JPH0932676A - 内燃機関用燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関用燃料供給装置

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JPH0932676A
JPH0932676A JP7177130A JP17713095A JPH0932676A JP H0932676 A JPH0932676 A JP H0932676A JP 7177130 A JP7177130 A JP 7177130A JP 17713095 A JP17713095 A JP 17713095A JP H0932676 A JPH0932676 A JP H0932676A
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fuel
pressure pump
fuel supply
pressure
high pressure
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朋宏 大橋
Hiromitsu Ando
弘光 安東
Kiyouya Igarashi
京矢 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用燃料供給装置において、装置内の
高圧ポンプの無駄仕事を排除し、高圧ポンプの駆動によ
るエンジン出力や燃費の低下を防止する。 【解決手段】 燃料噴射弁Iと燃料タンク22との間に
設けられた燃料通路23と、燃料通路23に設けられた
高圧ポンプP2と、高圧ポンプP2の上流に設けられ、
高圧ポンプ入口cの圧力を保持する保持手段42と、高
圧ポンプの下流に設けられ、高圧ポンプから吐出された
燃料圧を調整する高圧レギュレータR2と、高圧レギュ
レータR2と圧力保持手段42との間で高圧ポンプP2
をバイパスしてその入口側inと出口側exとを接続す
るリターン通路r1とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料タンクの燃
料をエンジン本体の各気筒に設けられた燃料噴射弁に導
く燃料供給装置、特に、燃料タンクの燃料を高圧ポンプ
で高圧化しエンジン本体側の燃料噴射弁に導くようにし
た内燃機関用燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの燃料供給系は燃料タ
ンクの燃料を低圧ポンプ(フィードポンプ)で加圧し、
燃料配管及びデリバリパイプを介してエンジン本体の各
気筒の燃料噴射弁に供給する。しかも、この燃料噴射弁
で消費されなかった余剰燃料はリターン路を介し燃料タ
ンクに戻すように概略構成されている。処で、燃料供給
の応答性の改善、燃焼の制御性を向上すべく、気筒内に
直接燃料噴射弁で燃料を噴射するようにした筒内噴射エ
ンジンが知られている。この筒内噴射エンジンの燃料供
給系は、特開平7−77120号公報、特開平7−83
134号公報で公知であり、基本的に図10に示すよう
な燃料供給系と成っている。
【0003】ここでは、燃料タンク1の燃料をフィード
ポンプ2で加圧し、逆止弁3、フィルタ4を介し高圧ポ
ンプ5に導き、低圧レギュレータ6でフィードポンプ2
の燃圧の安定化を図っている。更に、この高圧ポンプ5
はエンジン回転を受けて駆動し、加圧した燃料を高圧配
管7及びデリバリパイプ8を介して各燃料噴射弁9に供
給し、高圧化された燃料を燃料噴射弁9で筒内に微細化
して噴霧する。ここで、デリバリパイプ8を通過した余
剰燃料は、高圧レギュレータ10を通過して低圧化さ
れ、低圧のリターン路11を経て燃料タンク1に戻され
る。
【0004】この場合、エンジン駆動時に高圧ポンプ5
はエンジン回転に応じて常時駆動し、その駆動力はエン
ジン出力の一部を利用している。このため、高回転時に
おいて高圧ポンプは比較的大きな駆動力を消費し、吐出
された燃料の一部が余剰燃料として燃料タンク1に戻さ
れる場合、その高圧ポンプの駆動力の一部は無駄となる
ことと成る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、エンジン
駆動時にエンジン回転に応じて常時駆動する高圧ポンプ
5において、余剰燃料はエンジン運転域に応じて単位時
間当たりの吐出量が増減変化し、例えば、高回転低負荷
域では高圧ポンプが吐出する燃料量に比べ、燃料噴射弁
で噴射されて消費される燃料量はごくわずかであり、高
圧ポンプがした仕事の大部分は無駄仕事として熱エネル
ギに変換されて排出される。
【0006】このため、従来の燃料供給装置において
は、同装置が装備する高圧ポンプがエンジン出力を無駄
に消費する運転域で運転される比率が多く、結果として
エンジン出力や燃費の低下を招き問題と成っており、そ
の改善が望まれている。本発明の目的は、高圧ポンプの
無駄仕事を排除し、高圧ポンプの駆動によるエンジン出
力や燃費の低下を防止出来る筒内噴射エンジンの燃料供
給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、燃料噴射弁と燃料タンクとの
間に設けられた燃料通路と、上記燃料通路に設けられた
高圧ポンプと、上記高圧ポンプの上流に設けられ、高圧
ポンプ入口の圧力を保持する保持手段と、上記高圧ポン
プの下流に設けられ、高圧ポンプから吐出された燃料圧
を調整する圧力調整手段と、上記圧力調整手段と保持手
段との間で高圧ポンプをバイパスしてその入口側と出口
側とを接続する通路手段と、を有することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の内燃機
関用燃料供給装置において、上記通路手段が高圧ポンプ
から吐出された燃料を戻すリターン通路であることを特
徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記圧力調整
手段が燃料噴射弁と高圧ポンプとの間に配設されること
を特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記圧力調整
手段が燃料噴射弁の下流に配設されることを特徴とす
る。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記通路手段
の一端が燃料噴射弁と高圧ポンプの間に接続されたこと
を特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5記載の内燃機
関用燃料供給装置において、上記通路手段の一端が燃料
噴射弁の下流に接続されたことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記保持手
段がフィードポンプ、チェック弁、低圧レギュレータの
