JPH09328295A - クレーンの負荷制御装置 - Google Patents

クレーンの負荷制御装置

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JPH09328295A
JPH09328295A JP15129696A JP15129696A JPH09328295A JP H09328295 A JPH09328295 A JP H09328295A JP 15129696 A JP15129696 A JP 15129696A JP 15129696 A JP15129696 A JP 15129696A JP H09328295 A JPH09328295 A JP H09328295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台車付のクレーンに於いて、吊り上げ荷重に
対する本体側への負荷とウエイト台車側への負荷が最適
なバランスとなるように自動制御するとともに、オペー
レータが制御状態を明確に把握できるようにする。 【解決手段】 本体2の後部にウエイト台車5を牽引し
たクレーン1に於いて、ブーム起伏ロープ12の端末部
に張力検出器22を装着し、懸垂ペンダントロープ13
の下端とウエイト台車5との間に懸垂シリンダ23を介
装する。マスト起伏ロープ12の張力に基づいて本体2
側の負荷を演算し、懸垂ペンダントロープ13の張力に
基づいてウエイト台車5側の負荷を演算する。そして、
クレーン1が転倒せず安定的な姿勢を維持できるとき
の、本体2側への負荷とウエイト台車5側への負荷の最
適な負荷比率を予め設定しておき、現状の負荷比率が設
定された負荷比率に一致するように、懸垂シリンダ23
を駆動して懸垂ペンダントロープ13の張力を自動調整
し、本体2側への負荷とウエイト台車5側への負荷のバ
ランスをとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンの負荷制御
装置に関するものであり、特に、吊り上げ荷重に対する
本体側への負荷とウエイト台車側への負荷のバランスを
考慮したクレーンの負荷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のクレーン1を示し、本体2
の前部にブーム3を装着し、該ブーム3の後方にマスト
ブーム4を装着してある。また、本体2の後部にウエイ
ト台車5を牽引し、吊り上げ荷重に対する後方への反力
を大きくしている。
【0003】前記ブーム3の先端にフック6を吊り下
げ、フックロープ7をウインチユニット8へ巻装する。
また、前記ブーム3の先端後部にブームペンダントロー
プ9の一端を繋着し、該ブームペンダントロープ9の他
端にブーム起伏ロープ10を接続してウインチユニット
8へ巻装する。
【0004】そして、マストブーム4の先端にマストペ
ンダントロープ11の一端を繋着し、該マストペンダン
トロープ11の他端にマスト起伏ロープ12を接続して
ウインチユニット8へ巻装する。また、マストブーム4
の先端とウエイト台車5との間を懸垂ペンダントロープ
13で連結する。
【0005】図9に示すように、マストブーム4の先端
にはバランスアーム14が揺動自在に吊り下げられてお
り、該バランスアーム14の前端部14aに前記マスト
ペンダントロープ11の一端が繋着されており、該バラ
ンスアーム14の後端部14bに前記懸垂ペンダントロ
ープ13が繋着されている。
【0006】ここで、該バランスアーム14の揺動支点
14cから前端部14aまでの距離D1 と、揺動支点1
4cから後端部14bまでの距離D2 との比率RD は、
吊り上げ荷重に対する本体2側への負荷とウエイト台車
5側への負荷のバランスを考慮して定められている。即
ち、クレーンが転倒せず安定的な姿勢を維持できるとき
の本体2側への負荷とウエイト台車5側への負荷の最適
な比率RL を設定しておき、この負荷比率RL のときに
バランスアーム14が水平状態となるように、前記距離
1 と距離D2 との比率RD が決定される。
【0007】そして、クレーン作業中はオペレータが前
記バランスアーム14を目視しながら、吊り上げ荷重に
応じてマスト起伏ロープ12を手動操作で巻上げ下げ
し、マストブーム4の角度を調整することによってウエ
イト台車5側への負荷を増減させ、前記バランスアーム
14が略水平に保持されるようにして、本体2側への負
荷とウエイト台車5側への負荷のバランスをとるように
している。
【0008】この手動式の負荷制御装置のほかに、本体
2側への負荷の大小により自動的にウエイト台車5側へ
の負荷を調整するようにした自動式の負荷制御装置も知
られている。図8に示すように、マスト起伏ロープ12
の端末部にコイルバネ15を介装し、吊り上げ荷重によ
