本体11内への
差し入れ側と反対の側の端部に長方板状の頭部12aを
備えている。一方、該筒状本体11の前記穴15が設け
られている他端部外側には、該頭部12aが嵌め込まれ
る該頭部12aの外形に倣った凹部16が形成されてい
る。従って、該軸桿12は、その先端側から前記筒状本
体11の穴15内にこの頭部12aを前記凹部16に嵌
め込む位置まで差し入れられることにより、該筒状本体
11に対して回転しない状態で収められる。
【0042】また、前記筒状本体11は、前記穴15が
設けられている他端側の内側部11aに、該穴15を巡
る向きにあって間隔を開けて設けられる凹部13a及び
突部13bと、この凹部13aと突部13bとの間に亘
って該筒状本体11の軸線に略直交する向きに形成され
る平坦面13cとを備えるカム部13を備えている。
【0043】この実施の形態においては、該カム部13
は、図7および図8に特に示されるように、前記凹部1
3aと突部13bとを前記穴15の直径方向両側位置に
配する構成とされている。
【0044】また、このカム部13の前記突部13b
は、前記穴15の側に向けて次第に幅狭となるように構
成されていると共に、該穴15を巡る周方向に略直交す
る向きにある両側部にそれぞれ、該突部13bの突き出
し先端側に向けて該突部13bの幅を次第に狭める向き
に傾斜する傾斜面t、tを備えている。また、このカム
部13の前記凹部13aは、前記穴15の側に向けて次
第に穴幅を狭くするように構成されていると共に、該穴
15を巡る周方向に直交する向きにある両穴壁部にそれ
ぞれ、該凹部13aの底側に向けて該凹部13aの幅を
次第に狭める向きに傾斜する傾斜面t、tを備えてい
る。
【0045】また、前記筒状本体11の外側には、該筒
状本体11の直径方向両側位置に、該筒状本体11の一
端側から他端側に亘る一対のリブ14、14が設けられ
ている。
【0046】一方、第二の軸部材20は、前記第一の軸
部材10の筒状本体11の前記開口11bより該筒状本
体11内に差し入れられる筒状体21として構成されて
いる。
【0047】この筒状体21は、前記第一の軸部材10
の筒状本体11への差し入れ奥側にある端部21aに、
該第一の軸部材10内に収められている軸桿12を該筒
状体21内に差し入れる軸穴23を備えている。
【0048】また、この筒状体21は、前記第一の軸部
材10の筒状本体11内への差し入れ奥側にある端部2
1aに、前記軸穴23を巡る向きにあって間隔を開けて
設けられる凹部22a及び突部22bと、この凹部22
aと突部22bとの間に亘って該筒状体21の軸線に略
直交する向きに形成される平坦面22cとを備えるカム
部22を備えている。
【0049】この実施の形態においては、該カム部22
は、図9及び図10に特に示されるように、前記凹部2
2aと突部22bとを前記軸穴23の直径方向両側位置
に配する構成とされている。
【0050】また、このカム部22の前記突部22b
は、前記軸穴23の側に向けて次第に幅狭となるように
構成されていると共に、該軸穴23を巡る周方向に直交
する向きにある両側部にそれぞれ、該突部22bの突き
出し先端側に向けて該突部22bの幅を次第に狭める向
きに傾斜する傾斜面t、tを備えている。また、このカ
ム部22の前記凹部22aは、前記軸穴23の側に向け
て次第に穴幅を狭くするように構成されていると共に、
該軸穴23を巡る周方向に直交する向きにある両穴壁部
にそれぞれ、該凹部22aの底側に向けて該凹部22a
の幅を次第に狭める向きに傾斜する傾斜面t、tを備え
ている。
【0051】また、前記筒状体21の前記第一の軸部材
10の筒状本体11の差し入れ手前側の筒端外側には、
該筒状体21の直径方向両側位置に、該筒状体21の軸
線に沿った一対のリブ25、25が設けられている。
【0052】また、前記筒状体21の前記軸穴23が設
けられている端部21a側の内側部には、該筒状体21
の軸線に略直交する向きの段面24が形成されている。
【0053】このように構成される第二の軸部材20
は、前記第一の軸部材10に対して、該第一の軸部材1
0を構成する筒状本体11の開口11bより該第一の軸
