JPH09325745A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH09325745A
JPH09325745A JP8145749A JP14574996A JPH09325745A JP H09325745 A JPH09325745 A JP H09325745A JP 8145749 A JP8145749 A JP 8145749A JP 14574996 A JP14574996 A JP 14574996A JP H09325745 A JPH09325745 A JP H09325745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
thinning
main
sub
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8145749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3350356B2 (ja
Inventor
Koji Sawada
孝司 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MegaChips Corp filed Critical MegaChips Corp
Priority to JP14574996A priority Critical patent/JP3350356B2/ja
Publication of JPH09325745A publication Critical patent/JPH09325745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3350356B2 publication Critical patent/JP3350356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルポートメモリに替えてシングルポー
トメモリの使用を可能にする。 【解決手段】 間引き後のメイン画像信号A1の経路に
ラインバッファ7が介挿され、間引き後のサブ画像信号
A2の経路にラインバッファ8が介挿されている。ま
た、RAM21から読み出された画像信号Cの経路にラ
インバッファ11が介挿されている。このため、RAM
21への書込み・読出しを、出力画像信号S3が外部へ
と送出される速度の2倍以上の速度で行うことが可能と
なる。制御部12は、RAM21への書込みと読出しと
が、出力画像信号S3の2倍以上の速度で、しかも時間
的に重複することなく行われるように、RAM21およ
びマルチプレクサ9を制御する。その結果、RAM21
として、シングルポート型の使用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置に
関し、特に、高価でピン数の多いデュアルポートメモリ
を用いることなく、ダブルウィンドウ表示を実現するた
めの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、この発明の背景となる従来の
画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像
処理装置171は、2つの入力画像信号であるメインお
よびサブ画像信号S1、S2から、それぞれが間引きさ
れた画像が単一の画面上に並列に表示されてなる、いわ
ゆるダブルウィンドウ画像を合成し、出力画像信号S3
として出力する。
【0003】図10において、151は画像変換部、7
1はデュアルポートRAM、51および52は水平フィ
ルタ・間引き部、53および54はラインバッファ、5
5および56は垂直フィルタ・間引き部、59はマルチ
プレクサ、そして、61は制御部である。
【0004】画像変換部151には、メイン画像信号S
1、メイン画像の垂直同期信号Vsync1、水平同期信号
Hsync1、ドットクロックDCLK1、サブ画像信号S2、
サブ画像の垂直同期信号Vsync2、水平同期信号Hsync
2、ドットクロックDCLK2が、同時に入力される。
【0005】メイン画像信号S1は、水平フィルタ・間
引き部51を通過するときに、ライン(走査線)に沿っ
て間引かれ、さらに、ラインバッファ53および垂直フ
ィルタ・間引き部55を通過することによって、ライン
の配列方向に間引かれる。すなわち、マルチプレクサ5
9へ到達したメイン画像信号S1には、その水平成分お
よび垂直成分の双方に対して、所定の間引き率での間引
きが施される。
【0006】サブ画像信号S2についても、水平フィル
タ・間引き部52、ラインバッファ54、および、垂直
フィルタ・間引き部56によって、所定の間引き率での
間引きが行われる。画像信号S1,S2の双方の間引き
率は、出力画像信号S3として双方が単一画面上に並列
に表示可能なように設定される。例えば、メイン画像信
号S1の間引き率が2/3であれば、サブ画像信号S2
の間引き率は1/3、ないしそれよりも小さい値に設定
される。
【0007】垂直フィルタ・間引き部55,56の双方
から出力される間引き後の画像信号S1,S2は、マル
チプレクサ59によって、一方が適時選択された上で、
デュアルポートRAM71へと書き込まれる。同時に、
すでに書き込まれている間引き後の画像信号S1,S2
が、それらが同一画面上に並列に表示可能な順序で、出
力画像信号S3として読み出される。デュアルポートR
AM71およびマルチプレクサ59の動作は、制御部6
1によって制御される。
【0008】画像変換部151からは、出力画像信号S
3に加えて、メイン画像信号S1に付随する垂直同期信
号Vsync1、水平同期信号Hsync1、およびドットクロッ
クDCLK1にそれぞれ同期して、垂直同期信号Vsync3、
水平同期信号Hsync3、およびドットクロックDCLK3も
同時に出力される。
【0009】画像処理装置171は、以上のように動作
することによって、メイン画像信号S1およびサブ画像
