JPH09328162A - 薄板輸送用コンテナ - Google Patents
薄板輸送用コンテナInfo
- Publication number
- JPH09328162A JPH09328162A JP8168684A JP16868496A JPH09328162A JP H09328162 A JPH09328162 A JP H09328162A JP 8168684 A JP8168684 A JP 8168684A JP 16868496 A JP16868496 A JP 16868496A JP H09328162 A JPH09328162 A JP H09328162A
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- JP
- Japan
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- container
- side plate
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- movable side
- plate
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- Pending
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
することができ、1梱包当たり従来に比して多数の薄板
を収容することができ、高い保管効率と輸送効率を実現
することができ、しかも、通い箱として反復使用が可能
な薄板用梱包手段を提供すること。 【課題解決手段】 下面に緩衝部材を伴う上蓋と、パレ
ット上に固定され底板を伴う底枠と、左右及び後方の固
定側板と、前面の可動側板とを備えるコンテナであっ
て、前記可動側板は分割線により上下に分割され、該可
動側板の上半部をコンテナ外方に反転させることがで
き、前記コンテナの内部に、前記左右の固定側板の内側
に固定され、互いに対向する多数の縦溝の対を備える溝
部材と、前記底板上に固定され、前記縦溝対に差し込ま
れた被収容物の下端部を支持する支持部材とを有する。
Description
を個々に分離して縦位置に保持しつつ収容し輸送するた
めの薄板輸送用コンテナに関する。
板状物品を、その機能を損なうことなく経済的に輸送し
たいという要求が存在する。そのような薄板状物品の例
としては、ある種のガラス板、鏡面仕上のアルミニウム
薄板、あるいは、近時開発されつつある壁掛けテレビ用
大型液晶板、その他を挙げることができる。これらの物
品はこれまで、数枚ないし10枚程度を重ね、紙又はシ
ートによる1次包装を施してダンボール箱等に詰め、パ
レットに載せて出荷されていた。
加工がなされたもの、割れ易いもの等が多く、擦り傷や
曲がりが致命的損傷となる場合が多い。従って、上記の
ような梱包形態では1梱包中の物品枚数を多くすること
ができず、高々10枚程度に留められているが、それで
も輸送途上での擦り傷や曲がりによる不良品の発生を防
止することが困難であった。
ール箱を載せたパレットを多段に積み重ねることができ
ないため、平面的に並べるほかなく、従って倉庫等にお
いて大きい保管スペースを要すると共に、輸送効率を高
めることもできなかった。
点を解決するために、被収容物たる薄板の輸送途上での
損傷を防止することができ、1梱包当たり従来に比して
多数の薄板を収容することができ、高い保管効率と輸送
効率を実現することができ、しかも、通い箱として反復
使用が可能な薄板用梱包手段を提供することを目的とす
る。
解決するには、被収容物たる薄板の表面が相互に接触し
ないように個々に分離し、かつ縦位置に保持しつつ輸送
すればよいとのアイデア、及びその実現形態についての
着想を得、本発明を完成するに至った。
と、左右及び後方の固定側板と、前面の可動側板とを備
えるコンテナであって、前記可動側板は分割線により上
下に分割され、該可動側板の上半部をコンテナ外方に反
転させることができ、前記コンテナの内部に、前記左右
の固定側板の内側に固定され、互いに対向する多数の縦
溝の対を備える溝部材と、前記底板上に固定され、前記
縦溝対に差し込まれた被収容物の下端部を支持する支持
部材とを有することを特徴とする薄板輸送用コンテナ、
が提供される。
定側板及び1面の可動側板が、底板を伴う底枠の四囲に
立設されてなり、その内部に多数の縦溝対を有する溝部
材と被収容物を下から支える支持部材とを備える。コン
テナはパレット上に固定され、かつ上蓋で覆われる。可
動側板は上下に2つ折れになり、その上半部をコンテナ
の外方へ倒して反転させることができる。コンテナは主
として軽合金複合材から構成され、溝部材及び支持部材
は主としてプラスチック発泡体からなる。複合材として
は例えばアルミニウム合金とステンレス鋼との複合材
が、またプラスチックとしてはポリスチレンその他が好
適に用いられる。
は、本発明外の吸盤付ロボットハンドを用いて行われ
る。すなわち、このロボットハンドはコンテナ外にある
薄板を1枚づつ吸盤で吸着して持ち上げ、コンテナ上方
まで搬送し、所定位置で薄板を垂直に姿勢転換して降下
させ、コンテナ中の縦溝対に差し込み、吸盤から薄板を
解放する動作を繰り返し行う。
奥から手前に向かって、逐次薄板を縦溝対に差し込むよ
うに動作するから、薄板の装入位置がコンテナ前面の可
動側板に近づくと、ロボットハンドと可動側板が干渉す
る危険がある。この危険を回避するため、予め可動側板
の上半部をコンテナの外側に倒して反転させておくこと
により、ロボットハンドの安全可動域が確保される。な
お、このロボットハンドには、可動側板の上半部を外側
に倒す動作、倒した可動側板の上半部を元の位置に復し
てロックする動作、及び上蓋をコンテナ本体にかぶせて
ロックする動作等を行わせることができる。
ナ中では、被収容物たる薄板は、溝部材の縦溝対により
表面が互いに接触しないように個々に分離されて縦位置