部材10内に、該第二の軸部材20の前記カム部22が
設けられている一端側20aから、前記第一の軸部材1
0の前記軸桿12が第二の軸部材20の一端側20aに
ある端部21aに設けられた軸穴23より該第二の軸部
材20内に入り込むようにして、差し入れることができ
る。なお、この実施の形態においては、前記第二の軸部
材20の他端側20bには前記一対のリブ25、25が
設けられており、この一対のリブ25、25は前記第一
の軸部材10の開口11bの外側に位置することから、
該第一の軸部材10に対して第二の軸部材20はこのリ
ブ25が設けられている他端側20bを、前記第一の軸
部材10の外方に突き出させた状態で差し入れられ、こ
の突き出されている他端側20bが前記第二の組付部材
P−2への組み付け部分とされる。
【0054】そして、このように第一の軸部材10内に
第二の軸部材20を差し入れた後、該第二の軸部材20
内に差し入れられている前記軸桿12に巻装させるよう
に、該第二の軸部材20の他端側20bの開口より捩り
コイルバネ30を収め入れると共に、該捩りコイルバネ
30の一端側30aを第二の軸部材20における第一の
軸部材10への差し入れ奥側、この実施の形態において
は前記筒状体21の一端側20a内側に設けられた段面
24に取り付け、かつ、該捩りコイルバネ30の他端側
30bを前記第一の軸部材10における第二の軸部材2
0への差し入れ手前側、この実施の形態においては該第
二の軸部材20内に差し入れられている第一の軸部材1
0の軸桿12の先端にそれぞれ取り付けることにより、
前記第一の軸部材10と該第二の軸部材20とに該捩り
コイルバネ30を取り付けることができる構成とされて
いる。
【0055】すなわち、この実施の形態においては、前
記第二の軸部材20を構成する筒状体21の段面24に
前記捩りコイルバネ30の軸線に略沿った向きに突き出
されるように形成された該捩りコイルバネ30の一端3
0aを差し入れる孔24aが備えられていると共に、前
記第一の軸部材10を構成する軸桿12の先端に、前記
捩りコイルバネ30の軸線に略直交する向きに折り曲げ
られた該捩りコイルバネ30の他端30bを引っ掛ける
該軸桿12の軸方向に切り込まれたスリット12cがそ
れぞれ備えられている。また、該軸桿12の先端には雄
ネジ部12bが設けてあり、前記第二の軸部材20にお
ける筒状体21の孔24aに前記捩りコイルバネ30の
一端30aを差し入れ、該軸桿12のスリット12cに
該捩りコイルバネ30の他端30bを引っ掛けた後、該
捩りコイルバネ30が圧縮される状態となるよう前記雄
ネジ部12bにナット40を嵌め付けることにより、前
記第二の軸部材20を前記第一の軸部材10内に引き込
まれる向きに付勢させるように、該捩りコイルバネ30
を取り付けることができる。
【0056】この捩りコイルバネ30による前記第二の
軸部材20に対する前記第一の軸部材10内への引き込
む向きの付勢力は、前記軸桿12の雄ネジ部12bに対
する前記ナット40の嵌め付け位置を変えることにより
調整することができる。
【0057】そして、このように捩りコイルバネ30を
取り付けた後、該捩りコイルバネ30が、前記第二の軸
部材20を第一の軸部材10内において回動、付勢する
ように、該第二の軸部材20を第一の軸部材10内で回
転させて該捩りコイルバネ30に捩り力を作用させた後
に、該第二の軸部材20のカム部22と第一の軸部材1
0のカム部13とを嵌め合わせることにより、すなわ
ち、第二の軸部材20のカム部22の突部22bを第一
の軸部材10のカム部13の凹部13aに収め、かつ、
第一の軸部材10のカム部13の突部13bを第二の軸
部材20のカム部22の凹部22aに収めることによ
り、第二の軸部材20を第一の軸部材10内において前
記捩りコイルバネ30により回動される向きに付勢させ
た状態で、該第一の軸部材10と第二の軸部材20とを
組み付けることができる。
【0058】この捩りコイルバネ30による前記第二の
軸部材20に対する回動、付勢力は、前記両カム部1
3、22を嵌め合わせるに先立っての、前記第一の軸部
材10に対する第二の軸部材20の回転の回数を変える
