JPH09327301A - 応力伝達用補強部材を有するスポーツ靴 - Google Patents

応力伝達用補強部材を有するスポーツ靴

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JPH09327301A
JPH09327301A JP9047710A JP4771097A JPH09327301A JP H09327301 A JPH09327301 A JP H09327301A JP 9047710 A JP9047710 A JP 9047710A JP 4771097 A JP4771097 A JP 4771097A JP H09327301 A JPH09327301 A JP H09327301A
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JP
Japan
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shoe
shell
reinforcing member
stop area
reinforcing
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JP9047710A
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Laurent Bonaventure
ボナヴァンチュール ローラン
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Salomon SAS
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Publication date
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  • Materials Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 軸4を中心として互いにヒンジ連結さ
れた胴部1とシェル低部1とを有し、該シェル低部1の
壁部に少なくとも1の補強部材を含む、スポーツ靴を提
供する。このスポーツ靴の補強部材5は引っ込み可能な
支承部材12と共働できる衝止区域10を有し、該衝止
区域は胴部上の所定位置に固定され、その初期位置ある
いは或る程度の撓曲の後、ヒンジ連結軸4を中心として
該胴部が枢動するのを阻止し、それによって胴部からシ
ェル低部への応力を伝達可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、シェル低部がその壁部の少なく
とも1の補強要素で補強され、かつヒンジ連結軸を中心
として互いにヒンジ連結される、靴胴部とシェル低部を
有するスポーツシューズに関し、補強されたシェル低部
に対するそのヒンジ連結軸における靴胴部の枢動の制
限、ならびに該靴胴部が枢動を制限されているとき、シ
ェル低部への該靴胴部の応力の伝達に関する。
【0002】デンマーク国特許第1921907号、ス
イス国特許第507673号およびスイス国特許第45
6393号各明細書に記載のスキー靴のような既知のス
ポーツシューズは、シェル低部の壁部を保護し、その内
のあるものでは壁部の所定箇所の剛性をさらに付与する
ためにシェル低部の壁部内に挿入される補強要素を含
む。該スキー靴では、補強要素は、靴胴部に掛かる応力
(すなわち、支承圧力)の伝達およびシェル低部に対す
る靴胴部の枢動の可能性に影響が全然ない。
【0003】フランス国特許第2063555号、欧州
特許第630591号、および欧州特許第645101
号に記載の既知の別のスポーツシューズは、靴胴部とシ
ェル低部が靴胴部のした縁部とシェル低部のカラーを介
して少なくとも部分的に重なり合う、装着者の踝の関節
にあたる区域でヒンジ連結軸を中心として連結・ヒンジ
連結してある、靴底を備えるシェル低部と靴胴部を有す
る。補強要素がシェル低部と靴胴部の壁部内に挿入さ
れ、靴の該部分を硬化させる以外に、シェル低部と靴胴
部のヒンジ連結軸を介して靴胴部の応力(すなわち、支
承圧力)をシェル低部へ向けて伝達する。事実、シェル
低部と靴胴部に配設されるこれら補強要素は、ヒンジ連
結軸だけで互いに接続−連結される。この事実により、
装着者が靴胴部の横断方向または垂直方向に靴胴部に対
して加える応力(すなわち、支承圧力)は、靴の壁部で
力を失うことなく、靴底の方向に相対的に伝達される。
該補強要素は、装着者からの衝撃と支承用の伝達区域箇
所に硬質部分を配置し、嵌合区域箇所に柔軟な部分を配
設することにより、靴の柔軟性−剛性の最適折衷状態に