ってコイルバネ15が圧縮されるように形成する。
【0009】そして、本体2側への負荷が一定以上にな
ると、コイルバネ15の圧縮量が大きくなってリミット
スイッチ(図示せず)がオンになり、懸垂ペンダントロ
ープ13の下端に設けた油圧シリンダ16が自動的に作
動する。或いは、マスト起伏ロープ12の端末部にロー
ドセル(図示せず)を装着し、該ロードセルにて本体2
側への負荷を検出して油圧シリンダ16を作動させるも
のもある。
【0010】この油圧シリンダ16の作動によってウエ
イト台車5が浮きぎみとなり、ウエイト台車5側への負
荷が増大して後方への反力が大きくなるので、クレーン
1の安定性が向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーンには、
手動式の負荷制御装置と自動式の負荷制御装置がある
が、手動式のものはバランスアームの傾斜を目視しなが
らマストブームの角度を調整するので、操作性が良好で
なく、且つオペーレータの熟練度が要求されていた。ま
た、マストブームの角度が変化するので、吊り荷重の半
径変化が大きくなる。
【0012】一方、自動式のものは油圧シリンダにより
ウエイト台車を浮かせるが、その際にウエイト台車が急
に浮上したり、吊り荷の揺れなどによってウエイト台車
が揺動することがあり、極端な場合にはウエイト台車が
反転するなどの危険があった。また、自動式の場合に
は、本体側の負荷制御値及びウエイト台車側の負荷制御
値の表示がなく、オペーレータが制御状態を明確に把握
することが困難であった。
【0013】そこで、台車付のクレーンに於いて、吊り
上げ荷重に対する本体側への負荷とウエイト台車側への
負荷が最適なバランスとなるように自動制御するととも
に、オペーレータが制御状態を明確に把握できるように
するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであ
り、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、本体の前部にブーム
を装着し、該ブームの後方にマストブームを装着すると
ともに、マストブームの先端から本体のウインチへ起伏
ロープを巻装し、更に、該本体の後部にウエイト台車を
牽引し、前記マストブームの先端とウエイト台車との間
を懸垂ペンダントロープで連結したクレーンに於いて、
前記起伏ロープに張力検出器を設け、懸垂ペンダントロ
ープの下端とウエイト台車との間に懸垂シリンダを介装
するとともに懸垂シリンダに圧力検出器を設け、前記張
力検出器及び圧力検出器の検出値から本体側の負荷及び
ウエイト台車側の負荷を演算可能に形成し、夫々の負荷
の比率が予め設定された負荷比率に一致するように、前
記懸垂シリンダを駆動して懸垂ペンダントロープの張力
を自動調整し、更に、前記本体側の負荷及びウエイト台
車側の負荷を確認できる表示装置を設けたクレーンの負
荷制御装置を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1は
クレーン1を示し、本体2の後部にウエイト台車5が牽
引されている。マスト起伏ロープ12の端末部にロード
セルなどの張力検出器22を装着し、吊り上げ荷重に対
するマスト起伏ロープ12の張力を検出する。一方、懸
垂ペンダントロープ13の下端とウエイト台車5との間
に懸垂シリンダ23を介装する。
【0016】図2に示すように、懸垂シリンダ23には
油圧ポンプ24からの油路25,26が接続されてお
り、油圧制御バルブ27により懸垂シリンダ23の圧力
及びストロークが制御される。また、油路25,26に
は夫々圧力検出器28,29を設け、この圧力検出器2
8,29の検出値から懸垂ペンダントロープ13の張力
を求める。
【0017】図3は当該クレーン1に於ける吊り上げ荷
重とモーメントの関係を示す解説図であり、本体2側の
安定モーメントは前記張力検出器22で検出したマスト
起伏ロープ12の張力に基づいて演算し、ウエイト台車
5側の安定モーメントは前記圧力検出器28,29の検
出値から求めた懸垂ペンダントロープ13の張力に基づ
いて演算する。
【0018】ここで、本体2の負荷をQ1 、ウエイト台
車5の負荷をQ2 、ブーム3の負荷をQ3 、吊り上げ荷
重をWとし、転倒支点Oから夫々の負荷作用点までの距
離をL1,L2,L3,L4 とすれば、転倒支点O回りのモー
メントは次式で表される。
【0019】本体安定モーメントM1 は、 M1 = Q1 ×L1 ……(1式) ウエイト台車安定モーメントM2 は、 M2 = Q2 ×L2 ……(2式) ブームアタッチメント転倒モーメントM3 は、 M3 = Q3 ×L3 ……(3式) 吊り上げ荷重Wによる転倒モーメントM4 は、 M4 = W×L4 ……(4式) 即ち、クレーンが転倒せず安定的な姿勢を維持するに