少なくとも1つから構成されることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記圧力調
整手段の下流端が保持手段の上流近傍に接続されたこと
を特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記圧力調
整手段の下流が燃料タンクに接続されたことを特徴とす
る。
【0016】請求項10の発明は、請求項1乃至請求項
9に記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記通路
手段に制御弁が配設され、上記制御弁を運転状態に応じ
て制御する制御手段が接続され、上記制御手段は燃料噴
射弁により噴射される燃料量によって設定される設定吐
出量に対して余裕がある吐出量の時に上記制御弁を開く
ことを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は請求項10に記載の内
燃機関用燃料供給装置において、上記高圧ポンプがエン
ジン直動式であり、上記制御手段が所定回転数以上で制
御弁を開くことを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項8又は請求項
9記載の内燃機関用燃料供給装置において、上記圧力調
整手段を始動時にバイパスするバイパス手段を付設する
ことを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12記載の内
燃機関用燃料供給装置において、上記通路手段に制御弁
を配設することを特徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項13記載の内
燃機関用燃料供給装置において、上記制御弁を少なくと
も始動時に或いはエンジン回転が所定値以上で開作動す
る制御手段を付設することを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項14記載の内
燃機関用燃料供給装置において、上記制御手段は始動完
了からエンジン回転が所定値以下の範囲で制御弁を閉弁
することを特徴とする。
【0022】
【実施例】図1には本発明の第1実施例としての筒内噴
射エンジンの燃料供給装置20aを示した。この筒内噴
射エンジンの燃料供給装置20aは、図8,図9に示す
4気筒DOHCガソリンエンジン(以後単にエンジンと
記す)21の燃料供給系に装着される。図1に示すよう
に、この燃料供給装置20aは、燃料噴射弁Iと燃料タ
ンク22との間に設けられた燃料通路23と、燃料通路
23に設けられた高圧ポンプP2と、高圧ポンプP2の
上流に設けられ、高圧ポンプ入口側である吸い込み位置
cの圧力を保持する保持手段42と、高圧ポンプP2の
下流に設けられ、高圧ポンプP2から吐出された燃料圧
を調整する圧力調整手段としての高圧レギュレータR2
と、高圧レギュレータR2と圧力保持手段42との間で
高圧ポンプP2をバイパスしてその入口側inと出口側
exとを接続する通路手段としての第1リターン通路r
1とを備える。
【0023】ここで、エンジン21は、図9に示すよう
に、車両Cの前部のエンジンルーム24に横向きに装備
され、そのエンジン21と駆動輪である前輪26とは動
力伝達系25によって連結されている。車両Cの後部に
は燃料タンク22が装着され、そのタンク内及びその回
りには電動のフィードポンプP1が取り付けられ、この
フィードポンプP1の駆動時に燃料タンク22内の燃料
が、図1に示すように、逆止弁27、フィルタ28を経
て燃料通路23に吐出される。
【0024】ここで、吸い込み位置cの圧力を保持する
保持手段42は、これらフィードポンプP1、逆止弁2
7、フィルタ28及び吸い込み位置cの上流の前逆止弁
43、前チェック弁43の上流より分岐する戻し路rd
上の低圧レギュレータR1が夫々相当し、これらが保持
手段42の機能を有している。特に、ここでは前チェッ
ク弁43が保持手段42として機能している。なお、こ
の燃料タンク22には比較的小型のキャニスタ(図示せ
ず)が装着され、比較的少量の蒸発燃料を吸着し、適時
にパージ作動するように構成されている。
【0025】エンジン21は、図8に示すように、ピス
トン29を嵌挿するシリンダブロック30を中央に備
え、シリンダブロック30の上部にシリンダヘッド31
とヘッドカバー32とをこの順で重ねて一体結合してい
る。シリンダヘッド31には吸排気バルブ33,34に
よって開閉される吸排気ポート35,36が形成され、
特に、吸気ポート35は上下方向に長く形成されその吸
気ポート35の側端には燃料噴射弁Iが装着され、その
燃料噴射弁Iが燃焼室37への直接燃料噴射を可能とし
ている。燃料噴射弁Iは各気筒毎に配設され(図9の破
線参照)、各燃料噴射弁Iはエンジン長手方向(車幅方
向)に長くシリンダヘッド31に一体的に取り付けられ
たデリバリパイプ38より高圧燃料を供給され、エンジ
ンコントロールユニット(以後単にECUと記す)39
aからの駆動信号に応じて開弁作動し、高圧燃料を微細
化して噴霧作動できる。
【0026】図1に示す筒内噴射エンジンの燃料供給装
置のデリバリパイプ38は実線で示すように、高圧ポン
プP2の吐出圧を受ける高圧部40に連結され、エンジ
ンの定常運転時に高圧燃料を常時供給されている。この
高圧部40は、高圧配管で形成され、高圧ポンプP2と
デリバリパイプ38とを連通させている。高圧ポンプP
2はエンジン本体側の図示しない排気カムシャフトによ
って直動され、エンジン回転数に応じて回転数を増減
し、低圧ポンプP1からの低圧燃料を燃料通路23を通
して受け、高圧化して高圧部40側に吐出する。
【0027】ここで、高圧部40であって、燃料噴射弁
Iと高圧ポンプP2の間が分岐し、そこに高圧レギュレ
ータR2及びリターン通路rp1が連結される。この高
圧リターン通路rp1の下流端は戻し路rd下流に連通
する。高圧レギュレータR2は高圧部40の燃圧をパイ
ロットポートaで取り込み、その燃圧と図示しない圧縮
バネの付勢力を逆方向より受ける図示しないプランジャ
の釣合い作動に応じて、高圧部40の燃圧を所定値に調
圧し、高圧レギュレータR2を通過する余剰燃料を燃料
タンク22にリターンさせる。ここで、燃料タンク22
側のフィルタ28の吐出側位置bより高圧ポンプP2の
吸い込み位置cの間の燃料通路23、及び、高圧レギュ
レータR2と燃料タンク22の間の高圧リターン通路r
p1及び戻し路rdの一部は、図9に示すように、車両
Cの車室41の長手方向に沿って並列状に配管される。
【0028】このような図1の筒内噴射エンジンの燃料
供給装置20aを装備したエンジン21が図示しないキ
ースイッチのオン操作によって始動されたとする。この
場合、先ず電動の低圧ポンプP1が応答性良く低圧燃料
を燃料通路23に吐出する。この燃料通路23に達した
低圧燃料は、前チェック弁43を通過し、高圧ポンプP