信号S2を、単一画面上にダブルウィンドウの形式で映
し出すことを可能としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来の画像処理装置171では、デュアルポートR
AM71が使用される。デュアルポートRAM71に
は、書込み信号用のピンと読出し信号用のピンとが独立
に備わっており、それぞれが独立に画像変換部151と
接続される。このため、画像変換部151が単一の半導
体チップに組み込まれるときに、画像変換部151のピ
ン数が多大となり、装置のサイズが大きくなるという問
題点があった。
【0011】さらに、デュアルポートRAM71は高価
であり、そのために、画像処理装置171全体の製造コ
ストが高くなるという問題点があった。
【0012】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、高価でピン数
の多いデュアルポートメモリを用いることなく、ダブル
ウィンドウ表示を実現する画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、外
部から入力されるメイン画像信号およびサブ画像信号の
各々を、それぞれの間引き率をもって間引くことによっ
て、間引後メイン画像信号および間引後サブ画像信号を
出力する間引き部と、当該間引き部から出力された前記
間引後メインおよびサブ画像信号の一方を選択して出力
する選択部とを備え、この選択部から選択的に出力され
る前記間引後メインおよびサブ画像信号を外部の記憶媒
体へと順次書込み可能で、さらに、前記間引後メインお
よびサブ画像信号が同一画面上に並列に映し出し可能と
なる順序で、それらの間引後メインおよびサブ画像信号
を前記記憶媒体から出力画像信号として読出すとともに
外部へと送出可能な画像処理装置において、前記間引き
部から前記選択部へといたる前記間引後メインおよびサ
ブ画像信号の経路に、それぞれ介挿される第1および第
2バッファと、前記記憶媒体から前記外部へといたる前
記出力画像信号の経路に介挿される第3バッファと、前
記選択部および前記記憶媒体の制御を行う制御部と、を
さらに備え、前記制御部は、前記出力画像信号の前記記
憶媒体からの読出しが、前記出力画像信号の外部への送
出速度の2倍以上の速度で行われ、前記間引後メインお
よびサブ画像信号の前記記憶媒体への書込みが、前記読
出しが行われない空き時間内に、前記送出速度の2倍以
上の速度で行われるように、前記制御を実行することを
特徴とする。
【0014】第2の発明の装置は、第1の発明の画像処
理装置において、前記制御部は、前記第3バッファから
前記出力画像信号の1走査線分の出力の半分が終了した
後に、新たな1走査線分が前記第3バッファへと入力さ
れるように、前記記憶媒体からの前記出力画像信号の読
出しの時期を、さらに制御することを特徴とする。
【0015】第3の発明の装置は、第1または第2の発
明の画像処理装置において、前記制御部は、前記外部か
ら入力される前記メインおよびサブ画像信号にそれぞれ
付随して入力されるメインおよびサブ垂直同期信号の間
で追い越しが起こるごとに、前記間引後メインおよびサ
ブ画像信号の中で追い越した側に相当する一方の、前記
記憶媒体への書込みが完了しているフィールドの中で最
も新しいフィールドよりも古いフィールドを読み飛ばす
ことによって、前記間引後メインおよびサブ画像信号の
各フィールドに対して、前記記憶媒体への書込みが完了
している最も新しいフィールドがつねに読み出されるよ
うに、前記制御をさらに実行することを特徴とする。
【0016】第4の発明の装置は、第1または第2の発
明の画像処理装置において、前記制御部は、前記外部か
ら入力される前記メインおよびサブ画像信号にそれぞれ
付随して入力されるメインおよびサブ垂直同期信号の間
で追い越しが起こるごとに、前記間引後メインおよびサ
ブ画像信号の中で追い越した側に相当する一方の書込み
を1フィールド分休止し、その後、新たなフィールドが
書き込まれて読出し可能となるまで、休止直前のフィー
ルドを反復して読出すことによって、前記間引後メイン
およびサブ画像信号の各フィールドに対して、前記記憶
媒体への書込みが完了している最も新しいフィールドが
つねに読み出されるように、前記制御をさらに実行する
ことを特徴とする。
【0017】第5の発明の装置は、第3または第4の発
明の画像処理装置において、前記制御部は、前記出力画
像信号を構成する成分となっている前記間引後メインお
よびサブ画像信号の中で追い越した側に相当する一方に
ついて、フレーム内のフィールドが反転している期間に
おける前記フレーム内の一方のフィールドを第1走査線
分だけ読み飛ばすことによって、前記フレーム内のフィ
ールド相互の間で画面上の前記フレームの上端と下端を
除いては走査線の順序がつねに正常となるように、前記
記憶媒体からの前記出力画像信号の読出しをさらに制御
することを特徴とする。
【0018】第6の発明の装置は、第1ないし第5のい
ずれかの発明の画像処理装置において、前記制御部およ
び前記第1ないし第3バッファに結合することによっ
て、前記記憶媒体として機能するシングルポートRAM
をさらに備え、当該シングルポートRAMは、前記送出
速度の2倍以上の速度での読み書きが可能であり、しか
も、前記出力画像信号の2フィールド分以上の記憶容量
を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
<1.実施の形態1>図1は、実施の形態1の画像処理装
置の構成を示すブロック図である。この画像処理装置1
21は、2つの入力画像信号であるメインおよびサブ画
像信号S1、S2から、単一の画面上にそれぞれが間引
きされた画像を並列に表示するいわゆるダブルウィンド
ウ画像を合成し、出力画像信号S3として出力する。
【0020】<1-1.構成と動作の概略>図1に示すよう
に、画像処理装置121は、画像変換部101と、これ
に結合し記憶媒体として機能するRAM21とを備えて
いる。そして、画像変換部101は、水平フィルタ・間