ことにより、調整することができる。
【0059】なお、この捩りコイルバネ30による前記
第二の軸部材20に対する回動、付勢力が、大きくなり
すぎると、該捩りコイルバネ30による該第二の軸部材
20を第一の軸部材10内に引き込む向きに付勢する付
勢力にかかわらず、この捩りコイルバネ30による前記
回動、付勢力により、前記両カム部13、22の嵌み合
い状態を維持し難いものとなることから、該回動、付勢
力を捩りコイルバネ30に与えるための前記第二の軸部
材20の回転は、この回転により高められる該回動、付
勢力と、前記該捩りコイルバネ30の該第二の軸部材2
0を引き込む向きに付勢する付勢力とのバランスを図っ
て行うことが望ましい。
【0060】このように構成される軸具Jの前記第一の
軸部材10を第一の組付部材P−1に組み付けると共
に、第二の軸部材20を第二の組付部材P−2に組み付
けることにより、該第一の組付部材P−1又は第二の組
付部材P−2の一方に対して他方を、回動開始前、及び
回動終了後の両位置において安定的に位置付け可能な状
態で、かつ、該回動を開始した後は前記捩りコイルバネ
30の付勢により前記一方に対して他方が回動されるよ
うに、組み付けることができる。
【0061】例えば、図2ないし図4に示される構成を
備えた折りたたみ式電話器フレームTを構成する略長方
形状をなす本体フレーム100の幅方向にある一方の側
縁部100aに、該電話器の送話手段の組み込みのなさ
れるカバー101を、該カバー101が前記本体フレー
ム100の一部を覆うように接しさせられた位置を回動
開始前の位置とし、かつ、該カバー101が図3におい
て想像線で示されるように前記本体フレーム100の外
方に開き出した位置を回動終了後の位置とするように、
該本体フレーム100に第一の軸部材10を、前記カバ
ー101に前記第二の軸部材20をぞれぞれ組み付ける
ことにより、本体フレーム100に対してカバー101
を、回動開始前、及び回動終了後の両位置において安定
的に位置付け可能な状態で、かつ、該回動を開始した後
は前記捩りコイルバネ30の付勢により前記本体フレー
ム100に対して回動されるように、組み付けることが
できる。
【0062】この実施の形態においては、受話手段の組
み付けのなされる前記本体フレーム100の前記側縁部
100aに、前記第一の軸部材10を前記第二の軸部材
20の差し入れ側と反対の側から嵌め入れる嵌め込み穴
100b’を備える連結突部100bが設けられてお
り、また、この連結突部100bの該嵌め込み穴100
b’には、前記第一の軸部材10の前記リブ14の収ま
る一対の溝100b”、100b”が設けられている。
【0063】一方、前記カバー101は、前記本体フレ
ーム100への組み付け側の端部101aに、一対の連
結腕部101b、101bを備えており、この連結腕部
101、101b間に該本体フレーム100の前記連結
突部100bを収めて該本体フレーム100と組み合わ
される構成とされていると共に、連結腕部101bの一
方に前記第二の軸部材20の前記第一の軸部材10内よ
り突き出されている他端側20b部分を嵌め入れる嵌め
込み穴101b’を備えている。また、この嵌め込み穴
101b’には、前記第二の軸部材20のリブ25の収
まる一対の溝101b”、101b”が設けられてい
る。また、この実施の形態においては、他方の連結腕部
101bには、前記本体フレーム100の連結突部10
0bにおける前記嵌め込み穴100b’の開口側と反対
の側より該嵌め込み穴100b’の軸線方向に沿って突
き出す軸突部100cを回動可能に収め入れる軸穴10
1cが設けてある。
【0064】従って、この実施の形態においては、前記
第一の軸部材10の前記リブ14が前記本体フレーム1
00の連結突部100bにおける嵌め込み穴100b’
の溝100b”に収まるように、該嵌め込み穴100
b’に該第一の軸部材10を嵌め入れることにより、該
第一の軸部材10を該本体フレーム100の前記嵌め込
み穴100b’内で回動しないように組み付けることが
でき、また、前記第二の軸部材20の前記リブ25が前
記カバー101の前記連結腕部101bにおける前記嵌