達することを可能にする。しかしながら、ヒンジ連結軸
を中心としてシェル低部に対する靴胴部の偶発的な枢動
を制限するには無効であり、したがって前方または後方
に向かう靴胴部の枢動方向に向けられる応力を伝達する
には同じく無効である。
【0004】本発明は、前記の型の靴において、ヒンジ
連結軸を中心とする靴胴部の枢動を制限するため、およ
び該補強要素に与えてある形態と輪郭ならびに該靴胴部
のヒンジ連結軸に対するシェル低部の側面上のその位置
およびその止め具区域上のその位置で限定される好まし
い方向で、とりわけシェル低部上のその枢動方向に加わ
る応力を伝達するために、シェル低部および/または靴
胴部の壁部の少なくとも1の補強要素を利用することを
目的とする。
【0005】本発明の別の目的は、局限すぎる地点にお
いて、シェル低部および/または靴胴部の壁部の構成材
料または要素の機械的抵抗力を越えた場合の圧力と応力
を低下させるために、靴胴部から来る応力を補強要素の
比較的大きい面積と周囲に分散させることを目的とす
る。
【0006】この目的を達成するために、本発明による
スポーツシューズは、靴胴部の下縁部とシェル低部のカ
ラーを介して少なくとも部分的な重なり合いで互いに連
結する、保持者の踝に対応する区域、例えば踝または踝
の高さにおいて、ヒンジ連結軸を中心として互いに連結
・ヒンジ連結される、靴底を具えるシェル低部と靴胴部
を有し、シェル低部のカラーから靴底の方向に伸びる、
シェル低部の壁部内に挿入してある少なくとも1の補強
要素を含み、該スポーツシューズは、シェル低部の補強
要素が靴胴部の下縁部の下に位置する止め具区域を有
し、該靴胴部が該止め具区域に対応して、引っ込み可能
な支承要素を具え、靴胴部上に固定した位置にある該支
承要素がヒンジ連結軸を中心とする枢動運動で靴胴部を
封鎖するために、流線形端部で該止め具区域と共働する
引っ込み可能な支承要素を備えることを特徴とする。
【0007】このように設計してある本発明による靴
は、一方では、強化すべき区域と柔軟性を保ち続けさせ
るべき区域をとりわけ最適にすることを可能にする、例
えば欧州特許第645101号に記載の「複数材料」ま
たは「複数構成要素」から成る壁部の構造で得られ、他
方では、引っ込み可能な支承要素の使用または不使用に
よる或る程度の剛性または柔軟性を備えることができ
る。
【0008】他方では、引っ込み可能な支承要素が補強
要素上に位置する止め具区域と直接共働するので、その
接触点に加わる、非常に強いことがあり得る応力は、シ
ェル低部の壁部内に挿入される該補強要素の全面と周囲
に伝達、分散され、したがって、大抵の場合プラスチッ
クをベースとする該壁部の構成要素または構成材料の機
械的抵抗力を超過しないベールに戻されることが可能で
ある。
【0009】なお、靴胴部からシェル低部に伝達される
応力は、枢動の限界にあるとき、または封鎖してあると
き、補強要素に与えてある形態と輪郭により好ましい方
向に容易に逸らせおよび/または方向付けることができ
る。また、シェル低部の壁部上の補強要素に与えた位置
および靴胴部のヒンジ連結軸に対する止め具区域の位置
により、靴胴部から伝達される応力は、選定した恒常的
方向に方向付けることも可能である。
【0010】本発明の好ましい実施態様によれば、靴胴
部の壁部において引っ込み可能な支承要素が位置する箇
所に、少なくとも1の補強要素が挿入される。そうする
ことにより、靴胴部とシェル低部との間に介入する応力
および/または圧力は、補強要素から補強要素へと引き
受けられる。いわば補強要素のカップリングが実現す
る、すなわち両補強要素を一緒に機能させることにな
る。
【0011】本発明は、いずれにしても、本発明のスポ
ーツシューズの複数の実施態様を例として示す添付概略
図を参照して、以下の説明を読むことにより、より良く
理解されるだろう。
【0012】図1と図2は、この例では、保持者の踝に
対応する区域内で、ヒンジ連結軸4によりシェル低部1
上に枢動可能状態に取り付けてあることが好ましい靴胴
部3ならびに靴底2を備えるシェル低部1を有する、例
えばスキー靴のようなスポーツシューズを示す。靴胴部
3とシェル低部1は、該シェル低部1のカラー7を被覆
しに来る、該靴胴部3の下縁部6を介して相互嵌合で連
結する。細長形の補強要素5は、シェル低部1の下側面
9側でシェル低部1の壁部内に挿入してあり、カラー7
から、関連するヒンジ連結軸4を経て、シェル低部1の
端部11に向かって伸びている。該補強要素5は、スキ
ー靴の特定箇所で望まれる柔軟性と剛性を最適にするこ
とを可能にする。例えば、シェル低部1の上面8は、装
着者の足甲部にぴったり合うことができるように柔軟性
を保ち続けなければならないのに対して、内壁部9は、
最大限の強さで、靴胴部3に加わる少なくともスキーヤ
