JPH09325587A - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

画像形成方法及びその装置

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JPH09325587A
JPH09325587A JP8160698A JP16069896A JPH09325587A JP H09325587 A JPH09325587 A JP H09325587A JP 8160698 A JP8160698 A JP 8160698A JP 16069896 A JP16069896 A JP 16069896A JP H09325587 A JPH09325587 A JP H09325587A
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雅子 吉井
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英俊 矢野
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Naoyuki Kimura
尚之 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ローラによって感光体上のトナー像を転
写紙に転写した後に残留するトナーをクリーニングロー
ラに静電的に回収し、この回収トナーを感光体に静電的
に再付着させ、再付着したトナーを現像装置にて静電的
に回収する画像形成装置において、画像形成スピードが
遅くならないように、転写ローラの清掃を可能にする。 【解決手段】 転写ローラ7上のプラストナーを感光体
1に静電的に移行させ、次いで転写ローラ7上のマイナ
ストナーを感光体に静電的に移行させ、プラストナーは
一旦クリーニングローラ12に回収するが、マイナスト
ナーは回収せず、両トナーを現像装置4にて回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動される像
担持体に、潜像形成手段によって静電潜像を形成し、そ
の静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像化
すると共に、像担持体上のトナー像を転写ローラによっ
て記録媒体に転写し、トナー像転写後の像担持体上の転
写残トナーをクリーニング部材に回収して当該像担持体
の表面を清掃する画像形成方法及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は
その複合機などとして構成される上記形式の画像形成装
置においては、像担持体が繰返し使用されるので、トナ
ー像転写後の像担持体表面に残留付着する転写残トナー
をクリーニング部材によって除去回収し、像担持体表面
を清掃する必要がある。このため、従来より像担持体を
清掃する各種のクリーニング装置が提案され、かつ実用
化されているが、従来のクリーニング装置は、一般に像
担持体から回収したトナーを廃トナータンクなどに収容
し、これを廃棄するように構成されている。
【0003】ところで、近年、電子写真プロセスを採用
したこの種の画像形成装置においては、一段の低コスト
化と、環境問題対策の一環として、廃棄されるトナー量
の一層の低減化を図ることが要望されている。
【0004】このような点に鑑み、像担持体から記録媒
体へのトナー像の転写率を100%にして、トナー像転
写後の残留トナーを無くすようにすると、所謂、クリー
ナーレス方式を採用することができる。これにより、廃
棄するトナーをなくすことができるばかりでなく、クリ
ーニング装置を省略でき、画像形成システムの単純化
と、画像形成装置のコストの引き下げを達成できる。し
かしながら、現状では、トナー像の転写率を100%に
することは難しく、また信頼性の上からも問題がある。
【0005】そこで、次善の策として、トナー像の転写
後に像担持体表面に残留付着する転写残トナーをクリー
ニング部材に静電的に付着させて一時的に回収し、次い
でこの回収トナーを、像担持体上の静電潜像の形成に影
響のない表面部分に静電的に再付着させ、さらに像担持
体表面に再付着させたトナーを、現像装置で静電的に回
収し、これを現像装置において再使用する方法が提案さ
れている(例えば、特公昭61−30274号公報参
照)。これによるものでは、回収したトナーを収容する
廃トナータンクや、回収トナーを現像装置に移送する専
用の手段が不要になるので、画像形成装置のコストを下
げることができ、しかもトナーをリサイクル使用できる
ので、廃棄トナーをなくすことができる。
【0006】ところで、この種の画像形成装置、ないし
はその画像形成方法においては、像担持体上のトナー像
を記録媒体に転写する転写ローラの表面に、少しずつプ
ラス極性とマイナス極性のトナーが付着し、このトナー
が更に記録媒体に付着して記録媒体の裏汚れを生じるお
それがある。特に、小幅サイズの記録媒体を転写ローラ
の部位で通過させた後、大幅サイズの記録媒体を通過さ
せるとき、小幅サイズの記録媒体の幅方向外方の転写ロ
ーラ上に付着したトナーが、大幅サイズの記録媒体に付
着し、記録媒体の裏汚れが生じ易くなる。
【0007】そこで、例えば、複数の画像形成動作を行
う度毎に、或いはその他の適時に、転写ローラにプラス
極性の電圧を、次いでマイナス極性の電圧をそれぞれ印
加して、先ず転写ローラ上のプラス極性トナーを像担持
体表面に静電的に付着させ、次いで転写ローラ上のマイ
ナス極性トナーを像担持体表面に静電的に付着させ、前
者の像担持体上のプラス極性トナーをクリーニング部材
に静電的に回収し、次いで、マイナス極性トナーをクリ
ーニング部材に静電的に回収してから、クリーニング部
材上に回収したそれらのトナーを像担持体に戻す方法が
考えられる。
【0008】ところが、このようにすると、先ず、プラ
ス極性トナーをクリーニング部材に回収し、次いでマイ
ナス極性トナーをクリーニング部材に回収し、それから
これらのトナーを像担持体表面に付着させるので、その
全体に要する時間が長くなる。このため、例えば複数の
画像形成動作を行う毎に、クリーニングローラの清掃動
作を行うようにした場合、像担持体上に長い非画像形成
領域を確保しなければならず、先行する記録媒体と、こ
れに続く記録媒体との間の距離(紙間距離)が大きくな
り、画像形成動作を複数回連続して行うときの画像形成
スピードが低下する。他の時期に、クリーニングローラ
の清掃動作を実行したときも、同様に画像形成スピード
の低下を招くおそれがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、像担
持体上のトナー像を転写ローラによって記録媒体に転写
したあと、像担持体表面に残留するトナーをクリーニン
グ部材に静電的に回収し、この回収したトナーを像担持
体に静電的に再付着させ、次いで、再付着させたトナー
を現像装置にて静電的に回収する画像形成方法及びその
装置における上述の問題点を解決し、転写ローラ上に付
着したトナーを清掃し、そのトナーを現像装置に回収で
きるようにすると共に、その清掃ならびに回収を、画像
