JPH09326797A - Atm交換機 - Google Patents
Atm交換機Info
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- JPH09326797A JPH09326797A JP13993896A JP13993896A JPH09326797A JP H09326797 A JPH09326797 A JP H09326797A JP 13993896 A JP13993896 A JP 13993896A JP 13993896 A JP13993896 A JP 13993896A JP H09326797 A JPH09326797 A JP H09326797A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 50
- 230000011664 signaling Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 9
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異機種間の相互接続、複数の異なる外部処理
ブロックとの情報通信、1つのATMアドレスを用いた
複数の制御コネクションの同時管理、中継用のATM交
換機に対するコネクション(SVC)の設定等を可能に
させる。 【解決手段】 外部ATM交換機3よりATM仮想端末
機構20の管理するATMアドレス向けにSVC接続が
開始されると、この接続のための制御情報がハードウェ
ア制御機構40を通して呼処理機構10へと伝達され
る。情報を受けた機構10は、外部ATM端末2を選択
するのと全く同じ手順で機構20を選択して制御情報を
伝達する。機構20は、外部処理ブロック30の要求に
応じて、機構10に対して制御情報を送信する。この送
信手順は、機構40が機構10に向かって送信するシグ
ナリング手順と同一である。このシグナリング手順によ
り、機構20が端末2と同様に主情報の通信路を確保し
た後、機構20は機構40との間で主情報の送受信を行
う。
ブロックとの情報通信、1つのATMアドレスを用いた
複数の制御コネクションの同時管理、中継用のATM交
換機に対するコネクション(SVC)の設定等を可能に
させる。 【解決手段】 外部ATM交換機3よりATM仮想端末
機構20の管理するATMアドレス向けにSVC接続が
開始されると、この接続のための制御情報がハードウェ
ア制御機構40を通して呼処理機構10へと伝達され
る。情報を受けた機構10は、外部ATM端末2を選択
するのと全く同じ手順で機構20を選択して制御情報を
伝達する。機構20は、外部処理ブロック30の要求に
応じて、機構10に対して制御情報を送信する。この送
信手順は、機構40が機構10に向かって送信するシグ
ナリング手順と同一である。このシグナリング手順によ
り、機構20が端末2と同様に主情報の通信路を確保し
た後、機構20は機構40との間で主情報の送受信を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode;非同期通信モード)交換機、特に
このATM交換ソフトウェアにおける情報通信等に関す
るものである。
nous Transfer Mode;非同期通信モード)交換機、特に
このATM交換ソフトウェアにおける情報通信等に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ATM通信においては、全ての情報はパ
ケット通信のようにATMセルと呼ばれる短い固定長ブ
ロックに分割される。このATMセルの先頭部(ヘッ
ダ)には、パス及びチャネル識別子が入っており、この
情報によってATMセルの宛先を識別し、多重・分離及
び交換が行われる。又、ATMセルは情報の発生に従っ
て作られるため、特性や速度の異なる情報を同一の回線
に統計多重でき、回線の効率的な利用を期待できる。こ
のように、ATMは従来のパケット方式の利点を生かし
つつ、固定長セル化と簡易プロトコルにより、セル情報
の転送を高速化が可能なハードウェアで実現できる。A
TM交換機は、回線から入力されるATMセルの、コネ
クション毎に異なる出力先回線の宛先情報を制御手段を
用いて検出し、この検出した宛先情報に従って入力AT
MセルをATMスイッチ部で切換えて出力先回線に出力
するようになっている。制御手段は、ATM交換ソフト
ウェア等をテーブルの形で格納するメモリ、及びこのメ
モリに格納されたATM交換ソフトウェアに従ってAT
Mスイッチ部等をプログラム制御する中央処理装置(以
下、CPUという)等で構成されている。
ケット通信のようにATMセルと呼ばれる短い固定長ブ
ロックに分割される。このATMセルの先頭部(ヘッ
ダ)には、パス及びチャネル識別子が入っており、この
情報によってATMセルの宛先を識別し、多重・分離及
び交換が行われる。又、ATMセルは情報の発生に従っ
て作られるため、特性や速度の異なる情報を同一の回線
に統計多重でき、回線の効率的な利用を期待できる。こ
のように、ATMは従来のパケット方式の利点を生かし
つつ、固定長セル化と簡易プロトコルにより、セル情報
の転送を高速化が可能なハードウェアで実現できる。A
TM交換機は、回線から入力されるATMセルの、コネ
クション毎に異なる出力先回線の宛先情報を制御手段を
用いて検出し、この検出した宛先情報に従って入力AT
MセルをATMスイッチ部で切換えて出力先回線に出力
するようになっている。制御手段は、ATM交換ソフト
ウェア等をテーブルの形で格納するメモリ、及びこのメ
モリに格納されたATM交換ソフトウェアに従ってAT
Mスイッチ部等をプログラム制御する中央処理装置(以
下、CPUという)等で構成されている。
【0003】ATMによる通信は、主情報(データ)の