2の吸い込み位置cに供給され、同ポンプを迂回し、第
1リターン通路r1を介して高圧部40を経てデリバリ
パイプ38側の各燃料噴射弁Iに供給され、各燃料噴射
弁IがECU39の駆動パルスを受けた際に開作動し、
ガソリンの筒内噴射を実行させ、エンジン21に出力ト
ルクを発生させている。この場合、高圧ポンプP2の上
流側より下流側の方が、燃圧が低いとき、第1リターン
通路r1を介して低圧ポンプP1により加圧された低圧
燃料を燃料噴射弁Iに導くことで、高圧ポンプP2が始
動時に十分に駆動せずしぼりとして作用することを防止
出来、始動性を向上させることが出来る。
【0029】この始動作動の後、通常運転時には、高圧
ポンプP2がある程度駆動するので、低圧燃料は高圧ポ
ンプP2の加圧作動により高圧化され、燃料噴射弁Iに
供給される。そして、デリバリパイプ38及び高圧部4
0の燃料圧は高圧レギュレータR2によって所定圧に調
圧され、エンジン回転数に応じて生じる余剰燃料は高圧
レギュレータR2を通過して高圧リターン通路rp1を
介して低圧レギュレータR1の下流端である戻し路rd
を通り燃料タンク22に戻される。ポンプ吐出量に対し
ての燃料消費が比較的少なくなって余剰燃料が増加する
運転域では、特に、吐出燃料の一部が第1リターン通路
r1の入口側inより出口側exに戻される。この出口
側exの燃圧は、圧力保持手段42である前チェック弁
43でその低圧化を阻止され、吐出圧を大きく低下させ
ることなく再度吸い込み位置cより高圧ポンプに吸引さ
れ加圧される。
【0030】このため、高圧ポンプの余剰燃料の大部分
は低圧化されずに再度吸い込み位置cより高圧ポンプに
吸引され、結果として高圧ポンプの加圧作動に要するエ
ネルギは少なくて済、高圧ポンプの無駄仕事を低減出
来、エンジンの出力低減や、燃費の悪化を防止できる。
更に高圧ポンプの余剰燃料の大部分は第1リターン通路
r1に戻され、結果として高圧レギュレータR2での調
圧作動によって高圧リターン通路rp1側に流下する燃
料量は比較的低減し、高温化した燃料が燃料タンク22
側に戻る量を低減出来、燃料タンク22内の燃料温度が
高まり蒸発燃料が増加するという問題も減少し、図示し
ないキャニスタの容量を比較的小さくできる。図1の筒
内噴射エンジンの燃料供給装置はその第1リターン通路
r1を高圧ポンプP2のみをバイパスするよう、入口側
inと出口側exとを配設したが、これに代えた変形例
として、図1に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び
高圧ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと
出口側exとを配設してもよい。
【0031】この筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
aの変形例の場合も、高圧ポンプの余剰燃料の大部分は
デリバリパイプ38通過後に大きく低圧化されずに再度
吸い込み位置cより高圧ポンプに吸引され、結果として
高圧ポンプの加圧作動に要するエネルギは少なくて済、
高圧ポンプの無駄仕事を低減出来、エンジンの出力低減
や、燃費の悪化を防止できる。図2には本発明の第2実
施例としての筒内噴射エンジンの燃料供給装置20bを
示した。この筒内噴射エンジンの燃料供給装置20b
は、図1の筒内噴射エンジンの燃料供給装置20aと比
較し、高圧リターン通路rp2の構成が相違する点を除
くと、同一部材を多く含み、ここでは同一部材には同一
符号を付し重複説明を略す。
【0032】この筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
bは、特に、高圧ポンプP2の下流に設けられ、高圧ポ
ンプP2から吐出された燃料圧を調整する高圧レギュレ
ータR2を備える。ここで、高圧部40であると共に各
燃料噴射弁Iの下流であるデリバリパイプ38の下流端
が、高圧レギュレータR2、高圧リターン通路rp2及
び戻し路rdへと連結される。高圧レギュレータR2は
デリバリパイプ38通過後の高圧部40の燃圧を所定値
に調圧し、高圧レギュレータR2を通過する余剰燃料を
燃料タンク22にリターンさせる。
【0033】ここでのデリバリパイプ38の下流端側は
高圧部40を延出するが、図8に2点鎖線で示すよう
に、変形例である燃料供給装置20bの場合、デリバリ
パイプ38内には他端がU字状を成して連通する2重の
高圧部40が形成され、外側の高圧部40の一端が高圧
レギュレータR2、高圧リターン通路rp2側に順次連
通する。なお、この高圧リターン通路rp2の下流端は
戻し通路rdを経て燃料タンク22に連通されていた
が、場合により、高圧リターン通路rp2の下流端を戻
し通路rdには連結させず、保持手段42の上流である
低圧ポンプP1と吸い込み口位置dの間に直接連結して
(図2の2点鎖線参照)、積極的に戻し燃料が燃料タン
ク22内の燃料と混ざらないようにして、タンク内温度
の上昇を抑えても良い。
【0034】この第2実施例の場合も、第1実施例と同
様に、保持手段42が有効に働き、高圧ポンプの余剰燃
料の大部分は第1或いは第2リターン通路r1,r2を
経て、低圧化されずに再度吸い込み位置cより高圧ポン
プに吸引され、高圧ポンプの無駄仕事を低減出来、エン
ジンの出力低減や、燃費の悪化を防止できる。しかも、
高圧レギュレータR2がデリバリパイプ38及び高圧通
路40の燃料圧を所定圧に調圧し、余剰燃料を高圧リタ
ーン通路rp2を経て燃料タンク22にリターンさせる
が、高温化した燃料が燃料タンク22に戻される比率が
低く、燃料タンク22内の燃料温度が高まり蒸発燃料が
増加するという問題を低減できる。
【0035】図3には本発明の第3実施例としての筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20cを示した。この筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20cは、図1の筒内噴射
エンジンの燃料供給装置20aと比較し、高圧リターン
通路rp2及び第1リターン通路r1の構成が相違する
点を除くと、同一部材を多く同一部材を多く含み、ここ
では同一部材には同一符号を付し重複説明を略す。この
筒内噴射エンジンの燃料供給装置20cは、特に、高圧
ポンプP2とデリバリパイプ38の間より分岐し、高圧
ポンプP2から吐出された燃料圧を調整する高圧レギュ
レータR2及び高圧リターン通路rp3を備える。ここ
での高圧リターン通路rp3は、前チェック弁43の上
流に連通されている。
【0036】高圧レギュレータR2はデリバリパイプ3
8通過後の高圧部40の燃圧を所定値に調圧し、高圧レ
ギュレータR2を通過する余剰燃料を前チェック弁43
の上流にリターンさせる。一方、高圧ポンプP2と燃料
噴射弁Iの間で高圧ポンプP2をバイパスしてその入口