め込み穴101b’の溝101b”に収まるように、該
嵌め込み穴101b’に該第二の軸部材20を嵌め入れ
ることにより、該第二の軸部材20を該カバー101の
前記嵌め込み穴101b’内で回動しないように組み付
けることができる。
【0065】なお、図4に特に示されるように、この実
施の形態における前記カバー101は、前記嵌め込み穴
101b’及び軸穴101cの軸線を通る仮想平面に沿
って前面側のパーツ101’と背面側のパーツ101”
とに分けられていることから、前記本体フレーム100
の連結突部100bの嵌め込み穴100b’に対して前
記第一の軸部材10を嵌め込んだ後に、該連結突部10
0bの前記軸突部100cと前記第二の軸部材20を、
背面側のパーツ101”における前記軸穴101cを構
成する凹部と前記嵌め込み穴101b’を構成する凹部
にそれぞれ収め入れ、かつ、前面側のパーツ101’に
おける軸穴101cを構成する凹部と前記嵌め込み穴1
01b’を構成する凹部にそれぞれ収め入れるように、
両パーツ101’、101”を組み付けることにより、
この実施の形態における軸具Jをもっての前記カバー1
01の前記フレーム本体100に対する回動可能な組み
付けがなされるものとされている。
【0066】また、前記軸具Jは、フレーム本体100
に対して該フレーム本体100の一部を覆うように、す
なわち、カバー101が折りたたまれた状態において、
このフレーム本体100に対するカバー101の開き出
し方向に、該軸具Jを構成する第一の軸部材10に対す
る前記捩りコイルバネ30による第二の軸部材20の回
動、付勢方向が揃うように、前記フレームTに組み付け
る。
【0067】このようにフレームTに組み付けられた軸
具Jは、先ず、図2、図4および図5に特に示されるよ
うに、該軸具Jを構成する第一の軸部材10のカム部1
3と第二の軸部材20のカム部22との噛み合いと、前
記捩りコイルバネ30による第二の軸部材20を第一の
軸部材10内に引き込む向きの付勢、すなわち、両カム
部13、22を押し付けさせる付勢力により、この捩り
コイルバネ30によるもう一つの第二の軸部材20に対
する回動、付勢力にかかわらず、該第二の軸部材20を
第一の軸部材10内で回動させないので、この第二の軸
部材20が組み付けられた前記カバー101をフレーム
本体100に対して折りたたまれた状態で維持する。
【0068】すなわち、この状態においては、図11に
示されるように、第一の軸部材10のカム部13におけ
る凹部13aに第二の軸部材20のカム部22における
突部22bが収まり、また、第一の軸部材10のカム部
13における突部13bが第二の軸部材20のカム部2
2における凹部22aに収められている。
【0069】次いで、前記第二の軸部材20が組み付け
られている前記カバー101が開き出し方向にやや回動
されるように該カバー101に外力を加えると、前記相
互に嵌り合う両カム部13、22には前記傾斜面tが設
けられていることから、図12に示されるように、この
傾斜面tの傾斜に沿って嵌り合っていた前記両カム部1
3、22の前記凹部13a、22a内からそれぞれ前記
突部13b、22bが抜け出されるに至る。
【0070】このように前記両カム部13、22の前記
凹部13a、22a内からそれぞれ前記突部13b、2
2bが抜け出されると、前記第二の軸部材20は前記捩
りコイルバネ30により前記カバー101の開き出し方
向に沿った向きに回動、付勢されていることから、前記
第二の軸部材20は、そのカム部22の突部22bの先
端部を第一の軸部材10のカム部13の平坦面13cに
接し合わせながら、また、前記第一の軸部材10はカム
部13の突部13bの先端部を第二の軸部材20のカム
部22の平坦面22cに接し合わせながら、該第一の軸
部材10に対して前記カバー101の開き出し方向に向
けて付勢、回動され、この回動に伴って、この第二の軸
部材20に組み付けられている前記カバー101も回
動、開き出される。
【0071】次いで、前記両カム部13、22はそれぞ
れ、前記凹部13a、22aと突部13b、22bとを
前記第一及び第二の軸部材10、20の直径方向両側の
位置にそれぞれ備えていることから、前記捩りコイルバ