に保持され、さらに支持部材により上下方向の衝撃から
も保護される。
下の(2)〜(6)を挙げることができる。 (2)前記支持部材が、プラスチック製発泡体とゴム製
制振材との組み合わせからなる上記(1)記載の薄板輸
送用コンテナ。
溝対に差し込まれた薄板の下端部に直接接する部分がプ
ラスチック製発泡体から構成され、プラスチック製発泡
体と底板の間にゴム製制振材が挿入される。この支持部
材はプラスチック製発泡体による緩衝保護作用と、ゴム
製制振材による振動減衰作用とを併せ有する。
を左右の固定側板に固定するためのラッチ錠を備える、
上記(1)記載の薄板輸送用コンテナ。
際は、実施形態(3)に記載のラッチ錠を解錠し、元に
復する場合は該ラッチ錠を施錠して可動側板の上半部を
左右の側板に固定する。なお、このラッチ錠の開閉を上
記ロボットハンドに行わせることができる。
状の部分と、断面が逆U字形をなし前記角皿状部分を取
り巻く枠とからなり、コンテナに蓋をする際に、図5に
例示する如く、前記角皿状の側壁の外側がコンテナの上
部開口に嵌合し、前記枠が前記各側板の上端面に嵌合し
て係止される上記(1)記載の薄板輸送用コンテナ。
い角皿状のくぼみを設けると、その四隅に下記実施形態
(5)のラッチ錠を配置するのに好都合である。
前記側壁を貫通して該上蓋をコンテナの上部開口に結合
するためのラッチ錠を備える、上記(4)記載の薄板輸
送用コンテナ。
上面で、しかも上蓋の輪郭内に配置されるので、開閉操
作がやり易くまた上蓋の取扱いの邪魔にならない。該ラ
ッチ錠の開閉も前記ロボットハンドに行わせることがで
きる。
向けて立設された所定長さのコイルスプリングと、該コ
イルスプリングの先端に支持された四角形の平板からな
る緩衝部材を備える、上記(1)記載の薄板輸送用コン
テナ。
テナ中の被収容物の上端と上蓋下面との間の空間を埋め
て、輸送中の振動等による被収容物の跳び上がりを防止
すると共に、外力によりコンテナに歪みが生じた際、そ
の歪みが被収容物に及ぶことを防止する。なお、上蓋の
重量を減じて取扱いを容易にするため、この緩衝部材を
上蓋とは別体として設けてもよい。
好適な一実施例について、添付図面を参照しつつ説明す
る。図1は本実施例の薄板輸送用コンテナ(参照符号1
00)を示す分解斜視図である。
ンテナ100の後面及び左右の固定側板、3は前面の可
動側板、4は底枠、5はパレット、11は上蓋1の下面
に設けた緩衝部材、12は上蓋1の上面に設けたラッチ
錠、21は左右の固定側板2に固定され対向する多数の
縦溝の対を有する溝部材、22は溝部材21中の縦溝
対、31は可動側板3を上下に分割する分割線、32は
可動側板3の上半部、33は分割線31上に設けたヒン
ジ、34は可動側板3の上半部32の左右上部に設けた
ラッチ錠、41は底枠4の中に平らに固定される底板、
42は底板41上に前後方向に設けられ被収容物の下端
を支持する支持部材を示す。なお、6はロボットハン
ド、7は被収容物たる薄板(ただし、いずれも本発明
外)である。
に固定され底板41を伴う底枠4、並びに3枚の固定側
板2及び可動側板3を備えた縦、横、高さとも約1mの
箱状をなし、その内部に多数の縦溝対22を有する溝部
材21と支持部材42を有する。固定側板2は底枠4及
び相互に例えばボルト止めされる。コンテナ100の本
体は主としてアルミニウム/ステンレス鋼複合材から構
成され、溝部材21は例えば発泡ポリスチレン、支持部
材42は例えば発泡ポリスチレンと制振ゴム421との
組合せからなる。パレット5は樹脂製であるが、木製又
は金属製でもよい。
3は水平な分割線31を境として上下に分割され、分割
線31上にヒンジ33が設けられ、ヒンジ33を介して
可動側板3の上半部32をコンテナ100の外側に倒し
て反転させることができる。上半部32の左右上部には
ラッチ錠34が設けられ、上半部32が元の垂直位置に
復したとき、このラッチ錠34を施錠して上半部32を
左右の固定側板2に固定する。なお、可動側板3の下半
部は、底枠4及び左右の固定側板2に固定される。
の上半部32を反転させた状態を示す説明図、図2
(B)はラッチ錠34を示す斜視図である。図3はコン
テナ100中の溝部材21を示す平面図、図4は溝部材
21及び支持部材42を示す側断面図、また、図5は上
蓋1、上蓋1の下面に設けたスプリングと平板とからな
る緩衝部材11、及び上蓋1の上面に設けたラッチ錠1
2を示す側断面図である。
ハンド6が示されており、ロボットハンド6と可動側板
3の関係が理解できる。図2(B)に示すラッチ錠34
は、ロボットハンド6による操作の便宜のため、大型の
操作リングを備える。図3に示された溝部材21は、楔
状の隔壁により離間された約50対の縦溝対22を有す
る。図4には発泡ポリスチレンと制振ゴム421の組合
せからなる支持部材42が示されている。また、図5に
は、ラッチ錠12のピンの先端が上蓋1の側壁を貫通し
て固定側板2に達し、上蓋1を固定側板2に結合する様
子が示されている。
の薄板7の装入は、本発明外の吸盤付ロボットハンド6
を用いて行われる。すなわち、このロボットハンド6は
コンテナ100外にある薄板7を1枚づつ吸盤で吸着し
て持ち上げ、コンテナ100上方まで搬送し、所定位置
で薄板7を垂直に姿勢転換して降下させ、コンテナ10
0中の縦溝対22に差し込み、吸盤から薄板7を解放す
る。
ら手前に向かって、逐次薄板7を縦溝対22に差し込む
ように動作するから、薄板7の装入位置がコンテナ前面
の可動側板3に近づくとロボットハンド6と可動側板3
が干渉する危険がある。この危険を回避するため、予め
可動側板3の上半部32をコンテナ100の外側に倒し
て反転させておくことにより、ロボットハンド6の安全
可動域が確保される。なお、このロボットハンド6に
は、可動側板3の上半部32を外側に倒す動作、倒した
可動側板3の上半部32を元の位置に復してロックする
動作等を行わせることができる。
用コンテナによれば、薄板収容時に各薄板の表面が互い