側inと出口側exとを配備した第1リターン通路r1
とを備える。特に、ここでの出口側ex部分は燃料通路
23の吸い込み位置cに接続され、高圧ポンプP2の図
示しない吸い込み口に連通する。なお、図3の筒内噴射
エンジンの燃料供給装置20cはその第1リターン通路
r1を高圧ポンプP2のみをバイパスするよう、入口側
inと出口側exとを配設したが、これに代えた変形例
として、図3に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び
高圧ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと
出口側exとを配設してもよい。
【0037】この第3実施例の場合も、第1実施例と同
様に、保持手段42が有効に働き、高圧ポンプの余剰燃
料の大部分は第1或いは第2リターン通路r1,r2を
経て、低圧化されずに再度出口側exより高圧ポンプP
2に吸引され、しかも高圧レギュレータR2を通過する
余剰燃料も吸い込み位置cより高圧ポンプP2に吸い込
まれ、同ポンプP2の無駄仕事をより確実に低減出来、
エンジンの出力低減や、燃費の悪化を防止できる。しか
も、本装置20cは高温化した燃料が燃料タンク22に
戻されることが無く、燃料タンク22内の燃料温度が高
まり蒸発燃料が増加するという問題を排除できる。更
に、高圧リターン通路rp3が燃料タンク22側まで延
びていないので、配管が短くてなり、コスト低減を図る
ことが出来る。
【0038】図4には本発明の第4実施例としての筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20dを示した。この筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20dは、図3の筒内噴射
エンジンの燃料供給装置20cと比較し、第1或いは第
2リターン通路r1,r2の構成が相違する点を除くと
同一部材を多く含み、ここでは同一部材には同一符号を
付し重複説明を略す。
【0039】ここでの高圧レギュレータR2はデリバリ
パイプ38通過後の高圧部40の燃圧を所定値に調圧
し、高圧レギュレータR2を通過する余剰燃料を吸い込
み位置cにリターンさせる。第1リターン通路r1は高
圧ポンプP2をバイパスする流路で、その高圧ポンプP
2の吐出側である入口側inと吸い込み側である出口側
exを制御弁である切換えバルブ手段Vを介して接続す
る。ここでの出口側ex部分は高圧ポンプP2の吸い込
み口に連通する。なお、図4の第1リターン通路r1に
代えて、図4に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び
高圧ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと
出口側exとを配設してもよい。
【0040】ここで、切換えバルブ手段Vの図示しない
電磁アクチュエータにはECU39d(制御プログラム
のみが一部相違する以外は図1のECU39aと同様の
構成を採る)が接続される。切換えバルブ手段Vを運転
状態に応じて制御する制御手段としてのECU39d
は、内燃機関の始動時には切換えバルブ手段Vを開き、
始動時以外の通常運転状態ではエンジン回転数が所定回
転数以上の高回転域で切換えバルブ手段Vを開き、エン
ジン回転数が所定回転数以下の低回転域で切換えバルブ
手段Vを閉じる。なお、切換えバルブ手段Vの開弁が許
容される開弁許容運転領域が各エンジン回転数と負荷と
に応じて設定されるようにしておき、当該運転状態が開
弁許容運転領域内に入った場合、即ち、余裕幅ΔQ(余
剰燃料量)が生じているような運転状態の場合に、切換
えバルブ手段Vに開弁信号を発するように構成しても良
い。
【0041】このような図4の筒内噴射エンジンの燃料
供給装置を装備したエンジン21が図示しないキースイ
ッチのオン操作によって始動されたとする。この場合、
先ず電動の低圧ポンプP1が応答性良く低圧燃料を燃料
通路23に吐出する。この燃料通路23に達した低圧燃
料は、始動初期の高圧ポンプP2を迂回して第1リター
ン通路r1を介して燃料噴射弁Iに加わり、その後、切
換えバルブ手段Vが閉じ、高圧ポンプP2の吸い込み加
圧作動により高圧化され、高圧通路40を経てデリバリ
パイプ38側の各燃料噴射弁Iに供給され、各燃料噴射
弁IがECU39dの駆動パルスを受けた際に開作動
し、ガソリンの筒内噴射を実行させ、エンジン21に出
力トルクを発生させている。このように、始動完了前に
おいてECU39dによって切換えバルブ手段Vをオン
して開弁位置h2に保持し、第1リターン通路r1を開
き、燃圧を早く上昇させ、早期始動を可能としている。
【0042】始動完了後の通常運転時において、エンジ
ン回転数が所定回転数以下の低回転域では切換えバルブ
手段Vを閉じ、デリバリパイプ38側の容量を狭め、高
圧ポンプP2の吐出量で高圧部40の燃圧を高めてい
る。各エンジン回転数が所定回転数以上の高回転域に達
すると、ECU39dは切換えバルブ手段Vにオン信号
を出力して開弁位置h2に切換えを行い、第1リターン
通路r1を開く。この時、高圧部40の余剰燃料は第1
リターン通路r1を経て出口側exへ戻され、保持手段
42の作用によって、高圧ポンプP2の吸い込み側には
高圧レベルの燃料が比較的安定して供給される。このた
め、通常運転時の高回転域において高圧ポンプP2の無
駄仕事をより確実に低減出来、エンジンの出力低減や、
燃費の悪化を防止できる。しかも、高圧レギュレータR
2を通過する余剰燃料は燃料タンク22に戻されること
が無いので、燃料タンク22内の燃料温度が高まり蒸発
燃料が増加するという問題を生じない。
【0043】図5には本発明の第5実施例としての筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20eを示した。この筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20eは、図4の筒内噴射
エンジンの燃料供給装置20dと比較し、高圧リターン
通路rp2の構成が相違する点を除くと、同一部材を多
く含み、ここでは同一部材には同一符号を付し重複説明
を略す。
【0044】この筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
eは、特に、高圧ポンプP2及びデリバリパイプ38の
下流に設けられ、高圧ポンプP2から吐出されデリバリ
パイプ38を通過した燃料圧を調整する高圧レギュレー
タR2を備える。ここでは、各燃料噴射弁Iの下流であ
るデリバリパイプ38の下流端が高圧レギュレータR
2、高圧リターン通路rp2及び戻し路rdへと連結さ
れる。この装置20eの場合、高圧レギュレータR2は
デリバリパイプ38通過後の高圧部40の燃圧を所定値
に調圧し、高圧レギュレータR2を通過する余剰燃料を