は、 M1 +M2 > M3 +M4 ……(5式) そして、クレーン1が転倒せず安定的な姿勢を維持でき
るときの本体2側への負荷とウエイト台車5側への負荷
の最適な比率を、負荷比率RL として予め設定してお
く。
【0020】図4は安定モーメントと転倒モーメントと
の負荷分担の一例を示し、転倒限界のときの吊り上げ荷
重を100%とすれば、通常時はこれより小さいx%の
吊り上げ荷重でクレーン作業を行う。尚、xの値は各国
により様々であり、日本では約78%程度に決定される
が、欧米ではこれより小さい値に決定されることが多
い。
【0021】本発明では、本体2側への負荷とウエイト
台車5側への負荷の比率を、前記負荷比率RL に一致す
るように制御する。即ち、吊り上げ荷重が限界性能のx
%であるときに、本体安定モーメントM1(x) とウエイ
ト台車安定モーメントM2(x) との比率を前記設定した
比率RL にし、吊り上げ荷重が変化した場合であって
も、ウエイト台車5の懸垂シリンダ23の伸縮量を自動
制御して懸垂ペンダントロープ13の張力を調整し、本
体2側への負荷及びウエイト台車5側への負荷を増減す
ることにより、安定モーメントM1(x) とM2(x) との
比率は常に設定した負荷比率RL に維持される。
【0022】図5は安定モーメントと転倒モーメントと
の負荷分担の他の一例を示し、吊り上げ荷重が限界性能
の100%に達するまでは本体安定モーメントM1(x)
を一定に保持し、ウエイト台車安定モーメントM2(x)
を優先的に増加させていく。そして、吊り上げ荷重が限
界性能の100%に達すると、ウエイト台車安定モーメ
ントM2 の増加が不可能になるが、更に、本体安定モー
メントM1 を増加させることにより、クレーンの転倒を
防止できる。
【0023】図6は負荷制御装置のブロック図であり、
前記張力検出器22の検出値は負荷演算器30へ入力さ
れ、マスト起伏ロープ12の張力に基づいて本体2側の
負荷を演算する。一方、圧力検出器28,29の検出値
は負荷演算器31へ入力され、圧力検出器28,29の
差から懸垂ペンダントロープ13の張力を求め、懸垂ペ
ンダントロープ13の張力及びウエイト台車5の重量に
基づいてウエイト台車5側の負荷を演算する。
【0024】夫々の負荷演算器30,31にて演算され
た負荷データは負荷分担管理装置32に送られる。ま
た、全体負荷演算装置33では、前述したように、最適
な負荷比率RL を予め設定しておく。
【0025】そして、前記負荷分担管理装置32では、
負荷演算器30,31から送られる負荷データにより、
本体2側の負荷とウエイト台車5側の負荷の現状の比率
を求めるとともに、表示装置34へ信号を送り、該表示
装置34にて本体2側とウエイト台車5側の夫々の現在
の負荷状態を表示する。
【0026】而して、前記負荷分担管理装置32では、
本体2側の負荷とウエイト台車5側の負荷の現状の比率
が、予め設定された前記負荷比率RL に一致するように
管理する。即ち、懸垂シリンダ23を駆動して懸垂ペン
ダントロープ13の張力を増減することにより、本体2
側の負荷とウエイト台車5側の負荷の比率を調整する。
【0027】このため、懸垂シリンダの圧力調整演算器
35へ信号を送り、該圧力調整演算器35では、懸垂シ
リンダ23の圧力をどれだけ増減させたら、本体2側の
負荷とウエイト台車5側の負荷の比率が前記負荷比率R
L に一致するかを演算する。この演算結果に基づいて、
シリンダ制御装置36にて懸垂シリンダ23の圧力を自
動制御する。
【0028】即ち、シリンダ制御装置36から油圧制御
バルブ27へ信号を出力し、油圧ポンプ24の作動油を
懸垂シリンダ23へ供給する。従って、懸垂シリンダ2
3が伸縮して、懸垂ペンダントロープ13の張力が増減
する。懸垂シリンダ23の圧力の変化は、直ちに前記圧
力検出器28,29にて検出され、負荷演算器31を介
してウエイト台車5側の負荷が負荷分担管理装置32へ
入力される。負荷分担管理装置32では、本体2側の負
荷とウエイト台車5側の負荷の新たな比率を求め、設定
された前記負荷比率RL に一致するようにフィードバッ
ク制御する。
【0029】ここで、図7に示すように、前記表示装置
34にはマスト起伏ロープの張力表示カウンタ45と、
懸垂ペンダントロープの張力表示カウンタ46が設けら
れており、夫々の張力限界を100%としたときの現在
の張力をパーセント表示するか、或いは、現在の張力を
そのままトン単位で表示する。また、マスト起伏ロープ
の張力が限界に達したときは警告表示灯47が点灯し、
懸垂ペンダントロープの張力が限界に達したときは警告
表示灯48が点灯して、オペレータに危険状態であるこ
とを告知する。
【0030】更に、この表示装置34には前記ウエイト