ネ30の付勢による該第二の軸部材20の回動は、図6
及び図13に示されるように、該第二の軸部材20のカ
ム部22の突部22bが第一の軸部材10の突部13b
に突き当った位置、この実施の形態においては該第二の
軸部材20が略150度回動した位置で停止され、この
結果、該第二の軸部材20に組み付けられている前記カ
バー101は前記フレーム本体100に対して略150
度開き出した位置で、その開き出しを停止される。
【0072】ここで、このカバー101が開き出しを停
止した回動終了後の位置では、前記両カム部13、22
の突部13b、22bが突き当り合うと共に、前記突部
13b、22bがそれぞれ前記凹部13a、22aから
抜け出して前記平坦面13c、22cにその先端を接し
させていることから、この突部13b、22bの高さ分
第二の軸部材20は第一の軸部材10の開口11b側か
ら突き出される方向に移動されると共に、この高さ分前
記捩りコイルバネ30が圧縮されて該捩りコイルバネ3
0による該第二の軸部材20のカム部22と第一の軸部
材10のカム部13とを押し付ける向きの付勢力が強め
られる。また、前記回動により捩りコイルバネ30の第
二の軸部材20の回動、付勢力は回動開始前に比べて弱
められることから、この結果、前記第一の軸部材10の
カム部13の突部13bを、前記第二の軸部材20のカ
ム部22の突部22bは乗り超え難いものとされ、この
突部13b、22bの突き当り合う位置から先への該第
二の軸部材20の回動は規制される。この結果、この第
二の軸部材20に組み付けられた前記カバー101は前
記開き出しを停止した位置で、その開き出し状態を安定
的に維持される。
【0073】なお、この実施の形態においては、互いに
突き当り合う前記両突部13b、22bがそれぞれ傾斜
面tを備えていることから、両突部13b、22bがそ
の傾斜面t、tをそれぞれ突き当てた前記回動終了位置
よりさらに前記カバー101を開き出し方向に回動させ
た場合であっても、前記傾斜面tに沿って前記第二の軸
部材20のカム部22の突部22bが、前記第一の軸部
材10のカム部13の突部13bの先端側に向けて若干
移動されるように該第二の軸部材20を回動させる余裕
が残されており、両突部13b、22bがその傾斜面
t、tをそれぞれ突き当てた前記回動終了位置より先
に、さらに前記第二の軸部材20を回動させるように、
この第二の軸部材20に組み付けられているカバー10
1に対してこのカバー101を開き出し方向へ回動させ
る外力が若干加えられた場合であっても、前記余裕によ
り両突部13b、22bなどに無理な力が加わることが
防止でき、また、この際には前記捩りコイルバネ30に
よる該第二の軸部材20を前記第一の軸部材10内に引
き入れる向きの付勢力が一層大きなものとなるので、カ
バー101のそれ以上の回動が不能であることをカバー
101の操作者に認識させ易く、これによりカバー10
1の所定角度以上の開き操作に伴う前記両カム部13、
22などの破損などの軸具Jの機能の喪失防止が図られ
ている。
【0074】なおまた、このように前記カバー101
に、前記両突部13b、22bが突き当りあった前記回
動終了位置より先に該カバー101を開き出し方向に向
けて回動させるような更に強い外力が加えられた際の前
記突部13b、22bなどの破損などの防止を一層確実
なものとする観点からは、前記カバー101の一部と前
記フレーム本体100の一部とが前記回動終了位置で当
り合うように構成することが望ましい。
【0075】また、図13に示されるように、前記回動
終了位置においては、前記両カム部13、22は、前記
捩りコイルバネ30による付勢、回動方向前方側で前記
両突部13b、22bを突き当て合っていることから、
前記回動終了位置から再び前記回動開始位置に向けて前
記第二の軸部材20は回動可能とされている。
【0076】従って、該第二の軸部材20に組み付けら
れている前記カバー101を前記フレーム本体100に
向けて、再び該カバー101が該フレーム本体100の
一部を覆うように折りたたみ方向に外力を加えて回動さ
せることが可能であり、このカバー101の回動により