燃料タンク22にリターンさせる。
【0045】ここでも、第1リターン通路r1は高圧ポ
ンプP2の吐出側である入口側inと吸い込み側である
出口側exを切換えバルブ手段Vを介して接続する。こ
こでの出口側ex部分は燃料通路23の吸い込み位置c
と合流する。なお、図5の第1リターン通路r1に代え
て、図5に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び高圧
ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと出口
側exとを配設してもよい。ここで、切換えバルブ手段
Vの図示しない電磁アクチュエータにはECU39e
(制御プログラムのみが一部相違する以外は図4のEC
U39dと同様の構成を採る)が接続される。切換えバ
ルブ手段Vを運転状態に応じて制御する制御手段として
のECU39eは、内燃機関の始動時及び、エンジン回
転数が所定回転数以上の高回転域で切換えバルブ手段V
を開き、それ以外の通常運転状態では切換えバルブ手段
Vを閉じる。
【0046】なお、切換えバルブ手段Vの開弁が許容さ
れる開弁許容運転領域が各エンジン回転数と負荷とに応
じて設定されるようにしておき、当該運転状態が開弁許
容運転領域内に入った場合、即ち、余裕幅ΔQ(余剰燃
料量)が生じているような運転状態の場合に、切換えバ
ルブ手段Vに開弁信号を発するように構成しても良い。
このような図5の筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
eを装備したエンジン21が図示しないキースイッチの
オン操作によって始動されたとする。
【0047】この場合、先ず電動の低圧ポンプP1が応
答性良く低圧燃料を燃料通路23に吐出する。この燃料
通路23に達した低圧燃料は、始動初期の高圧ポンプP
2を迂回して切換えバルブ手段V、第1リターン通路r
1を通り、高圧部40を介して燃料噴射弁Iに加わる。
その後、切換えバルブ手段Vが閉じ高圧ポンプP2の吸
い込み加圧作動により低圧燃料は高圧化され、高圧路4
0を経てデリバリパイプ38側の各燃料噴射弁Iに供給
され、各燃料噴射弁IがECU39eの駆動パルスを受
けた際に開作動し、ガソリンの筒内噴射を実行させ、エ
ンジン21に出力トルクを発生させている。特に、始動
完了前においてECU39eによって切換えバルブ手段
Vをオンして開弁位置h2に保持し、第1リターン通路
r1を開き、デリバリパイプ38側の燃圧を早く上昇さ
せ、早期始動を可能としている。
【0048】始動完了後の通常運転時において、エンジ
ン回転数が所定回転数以下の場合の低回転域では、EC
U39eは切換えバルブ手段Vにオフ信号を出力して閉
弁位置h1に切換えを行い、第1リターン通路r1を閉
じる。これにより、デリバリパイプ38側の容量を狭
め、高圧部40の燃圧が低下することを防止する。ま
た、エンジン回転数が所定回転数以上の高回転域に達す
ると、ECU39dは切換えバルブ手段Vにオン信号を
出力して開弁位置h2に切換えを行い、第1リターン通
路r1を開く。この時、高圧部40の余剰燃料は第1リ
ターン通路r1を経て出口側exへ戻され、保持手段4
2の作用によって、高圧ポンプP2の吸い込み位置cに
は高圧レベルの燃料が比較的安定して供給される。この
ため、通常運転時において高圧ポンプP2の吸い込み側
燃圧が高レベルに保持され、無駄仕事をより確実に低減
出来、高圧ポンプP2の駆動によるエンジンの出力低減
や、燃費の悪化を防止できる。しかも、高圧部40の余
剰燃料が第1リターン通路r1を経て高圧ポンプP2に
戻されるので、高圧レギュレータR2を経て燃料タンク
22に戻される燃料が低減し、燃料タンク22内の燃料
温度が高まり蒸発燃料が増加するという問題をあまり生
じない。
【0049】図6には本発明の第6実施例としての筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20fを示した。この筒内
噴射エンジンの燃料供給装置20fは、図4の筒内噴射
エンジンの燃料供給装置20dと比較し、高圧リターン
路rp3及び第1リターン通路r1の出口側exの構成
が相違する点を除くと同一部材を多く含み、ここでは同
一部材には同一符号を付し重複説明を略す。ここでの高
圧レギュレータR2は高圧部40の燃圧を所定値に調圧
する。高圧レギュレータR2はここを通過する余剰燃料
を高圧リターン通路rp3を介し吸い込み位置cにリタ
ーンさせる。高圧リターン通路rp3は高圧レギュレー
タR2と並設されるレギュレータバイパス路rbを備
え、同路rbには開閉弁Bを装着する。開閉弁Bの図示
しない電磁アクチュエータにはECU39f(制御プロ
グラムのみが一部相違する以外は図4のECU39dと
同様の構成を採る)が接続される。
【0050】第1リターン通路r1は高圧ポンプP2の
吐出側である入口側inと吸い込み側である出口側ex
を制御弁である切換えバルブ手段Vを介して接続する。
ここでの出口側ex部分と燃料通路23の吸い込み位置
cとは互いに並設され、共に高圧ポンプP2の吸い込み
口に連通する。なお、図6の第1リターン通路r1に代
えて、図6に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び高
圧ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと出
口側exとを配設してもよい。
【0051】ここで、切換えバルブ手段Vの図示しない
電磁アクチュエータにはECU39fが接続される。開
閉弁B及び切換えバルブ手段Vを運転状態に応じて制御
する制御手段としてのECU39fは、内燃機関の始動
時には切換えバルブ手段Vを閉じ、開閉弁Bを開き、始
動時以外の通常運転状態ではエンジン回転数が所定回転
数以下の低回転域では切換えバルブ手段V及び開閉弁B
を閉じ、所定回転数以上の高回転域で開閉弁Bを閉じ、
切換えバルブ手段Vを開くという機能を備える。 な
お、切換えバルブ手段Vの開弁が許容される開弁許容運
転領域が各エンジン回転数と負荷とに応じて設定される
ようにしておき、当該運転状態が開弁許容運転領域内に
入った場合、即ち、余裕幅ΔQ(余剰燃料量)が生じて
いるような運転状態の場合に、切換えバルブ手段Vに開
弁信号を発するように構成しても良い。
【0052】このような図6の筒内噴射エンジンの燃料
供給装置20fを装備したエンジン21が図示しないキ
ースイッチのオン操作によって始動されたとする。この
場合、先ず電動の低圧ポンプP1が応答性良く低圧燃料
を燃料通路23に吐出する。この燃料通路23に達した
低圧燃料は、高圧リターン通路rp3、レギュレータバ
イパス路rb、開閉弁Bを通り、高圧部40に供給され
て、デリバリパイプ38側の各燃料噴射弁Iに加わる。
更に、各燃料噴射弁IがECU39dの駆動パルスを受