台車5のホイストアップダウンを手動操作するモーメン
タリ形の照光スイッチ49,50が設けられている。一
方の照光スイッチ49をオンしたときは、該照光スイッ
チ49が点灯するとともに、前記懸垂シリンダ23が収
縮してウエイト台車5が浮上する。また、他方の照光ス
イッチ50をオンしたときは、該照光スイッチ50が点
灯するとともに、懸垂シリンダ23が伸長してウエイト
台車5が沈下する。尚、懸垂シリンダ23が自動制御で
駆動されている場合は、収縮駆動中であれば照光スイッ
チ49が点滅し、伸長駆動中であれば照光スイッチ50
が点滅する。
【0031】このように、ウエイト台車5側の懸垂シリ
ンダ23の圧力を制御するため、ブームアタッチメント
の変位が少なく吊り荷の揺れを最小に抑えることがで
き、円滑なクレーン作業を行える。
【0032】尚、自動制御を行わない場合は、スイッチ
等により手動操作に切り替える。そして、前記表示装置
34の張力表示カウンタ45,46によりマスト起伏ロ
ープ12と懸垂ペンダントロープ13の張力を確認しな
がら、手動操作で懸垂シリンダ23を駆動してウエイト
台車5をホイストアップダウンすれば、本体2側とウエ
イト台車5側との負荷比率をオペレータの所望する比率
に調整することができる。
【0033】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では本体側
の負荷を起伏ロープの張力に基づいて演算し、ウエイト
台車側の負荷を懸垂シリンダの圧力検出器から求めた懸
垂ペンダントロープの張力に基づいて演算する。そし
て、夫々の負荷の比率が予め設定された負荷比率に一致
するように、懸垂シリンダの圧力を制御して懸垂ペンダ
ントロープの張力を自動調整するので、オペーレータの
熟練度が要求されることなく、作業性並びに操作性が著
しく向上する。
【0035】そして、吊り上げ荷重の変化に対して、本
体側への負荷とウエイト台車側への負荷のバランスを考
慮しながら懸垂シリンダを駆動するので、ブームアタッ
チメントの変位が少なく、ウエイト台車が急に浮上した
り、吊り荷の揺れなどが発生することはなく、クレーン
の安定性を確保することができる。
【0036】また、表示装置により本体側への負荷とウ
エイト台車側への負荷を確認できるため、オペーレータ
が制御状態を明確に把握して操作できるなど、正に諸種
の効果ある発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、クレーンの側面
図。
【図2】懸垂シリンダの回路図。
【図3】吊り上げ荷重とモーメントの関係を示す解説
図。
【図4】安定モーメントと転倒モーメントとの負荷分担
の一例を示す解説図。
【図5】安定モーメントと転倒モーメントとの負荷分担
の他の一例を示す解説図。
【図6】負荷制御装置のブロック図。
【図7】表示装置の正面図。
【図8】従来のクレーンの側面図。
【図9】従来のマストブームの先端に設けられたバラン
スアームの拡大図。
【符号の説明】
1 クレーン 2 本体 3 ブーム 4 マストブーム 5 ウエイト台車 8 ウインチユニット 12 マスト起伏ロープ 13 懸垂ペンダントロープ 22 張力検出器 23 懸垂シリンダ 27 油圧制御バルブ 28,29 圧力検出器 30,31 負荷演算器 32 負荷分担管理装置 33 全体負荷演算装置 34 表示装置 35 圧力調整演算器 36 シリンダ制御装置 45,46 張力表示カウンタ 47,48 警告表示灯 49,50 照光スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前部にブームを装着し、該ブーム
    の後方にマストブームを装着するとともに、マストブー
    ムの先端から本体のウインチへ起伏ロープを巻装し、更
    に、該本体の後部にウエイト台車を牽引し、前記マスト
    ブームの先端とウエイト台車との間を懸垂ペンダントロ
    ープで連結したクレーンに於いて、前記起伏ロープに張
    力検出器を設け、懸垂ペンダントロープの下端とウエイ
    ト台車との間に懸垂シリンダを介装するとともに懸垂シ
    リンダに圧力検出器を設け、前記張力検出器及び圧力検
    出器の検出値から本体側の負荷及びウエイト台車側の負
    荷を演算可能に形成し、夫々の負荷の比率が予め設定さ
    れた負荷比率に一致するように、前記懸垂シリンダを駆
    動して懸垂ペンダントロープの張力を自動調整し、更
    に、前記本体側の負荷及びウエイト台車側の負荷を確認
    できる表示装置を設けたことを特徴とするクレーンの負
    荷制御装置。
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