引き部1,2、ラインバッファ3,4、垂直フィルタ・
間引き部5,6、ラインバッファ(第1,第2バッフ
ァ)7,8、マルチプレクサ9,10、ラインバッファ
(第3バッファ)11、および、制御部12を備えてい
る。RAM21には、シングルポートRAMが用いら
れ、好ましくは、EDO(イー・ディー・オー;Extend
ed Data Out)タイプのDRAMが用いられる。
【0021】垂直フィルタ・間引き部5はフィルタ部5
aおよび間引き部5bを備えており、同様に、垂直フィ
ルタ・間引き部6は、フィルタ部6aおよび間引き部6
bを備えている。また、水平フィルタ・間引き部1,
2、ラインバッファ3,4、および、垂直フィルタ・間
引き部5,6の全体で、双方の画像信号S1,S2につ
いて水平方向および垂直方向の双方の間引きを実行する
間引き部が構成される。なお、画像変換部101のすべ
ての装置部分は、望ましくは単一の半導体チップの中に
作り込まれる。
【0022】画像変換部101には、メイン画像信号S
1およびサブ画像信号S2が入力されるとともに、メイ
ン画像信号S1に付随するメイン画像の垂直同期信号V
sync1、水平同期信号Hsync1、ドットクロックDCLK1、
さらに、サブ画像信号S2に付随するサブ画像の垂直同
期信号Vsync2、水平同期信号Hsync2、ドットクロック
DCLK2が、同時に入力される。ドットクロックDCLK1,
DCLK2は、画像信号のサンプリングに使用される信号で
あり、入力画像信号S1,S2にそれぞれ同期してい
る。
【0023】メイン画像信号S1は、水平フィルタ・間
引き部1へ入力され、ここで、メイン画像信号S1を構
成する単位である画素信号(画素ごとの信号)がライン
(走査線)に沿って間引かれる。水平フィルタ・間引き
部1で水平方向の間引きが施されたメイン画像信号は、
垂直フィルタ・間引き部5およびラインバッファ3へと
送られる。垂直フィルタ・間引き部5では、水平フィル
タ・間引き部1から直接入力されるメイン画像信号、お
よびラインバッファ3を通過したメイン画像信号にもと
づいて、ライン(走査線)の間引き、すなわち垂直方向
の間引きが行われる。
【0024】サブ画像信号S2に対しても同様に、水平
フィルタ・間引き部2、ラインバッファ4、および、垂
直フィルタ・間引き部6によって、水平方向および垂直
方向の間引きが行われる。
【0025】垂直フィルタ・間引き部5から出力される
間引き後のメイン画像信号A1は、1ライン分の記憶容
量を有するラインバッファ7に一時記憶された後、画像
信号B1としてマルチプレクサ9へと入力される。ま
た、同様に、垂直フィルタ・間引き部6から出力される
間引き後のサブ画像信号A2は、ラインバッファ8に一
時記憶された後、マルチプレクサ10へと入力される。
【0026】ラインバッファ8は、それぞれが1ライン
分の記憶容量を有する二つのラインバッファ8a,8b
を備えており、垂直フィルタ・間引き部6から送られた
画像信号は、ライン単位でラインバッファ8a,8bの
いずれかに振り分けられる。マルチプレクサ10は、ラ
インバッファ8a,8bのいずれかに記憶された画像信
号のいずれかを選択し、画像信号B2としてマルチプレ
クサ9へ送出する。
【0027】マルチプレクサ9およびRAM21の動作
は、制御部12によって制御される。そして、マルチプ
レクサ9は、入力されたメインおよびサブ画像信号B
1,B2の中の一方を、制御部12からの制御信号にも
とづいて適時選択し、RAM21へと送出する。さら
に、RAM21は、マルチプレクサ9から送出される画
像信号B1,B2を、制御部12からの制御信号にもと
づいて記憶する。すなわち、画像信号B1,B2は、マ
ルチプレクサ9によって適時選択され、RAM21へと
書き込まれる。
【0028】RAM21へ書き込まれたメインおよびサ
ブ画像信号B1,B2は、制御部12からの制御信号に
もとづいて、画像信号Cとして適時読み出され、ライン
バッファ11へ入力される。ラインバッファ11は、入
力された画像信号Cを一時記憶するとともに、出力画像
信号S3として外部装置へと順次出力する。
【0029】画像変換部101は、出力画像信号S3と
ともに、垂直同期信号Vsync3、水平同期信号Hsync3、
ドットクロックDCLK3も同時に出力される。これらの垂
直同期信号Vsync3、水平同期信号Hsync3、ドットクロ
ックDCLK3は、メイン画像信号S1に付随する垂直同期
信号Vsync1、水平同期信号Hsync1、ドットクロックD
CLK1に、それぞれ同期して出力される。
【0030】<1-2.間引き動作>図2は、画像処理装置
121の動作の一例を示す説明図である。図2の動作例
では、メイン画像信号S1には2/3間引き、サブ画像
信号S2には1/3間引きが施され、それらを画面上で
互いに並列に表示する出力画像信号S3が合成される。
以下に、画像処理装置121の各部の動作を、図2の動
作例にもとづいて説明する。
【0031】図3は、垂直フィルタ・間引き部5,6を
代表して、垂直フィルタ・間引き部6の動作を説明する
タイミングチャートである。垂直フィルタ・間引き部6
に備われるフィルタ部6aには、水平フィルタ・間引き
部2からの画像信号P1、ラインバッファ4を通過する
ことによって1ライン分遅れた画像信号P2、および、
2ライン分遅れた画像信号P3が、同時に入力される。
すなわち、図3に示すように、画像信号P2は、画像信
号P1よりも水平同期信号Hsync2の1周期分遅れ、さ
らに、画像信号P3は2周期分遅れている。
【0032】フィルタ部6aは、これら3つの画像信号
P1,P2,P3の平均値を算出し、画像信号P4とし
て出力する。図3では、相加平均を算出する例を示して
いるが、一般には、それぞれに重みを付加して平均(加
重平均の算出)してもよい。間引き部6bは、画像信号
P4に間引き操作を加える。図2に示した出力画像信号
S3を得るためには、図3に示すように、1/3間引き
が施され、画像信号A2として出力される。すなわち、
画像信号P4の3ライン分の中から、1ライン分のみが