発信及び着信又はこれらのいずれか一方の機能を持つA
TM端末と、ATM端末を収容し主情報の中継を行うA
TM交換機を介した他のATM端末との間で行われる。
この際、ATM交換機は、ATM端末から発信された情
報を必要に応じて中継し、接続されている相手ATM端
末に着信させる機能を有する。ATM交換機は、接続さ
れたATM端末からの要求に応じて他のATM端末への
通信経路を確立する。この通信経路の確立のためのAT
M交換機とATM端末もしくはATM端末同士での情報
交換を「シグナリング」という。必要に応じてシグナリ
ングを行い確立された通信路を「SVC」、又は単に
「コネクション」と呼ぶ。ATM端末には、この端末を
特定するための情報であるATMアドレスが付与されて
いる。ATMアドレスは端末毎に異なる値を持ち、AT
M交換機にSVC接続の要求を行うときには、ATMア
ドレスを用いて相手ATM端末を指定する。
発信及び着信又はこれらのいずれか一方の機能を持つA
TM端末と、ATM端末を収容し主情報の中継を行うA
TM交換機を介した他のATM端末との間で行われる。
この際、ATM交換機は、ATM端末から発信された情
報を必要に応じて中継し、接続されている相手ATM端
末に着信させる機能を有する。ATM交換機は、接続さ
れたATM端末からの要求に応じて他のATM端末への
通信経路を確立する。この通信経路の確立のためのAT
M交換機とATM端末もしくはATM端末同士での情報
交換を「シグナリング」という。必要に応じてシグナリ
ングを行い確立された通信路を「SVC」、又は単に
「コネクション」と呼ぶ。ATM端末には、この端末を
特定するための情報であるATMアドレスが付与されて
いる。ATMアドレスは端末毎に異なる値を持ち、AT
M交換機にSVC接続の要求を行うときには、ATMア
ドレスを用いて相手ATM端末を指定する。
【0004】ATM交換機を互いに接続したネットワー
クを構成するとき、ATM端末間の通信経路を確立する
ために、固定的にATM端末間の経路を設定する方法
と、ATM交換機間で制御情報通信を行う機能を用いる
方法とがある。ATM端末の要求に応じて任意の通信経
路を確立するには、後者の方法が不可欠である。これを
実現するために、情報発信側ATM交換機のソフトウェ
アは、情報着信側ATM交換機のソフトウエアと予め合
致させておいた通信方法を用いて、制御情報の通信を行
う。ATM交換機間での通信を実現するには、主情報の
通信路と別の物理的通信路を用意し、ATM交換機間だ
けを物理的に接続するネットワークを構築するか、もし
くはATM交換ソフトウェアに主情報の発信及び着信機
能を用意し、主情報の通信路を用意する機能が必要であ
る。発信側ATM交換機と着信側ATM交換機が物理的
に接続されておらず、制御情報を中継するATM交換機
が間に接続されていた場合、中継するATM交換機のソ
フトウェアは制御情報の中継を行う専用処理機能を用意
し、制御情報の中継を行うことが必要である。
クを構成するとき、ATM端末間の通信経路を確立する
ために、固定的にATM端末間の経路を設定する方法
と、ATM交換機間で制御情報通信を行う機能を用いる
方法とがある。ATM端末の要求に応じて任意の通信経
路を確立するには、後者の方法が不可欠である。これを
実現するために、情報発信側ATM交換機のソフトウェ
アは、情報着信側ATM交換機のソフトウエアと予め合
致させておいた通信方法を用いて、制御情報の通信を行
う。ATM交換機間での通信を実現するには、主情報の
通信路と別の物理的通信路を用意し、ATM交換機間だ
けを物理的に接続するネットワークを構築するか、もし
くはATM交換ソフトウェアに主情報の発信及び着信機
能を用意し、主情報の通信路を用意する機能が必要であ
る。発信側ATM交換機と着信側ATM交換機が物理的
に接続されておらず、制御情報を中継するATM交換機
が間に接続されていた場合、中継するATM交換機のソ
フトウェアは制御情報の中継を行う専用処理機能を用意
し、制御情報の中継を行うことが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ATM交換ソフトウェアで制御されるATM交換機で
は、次の(1)〜(5)のような問題があり、これを解
決することが困難であった。 (1) ATM交換機の動作を制御するATM交換ソフ
トウェアは、ATM端末の制御情報及び主情報を、接続
された相手ATM端末や他のATM交換機に送信する機
能を持つが、ATM交換機間の制御情報通信機能を持た
ないために、ATM交換機間で制御情報交換を行うこと
が不可能である。そのため、発信側ATM交換機と着信
側ATM交換機とで同一の独自プロトコルを解釈する専
用のソフトウェア機構が動作していなければ、これらの
ATM交換機間の制御情報通信の実現は困難である。 (2) 前記(1)のような独自プロトコルによる制御
情報通信では、通信を行うATM交換機が相互に共通し
た制御情報種別を用意し、データとして予め保持してお
く必要がある。 (3) 前記の独自プロトコルによる制御情報通信で
は、同時に複数の制御情報を扱うための特別な手法を用
意する必要がある。 (4) ATM交換機間の通信はATM端末(ユーザ)
の通信と区別されるため、主情報の中継を行うATM交
換機のソフトウェアは通信の種別を認識してATM交換
機とATM端末の処理を振り分ける必要がある。さら
に、ATM交換機間の通信はATM交換機毎に独自に用
意された非標準プロトコルに基づいて行われるため、A
TM交換機間の通信を中継するATM交換機のソフトウ
ェアは発信側及び着信側のATM交換機と同一のプロト
コルを解釈して処理する必要がある。 (5) 前記ソフトウェア機構はATM交換機間の制御
情報通信を処理するが、ATM端末間のユーザ情報と制
御情報を何らかの方法で区別する必要がある。このよう
なことから、従来のATM交換機では、これを用いて情