前記第二の軸部材20も前記捩りコイルバネ30による
回動、付勢方向と逆方向に、該捩りコイルバネ30を捩
らせながら回動される。
【0077】そして、このように前記捩りコイルバネ3
0による回動、付勢方向と逆方向に回動される軸部材2
0は、前記捩りコイルバネ30により前記第一の軸部材
10内に引き込まれる向きに付勢されていることから、
前記カム部22の突部22bを前記第一の軸部材10の
前記カム部13の凹部13aに再び収め入れ、かつ、該
第一の軸部材10の前記カム部の突部13bを該カム部
22の凹部22aに収め入れるに至り、これにより、図
5および図11に特に示されるように、再び第二の軸部
材20は前記捩りコイルバネ30の付勢による回動開始
前の状態に位置されることになる。
【0078】この結果、前記第二の軸部材20に組み付
けられた前記カバー101を再び前記フレーム本体10
0の一部を覆うように折りたたんだ状態とすることがで
き、また、この状態は該カバー101を所定の力で開き
出し操作しない限り、該カバー101をフレーム本体1
00に対して該折りたたみ状態で係合させるための別途
の手段を要することなく、安定的に維持される。
【0079】
【発明の効果】この発明に係る軸具Jによれば、該軸具
Jを構成する第一の軸部材10を第一の組付部材P−1
に組み付け、かつ、前記第二の軸部材20を第二の組付
部材P−2に組み付けることにより、第一の組付部材P
−1が固定側とされ、第二の組付部材P−2が回動側と
される場合には、第二の組付部材P−2を第一の組付部
材P−1に対して所定の角度一方向に回動、付勢させる
ことができると共に、この回動の開始前、終了後におい
て第一の組付部材P−1に対して第二の組付部材P−2
を安定的に位置付けることができ、また、第二の組付部
材P−2が固定側とされ、第一の組付部材P−1が回動
側とされる場合には、第一の組付部材P−1を第二の組
付部材P−2に対して所定の角度一方向に回動、付勢さ
せることができると共に、この回動の開始前、終了後に
おいて第二の組付部材P−2に対して第一の組付部材P
−1を安定的に位置付け、保持することができるよう
に、該第一の組付部材P−1と第二の組付部材P−2と
を回動可能に組み付けることができる特長を有する。
【0080】また、前記第一又は第二の軸部材10、2
0の一方の他方に対する回動、付勢と、これとは別の付
勢、すなわち、この付勢による回動を反復的に繰り返し
ても、常に、両部材10、20が回動開始前の位置と回
動終了後の位置とで安定的に位置付け、保持されるよう
に、両部材10、20にそれぞれ設けられたカム部1
3、22を常時押し付けるための該第二の軸部材20に
対する第一の軸部材10内への引き込む向きの付勢と
を、単一の捩りコイルバネ30により行うことから、軸
具Jの部品点数を必要最小限のものとすることができ、
したがってまた、軸具Jを低廉に提供することができる
特長を有する。
【0081】また、この発明に係る軸具Jは、この軸具
Jを構成する前記第一の軸部材10を第一の組付部材P
−1に、第二の軸部材20を第二の組付部材P−2にそ
れぞれ組み付けることにより、該第一の組付部材P−1
と第二の組付部材P−2とを前記のように回動可能に組
み付ける独立した部品として構成されていることから、
該軸具Jを構成する前記第一の軸部材10と第二の軸部
材20をそれぞれ組み付けるための構造、例えば、嵌め
込み穴のみを前記両部材P−1、P−2に用意してお
き、その組み付けを行うだけで、容易に該両部材P−
1、P−2の組み付けを行うことができ、したがってま
た、用途を異にし、また、形状、大きさなどの異なる各
種物品における回動状態での組み付けが必要とされる二
つの部材の組み付けに汎用的に用いることができる特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸具Jの分解斜視図
【図2】軸具Jの適用された折りたたみ式電話機を構成
するフレームTの一部破断正面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】図2におけるB−B線断面図