に接触しないように個々に分離されて縦位置に保持され
るから、輸送中に表面に擦り傷等の損傷を生じることが
なく、また重力によるたわみを生じることもない。さら
に、上蓋下面に設けた緩衝部材及び底板上に設けた支持
部材により、各薄板は上下方向の衝撃やコンテナ自体の
歪みからも保護される。
板を収容することができ、しかも軽合金複合材製で大な
る強度を有するから多段積みが可能であり、高い保管効
率と輸送効率を実現することができる。また、通い箱と
して反復使用が可能であるから、他の梱包材料及びその
廃棄物の処理が不要化される。
用を予定して設計されているので、コンテナへの薄板装
入作業を容易に無人化することができる。
す分解斜視図である。
せた状態及び可動側板のラッチ錠を示す説明図である。
る。
面図である。
部材、及び上蓋の上面に設けたラッチ錠を示す部分側断
面図である。
ラッチ錠 2…固定側板 21…溝部材 22…縦溝対 3…可動側板 31…分割線 32…可動側
板の上半部 33…ヒンジ 34…可動側板のラッチ錠 4…底枠 41…底板 42…支持部
材 421…支持部材中の制振材 5…パレット 6…ロボットハンド 7…薄板
Claims (1)
- 【請求項1】上蓋と、パレット上に固定され底板を伴う
底枠と、左右及び後方の固定側板と、前面の可動側板と
を備えるコンテナであって、 前記可動側板は分割線により上下に分割され、該可動側
板の上半部をコンテナ外方に反転させることができ、 前記コンテナの内部に、前記左右の固定側板の内側に固
定され、互いに対向する多数の縦溝の対を備える溝部材
と、前記底板上に固定され、前記縦溝対に差し込まれた
被収容物の下端部を支持する支持部材とを有することを
特徴とする薄板輸送用コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8168684A JPH09328162A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 薄板輸送用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8168684A JPH09328162A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 薄板輸送用コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09328162A true JPH09328162A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15872564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8168684A Pending JPH09328162A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 薄板輸送用コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09328162A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102328799A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-01-25 | 无锡杰思物流设备有限公司 | 折叠式物流台车 |
CN109372347A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-02-22 | 宁波市镇海捷登应用技术研究所 | 一种箱子的机关锁 |
CN109412505A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-01 | 浙江宝利特新能源股份有限公司 | 一种集装箱式光伏组件结构 |
JP2020083372A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 日本ゼオン株式会社 | 組み立て式コンテナ |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP8168684A patent/JPH09328162A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102328799A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-01-25 | 无锡杰思物流设备有限公司 | 折叠式物流台车 |
JP2020083372A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 日本ゼオン株式会社 | 組み立て式コンテナ |
CN109412505A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-01 | 浙江宝利特新能源股份有限公司 | 一种集装箱式光伏组件结构 |
CN109372347A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-02-22 | 宁波市镇海捷登应用技术研究所 | 一种箱子的机关锁 |
CN109372347B (zh) * | 2018-12-18 | 2020-08-18 | 宁波市镇海捷登应用技术研究所 | 一种箱子的机关锁 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050323 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050527 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050727 |