ーの脚部の側方支承圧力をスキー板に伝達するために比
較的硬質でなければならない。
【0013】図3と図4にもっと詳細に示してある本発
明の一特徴によれば、補強要素5は、靴胴部3の下縁部
6の下に位置する止め具区域10を有し、該靴胴部3
は、それに対応して、引っ込み可能な支承要素12を具
える。
【0014】靴胴部3の定位置に固定的に取り付け当て
ある該支承要素12は、シェル低部1の補記用壁部にほ
ぼ垂直な回転ボタン13からなり、端部が肩部15で流
線型である円筒形部分14を含む。
【0015】この構造方式では、補強要素5の止め具区
域10は、前方に向かう靴胴部3の枢動に逆らう方向に
方向付けてあり、シェル低部1、例えばその下側面9の
外方に、該補強要素5のほぼ厚さ相当分で補強壁部に突
出する。
【0016】もちろん、図5に示すように、補強要素
5’は、シェル低部1の厚みの中に含まれることが可能
である。その場合には格納部18が止め具10と向かい
合わせに該壁部内に配設され、少なくとも止め具区域1
0との共働状態から止め具10に対するその引っ込み状
態に移行するために内側で回転できなければならない、
支承要素12の流線型端部15を自由に受け入れるため
の寸法を有する。
【0017】靴胴部3の壁部は、該止め具区域10およ
び支承要素12の肩部からなる流線型端部15が止め具
区域10と向かい合わせに格納される凹部23’を形作
るキャップ状パネル部23付きで製作される。
【0018】図1と図3に見える第一の状態では、スキ
ー靴の靴胴部3がその当初の状態にあるとき、すなわち
その縁部6がシェル低部1に対応して製作してある後止
め具16に支承されているとき、支承要素12は、その
肩部15が補強要素5の止め具区域10と既に接触して
いるように回転させてある。
【0019】この状態では、靴胴部3は、シェル低部の
後止め具16および補強要素5の止め具区域10によ
り、そのヒンジ連結軸4上での前方または後方枢動を阻
止される。この封鎖の結果、靴は、できるだけ短期間お
よび応力を消失することなく、すなわち最小限の減衰
で、靴胴部3に加わるスキーヤーからの衝撃の伝達を確
実にする必要のある競技スキー実施のために望まれる撓
曲におけるある程度の剛性を獲得する。
【0020】図2と図4に見える第二の状態では、支承
要素12は、第一の状態に対して180゜回転してお
り、それによりその肩部15は、参照番号20で示され
る変位置で止め具区域10から隔てられる(図4)。し
たがって、支承要素12は止め具区域10から引っ込め
られており、図2に矢印17で示すように、その肩部1
5を再び接触させるように靴の胴部3が前方撓曲で十分
に枢動するという条件を満たさない限り、止め具区域1
0と共働できない。したがって、靴胴部3の初期状態に
おける止め具区域10に対する肩部15の離脱は、再び
封鎖または枢動限界に至る前に、肩部15の変位置相当
分で、靴胴部3とシェル低部1の重なり合う部分の弾性
変形によるある程度の緩衝を享受することができる。封
鎖前の前方に向かうこの撓曲の柔軟性は、迅速さと機敏
さおよび力強さよりも快適な緩衝性がより問題になる寛
いだレジャースキー実施のために一般に追求されてい
る。
【0021】このように靴に組み込まれた補強要素5
は、「複数材料」または「複数構成要素」型壁部の構造
を基にして該靴を考案することを可能にし、予定される
スポーツの実施に応じて該靴の撓曲の運動を修正するこ
とを可能にする。補強要素5はまた、シェル低部1の壁
部および/または側面におけるその広がりを考慮に入れ
ると、肩部15と止め具区域10との間の接触点におい
て、該壁部内に挿入してあるその全面と周囲に加わる応
力を分散させることを可能にする。したがって補強要素
5を適当な寸法にすることにより、該応力は、壁部を構
成する材料または構成要素の機械的抵抗力を超過しない
レベルに戻されることが可能である。
【0022】補強要素5は、既知の方法、例えば、接
着、追加成形、鋲接合などでシェル低部1の壁部内に挿
入できるのはもちろんである。
【0023】他方では、補強要素5は、それに掛かる応
力が好ましい方向に一層方向付けられるように有利に利
用されることが可能である。そのために、補強要素5の
形態と輪郭、シェル低部1の側面におけるその位置およ
びヒンジ連結軸4と支承要素12に対するその止め具区
域10の位置は、支承要素12を使って靴胴部3から伝
達される応力がシェル低部1上で一定の特定方向に向け
られるように当初から調整されることが可能である。
【0024】例えば、図1から図4間での例では、補強
要素5は、同様に該補強要素5に保持されるヒンジ連結
軸4のかなり先までシェル低部1の前部11に向かって
伸びる細長形状を有するのに対して、その止め具区域1