取り出され、他は捨てられる。
【0033】画像信号P4には、一般には、もとの3本
分のサブ画像信号S2が混ぜ合わされているために、間
引き後の画像信号A2には、すべてのサブ画像信号S2
がある割合で反映されている。こうして得られた画像信
号A2が、ラインバッファ8へと送られる。
【0034】垂直フィルタ・間引き部5も、垂直フィル
タ・間引き部6と同様に動作する。ただし、間引き率
は、一般に異なる。図2に示した出力画像信号S3を得
るためには、垂直フィルタ・間引き部5では2/3間引
きが行われる。そうして得られたメイン画像信号A1
は、ラインバッファ7へと送られる。
【0035】一般には、垂直フィルタ・間引き部5,6
は、フィルタ部5a,6aを備えなくてもよい。このと
き、垂直フィルタ・間引き部5,6の動作は、フィルタ
部5a,6aにおいて、1成分以外の成分の重みをすべ
てゼロとした加重平均が算出される場合と同等である。
【0036】水平フィルタ・間引き部1,2も同様に、
一般には、フィルタ部、間引き部を備えており、ライン
上の画素に対して同様の操作を行う。ライン上の画素に
対して同様の操作を行われるために、ラインバッファは
不要であり、代わりに複数画素分(図2の動作例では3
画素分)を記憶可能なバッファが備わっている。
【0037】<1-3.RAMの書込みおよび読出し動作>
図4は、図2に例示した形態の出力画像信号S3を得る
ための、RAM21の書込みおよび読出し(すなわちア
クセス)動作を含む、ラインバッファ7,8からライン
バッファ11までの、各部の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0038】図4に示すように、2/3間引きによって
得られたメイン画像信号A1の送出は、水平同期信号H
sync1の3周期ごとに、1周期にわたって停止する。す
なわち、水平同期信号Hsync1の1周期ごとに、メイン
画像信号A1として、1ライン分の画像信号x1,x2
が順次送出され、その後の1周期は休止する。さらに、
1ライン分の画像信号x3,x4が順次送出された後
に、再び1周期分休止する。以下、同様の動作を反復す
る。
【0039】他方の1/3間引きによって得られたサブ
画像信号A2の送出は、水平同期信号Hsync2の3周期
ごとに、2周期にわたって停止する。すなわち、水平同
期信号Hsync2の1周期ごとに、サブ画像信号A2とし
て、1ライン分の画像信号y1が送出された後に、2周
期の間休止する。その後、1ライン分の画像信号y2が
送出された後に、再び2周期の間休止する。以下同様の
動作が反復される。
【0040】水平方向の間引きもすでに行われているた
めに、画像信号x1,x2,・・・の画素信号数は、メ
イン画像信号S1の1ラインの画素信号数の2/3に減
少している。同様に、画像信号y1,y2,・・・の画
素信号数は、サブ画像信号S2の1ラインの画素数の1
/3に減少している。
【0041】メイン画像信号A1は、ラインバッファ7
に一旦記憶され、その後RAM21への書込みのタイミ
ングに合わせて、画像信号B1として適時読み出され
る。同様に、サブ画像信号A2は、ラインバッファ8に
一旦記憶され、その後RAM21への書込みのタイミン
グに合わせて、画像信号B2として適時読み出される。
【0042】RAM21から読出される画像信号Cは、
ラインバッファ11に一旦記憶された後に、出力画像信
号S3として適時読み出される。図4に例示する出力画
像信号S3は、図2におけるラインL1の近傍のライン
上の画像信号、すなわちメイン画像信号S1とサブ画像
信号S2の双方が画面上に映し出される領域内の画像信
号に相当する。
【0043】このラインL1の近傍における出力画像信
号S3では、水平同期信号Hsync3(=水平同期信号Hs
ync1)に同期して、2/3間引きされたメイン画像信号
A1と1/3間引きされたサブ画像信号A2とが、一本
のライン上に並んでいる。すなわち、2/3間引きされ
たメイン画像信号A1の1ライン分の画像信号x1’,
x2’,・・・と、1/3間引きされたサブ画像信号A
2の1ライン分の画像信号y1’,y2’,・・・と
が、(x1’,y1’),(x2’,y2’),・・・
の形式で、それぞれ1本のライン上に並んでいる。
【0044】なお、画像信号x1’,x2’,・・・
は、画像信号x1,x2,・・・の1フレーム前の信号
を表し、画像信号y1’,y2’,・・・は、画像信号
y1,y2,・・・の1フレーム前の信号を表してい
る。
【0045】出力画像信号S3と同様に、画像信号C
も、(x1’,y1’),(x2’,y2’),・・・
の形式で、RAM21から読み出される。ただし、出力
画像信号S3の送出速度よりは2倍以上速い速度で読み
出される。ラインバッファ11からの出力画像信号S3
の出力が、半分終了した時点以降に、RAM21からの
画像信号Cの読出しを開始することによって、記憶容量
が1ライン分であるラインバッファ11内での追い越し
を防ぐことができる。
【0046】そして、画像信号Cが読み出されている期
間t2を除いた残りの期間t1の間に、画像信号B1と
しての画像信号x1,x2,・・・、および、画像信号
B2としての画像信号y1,y2,・・・のRAM21
への書込みが行われる。画像信号B1,B2の書込み
も、それぞれ画像信号S1,S2が入力される速度の2
倍以上の速度で行われる。このため、画像信号B1,B
2の書込みに要する時間t1と画像信号Cの読出しに要
する時間t2とを、重複することなく設定することが可
能である。
【0047】すなわち、画像信号B1,B2の1ライン
分の信号数は、双方合わせて、出力画像信号S3の1ラ
イン分なので、出力画像信号S3が出力される時間を除
いた残りの時間で書込みが可能である。このことが、R
AM21としてシングルポートRAMの使用を可能にし
ている。なお、メイン画像信号A1と画像信号B1、サ
ブ画像信号A2と画像信号B2、さらに、画像信号Cと
出力画像信号S3との間の送出速度に差異があるため