報通信を行う場合、未だ技術的に充分満足するものが得
られなかった。
ATM交換ソフトウェアで制御されるATM交換機で
は、次の(1)〜(5)のような問題があり、これを解
決することが困難であった。 (1) ATM交換機の動作を制御するATM交換ソフ
トウェアは、ATM端末の制御情報及び主情報を、接続
された相手ATM端末や他のATM交換機に送信する機
能を持つが、ATM交換機間の制御情報通信機能を持た
ないために、ATM交換機間で制御情報交換を行うこと
が不可能である。そのため、発信側ATM交換機と着信
側ATM交換機とで同一の独自プロトコルを解釈する専
用のソフトウェア機構が動作していなければ、これらの
ATM交換機間の制御情報通信の実現は困難である。 (2) 前記(1)のような独自プロトコルによる制御
情報通信では、通信を行うATM交換機が相互に共通し
た制御情報種別を用意し、データとして予め保持してお
く必要がある。 (3) 前記の独自プロトコルによる制御情報通信で
は、同時に複数の制御情報を扱うための特別な手法を用
意する必要がある。 (4) ATM交換機間の通信はATM端末(ユーザ)
の通信と区別されるため、主情報の中継を行うATM交
換機のソフトウェアは通信の種別を認識してATM交換
機とATM端末の処理を振り分ける必要がある。さら
に、ATM交換機間の通信はATM交換機毎に独自に用
意された非標準プロトコルに基づいて行われるため、A
TM交換機間の通信を中継するATM交換機のソフトウ
ェアは発信側及び着信側のATM交換機と同一のプロト
コルを解釈して処理する必要がある。 (5) 前記ソフトウェア機構はATM交換機間の制御
情報通信を処理するが、ATM端末間のユーザ情報と制
御情報を何らかの方法で区別する必要がある。このよう
なことから、従来のATM交換機では、これを用いて情
報通信を行う場合、未だ技術的に充分満足するものが得
られなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、ATM交換ソフトウェアで動作が制御さ
れるATM交換機において、外部ATM端末及び外部A
TM交換機と物理的な通信路で接続され、ATM通信イ
ンタフェースの制御を行うハードウェア制御機構と、前
記ハードウェア制御機構に接続され、前記外部ATM端
末の管理を行い、該外部ATM端末からの情報発信及び
該外部ATM端末への情報着信の制御を行う呼処理機構
と、前記ハードウェア制御機構及び前記呼処理機構に接
続され、前記外部ATM端末のシグナリング処理をシミ
ュレーションする機能を有するATM仮想端末機構と、
前記ATM仮想端末機構に接続され、該ATM仮想端末
機構からサービスを得て所定の外部処理の制御を行う外
部処理ブロックとを、備えている。このように、ATM
端末の管理を行い、このATM端末からの情報発信及び
ATM端末への情報着信を司る呼処理機構を有するAT
M交換ソフトウェアにおいて、前記呼処理機構に接続さ
れるソフトウェア処理機構であるATM仮想端末機構を
用意する。このATM仮想端末機構は、外部ATM端末
と理論的に同等の動作を行うので、該ATM仮想端末機
構が設けられたATM交換機は、交換機としての働きの
他に、端末としての働きもする。これにより、従来技術
の問題の解決が可能となる。
決するために、ATM交換ソフトウェアで動作が制御さ
れるATM交換機において、外部ATM端末及び外部A
TM交換機と物理的な通信路で接続され、ATM通信イ
ンタフェースの制御を行うハードウェア制御機構と、前
記ハードウェア制御機構に接続され、前記外部ATM端
末の管理を行い、該外部ATM端末からの情報発信及び
該外部ATM端末への情報着信の制御を行う呼処理機構
と、前記ハードウェア制御機構及び前記呼処理機構に接
続され、前記外部ATM端末のシグナリング処理をシミ
ュレーションする機能を有するATM仮想端末機構と、
前記ATM仮想端末機構に接続され、該ATM仮想端末
機構からサービスを得て所定の外部処理の制御を行う外
部処理ブロックとを、備えている。このように、ATM
端末の管理を行い、このATM端末からの情報発信及び
ATM端末への情報着信を司る呼処理機構を有するAT
M交換ソフトウェアにおいて、前記呼処理機構に接続さ
れるソフトウェア処理機構であるATM仮想端末機構を
用意する。このATM仮想端末機構は、外部ATM端末
と理論的に同等の動作を行うので、該ATM仮想端末機
構が設けられたATM交換機は、交換機としての働きの
他に、端末としての働きもする。これにより、従来技術
の問題の解決が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すATM交換シス
テムの概略の構成図である。このATM交換システム
は、例えば、ATM交換機1を備え、このATM交換機
1に外部ATM端末2及び外部ATM交換機3が接続さ
れている。ATM交換機1は、ATMセルの宛先情報に
従ってこのATMセルを外部ATM端末2あるいは外部
ATM交換機3へ出力するための図示しないATMスイ
ッチ部、及びこのATMスイッチ部等をATM交換ソフ
トウェアで制御する図示しない制御手段等を備えてい
る。この制御手段は、ATM交換ソフトウェアがテーブ
ル等の形で格納されたメモリ、及びこのメモリに格納さ
れたATM交換ソフトウェアでATMスイッチ部を制御
するCPU等で構成されている。メモリに格納されたA
TM交換ソフトウェアは、ユーザ(外部ATM端末2)
及びATM通信状態の管理を行う呼処理機構10と、外
部ATM端末2と理論的に同等の動作を行うATM仮想
端末機構20と、ATM仮想端末機構20からサービス
を得て動作する外部処理ブロック30と、ATMスイッ
チ部等に対してATM通信インタフェースの制御を行う
ハードウェア制御機構40と、他の処理ブロック50と
で構成されている。ハードウェア制御機構40は、この