0は、該連結軸4にほぼ垂直に位置する。この配置構成
により、前方へ向かう撓曲を引き起こす、靴胴部3に掛
かる応力は、支承要素12が補強要素5の止め具区域1
0、すなわち靴胴部3のヒンジ連結軸4よりも高いレベ
ルにおいて接触すると直ちに支承要素12に受け入れら
れて該補強要素5に伝達され、該補強要素5は、その全
面と周囲、とりわけシェル低部1の前部11まで該応力
を拡散させる。この事実により、補強要素5は、靴胴部
3とシェル低部1間の応力の直接伝送装置に相当する。
【0025】補強要素5、5’が様々な形態に製作され
ることが可能であり、記載された箇所以外の箇所に位置
付けられることが可能であるのは当然である。例えば、
図6に示す例では、補強要素25は、1の枝部26がシ
ェル低部1の踵区域29に垂直に伸びるのに対して、他
の枝部27が該シェル低部1の前部11に向かって伸び
る逆U字形をしており、この逆U字の中央部28の方
は、シェル低部1上の靴胴部3のヒンジ連結軸4の上方
で迂回し、支承要素12が共働するようになっているシ
ェル低部の壁部の厚みの中に包含されるか、浮き出てい
る止め具区域10を具える。
【0026】図7では、補強要素25は細長形であり、
ほぼ踝区域のレベルにおいてシェル低部41のカラー3
7からスキー靴の前部11までスキー靴の側面上で斜め
に伸びる。
【0027】前例と同じく、カラー37は、靴胴部33
の下縁部3で少なくとも部分的に被覆される。それに対
して、スキー靴のこの構造態様において、靴胴部33
は、シェル低部41の踵区域29に配設される軸44に
ヒンジ連結されるのに対して、支承手段12は踝に対応
する区域に位置する。この配置構成により、補強要素3
5は、その細長部が靴胴部33の前部へ向かう枢動方向
に対抗するように方向付けられる。その結果、この方向
で靴胴部33に掛かる応力は、シェル低部41の前部1
1と靴底42へ向けて補強要素35のほぼ長手方向に伝
達される。前例と同じく、止め具区域10は、シェル低
部の壁部の厚みの中に包含されること、または突出状に
予定することのいずれでも良い。
【0028】図1から図7までを参照して記載した構造
例は、靴の前方へ向かう撓曲による靴胴部3、33の枢
動の時にのみ支承要素12の流線型端部15と共働し
て、補強要素5、5’の止め具区域10の位置付けを行
う。
【0029】しかしながら、止め具区域10と流線型端
部15のこの共働は、後続の図8と図9に示すように、
後方撓曲によるスキー靴の靴胴部の枢動時に実現するこ
とが可能である。この場合、図示のスキー靴は、前記と
同じく、靴底52を具えたシェル低部51およびヒンジ
連結軸4でシェル低部51に連結してある靴胴部53を
含む。靴胴部53とシェル低部51は、シェル低部51
のカラー57上に来る靴胴部の下縁部56で部分的な被
覆状態で合わさる。この例では、補強要素55はほぼ逆
Y字形であり、図1と図2のスキー靴と同じく、靴胴部
53のヒンジ連結軸4の支承部になっており、突出状ま
たは壁部の厚みの中に組み込んであるその止め具区域1
0は、後方に向かう靴胴部53の枢動に逆らうように方
向付けてある。したがって止め具区域10と向かい合わ
せに位置する支承要素12は、靴胴部53が後方へ向け
て枢動する傾向にあるとき、該止め具区域10と共働で
きる。したがって肩部15が止め具区域10との接触で
直接活動状態に置かれているか、回転ボタン13の18
0゜回転で引っ込めてあるかに応じて、靴胴部53は、
後方へ向かう枢動を阻止されるか、あるいは阻止前の緩
衝により或る程度自由に回転できる。実際、シェル低部
のカラー57と靴胴部53の下縁部56との重なり合い
により、肩部15と止め具区域10が接触するまで枢動
できるために克服すべき、互いに羽重ねされる部分の摩
擦および弾性変形が生じる。
【0030】図9の靴の構造によれば、補強要素65が
靴胴部53の壁部に挿入してあり、支承要素12の支承
部になる。したがって靴胴部53とシェル低部51間に
介入する応力および/または圧力は、補強要素65から
補強要素55に受け入れられ、したがって両補強要素
は、靴胴部53の撓曲時にその機能において連結され
る。
【0031】本発明が補強要素5、5’、25、35、
55をシェル低部1、11、51の1の側面だけに使用
されることに限定されないのは当然である。実際、靴の
1の側面に照らして記載した諸構造は、靴に付与したと
い望む特徴に応じて、対称的または非対称的に他側面に
製作できる。例えば、対称的支承構造12の場合、他方
要素の流線型端部15が引っ込めてありながら、一方だ
けの要素を初期活動状態に置くことができる。この場
合、撓曲−枢動状態に置かれる靴の胴部は、1の側面で
封鎖されたまま、引っ込めてある端部15がそれに対応