に、送出速度を調整する緩衝体としてのラインバッファ
7,8,11が設けられる。
【0048】RAM21には、EDOタイプのDRAM
が、特に適している。EDOタイプのDRAMでは、い
わゆるハイパーページモードでの動作が可能である。通
常のDRAMには高速ページモードが備わっているが、
EDOタイプに備わるハイパーページモードは、それよ
りもさらに高速化されている。
【0049】標準的な70nsec定格のDRAMでは、高速
ページモードのサイクル(周期)は、45nsecであるのに
対し、ハイパーページモードのサイクルは30nsecであ
る。標準的な画像信号のレート(速度)は、14.3MHz(=7
0nsec)であるため、EDOのハイパーページモードで
は、画像信号の2回のアクセスが十分に可能である。
【0050】一般に、RAM21の読み書き(アクセ
ス)速度は、出力画像信号S3の速度の2倍以上あれば
足りる。また、RAM21の記憶容量は、出力画像信号
S3の1フレーム(=2フィールド)分以上の大きさ、
すなわち、図2の例において、1画面上の出力画像信号
S3が表示される領域内に相当する信号量以上の大きさ
を有しておればよい。
【0051】なお、図4では、画像信号C、および出力
画像信号S3については、図2のラインL1の近傍の画
像信号を例示した。これに対して、図2のラインL2の
近傍のライン上の出力画像信号S3は、図5のタイミン
グチャートで表される。すなわち、メイン画像信号S1
のみが画面に映し出され、サブ画像信号S2が映し出さ
れないラインL2の近傍においては、水平同期信号Hsy
nc3に同期して、画像信号x1’,x2’,・・・のみ
が出力画像信号S3として送出され、画像信号y1’,
y2’,・・・は送出されない。
【0052】また、図2のラインL3の近傍のライン上
の出力画像信号S3、すなわちメイン画像信号S1とサ
ブ画像信号S2のいずれもが画面上に現れない領域内の
出力画像信号S3は、図6のタイミングチャートに示さ
れる。すなわち、この領域では、出力画像信号S3は送
出されない。
【0053】<2.実施の形態2>上述したように、画像
処理装置121において、RAM21の容量を、出力画
像信号S3の1フレーム(=2フィールド)分に設定す
ることが可能である。ところで、二つの垂直同期信号V
sync1,Vsync2は、必ずしも同期せず、それらの周期は
互いに微妙に異なっているのが通例である。このため、
RAM21の容量を最小値の1フレーム分に設定すると
きには、以下に述べるようなフィールド変換を行うのが
望ましい。フィールド変換は、制御部12によるRAM
21への書込み・読出し制御を行うことによって容易に
実現する。
【0054】図7は、2フィールド分の記憶容量を有す
るRAM21を備えた画像処理装置121における、フ
ィールド変換の一例を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、垂直同期信号Vsync1に同期して、
画像信号B1として、第1フィールドの画像信号F1と
第2フィールドの画像信号F2とが、交互にRAM21
へ書き込まれる。同様に、垂直同期信号Vsync2に同期
して、画像信号B2として、第1フィールドの画像信号
f1と第2フィールドの画像信号f2とが、交互にRA
M21へと書き込まれる。
【0055】画像信号F1,F2は、図4に示したよう
に、1フィールド内の間引きされた画像信号x1,x
2,・・・の集まりであり、同様に、画像信号f1,f
2は、1フィールド内の間引きされた画像信号y1,y
2,・・・の集まりである。したがって、画像信号F
1,F2の一方と画像信号f1,f2の一方とを足し合
わせても、その画素数は、もとの入力画像信号S1,S
2の1フィールド分よりも少なくなっている。このこと
は、画像信号S1,S2,S3の関係を示す図2からも
明かである。
【0056】図7に示すように、RAM21に画像信号
F1,F2の一方が書き込まれている期間に、すでに書
き込みが完了している他方が読み出される。同様に、画
像信号f1,f2の一方が書き込まれている期間に、す
でに書き込みが完了している他方が読み出される。そう
することによって、画像信号F1と画像信号f1とが並
列に読み出され、画像信号F2と画像信号f2とが並列
に読み出される。
【0057】ところが、図7の時期t3に例示するよう
に、垂直同期信号Vsync2が、垂直同期信号Vsync1を追
い越してもなお、(F1,f1)の組と、(F2,f
2)の組とが交互に読み出されるパターンを持続するに
は、RAM21のメモリ容量が不足している。このた
め、時期t3を超えると、画像信号f1,f2の中で、
もっとも近い過去に書込みが完了している一方を選んで
読出しが行われる。言い替えると、垂直同期信号Vsync
2の1周期分以上ずれた画像信号f1またはf2は捨て
られる。
【0058】その結果、本来、画像信号f1が読み出さ
れるべきところを、1フィールド分の読みとばしを行っ
て、画像信号f2が読み出される。その後、画像信号f
1,f2の間で交互に読出しが行われる。そして、再び
垂直同期信号Vsync1,Vsync2の間で追い越しが起こる
と、同様に、1フィールド分の読み飛ばしが行われる。
以下、同様の動作が反復される。
【0059】したがって、垂直同期信号Vsync1,Vsyn
c2の間で追い越しが生じる度に、(F1,f1)の組と
(F2,f2)の組とが交互に読み出されるパターン
と、(F1,f2)の組と(F2,f1)の組とが交互
に読み出されるパターンとが、交互に現れる。すなわ
ち、これら2種類のパターンが一定周期で交互に繰り返
される。
【0060】以上のように、垂直同期信号Vsync1,Vs
ync2の間で追い越しが起こる度に、追い越した側の画像
信号について、フィールド変換を行うことによって、R
AM21の容量を出力画像信号S3の2フィールド分に
抑えることを可能としている。
【0061】なお、図7における時期t3の後、すなわ
ち、(F1,f2)の組と(F2,f1)の組とが交互
に読み出される期間では、出力画像信号S3において、