ATM交換機1の外部に用意された外部ATM端末2及
び他の外部ATM交換機3と物理的な通信路で接続され
る。
テムの概略の構成図である。このATM交換システム
は、例えば、ATM交換機1を備え、このATM交換機
1に外部ATM端末2及び外部ATM交換機3が接続さ
れている。ATM交換機1は、ATMセルの宛先情報に
従ってこのATMセルを外部ATM端末2あるいは外部
ATM交換機3へ出力するための図示しないATMスイ
ッチ部、及びこのATMスイッチ部等をATM交換ソフ
トウェアで制御する図示しない制御手段等を備えてい
る。この制御手段は、ATM交換ソフトウェアがテーブ
ル等の形で格納されたメモリ、及びこのメモリに格納さ
れたATM交換ソフトウェアでATMスイッチ部を制御
するCPU等で構成されている。メモリに格納されたA
TM交換ソフトウェアは、ユーザ(外部ATM端末2)
及びATM通信状態の管理を行う呼処理機構10と、外
部ATM端末2と理論的に同等の動作を行うATM仮想
端末機構20と、ATM仮想端末機構20からサービス
を得て動作する外部処理ブロック30と、ATMスイッ
チ部等に対してATM通信インタフェースの制御を行う
ハードウェア制御機構40と、他の処理ブロック50と
で構成されている。ハードウェア制御機構40は、この
ATM交換機1の外部に用意された外部ATM端末2及
び他の外部ATM交換機3と物理的な通信路で接続され
る。
【0008】次に、動作を説明する。ATM交換機1内
のATM仮想端末機構20は、ATM交換ソフトウェア
内の外部処理ブロック30と情報通信を行うためのイン
タフェースを持つ。又、ATM仮想端末機構20は、他
の外部ATM交換機3と通信を行うためのインタフェー
スをハードウェア制御機構40との間に持つ。ATM仮
想端末機構20は、制御情報通信を行うためのインタフ
ェースを呼処理機構10との間に持つ。呼処理機構10
からはハードウェア制御機構40に向かっての制御情報
通信と全く同様のシグナリングの手順で、ATM仮想端
末機構20へ制御情報を送信する。外部ATM交換機3
よりATM交換機1内のATM仮想端末機構20の管理
するATMアドレス向けにSVC接続が開始されると、
接続のための制御情報はハードウェア制御機構40を通
して呼処理機構10へと伝達される。情報を受けた呼処
理機構10は、外部ATM端末2を選択するのと全く同
じ手順で、ATM仮想端末機構20を選択して制御情報
を伝達する。又、ATM仮想端末機構20は、外部処理
ブロック30の要求に応じて、呼処理機構10に対して
制御情報を送信する機能を持つ。この送信手順は、ハー
ドウェア制御機構40が呼処理機構10に向かって送信
するシグナリング手順と同一である。シグナリング手順
により、ATM仮想端末機構20が外部ATM端末2と
同様に主情報の通信路を確保した後、このATM仮想端
末機構20はハードウェア制御機構40との間で主情報
の送受信を行う。以上のように、この第1の実施形態で
は、次のような効果がある。ATM交換ソフトウェアに
ATM仮想端末機構20を設けたので、このATM交換
ソフトウェア内でシグナリング処理のエミュレーション
(emulation )を実現し、主情報を送受信することが可
能となる。そのため、従来ATM交換機間の独自プロト
コルによる制御情報通信で実質的に不可能だった異なる
機種のATM交換機間(即ち、異機種間)の相互接続が
可能となる。
のATM仮想端末機構20は、ATM交換ソフトウェア
内の外部処理ブロック30と情報通信を行うためのイン
タフェースを持つ。又、ATM仮想端末機構20は、他
の外部ATM交換機3と通信を行うためのインタフェー
スをハードウェア制御機構40との間に持つ。ATM仮
想端末機構20は、制御情報通信を行うためのインタフ
ェースを呼処理機構10との間に持つ。呼処理機構10
からはハードウェア制御機構40に向かっての制御情報
通信と全く同様のシグナリングの手順で、ATM仮想端
末機構20へ制御情報を送信する。外部ATM交換機3
よりATM交換機1内のATM仮想端末機構20の管理
するATMアドレス向けにSVC接続が開始されると、
接続のための制御情報はハードウェア制御機構40を通
して呼処理機構10へと伝達される。情報を受けた呼処
理機構10は、外部ATM端末2を選択するのと全く同
じ手順で、ATM仮想端末機構20を選択して制御情報
を伝達する。又、ATM仮想端末機構20は、外部処理
ブロック30の要求に応じて、呼処理機構10に対して
制御情報を送信する機能を持つ。この送信手順は、ハー
ドウェア制御機構40が呼処理機構10に向かって送信
するシグナリング手順と同一である。シグナリング手順
により、ATM仮想端末機構20が外部ATM端末2と
同様に主情報の通信路を確保した後、このATM仮想端
末機構20はハードウェア制御機構40との間で主情報
の送受信を行う。以上のように、この第1の実施形態で
は、次のような効果がある。ATM交換ソフトウェアに
ATM仮想端末機構20を設けたので、このATM交換
ソフトウェア内でシグナリング処理のエミュレーション
(emulation )を実現し、主情報を送受信することが可
能となる。そのため、従来ATM交換機間の独自プロト
コルによる制御情報通信で実質的に不可能だった異なる
機種のATM交換機間(即ち、異機種間)の相互接続が
可能となる。
【0009】第2の実施形態 図2は、本発明の第2の実施形態を示す図1中のATM
仮想端末機構20の内部の構成図である。このATM仮
想端末機構20は、主情報制御部21とシグナリング制
御部22とATMアドレス管理部23とで構成されてい
る。主情報制御部21は、図1のハードウェア制御機構
40と接続され、主情報の送受信の制御を行う機能を有
している。シグナリング制御部22は、図1の呼処理機
構10と接続され、ATM仮想端末機構20と外部AT
M交換機3との接続を制御するためのシグナリング情報