けた際に開作動し、ガソリンの筒内噴射を実行させ、エ
ンジン21に出力トルクを発生させている。特に、始動
完了前においてECU39fによって切換えバルブ手段
Vをオフして閉弁位置h1に保持し、第1リターン通路
r1を閉じ、デリバリパイプ38側の容量を狭め、同時
に、開閉弁Bを開位置k2に切換え、低圧燃料を高圧部
40に加えることで、燃圧を早く上昇させ、燃料移動を
促進し、早期始動を可能としている。
【0053】始動完了後の通常運転時において、エンジ
ン回転数が所定回転数以下の所定回転数域ではECU3
9fは切換えバルブ手段V及び開閉弁Bにオフ信号を出
力して閉弁位置h1,k1として第1リターン通路r1
及びレギュレータバイパス路rbを閉じる。これにより
高圧ポンプP2の吐出圧を確保出来、燃料噴射弁Iの噴
霧を安定化出来る。また、エンジン回転数が所定回転数
以上の高回転域に達すると、ECU39fは切換えバル
ブ手段Vにオン信号を出力して開弁位置h2に切換えを
行い、第1リターン通路r1を開く。この時、高圧部4
0の余剰燃料は第1リターン通路r1を経て出口側ex
へ戻され、高圧ポンプP2の吸い込み側には高圧レベル
の燃料が比較的安定して供給される。開閉弁Bは閉位置
k1に切換えられており、高圧部40側の燃圧を所定レ
ベルに保持する。
【0054】このため、通常運転時において高圧ポンプ
P2の無駄仕事をより確実に低減出来、所定燃圧を確保
して燃料の微細化を図り適正な燃焼を促進させ、エンジ
ンの出力低減や、燃費の悪化を防止できる。しかも、余
剰燃料が高圧レギュレータR2を経て前チェック弁43
の下流に戻されるので、高圧ポンプP2への供給燃料の
一部を確保することが出来ると共に、燃料タンク22に
高温化した燃料が戻されることが無いので、燃料タンク
22内の燃料温度が高まり蒸発燃料が増加するという問
題を生じない。更に、高圧リターン通路rp3を燃料タ
ンク22にまで延ばす必要が無く、コスト低減も図れ
る。図7には本発明の第7実施例としての筒内噴射エン
ジンの燃料供給装置20gを示した。
【0055】この筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
gは、図5の筒内噴射エンジンの燃料供給装置20eと
比較し、高圧リターン通路rp2の構成が相違する点を
除くと、同一部材を多く含み、ここでは同一部材には同
一符号を付し重複説明を略す。この筒内噴射エンジンの
燃料供給装置20gは、特に、デリバリパイプ38を通
過した燃料圧を調整する高圧レギュレータR2を備え、
各燃料噴射弁Iの下流であるデリバリパイプ38の下流
端が高圧レギュレータR2、高圧リターン通路rp2及
び戻し路rdへと連結される。
【0056】この装置20gの場合、高圧レギュレータ
R2はデリバリパイプ38通過後の高圧部40の燃圧を
所定値に調圧し、高圧レギュレータR2を通過する余剰
燃料を燃料タンク22にリターンさせる。高圧リターン
通路rp2は高圧レギュレータR2と並設されるレギュ
レータバイパス路rbを備え、同路rbには開閉弁Bが
装着される。また、開閉弁Bの下流にはオリフィスOS
が設けられる。開閉弁Bの図示しない電磁アクチュエー
タにはECU39g(制御プログラムのみが一部相違す
る以外は図5のECU39eと同様の構成を採る)が接
続される。ここでも、第1リターン通路r1は高圧ポン
プP2の吐出側である入口側inと吸い込み側である出
口側exを切換えバルブ手段Vを介して接続する。ここ
での出口側ex部分は燃料通路23の吸い込み位置cと
合流する。
【0057】ここで、切換えバルブ手段Vの図示しない
電磁アクチュエータにはECU39gが接続される。開
閉弁B及び切換えバルブ手段Vを運転状態に応じて制御
する制御手段としてのECU39gは、内燃機関の始動
時には切換えバルブ手段Vを閉じ、開閉弁Bを開き、始
動時以外の通常運転状態ではエンジン回転数が所定回転
数以下の低回転域では開閉弁B及び切換えバルブ手段V
を閉じ、エンジン回転数が所定回転数以上の高回転域で
開閉弁Bを閉じ、切換えバルブ手段Vを開くという機能
を備える。なお、図7の第1リターン通路r1に代え
て、図7に2点鎖線で示すように燃料噴射弁I及び高圧
ポンプP2を共にバイパスするよう、入口側inと出口
側exとを配設した場合、始動時にデリバリパイプ38
等に滞留していた気泡を除去するため、始動時には切換
えバルブ手段Vを閉じるように設定することが好まし
い。
【0058】なお、切換えバルブ手段Vの開弁が許容さ
れる開弁許容運転領域が各エンジン回転数と負荷とに応
じて設定されるようにしておき、当該運転状態が開弁許
容運転領域内に入った場合、即ち、余裕幅ΔQ(余剰燃
料量)が生じているような運転状態の場合に、切換えバ
ルブ手段Vに開弁信号を発するように構成しても良い。
このような図7の筒内噴射エンジンの燃料供給装置20
gを装備したエンジン21が図示しないキースイッチの
オン操作によって始動されたとする。
【0059】この場合、先ず電動の低圧ポンプP1が応
答性良く低圧燃料を燃料通路23に吐出する。この燃料
通路23に達した低圧燃料は、始動初期の高圧ポンプP
2を迂回して切換えバルブ手段V、第1リターン通路r
1を通り高圧部40を介して燃料噴射弁Iに加わる。そ
の後、低回転域では切換えバルブ手段Vが閉じ、高圧ポ
ンプP2の吸い込み加圧作動により高圧化され、高圧路
40を経てデリバリパイプ38側の各燃料噴射弁Iに供
給され、各燃料噴射弁IがECU39gの駆動パルスを
受けた際に開作動し、ガソリンの筒内噴射を実行させ、
エンジン21に出力トルクを発生させている。
【0060】特に、始動完了前においてECU39gに
よって切換えバルブ手段Vをオンして開弁位置h2に保
持し、第1リターン通路r1を開き、デリバリパイプ3
8側の燃圧を早く上昇させ、燃料移動を促進し、早期始
動を可能としている。同時に、開閉弁Bを開位置k2に
切換え、デリバリパイプ38等に滞留した気泡の除去を
確実に行える。また、オリフィスOSの存在により低圧
レギュレータR1により設定される燃圧よりわずかに低
い圧力がレギュレータバイパス路rbの上流の高圧部4
0側にセットされ、始動時の燃料供給量が正確に調整さ
れるようになる。始動完了後の通常運転時において、エ
ンジン回転数が所定回転数以下の低回転数域では、EC
U39gは切換えバルブ手段V及び開閉弁Bにオフ信号
を出力して第1リターン通路r1及びレギュレータバイ
パス路rbを閉じる。この場合、燃料噴射弁Iに加わる
燃圧を高圧レギュレータR2により調圧でき、安定した
高圧噴射を可能とする。
【0061】また、エンジン回転数が所定回転数以上の
高回転域に達すると、ECU39gは切換えバルブ手段
Vにオン信号を出力して開弁位置h2に切換えを行い、
第1リターン通路r1を開く。この時、第1リターン通
路r1を経て出口側exへ戻された余剰燃料は保持手段
42の作用によって高圧レベルに保持され、高圧ポンプ