図8に示すように、画像信号f1の最上ライン(第1番
目の走査線)を捨て、画像信号f2の最上ライン(第2
番目の走査線)から走査が行われるように、RAM21
からの画像信号f1,f2の読出しが行われるのが望ま
しい。そうして、画像信号f1の最終ライン(図8で第
n番目の走査線)が、重複して走査されるように、読出
しが行われるのが望ましい。
【0062】RAM21からの画像信号f1,f2の読
出しが、このように行われることによって、画像信号f
1,f2の相互間のラインの配列順序が、最上ラインと
最終ラインを除いて、RAM21への入力時の順序と同
一に保たれる。このため、出力画像(出力画像信号S3
によって画面上に映し出される画像)の画質が、フィー
ルド変換が行われるにも拘らず、つねに良好に保たれる
という利点が得られる。
【0063】<3.実施の形態3>図9は、2フィールド
分の記憶容量を有するRAM21を備えた画像処理装置
121における、フィールド変換のさらに別の例を示す
タイミングチャートである。この動作例では、ある時期
t4において、垂直同期信号Vsync2が垂直同期信号Vs
ync1を追い越すと、画像信号B2として本来書き込まれ
るべき画像信号f2がRAM21に書き込まれない。そ
して、その後、垂直同期信号Vsync2の2周期分にわた
って、同一の画像信号f1が画像信号Cとして繰り返し
読み出される。さらに、追い越し後の垂直同期信号Vsy
nc2の第2周期目から、画像信号B2の書込みが再開さ
れる。
【0064】垂直同期信号Vsync1,Vsync2の間で追い
越しが発生する度に、追い越した側の画像信号につい
て、図9の要領でフィールド変換を行うことによって
も、図7のフィールド変換と同様に、RAM21の容量
を、出力画像信号S3の2フィールド分に抑えることが
可能となる。また、図8に示した要領で画像信号f1,
f2のRAM21からの読出しを行うことによって、出
力画像の画質をつねに良好に保つことができる点も、図
7のフィールド変換と同様である。
【0065】しかも、垂直同期信号Vsync1,Vsync2の
間で追い越しが発生した後に、垂直同期信号Vsync2の
2周期分にわたって、同一の画像信号f1が画像信号C
として繰り返し読み出され、偶奇双方のフィールドに同
一のサブ画像が表示されるので、図7のフィールド変換
に比べて、追い越し直後にサブ画像が1ライン分ずれる
動きが見かけ上緩やかとなり、視覚の上で目立たなくな
るという利点がある。すなわち、図7のフィールド変換
に比べて、さらに高い画質の出力画像を得ることができ
る。
【0066】
【発明の効果】第1の発明の装置では、第1ないし第3
バッファが備わるために、外部の記憶媒体への読み書き
を、出力画像信号の外部への送出速度の2倍以上の速度
で行うことが可能となっている。さらに、そのことによ
って、記憶媒体への書込みと読出しとを互いに異なる時
間に行うことが可能となっている。
【0067】記憶媒体への書込みと読出しとが互いに異
なる時間に行われるので、記憶媒体として、例えばシン
グルポートRAMなどの、書込みデータ用のピンと読出
しデータ用のピンとが共通化された安価な装置を使用す
ることが可能である。また、記憶媒体と結合するための
画像処理装置に備わるピンの数を少なくすることができ
るので、装置の小型化がもたらされる。このことは、画
像処理装置をワンチップの半導体装置として構成すると
きに、特に有益である。
【0068】第2の発明の装置では、第3バッファから
出力画像信号の1走査線分の出力の半分が終了した後
に、新たな1走査線分が第3バッファへと入力されるの
で、第3バッファの記憶容量が1走査線分で足りる。
【0069】第3の発明の装置では、メインおよびサブ
垂直同期信号の間で追い越しが起こるごとに、記憶媒体
への書込みが完了している追い越した側の間引後画像信
号のフィールドの中で最も新しいフィールドよりも古い
フィールドが読み飛ばされ、そのことによって、間引後
メインおよびサブ画像信号の各フィールドに対して、記
憶媒体への書込みが完了している最も新しいフィールド
がつねに読み出される。このように、追い越しが起こる
ごとにフィールドの変換が行われるので、記憶媒体の記
憶容量が、出力画像信号の2フィールド分で足りる。
【0070】第4の発明の装置では、メインおよびサブ
垂直同期信号の間で追い越しが起こるごとに、記憶媒体
への書込みが完了している追い越した側の間引後画像信
号の書込みが1フィールド分休止され、その後、新たな
フィールドが書き込まれて読出し可能となるまで、休止
直前のフィールドが反復して読出される。そして、その
ことによって、間引後メインおよびサブ画像信号の各フ
ィールドに対して、記憶媒体への書込みが完了している
最も新しいフィールドがつねに読み出される。このよう
に、追い越しが起こるごとにフィールドの変換が行われ
るので、記憶媒体の記憶容量が、出力画像信号の2フィ
ールド分で足りる。
【0071】また、追い越し後に同一のフィールドが反
復して読み出され、双方のフィールドに同一の画像が表
示されるので、第5の発明と組合わせて実施される際
に、1ライン分の画像の動きを視覚上緩和することがで
きる。
【0072】第5の発明の装置では、出力画像信号を構
成する成分であって、しかも追い越した側に相当する側
の間引後画像信号について、フレーム内のフィールドが
反転している期間におけるフレーム内の一方のフィール
ドが第1走査線分だけ読み飛ばされる。そして、そのこ
とによって、フレーム内のフィールド相互の間で画面上
の上端と下端を除いては走査線の順序がつねに正常に保
たれる。このため、フィールドの変換にともなう画質の
低下が抑えられる。
【0073】第6の発明の装置では、間引後メインおよ
びサブ画像信号を記憶する記憶媒体が備わっているの
で、画像処理装置の使用に際して、記憶媒体を別個準備
し接続する必要がない。すなわち装置の使用にともなう
手間が省かれる。さらに、記憶媒体としてシングルポー
トRAMが選ばれるので、装置が小型となり、しかも安