の送受信及び管理を行う機能を有している。又、ATM
アドレス管理部23は、主情報制御部21及びシグナリ
ング制御部22と外部処理ブロック30とに接続され、
シグナリング情報及び主情報に含まれる宛先情報である
ATMアドレスを外部処理ブロック30と対応させるテ
ーブルを管理する機能を有している。ATMアドレス
は、例えば、20bitからなり、そのうちの1bit
に内部処理のためのセレクタ部が設けられている。図3
は、図2中のATMアドレス管理部23の内部の構成図
である。ATMアドレス管理部23は、主情報及びシグ
ナリング情報を外部処理ブロック30(x,y,…)と
各制御部21,22との間で送受信する情報転送部23
aと、ATMアドレスの検索を行うATMアドレス検索
部23bと、ATMアドレス検索部23bによって検索
されるATMアドレステーブル23cと、コネクション
管理テーブル23dとで構成されている。
仮想端末機構20の内部の構成図である。このATM仮
想端末機構20は、主情報制御部21とシグナリング制
御部22とATMアドレス管理部23とで構成されてい
る。主情報制御部21は、図1のハードウェア制御機構
40と接続され、主情報の送受信の制御を行う機能を有
している。シグナリング制御部22は、図1の呼処理機
構10と接続され、ATM仮想端末機構20と外部AT
M交換機3との接続を制御するためのシグナリング情報
の送受信及び管理を行う機能を有している。又、ATM
アドレス管理部23は、主情報制御部21及びシグナリ
ング制御部22と外部処理ブロック30とに接続され、
シグナリング情報及び主情報に含まれる宛先情報である
ATMアドレスを外部処理ブロック30と対応させるテ
ーブルを管理する機能を有している。ATMアドレス
は、例えば、20bitからなり、そのうちの1bit
に内部処理のためのセレクタ部が設けられている。図3
は、図2中のATMアドレス管理部23の内部の構成図
である。ATMアドレス管理部23は、主情報及びシグ
ナリング情報を外部処理ブロック30(x,y,…)と
各制御部21,22との間で送受信する情報転送部23
aと、ATMアドレスの検索を行うATMアドレス検索
部23bと、ATMアドレス検索部23bによって検索
されるATMアドレステーブル23cと、コネクション
管理テーブル23dとで構成されている。
【0010】次に、動作を説明する。ATM仮想端末機
構20内のシグナリング制御部22は、呼処理機構10
から受け取ったシグナリング情報に含まれているATM
アドレス情報をATMアドレス管理部23に渡し、AT
Mアドレスの宛先を検索させる。これにより、ATMア
ドレス管理部23は、情報を送信すべき外部処理ブロッ
ク30(x,y,…)を特定し、外部ATM交換機3か
らの着信をその外部処理ブロック30(x,y,…)に
伝える。ATM仮想端末機構20は、外部ATM端末2
のようにATMアドレスを管理するが、このATMアド
レスのセレクタ部を通信要求する外部処理ブロック30
(x,y,…)に予め割り当てておき、複数のATMア
ドレスをATMアドレステーブル23cとして用意し、
ATMアドレス管理部23内にて管理する。以上のよう
に、この第2の実施形態では、次のような効果がある。
前記の構成及び動作により、ATMアドレステーブル2
3cによってATMアドレスを外部処理ブロック30
(x,y,…)に割り当てておき、複数の異なる外部処
理ブロック30(x,y,…)との情報通信を実現する
ことが可能となる。
構20内のシグナリング制御部22は、呼処理機構10
から受け取ったシグナリング情報に含まれているATM
アドレス情報をATMアドレス管理部23に渡し、AT
Mアドレスの宛先を検索させる。これにより、ATMア
ドレス管理部23は、情報を送信すべき外部処理ブロッ
ク30(x,y,…)を特定し、外部ATM交換機3か
らの着信をその外部処理ブロック30(x,y,…)に
伝える。ATM仮想端末機構20は、外部ATM端末2
のようにATMアドレスを管理するが、このATMアド
レスのセレクタ部を通信要求する外部処理ブロック30
(x,y,…)に予め割り当てておき、複数のATMア
ドレスをATMアドレステーブル23cとして用意し、
ATMアドレス管理部23内にて管理する。以上のよう
に、この第2の実施形態では、次のような効果がある。
前記の構成及び動作により、ATMアドレステーブル2
3cによってATMアドレスを外部処理ブロック30
(x,y,…)に割り当てておき、複数の異なる外部処
理ブロック30(x,y,…)との情報通信を実現する
ことが可能となる。
【0011】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示す図3中のATM
アドレステーブル23cの構造を示す図である。このA
TMアドレステーブル23cは、該テーブルの指標とな
るATMアドレスと、これに対応する外部処理ブロック
情報及びコネクション情報とを1組とするテーブルであ
る。このATMアドレステーブル23cは、ATM仮想
端末機構20の中に1つ用意される。図5は、図3中の
コネクション管理テーブル23dの構造を示す図であ
る。このコネクション管理テーブル23dは、コネクシ
ョン番号と、これに対応する状態(例えば、空き、接続
開始、通信中等)とを表すテーブルである。ATMアド
レステーブル23cの1つのATMアドレスにつき、コ
ネクション管理テーブル23dが1つ用意される。
アドレステーブル23cの構造を示す図である。このA
TMアドレステーブル23cは、該テーブルの指標とな
るATMアドレスと、これに対応する外部処理ブロック
情報及びコネクション情報とを1組とするテーブルであ
る。このATMアドレステーブル23cは、ATM仮想
端末機構20の中に1つ用意される。図5は、図3中の
コネクション管理テーブル23dの構造を示す図であ