【図5】軸具Jの使用状態を示す断面図
【図6】軸具Jの使用状態を示す断面図
【図7】第一の軸部材10の側面図
【図8】図7におけるC−C線断面図
【図9】第二の軸部材20の側面図
【図10】第二の軸部材20の側面図
【図11】第一の軸部材10のカム部13と、第二の軸
部材20のカム部22の位置関係を示す説明図
【図12】第一の軸部材10のカム部13と、第二の軸
部材20のカム部22の位置関係を示す説明図
【図13】第一の軸部材10のカム部13と、第二の軸
部材20のカム部22の位置関係を示す説明図
【符号の説明】
J 軸具 P−1 第一の組付部材 P−2 第二の組付部材 10 第一の軸部材 11a 内側部 13 カム部 13a 凹部 13b 突部 20 第二の軸部材 20a 一端側 20b 他端側 21a 端部 22 カム部 22a 凹部 22b 突部 30 捩りコイルバネ 30a 一端 30b 他端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の組付部材に対して第二の組付部材
    を回動可能に組み付ける軸具であって、 この軸具が、第一の組付部材に組み付けられる筒状をな
    す第一の軸部材と、該第一の軸部材内に一端側から回転
    可能に差し入れ、組み付けられると共に、他端側で第二
    の組付部材に組み付けられる第二の軸部材とを備えてお
    り、 該軸具には、一端を前記第二の軸部材における第一の軸
    部材への差し入れ奥側に取り付けられ、かつ、他端を前
    記第一の軸部材における該第二の軸部材の差し入れ手前
    側に取り付けられた捩りコイルバネが収められており、
    この捩りコイルバネにより、前記第二の軸部材が前記第
    一の軸部材内へ引き込まれる向きに付勢されていると共
    に、 前記第二の軸部材の前記第一の軸部材内への差し入れ奥
    側にある端部と、該端部に接する第一の軸部材の内側部
    とにはそれぞれ、第二の軸部材の回転軸線を巡る向きに
    あって互いに間隔を開けて設けられ、かつ、傾斜面を備
    えた凹部と突部とを備えるカム部が設けられており、 該第一の軸部材のカム部と第二の軸部材のカム部とが、
    該第一の軸部材のカム部の凹部に第二の軸部材のカム部
    の突部を収め、かつ、該第二の軸部材のカム部の凹部に
    第一の軸部材のカム部の突部を収めて、嵌り合っている
    構成とされていると共に、 第二の軸部材のカム部と第一の軸部材のカム部とが嵌り
    合っている状態で、該第二の軸部材が、該第二の軸部材
    を回動させる向きに前記捩りコイルバネにより付勢さ
    れ、かつ、前記嵌り合っている第一の軸部材のカム部と
    第二の軸部材のカム部とが、互いに前記凹部から前記突
    部を導き出すように第二の軸部材を回動させた際に、該
    凹部から突部が抜け出して、該第二の軸部材のカム部の
    突部を第一の軸部材のカム部の突部に突き当てる位置ま
    で前記捩りコイルバネの付勢により回動される構成とし
    てあることを特徴とする軸具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009008665A3 (en) * 2007-07-09 2009-03-19 Diabell Co Ltd Hinge module of cellular phone
US8454123B2 (en) 2007-12-28 2013-06-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Assembly and image recording apparatus

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WO2009008665A3 (en) * 2007-07-09 2009-03-19 Diabell Co Ltd Hinge module of cellular phone
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