する止め具区域10と再び接触するまで他の側面で相対
的に変形できる。事実、該靴の胴部が捩れ、かつ、その
こと自体により、掛かってくる応力は、封鎖される靴の
側面により多く偏る。したがって、スキー靴の対称的構
造における2の補強要素の一方の使用または不使用は、
シェル低部へ向かう靴胴部の応力を好ましい方向に伝達
することを可能にする。
【0032】さらに、靴の踵部と背面区域のそれぞれを
取り囲むことによって、シェル低部および/または靴胴
部の1の側面から他方の側面に延在する単一補強要素を
設けてもよい。
【0033】なお、引っ込み可能な支承要素は例として
記載した支承要素12と異なってもよい。とりわけ、一
方ではその1の端部が止め具区域10と向かい合わせに
来る第一の位置と、他方では該止め具区域10から完全
に引っ込められる第二の位置に停止できる補強要素が挿
入される壁部にほぼ垂直に可動な指状部材で構成しても
よい。この構造態様において、靴の胴部は、あるいは封
鎖され、あるいは支承要素が完全に引っ込められている
とき、支承要素がもはや介入しないので、封鎖が良く定
められていなくても、ある程度の緩衝を伴って自由に枢
動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】靴胴部が前方へ枢動するときに活発となる、応
力の補強兼伝達用要素を備え、靴胴部が踝区域内でヒン
ジ連結されるスキー靴を概略的に示す側面図である。
【図2】靴胴部が前方へ枢動するときに活発となる、応
力の補強兼伝達用要素を備え、靴胴部が踝区域内でヒン
ジ連結されるスキー靴を概略的に示す側面図である。
【図3】本発明の第一実施態様による、靴胴部の支承要
素を備えた補強兼伝達用要素を示す、図1のIII−III線
に沿って見た要部縦断面図であって、補強要素の止め具
区域が補強された壁部から浮き出ている状態を示す図で
ある。
【図4】本発明の第一実施態様による、靴胴部の支承要
素を備えた補強兼伝達用要素を示す、図1のIII−III線
に沿って見た要部縦断面図であって、補強要素の止め具
区域が補強された壁部から浮き出ている状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の第一実施態様による、靴胴部の支承要
素を備えた補強兼伝達用要素を示す、図1のIII−III線
に沿って見た要部縦断面図であって、補強要素の止め具
区域が補強された壁部の厚み部分内に含まれる状態を示
す図である。
【図6】補強兼伝達用要素の形状の実施態様を示す側面
図である。
【図7】靴胴部が踵区域内でヒンジ連結され、かつ前記
補強兼伝達用要素が該靴胴部の前方へ向かう枢動に抗し
て長手方向に延在する靴を示す側面図である。
【図8】図1と図2の靴とは逆に、後方へ向かう靴胴部
の枢動時に活発となる、補強兼応力伝達用要素の要部を
示す側面図である。
【図9】図1と図2の靴とは逆に、後方へ向かう靴胴部
の枢動時に活発となる、補強兼応力伝達用要素の要部を
示す側面図である。
【符号の説明】
1、11、51 シェル低部 2、42、52 靴底部 3、33、53 靴胴部 4、44 ヒンジ連結軸 5、5’、25、35、55、65 補強部材 6、36、56 下方縁部 7、37、57 カラー 10 衝止区域 12 支承部材 15 肩部 18 くり抜き部 29 踵区域

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴胴部(3、33、53)と靴底(2、
    42、52)を備えたシェル低部(1、11、51)と
    を有し、さらに、前記靴底の方向に前記シェル低部のカ
    ラー(7、37、57)から延在する、該シェル低部の
    壁部内に挿入される少なくとも1の補強部材(5、
    5’、25、35、55)を含むスポーツ靴であって前
    記靴胴部と前記シェル低部は、靴装着者の踝関節に対応
    する区域にあるヒンジ連結軸(4、44)を中心とし
    て、互いにヒンジ連結され、前記ヒンジ連結区域におい
    て前記靴胴部と前記シェル低部は前記シェル低部のカラ
    ー(7、37、57)を覆うようになる前記胴部(3、
    33、53)の下方縁(6、36、56)を介して、一
    方が他方上に少なくとも部分的なはめ合わせにより接続
    されるものにおいて、 前記シェル低部(1、11、51)の補強部材(5、
    5’、25、35、55)が前記胴部の下縁部(6、3
    6、56)の下方に位置する衝止区域(10)を有し、
    前記胴部は該衝止区域(10)に対応して、引っ込み可
    能な支承部材(12)を備え、前記胴部(3、33、5
    3)の所定位置に固定される前記引っ込み可能な支承部