P2の吸い込み側に比較的安定して供給される。同時
に、開閉弁Bを閉位置k1に切換え、高圧部40側の燃
圧を所定レベルに保持する。高圧部40の余剰燃料は高
圧レギュレータR2を経て燃料タンク22に戻される。
このため、通常運転時において高圧ポンプP2の無駄仕
事をより確実に低減出来、所定燃圧を確保して燃料の微
細化を図り適正な燃焼を促進させ、エンジンの出力低減
や、燃費の悪化を防止できる。しかも、高圧部40の余
剰燃料が第1リターン通路r1を経て高圧ポンプP2に
戻されるので、高圧レギュレータR2を経て燃料タンク
22に戻される燃料が低減し、燃料タンク22内の燃料
温度が高まり蒸発燃料が増加するという問題をあまり生
じない。
【0062】本発明は上述の各実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、上述のところにおいて、エンジン2
1は4気筒DOHCガソリンエンジンの燃料供給系に装
着されていたが、これに代えて、その他の多気筒ガソリ
ンエンジンあるいはガソリン以外のアルコール燃料等を
用いる多気筒エンジンに装着可能である。また、周知の
ユニットインジェクタを備えるディーゼルエンジンにも
本発明を適用できる。また、吸気ポート噴射型エンジン
にも適用可能である。更に、上述の各高圧ポンプはエン
ジン駆動式であったが、モータ駆動式でもよい。この場
合、始動性は特に問題とならないので、第1リターン通
路r1に制御弁を設けた燃料供給系(例えば図4乃至図
7の制御弁参照)ではその制御弁をエンジン負荷に応じ
て制御すれば良い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、燃料
噴射弁と燃料タンクとの間の燃料通路に高圧ポンプを設
け、同高圧ポンプの上流に高圧ポンプ入口の圧力を保持
する保持手段を設け、同高圧ポンプの下流に高圧ポンプ
から吐出された燃料圧を調整する圧力調整手段を設け、
特に、圧力調整手段と保持手段との間で高圧ポンプをバ
イパスしてそのポンプの入口側と出口側とを接続する通
路手段を設け、この通路手段で高圧ポンプからの余剰燃
料を再度高圧ポンプの吸い込み側に戻す。このため、高
圧ポンプからの余剰燃料の圧力が圧力保持手段によって
保持された上で、再度高圧ポンプの吸い込み側に戻さ
れ、高圧ポンプの無駄仕事を低減出来る。
【0064】請求項2の発明は、請求項1記載の内燃機
関用燃料供給装置において、特に、通路手段が高圧ポン
プから吐出された燃料を戻すリターン通路として設定さ
れるので、このリターン通路が高圧ポンプの無駄仕事を
低減出来る。
【0065】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、圧力調
整手段が燃料噴射弁と高圧ポンプとの間の燃圧を調整出
来る。このため、高圧ポンプからの燃料の圧力を適正値
に保持出来燃料噴射弁の噴霧を安定化出来る。
【0066】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、圧力調
整手段が燃料噴射弁の下流の燃圧を調整出来る。このた
め、高圧ポンプからの燃料の圧力を適正値に保持出来、
燃料噴射弁の噴霧を安定化出来る。
【0067】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に通路手段
の一端が燃料噴射弁と高圧ポンプの間に接続されたの
で、高圧ポンプからの余剰燃料が再度高圧ポンプの吸い
込み側に戻され、高圧ポンプの無駄仕事を低減出来る。
【0068】請求項6の発明は、請求項5記載の内燃機
関用燃料供給装置において、特に、通路手段の一端が燃
料噴射弁の下流に接続されたので、燃料噴射弁で消費さ
れなかった余剰燃料が再度高圧ポンプの吸い込み側に戻
され、高圧ポンプの無駄仕事を低減出来る。
【0069】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、保持
手段がフィードポンプ、チェック弁、低圧レギュレータ
の少なくとも1つから構成されるので、高圧ポンプから
の余剰燃料の圧力が圧力保持手段によって確実に保持さ
れ、高圧ポンプの無駄仕事を低減出来る。
【0070】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、圧力
調整手段の下流端が保持手段の上流近傍に接続されたの
で、余剰燃料が燃料タンク側に戻らず、燃料タンク内の
燃料温度を高温化させることがないと共に、配管を短く
設定出来、コスト低減を図れる。
【0071】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項6
に記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、圧力
調整手段の下流が燃料タンクに接続されてもよく、この
場合も、通路手段で高圧ポンプからの余剰燃料を再度高
圧ポンプの吸い込み側に戻し、高圧ポンプの無駄仕事を
低減出来る。
【0072】請求項10の発明は、請求項1乃至請求項
9に記載の内燃機関用燃料供給装置において、特に、通
路手段に制御弁が配設され、その制御弁を運転状態に応
じて制御する制御手段が接続され、同制御手段は燃料噴
射弁により噴射される燃料量によって設定される設定吐
出量に対して余裕がある吐出量の時に制御弁を開くの
で、高圧ポンプがその設定吐出量に対して余裕がある駆
動時にのみ通路手段を通して燃料を吸い込み側に戻し、
高圧ポンプの無駄仕事を低減出来る。
【0073】請求項11の発明は請求項10に記載の内
燃機関用燃料供給装置において、特に、高圧ポンプがエ
ンジン直動式であり、制御手段が所定回転数以上で制御
弁を開くので、エンジンの高回転域で高圧ポンプが余剰
燃料を吐出する際、その余剰燃料を吸い込み側に戻し、
エンジンの高回転域での高圧ポンプの無駄仕事を低減出
来る。
【0074】請求項12の発明は、請求項9記載の内燃
機関用燃料供給装置において、特に、圧力調整手段を始
動時にバイパスするバイパス手段を付設するので、始動
時の燃料流動をスムーズに行え、始動性を向上できる。
【0075】請求項13の発明は、請求項12記載の内
燃機関用燃料供給装置において、特に、通路手段に制御
弁を配設するので、通路手段の流動抵抗を所定時に低減
するようにでき、所定時の燃料流動をスムーズに行え
る。
【0076】請求項14の発明は、請求項13記載の内
燃機関用燃料供給装置において、特に、制御弁を少なく
とも始動時或いはエンジン回転が所定値以下で開作動す
る制御手段を付設するので、始動性を向上でき、また、
エンジン高回転域での高圧ポンプの無駄仕事を低減でき
る。
【0077】請求項15の発明は、請求項14記載の内
燃機関用燃料供給装置において、特に、制御手段は始動
完了からエンジン回転が所定値以下の範囲で制御弁を閉
弁するので、エンジン回転が所定値以下の範囲における