る。このコネクション管理テーブル23dは、コネクシ
ョン番号と、これに対応する状態(例えば、空き、接続
開始、通信中等)とを表すテーブルである。ATMアド
レステーブル23cの1つのATMアドレスにつき、コ
ネクション管理テーブル23dが1つ用意される。
【0012】次に、動作を説明する。図2の主情報制御
部21は、ハードウェア制御機構40との主情報の識別
をコネクション番号によって行う。主情報の受信時、コ
ネクション番号をハードウェア制御機構40から受け取
った主情報制御部21は、コネクション番号及び主情報
をATMアドレス管理部23に引き渡す。図3のATM
アドレス管理部23内の情報転送部23aは、コネクシ
ョン番号をATMアドレス検索部23bに渡し、宛先と
なる外部処理ブロック30(x,y,…)及び対応する
ATMアドレスを検索させる。情報転送部23aは、主
情報を受信すべき外部処理ブロック30(x,y,…)
を特定し、主情報を引き渡す。以上のように、この第3
の実施形態では、次のような効果がある。ATMアドレ
ス管理部23内にATMアドレステーブル23c及びコ
ネクション管理テーブル23d等を設けているので、外
部処理ブロック30(x,y,…)が複数のコネクショ
ンを必要とするとき、これらのコネクションの数だけA
TMアドレスを用意する必要がなくなる。そのため、1
つのATMアドレスを用いて複数の制御コネクション
(即ち、宛先)を同時に管理することが可能となる。第4の実施形態 本発明の第4の実施形態のATM交換機1は、第1及び
第2の実施形態と同一の構成であるが、次のように動作
が異なっている。図1において、外部処理ブロック30
がATM仮想端末機構20に対してコネクション設定要
求を行う際に、このコネクション設定のための情報とし
て外部ATM交換機3内の相手ATM仮想端末機構のA
TMアドレスをATM仮想端末機構20に伝達する。コ
ネクション設定情報を受け取ったATM仮想端末機構2
0は、外部処理ブロック30から受け取ったATMアド
レスを図5のコネクション管理テーブル23dに記憶
し、次にシグナリングの標準プロトコルのパラメータと
して用いる。外部ATM交換機3内の相手ATM仮想端
末機構からのシグナリングに対する応答が、呼処理機構
10からATM仮想端末機構20内のシグナリング制御
部22に届くと、このシグナリング制御部22はATM
アドレス管理部23に対してATMアドレスの検索を指
示する。
部21は、ハードウェア制御機構40との主情報の識別
をコネクション番号によって行う。主情報の受信時、コ
ネクション番号をハードウェア制御機構40から受け取
った主情報制御部21は、コネクション番号及び主情報
をATMアドレス管理部23に引き渡す。図3のATM
アドレス管理部23内の情報転送部23aは、コネクシ
ョン番号をATMアドレス検索部23bに渡し、宛先と
なる外部処理ブロック30(x,y,…)及び対応する
ATMアドレスを検索させる。情報転送部23aは、主
情報を受信すべき外部処理ブロック30(x,y,…)
を特定し、主情報を引き渡す。以上のように、この第3
の実施形態では、次のような効果がある。ATMアドレ
ス管理部23内にATMアドレステーブル23c及びコ
ネクション管理テーブル23d等を設けているので、外
部処理ブロック30(x,y,…)が複数のコネクショ
ンを必要とするとき、これらのコネクションの数だけA
TMアドレスを用意する必要がなくなる。そのため、1
つのATMアドレスを用いて複数の制御コネクション
(即ち、宛先)を同時に管理することが可能となる。第4の実施形態 本発明の第4の実施形態のATM交換機1は、第1及び
第2の実施形態と同一の構成であるが、次のように動作
が異なっている。図1において、外部処理ブロック30
がATM仮想端末機構20に対してコネクション設定要
求を行う際に、このコネクション設定のための情報とし
て外部ATM交換機3内の相手ATM仮想端末機構のA
TMアドレスをATM仮想端末機構20に伝達する。コ
ネクション設定情報を受け取ったATM仮想端末機構2
0は、外部処理ブロック30から受け取ったATMアド
レスを図5のコネクション管理テーブル23dに記憶
し、次にシグナリングの標準プロトコルのパラメータと
して用いる。外部ATM交換機3内の相手ATM仮想端
末機構からのシグナリングに対する応答が、呼処理機構
10からATM仮想端末機構20内のシグナリング制御
部22に届くと、このシグナリング制御部22はATM
アドレス管理部23に対してATMアドレスの検索を指
示する。
【0013】以上のように、この第4の実施形態では、
次のような効果がある。前記の構成及び動作により、中
継用のATM交換機はシグナリング情報のATMアドレ
スを参照し、通常のSVCと同様にコネクションを設定
することが可能となる。しかも、ATMアドレス管理部
23内のATMアドレス検索部23bは、指定されたA
TMアドレスをATMアドレステーブル23cから検索
し、対応する外部処理ブロック30(x,y,…)を特
定し、応答に関する情報をその外部処理ブロック30に
伝える。又、コネクション設定完了後に外部ATM交換
機3内の相手ATM仮想端末機構から届く情報について
も、全く同様の処理を行うことで、外部処理ブロック3
0(x,y,…)への振り分けが行える。
次のような効果がある。前記の構成及び動作により、中
継用のATM交換機はシグナリング情報のATMアドレ
スを参照し、通常のSVCと同様にコネクションを設定
することが可能となる。しかも、ATMアドレス管理部
23内のATMアドレス検索部23bは、指定されたA
TMアドレスをATMアドレステーブル23cから検索
し、対応する外部処理ブロック30(x,y,…)を特
定し、応答に関する情報をその外部処理ブロック30に
伝える。又、コネクション設定完了後に外部ATM交換
機3内の相手ATM仮想端末機構から届く情報について