    材は、流線形をした端部(15)を介して前記衝止区域
    (10)と共働し、前記ヒンジ連結軸(4、44)を中
    心として枢動運動において前記胴部(3、33、53)
    を固定することを特徴とするスポーツ靴。
  2. 【請求項2】 前記補強部材(5、25、35、55)
    の衝止区域(10)が、前記シェル低部の外側へ向け
    て、補強された壁部から浮き出るようになることを特徴
    とする請求項1によるスポーツ靴。
  3. 【請求項3】 前記補強部材(5’、25、35、5
    5)が補強された壁部内に位置し、前記壁部は、前記引
    っ込み可能な支承部材(12)の流線形をした端部(1
    5)を受け入れるための衝止区域(10)と向かい合っ
    て位置する受け溝(18)を備えることを特徴とする請
    求項1によるスポーツ靴。
  4. 【請求項4】 前記補強部材(5、5’、25、35、
    55)が、前記シェル低部(1、11、51)上で好む
    方向に延在し、かつ、前記衝止区域(10)上で前記支
    承部材(15)の流線形をした端部(15)の箇所に発
    生する応力が表面全体および前記補強部材(5、5’、
    25、35、55)の挿入された輪郭に亙って分散され
    ることにより、前記靴胴部(3、33、53)と前記シ
    ェル低部(1、11、51)との間に、応力の指向性ト
    ランスミターと同等の部材を構成することを特徴とする
    請求項1、2または3によるスポーツ靴。
  5. 【請求項5】 前記補強部材(5、5’、25、35)
    の衝止区域(10)が、前記靴胴部(3、33)の前方
    枢動時においてのみ、前記支承部材(12)の流線形を
    した端部(15)と共働することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1によるスポーツ靴。
  6. 【請求項6】 前記補強部材(55)の衝止区域(1
    0)が、前記靴胴部(53)の後方枢動時においての
    み、前記支承部材(12)の流線形をした端部(15)
    と共働することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1によるスポーツ靴。
  7. 【請求項7】 前記補強部材(5、55)には、靴胴部
    (3、53)の対応するヒンジ連結軸(4)が貫通する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1による
    スポーツ靴。
  8. 【請求項8】 1の補強部材(5、5’、25、35、
    55)のみが靴の踵部(29)を取り囲むことによっ
    て、該靴のシェル低部(1、11、51)の一側から他
    端に延在することを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1によるスポーツ靴。
  9. 【請求項9】 前記支承部材(12)の流線形をした端
    部(15)が、前記靴の胴部(3、33、53)を固定
    するための第一の位置のための前記補強部材(5、
    5’、25、35、55)の衝止区域(10)と共働可
    能であるとともに、前記靴の胴部(3、33、53)を
    撓曲できるようにする第二の位置のための前記衝止区域
    (10)から引っ込み可能な肩部(15)とで構成され
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかによる
    スポーツ靴。
  10. 【請求項10】 前記支承部材(12)が、流線形をし
    た端部(15)を肩部により構成する円筒形部分(1
    4)を含む、前記補強壁部にほぼ垂直な回転ボタン(1
    3)から成ることを特徴とする請求項1によるスポーツ
    靴。
  11. 【請求項11】 前記支承部材(12)が、前記補強部
    材(65)を含む箇所で靴胴部(53)上に配置固定さ
    れ、前記支承部材(12)と前記補強部材(55)の衝
    止区域(10)との共働は、前記一方の補強部材(6
    5)から前記他方の補強部材(65)に対して行われる
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1による
    スポーツ靴。
JP9047710A 1996-03-04 1997-03-03 応力伝達用補強部材を有するスポーツ靴 Pending JPH09327301A (ja)

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