価に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1の装置の動作例を示す説明図で
ある。
【図3】 垂直フィルタ・間引き部の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図4】 RAMへのアクセスに関連した動作を示すタ
イミングチャートである。
【図5】 出力画像信号のタイミングチャートである。
【図6】 出力画像信号のタイミングチャートである。
【図7】 実施の形態2の装置の動作を示すタイミング
チャートである。
【図8】 実施の形態2の装置の動作を示す説明図であ
る。
【図9】 実施の形態3の装置の動作を示すタイミング
チャートである。
【図10】 従来の装置のブロック図である。
【符号の説明】
7 ラインバッファ(第1バッファ) 8 ラインバッファ(第2バッファ) 9 マルチプレクサ(選択部) 11 ラインバッファ(第3バッファ) 12 制御部 21 RAM(記憶媒体,シングルポートRAM) 101 画像変換部(画像処理装置) 121 画像処理装置 S1 メイン画像信号 S2 サブ画像信号 A1 メイン画像信号(間引後メイン画像信号) B1 画像信号(間引後メイン画像信号) A2 サブ画像信号(間引後サブ画像信号) B2 画像信号(間引後サブ画像信号) C 画像信号(出力画像信号) S3 出力画像信号。 Vsync1,Vsync2 垂直同期信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるメイン画像信号およ
    びサブ画像信号の各々を、それぞれの間引き率をもって
    間引くことによって、間引後メイン画像信号および間引
    後サブ画像信号を出力する間引き部と、当該間引き部か
    ら出力された前記間引後メインおよびサブ画像信号の一
    方を選択して出力する選択部とを備え、この選択部から
    選択的に出力される前記間引後メインおよびサブ画像信
    号を外部の記憶媒体へと順次書込み可能で、さらに、前
    記間引後メインおよびサブ画像信号が同一画面上に並列
    に映し出し可能となる順序で、それらの間引後メインお
    よびサブ画像信号を前記記憶媒体から出力画像信号とし
    て読出すとともに外部へと送出可能な画像処理装置にお
    いて、 前記間引き部から前記選択部へといたる前記間引後メイ
    ンおよびサブ画像信号の経路に、それぞれ介挿される第
    1および第2バッファと、 前記記憶媒体から前記外部へといたる前記出力画像信号
    の経路に介挿される第3バッファと、 前記選択部および前記記憶媒体の制御を行う制御部と、
    をさらに備え、 前記制御部は、前記出力画像信号の前記記憶媒体からの
    読出しが、前記出力画像信号の外部への送出速度の2倍
    以上の速度で行われ、前記間引後メインおよびサブ画像
    信号の前記記憶媒体への書込みが、前記読出しが行われ
    ない空き時間内に、前記送出速度の2倍以上の速度で行
    われるように、前記制御を実行することを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記制御部は、前記第3バッファから前記出力画像信号
    の1走査線分の出力の半分が終了した後に、新たな1走
    査線分が前記第3バッファへと入力されるように、前記
    記憶媒体からの前記出力画像信号の読出しの時期を、さ
    らに制御することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置において、 前記制御部は、前記外部から入力される前記メインおよ
    びサブ画像信号にそれぞれ付随して入力されるメインお
    よびサブ垂直同期信号の間で追い越しが起こるごとに、
    前記間引後メインおよびサブ画像信号の中で追い越した
    側に相当する一方の、前記記憶媒体への書込みが完了し
    ているフィールドの中で最も新しいフィールドよりも古
    いフィールドを読み飛ばすことによって、前記間引後メ
    インおよびサブ画像信号の各フィールドに対して、前記
    記憶媒体への書込みが完了している最も新しいフィール
    ドがつねに読み出されるように、前記制御をさらに実行
    することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置において、 前記制御部は、前記外部から入力される前記メインおよ
    びサブ画像信号にそれぞれ付随して入力されるメインお
    よびサブ垂直同期信号の間で追い越しが起こるごとに、
    前記間引後メインおよびサブ画像信号の中で追い越した
    側に相当する一方の書込みを1フィールド分休止し、そ
    の後、新たなフィールドが書き込まれて読出し可能とな
    るまで、休止直前のフィールドを反復して読出すことに
    よって、前記間引後メインおよびサブ画像信号の各フィ
    ールドに対して、前記記憶媒体への書込みが完了してい
    る最も新しいフィールドがつねに読み出されるように、
    前記制御をさらに実行することを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の画像処
    理装置において、 前記制御部は、前記出力画像信号を構成する成分となっ
    ている前記間引後メインおよびサブ画像信号の中で追い
    越した側に相当する一方について、フレーム内のフィー
    ルドが反転している期間における前記フレーム内の一方
    のフィールドを第1走査線分だけ読み飛ばすことによっ
    て、前記フレーム内のフィールド相互の間で画面上の前
    記フレームの上端と下端を除いては走査線の順序がつね
    に正常となるように、前記記憶媒体からの前記出力画像
    信号の読出しをさらに制御することを特徴とする画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 前記制御部および前記第1ないし第3バッファに結合す
    ることによって、前記記憶媒体として機能するシングル
    ポートRAMをさらに備え、 当該シングルポートRAMは、前記送出速度の2倍以上
    の速度での読み書きが可能であり、しかも、前記出力画
    像信号の2フィールド分以上の記憶容量を有することを
    特徴とする画像処理装置。
JP14574996A 1996-06-07 1996-06-07 画像処理装置 Expired - Lifetime JP3350356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14574996A JP3350356B2 (ja) 1996-06-07 1996-06-07 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14574996A JP3350356B2 (ja) 1996-06-07 1996-06-07 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09325745A true JPH09325745A (ja) 1997-12-16
JP3350356B2 JP3350356B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=15392272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14574996A Expired - Lifetime JP3350356B2 (ja) 1996-06-07 1996-06-07 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3350356B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331674A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Sony Corp 画像表示装置
WO2010018688A1 (ja) * 2008-08-15 2010-02-18 パナソニック株式会社 画像処理装置
JP2012168322A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Ricoh Co Ltd フレームメモリ制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331674A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Sony Corp 画像表示装置
WO2010018688A1 (ja) * 2008-08-15 2010-02-18 パナソニック株式会社 画像処理装置
JP2010044286A (ja) * 2008-08-15 2010-02-25 Panasonic Corp 画像処理装置
US8902240B2 (en) 2008-08-15 2014-12-02 Panasonic Corporation Image processing device
JP2012168322A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Ricoh Co Ltd フレームメモリ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3350356B2 (ja) 2002-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4312238B2 (ja) 画像変換装置および画像変換方法
US20130300898A1 (en) Image processing apparatus having a buffer memory for image data storage
US6844879B2 (en) Drawing apparatus
JP4263190B2 (ja) 映像合成回路
KR20030004143A (ko) 전자 줌기능을 갖는 디지털 카메라
KR20010032043A (ko) 2-탭/3-탭 플리커 필터링 시스템 및 방법
JPH09307832A (ja) 画面比変換装置及び方法
JP3350356B2 (ja) 画像処理装置
JPH05100647A (ja) 画像表示装置
JP2001218128A (ja) マルチ画面合成装置
JPH11168665A (ja) 画像サイズ変換方法とそのための装置
JP3473093B2 (ja) 表示システム
JP3096562B2 (ja) 立体画像再生装置
KR100672617B1 (ko) Hd급 디인터레이싱 구현 장치 및 구현 방법
JP4211572B2 (ja) 撮像装置
JP3302886B2 (ja) 画像合成装置
JPH03236097A (ja) 画像表示方法および装置
JP4241078B2 (ja) コンテンツ表示装置
JPH1188826A (ja) 画像合成装置
JP2002237953A (ja) 画像データ処理装置およびその方法、ならびにカメラ・システム
JPH0535257A (ja) 画像メモリ制御方法および画像表示装置
JP2002268616A (ja) 表示制御方法及び装置と表示装置
JP2000341651A (ja) フォーマット変換装置
JPH08221562A (ja) 画像信号処理装置
JP2002182628A (ja) ビデオ表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070913

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150913

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term