も、全く同様の処理を行うことで、外部処理ブロック3
0(x,y,…)への振り分けが行える。
【0014】第5の実施形態 本発明の第5の実施形態のATM交換機1は、第1の実
施形態と同一の構成であるが、次のように動作が異なっ
ている。第2図において、ATM仮想端末機構20は、
シグナリングのための制御情報を呼処理機構10から受
け取り、又その呼処理機構10に送信する。又、ATM
仮想端末機構20は、外部ATM交換機3との間の主情
報の送受信をハードウェア制御機構40との間で行う。
以上のように、この第5の実施形態では、次のような効
果がある。前記構成及び動作により、双方の情報をハー
ドウェア制御機構40から受け取り、仮想端末機構20
内で分離及びハードウェア制御機構40へ渡すための多
重化処理を行わずに済み、又主情報コネクションの状態
と制御情報コネクションの状態を完全に独立して管理す
ることが可能となる。なお、本発明は上記実施形態に限
定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
形態では、ATM交換ソフトウェア内にATM仮想端末
機構20を設け、ATM交換機間の情報通信のみに用い
ているが、これらのみに用いるのではなく、ATM端末
とATM交換機間の通信にATM仮想端末機構20を用
いることにより、新たな通信サービスの提供が可能とな
る。
施形態と同一の構成であるが、次のように動作が異なっ
ている。第2図において、ATM仮想端末機構20は、
シグナリングのための制御情報を呼処理機構10から受
け取り、又その呼処理機構10に送信する。又、ATM
仮想端末機構20は、外部ATM交換機3との間の主情
報の送受信をハードウェア制御機構40との間で行う。
以上のように、この第5の実施形態では、次のような効
果がある。前記構成及び動作により、双方の情報をハー
ドウェア制御機構40から受け取り、仮想端末機構20
内で分離及びハードウェア制御機構40へ渡すための多
重化処理を行わずに済み、又主情報コネクションの状態
と制御情報コネクションの状態を完全に独立して管理す
ることが可能となる。なお、本発明は上記実施形態に限
定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施
形態では、ATM交換ソフトウェア内にATM仮想端末
機構20を設け、ATM交換機間の情報通信のみに用い
ているが、これらのみに用いるのではなく、ATM端末
とATM交換機間の通信にATM仮想端末機構20を用
いることにより、新たな通信サービスの提供が可能とな
る。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの請求項1の発明は、ATM交換ソフトウェア内に、
ATM端末のシグナリング処理をシミュレーションする
機能を有するATM仮想端末機構を設けたので、ATM
交換ソフトウェア内でシグナリング処理のエミュレーシ
ョンを実現し、主情報を送受信することが可能となる。
そのため、従来ATM交換機間の独自プロトコルによる
制御情報通信で実質的に不可能だった異機種間の相互接
続が可能となる。請求項2の発明によれば、ATM仮想
端末機構に、複数のATMアドレスを管理する機能を設
けたので、外部処理ブロックにATMアドレスを割り当
てておき、複数の異なる外部処理ブロックとの情報通信
を実現することが可能となる。請求項3の発明によれ
ば、ATM仮想端末機構に、複数のATMアドレスでそ
れぞれ管理される複数のコネクションを管理する機能を
設けたので、外部処理ブロックが複数のコネクションを
必要とするとき、これらのコネクションの数だけATM
アドレスを用意する必要がなくなり、1つのATMアド
レスを用いて複数の制御コネクション(即ち、宛先)を
同時に管理することが可能となる。請求項4の発明によ
れば、ATM仮想端末機構に、ATM交換ソフトウェア
内の任意の外部処理ブロックからの要求に応じて任意の
ATMアドレスへの発信を行い、又着信した情報をAT
Mアドレスに応じて対応する外部処理ブロックへ分配す
る機能を設けたので、中継を行うためのATM交換機は
シグナリング情報のATMアドレスを参照し、通常のS
VCと同様にコネクションを設定することが可能とな
る。しかも、ATMアドレスによって外部処理ブロック
を特定し、応答等に関する情報を外部処理ブロックに伝
えることが可能となり、これによって外部処理ブロック
への振り分けが行える。請求項5の発明によれば、AT
M仮想端末機構に、制御情報コネクションと主情報コネ
クションを独立して管理する機能を設けたので、双方の
情報をハードウェア制御機構から受け取り、仮想端末機
構内で分離及びハードウェア制御機構へ渡すための多重
化処理を行わずに済み、又主情報コネクションの状態と
制御情報コネクションの状態を完全に独立して管理する
ことが可能となる。
ちの請求項1の発明は、ATM交換ソフトウェア内に、
ATM端末のシグナリング処理をシミュレーションする
機能を有するATM仮想端末機構を設けたので、ATM
交換ソフトウェア内でシグナリング処理のエミュレーシ
ョンを実現し、主情報を送受信することが可能となる。
そのため、従来ATM交換機間の独自プロトコルによる
制御情報通信で実質的に不可能だった異機種間の相互接
続が可能となる。請求項2の発明によれば、ATM仮想
端末機構に、複数のATMアドレスを管理する機能を設
けたので、外部処理ブロックにATMアドレスを割り当
てておき、複数の異なる外部処理ブロックとの情報通信
を実現することが可能となる。請求項3の発明によれ
ば、ATM仮想端末機構に、複数のATMアドレスでそ
れぞれ管理される複数のコネクションを管理する機能を
設けたので、外部処理ブロックが複数のコネクションを
必要とするとき、これらのコネクションの数だけATM
アドレスを用意する必要がなくなり、1つのATMアド