高圧ポンプの吐出圧を確保出来、燃料噴射弁の噴霧を安
定化出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第4実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第5実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第6実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第7実施例としての筒内噴射エンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図8】本発明の第1実施例としての筒内噴射エンジン
の縦断面図である。
【図9】本発明の第1実施例としての筒内噴射エンジン
を装備した車両の概略配置図である。
【図10】従来の筒内噴射エンジンの燃料供給装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
20a〜20g 筒内噴射エンジンの燃料供給装置 21 エンジン 22 燃料タンク 23 燃料通路 38 デリバリパイプ 39a,39d,39e,39f,39gECU 40 高圧部 42 保持手段 43 前チェック弁 c 吸い込み位置 b 吐出側位置 e パイロットポート in 入口側 ex 出口側 rd 戻し通路 r1 第1リターン通路 r2 第2リターン通路 rp1,rp2,rp3高圧リターン通路 I 燃料噴射弁 P1 フィードポンプ P2 高圧ポンプ R1 低圧レギュレータ R2 高圧レギュレータ V 切換えバルブ手段 B 開閉弁

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射弁と燃料タンクとの間に設けられ
    た燃料通路と、上記燃料通路に設けられた高圧ポンプ
    と、上記高圧ポンプの上流に設けられ、高圧ポンプ入口
    の圧力を保持する保持手段と、上記高圧ポンプの下流に
    設けられ、高圧ポンプから吐出された燃料圧を調整する
    圧力調整手段と、上記圧力調整手段と保持手段との間で
    高圧ポンプをバイパスしてその入口側と出口側とを接続
    する通路手段とを有することを特徴とする内燃機関用燃
    料供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の内燃機関用燃料供給装置に
    おいて、上記通路手段が高圧ポンプから吐出された燃料
    を戻すリターン通路であることを特徴とする内燃機関用
    燃料供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の内燃機関用燃
    料供給装置において、上記圧力調整手段が燃料噴射弁と
    高圧ポンプとの間に配設されることを特徴とする内燃機
    関用燃料供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2記載の内燃機関用燃
    料供給装置において、上記圧力調整手段が燃料噴射弁の
    下流に配設されることを特徴とする内燃機関用燃料供給
    装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4記載の内燃機関用燃
    料供給装置において、上記通路手段の一端が燃料噴射弁
    と高圧ポンプの間に接続されたことを特徴とする内燃機
    関用燃料供給装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の内燃機関用燃料供給装置に
    おいて、上記通路手段の一端が燃料噴射弁の下流に接続
    されたことを特徴とする内燃機関用燃料供給装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6に記載の内燃機関用
    燃料供給装置において、上記保持手段がフィードポン
    プ、チェック弁、低圧レギュレータの少なくとも1つか
    ら構成されることを特徴とする内燃機関用燃料供給装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項6に記載の内燃機関用
    燃料供給装置において、上記圧力調整手段の下流端が保
    持手段の上流近傍に接続されたことを特徴とする内燃機
    関用燃料供給装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項6に記載の内燃機関用
    燃料供給装置において、上記圧力調整手段の下流が燃料
    タンクに接続されたことを特徴とする内燃機関用燃料供
    給装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9に記載の内燃機関
    用燃料供給装置において、上記通路手段に制御弁が配設
    され、上記制御弁を運転状態に応じて制御する制御手段
    が接続され、上記制御手段は燃料噴射弁により噴射され
    る燃料量によって設定される設定吐出量に対して余裕が
    ある吐出量の時に上記制御弁を開くことを特徴とする内
    燃機関用燃料供給装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の内燃機関用燃料供給
    装置において、上記高圧ポンプがエンジン直動式であ
    り、上記制御手段が所定回転数以上で制御弁を開くこと
    を特徴とする内燃機関用燃料供給装置。
  12. 【請求項12】請求項8又は請求項9記載の内燃機関用
    燃料供給装置において、上記圧力調整手段を始動時にバ
    イパスするバイパス手段を付設することを特徴とする内
    燃機関用燃料供給装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の内燃機関用燃料供給装
    置において、上記通路手段に制御弁を配設することを特
    徴とする内燃機関用燃料供給装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の内燃機関用燃料供給装
    置において、上記制御弁を少なくとも始動時或いはエン
    ジン回転が所定値以上で開作動する制御手段を付設する
    ことを特徴とする内燃機関用燃料供給装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の内燃機関用燃料供給装
    置において、上記制御手段は始動完了からエンジン回転
    が所定値以下の範囲で制御弁を閉弁することを特徴とす
    る内燃機関用燃料供給装置。
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