形成スピードが遅くなることのないように実現できる画
像形成方法とその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転駆動される像担持体に潜像形成手段に
よって静電潜像を形成し、その静電潜像を、現像装置の
現像剤担持搬送部材に担持され、かつ第1の極性に帯電
したトナーによってトナー像として可視像化し、記録媒
体を介して像担持体に当接し、かつ第1の極性と逆の第
2の極性の電圧を印加された転写ローラによって、像担
持体上のトナー像を記録媒体に転写し、トナー像転写後
に、像担持体表面に付着する転写残トナーを、第2の極
性の電圧を印加されたクリーニング部材と像担持体との
間で、第1の極性に揃うように摩擦帯電させ、かつ当該
クリーニング部材に静電的に回収し、次いで、当該クリ
ーニング部材に第1の極性の電圧を印加して、その回収
したトナーを像担持体上の静電潜像の形成に影響のない
表面部分に静電的に再付着させ、その再付着トナーを現
像装置の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収する画
像形成方法において、転写ローラに付着したトナーを像
担持体表面に付着させて当該ローラの表面を清掃すると
き、該転写ローラに第2の極性の電圧を印加して、転写
ローラ表面に付着した第2の極性のトナーを像担持体表
面に静電的に付着させ、次いで、転写ローラに第1の極
性の電圧を印加して、転写ローラ表面に付着した第1の
極性のトナーを像担持体表面に静電的に付着させ、転写
ローラから像担持体表面に移行した第2の極性のトナー
がクリーニング部材に至ったとき、該トナーを、第1の
極性に揃うようにクリーニング部材と像担持体との間で
摩擦帯電させると共に、当該トナーを、第2の極性の電
圧が印加されたクリーニング部材に静電的に回収し、転
写ローラから像担持体表面に移行した第1の極性のトナ
ーがクリーニング部材に至ったとき、該クリーニング部
材に第1の極性の電圧を印加して、先に転写ローラから
像担持体を介してクリーニング部材に回収されたトナー
を、像担持体表面に再付着させると共に、転写ローラか
ら像担持体表面に移行した第1の極性のトナーを、クリ
ーニング部材の部位で、そのまま通過させ、これらの像
担持体上のトナーを現像装置の現像剤担持搬送部材の側
に静電的に回収することを特徴とする画像形成方法を提
案する。
【0011】また本発明は、上記目的を達成するため、
回転駆動される像担持体と、該担持体に静電潜像を形成
する潜像形成手段と、その静電潜像を、現像剤担持搬送
部材に担持され、かつ第1の極性に帯電したトナーによ
ってトナー像として可視像化する現像装置と、記録媒体
を介して像担持体に当接し、かつ第1の極性と逆の第2
の極性の電圧を印加されつつ、像担持体上のトナー像を
記録媒体に転写する転写ローラと、第2の極性の電圧を
印加されつつ、トナー像転写後の像担持体表面に付着す
る転写残トナーを、像担持体との間で第1の極性に揃う
ように摩擦帯電させて、当該転写残トナーを静電的に回
収し、次いで、第1の極性の電圧を印加されて、回収し
たトナーを、像担持体上の静電潜像の形成に影響のない
表面部分に静電的に再付着させるクリーニング部材とを
具備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装置
の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収する画像形成
装置において、転写ローラに付着したトナーを像担持体
表面に付着させて転写ローラの表面を清掃するとき、該
転写ローラに付着した第2の極性のトナーを像担持体表
面に静電的に付着させるべく、当該転写ローラに第2の
極性の電圧を印加し、次いで、転写ローラ表面に付着し
た第1の極性のトナーを像担持体表面に静電的に付着さ
せるべく、当該転写ローラに第1の極性の電圧を印加す
る電圧印加手段と、転写ローラから像担持体表面に移行
した第2の極性のトナーがクリーニング部材に至ったと
き、第1の極性に揃うようにクリーニング部材と像担持
体との間で摩擦帯電された当該トナーを、クリーニング
部材に静電的に回収すべく、該クリーニング部材に第2
の極性の電圧を印加し、転写ローラから像担持体表面に
移行した第1の極性のトナーがクリーニング部材に至っ
たとき、先に転写ローラから像担持体を介してクリーニ
ング部材に回収されたトナーを像担持体表面に静電的に
再付着させ、かつ転写ローラから像担持体表面に移行し
た第1の極性のトナーが、そのままクリーニング部材を
通過するように、当該クリーニング部材に第1の極性の
電圧を印加する電圧印加手段とを有し、像担持体表面に
静電的に再付着させたトナー及びクリーニング部材を通
過させたトナーを、現像装置の現像剤担持搬送部材の側
に静電的に回収することを特徴とする画像形成装置を提
案する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。先ず、本発明の画像形成方法
と、これを実施する画像形成装置の基本構成及びその作
用を明らかにする。
【0013】図1は、本発明に係る画像形成装置の一例
を示す概略構成図である。同図において、像担持体の一
構成例であるドラム状の感光体1は、図示されない駆動
装置によって一定の方向、本例では図1における時計方
向に回転駆動され、この回転時に、除電装置の一例であ
る除電ランプ13によって除電作用を受けて初期化さ
れ、次いで帯電装置の一例である帯電ローラ2の作用に
より、感光体1の表面が所定の極性に均一に帯電され
る。本例では、帯電ローラ2は電圧電源E10に接続さ
れ、感光体1と接触回転する間で、感光体1の表面を例
えば−850Vのマイナス極性に均一に帯電する。感光
体1を均一帯電させる帯電装置として、感光体から離間
して配置される帯電装置、例えばコロナ放電器などを用
いることもできる。
【0014】次いで、露光部3において、例えば、図1
には示していないレーザ装置を含む露光走査装置によっ
て、光変調されたレーザ光11による光書き込み走査が
行われることにより、感光体1の表面には所定の静電潜
像が形成される。感光体1上のレーザ光11の照射され
た部分A、すなわち静電潜像の表面電位は、例えば−1
50V程度となり、レーザ光11が照射されない部分
B、すなわち静電潜像の地肌部の表面電位はほぼ−85
0Vに維持される。このように、本例では帯電ローラ2
より成る帯電装置と、上述の露光走査装置が、感光体1
より成る像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段を
構成し、回転駆動される像担持体に、この潜像形成手段
によって静電潜像が形成される。
【0015】現像装置4は感光体1に対向配置された現
像剤担持搬送部材の一例である現像ローラ5と、一対の
撹拌パドル10A,10Bとを具備し、これらは現像容
器9内にそれぞれ設けられ、その現像容器9に回転自在
に支持されている。このうちの現像ローラ5には、電圧
電源E1により、例えば−600V程度の感光体1の帯
電極性と同極性の電圧が印加される。
【0016】ここに示した現像装置4では、トナーと磁
性キャリアを有する二成分系現像剤Dが使用され、この
現像剤Dは現像容器9内に収容されている。そして、撹
拌パドル10A,10Bの回転により、そのトナーはキ
ャリアとの摩擦により第1の極性、本例ではマイナス極
性に帯電される。このように、本例の画像形成装置にお
いては、次に説明するように静電潜像を可視像化する現
像時のトナーの帯電極性がマイナス極性となっている。
第1の極性は、マイナスであってもプラスであってもよ
いが、本例ではこれがマイナスであるとする。キャリア
を有さない一成分系現像剤を使用する現像装置を採用し
てもよい。
【0017】現像ローラ5は図示反時計方向に回転駆動
され、その現像ローラ5に内設された図示していないマ
グネットの磁力の作用により、現像ローラ5の周面上に
担持された現像剤は、現像ローラ5の回転方向に搬送さ
れ、該ローラ5に対して所定のギャップをあけて対置さ
れた現像剤規制部材15によって掻き取り作用を受け
る。現像剤規制部材15によって搬送量を規制された現
像剤は、現像ローラ5と感光体1とが互いに対向した現
像部6に向けて運ばれ、その現像部6において現像剤中
のトナーが感光体1上の静電潜像に静電的に引き寄せら
れ、その部分に付着する。すなわち、感光体の帯電極性
と同じ第1の極性に帯電されたトナーがレーザ光の照射
された感光体表面部分Aに付着し、その静電潜像がトナ
ー像として可視像化されるのである。このように、本例
の画像形成装置においては反転現像方式(ネガ・ポジ現
像方式)が採用されている。
【0018】以上のように、図1に示した現像装置4
は、現像ローラ5より成る現像剤担持搬送部材に担持さ
れ、かつ第1の極性に帯電したトナーによって、感光体
1より成る像担持体に形成された静電潜像をトナー像と
して可視像化するものである。
【0019】感光体1の下位には転写ローラ7が配設さ
れている。この転写ローラ7は、図1には示していない
転写ローラ用モータ(図17)によって、その表面が感
光体1との対向部で感光体表面の移動方向と同方向に移
動する向きに回転駆動され、この転写ローラ7と、これ
が対向する感光体1との間の転写部8に向けて、転写紙
16より成る記録媒体が矢印方向Pに送られる。転写ロ
ーラ7が転写部8に送られた転写紙16より成る記録媒
体を介して感光体1より成る像担持体の表面に当接し、
このとき、転写ローラ7には、第1の極性と逆の第2の
極性(本例ではプラス)の電圧、例えば+950Vの電
圧が電源E3により印加され、これによって感光体1上
のトナー像を形成する第1の極性、すなわちマイナス極
性のトナーTが転写紙16の側に静電的に引き寄せら
れ、該転写紙16に付着する。このようにして、感光体
1より成る像担持体上のトナー像が、第2の極性の電圧
を印加された転写ローラ7により転写紙16より成る記
録媒体に転写されるのである。
【0020】トナー像を転写された転写紙16は、図示
していない分離装置によって感光体1から分離され、同
じく図示していない定着装置に送られ、ここで転写紙1
6上のトナー像が定着される。このようにして、転写紙
16はコピー紙として画像形成装置本体外に排出され
る。
【0021】上述のように、本例の画像形成装置は、回
転駆動される感光体1より成る像担持体と、この像担持
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜
像をトナー像として可視像化する現像装置4と、像担持
体上のトナー像を転写紙16より成る記録媒体に転写す
る転写ローラ7とを有していると共に、次に説明するク
リーニングローラ12より成るクリーニング部材、及び
前述の除電ランプ13より成る除電装置を具備してい
る。帯電装置、潜像形成手段による像担持体への露光部
3、現像装置4、転写ローラ、クリーニング部材及び除
電装置が、この順に像担持体の回転方向に沿って配置さ
れている。
【0022】感光体1上のトナー像は転写部8で転写紙
16に転写されるが、そのトナー像転写後に、感光体1
の表面には、転写紙16に転写されずに感光体1上に残
留したトナーが付着している。かかる転写残トナーT1
がクリーニング部14に至ると、クリーニング部材の一
例であるクリーニングローラ12の表面に一時的に回収
される。
【0023】クリーニングローラ12は、例えば、剛体
より成る導電性の芯部材12aと、その芯部材12aの
表面に固設された中抵抗の弾性体12bとを有してい
て、図示した例では芯部材12aが丸軸状の導電性金属
より成り、弾性体12bは、その芯部材12aと同心の
円筒状に形成された発泡体より成る。かかるクリーニン
グローラ12は図1に示したケーシング17に収容さ
れ、かつ芯部材12aの各端部が、ケーシング17の前
後の側壁にそれぞれ回転可能に支持されている。かかる
クリーニングローラ12は、現像ローラ5、帯電ローラ
2、及び転写ローラ7と共に、感光体1に対して実質的
に平行に位置している。
【0024】ここで、図1において、現像部6から転写
部8に向かうトナー像のトナーTは、そのほとんどのも
のが、現像時の帯電極性、すなわち第1の極性(本例で
はマイナス極性)のトナーとなっている。これに対し、
転写ローラ7にはトナー像の転写時に、現像時のトナー
帯電極性と反対の第2の極性、本例ではプラス極性の電
圧が印加されるため、そのトナー像転写後において感光
体1上に残留付着するトナー、すなわち転写残トナーT
1は、マイナス極性のものにプラス極性のものが混在し
たトナーとなる。転写残トナーは、プラスとマイナスの
両方の極性のトナーが混在した状態で、クリーニングロ
ーラ12と感光体1との圧接部、すなわちクリーニング
部14に移送されるのである。
【0025】クリーニングローラ12は、感光体1上の
転写残トナーT1を回収するとき、図1には示していな
いクリーニングローラ用モータ(図17)によって、適
宜な方向に回転駆動され、本例では図1における時計方
向(矢印a方向)に回転する。すなわち、クリーニング
ローラ12は、その表面が、感光体1との対向部におい
て、感光体表面の移動方向と逆方向(カウンタ方向)に
移動する向きに回転駆動されるようになっていて、感光
体1の表面に摺擦しながら回転する。クリーニングロー
ラ12は、その弾性体12bが、感光体1によって弾性
変形させられるように、感光体1と圧接し、図2に示し
たように、この圧接部にはニップ領域Nが形成される。
このニップ領域Nがクリーニング領域となる。なお、ニ
ップ領域Nの感光体周方向における幅は、例えば1mm前
後となるが、図1及び図2ではかかるニップ領域Nの幅
を誇張して示してある。
【0026】かかるニップ領域Nで、プラスとマイナス
の両極性の転写残トナーT1は、クリーニングローラ1
2と感光体1の表面に接触しながら現像時のトナーと同
じ第1の極性のトナーに揃うように摩擦帯電される。
【0027】図1に戻って、転写紙16へのトナー像転
写後の感光体1上の転写残トナーT1は、感光体1に対
して圧接しながら回転するクリーニングローラ12に回
収されるが、その回収時にクリーニングローラ12の芯
部材12aには、当該ローラ12と感光体1との間で摩
擦帯電されたトナーの帯電極性と逆の第2の極性、本例
ではプラス極性の電圧、例えば+200Vの電圧が電圧
電源E5により印加される。従って、転写部8を通過し
て感光体1とクリーニングローラ12の間で摩擦帯電さ
れた転写残トナーT1は、プラス極性の電圧が印加され
たクリーニングローラ12の表面に静電的に引き寄せら
れて、該ローラ12の表面に付着し、このローラに一時
的に回収される。
【0028】転写ローラ7を通過した感光体1の表面の
電位は、第2の極性の電圧を印加された転写ローラ7の
影響により、例えばゼロないしは−50V程度となって
いるが、第2の極性の+200Vの電圧が印加されてい
るクリーニングローラ12と、転写残トナーT1が付着
している感光体表面との間の電位差によって、第1の極
性のマイナス極性の転写残トナーT1が、クリーニング
ローラ12の表面に静電的に引き寄せられるのである。
これにより、感光体1の表面はクリーニング状態にされ
る。
【0029】このように、クリーニングローラ12に
は、感光体1との間で、感光体上の転写残トナーT
1が、クリーニングローラ12の表面に静電的に吸引さ
れ得る電界が形成されるように、現像時におけるトナー
の帯電極性と反対極性である第2の極性の電圧が印加さ
れる。クリーニングローラ12より成るクリーニング部
材は、第2の極性の電圧を印加されつつ、トナー像転写
後に、感光体1より成る像担持体の表面に付着する転写
残トナーT1を、像担持体との間で第1の極性に揃うよ
うに摩擦帯電させて、その転写残トナーを静電的に回収
する。
【0030】上述のようにしてクリーニングローラ12
の表面に回収されたトナーに関して、図では符号T2
付して示してある。図3乃至図10は、感光体1上の転
写残トナーT1をクリーニングローラ12に回収し、次
いで後述するようにその回収トナーT2を感光体1の表
面に再付着させ、これを現像装置4に回収する動作の一
例を示す説明図であり、これらの図のうち図3は、感光
体1上のトナー像が、矢印P方向に搬送される転写紙1
6に転写され、その転写残トナーT1がクリーニングロ
ーラ12の表面に回収されているときの様子を示す概略
図である。
【0031】なお、図面では、感光体1上又はクリーニ
ングローラ12上のトナーを模式的に拡大して示してあ
り、また、図3乃至図15において、帯電ローラ2、現
像ローラ5、転写ローラ7及びクリーニングローラ12
に付した符号+,−は、これらに印加される電圧のプラ
スとマイナスの極性をそれぞれ示している。同様に図1
及び図2において、トナーに対して付した+,−の符号
はそのトナーの帯電極性を示している(図12乃至図1
5においても同じ)。
【0032】クリーニングローラ12によってクリーニ
ングされた感光体1の表面部分は、図3に示すように除
電ランプ13によって除電作用を受け、その表面電位が
基準値まで下げられる。除電ランプ13は画像形成動作
中、点灯し続けている。除電作用を受けた感光体表面
は、引き続き帯電ローラ2によって第1の極性に帯電さ
れ、前述した画像形成動作が続けられる。
【0033】このようにして、感光体1が例えば、数回
転する間に1枚分のトナー像が感光体1上に形成され、
これが転写紙16に連続的に転写されるのであるが、か
かるトナー像が形成される感光体1上の周方向領域が画
像形成領域である。図3には、この画像形成領域に符号
X1を付し、またその感光体回転方向先端に符号Y1を
付してある。同様に、図4には、この画像形成領域X1
の感光体回転方向後端に符号Z1を付してある。
【0034】クリーニングローラ12より成るクリーニ
ング部材は、トナー像転写後の感光体1より成る像担持
体上の転写残トナーT1を、像担持体との間で第1の極
性、本例ではマイナス極性に揃うように摩擦帯電させ、
かつ、その転写残トナーを静電的に一時的に回収して感
光体1の表面を清掃するが、次いで、第1の極性の電圧
を印加されて、その回収したトナーT2を、像担持体上
の静電潜像の形成に影響のない表面部分に静電的に再付
着させる。
【0035】すなわち、図3に示した時点よりも少し前
の時点において、画像形成領域X1の先端Y1がクリー
ニングローラ12に達したときに、クリーニングローラ
12への転写残トナーT1の回収動作が開始され、また
図示した例では、画像形成領域X1の後端Z1が、図7
に示すようにクリーニングローラ12に達するまで、転
写残トナーの回収動作が続けられる。
【0036】図4に示すように、画像形成領域X1の感
光体回転方向後端Z1が帯電ローラ2を通過すると、こ
のとき、その帯電ローラ2は感光体1の表面から離れる
ようになっている(図5参照)。同時に、図1に示した
スイッチS10が切り換わって、帯電ローラ2への電圧の
印加がオフされる。
【0037】画像形成領域後端Z1が図5に示すように
現像装置4の現像ローラ5を通過すると、図1に示した
スイッチS1が切り換えられ、現像ローラ5は電圧電源
2の方に接続され、その現像ローラ5には、トナーが
感光体1に付着しないように、トナーの帯電極性と反対
の第2の極性の電圧、例えば+500Vの電圧が印加さ
れる。
【0038】引き続き、図6に示すように画像形成領域
後端Z1が転写部8を通過すると同時に転写紙16の後
端が転写部8を通過するが、このとき転写ローラ7への
電圧印加が停止される。すなわち、図1において、転写
紙16へのトナー像の転写時には、スイッチS4が開放
され、かつ、スイッチS2,S3が共に閉成されて、転写
ローラ7に対し、電源E3により第2の極性の電圧が印
加されていたのであるが、画像形成領域後端Z1が転写
部8を通過すると、スイッチS2が鎖線で示すように開
放され、転写ローラ7への電圧の印加が停止されるので
ある。
【0039】図7は、前述のように、クリーニングロー
ラ12への転写残トナーの回収を終了した状態を示す
が、この図に示した画像形成領域後端Z1が図7に示し
たようにクリーニングローラ12を通過した時、クリー
ニングローラ12には第1の極性の電圧が印加される。
すなわち、図1に示したスイッチS5が切り換えられ、
クリーニングローラ12は電圧電源E6の方に接続さ
れ、そのクリーニングローラ12の導電性の芯部材12
aには、感光体1とクリーニングローラ12との間で摩
擦帯電されたトナーの帯電極性と同じ第1の極性の、例
えば−3000Vの電圧が印加される。
【0040】このようにしてクリーニングローラ12
と、画像形成領域後端Zよりも感光体1の回転方向後方
側の感光体表面の非画像形成領域W(図7)との間に、
クリーニングローラ12上のトナーT2が感光体1の方
に放出される方向の電界が形成されるのである。
【0041】かかる電界によって、図8に示すように、
クリーニングローラ12上に一時的に回収されたトナー
2は、感光体1上の非画像形成領域Wに再付着して戻
される。このときもクリーニングローラ12は適宜な方
向に回転し、図示した例では図における反時計方向(図
8において矢印b方向)に回転駆動される。このとき、
クリーニングローラ12を感光体1の回転に従動回転さ
せるなどして、クリーニングローラ12の回転速度を転
写残トナーの回収時よりも速くし、短時間で回収トナー
2を感光体1に再付着させることが望ましい。
【0042】感光体1上に再付着したトナーT3は、図
9に示すように、引き続く感光体1の回転によって、除
電ランプ13及び感光体1から離れた帯電ローラ2の下
を通過し、図10に示す如く現像装置4に至る。このと
き、その現像ローラ5には、前述のように、現像時のト
ナーの帯電極性と反対の第2の極性(プラス)の電圧が
印加されているので、感光体1上に再付着した第1の極
性のマイナストナーT3は、その現像ローラ5の側に静
電的に回収され、現像装置内の現像剤中に戻される。
【0043】このようにして、感光体1より成る像担持
体の表面に再付着させたトナーを、現像装置4の現像ロ
ーラ5より成る現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収
する。その回収トナーは現像装置4において再利用され
る。かかる構成により、廃棄トナーをなくすことがで
き、しかもクリーニングローラ12で回収したトナーを
現像装置4へ戻すトナー搬送パイプなどを設ける必要も
ない。
【0044】画像形成動作が引き続き行われるときは、
図9及び図10に示した次の画像形成領域X2が連続し
て除電ランプ13による除電作用を受け、その感光体回
転方向先端Y2が帯電ローラ2のところに移動したと
き、帯電ローラ2が感光体1の表面に当接し、次の画像
形成領域X2を第1の極性(マイナス極性)に帯電し、
次いで前述したところと全く同様にして、次の画像形成
領域X2に静電潜像が形成され、これが図11に示すよ
うに現像装置4においてトナー像として可視像化され
る。このとき、現像ローラ5には既に第1の極性(マイ
ナス)の電圧が印加されており、その画像形成領域先端
Y2が転写部8に至ったとき、転写ローラ7には第2の
極性(プラス)の電圧が印加され、次の転写紙16の先
端が転写部8に達し、次の画像形成領域X2に形成され
たトナー像がその転写紙16に転写される。このときの
転写残トナーは、先に説明した通り、クリーニングロー
ラ12に静電的に一時的に回収され、前述した動作が繰
返される。
【0045】帯電装置として感光体1から離間したコロ
ナ放電器を用いた場合、再付着トナーT3がこの放電器
を通るとき、このトナーT3を担持した感光体表面を、
例えば−850Vのトナー帯電極性と同極性に帯電する
ように構成することもでき、この場合には、再付着トナ
ーT3を現像ローラ5に回収するとき、このローラ5へ
の印加電圧を、第1の極性、例えば現像時のままの−6
00Vにし、或いはその現像ローラ5に電圧を全く印加
しなくとも、そのトナーT3を現像ローラ5に静電的に
回収することができる。コロナ放電器より成る帯電装置
を用いた場合には、感光体1に対する帯電装置の接離動
作も不要となる。
【0046】前述のようにクリーニングローラ12に回
収されたトナーT2は、感光体1上の非画像形成領域W
に再付着するので、その再付着トナーT3によって、上
述した画像形成動作時の静電潜像はもとより、次に形成
される静電潜像にも影響が与えられることはない。
【0047】以上が、本例の画像形成方法と、これを実
施した画像形成装置の基本構成とその作用である。
【0048】ここで、図1において、画像形成動作を続
けるうちに、転写ローラ7の周面には、プラスとマイナ
スの両極性のトナーが少しずつ付着してゆき、これを放
置したとすれば、そのトナーが転写紙16に付着して裏
汚れとなる。特に、小幅サイズの転写紙通紙後に大幅サ
イズの転写紙を通紙すると、この転写紙にトナーが付着
し易くなる。
【0049】例えば、図16において、転写紙16S
を、この幅方向中心が感光体1の軸方向中心に合致する
ように、感光体1と転写ローラ7との間で通紙させるも
のとして、この通紙後に、転写紙16Sよりも幅が広い
転写紙16Lを通紙させると、転写紙16Sを通紙する
までの間で、転写ローラ上に付着しているトナー、すな
わち転写ローラ7上のF領域(転写紙16Sの両側の領
域)のトナーが転写紙16Lに付着し、裏汚れになり易
くなる。特に、転写ローラ7にはトナー像転写時に、第
2の極性であるプラス極性の電圧が印加されるので、感
光体1上の第1の極性であるマイナス極性の地汚れトナ
ーが転写ローラ7に付着し易くなる。
【0050】そこで、例えば、複数回の画像形成動作を
行ったあと、図1に示した転写ローラ7にプラス極性の
電圧を印加し、次いでマイナス極性の電圧をそれぞれ印
加して、最初に転写ローラ7上のプラストナーを感光体
1に静電的に付着させ、次いでマイナストナーを感光体
に静電的に付着させ、前者のプラストナーをクリーニン
グローラ12に静電的に回収し、次いで、マイナストナ
ーをクリーニングローラに静電的に回収してから、クリ
ーニングローラ上の回収トナーと共に、全てのトナーを
感光体1に戻す方法が考えられる。
【0051】ところが、このようにすると、先ずプラス
トナーをクリーニングローラ12で回収し、次いでマイ
ナストナーを回収したあと、クリーニングローラ12に
既に回収されている転写残トナーと、転写ローラ経由で
クリーニングローラに回収したトナーとを、感光体に再
付着させることになるので、その全体に要する時間が長
くなり、感光体上に長い非画像形成領域を確保しなけれ
ばならず、転写紙と転写紙の間の距離(紙間距離)が大
きくなり、画像形成スピードが低下する。
【0052】そこで、本例では、転写ローラ7に付着し
たプラストナーとマイナストナーとを次のようにして感
光体1に静電的に付着させることにより、転写ローラ7
の表面を清掃するように構成している。
【0053】先ず、本例では、この清掃を画像形成動作
を所定回数n行う度毎に行うようにしている。例えば、
10回の画像形成動作を終了する度毎に、かかる清掃を
行うのである。画像形成動作を複数回、例えばn(自然
数)回にわたり連続して行うものとして、図3に示した
画像形成領域X1は、1番目の画像形成領域、すなわち
第1画像形成領域であり、図9に示した画像形成領域X
2は、2番目の画像形成領域、すなわち第2画像形成領
域であり、図12に示した画像形成領域Xnはn番目の
画像形成領域である。
【0054】ここで、図12において、n番目の画像形
成領域Xnの後端Znが転写部8を通過し、転写紙16
の後端が、転写ローラ7の部位、すなわち転写部8を通
過したとき、該転写ローラ7に第2の極性の電圧を印加
する。本例では、図1に示した電源E3によってプラス
極性の電圧を転写ローラ7に印加し続ける。このとき、
トナー像転写動作時と同様に、スイッチS2,S3は共に
閉成され、スイッチS4は開放されている。
【0055】上述のように、転写ローラ7に付着したト
ナーを像担持体の表面に付着させて当該ローラ7の表面
を清掃するとき、転写紙16の後端が転写ローラ7を通
過した後、転写ローラ7を感光体1に当接させたまま、
その転写ローラ7に第2の極性の電圧、本例ではプラス
極性の電圧を印加するのである。これによって、図12
に示すように、転写ローラ7に付着していたトナーのう
ち、第2の極性、すなわちプラス極性のトナーTpは、
同じ極性の電圧が印加されている転写ローラ7から反発
し、ほぼゼロVの表面電位の感光体1の表面に静電的に
移行して該表面に付着する。転写ローラ7からプラスト
ナーTpが感光体1に向けて放出されるのである。
【0056】このとき、図12に示した転写紙16の後
端が転写部8を通過したあと、転写ローラ7を、その表
面が感光体との当接部において感光体表面の移動方向と
同じ向きに移動する方向(図における矢印方向)に少な
くとも1回転させることによって、転写ローラ7上にあ
るプラストナーTpを感光体1に全て移行させることが
できる。このようにして、転写ローラ7上の第2の極性
のプラストナーTpは、画像形成領域Xnの後端Znか
ら、その上流側のS位置までの感光体周面領域に付着す
る。
【0057】次いで、S位置が転写部8を通過した直後
に、転写ローラ7を感光体1に当接させたまま、その転
写ローラ7に第1の極性の電圧を印加する。例えば、図
1に示すスイッチS3を開放すると共にスイッチS4を閉
成し、転写ローラ7を電源E4に接続して、この電源E4
により、該ローラ7に対しマイナス極性の電圧を印加
し、この状態で転写ローラ7を少なくとも1回転させ
る。すると、転写ローラ7上に付着している残りのトナ
ー、すなわち第1の極性のマイナス極性のトナーTm
が、これと同じ極性の電圧を印加された転写ローラ7か
ら静電的に反発し、図13に示すように、ほぼゼロVの
表面電位の感光体1の表面に静電的に移行して該表面に
付着する。転写ローラ7表面に付着した第1の極性のト
ナーTmを、像担持体表面に静電的に付着させるのであ
る。かかるマイナストナーTmは、プラストナーTpの感
光体への付着を終了するS位置から、E位置までの感光
体周面領域に付着する。
【0058】一方、転写ローラ7から感光体表面に移行
した第2の極性のトナー、すなわち図12に示したプラ
ストナーTpが、クリーニングローラ12の部位、すな
わちクリーニング部14に至ったとき、そのトナーTp
は第1の極性に揃うように、クリーニングローラ12と
感光体1との間で摩擦帯電される。クリーニングローラ
12には、転写残トナーT1の回収時と同じ第2の極性
のプラス極性の電圧が電源E5(図1)により印加さ
れ、クリーニング部14でプラス極性からマイナス極性
に反転したトナーを、既に転写残トナーT2が保持され
ているクリーニングローラ12の側に静電的に回収す
る。このとき、クリーニングローラ12に対し、電源E
5(図1)により、転写残トナーの回収時と同じ電圧、
例えば+200Vの電圧を印加し続けることによって、
当該トナーをクリーニングローラの側に静電的に回収で
きる。
【0059】このように、転写ローラから像担持体表面
に移行した第2の極性のトナーがクリーニング部材に至
ったとき、そのトナーを、第1の極性に揃うようにクリ
ーニング部材と像担持体の間で摩擦帯電させると共に、
そのトナーを、第2の極性の電圧の印加されたクリーニ
ング部材に静電的に回収するのである。
【0060】感光体1が図12に示した位置から、引き
続いて回転し、図13に示す位置を経て、感光体上のS
位置が図14に示す位置に達すると、プラストナーTp
のマイナストナーへの反転と、該トナーのクリーニング
ローラ12への回収を終了する。そして、この時点で、
転写ローラ7から、感光体1より成る像担持体の表面に
移行した第1の極性のトナー、本例ではマイナストナー
Tmがクリーニングローラ12より成るクリーニング部
材の部位に至るのであるが、このとき、クリーニング部
材には第1の極性の電圧、本例ではマイナス極性の電圧
が印加される。図1に示すスイッチS5が切り換わっ
て、クリーニングローラ12は電源E6の方に接続さ
れ、該ローラ12にはマイナス極性の電圧が印加される
のである。
【0061】ここで、図13に示したクリーニングロー
ラ12上のトナーT2は、本来の転写残トナーの他に、
転写ローラ7から感光体1に向けて放出されたトナーで
あって、プラス極性からマイナス極性に反転したトナー
も含まれており、図13以降の各図において、符号T2
で示すトナーは、本来の転写残トナーに、かかる反転ト
ナーも含むものである。かかるトナーを以後、「合併ト
ナー」という。これに対し、図12に示すトナーT2
転写残トナーのみのものである。
【0062】図14に示すように、マイナストナーTm
の付着領域の、感光体回転方向先端Sがクリーニングロ
ーラ12に達すると、前述のように、クリーニングロー
ラ12には、第1の極性のマイナスの電圧、例えば回収
トナーの再付着時と同じ−3000Vの電圧が電源E6
(図1)により印加されるのであるが、これと同時に、
クリーニングローラ12は、例えば今までとは逆方向
(図における反時計方向)に回転を始める。例えば、ク
リーニングローラ12を、感光体1の回転に従動させて
回転させる。この回転時に、クリーニングローラ12上
の合併トナーT2は、感光体1に静電的に移行して該感
光体に付着する。
【0063】一方、クリーニングローラ12には第1の
極性のマイナスの電圧が印加されているので、感光体1
上のマイナストナーTmは、クリーニングローラ12と
の間の静電的な反発作用でクリーニングローラ12には
回収されず、そのままクリーニング部14(図1)を通
過する。なお、転写ローラ7から感光体1へのマイナス
トナーTmの放出を終了すると、転写ローラ7の清掃が
終了し、この時点で、例えば、図1のスイッチS2が開
放され、転写ローラ7への電圧印加がオフされる(図1
5)。
【0064】このように、クリーニング部材に第1の極
性の電圧を印加することにより、先に転写ローラから像
担持体を介してクリーニング部材に回収されたトナーT
pを、像担持体に再付着させると共に、転写ローラから
像担持体表面に移行した第1の極性のトナーTmを、ク
リーニング部材の部位で、そのまま通過させるのであ
る。
【0065】図15に示した再付着トナーT3は、クリ
ーニングローラ12から感光体1の側に静電的に移行し
た第1の極性の合併トナーと、クリーニングローラを通
過した第1の極性のトナーTmとが合わさったものであ
り、これらのトナーT3が感光体1に担持されつつ、感
光体1から離れた帯電ローラ2の下を通って、感光体1
の回転方向に運ばれる。このようにして感光体1上を運
ばれる再付着トナーT3が現像装置4の現像剤担持搬送
部材5に達したとき、図1に示したスイッチS1が切り
換わっており、現像ローラ5が電源E2の方に接続され
ているので、現像ローラ5には、その電源E2により、
第2の極性の電圧、本例ではプラス極性の電圧が印加さ
れている。かかる印加によって、感光体上の再付着トナ
ーT3、すなわち全て第1の極性のマイナス極性になっ
ているトナーは、現像ローラ5の側に静電的に回収され
る。このように、像担持体上のトナーを現像装置4の現
像ローラ5より成る現像剤担持搬送部材の側に静電的に
回収するが、このとき、本例では現像剤担持搬送部材に
第2の極性の電圧、すなわちプラス極性の電圧が印加さ
れる。
【0066】以上のようにして、n回の画像形成動作を
行う度毎に転写ローラ7が清掃されるのであるが、その
あと引き続き次の画像形成動作を行うことができる。図
15には、その次の静電潜像が形成されるべき画像形成
領域に、Xn+1の符号を付して示してある。
【0067】ここで、先にも説明したように、図13に
示したマイナストナーTmを、仮にクリーニング部14
のところで通過させずにクリーニングローラ12に回収
し、それからクリーニングローラ12に既に回収されて
いる合併トナーと、その回収したトナーTmとを、感光
体に再付着させる方法を採用すると、その全体に要する
時間が長くなり、感光体上に長い非画像形成領域を確保
しなければならず、転写紙と転写紙の間の距離が長くな
り、画像形成スピードが遅くなる。
【0068】これに対し、本例の構成では、転写ローラ
7から放出された第1の極性のトナー、本例ではマイナ
ストナーTmについては、クリーニングローラ12に回
収せず、そのままクリーニングローラの部位を通過させ
てしまう。かかる第1の極性のマイナストナーTmは、
元々、感光体に戻すものであるから、これをクリーニン
グローラに回収せずに、マイナストナーTmがクリーニ
ングローラに来たときに、このマイナストナーTmを、
クリーニングローラに回収した合併トナーと、感光体1
上であわせてしまい、これらを現像装置の現像ローラ5
の側に回収するのである。このようにすることにより、
短時間で両トナーTp,Tmを現像装置へ運ぶことがで
き、非画像形成領域、従って紙間距離を狭めることがで
きる。
【0069】図1において、両電源E3,E4は、転写ロ
ーラ7に付着したトナーを、感光体1より成る像担持体
の表面に付着させて転写ローラの表面を清掃するとき、
該転写ローラに付着した第2の極性のトナーを像担持体
表面に静電的に付着させるべく、当該転写ローラに第2
の極性電圧を印加し、次いで、転写ローラ7の表面に付
着した第1の極性のトナーを像担持体の表面に静電的に
付着させるべく、当該転写ローラ7に第1の極性の電圧
を印加する電圧印加手段の一構成例をなすものである。
【0070】また、図1に示した両電源E5,E6は、転
写ローラから像担持体の表面に移行した第2の極性のト
ナーが、クリーニングローラ12より成るクリーニング
部材に至ったとき、第1の極性に揃うようにクリーニン
グ部材と像担持体との間で摩擦帯電された当該トナー
を、クリーニング部材に静電的に回収すべく、該クリー
ニング部材に第2の極性の電圧を印加し、転写ローラか
ら像担持体の表面に移行した第1の極性のトナーがクリ
ーニング部材に至ったとき、先に転写ローラ7から、感
光体1より成る像担持体を介して、クリーニング部材に
回収されたトナーを像担持体表面に静電的に再付着さ
せ、かつ、転写ローラから像担持体に移行した第1の極
性のトナーが、そのまま、クリーニング部材を通過する
ように、当該クリーニング部材に第1の極性の電圧を印
加する電圧印加手段の一構成例をなすものである。
【0071】また、図1に示した電源E2は、感光体1
より成る像担持体の表面に、静電的に再付着させたトナ
ー及びクリーニングローラ12より成るクリーニング部
材を通過させたトナーを、現像装置4の、現像ローラ5
より成る現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収すると
き、現像剤担持搬送部材に第2の極性の電圧を印加する
電圧印加手段の一構成例をなすものである。
【0072】ここで、図17は、画像形成制御装置の一
例を示すブロック図であり、CPUを含む制御部23か
らの指令により、メカトロドライバ24を介して、転写
ローラ7やクリーニングローラ12などを駆動するモー
タの回転駆動制御が行われ、或いはそれらのローラに対
して印加する電圧の電源の切り換え制御が行われる。
【0073】図17における「その他」は図1に示した
クリーニングローラ12及び転写ローラ7以外の各要素
用のモータや、これに電圧を印加する電源を示してお
り、これらの要素もメカトロドライバ24を介して駆動
される。すなわち、図1に示した感光体1、帯電ローラ
2、現像ローラ5等の回転駆動制御が行われると共に、
これらのローラ2,5及び照明ランプ13などに電圧が
供給される。なお、画像形成動作がn回(例えば、10
回)行われたとき、前述した転写ローラの清掃動作を行
うものとして、画像形成動作回数が設定回数nになった
ことが、図17に示した制御部23のカウンタにより検
知されると、この制御部23からの指令により、メカト
ロドライバ24を介して、各要素が前述のように制御さ
れ、前述の各電圧印加手段を構成する各電源や転写ロー
ラが、前述したような清掃動作を行うように制御され
る。
【0074】転写ローラ7の清掃動作を、上述した例の
ように画像形成動作の間に行うほか、例えば画像形成装
置の電源オン時における立上り時間や、画像形成動作終
了後の時間を利用して行うこともでき、この場合もその
ローラの清掃作業を短時間で行うことができ、画像形成
スピードの低下を防止できる。
【0075】本発明は、クリーニング部材としてローラ
状のものの他、無端ベルト状のものなどを用いる画像形
成方法並びにかかる方法を実施する画像形成装置、或い
は、像担持体としてドラム状のものの他に、無端ベルト
状のものを用いる画像形成方法並びにかかる方法を実施
する画像形成装置にも適用でき、また、記録媒体として
中間転写体を用い、像担持体から、この中間転写体にト
ナー像を転写し、次いでこれを転写材に転写する形式の
画像形成方法並びにかかる方法を実施する画像形成装置
にも適用できる。さらに本発明は、帯電装置によって像
担持体を帯電した後、その表面への像露光時に光の照射
されない部分によって静電潜像を形成し、その潜像電位
の極性と反対の極性に帯電されたトナーを当該静電潜像
に付着させて現像を行う所謂、ポジ・ポジ現像方式の画
像形成方法並びにかかる方法を実施する画像形成装置に
も適用できる。
【0076】
【発明の効果】請求項1又は2に記載の構成によれば、
転写ローラによって像担持体上のトナー像を記録媒体に
転写した後、像担持体表面に残留するトナーをクリーニ
ング部材に静電的に回収し、その回収トナーを像担持体
に静電的に再付着させ、さらにその再付着トナーを現像
装置の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収する画像
形成方法ないしはその装置において、転写ローラ上に付
着したトナーを清掃し、そのトナーを現像装置に回収で
きると共に、その清掃ならびに回収を、画像形成スピー
ドの低下を招くことなく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の部分断面
説明図であって、感光体とクリーニングローラ上のトナ
ーを模式化して大きく示した図である。
【図2】感光体とクリーニングローラとの各一部を拡大
して示した図であって、感光体とクリーニングローラと
の間で転写残トナーが摩擦帯電されることを説明する図
である。
【図3】帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ及びクリ
ーニングローラと、感光体との相対位置関係を示し、感
光体上の転写残トナーをクリーニングローラに回収して
いるときの様子を説明する説明図である。
【図4】画像形成領域後端が帯電ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す説明図である。
【図5】画像形成領域後端が現像ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す説明図である。
【図6】画像形成領域後端が転写ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す説明図である。
【図7】画像形成領域後端がクリーニングローラに対向
する部位に至ったときの様子を示す説明図である。
【図8】クリーニングローラ上の回収トナーを感光体上
に再付着させる様子を示す説明図である。
【図9】感光体上の再付着トナーが現像装置へ向けて搬
送される様子を示す説明図である。
【図10】感光体上の再付着トナーが現像装置に回収さ
れる様子を示す説明図である。
【図11】次の画像形成領域先端が転写ローラに対向す
る部位に至ったときの様子を示す説明図である。
【図12】転写ローラ上のプラストナーが感光体に静電
的に移行している様子を示す説明図である。
【図13】転写ローラ上のマイナストナーが感光体に静
電的に移行している様子を示す説明図である。
【図14】転写ローラから感光体に移行したトナーがク
リーニング部を通過する直前の様子を示す説明図であ
る。
【図15】転写ローラから感光体に移行したトナーがク
リーニング部を通過し終える寸前の様子を示す説明図で
ある。
【図16】転写ローラを清掃しない場合に生じる転写紙
の裏汚れを明らかにするため、感光体と、転写ローラ
と、大小サイズの転写紙との各位置関係を示す図であ
る。
【図17】画像形成制御装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
4 現像装置 7 転写ローラ T1 トナー T2 トナー T3 トナー Tp トナー Tm トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 尚之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される像担持体に潜像形成手段
    によって静電潜像を形成し、その静電潜像を、現像装置
    の現像剤担持搬送部材に担持され、かつ第1の極性に帯
    電したトナーによってトナー像として可視像化し、記録
    媒体を介して像担持体に当接し、かつ第1の極性と逆の
    第2の極性の電圧を印加された転写ローラによって、像
    担持体上のトナー像を記録媒体に転写し、トナー像転写
    後に、像担持体表面に付着する転写残トナーを、第2の
    極性の電圧を印加されたクリーニング部材と像担持体と
    の間で、第1の極性に揃うように摩擦帯電させ、かつ当
    該クリーニング部材に静電的に回収し、次いで、当該ク
    リーニング部材に第1の極性の電圧を印加して、その回
    収したトナーを像担持体上の静電潜像の形成に影響のな
    い表面部分に静電的に再付着させ、その再付着トナーを
    現像装置の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収する
    画像形成方法において、 転写ローラに付着したトナーを像担持体表面に付着させ
    て当該ローラの表面を清掃するとき、該転写ローラに第
    2の極性の電圧を印加して、転写ローラ表面に付着した
    第2の極性のトナーを像担持体表面に静電的に付着さ
    せ、次いで、転写ローラに第1の極性の電圧を印加し
    て、転写ローラ表面に付着した第1の極性のトナーを像
    担持体表面に静電的に付着させ、転写ローラから像担持
    体表面に移行した第2の極性のトナーがクリーニング部
    材に至ったとき、該トナーを、第1の極性に揃うように
    クリーニング部材と像担持体との間で摩擦帯電させると
    共に、当該トナーを、第2の極性の電圧が印加されたク
    リーニング部材に静電的に回収し、転写ローラから像担
    持体表面に移行した第1の極性のトナーがクリーニング
    部材に至ったとき、該クリーニング部材に第1の極性の
    電圧を印加して、先に転写ローラから像担持体を介して
    クリーニング部材に回収されたトナーを、像担持体表面
    に再付着させると共に、転写ローラから像担持体表面に
    移行した第1の極性のトナーを、クリーニング部材の部
    位で、そのまま通過させ、これらの像担持体上のトナー
    を現像装置の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回収す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 回転駆動される像担持体と、該担持体に
    静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を、
    現像剤担持搬送部材に担持され、かつ第1の極性に帯電
    したトナーによってトナー像として可視像化する現像装
    置と、記録媒体を介して像担持体に当接し、かつ第1の
    極性と逆の第2の極性の電圧を印加されつつ、像担持体
    上のトナー像を記録媒体に転写する転写ローラと、第2
    の極性の電圧を印加されつつ、トナー像転写後の像担持
    体表面に付着する転写残トナーを、像担持体との間で第
    1の極性に揃うように摩擦帯電させて、当該転写残トナ
    ーを静電的に回収し、次いで、第1の極性の電圧を印加
    されて、回収したトナーを、像担持体上の静電潜像の形
    成に影響のない表面部分に静電的に再付着させるクリー
    ニング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたト
    ナーを現像装置の現像剤担持搬送部材の側に静電的に回
    収する画像形成装置において、 転写ローラに付着したトナーを像担持体表面に付着させ
    て転写ローラの表面を清掃するとき、該転写ローラに付
    着した第2の極性のトナーを像担持体表面に静電的に付
    着させるべく、当該転写ローラに第2の極性の電圧を印
    加し、次いで、転写ローラ表面に付着した第1の極性の
    トナーを像担持体表面に静電的に付着させるべく、当該
    転写ローラに第1の極性の電圧を印加する電圧印加手段
    と、 転写ローラから像担持体表面に移行した第2の極性のト
    ナーがクリーニング部材に至ったとき、第1の極性に揃
    うようにクリーニング部材と像担持体との間で摩擦帯電
    された当該トナーを、クリーニング部材に静電的に回収
    すべく、該クリーニング部材に第2の極性の電圧を印加
    し、転写ローラから像担持体表面に移行した第1の極性
    のトナーがクリーニング部材に至ったとき、先に転写ロ
    ーラから像担持体を介してクリーニング部材に回収され
    たトナーを像担持体表面に静電的に再付着させ、かつ転
    写ローラから像担持体表面に移行した第1の極性のトナ
    ーが、そのままクリーニング部材を通過するように、当
    該クリーニング部材に第1の極性の電圧を印加する電圧
    印加手段とを有し、 像担持体表面に静電的に再付着させたトナー及びクリー
    ニング部材を通過させたトナーを、現像装置の現像剤担
    持搬送部材の側に静電的に回収することを特徴とする画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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