レスを用いて複数の制御コネクション(即ち、宛先)を
同時に管理することが可能となる。請求項4の発明によ
れば、ATM仮想端末機構に、ATM交換ソフトウェア
内の任意の外部処理ブロックからの要求に応じて任意の
ATMアドレスへの発信を行い、又着信した情報をAT
Mアドレスに応じて対応する外部処理ブロックへ分配す
る機能を設けたので、中継を行うためのATM交換機は
シグナリング情報のATMアドレスを参照し、通常のS
VCと同様にコネクションを設定することが可能とな
る。しかも、ATMアドレスによって外部処理ブロック
を特定し、応答等に関する情報を外部処理ブロックに伝
えることが可能となり、これによって外部処理ブロック
への振り分けが行える。請求項5の発明によれば、AT
M仮想端末機構に、制御情報コネクションと主情報コネ
クションを独立して管理する機能を設けたので、双方の
情報をハードウェア制御機構から受け取り、仮想端末機
構内で分離及びハードウェア制御機構へ渡すための多重
化処理を行わずに済み、又主情報コネクションの状態と
制御情報コネクションの状態を完全に独立して管理する
ことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すATM交換シス
テムの概略の構成図である。
テムの概略の構成図である。
【図2】図1中のATM仮想端末機構の構成図である。
【図3】図2中のATMアドレス管理部の構成図であ
る。
る。
【図4】図3中のATMアドレステーブルの構造図であ
る。
る。
【図5】図3中のコネクション管理テーブルの構造図で
ある。
ある。
1 ATM交換機 2 外部ATM端末 3 外部ATM交換機 10 呼処理機構 20 ATM仮想端末機構 21 主情報制御部 22 シグナリング制御部 23 ATMアドレス管理部 23a 情報転送部 23b ATMアドレス検索部 23c ATMアドレステーブル 23d コネクション管理テーブル 30 外部処理ブロック 40 ハードウェア制御機構 50 他の処理ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 庸央 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 橋本 光 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 外部ATM端末及び外部ATM交換機と
物理的な通信路で接続され、ATM通信インタフェース
の制御を行うハードウェア制御機構と、 前記ハードウェア制御機構に接続され、前記外部ATM
端末の管理を行い、該外部ATM端末からの情報発信及
び該外部ATM端末への情報着信の制御を行う呼処理機
構と、 前記ハードウェア制御機構及び前記呼処理機構に接続さ
れ、前記外部ATM端末のシグナリング処理をシミュレ
ーションする機能を有するATM仮想端末機構と、 前記ATM仮想端末機構に接続され、該ATM仮想端末
機構からサービスを得て所定の外部処理の制御を行う外
部処理ブロックとを、 備えたことを特徴とするATM交換機。 - 【請求項2】 請求項1記載のATM交換機において、
前記ATM仮想端末機構は、端末特定情報である複数の
ATMアドレスを管理する機能を有することを特徴とす
るATM交換機。 - 【請求項3】 請求項2記載のATM交換機において、
前記ATM仮想端末機構は、前記複数のATMアドレス
でそれぞれ管理される宛先情報である複数のコネクショ
ンを管理する機能を有することを特徴とするATM交換
機。 - 【請求項4】 請求項3記載のATM交換機において、
前記ATM仮想端末機構は、任意の前記外部処理ブロッ
クからの要求に応じて任意の前記ATMアドレスへの発
信を行い、又着信した情報を前記ATMアドレスに応じ
て対応する前記外部処理ブロックへ分配する機能を有す
ることを特徴とするATM交換機。 - 【請求項5】 請求項4記載のATM交換機において、
前記ATM仮想端末機構は、制御情報の通信路である制
御情報コネクションと主情報の通信路である主情報コネ
クションとを独立して管理する機能を有することを特徴
とするATM交換機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13993896A JPH09326797A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | Atm交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13993896A JPH09326797A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | Atm交換機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09326797A true JPH09326797A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15257176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13993896A Withdrawn JPH09326797A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | Atm交換機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09326797A (ja) |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP13993896A patent/JPH09326797A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |